何はともあれ野球推しです。
先日行われたドラフト会議後に各球団の簡単な総評を書いた記事が凄まじい閲覧数となっていてかなりビビッています(笑)。
私もドラフト会議を楽しみにしていましたし、皆さんも楽しみにしていた人が多かったのだと思います。
今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。
今回は将来が楽しみなロマンある指名!!
北海道日本ハムファイターズです!!!
目次
- ドラフト指名一覧
- 各選手詳細と指名の意図
- 全体の感想
- 今後の補強について
ドラフト指名一覧
1位:宗山塁(明大)内×
柴田獅子(福岡大大濠)投〇
2位:藤田 琉生(東海大相模)投
3位:浅利 太門(明大)投
4位:清水 大暉(前橋商)投
5位:山県 秀(早大)内
6位:山城航太郎(法大)投
指名終了
育成指名
1位:川勝 空人(生光学園)投
2位:渋谷 純希(帯広農)投
指名終了
1位:柴田獅子(福岡大大濠)投
186㎝、85㎏、右投左打、18歳、可能性無限大の二刀流
1位は宗山選手を外しましたが二刀流として将来が期待される柴田選手を指名しました。投手としては186㎝といった体格を活かした威力のあるストレートが武器の本格派右腕です。フォームもしなやかに腕を振り力感以上の球速を出します。野手としては優れた打撃センスと抜群のパワーを持つ左のスラッガーです。スカウト評では投手の方が評価されている場合が多いですが、新庄監督としては野手としての評価が高いようですね。日本ハムに入ってどのような成長曲線を描くか注目です。
2位:藤田 琉生(東海大相模)投
198㎝、96㎏、左投、17歳、左腕としてNPB最高身長となる超大型左腕
2位で東海大相模のエース藤田選手を指名しました。最速150㎞のストレートが注目されますが、実際は変化球も器用に操る技術のある投手で3年に球速が上がり上位候補として見られるようになりました。U18日本代表でも台湾相手に好投を見せましたね。現時点での完成度もありますが、伸びしろも十分の若手有望株です。
3位:浅利 太門(明大)投
186㎝、89㎏、右投、22歳、トップクラスの馬力を持つパワー型右腕
3位は明治大学から浅利選手を指名しました。昨年のこの時期には1位級と言われていた選手ですね。一番の武器は馬力の大きさで最速154㎞のストレートは威力抜群です。今季先発挑戦が上手くいかず思うように評価を上げることが出来ませんでしたが、ポテンシャルは誰もが認めるところです。即戦力というよりは将来性を見込んでの指名ですが、1年目から活躍する可能性もあります。
4位:清水 大暉(前橋商)投
192㎝、95㎏、右投、18歳、スケールの大きさが評価される大型右腕
4位は前橋商業のエース清水選手を指名しました。長身を活かした角度あるボールを投げ込む本格派右腕で、フォームに癖がなくストレートの回転もいいので伸びしろの塊ですね。まだまだ線が細いのでこれから体が出来てくれば大化けも期待できます。他球団からの評価も高かった選手で4位まで残っていたのは大きいです。
5位:山県 秀(早大)内
176㎝、80㎏、右投右打、22歳、ハイレベルな守備力を持つ内野手
5位は早稲田大学から山縣選手を指名しました。大学日本代表にも選出された世代を代表するショートですね。一番の武器は安定した守備力でアクロバティックなプレーも出来ますね。守備は間違いないので打撃が順応出来れば即戦力として期待出来ると思います。内野複数ポジション守れるユーティリティー性も兼ね備えています。
6位:山城航太郎(法大)投
183㎝、84㎏、右投、22歳、ベールに包まれた秘密兵器
6位は法政大学から山城選手を指名しました。福岡大大濠高校時代は同期に山下舜平太選手がおり、大学進学後も同期に篠木選手や吉鶴選手がいるなどプロ注目の同期たちに出番が回り中々公式戦での登板機会がありませんでした。ただ、ボールの質などスカウトに評価されており、今年になってまとまりが出てきたことで公式戦での登板が増え、その伸びしろを買われ支配下での指名となりました。即戦力というよりも将来性を見込んでの指名だと思います。
