ドラフト会議後企画、各球団の指名選手詳細と今オフの補強ポイント~東京ヤクルトスワローズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 季節の変わり目で体調を崩してしまいしばらく更新が出来ずにいました。皆さんも体調には十分にお気を付けください。

 

 今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。

 

 

今回は投手陣を補強し王者奪還を狙う東京ヤクルトスワローズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 各選手詳細と指名の意図
  3. 全体の感想
  4. 今後の補強について

 

 

 

 

ドラフト指名一覧

1位 ×武内 夏暉    (国学院大)    投
1位    西舘 昂汰    (専大)    投
2位    松本 健吾    (トヨタ自動車)    投
3位    石原 勇輝    (明大)    投
4位    鈴木 叶     (常葉大菊川高)    捕
5位    伊藤 琉偉    (BC新潟)    内
指名終了        
育成1位    高橋 翔聖    (鴬歌工商高)    投
育成2位    高野 颯太    (三刀屋高)    内
指名終了    

 

1位:西舘 昂汰    (専大)    投

 初回入札は大卒左腕の武内選手に入れましたが3球団競合の末に逃し、2回目で専修大学の西舘選手を指名しました。身長188cmの高い位置から威力のあるストレートを投げ込む本格派右腕で馬力のある素材型の選手です。ただ、コントロールもある程度まとまっていて即戦力としても期待できる投手ですね。1年目から先発ローテに入って来てもおかしくない選手です。

 

2位:松本 健吾    (トヨタ自動車)    投

 2位は社会人投手No1評価だった松本選手です。昨年秋の投球はドラフト1位級の投球を見せていました。変化球も豊富ですしコントロールもいい完成度の高い投手で1年目から先発ローテに入っていける投手だと思います。ストレートのキレが良い時の状態に戻ればプロでも十分通用するはずです。

 

3位:石原 勇輝    (明大)    投

 3位は明治大学の石原選手です。ストレート、変化球ともにキレがありゾーン内で勝負できる投手です。左投手ということで補強ポイントともマッチしていますね。大学時代からリリーフでの起用が多くプロでも同じくリリーフ起用が予想されます。

 

4位:鈴木 叶     (常葉大菊川高)    捕

 4位は結果的に高卒捕手の中で最も早く指名となった鈴木選手です。打撃のいい打撃型の捕手ですが、肩の強さやスローイングの良さにも定評があります。総合力の高い捕手となり内山選手、古賀選手とともに鉄壁の捕手陣を形成してほしいです。

 

5位:伊藤 琉偉    (BC新潟)    内

 5位は来季から新たに二軍のウエスタンリーグに参入するBCリーグ新潟から主力の伊藤選手を指名しました。21歳とまだ若く守備の良さが評価されているショートです。今シーズンは若手有望株の長岡選手が不調で苦しんでいましたが、代わりとなる選手を出すことが出来ないチーム事情だっただけに伊藤選手には長岡選手とレギュラーポジションを争ってほしいです。

 

 

育成選手 

 育成は高卒選手から投手、サードを1人ずつ指名しました。特に育成1位の高橋選手は台湾の高校からということで変わり種ですね。育成選手の多い球団ではないですが、数少ないながらも二軍で好成績を残す育成選手が多いのでこの2選手もひそかに楽しみです。

 

 

指名全体の感想

 1位~3位で即戦力投手を指名し現時点での弱点を補強したと思います。近年の即戦力投手が期待通りに活躍出来ていないところに投手陣の苦しい成績に繋がっていると思うので、この3選手には何とか一軍の戦力になってほしいです。また、4位、5位で捕手、二遊間の若手有望株を補強できバランスのいい指名になったと思います。外野手の指名はありませんでしたが、近年上位で指名しているポジションですし、ここは現有戦力の台頭に期待というところだと思います。

 

 

 

今後の補強

 さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。

 

 

主な退団選手

投手:大下、久保、吉田、嘉手苅、成田、杉山、市川、田口(FA可能性)
野手:荒木、奥村、松本

 今オフに退団となった支配下の選手は引退する荒木選手を含め10名と多く出しましたね。特に将来が期待された市川選手、吉田選手や昨年一軍の戦力となっていた久保選手の退団は個人的には驚きました。二軍で好成績を残していた松本選手もチャンスがあまり回って来なかった印象です。また、今シーズンにFA権を取得した守護神の田口選手ももしかしたら抜ける可能性がありますね。

 退団選手が10人なのに対しドラフトで加入する選手は5人なので単純に5人マイナスになっていますね。退団選手を見る限り中継ぎ投手とユーティリティー的な選手を確保しておきたいです。

 

 

ドラフト前に挙げた補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)、即戦力中継ぎ()、左投手(
二遊間()、外野手()、一三塁手(中)、捕手(小)

 ドラフト前に挙げた補強ポイントでは投手の補強ポイントは総じて埋まっていますね。先発は1位の西舘選手、2位の松本選手以外にもケガから復帰すれば山下選手や奥川選手も戦力になると思います。ただ、中継ぎ投手は多く退団選手を出しましたが現時点での追加は少ないのでここは補強したいです。

 野手は二遊間、捕手はドラフトで補強し二軍で育てる一三塁の選手も育成で指名しているので残りは外野手ですね。青木選手も高齢ですし塩見選手のコンディション面も心配なのでここの補強はしておきたいです。

 

 

FA

 近年はFAでの選手の移籍が少なくなっている印象ですが、昨年も近藤選手、森選手といった大物選手の大型契約もあったので今年も大型契約があると思います。まだ誰がFA権を行使するかわかりませんが、行使する可能性がある選手で考察したいと思います。

 ヤクルトはFAにあまり積極的ではない球団ですが、今年に限っては田口選手がFA権を取得したということで何が何でも引き留めたいですね。田口選手以外に守護神を任せられる選手が思い浮かびません。一部報道では3年総額4億5000万以上の大型契約を提示されているようですがそれだけの評価をされていい選手だと思います。

 

 

外国人

在籍中の外国人選手

赤字:残留濃厚

投手:サイスニード、ピーターズ、ケラ、エスピナル、ロドリゲス
野手:オスナ、サンタナ

 外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。

 現在在籍している選手の中で残留濃厚と思われるのが先発ローテとして欠かせないサイスニード選手とピーターズ選手、主軸として機能しているオスナ選手、サンタナ選手の4人ですね。ケラ選手、エスピナル選手は既に退団していますし、微妙なのがロドリゲス選手ですね。25歳とまだ若い選手ですしシーズン途中の加入ということもあり個人的には残してもいいと思います。

 補強が必要なのは投手ですね。サイスニード選手、ピーターズ選手がどちらも先発でロドリゲス選手も先発での起用が多いということで中継ぎの補強がメインになると思います。枠の余裕はあるので資金に余裕があれば2人ほど獲得してもいいと思います。

 野手は必要ないですね。この2選手が主軸として回っているのは他球団を見渡してのヤクルトくらいですし大きな強みだと思います。ただ、サンタナ選手はケガ多いので保険的に外野手の追加もありそうです、

 

 

トレード

 トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。

 ヤクルトはトレードでの補強もそれなりにある球団ですし、最近ではトレードで加入した山本選手が戦力になっているので積極的に模索してもいいと思います。

 補強するとしたらドラフトで追加のなかった外野手やドラフトだけでは埋めきれない投手だと思います。

 

 

NPB選手の引き抜き

 現状、まだ各球団から退団となる選手が揃っていないのでここの動きは現在よりも加速していくと思いますが、現状の考察をしたいと思います。

 ヤクルトは「再生工場」とも言われるくらい他球団を退団となった選手を戦力にするのが上手いですね。昨年も尾仲選手、三ツ俣選手を獲得しそれぞれ戦力となっています。

 現在、獲得調査の報道が出ているのが楽天を退団となっている西川選手です。外野手はドラフトで埋めれていない補強ポイントですし、実績豊富な西川選手が自由契約となっているのはラッキーですね。二軍では変わらず圧倒的な成績を残していますし、リーグが変わって復活ということもあり得ると思います。

 他にも投手を積極的に補強したいですね。支配下枠にはかなり余裕があるので複数人の獲得もあると思います。具体的にはお得意様であるソフトバンクから椎野選手、高橋選手、古川選手あたりは狙ってもいいと思います。森選手、嘉弥真選手の実績組は争奪戦が予想されます。

 また、奥村選手などユーティリティー枠の選手が多く退団となったので複数ポジションを守れる内野手も補強したいです。阪神を退団となった北条選手、山本選手あたりを狙っても面白いと思います。

 

 

育成からの支配下昇格

 育成選手が少ない球団ではありますが毎年2人前後の支配下昇格があり戦力となっていますよね。今シーズンも丸山翔選手、山野選手が昇格し戦力となっています。

 今オフに即支配下昇格となりそうな選手はいませんが、来季のシーズン途中に支配下昇格となりそうな選手はいます。

 投手では若手有望株の先発左腕である下選手や中継ぎで強烈なインパクトを残しながらケガで育成契約となっていた近藤選手が候補だと思います。特に近藤選手は以前の投球が戻ってくれば一軍の勝ちパに入って来れるポテンシャルを持っていると思います。野手では二軍で好成績を残している外野手の岩田選手が候補です。

 昨年の沼田選手のように他球団から退団となった選手の育成契約もあると思うのでその選手たちの成績にも注目したいです。

 

 

まとめ

 今回のドラフトでは上位で即戦力投手を指名し弱点である投手陣を補強することに成功しました。この選手たちの頑張りが来季のチームの命運を左右すると思います。

 今オフでは支配下枠がかなり空いているので積極的に補強に動いてくると思います。ね。他球団を退団となった有力選手が多いので例年通りそこを狙ってくると思います。

 

 

 

ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら

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ドラフト会議後企画、各球団の指名選手詳細と今オフの補強ポイント~福岡ソフトバンクホークス編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 季節の変わり目で体調を崩してしまいしばらく更新が出来ずにいました。皆さんも体調には十分にお気を付けください。

 

 今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。

 

 

今回は将来性重視から方針の転換!?福岡ソフトバンクホークスです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 各選手詳細と指名の意図
  3. 全体の感想
  4. 今後の補強について

 

 

 

 

ドラフト指名一覧

順位    選手名    所属    守備
1位  ×武内 夏暉     (国学院大)    投
1位    前田 悠伍     (大阪桐蔭高)    投
2位    岩井 俊介     (名城大)    投
3位    広瀬 隆太     (慶大)    内
4位    村田 賢一     (明大)    投
5位    沢柳 亮太郎    (ロキテクノ富山)    投
6位    大山 凌      (東日本国際大)    投
7位    藤田 悠太郎    (福岡大大濠高)    捕
指名終了        
育成1位    大泉 周也     (BC福島)    外
育成2位    宮里 優吾     (東農大)    投
育成3位    佐倉 侠史朗    (九州国際大付高)    内
育成4位    中沢 恒貴     (八戸学院光星高)    内
育成5位    星野 恒太朗    (駒大)    投
育成6位    藤原 大翔     (飯塚高)    投
育成7位    藤田 淳平     (四国IL徳島)    投
育成8位    長水 啓真     (京都国際高)    投
指名終了  

 

1位:前田 悠伍     (大阪桐蔭高)    投

 初回入札は大卒左腕の武内選手に入れましたが3球団競合の末に逃し、2回目で高卒No1投手の前田選手を指名しここも3球団競合となりましたが小久保新監督が引き当てました。ビックリするような球はありませんが、コントロールが高く早くから一軍で戦力となりそうな選手です。試合での修正力やピンチでギアを上げていける技術力、さらに強靭なメンタルも高評価だと思います。U-18日本代表ではエースの投球でチームを優勝に導いており、ソフトバンクでも優勝に導く投球を見せてくれると思います。

 

2位:岩井 俊介     (名城大)    投

 2位は大卒右腕の中でも評価の高い岩井選手です。球威で押していく馬力型の投手ですが、コントロールも良く展開によっては1位で指名されてもおかしくなかった投手です。とにかくボールの強さが評価されていて縦スラ、スプリットと落ちる球で三振を取ることが出来ます適正はリリーフタイプかなと思いますが先発でも十分対応できると思います。チーム事情的には先発をやってほしいですが、もしオスナ選手が退団しバウアー選手を取れるようなら勝ちパに入ってほしいです。

 

3位:広瀬 隆太     (慶大)    内

 3位は大卒スラッガーの廣瀬選手です。セカンドを無難にこなせる大型内野手でパワーは今年のドラフト候補の中でもトップクラスだと思います。打球の角度も完全なアーチストタイプで右打ちということでチームの長打力不足を補ってくれる選手だと思います。守備位置はプロではサード、ファーストがメインになるかもしれませんね。我慢すれば1年目から二桁本塁打を打てる選手だと思います。

