ドラフト採点、オリックスブルーウェーブ~2001年~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は新企画です!!

 過去のドラフトはどれだけ成功したかを各選手ごとに評価して隔年ごとに検証してみたいと思います!

 選手の評価は独自の指標を用いていてランクはなし、C、C⁺、B、B⁺、A、A⁺、S、SSまで9段階評価で点数は各ランクごとに0、1、2、3、4、5、7、10、15点を付けています。

 その年の点数の合計で

0~4点(少し厳しい年)

5~7点(まずまず成功!)

8~10点(十分に成功!!) 

11点以上(大成功!!!)  

20点以上(神ドラフト!!!!) 

 というイメージです!!

 

 ちなみに評価の基準(かなり複雑なので伝わるかはわからないです💦)は最後に記載しておくので気になる人はそちらもご覧ください。

 

※成績は全て通算の成績です。

※タイトルの略称

 勝:最多勝 
 高:最高勝率 
 率:最優秀防御率
 奪:最多奪三振
 中:最優秀中継ぎ
 セ:最多セーブ

 率:首位打者 
 安:最多安打
 出:最高出塁率
 本:本塁打王
 点:打点王
 盗:盗塁王

 ベ:ベストナイン
 ゴ:ゴールデングラブ賞
 新:新人王
 M:MVP
 日:日本シリーズMVP
 沢:沢村賞
 代:日本代表選出

 

今回はオリックスブルーウェーブ、2001年ドラフトです!!!

 

2001年は自由枠が採用された影響で順位が不規則になっているのでご注意ください。

 

 

ドラフト指名選手一覧

自由枠小川裕介立命館大)投手  

通算:試5、回3.1、防18.90、勝0、振4

 小川選手は関西大学リーグで無双していた本格派右腕で、即戦力の期待を受け自由枠で加入していました。ただ、プロではコントロールに苦しみ中々一軍で結果を残すことが出来ませんでした。晩年にはケガもありましたね。基準に沿って評価なしです。

 

 

自由枠:平野恵一東海大内野手  S

2010年:試139、率350、安172、本1、打24、得77、盗6、O820
通算:試1260、率279、安1184、本18、打263、得516、盗60、O679
ベ...2回、ゴ...2回

 平野選手は東海大で下級生の頃からレギュラーとして活躍し、通算打率312、ベストナイン6回とリーグトップクラスのショートとして即戦力として期待されました。プロ入り後は3年目にセカンドのレギュラーとして定着すると不調に苦しんだ年もありましたが、阪神にトレード移籍してから覚醒し2年連続でベストナインゴールデングラブ賞をダブル受賞するなどリーグ屈指のセカンドとしての地位を築きました。高い守備力とバットコントロール、小柄ながら魅せるハッスルプレーでファンからも愛されましたね。基準に沿ってS評価です。

 

4位:島脇信也(近江高)投手 

通算:なし

 4位の島脇選手は強豪の近江高校でエースとして甲子園準優勝に導いた実力者です。ただ、プロ入り後はケガに苦しみ一軍での登板がありませんでした。万全の状態で成長する姿が見たかったですね。基準に沿って評価なしです。

 

5位:早川大輔本田技研)外野手  C⁺

2007年:試133、率283、安130、本5、打44、得72、盗16、O739
通算:試632、率258、安425、本18、打138、得251、盗76、O669

 5位の早坂選手は大卒社会人で26歳というオールドルーキーで入団しました。プロ入り後は武器である俊足を活かし一軍で632試合に出場しました。オリックス、ロッテ、横浜で10年間プレーしましたね。両打ながら高いバットコントロールもありロッテに移籍した初年度は外野のレギュラーに定着しました。基準に沿ってC⁺です。

 

6位:肥田高志立命館大)外野手  

通算:試12、率143、安2、本0、打1、得2、盗0、O490

 6位の肥田選手は関西の強豪である立命館大で下級生の頃からレギュラーとして活躍した実力者です。ただ、プロ入り後は二軍でもアピール出来ず一軍で12試合の出場に留まりました。基準に沿って評価なしです。

 

7位:山本拓司(大産大)投手

2002年:試28、回14.1、防3.14、勝0、振14
通算:試54、回23.2、防5.70、勝2、振19

 7位の山本選手は関西リーグで下級生の頃から登板を重ねていた左腕です。プロ入り後はワンポイントを中心に活躍し一軍で54試合に登板しました。ただ、2年目以降は成績が悪化し4年間のプレーとなりましたね。基準に沿って評価なしです。

 

8位:辻竜太郎ヤマハ)外野手 

2007年:試79、率283、安49、本7、打18、得24、盗3、O695
通算:試209、率261、安122、本9、打44、得44、盗6、O682

 8位の辻選手は強打の左のスラッガーとして社会人の名門ヤマハで主力として活躍した選手です。プロ入り後もその打撃力を活かし一軍で209試合に出場し9本塁打を放ちました。ただ、守備に課題があり思うように出場機会が伸びなかったです。惜しいですが基準に沿って評価なしです。

 

