何はともあれ野球推しです。
2024年のストーブリーグの補強第11弾がありましたね。オリックスが広島の九里選手を獲得することが発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- 補強の意図
- 今後の補強
各選手詳細
九里 亜蓮(33歳)188cm、97㎏、右投、投手、プロ11年目
通算:試260、回1260、防3.49、勝71、H13、振944
一軍:試23、回131.2、防3.21、勝7、振95
九里選手は亜細亜大学からドラフト2位で広島に加入した技巧派右腕です。大学時代はチームのエースとして東都で通算19勝5敗、防御率1.60と素晴らしい実績を残しました。プロ入り後も1年目から先発、中継ぎ両方で活躍し2018年からは先発一本で勝負しローテの柱に定着しています。2021年には13勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得し、2023年にはキャリアハイとなる174回を投げ防御率2.56と素晴らしい成績を残しました。今季も先発の柱として活躍し、オフにメジャー挑戦も考慮に入れて海外FA権を行使し動向が注目されていました。海外移籍も模索しましたがこのタイミングでオリックスへの加入が決まりました。
選手の特徴
九里選手は多彩な変化球を駆使する技巧派右腕です。ストレートは平均140㎞中盤とそこまで速くはありませんが、チェンジアップ、スライダー、カットボール、シュート、ナックルカーブ、ツーシームと多くの球種を操ります。また、大きなケガなく2017年から8年連続100回以上を投げるなど安定してイニングを消費してくれる選手です。2023年にキャリアハイを達成しているのも高評価ですね。オリックスでも先発の柱として期待できると思います。
補強の意図
オリックスは強力な先発陣を擁していますが、今季は大エース山本選手、主力格の山崎福選手が退団し、宮城選手、山下選手、東選手など計算したかった選手がケガや不振に苦しむなど先発の頭数が足りない時期がありました。ただ、エスピノーザ選手、曽谷選手など新戦力の台頭もありました。来季は宮城選手、エスピノーザ選手はほぼ確定で田嶋選手、山下選手、曽谷選手が順当ならローテに入ると思うのでここに九里選手が入ると6人が直ぐに埋まってしまいますね。ここに東選手や高島選手、来季から先発転向の古田島選手、若手有望株の齋藤選手が控えているわけですからかなり層が厚いです。来季は先発陣がさらに強化され12球団でもトップクラスに位置するはずです。
今後の補強
オリックスは現在支配下枠65人とまずまず空いていますね。ここから人的補償で引き抜かれれば64人になります。ただ、広島の支配下枠は68人とパンパンなので人的補償で引き抜かれるかは微妙ですね。引き抜かれるとすれば九里選手、矢崎選手が抜けることを考えて基本的に投手が選ばれると思います。
育成選手が多いのでここから補強があるとすれば外国人になると思います。投手はマチャド選手、エスピノーザ選手、ペルドモ選手と3人の残留が決まっていて、野手は新加入のディアス選手の1人のみが決まっていますね。今季は得点力不足に苦しみましたし、獲得するとしたら野手をもう1人追加したいです。
その他、育成選手の昇格も見据えていると思います。注目は今季ルーキーながら二軍で打率301と好成績を残した二遊間の河野選手です。
まとめ
今回はオリックスが先発右腕の九里選手を獲得しました。ケガが少なく実績豊富なため計算しやすいですし、強力な先発陣さらに強化できると思います。