 

4位:村田 賢一     (明大)    投

 4位は即戦力性の高い大卒の村田選手です。圧倒的な球はないですが、コントロールがよく試合をつくる能力が高い選手です。大学での実績も抜群ですね。ストレートの球威不足を指摘されることも多い選手ですが、大学日本代表合宿の際は150㎞を投げていますし、摂津選手のように1イニングであれば球速が出るのかもしれませんね。個人的には今年の大津選手と同じイメージで中継ぎ起用かなと思います。

 

5位:沢柳 亮太郎    (ロキテクノ富山)    投

 5位は社会人左腕の沢柳選手です。私は申し訳ないですが存じ上げなかった投手なのでスカウト評をそのまま信用したいと思います。最速151㎞でカットボール、フォークを投げる本格派右腕でスカウト評では「中継ぎであれば即戦力になる投手、いいカーブを投げるので織り交ぜれば先発でも可能性がある」とのことです。。

 

6位:大山 凌      (東日本国際大)    投

 6位は大卒右腕から大山選手です。多彩な変化球と精密なコントロールを持つ完成度の高いタイプでゲームメイク能力の高い選手です。1年目からは難しいかもしれませんが、体を作り上げて先発として活躍して欲しい選手です。


7位:藤田 悠太郎    (福岡大大濠高)    捕

 7位は高卒捕手の藤田選手です。地元出身の選手ということで地元枠という面もあるかもしれませんが、高卒捕手の中でも評価の高かった選手ですし、ソフトバンクは次世代の捕手に苦労しているのでピンズドの指名だと思います。肩が強くスローイングも安定感がある守備の良い捕手で、身長170cmと小柄ながらパンチ力まあるとなるとどこか甲斐選手に重なる部分があると思います。下でじっくりと育てたい選手です。

 

 

育成選手 

 育成はいつも通り大量に指名していますが、支配下の指名が多かった影響もあるのかいつもよりは少なかった印象です。3位の佐倉選手、4位の中澤選手は甲子園でも活躍のあった知名度の高い選手で正直この順位で獲れるのは驚きですね。個人的には独立リーグ出身の2選手は早期の支配下昇格も狙えると思います。

 

 

指名全体の感想

 今回のソフトバンクの指名は方針の転換が見られますね。抽選で外しましたが初回入札の武内選手を初め1位の前田選手、4位の村田選手、6位の大山選手はいずれも球の強さよりもコントロールの良さが目立つ完成度の高いタイプで、2位の岩井選手、5位の沢柳選手も馬力型の選手ですがコントロールもいいです。球速を追い求める印象が強かったですが、チームとしても危機感を感じ変えていこうとしているのかもしれません。また、ここ2年は支配下での指名も増えている印象です。在籍している人数を増やすよりも1人1人大事に育てようということなのでしょうか。いずれにしてもいい方向に変わっていって欲しいです。

 

 

 

今後の補強

 さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。

 

 

 

ドラフト前に挙げた補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)、即戦力中継ぎ()、左投手(
二遊間(中)、スラッガー(中)、サード(中)、捕手(中)

 ドラフト前に挙げた補強ポイントでは有原選手以外計算が立ちづらい先発陣の補強が最優先でしたが、前田選手、岩井選手、村田選手、大山選手と先発が出来そうな選手を4人獲得できました。さすがに高卒の前田選手を即戦力として期待するのは酷ですが、その他の3人はローテ入りを争っていてもおかしくないですね。オスナ選手の退団可能性、モイネロ選手がケガあがりと不安要素のある中継ぎ陣も沢柳選手、岩井選手、村田選手が対応できます。即戦力期待の高い岩井選手、村田選手はどちらで勝負するのか注目です。

 野手はスラッガー、サード、捕手を確保しました。廣瀬選手は大学ではセカンドを守っていましたがプロでは一三塁のイメージなのでサードとスラッガーでカウントしています。個人的には二遊間の選手が足りないと思っていましたが、昨年の1位でイヒネ選手を獲得していますし、既存の選手に期待ということだと思います。

 

 

主な退団選手

投手:森、嘉弥真、高橋、古川、椎野
野手:上林、九鬼、佐藤直、増田

 ソフトバンクは今オフに森選手、嘉弥真選手といった実績豊富な選手や上林選手、増田選手など期待値の高い選手も多く退団が発表されました。外国人選手もデスパイネ選手など5人と多く退団するでしょうしドラフトで7人指名しましたが、支配下枠は62人とかなり余裕がありそうですね。

 抜けた選手を見るとビハインドから接戦時を任せたい中堅どころの中継ぎ投手と外野手が少なくなっているので追加はあるかもしれません。

 

 

FA

 近年はFAでの選手の移籍が少なくなっている印象ですが、昨年も近藤選手、森選手といった大物選手の大型契約もあったので今年も大型契約があると思います。特にソフトバンクは資金力のある球団なのでFAにも積極的に参戦すると思います。まだ誰がFA権を行使するかわかりませんが、行使する可能性がある選手で考察したいと思います。

 投手は日本ハムの加藤選手が最大の目玉ですね。チームの弱点である先発左腕の選手ですし、確実に計算できる選手だと思います。最低でも1年3億以上の複数年契約が必要だと思います。他にもオリックスの山崎福選手、DeNAの石田選手など先発左腕にいい選手が揃っています。先発が固まれば優勝を狙っていける戦力が揃っていますし、ここは最優先で狙っていきたいです。

 中継ぎではヤクルトの田口選手、西武の平井選手が候補です。田口選手はヤクルトから複数年契約を提示されているようですが行使するのでしょうか。先発ほど優先度は高くありませんが、余裕があるなら狙いたいです。

 野手は広島の西川選手が候補だと思います。安定して好成績が見込める選手ですし西川選手、柳田選手、近藤選手が並ぶ打線は強力ですね。柳田選手、近藤選手の負担を減らすためにも獲得しておきたいです。他にもユーティリティー枠でオリックスの大城選手を狙うのもありだと思います。

 

 

外国人

在籍中の外国人選手

赤字:残留濃厚

投手:スチュワート、モイネロ、オスナ、ガンケル、ヘルナンデス
野手:ガルビス、アストゥディーヨ、ホーキンス、デスパイネ

 外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。

 現在在籍している選手の中で残留濃厚と思われるのが複数年契約を結んでいるモイネロ選手、スチュワート選手の2人くらいだと思います。オスナ選手はもちろん残留して欲しいですが、メジャー復帰も含めて読めない部分だと思います。

 その中で投手は先発、中継ぎどちらも補強したいですね。先発は超大物であるバウアー選手の獲得に全力を注ぎたいですね。12球団の中で最もお金をかけられる球団ですし、バウアー選手が加入すれば優勝を狙っていける戦力があると思います。後はバウアー選手の気持ち次第ですね。中継ぎは国外から補強する可能性が高いと思いますが、国内では他球団の外国人選手を狙う可能性もあります。今季の最優秀中継ぎのロッテのペルドモ選手は狙われる可能性が高いと思います。オスナ選手の例もありますし、、、。既に退団が確定している選手だと西武のティノコ選手、DeNAエスコバー選手あたりを保険的に獲得するのもいいと思います。

 野手は総入れ替えとなるのでメジャー経験のある大物選手を連れてくると思いますが、最近のNPBはレベルが高くいくらメジャーで実績があれど日本で活躍するのは難しいと思うので日本球界に対応できそうな選手を発掘することが大切だと思います。

 

 

トレード

 トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。

 ソフトバンクは現有戦力が強力ですしトレードには消極的なのであまり可能性は少ないと思いますが、あるとすれば二遊間が守れる選手だと思います。

 

 

NPB選手の引き抜き

 現状、まだ各球団から退団となる選手が揃っていないのでここの動きは現在よりも加速していくと思いますが、現状の考察をしたいと思います。

 ソフトバンクは巨大戦力を保有しているのでここから獲得する必要はないと思いますが、あるとすれば中継ぎ投手の補強かなと思います。

 

 

 

育成からの支配下昇格

 育成選手が多い球団ではありますが今季は支配下枠の関係で中々昇格がありませんでした。ただ、退団する選手が多いので枠は大きく空く可能性がありチャンスは増えると思います。

 投手では秋のフェニックスリーグでアピールした大竹選手が第一候補だと思います。チームとしても苦しんでいる先発投手ということでシーズン開始前に支配下昇格というのもあり得ると思います。他にも二軍で安定した成績を残している中村亮選手や高卒年目の井崎選手、左のワンポイントとして渡邊選手も候補だと思います。

 野手は小久保監督から名前の挙がっていた選手はいませんでしたが、二軍で試合に出ている中で好成績を残している川村選手、緒方選手は候補だと思います。特に上林選手、佐藤選手と外野手が複数退団したので川村選手はチャンスだと思います。

 

 

 

まとめ

 ソフトバンクは今回のドラフトで方針の転換が見られました。この改革がいい方向に転んでいくといいですね。

 今オフでは森選手、嘉弥真選手といった実績組や大型契約の外国人選手の退団でざっと20億くらいは資金を確保できると思うので、バウアー選手の獲得に乗り出すと思います。

 

 

 

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ドラフト会議後企画、各球団の指名選手詳細と今オフの補強ポイント~読売ジャイアンツ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 先日行われたドラフト会議後に各球団の簡単な総評を書いた記事が凄まじい閲覧数となっていてかなりビビッています(笑)。

 私もドラフト会議を楽しみにしていましたし、皆さんも楽しみにしていた人が多かったのだと思います。

 

 今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。

 

 

今回は阿部新監督が早速大仕事!!読売ジャイアンツです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 各選手詳細と指名の意図
  3. 全体の感想
  4. 今後の補強について

 

 

 

 

ドラフト指名一覧

1位    西舘 勇陽    (中大)    投
2位    森田 駿哉    (HONDA鈴鹿)   投
3位    佐々木 俊輔    (日立製作所)    外
4位    泉口 友汰     (NTT西日本)    内
5位    又木 鉄平     (日本生命)    投
指名終了        
育成1位    三浦 克也     (東京国際大)    投
育成2位    村山 源      (鹿屋中央高)    内
育成3位    宇都宮 葵星    (四国IL愛媛)    内
育成4位    田上 優弥     (日大藤沢高)    内
育成5位    園田 純規     (福岡工大城東高)    投
育成6位    千葉 隆広     (旭川明成高)    投
育成7位    平山 功太     (BSL千葉)    外
指名終了    

 

 

1位:西舘 勇陽    (中大)    投

 1位の西舘選手は日本ハムと競合になりましたが、抽選で阿部新監督が引き当てましたね。投球フォームが特徴的な選手でランナーがいなくてもクイックで投げる投手です。スリークウォーター気味の腕の位置から威力のある剛速球を投げ込む投手です。ベース板での球が強く一軍でも直ぐに戦力になれる選手だと思います。変化球はカット、スプリット、スライダー、カーブと比較的オーソドックスです。先発、リリーフどちらでも対応できると思いますが、ドラ1なので先発の可能性が高いと思います。チーム事情えを考えるならリリーフとして勝ちパに入って来てほしい選手です。

 

2位:森田 駿哉    (HONDA鈴鹿)   投

 2位は社会人から総合力の高い左投手である森田選手です。185cmと大型の左腕でツーシーム、カットと動かしながら打者を打ち取ることが出来ます。スカウト評を見ると左打者にツーシームを投げ切れる点を高く評価していて中継ぎ適正もあると評価されています。今シーズンの左のリリーフは中川選手以外は苦しんだ印象なのでリリーフでの起用もあると思います。今年で27歳、来季28歳とオールドルーキーとなりますので早くから一軍の戦力になってきますが欲しいです。

 

3位:佐々木 俊輔    (日立製作所)    外

 3位は即戦力期待の外野手佐々木選手です。社会人の外野手の中では渡会選手の次に評価が高かったです。身長174cmと小柄ですが走攻守3拍子揃ったスピード感あふれるプレーが魅力の選手です。スカウト評では広角に長打が打て打撃能力が高く体も強い選手とされています。チームの課題であるセンターを守れる選手なので既存の選手と切磋琢磨してレギュラー奪取を目指して欲しいです。

 

4位:泉口 友汰     (NTT西日本)    内

 4位は社会人ショートの泉口選手です。元中日の井端さんも評価していた選手で華麗な守備と思い切りのある打撃が特徴の選手です。スカウト評ではパンチ力のある打撃を評価していて将来的には中軸を打てる選手との評価です。昨年の同じ順位で指名された門脇選手が大活躍したので泉口選手も同じく期待したくなりますね。現状、特に二遊間でレギュラーと控えの差がありベンチ要員の選手も不足していたのでそこを補う意図があると思います。