9位本柳和也日本通運)投手  C⁺

2004年:試29、回134.2、防5.61、勝6、振86
通算:試223、回498、防4.63、勝19、H28、S2、振350

 本郷選手は社会人野球の強豪である日本通運で主戦投手として活躍した右腕です。プロ入り後は先発、中継ぎ両方で活躍し2004年には20先発で6勝を挙げ、2008年には中継ぎとして58試合に登板し11ホールドを挙げています。9年間プレーし223試合に登板しましたね。基準に沿ってC⁺です。

 

 

10位:後藤光尊川崎製鉄千葉)内野手  S

2010年:試143、率295、安174、本16、打73、得82、盗2、O780
通算:試1361、率269、安1265、本95、打476、得515、盗83、O691

 後藤選手は大学をいじめがあり大学を中退し社会人野球で実力を示しドラフトで指名されました。プロ入り後は2年目にセカンドのレギュラーに定着するとパンチ力のある打撃と内野全ポジションを守るユーティリティー性を武器に通算1361試合に出場し1265安打を放ちました。トレードで楽天に移籍後も存在感を見せました。プロ15年間でルーキーイヤーを除いて毎年50試合以上に出場していますね。基準に沿ってS評価です。

 

11位:牧田勝吾(日本通運内野手 

通算:試91、率232、安38、本2、打15、得16、盗0、O586

 11位の牧田選手は社会人野球の強豪日本通運で主力格として活躍した打撃が武器の内野手です。ドラフト指名時点で27歳とオールドルーキーでした。プロ入り後は7年間で91試合に出場しました。現在はオリックスでスカウト・編成副部長を務めチームの優勝に貢献しています。選手としては評価なしですが、スカウトとしての貢献度は大きいです。

 

12位:板倉康弘(東農大生産学部)外野手  

通算:なし

 12位の板倉選手は社会人の強豪のラグビーチームから声がかかるほどの身体能力を持つ外野手です。プロ入り後はイップスに苦しみ2年間で一軍での出場はありませんでした。基準に沿って評価なしです。

 

13位:深谷亮司(河合楽器)捕手  

通算:なし

 13位の深谷選手は社会人で都市対抗野球優勝にも貢献した捕手です。彼もドラフト指名時点で27歳とオールドルーキーでした。プロ入り後は右肩のケガに苦しみ1年で退団となりました。その後はブルペンキャッチャーを務めています。基準に沿って評価なしです。

 

14位:藤本博史(米独立リーグ)捕手

通算:なし

 14位の藤本選手はアメリカの独立リーグでプレーしていた変わり種です。彼もドラフト指名時点で25歳とオールドルーキーでした。プロ入り後は2年間プレーし一軍での出場はなかったです。基準に沿って評価なしです。ちなみに現在はイチローが所属する草野球チームでイチローとバッテリーを組んでいます。

 

15位:橋本泰由(箕島球友会)投手

通算:なし

 15位の橋本選手は社会人のクラブチームでプレーしていた投手です。プロ入り後はケガの影響も2年間で一軍での出場はありませんでした。基準に沿って評価なしです。

 

 

計24点

 

 

まとめ

 イチローがメジャー挑戦後2年連続でBクラスに沈んでいたチームを立て直すべく14人もの大量指名で、特に自由枠2人を中心とした即戦力を多く獲得しました。その中で平野選手、後藤選手とS評価の2人を獲得出来たのは大きかったですね。ただ、平野選手は阪神に移籍してからの活躍の方が凄かったので得点程の貢献度はないです。他にも早坂選手、本柳選手と多くいる中から点数が付いた選手が出ています。点数だけみると神ドラフトですが、移籍した選手がいたり突き抜けた選手がいなかったりということで成功ドラフトと言えるくらいに留まるでしょう。

 

 

 

※評価の基準

投手

①登板数(先発×2)or投球回のどちらか高い方を採用
 登板数(C75、B150、A300、S450、SS600)

投球回(C250、B500、A750、S1000、SS1500)

②勝ち数×2+ホールド数+セーブ数×1.5
 合計(C30、B70、A140、S200、SS300)

③二桁勝利or規定投球回or50登板or20ホールドor15セーブを達成した年

 C:1年 B:3年 A:5年 S:7年 SS:10年

④タイトルを獲得した年

 A:1年 A⁺:2年 S:3年 SS:5年

 

基本的に①と②の合計、ただ③と④は達成した瞬間にその基準以上が確定

①がBの基準、②がCの基準→C⁺

①がBの基準、②がBの基準、③がCの基準→B

①がBの基準、②がBの基準、③がCの基準、④がAの基準→A

 

野手

①試合数(C300、B600、A900、S1200、SS1800)

②塁打数+四死球+盗塁数(C450、B900、A1350、S1800、SS2700)

※捕手は×1.5、遊撃手は×1.2

③打点+得点(C240、B480、A720、S960、SS1440)

※捕手は×1.5、遊撃手は×1.2

④120安打or20本塁打or80打点or30盗塁を達成した年

 C:1年 B:3年 A:5年 S:7年 SS:10年

⑤タイトルを獲得した年

 A:1年 A⁺:2年 S:3年 SS:5年

 

基本的に①と②、③の合計、ただ④と⑤は達成した瞬間にその基準以上が確定

①がBの基準、②がCの基準、③がCの基準→C⁺

①がBの基準、②がBの基準、③がCの基準→B

①がCの基準、②がCの基準、③がCの基準、④がBの基準→B