 

5位:又木 鉄平     (日本生命)    投

 5位は社会人左腕の又木選手です。私は申し訳ないですが存じ上げなかった投手なのでスカウト評をそのまま信用したいと思います。140㎞後半のストレートは威力があり先発、中継ぎ両方に適正のある投手だそうです。投球フォームは今永選手のようなイメージですね。個人的には先発ができるようであればやってほしいです。

 

育成選手 

 育成は将来性のある選手を中心に指名しています。1位の工藤選手、7位の平山選手は早期の支配下昇格も視野に入れている選手ですね。特に工藤選手は奪三振能力が高く支配下での指名もあるとされていた選手なので左の中継ぎとして支配下昇格あると思います。投手は左投手、野手は二遊間の選手が多いです。

 

 

指名全体の感想

 1位の西舘選手は以外は社会人からの指名で全員大卒社会人とかなり偏った指名でしたが、既存の若手に将来性のある有望株が多くいわゆる中堅どころの層が薄くぽっかりと空いている印象なのでそこを埋めるという意図があったのだと思います。ポジション的に見れば投手3人(内左投手2人)、二遊間1人、センター1人と補強ポイントを抑えたバランスのいい指名だったと思います。特に育成でも左投手と二遊間が多かったのでここをを重点的な補強ポイントと考えているのだと思います。支配下で指名された選手たちの頑張り次第で来季の優勝も見えてくると思います。

 

 

 

今後の補強

 さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。

 

 

主な退団選手

投手:鍵谷、三上、高木、田中豊、堀岡、鍬原、小沼(育成落ち)
野手:松田、中島、香月、中田(FA可能性)

 入る選手がいるということは出る選手もいるのでここをまとめないわけにはいきませんね。

 既存の支配下選手を見ると現在、巨人から支配下の退団選手は引退した松田選手も含めて10人おりその中で中継ぎ投手、一三塁の野手が特に多いです。また、中田選手も出場機会を求めて移籍する可能性も0ではないですね。そのため、ここの追加も考えられそうです。

 

 

ドラフト前に挙げた補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発()、即戦力中継ぎ(超高
捕手()、センターを守れる外野手(中)、二遊間(中)

 ドラフト前に挙げた補強ポイントで言うと野手はしっかりと二遊間とセンターを確保し、投手は先発、中継ぎどちらになるかはわかりませんが3人とも即戦力投手である程度弱点は埋まっていると思います。ただ、母数の少ない捕手の指名は育成合わせてもなかったですしここは補強がほしいかなと思います。また、投手の弱点はドラフトの3人だけでは埋まらないと思うのでここも追加が欲しいです。

 

 

外国人

在籍中の外国人選手

赤字:残留濃厚

投手:グリフィン、メンデス、ビーディ、ロペス、バルドナード
野手:ブリンソン、ウォーカー

 外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。

 現在在籍している選手の中で残留濃厚と思われるのが先発のグリフィン選手、メンデス選手、中継ぎのバルドナード選手、外野手のウォーカー選手の4人です。ビーディ選手とロペス選手が退団濃厚だと思いますし、外野手のブリンソン選手はどうなるか微妙なところです。補強ポイント的に投手、野手1人ずつの追加になると思います。

 投手は勝ちパを任せられる中継ぎ投手、野手はブリンソン選手次第ですがセンターを守れる選手が欲しいです。野手は一三塁の選手を岡本選手、坂本選手のサブ的な立ち位置で獲得してもいいと思います。

 また、補強ポイントに限らず大物の選手を狙っていく可能性もありますね。特にバウアー選手がDeNAを退団することがあれば狙いに行ける球団の1つだと思います。

 

 

FA

 近年はFAでの選手の移籍が少なくなっている印象ですが、昨年も近藤選手、森選手といった大物選手の大型契約もあったので今年も大型契約があると思います。特に巨人は資金力のある球団なのでFAにも積極的に参戦すると思います。まだ誰がFA権を行使するかわかりませんが、行使する可能性がある選手で考察したいと思います。

 投手は日本ハムの加藤選手が最大の目玉ですね。チームの弱点である先発左腕の選手ですし、確実に計算できる選手だと思います。最低でも1年3億以上の複数年契約が必要だと思います。他にもオリックスの山崎福選手、DeNAの石田選手など先発左腕にいい選手が揃っています。

 中継ぎではヤクルトの田口選手、西武の平井選手が候補です。田口選手はヤクルトから複数年契約を提示されているようですが行使するのでしょうか。個人的には平井選手を狙えるなら弱点である中継ぎ陣を補強する意味で狙いたいです。

 野手は広島の西川選手、ロッテの岡選手、DeNAの戸柱選手、オリックスの大城選手辺りが候補だと思います。西川選手は補強ポイントとは少し違いますが球界屈指の打者ですし、センターも守れなくはないです。岡選手はセンター候補、戸柱選手は第二捕手、大城選手は二遊間のサブ候補として巨人の補強ポイントとマッチしていると思います。特に岡選手は貴重な存在になると思うのでかなりの額での獲得もあり得ると思います。

 

 

トレード

 トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。

 トレードで狙いたいのは捕手です。捕手はNPBでやっている選手でないと厳しいのかなと思います。具体的な選手の名前を上げるのは難しいですが、支配下捕手が多くドラフトで大卒捕手の進藤選手を指名した日本ハムは打診のしやすい球団だと思います。リスク管理のことを考えると支配下捕手5人は少ないと思うので追加が欲しいです。

 

 

NPB選手の引き抜き

 現状、まだ各球団から退団となる選手が揃っていないのでここの動きは現在よりも加速していくと思いますが、現状の考察をしたいと思います。

 特にこのジャンルで復活するのは中継ぎ投手が多い印象なので中継ぎは狙っていきたいです。実績組だと元ソフトバンクの森選手が筆頭だと思います。元々守護神をやっていた選手なのでその経験を活かせると思いますし、31歳とまだまだやれる選手だと思います。ここは争奪戦になりそうですね。

 ソフトバンクは他にも左のワンポイント嘉弥真選手、ポテンシャルの高いドラ1の高橋選手、ビハインドでの貢献が見込める古川選手、椎野選手と宝庫ですね。

 他球団でもオリックスの吉田選手、楽天の石橋選手、ロッテの河村選手、広島の薮田選手といったところは復活を目指して育成での契約も視野に入ると思います。左のワンポイントを好む球団ですので阪神の渡邊選手、DeNAの田中選手も候補になってくると思います。

 野手では経験豊富な捕手である楽天の炭谷選手やセンターを守れるソフトバンクの上林選手、内野のユーティリティー的に阪神の北条選手、山本選手も候補かなと思います。

 

 

育成からの支配下昇格

 育成からの支配下昇格が多い球団ではありますが、今オフの時点で支配下昇格する選手はいないかなという印象です。ただ、シーズン前やシーズン途中での支配下昇格の可能性はいくらでもある選手が揃っていると思います。

 投手では高卒2年目で二軍で防御率2点台でローテを守っている京本選手が筆頭候補だと思います。中継ぎとして二軍で防御率1点台の山崎選手も候補ですね。他にもフェニックスリーグで好成績を残している笠島選手や川嵜選手、田村選手、吉村選手などが候補です。特に吉村選手は無双級の投球をしていてアピールに成功しました。

 野手ではポテンシャルを期待され二軍での出場が多い岡本選手や捕手の亀田選手が候補だと思います。

 他球団から放出された選手を育成契約で獲得することも多い球団なのでその選手たちのシーズン途中の昇格もありそうです。

 

 

まとめ

 巨人はドラフトで即戦力中心の指名で中間層を厚くしてきた印象です。水野スカウト部長も言っていましたが期待の若手が多いので中堅どころが足りないとの評価だったと思います。

 今オフでは中継ぎを中心に投手陣の層を厚くしていきたいです。

 

 

 

ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら

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ドラフト会議直後!!各球団の指名選手と簡単な評価12球団まとめ

 

何はともあれ野球推しです。

 

 野球界の一大イベントであるドラフト会議が終わりましたね。

 指名された皆さんおめでとうございます!!

 今回指名されなかった皆さんもこの経験を糧に次のステップで健闘を祈ります。

 

 さて、今回は各球団のドラフトの寸評を簡単にまとめたいと思います。ドラフトはこれからプロ入りする選手の門出を祝うものであり、各球団が補強ポイントをどのように考えているか確認する場だと思います。そのため、ドラフトに甲乙や点数をつけるような評価は致しません。各球団がこのドラフトをどうとらえていたのか、どこを補強ポイントと捉えていたか見ていきたいと思います。

 

 

 

阪神

1位    下村 海翔  (青学大)    投
2位    椎葉 剛     (四国IL徳島)    投
3位    山田 脩也    (仙台育英高)    内
4位    百崎 蒼生  (東海大熊本星翔高)   内
5位    石黒 佑弥    (JR西日本)    投
6位    津田 淳哉    (大経大)    投
指名終了        
育成1位    松原 快    (NLB富山)    投
育成2位    福島 圭音(白鷗大)    外
指名終了        

 阪神は即戦力投手である下村選手を単独で指名しました。早くから一軍で戦力となれそうな下村選手を狙い通り一本釣りできたのは、ドラフト戦略としてもやりやすかったと思います。

 2位で最速159㎞右腕の椎葉選手で完成度は正直わかりませんがストレートの球威はありそうですし、リリーフであれば一軍の戦力になると思います。

 3位、4位で二遊間候補の高卒選手を立て続けに指名しました。今オフに北条選手、山本選手と2人の右打ち内野手を放出していたので追加が必要だと判断したのでしょう。現状の二遊間はある程度固定されているので高卒選手でじっくり育てたいのだと思います。

 5位、6位で即戦力期待の投手を指名。ちなみに石黒選手は大卒選手と学年は一緒です。今シーズン、一軍、二軍問わずフル回転していた中継ぎ陣ですが、層が薄いということはありませんが二軍から上げてくる選手に苦労したりということがありました。二軍のイニングイーターとなっていた二保選手をしたことである程度補強は必要だと思っていました。

 育成は将来性の高い投手と3拍子揃った外野手。特に阪神は育成選手の支配下昇格する確率が高い球団なのでアピールして欲しいです。

 計算通り1位で先発ができる下村選手を一本釣り、投手は中継ぎで即戦力期待の投手を中心に、野手は薄くなった二遊間の右打ち選手と意図のわかりやすい指名でした。後は指名された選手の活躍次第です。 

 

 

オリックス

1位    横山 聖哉    (上田西高)    内
2位    河内 康介    (聖カタリナ学園高)    投
3位    東松 快征    (享栄高)    投
4位    堀 柊那     (報徳学園高)    捕
5位    高島 泰都    (王子)    投
6位    古田島 成龍日本通運)    投
7位    権田 琉成    (TDK)    投
指名終了        
育成1位    寿賀 弘都    (英明高)    投
育成2位    大江 海透    (KAL北九州下関)    投
育成3位    宮国 凌空    (東邦高)    投
育成4位    芦田 丈飛    (BC埼玉)    投
育成5位    河野 聡太    (四国IL愛媛)    内
指名終了    

 オリックスは上位で将来性の高い素材型の高卒選手を確保し、下位で即戦力期待の社会人投手とらしさ前回の指名でしたね。

 高卒選手は野手はアスリート型の横山選手、堀選手、投手は球威のある馬力型の河内選手、東松選手を指名しました。特に河内選手と東松選手の指名は近年の投手育成への自信が見えていると思います。

 社会人投手も先発型の高島選手、中継ぎ型の古田島選手、権田選手とタイプを分けた指名でした。

 育成でもワンチャンスで即戦力としても期待できる独立リーグの選手と時間をかけて育成していく高卒の選手と分かれています。高卒選手は完成度の高い選手なのでオリックスの育成で球威が上がれば面白そうです。

 全体的にスカウト陣が目指している「体の強い選手」の指名が出来たと思います。

 

 

広島

1位    常広 羽也斗    (青学大)    投
2位    高 太一      (大商大)    投
3位    滝田 一希     (星槎道都大)    投
4位    仲田 侑仁     (沖縄尚学高)    内
5位    赤塚 健利     (中京学院大)    投
指名終了        
育成1位    杉田 健     (日大国際関係学部)    投
育成2位    佐藤 啓介    (静岡大)    内
育成3位    杉原 望来    (京都国際高)    投
指名終了    

 1位で競合の末に常廣選手を獲得しましたが、その後2位で高選手、3位で滝田選手と即戦力となりそうな左投手を立て続けに指名。この上位組は素晴らしいですね。

 4位以降でも将来性の高い2選手を確保し文句なしのドラフトだったと思います。

 外野手の追加がなかったのは西川選手のFAの目途が立っているのか、既存の戦力で十分補えると考えているのだと思います。

 1位、2位、3位の即戦力としての期待感はかなりのものですね。

 

 

ロッテ

1位  ×度会 隆輝     (ENEOS)    外
1位  ×草加 勝      (亜大)    投
1位  ×細野 晴希     (東洋大)    投
1位    上田 希由翔    (明大)    内
2位    大谷 輝龍     (NLB富山)    投
3位    木村 優人     (霞ヶ浦高)    投
4位    早坂 響      (幕張総合高)    投
5位    寺地 隆成     (明徳義塾高)    捕
指名終了        
育成1位    武内 涼太     (星稜高)    投
育成2位    松石 信八     (藤蔭高)    投
育成3位    高野 光海     (NLB富山)    外
育成4位    藤田 和樹     (延岡学園高)    外
育成5位    富山 紘之進    (会津北嶺高)    捕
指名終了        

 1位を3回外したものの大学生No1打者の上田選手を指名できとりあえず安堵しました。それ以降は2位で即戦力期待の剛腕大谷選手を指名しましたが、3位~5位は将来性の高い選手の指名が優先されましたね。近年のロッテでは珍しい指名だと思います。

 1位で上田選手が獲れことで野手の方はもう大丈夫となったのかもしれませんね。ただ、5位の寺地選手は捕手ですが打撃を活かしてのコンバートも考えられます。

 育成でも高卒選手の指名が多かったです。

 ロッテもフロントの方針が変わっているのかもしれませんね。

 

 

DeNA

1位    度会 隆輝     (ENEOS)    外
2位    松本 凌人     (名城大)    投
3位    武田 陸玖     (山形中央高)    投
4位    石上 泰輝     (東洋大)    内
5位    石田 裕太郎    (中大)    投
6位    井上 絢登     (四国IL徳島)    外
指名終了        
育成1位    高見沢 郁魅    (敦賀気比高)    内
育成2位    清水 麻成     (樹徳高)    投
育成3位    小笠原 蒼     (京都翔英高)    内
育成4位    庄司 陽斗     (青森大)    投
育成5位    近藤 大雅    専大北上高    捕
指名終了        

 1位は渡会選手を3球団競合の中獲得し歓喜しましたね。来季の一軍レギュラーを狙える選手だと思います。

 主力投手が大量に抜けるため即戦力投手の追加が必要でしたが、2位の松本選手と5位の石田選手に期待かなと思います。2人はやや少ない印象ですが、既存の選手の奮起に期待したいのかなと思います。

 また、今季苦しんだショートと外野手はしっかりと確保しました。6位の井上選手は渡会選手がもしかしたら外野手をやらない可能性もあるので保険的にも大きいと思います。

 育成では野手は強打者タイプ、投手は将来性の高い選手を指名しました。育成5位で捕手も指名し戸柱選手がFAした時にも数が少なくならないようにしています。

 3位の武田選手、育成2位の清水選手は投手、野手どちらでいくのかはたまた二刀流に挑戦するのか見どころです。

 

 

ソフトバンク

1位 ×武内 夏暉    (国学院大    投
1位    前田 悠伍    (大阪桐蔭高)    投
2位    岩井 俊介    (名城大)    投
3位    広瀬 隆太    (慶大)    内
4位    村田 賢一    (明大)    投
5位    沢柳 亮太郎    (ロキテクノ富山)    投
6位    大山 凌      (東日本国際大)    投
7位    藤田 悠太郎    (福岡大大濠高)    捕
指名終了        
育成1位    大泉 周也    (BC福島)    外
育成2位    宮里 優吾    (東農大)    投
育成3位    佐倉 侠史朗    (九州国際大付高)    内
育成4位    中沢 恒貴     (八戸学院光星高)    内
育成5位    星野 恒太朗    (駒大)    投
育成6位    藤原 大翔     (飯塚高)    投
育成7位    藤田 淳平     (四国IL徳島)    投
育成8位    長水 啓真     (京都国際高)    投
指名終了        

 1位では武内選手を外したものの高卒No1投手の前田選手を獲得できました。その後、岩井選手、村田選手、大山選手と制球力の高い選手を指名してきました。ソフトバンクはどちらかというと球速を求めていく球団だったので方針の転換があったのかもしれませんね。

 近年指名は多くあるものの苦戦気味の右のスラッガー候補として廣瀬選手にも注目したいです。

 育成はいつも通り大量指名しましたが、佐倉選手や中澤選手など甲子園で活躍した大物も指名していますね。育成は1位の大泉選手は早い段階で支配下昇格もあるかもしれません。

 前田選手というトッププロスペクトを指名しながら即戦力投手を確保でき満足のいくドラフトだと思います。

 

 

 

巨人

1位    西舘 勇陽     (中大)    投
2位    森田 駿哉     (HONDA鈴鹿)    投
3位    佐々木 俊輔    (日立製作所)    外
4位    泉口 友汰     (NTT西日本)    内
5位    又木 鉄平     (日本生命)    投
指名終了        
育成1位    三浦 克也     (東京国際大)    投
育成2位    村山 源      (鹿屋中央高)    内
育成3位    宇都宮 葵星    (四国IL愛媛)    内
育成4位    田上 優弥     (日大藤沢高)    内
育成5位    園田 純規     (福岡工大城東高)    投
育成6位    千葉 隆広     (旭川明成高)    投
育成7位    平山 功太     (BSL千葉)    投
指名終了        

 1位は西舘選手を2球団競合の末獲得しました。OBである阿部新監督は最初に大仕事をしましたね。 

 2位以降では全員社会人選手を指名と割と独自路線でいったのかなと思います。ただ、指名された面々はどれも実力のある選手ばかりですのでそれほど驚きはしません。この選手たちがハマってくれば来季の優勝も見えてくると思います。

 育成1位の三浦選手は昨年の松井選手のように即支配下も狙える選手だと思います。  

 個人的には捕手の追加がなかったのが意外です。

 

 

楽天

順位    選手名    所属    守備
1位  ×常広 羽也斗    青学大    投
1位  ×前田 悠伍    大阪桐蔭高    投
1位    古謝 樹     (桐蔭横浜大)    投
2位    坂井 陽翔    (滝川二高)    投
3位    日当 直喜    (東海大菅生高)    投
4位    ワォーターズ 璃海  (ウェルネス沖縄高)    内
5位    松田 啄磨    (大産大)    投
6位    中島 大輔    (青学大)    外
7位    大内 誠弥    (日本ウェルネス宮城高)    投
8位    青野 拓海    (氷見高)    内
指名終了

 1位は2回外したものの大卒の実力派左腕の古謝投手が指名できてよかったと思います。個人的には先発だと思いますが、松井選手のメジャー挑戦の報道もありもしかしたら守護神起用もあるかもしれません。

 2位以降で将来性の高い高卒選手中心に指名したのにはしびれました。5位の松田選手も将来性の重視の指名だと思うので、即戦力期待で言うと古謝選手以外は外野手の中島選手くらいかなと思います。

 ちなみに楽天は12球団で唯一育成での指名がありませんでした。1人、2人くらいはとってもよかったと思いますが、面倒を見切れないのならば選手のためにならないので指名なしでもいいと思います。

 

 

 

ヤクルト

1位  ×武内 夏暉    (国学院大)    投
1位    西舘 昂汰    (専大)    投
2位    松本 健吾    (トヨタ自動車)    投
3位    石原 勇輝    (明大)    投
4位    鈴木 叶     (常葉大菊川高)    捕
5位    伊藤 琉偉    (BC新潟)    内
指名終了        
育成1位    高橋 翔聖    (鴬歌工商高)    投
育成2位    高野 颯太    (三刀屋高)    内
指名終了    

 ヤクルトは武内選手を3球団競合で外しましたが、即戦力期待の西舘選手を獲得できました。将来性も高くここからの伸びしろも期待できると思います。

 その後2位、3位で即戦力投手を獲得できたのは大きいですね。松本選手を先発として石原選手は左のリリーフとしてヤクルトの弱点を補ってくれると思います。

 4位で打撃型の捕手、5位で二遊間候補の内野手と補強ポイントにそったいい指名が出来ています。

 個人的に指名予想していた高野選手は育成での指名でしたね。

 

 

 

西武

1位    武内 夏暉    (国学院大)    投
2位    上田 大河    (大商大)    投
3位    杉山 遥希    (横浜高)    投
4位    成田 晴風    (弘前工高)    投
5位    宮沢 太成    (四国IL徳島)    投
6位    村田 怜音    (皇学館大)    内
7位    糸川 亮太    (ENEOS)    投
指名終了        
育成1位    シンクレア ジョセフ 孝ノ助    (四国IL徳島)    投
育成2位    谷口 朝陽    (四国IL徳島)    内
育成3位    川下 将勲    (函館大有斗高)    投
育成4位    金子 功児  (BC埼玉)    内
育成5位    木瀬 翔太    (北嵯峨高)    投
育成6位    奥村 光一    (BC群馬)    外
指名終了        

 西武は武内選手を3球団競合の末獲得し2位で即戦力投手の上田選手と上位は即戦力投手で固めました。1位竹内、2位上田のパンチラインは凄いですね。

 ここで即戦力投手を指名できたので3位以降で将来性の高い選手に行きやすくなりました。

 投手の数が足りていなかったので投手中心になると思っていましたが、7人中6人投手と思い切って投手に振ってきたと思います。

 来季から三軍制を導入するということで育成選手も多めの指名でした。

 

 

 

中日

1位    草加 勝      (亜大)    投
2位    津田 啓史     (三菱重工EAST)    内
3位    辻本 倫太郎    (仙台大)    内
4位    福田 幸之介    (履正社高)    投
5位    土生 翔太     (BC茨城)    投
6位    加藤 竜馬     (東邦ガス)    投
指名終了        
育成1位    日渡 騰輝    (BC茨城)    捕
育成2位    菊田 翔友    (四国IL愛媛)    投
育成3位    尾田 剛樹    (BC栃木)    外
育成4位    川上 理偉    (KAL大分)    内
指名終了    

 中日は1位で渡会選手を3球団競合で外したものの草加選手を指名できたのは大きかったと思います。

 2位、3位で二遊間にいったのはチーム事情の部分が大きいですね。

 その後は投壊気味の二軍を立て直すべく投手を中心に指名しました。ただ、育成合わせて投手5人は少ない印象です。

 個人的にはスラッガー候補豊作年だったので指名があってもよかったとかなと思います。

 

 

 

日本ハム

1位    西舘 勇陽     (中大)    投
1位    前田 悠伍     (大阪桐蔭高)    投
1位    細野 晴希     (東洋大)    投
2位    進藤 勇也     (上武大)    捕
3位    宮崎 一樹     (山梨学院大)    外
4位    明瀬 諒介     (鹿児島城西高)    内
5位    星野 ひので    (前橋工高)    外
指名終了        
育成1位    浜田 泰希    (京都国際高)    内
育成2位    平田 大樹    (瀬田工高)    外
育成3位    加藤 大和    (帝京大可児高)    投
指名終了    

 日本ハムは西舘選手、前田選手を外したものの最速158㎞左腕の細野選手を獲得できたのはよかったと思います。

 2位で捕手の進藤選手を指名したのは意外でした。というのも既に日本ハムには12球団最多の8人の捕手が支配下にいるのでマルティネス選手、郡司選手、古川選手、郡選手あたりのコンバートがあるのかもしれません。

 3位でセンターを守れる宮崎選手の獲得は大きいですね。

 4位以降で将来性のある高卒選手を指名しました。

 全体的にポテンシャルの高い選手が多く日本ハムらしいドラフトだと思います。

 

 

 

まとめ

 全体的に豊作と言われた大卒投手と高校生スラッガーが苦戦しましたね。大卒投手だと平成国際の冨士選手、法政の尾崎選手、明治の蒔田選手、九州共立の木村選手、立命館の谷脇選手など高卒スラッガーだと広陵の真鍋選手、履正社の森田選手など有力選手が指名されませんでした。九州国際大付属の佐倉選手も育成での指名に留まりました。

 その中で社会人、独立リーグの選手の躍進がありました。特に2位で独立リーグの大谷選手、椎葉選手が連続で指名されたのが最大のハイライトでした。

 皆さんも今回のドラフトは楽しめたでしょうか、指名された選手の今後の活躍に期待しましょう!!

 

各球団の指名選手の詳細はこちらから

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ドラフト関連2023 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~北海道日本ハムファイターズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回は新庄監督3年目で逆襲なるか!?北海道日本ハムファイターズです!!

 

 

野手の各ポジション評価はこちらから

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ドラフト関連 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

 

目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

加藤 貴之(31歳)試24、回163.1、防2.87、勝7、振83、K/B5.19
上沢 直之(29歳)試24、回170、防2.96、勝9、振124、K/B3.02
伊藤 大海(26歳)試24、回153.1、防3.46、勝7、振134、K/B3.27
上原 健太(29歳)試19、回101.1、防2.75、勝4、振74、K/B3.36
鈴木 健矢(25歳)試24(12)、回63、防2.63、勝6、振23、K/B1.10
北山 亘基(24歳)試14(11)、回66、防3.41、勝6、振58、K/B1.71
ポンセ(29歳)試10、回51.2、防3.66、勝4、振43、K/B2.53

 昨年の日本ハムの先発陣は強力でしたが今年は3本柱の加藤選手、上沢選手、伊藤選手が少し成績を落としました。

 加藤選手は昨年が少し出来過ぎ感はありましたが、今年は成績を下げながらも163回を投げ防御率2点台と安定していました。上沢選手もチームNo1の170回を投げ防御率2点台の落ち着かせました。この2人の安定感は素晴らしいですね。伊藤選手も侍ジャパンに選出され調整が難しかったと思いますが、153回を投げ1年間ローテを守りました。この3人全員が二桁勝利を達成出来なかったのが今年のチームの苦しさを物語っていると思います。

 ただ、新戦力の台頭が多く層は厚くなったと思います。

 昨年から開花の兆しを見せていた上原選手が100回以上を投げ防御率2点台と完全に一軍の戦力として成長し、2年目の北山選手もケガで長期離脱こそあったものの交流戦前後で良さを見せ6勝を挙げました。今年からアンダースローに転向した鈴木選手も中4日で先発を任されるなど一時期先発の柱としてフル回転し6勝を挙げました。

 ケガで前半戦いなかったポンセ選手も終盤に復帰し一軍の戦力となりました。

 他にもドラ2ルーキーの金村選手や若手有望株の根本選手も良さを見せており、今年で先発の頭数が増えたので来季に向けて期待できると思います。

 

 

来季のローテ候補

当確:上沢 直之、伊藤 大海
濃厚:加藤 貴之、上原 健太、北山 亘基、ポンセ
候補:鈴木 健矢、金村 尚真、根本 悠楓、田中 瑛斗、松岡 洸希

 来季は先発陣は3本柱のうち残留が確定しているのは伊藤選手だけですね。加藤選手はFA流出の可能性、上沢選手はポスティングでのメジャー挑戦を目指すようです。ただ、上沢選手は球団側からの許可を取るのに難航しており残留の可能性が高いと思います。

 もしも加藤選手が移籍してしまっても候補はいると思います。今季ローテとして回った上原選手と一時期一軍ローテの中心となっていた北山選手、鈴木選手、外国人選手ですので残留するかはわかりませんがポンセ選手もいれば戦力になると思います。

 若手有望株では金村選手、根本選手は一軍ローテに定着できる能力を持っていると思いますし、二軍でローテを守っている田中瑛選手、松岡選手が候補だと思います。

 ただ、全体的に計算できるところは少ないので追加が欲しいところです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

田中 正義(29歳)試47、回46.1、防3.50、勝2、H10、S25、振46、K/B3.54
池田 隆英(29歳)試51、回50.1、防2.86、勝1、H26、振45、K/B3.75
河野 竜生(25歳)試50、回42.1、防1.70、勝1、H21、振35、K/B3.89
玉井 大翔(31歳)試50、回37.2、防2.63、勝0、H10、S2、振21、K/B3.00
ロドリゲス(32歳)試37、回35.1、防5.09、勝1、H13、振20、K/B1.00
宮西 尚生(38歳)試31、回23.1、防2.66、勝1、H14、S1、振24、K/B2.40
福田 俊(26歳)試29、回26.1、防0.00、勝1、H4、振19、K/B1.90
山本 拓実(23歳)試26、回24、防1.50、勝0、H3、振19、K/B3.17
杉浦 稔大(31歳)試24、回22.2、防2.74、勝0、H0、振22、K/B2.20

 中継ぎ陣は昨年の壊滅状態から少し整備されたと思います。

 今季から守護神として覚醒した田中選手が筆頭のブレイク選手ですね。今季はケガなく1年過ごし守護神として責務を全うしました。笑顔も増えこの地位にやりがいを感じているようですね。さらに、8回の男として池田選手が定着し防御率2点台と安定していました。河野選手も中継ぎとして覚醒し接戦時に安心して起用できる選手となりました。改めて中継ぎ適正を見せましたね。

 また、色々な場面で起用された玉井選手も防御率2点台とジョーカー的にチームとして欠かせない戦力でした。前半戦はワンポイント的に宮西選手が経験を活かし好投を見せ、宮西選手の調子が落ちると入れ替わりで上がってきた福田選手が良さを見せまさかの防御率0.00でフィニッシュしました。

 接戦時で起用したかったロドリゲス選手、杉浦選手、堀選手、石川選手が不振に苦しみましたが、新戦力の台頭があったので希望は出てきたと思います。ただ、苦しんだロドリゲス選手を下に落とせないほど層の薄さに苦しんだ印象です。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:田中 正義、池田 隆英、河野 竜生
接戦時:玉井 大翔、福田 俊、宮西 尚生、マーベル
ビハインド:杉浦 稔大、山本 拓実
候補:堀 瑞輝、石川 直也、吉田 輝星、長谷川 威展、宮内 春輝、柿木 蓮

 来季は今季良かった選手を中心に実績組の復活を期待する感じになると思います。

 勝ちパは今季同様、田中選手、池田選手、河野選手に任せるのがベストですね。今季の経験も活かして上積みを期待したいです。

 接戦時にはジョーカーの玉井選手、ワンポイント的に福田選手、宮西選手、さらに今季シーズン途中に加入したマーベル選手も数試合ですが良さを見せ場合によっては勝ちパを担えると思います。

 ビハインドでは今季からトレードで加入した山本選手や実績組の杉浦選手が担えると思いますが、本来ならば接戦時を任せたい選手です。

 その他にも実績のある堀選手、石川選手の復活には期待したいですし、若手有望株では一時期中継ぎの戦力となっていた吉田選手、ルーキーの宮内選手、長谷川選手も経験を積めたと思います。育成では二軍で好投を続けている柿木選手も候補だと思います。

 計算できる選手がかなり少ないので追加は必須です。

 

 

 

二遊間

セカンド

加藤 豪将(28歳)試33、率210、安42、本6、打16、得18、盗3、O614
石井 一成 (29歳)試29、率169、安14、本0、打4、得8、盗3、O542
上川畑 大悟(26歳)試26、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
谷内 亮太(32歳)試24、率197、安15、本0、打5、得6、盗0、O471
奈良間 大己(23歳)試21、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650
水野 達稀(23歳)試21、率161、安9、本0、打6、得1、盗1、O481
細川 凌平(21歳)試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581

ショート

上川畑 大悟(26歳)試81、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
奈良間 大己(23歳)試44、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650

 今季は二遊間のレギュラーを固定することが出来ませんでした。

 特にセカンドは深刻で計7人の選手が20試合以上に出場しましたが、40試合以上に出場した選手はいませんでした。

 ショートもレギュラーの座を確固たるものにして欲しかった上川畑選手が不振でレギュラー奪りとはいきませんでした。ルーキーの奈良間選手の台頭は大きいので2人で切磋琢磨してショートのレベルを引き上げ欲しいです。

 全体的に母数は多いですが戦力となっている選手が少ないので追加はあってもいいと思います。

 

 

 

センター

江越 大賀(30歳)試80、率180、安27、本5、打13、得17、盗9、O577
五十幡 亮汰(24歳)試63、率227、安44、本0、打6、得23、盗17、O521
矢澤 宏太(23歳)試32、率177、安17、本1、打4、得13、盗2、O495
細川 凌平(21歳)試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581

 今季の外野陣はレフトは松本選手、ライトは万波選手がメインで固定されていましたがセンターの人選に苦しみました。

 ポテンシャル的にもレギュラーとなることが期待されている五十嵐選手は今年もケガで長期離脱がありシーズン通して一軍に帯同することができませんでした。守備、走塁面での貢献が大きい江越選手も多く起用されましたが、パンチ力はあるものの打撃で苦戦しました。

 その他にも二刀流に挑戦中の矢澤選手や内野手がメインの細川選手、ケガで今季の出場はありませんでしたが昨年メインで出場していた浅間選手も控えています。

 ただ、全体的にセンターを守れる選手が少ないので追加は必要です。

 

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(中)、即戦力中継ぎ(超高
二遊間()、外野手()、捕手(小)

 補強ポイントはまずは投手ですね。

 先発の頭数は揃ってきましたが、加藤選手のFA流出の可能性もあり補充しておきたいところです。また、中継ぎは実績組に頼らないのであれば追加が必須なところで2人穫れれば上出来だと思います。

 野手は前述の通り二遊間と外野手です。ただ、今年のドラフト市場はここの候補選手が少なく優先的に指名する意思がなければ来年に回してもいいと思います。捕手も弱点ですが、現在の支配下捕手は8人と他ポジションも守る選手が多いとは言え母数が埋まっているので、もし追加があるようなら誰かが放出される可能性が高いと思います。

 

 

 

指名予想

投手5人(即戦力2人以上)
二遊間1人、センター1人
 
1位:即戦力投手
2位:即戦力投手
3位:二遊間
4位:投手
5位:外野手
6位:捕手
7位:投手

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 日本ハムの1位はその年のNo1選手を指名する方針ですが、今年は候補が多く選考に苦労すると思います。

 1位は今季豊作の即戦力投手を指名すると思います。先発出来る選手が複数人いますし、このドラフトでNo1評価を受けるのに最も近いのは大卒投手の可能性が高いと思いますがどうでしょう。

 2位はもう一度即戦力投手で層を厚くしたいです。来季は新庄監督3年目で結果が欲しいところなので即戦力重視になるかなと読んでいます。

 3位は市場に少ない二遊間に選手を早めに指名し、4位、5位のどちらかで外野手と投手を指名したいです。二遊間に比べて外野手の方が緊急性が低いと考えて下位で指名することにしています。

 6位、7位で投手を厚くしておきたいです。二遊間の候補は多い方がいいと思うのでここでも枠を割いていいと思います。

 地元枠の選手を5人ほどリストアップしているという情報も出ているので下位で残っていれば狙う可能性もあると思います。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:細野晴希(東洋大学
2位:木村優人(霞ヶ浦高校
3位:辻本倫太郎(仙台大学
4位:木村仁(九州共立大学
5位:福島圭音(白鴎大学
6位:仁田陽翔(仙台育英高校
7位:帯川瑠生(北海学園大学

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想はポテンシャルの高さはトップクラスの細野選手にしました。日本ハムは将来性の高い選手を優先的に指名する印象があったので現時点での完成度よりもそちらを取りました。左投手で158kmを投げられる選手は中々いないと思いますし、日本を代表する選手になる素質はあると思います。

 2位は回ってくるのが早いということでこちらも将来性の高い木村選手にしました。1位級の評価を受けることもあるなど素材の良さは一級品だと思います。

 3位で二遊間の即戦力系ということで辻󠄀本選手。身長167cmと小柄ながらスピード感あふれるプレーが魅力で、セカンドのレギュラーまで一気に駆け上がる素質はあると思います。出身が北海道ということで地元枠という意味もあります。

 4位で大学日本代表にも選出された木村選手。決め球としてフォークを持っておりストレートの球威も申し分ないため中継ぎとして早くから戦力になれる選手だと思います。

 5位でセンター候補として福島選手。俊足を武器に走攻守3拍子揃ったタイプの外野手です。センターのレギュラー争いに割って入って欲しいです。

 6位で高卒左腕の仁田選手。左投手で馬力のあるタイプで化けると物凄いことになると思います。国体で評価を上げておりこの順位で指名出来ればラッキーです。

 7位で地元枠として大卒左腕の帯川選手。左腕でコントロールもいいため一定の評価はある選手だと思います。十分に一軍の戦力となれる選手です。

 

 投手を中心に野手は弱点を埋める方針にしました。新庄監督3年目ということで即戦力重視の指名になる可能性も十分にあると思いますね。皆さんも思い思いの指名予想をしてドラフトを楽しんでみてください。

 

 

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 今回はドラフト前最後の投稿ということで個人的に1人仮想ドラフトを実施したいと思います。方式は公式と同様に1位は入札式、2位以降はウェバー式でやりたいと思います。1位で重複した場合は厳正なるルーレットで決めました。

 

 とりあえずドラフトまで時間がないので仮想ドラフトの結果を先に公開します。各球団の詳細どうしてこの選手を指名したのかなどは空いた時間で書ければと思います。それでは見ていきましょう。

 

 

 

各球団指名早見表

  阪神        広島    
1位:前田悠伍(大阪桐蔭高)      1位:常広羽也斗(青山学院大)〇 
2位:坂井陽翔(滝川二高)       2位:横山聖哉(上田西高)    
3位:仲田侑仁(沖縄尚学高)      3位:木村優人(霞ヶ浦高)    
4位:蒔田稔(明治大)         4位:松浦佑星(日本体育大)   
5位:寺地隆成(明徳義塾高)      5位:谷脇弘起(立命館大)    
6位:真野凜風(同志社大)       6位:平元銀次郎(日本通運)   
7位:泉口友汰(NTT西日本)      7位:有馬諒(関西大)      
指名終了               指名終了

 

 

  DeNA       巨人
1位:古謝樹(桐蔭横浜大)       1位:常広羽也斗(青山学院大)×  
2位:広瀬隆太(慶応大)        2位:東松快征(享栄高)
3位:松本凌人(名城大)        3位:宮崎一樹(山梨学院大
4位:杉山遙希(横浜高)        4位:山田脩也(仙台育英高)   
5位:武田登生(日本新薬)       5位:尾崎完太(法政大)
6位:川船龍星(日本通運)       6位:石田裕太郎(中央大)
7位:高見沢郁魅(敦賀気比)      指名終了

 

 

  ヤクルト      中日
1位:武内夏暉(国学院大)×       1位:細野晴希(東洋大)×
  下村海翔(青山学院大)×        上田希由翔(明治大)
  度会隆輝(ENEOS
2位:高太一(大阪商業大)        2位:上田大河(大阪商業大)
3位:冨士隼斗(平成国際大)       3位:松本健吾(トヨタ自動車
4位:百崎蒼生(東海大熊本星翔高)    4位:石原勇輝(明治大)
5位:黒木陽琉(神村学園高)       5位:相羽寛太(ヤマハ
6位:高野颯太(三刀屋)         6位:東恩納蒼(沖縄尚学高)
7位:工藤泰成(東京国際大)       7位:赤塚健利(中京学院大
指名終了                 指名終了

 

 

 

  オリックス     ロッテ      
1位:真鍋慧(広陵高)         1位:武内夏暉(国学院大)×       
                      西舘昂汰(専修大)         
2位:堀柊那(報徳学園高)       2位:滝田一希(星槎道都大)       
3位:村田賢一(明治大)        3位:佐倉俠史朗(九州国際大付高)    
4位:日当直喜(東海大菅生高)     4位:福田幸之介(履正社高)       
5位:津田啓史(三菱重工East)     5位:萩原義輝(流通経済大)       
6位:古屋敷匠真(セガサミー)     6位:早坂響(幕張総合高)        
7位:杉原望来(京都国際高)      7位:桃谷椎吹(立命館大)        
指名終了                指名終了

 

 

 ソフトバンク     楽天
1位:武内夏暉(国学院大)×       1位:西舘勇陽(中央大)
  下村海翔(青山学院大)〇      
2位:明瀬諒介(鹿児島城西高)     2位:武田陸玖(山形中央高)
3位:鈴木叶(常葉大菊川高)      3位:森田大翔(履正社高)
4位:木村仁(九州共立大)       4位:後藤凌寿(東北福祉大
5位:古田島成龍日本通運)      5位:伊藤琉偉(BCリーグ新潟)
6位:江口翔人(西日本短大付高)    6位:村田怜音(皇学館大) 
指名終了                7位:粂直輝(東芝)  
                    8位:大谷輝龍(日本海リーグ富山)  
                    9位:青野拓海(氷見高)
                    指名終了

 

 

 

 

  西武         日本ハム
1位:武内夏暉(国学院大)〇       1位:細野晴希(東洋大)〇
2位:進藤勇也(上武大)         2位:草加勝(亜細亜大)
3位:小笠原蒼(京都翔英高)       3位:辻本倫太郎(仙台大)
4位:椎葉剛( 四国IL徳島)        4位:西村進之介(専修大
5位:仁田陽翔(仙台育英高)       5位:大山凌(東日本国際大)
6位:中島大輔(青山学院大)       6位:河内康介(聖カタリナ学園高)
7位:星野ひので(前橋工高)       7位:帯川瑠生(北海学園大学
 

 

 

 

各球団寸評

阪神       

1位:前田悠伍(大阪桐蔭高)      
2位:坂井陽翔(滝川二高)      
3位:仲田侑仁(沖縄尚学高)    
4位:蒔田稔(明治大)       
5位:寺地隆成(明徳義塾高)   
6位:真野凜風(同志社大)       
7位:泉口友汰(NTT西日本)   
指名終了              

 1位は最後の最後まで中央大学の西舘選手と迷いましたが、岡田監督の思わせぶり発言を無視できずに大阪桐蔭の前田選手としました。即戦力投手との報道も出ていますが場合によっては即戦力として計算してもいいくらい完成度の高い投手だと思います。1年目からローテで回ることがあれば怪物伝説の始まりかもしれません。

 2位は指名したかった上位候補の即戦力投手が残っていなかったので思い切って高卒投手を続けました。世代でもトップクラスの評価を受ける右腕で将来性も高いながら変化球、制球力も高い総合的にいい投手だと思います。右左の世代トップ投手を指名し将来に向けてワクワクする指名です。

 3位はこちらも高校生を続けて沖縄尚学の仲田選手を指名。春夏と甲子園で2大会連続本塁打を放っておりスラッガータイプの選手ですが確実性も兼ね備えています。ファーストがメインですが大山選手とは10歳以上離れているので、二軍で力をつけながら上手く世代交代して欲しい選手です。

 4位は即戦力期待で明治大の蒔田選手を指名。秋季リーグで好調を維持しており評価が上がっている印象です。オーソドックスな右腕でストレートの球威が武器なので先発、中継ぎどちらも対応できると思います。阪神の投手陣は意外と二軍に入れ替え候補が少ない印象なので頭数の1人となってほしいです。  5位は明徳義塾から谷内選手を指名。流経大の萩原選手と迷いましたが岡田監督の捕手は高卒がいい発言を考慮して高卒捕手の谷内選手にしました。打撃型の捕手でU-18日本代表での試合でも木製バットで存在感を示していました。打力を活かしてのコンバートも視野に入る選手です。

 6位で即戦力投手が少し薄いかなと感じたので同志社大の真野選手を指名。落ちる系のウイニングショットを持っているので中継ぎであれば早くから戦力化できるかもしれません。地元である関西の大学出身という点もポイントです。

 7位で二遊間もできるユーティリティーという位置づけで大卒社会人の泉口選手を指名。右打ちのユーティリティーだった北条選手、山本選手が退団するのでその穴埋めとして即戦力的に貢献してほしいです。早稲田の熊田選手と迷いましたが、数少ない右打ちを優先したかったのと熊田選手だと現在高卒3年目の遠藤選手と被る気がしたので泉口選手にしました。

 全体的に高卒選手の多い指名となりましたが、現状穴であるポジションは少ないですし昨年も高卒中心の指名だったのでこういう指名でも来季に影響が出ないのが阪神の強さだと思います。個人的にはドラフト7位の泉口選手の指名が大きいと思います。

 

 

 

広島    

1位:常広羽也斗(青山学院大)〇 
2位:横山聖哉(上田西高)    
3位:木村優人(霞ヶ浦高)    
4位:松浦佑星(日本体育大)   
5位:谷脇弘起(立命館大)    
6位:平元銀次郎(日本通運)   
7位:有馬諒(関西大)      
指名終了

 1位は公言通り常広選手を指名し巨人との抽選の末引き当てることに成功しました。広島の1位の即戦力右腕は森下選手、栗林選手とかなり印象がいいので常広選手も1年目から新人王を狙ってほしいです。

 2位は将来のコア候補として高卒ショートの横山選手を指名。チーム内で評価が高そうな霞ヶ浦の木村選手と迷いましたが、将来性の高い大物野手が少ないので横山選手にしました。肩の強さは一級品で足も速く長打力もある身体能力お化けです。ものになった時の天井の高さは今年の候補の中でも随一だと思います。身体能力を生かして他のポジションにコンバートしてもやっていけそうなのも魅力です。

 3位で2位の時に迷った霞ヶ浦の木村選手が残っていたので迷わず指名。滝川二の坂井選手と並んで世代でもトップクラスの右腕です。長身、細身で広島が好きそうなタイプですし将来性はかなり高いと思います。この順位で獲れたのはラッキーです。

 4位で二遊間候補として松浦選手を指名。足の速さは随一でチームに不足しているスピードを補ってくれる選手だと思います。打力が向上すれば一気にレギュラーを狙っていける選手です。

 5位で今まで指名していなかった中継ぎ要員として残っている中で中継ぎ適性の高そうな立命館の谷脇選手を指名。スライダーのいい選手で中継ぎであれば早くから一軍の戦力になれる選手だと思います。

 6位でこちらも中継ぎ要員として日本生命の平元選手を指名。こちらは左投手で独特な角度を持っているのでチームに足りない対左のワンポイントとしても貢献できると思います。高校時代、中村奨成選手とともに広陵を準優勝に導いた時のエースという経歴もあります。

 7位で坂倉選手の次が課題の捕手として関西大の有馬選手を指名。近年大卒捕手が3人指名されることは少ないですが、3人目であっても能力は高いです。チーム全体の課題である盗塁阻止率の改善を見込める選手だと思います。また、打撃でも期待できそうな点も魅力です。

 1位で即戦力先発を獲得し、上位で将来性の高い高卒選手、下位でチームの足りないところを埋める即戦力期待の選手を指名しました。来季に向けては下位の選手の活躍がカギになると思います。

 

 

 

 

DeNA   

1位:古謝樹(桐蔭横浜大)     
2位:広瀬隆太(慶応大)     
3位:松本凌人(名城大) 
4位:杉山遙希(横浜高)    
5位:武田登生(日本新薬)  
6位:川船龍星(日本通運)       
7位:高見沢郁魅(敦賀気比)   
指名終了

 1位は桐蔭横浜大の古謝投手を単独で指名しました。DeNAは競合を避ける印象があるため十分考えられるかなと思います。180㎝を超え左投手の中では長身ですが制球力がよくストレートのキレも抜群の投手です。今永選手が抜けますがポスト今永としてこれ以上ない存在だと思います。地元出身という点でもプラスです。

 2位はスラッガータイプの外野手ということで慶応の広瀬選手を指名。今シーズン、オースティン選手がいなかったこともあり外野手のスタメンに苦労した印象です。さらに、来季はソト選手の退団で佐野選手がファーストをメインにすることが考えられるためレフトのレギュラーにすっぽりと収まる可能性もあると思います。天性のアーチストで1年間やれれば20本塁打は軽く打ちそうな逸材です。こちらも地元出身ですね。  

 3位は残っていた即戦力投手の中で下級生の頃から評価が高かった名城大の松本選手を指名。やはり抜ける投手が多そうなので穴埋めが必要だと思います。いい時の姿は手を付けられないような投球を見せるのでその投球が見せられるようになれば一軍でも十分に通用する投手だと思います。

 4位は高卒投手から横浜高校の杉山選手を指名。1年生の夏からエースナンバーを背負い下級生の頃は完成度が高く左の技巧派というイメージでしたが、3年生になり140㎞後半を計測するなど力強さが加わってきたと思います。高卒の右の本格派にするか悩みましたが、DeNAは左投手を高確率で戦力化できていますし、早い時期から一軍での登板も見込めると思い指名しました。

 5位はやはりショートは必要だということで大卒社会人の武田選手を指名。小柄ですが動きがよく、阪神の中野選手のような活躍が期待できると思います。場合によっては即レギュラーも考えられますね。

 6位はここでも即戦力投手として日本通運の川船選手を指名。三菱重工の竹田選手と迷いましたが、今年の調子を見た感じ川船選手かなと思いました。日本通運3人指名され難しい部分もあると思いますが、入団してくれれば先発、中継ぎどちらでも戦力になる選手だと思います。

 7位で指名するか悩みましたがリストアップの報道が出ていた敦賀気比の高見沢選手を指名。打撃能力の高いサードの選手で宮崎選手の後釜候補として期待したいです。

 投手4人、野手3人のバランスのいい指名ができたと思います。即戦力投手も3人確保することができ、抜ける選手の穴を考えればまだ足りないですがドラフトでやれるだけのことはやったと思います。野手もピンズドの選手ばかりでかなりいいドラフトになったと思います。

 

 

 

 

巨人

1位:常広羽也斗(青山学院大)×  
   岩井俊介(名城大) 
2位:東松快征(享栄高)
3位:宮崎一樹(山梨学院大
4位:山田脩也(仙台育英高)   
5位:尾崎完太(法政大)
6位:石田裕太郎(中央大)
指名終了

 1位は広島が公言していた常広選手に突っ込むも玉砕、代わりに指名したのが名城大の岩井選手です。ストレート、落ちる球共に威力抜群で例年であれば初回入札があってもいい投手です。先発としてもいいですが今季不安定だった勝ちパに入れてもいいと思います。

 2位は高卒左腕の中で前田選手に次ぐ評価を受ける享栄の東松選手を指名。ストレートの威力は凄まじく覚醒すれば菊池雄星選手のような左の本格派になれる選手です。同じく高卒の坂井選手、木村選手や大卒投手とも悩みましたが、東松選手の将来性にかけました。

 3位は即戦力の外野手として山梨学院大の宮崎選手を指名。現状、野手の唯一の穴がセンターなのでセンターを守れる外野手を指名したかったです。今年の大学生の中ではNo1の外野手だと思います。既存の選手と切磋琢磨してレギュラー争いをしてほしいです。

 4位は将来の二遊間候補として仙台育英の山田選手を指名。安定したショート守備は高校生の技術の上を行くレベルです。二遊間どちらでも対応できると思います。U-18日本代表では木製バットへの対応も見せており打撃でも期待できると思います。

 5位は即戦力期待で法政大の尾崎選手を指名。下級生の頃は上位候補と言われていた逸材で完成度の高い左投手です。プロでも先発をやれる素質はあると思いますが、中継ぎにも対応できる点が魅力です。

 6位は阿部新監督の母校である中央大から石田選手を指名。ストレートの球威は今年の豊作年の中では下の方かもしれませんが、試合を作る力があり大崩れしない投手です。大卒3年目の赤星選手を見習いながら勝てる投手を目指してほしいです。

 報道で支配下の指名は5~6人ほどとの記事が出ていたので今回は6人を指名しました。即戦力投手を確保した上で将来性の高い高校生と野手唯一の弱点である外野手の補強に成功し満点に近いドラフトだと思います。

 

 

 

ヤクルト      

1位:武内夏暉(国学院大)×   
  下村海翔(青山学院大)×      
  度会隆輝(ENEOS
2位:高太一(大阪商業大) 
3位:冨士隼斗(平成国際大)   
4位:百崎蒼生(東海大熊本星翔高)
5位:黒木陽琉(神村学園高)    
6位:高野颯太(三刀屋)      
7位:工藤泰成(東京国際大)   
指名終了

 1位は足りない先発左腕である武内選手にいきましたが、ソフトバンク、西武、ロッテと4球団競合で逃し、外れ1位で即戦力期待の高い下村選手を指名しましたが、ここもソフトバンクと競合の末逃し、外れ外れ1位でここまで残っていた渡会選手を指名しました。3拍子揃った外野手で特に打撃技術はずば抜けて高いです。レギュラーが固まりきらない外野手のレギュラー候補というのはもちろんですが、外野だけでなくセカンド、サードもオプション的に守れるためポスト山田、ポスト村上を担える存在でもあります。スター性も高く父が元ヤクルトの選手ですので看板選手になることは間違いないです。

 2位は先発ができる左腕が残っていたので大商大の高選手を指名。大型で独特な角度から投げ込む左投手で制球力もいいためゲームメイク能力が高い選手です。1年目からローテに入ってもおかしくない選手だと思います。

 3位も即戦力投手として平成国際大の冨士選手を指名。簡単に150㎞を超えてくるスピードボールが武器で先発よりも中継ぎでイメージしやすい選手だと思います。ストレートの球威は今年のドラフト候補の中でも上位なので3巡目のこの位置まで残っていたのはラッキーです。

 4位は二遊間候補として東海大熊本星翔の百崎選手を指名。スピード感のあるアグレッシブなプレーが魅力で、高校通算39本塁打とパンチ力も兼ね備えています。母数の少ない右打ちであるという点も指名を後押ししました。山田選手の後釜や長岡選手の競争相手として重宝される存在になって欲しいです。

 5位は神村学園の黒木選手を指名。ストレートの球威が魅力の高卒左腕で甲子園で評価を上げた選手です。リリーフ適性が高く課題である左の中継ぎを埋めてくれる選手になると思います。

 6位は即戦力投手と悩みましたが将来のことを考え三刀屋高校の高野選手を指名。両翼とサードをメインにしている選手で村上選手の後釜候補として指名しました。右のスラッガータイプで肩も強く身体能力は高いと思います。技術がついてくれば大化けもあるかもしれません。

 7位で即戦力投手として期待できる選手が残っていたので東京国際大の工藤選手を指名。先発、中継ぎ両方に対応出来る選手でストレートの威力と縦スラで抑えることが出来るので個人的には中継ぎ向きかなと思います。下位から戦力になる選手が出て来れば大きいです。

 投手4人野手3人とバランスのいい指名になりました。1位を2回外してもまだ渡会選手が残っているということに今年の豊作感を感じます。来季に向けては即戦力期待の投手がどれだけ活躍できるかにかかっていると思います。

 

 

 

中日

1位:細野晴希(東洋大
    上田希由翔(明治大)
2位:上田大河(大阪商業大)
3位:松本健吾(トヨタ自動車
4位:石原勇輝(明治大)
5位:相羽寛太(ヤマハ
6位:東恩納蒼(沖縄尚学高)
7位:城野達哉(西濃運輸
指名終了                 

 1位は大卒の最速158㎞左腕の細野選手にいきましたが、日本ハムとの競合の末逃し路線を切り替えチームに足りない左の強打者である明治大の上田選手を指名しました。打撃技術の高さは折り紙つきでしたが、今年は長打力が増しさらなる強打者に成長しました。打点を稼ぐポイントゲッター的な立ち位置で貢献が期待できる選手です。守備位置はチーム事情を考えるとファーストになりそうです。

 2位では全体13番目の指名という利点を生かし大商大の上田選手を指名。多彩な変化球を操る本格派右腕で身長183㎝とまだ伸びしろもありそうな選手です。例年ならばドラフト1位級の選手ですし、1年目から先発ローテに入ってきてもおかしくない選手です。

 3位は大卒社会人からトヨタ自動車の松本選手を指名。昨年の今頃はドラフト1位も噂された選手です。今年は中々状態が上がってきていませんが、いい時の投球は1位クラスにも引けを取りません。早くから一軍の戦力になって欲しい選手です。

 4位はこちらも即戦力投手として明治大の石原選手を指名。ボールにキレがあり制球もまとまっているタイプの左投手です。学生時代も中継ぎ登板がメインだったので手薄な左の中継ぎとして戦力になって欲しい選手です。

 5位は今季苦しんだ二遊間候補として高卒社会人の相羽選手を指名。学年で言うと今年が大学3年生の年でまだ若く、チームの二遊間候補と年齢も被らないと思います。ショート守備で良さを見せている選手ですし、ユーティリティー的な起用も視野に入ってくる選手です。

 6位は甲子園で活躍した沖縄尚学のエース東恩納選手を指名。ストレートの球威は同世代の投手に一歩劣る印象ですが、それ以上にコントロールがよく変化球も難なく操る器用さがあります。早くから一軍の戦力になる可能性もある選手だと思います。

 7位は大野選手の引退により母数の少なくなった捕手として大卒社会人の城野選手を指名。近年社会人捕手の指名がないことは承知していますが城野選手は近年の社会人捕手の中でもトップクラスの選手だと思います。試合をまたいで5打席連続本塁打を放つなど長打力もあるので捕手でなくても戦力となる可能性があるのも指名しやすい要因だと思います。

 全体として投壊気味だった投手陣を中心に野手は足りないところを補強することを意識しました。1位で上田選手を指名できたため、その後連続して投手を指名する体勢ができたと思います。育成1位で中京学院大の赤塚選手を指名して松本選手ルートを狙ってほしいです。

 

 

 

オリックス   

1位:真鍋慧(広陵高)      
2位:堀柊那(報徳学園高)     
3位:村田賢一(明治大) 
4位:日当直喜(東海大菅生高)     
5位:津田啓史(三菱重工East)     
6位:古屋敷匠真(セガサミー)  
7位:杉原望来(京都国際高)    
指名終了            
 
 

ロッテ      

1位:武内夏暉(国学院大)×       
    西舘昂汰(専修大)         
2位:滝田一希(星槎道都大)       
3位:佐倉俠史朗(九州国際大付高)    
4位:福田幸之介(履正社高)       
5位:萩原義輝(流通経済大)       
6位:早坂響(幕張総合高)        
7位:桃谷椎吹(立命館大)        
指名終了          
 
 

ソフトバンク    

1位:武内夏暉(国学院大)×     
    下村海翔(青山学院大)〇      
2位:明瀬諒介(鹿児島城西高)   
3位:鈴木叶(常葉大菊川高)
4位:木村仁(九州共立大)   
5位:古田島成龍日本通運)   
6位:江口翔人(西日本短大付高)
指名終了   

 

 

 

楽天

1位:西舘勇陽(中央大)  
2位:武田陸玖(山形中央高)
3位:森田大翔(履正社高)
4位:後藤凌寿(東北福祉大
5位:伊藤琉偉(BCリーグ新潟)
6位:村田怜音(皇学館大) 
7位:粂直輝(東芝)  
8位:大谷輝龍(日本海リーグ富山)  
9位:青野拓海(氷見高)
指名終了
 

 

 

西武         

1位:武内夏暉(国学院大)〇     
2位:進藤勇也(上武大)   
3位:小笠原蒼(京都翔英高) 
4位:椎葉剛( 四国IL徳島)  
5位:仁田陽翔(仙台育英高)   
6位:中島大輔(青山学院大)    
7位:星野ひので(前橋工高)  
 指名終了

 

 

 

日本ハム

1位:細野晴希(東洋大)〇
2位:草加勝(亜細亜大)
3位:辻本倫太郎(仙台大)
4位:西村進之介(専修大
5位:大山凌(東日本国際大)
6位:河内康介(聖カタリナ学園高)
7位:帯川瑠生(北海学園大学
指名終了

 
 

2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~東京ヤクルトスワローズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回は来季の王者奪還はなるか!?東京ヤクルトスワローズです!!

 

 

野手の各ポジション評価はこちらから

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ドラフト関連 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

 

目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

小川 泰弘(33歳)試23、回144、防3.38、勝10、振86、K/B2.61
サイスニード(31歳)試23、回135、防3.67、勝7、振103、K/B2.86
高橋 奎二(26歳)試20、回101.2、防4.60、勝4、振94、K/B2.60
ピーターズ(31歳)試28、回100.2、防3.22、勝6、振66、K/B3.14
小澤 怜史(26歳)試29(14)、回101.2、防3.02、勝6、振83、K/B2.86
石川 雅規(43歳)試13、回63.1、防3.98、勝2、振22、K/B3.67
吉村 貢司郎(25歳)試12、回60.1、防4.33、勝4、振46、K/B3.29
ロドリゲス(25歳)試6、回33、防4.09、勝1、振23、K/B1.77

 ヤクルトの先発陣は今年苦しみましたが、希望は見えてきたと思います。

 エースの小川選手が安定したエースの投球を見せチームとしても個人としても3年ぶりに二桁勝利を達成し柱として貢献しました。外国人選手のサイスニード選手は今年も135回を消費してくれて小川選手とともに柱に、さらに新戦力のピーターズ選手が終盤にケガがあったものの100回以上を投げ防御率3点台前半と安定していました。この柱3人がしっかりしていたものの後に続く選手に苦しみました。

 今年エースへと飛躍が期待された高橋選手が侍ジャパンの影響もあったのかまさかの防御率4.60と安定感に欠けました。前年8勝、7勝を挙げた原選手、高梨選手も共に0勝とこちらも計算外となりました。特に原選手は一軍で登板無しに終わりました。大ベテランの石川選手は今年も安定していましたが、投げ抹消での起用なのでローテを守ることはできません。

 ただ、来季に向けて希望が出てきたのは新戦力の台頭の台頭があったからです。

 ビハインドの登板がメインだった小澤選手が先発として好投を続け防御率3.02と安定していました。また、ドラ1ルーキーの吉村選手も期待以上とまではいかなかったものの終盤には好投を見せ4勝を挙げました。シーズン途中に加入したロドリゲス選手も来季に向けてプラス要素だと思います。

 

 

来季のローテ候補

当確:小川 泰弘、サイスニード
濃厚:ピーターズ、高橋 奎二、小澤 怜史、吉村 貢司郎
候補:山野 太一、石川 雅規、ロドリゲス、高梨 裕稔、原 樹理、山下 輝、奥川 恭伸

 来季の先発陣は3本柱がいますね。エースの小川選手、2年続けてローテを守っているサイスニード選手に残留濃厚と思われるピーターズ選手の3人です。ここのエース候補の高橋選手を加えてこの4人は来季のローテもほぼ固いと思います。

 ここに今シーズン良かった小澤選手に今シーズンよりも上積みが期待される吉村選手、シーズン途中に支配下復帰し一軍で好投を見せた山野選手といったところが入ってきてほしいです。まだ若いですし成長や保険的なところも考慮してロドリゲス選手には残留してほしいですし、実績組の高梨選手、原選手、大ベテランの石川選手も控えています。ケガから復帰すれば山下選手、奥川選手のドラ1コンビにも期待してしまいますね。

 ただ、全体的に計算できるところは少ないので追加が欲しいところです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

田口 麗斗(28歳)試50、回48.1、防1.86、勝3、H9、S33、振55、K/B4.23
清水 昇(27歳)試56、回54.1、防2.98、勝1、H39、振47、K/B7.83
木澤 尚文(26歳)試56、回53、防2.72、勝2、H22、振49、K/B1.88
石山 泰稚(35歳)試50、回47、防2.32、勝3、H27、振41、K/B3.15
星 知弥(29歳)試47、回40、防3.38、勝2、H22、振48、K/B3.00
大西 広樹(25歳)試46、回55、防3.60、勝2、H8、振35、K/B2.92
山本 大貴(27歳)試42、回35.1、防2.55、勝2、H11、振26、K/B2.00
今野 龍太(28歳)試26、回31、防3.77、勝1、H3、振13、K/B1.30
丸山 翔大(25歳)試22、回26.2、防4.05、勝0、振25、K/B1.56

 昨年鉄壁の中継ぎ陣を見せていたヤクルトですが今シーズンは昨年ほどの安定感はなかった印象です。

 昨年守護神を務めていたマクガフ選手がメジャー挑戦のため退団し昨年火消しでの貢献が大きかった田口選手が本人の直訴もあり守護神に抜擢され見事にその大役を果たしました。

 ただ、そこに繋ぐまでが苦しみました。8回の男である清水選手がケガで開幕は間に合わず復帰してからも昨年ほどの安定感はありませんでした。状態の悪かった清水選手を8回から動かせなかったのがつらいですね。7回は中継ぎとして覚醒した星選手がメインで務めていました。シーズン終盤の安定感は凄まじかったですね。

 さらに、接戦時には昨年から中継ぎの主戦となっていた木澤選手、守護神経験のあるベテラン石山選手、昨年トレードで加入し今年はワンポイント的に活躍が多かった山本選手、昨年に続きロングリリーフでの起用が多く終盤には接戦時の起用も増えてきた大西選手が戦力となっていましたが勝ちパを担えるほどの安定感があった選手は少なかったです。

 2年連続50試合以上に登板していた今野選手は今年は不振に苦しみ登板数を減らしました。他には育成から支配下昇格を果たした丸山選手がビハインドを中心に一軍の戦力となりました。

 昨年の中継ぎ陣は勝ちパを担える選手が複数おりかつ田口選手を火消し要員としてジョーカー的に起用できる層の厚さが魅力でしたが、今年は勝ちパを担える選手が少なく田口選手の代わりにジョーカー的な起用をできる選手がいなかったことが苦戦の要因だと思います。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:田口 麗斗、清水 昇、星 知弥
接戦時:木澤 尚文、石山 泰稚、山本 大貴、大西 広樹
ビハインド:今野 龍太、丸山 翔大
候補:阪口 皓亮、尾仲 祐哉、長谷川 宙輝、柴田 大地

 来季は田口選手がFA流出の可能性がありますが複数年契約で残留する見込みということで守護神として計算しています。

 勝ちパを今季と同じく田口選手、清水選手、星選手の3選手が務めると思います。田口選手、星選手は今季ほどの成績が残せるかはわかりませんが清水選手は状態が戻れば上積みが見込めると思います。

 接戦時には今季の成績から木澤選手を中心に石山選手、山本選手、大西選手に頑張って欲しいです。特に山本選手、大西選手は今季の良い時の投球が出来ればもっといい場面での起用が増えていくと思います。

 ビハインドでは丸山選手と本来ならば接戦時を担ってほしい今野選手。この2人が接戦を担えるほどに状態を上げてきたら層が厚くなると思います。

 その他の候補では今シーズン途中にトレードで加入した阪口選手、今シーズンビハインド的に貢献した尾仲選手、一軍の戦力になった時期もあった長谷川選手、近藤選手、二軍で最多登板の柴田選手らがいます。

 

 

 

ショート

今季の陣容

長岡 秀樹(22歳)試132、率227、安101、本3、打35、得43、盗4、O575
武岡 龍世(22歳)試18、率219、安35、本1、打8、得18、盗3、O536
元山 飛優(24歳)試2、率179、安6、本0、打3、得1、O380

 ヤクルトは昨年大ブレイクを果たし今シーズンでレギュラーを確固たるものにしてほしかった長岡選手が不振に苦しみ昨年から大きく成績を下げることになりました。守備の安定感は増していますが打撃が課題ですね。

 ただ、この状態の長岡選手に取って代わる選手がヤクルトにはいなかったですね。二番手の武岡選手はスピード感あふれるプレーが特徴ですが打撃成績は長岡選手もよりも悪くショート守備も長岡選手に劣るものがありました。

 シーズンのほとんどをこの2人が守っており、実績のある西浦選手をトレードで放出してことを考えると追加は確実に必要だと思います。

 

 

 

一三塁の若手有望株不足

二軍の一塁手

松本 友(28歳)試33、率268、安84、本6、打40、得38、盗2、O741
荒木 貴裕(36歳)試31、率230、安46、本0、打18、得22、盗0、O556
西田 明央(31歳)試22、率230、安46、本3、打22、得28、盗0、O655

二軍の三塁手

北村 恵吾(22歳)試55、率234、安75、本10、打46、得39、盗1、O678
西村 瑠伊斗(19歳)試43、率183、安51、本4、打22、得25、盗2、O491
奥村 展征(28歳)試20、率188、安44、本2、打13、得34、盗2、O540

 二軍には一三塁手の若手有望株が少ないですね。

 サードはルーキーの北村選手、西村選手が守っており若手の育成に充てることができていますが、ファーストは中堅選手がメインで守っており松本選手はユーティリティー、荒木選手は引退、西田選手は捕手がメインということを考えるとファーストをメインにしている若手有望株は1人もいないですね。

 村上選手のメジャー挑戦も早くて2年後には考えられますし、ファースト、サードを守れるスラッガー候補の追加が欲しいです。

 

 

 

外野手

今季の陣容

サンタナ(31歳)試129、率300、安140、本18、打66、得52、盗2、O844
並木 秀尊(24歳)試77、率242、安39、本1、打7、得37、盗15、O572
青木 宣親(41歳)試56、率253、安55、本3、打19、得25、盗2、O703
濱田 太貴(22歳)試67、率234、安59、本5、打22、得30、盗4、O652
山崎 晃大朗(30歳)試58、率241、安33、本0、打3、得17、盗9、O548
丸山 和郁(24歳)試66、率206、安20、本0、打7、得13、盗7、O510
内山 壮真(21歳)試50、率229、安55、本6、打27、得20、盗3、O653
塩見 泰隆(30歳)試49、率301、安56、本8、打31、得33、盗1、O873

 今シーズンは外野手も苦しみましたね。

 ライトはサンタナ選手がケガなくシーズンを乗り切り素晴らしい成績を残しましたが、センターは塩見選手がケガで長期離脱したことにより中々固まらず、レフトも青木選手の衰えなのか中々状態が上がりませんでした。安定感のある成績を残せる山崎選手もケガで前半戦はいなかったですね。

 濱田選手、並木選手など楽しみな若手有望株の台頭があり、二軍ではルーキーの澤田選手が18本塁打を放ち存在感を見せていることを考えると希望もありますが、計算できる選手が少ないので追加が欲しいところです。

 

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)、即戦力中継ぎ()、左投手(
二遊間()、外野手()、一三塁手(中)、捕手(小)

 補強ポイントはまず即戦力投手ですね。特に近年苦しんでいる先発投手の層を厚くしたいです。近年ドラフト1位が苦戦していることが要因の1つだと思うので、競合覚悟でいい選手に突っ込むのがいいと思います。中継ぎは先発ほど優先度は低いですが、今オフに実績のある久保選手、大下選手が退団していることを考えると追加は必要です。

 野手は二遊間を守れる選手がほしいですね。ショートは上記の通りですが山田選手の状態も心配なのでセカンドにコンバートを視野に入れられる思います。打撃型のショートを獲りたいですね。外野手はどちらかというと即戦力の選手が欲しいですね。今年は特に元ヤクルトの渡会選手を父に持つ渡会選手が候補にいるので指名を検討してもいいと思います。

 一三塁手スラッガー候補は今年は豊作なので下位での指名でもいいと思いますが、チームの編成陣が優先度が高いと判断するなら上位の枠を割くと思います。捕手は育成の松井選手が退団するので追加があってもいいと思いますが、緊急ではないので育成指名でもいいと思います。

 

 

 

指名予想

投手4人(即戦力2人以上)
二遊間1人、一三塁手1人、外野手1人
 
1位:即戦力先発
2位:外野手
3位:即戦力投手
4位:一三塁手or二遊間
5位:二遊間
6位:投手
7位:高卒投手

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 ヤクルトは投手、野手バランスよく指名する傾向にあるので今年もそれに近い指名になると思います。

 1位では優先的に先発ができる即戦力投手を確保したいですね。特に左投手が少し弱いので左投手であればベストです。

 2位では即戦力の外野手を指名したいです。今年のドラフト市場的に外野手は少ないので指名するのであれば出来るだけ上位で指名しておきたいですね。

 3位で即戦力投手を指名すると思います。ヤクルトはこの順位で即戦力投手を指名することが多いと思います。

 4位、5位で野手の穴である二遊間と一三塁手を狙いたいです。即戦力であればベストですが、今年の市場を考えると残ってないかなと思います。

 6位以降でも投手を追加し投手陣を厚くしておきたいです。特にヤクルトは毎年高卒投手を指名しているので高卒投手はこの順位で指名すると思います。

 育成では投手、野手満遍なく指名したいです。特に支配下で捕手を指名していない場合はここで確保しておきたいです。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:武内 夏暉(国学院大学
2位:度会 隆輝(ENEOS
3位:松本 健吾(トヨタ自動車
4位:小笠原 蒼(京都翔英高校)
5位:相羽 寛太(ヤマハ
6位:蒔田 稔(明治大学
7位:成田 晴風弘前工高校)

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想は大学でもトップクラスの評価を受ける武内選手でいくと思います。弱点である左投手ですし、完成度が高く一軍でも先発として計算できる選手だと思います。

 2位は残っていれば渡会選手にいきたいですね。このチームに誰よりもルーツのある選手ですし、外野手だけでなくセカンド、サードも守れるので山田選手、村上選手の後釜として育成することもできます。この人以上にベストな選手はいないと思います。残っていなければ慶応大学の廣瀬選手かなと思います。

 3位で即戦力期待で松本選手。今季は中々調子が上がらず評価が上がっていませんが、昨年まではドラ1候補とまで言われていた選手です。良い時の投球が出来れば一軍でも十分に活躍できる選手だと思います。

 4位で高卒のスラッガー候補として小笠原選手。ファーストがメインの選手ですが、パワーだけでなくミート力も高い選手です。左打者ということで評価があまり上がらずこの順位でも指名できると思います。

 5位でショート候補として相羽選手。高卒社会人の選手ですので若さも魅力だと思います。打撃型ではないですが守備はある程度鍛えれば一軍でも通用する選手だと思います。長岡選手と競えるようならベストです。

 6位で即戦力投手として大卒の蒔田選手。東京六大学の選手ですので神宮での登板経験もあると思います。オーソドックスな右腕で先発でも中継ぎでも対応できると思います。

 7位で高卒投手の成田選手。身長185cmと高身長で馬力もありますし投球フォームもバランスがいいので順調に成長すれば球界屈指の投手に化ける可能性があると思います。

 

 投手と野手バランスよく指名することができました。特に渡会選手が指名出来れば大きいですね皆さんも思い思いの指名予想をしてドラフトを楽しんでみてください。

 

 

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