育成
育成では高卒投手2人を指名しました。1位の川勝選手は2年時で既に150㎞越えのストレートを投げていて馬力だけなら支配下の選手にも引けを取りません。2位の渋谷選手も地元出身の左腕ということで、この2人は伸びしろ期待です。日本ハムは今季高卒3年目の福島選手、柳川選手が育成から台頭してきているのでその流れに乗りたいです。
指名全体の感想
5位の山縣選手以外は大型で将来性のある投手ばかり指名していた夢が膨らむ指名ですね。1位の柴田選手は投打で注目の選手ですし、数年後物凄い選手が出てきている可能性もあるドラフトとなりました。
来季に向けては二遊間を高いレベルで守れる山縣選手が即戦力として期待されると思います。
今後の補強
さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。
主な退団選手
投手:鍵谷(引退)、黒木
育成打診組(安西、宮内、北浦)
野手:加藤豪(引退)、江越、福田、スティーブンソン
入る選手がいるということは出る選手もいるのでここをまとめないわけにはいきませんね。
既存の支配下選手を見ると現在、日本ハムの支配下から外れる選手は育成再契約も含め9人が発表されています。ドラフトで6人が加入するので枠は3つ空いていますね。正直、そこまで多く空いていないので補強は慎重になると思いますが、既存の外国人選手が多いので彼らの去就次第だと思います。
ドラフト前に挙げた補強ポイント
※()内優先度
先発投手(高)→なし
中継ぎ投手(中)→浅利?、山城?
二遊間(高)→山縣
センター(高)→なし
左のスラッガー(低)→なし
ドラフト前に挙げた補強ポイントはそれほど埋まっていませんね。
将来性に振り切った指名だったのでここは仕方ないと思います。来季にリーグ優勝に向けてある程度即戦力期待の選手を中心に指名すると思いましたが、ドラフトではあくまでも未来に向けてという方針が一貫していました。
埋まっていない補強ポイントについてはその他の方法で埋めていくことになりそうです。
外国人
在籍中の外国人選手
赤字:残留濃厚
投手:ロドリゲス、バーヘイゲン、ザバラ、マーフィー
野手:マルティネス、レイエス、スティーブンソン
外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。
投手はロドリゲス選手、マーフィー選手の2人が退団濃厚という記事が出ていましたね。ロドリゲス選手は今季厳しかったのでともかくマーフィー選手は中継ぎとして戦力になっていたので残しても良かったのかなと思いましたがシビアにいきましたね。逆に情報が出ていない2人は残留路線かなと思います。
野手は凄まじい打撃成績を残していたレイエス選手は複数年契約での残留のようでスティーブンソン選手は既に退団しているので後はマルティネス選手の去就ですね。プレミア12出場のため帰国せず日本に残って調整しているので残留の可能性が高いですが、キューバの選手なので政府の絡みもありますし捕手としての出場機会を求め退団となる可能性も0じゃないです。
新たに入れるとしたら投手ですね。バーヘイゲン選手が先発、中継ぎどちらでいくかわかりませんが、投手陣の現状を見る限り中継ぎを補強しておきたいです。
野手は間違いない選手が2人いるので補強はなしでもいいと思いますが追加するとすれば二遊間が守れる選手になると思います。
FA
FA権を行使することを表明したソフトバンクの石川選手を狙いにいってもいいと思います。来季の優勝に向けては必要な戦力ですし、伊藤選手、加藤選手、山崎選手に次ぐ先発の柱として期待したいです。Cランクで人的補償が必要ないのもプラスです。
トレード
トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。日本ハムは新庄監督が就任してから積極的にトレードを行っているので戦力補強の手段として重宝しそうです。
他球団でくすぶっている選手を開花させてきているので、ポテンシャル重視で巨人の畠選手や楽天の宮森選手、野手だとヤクルトの濱田選手あたりを狙っていきたいです。
元NPB選手の引き抜き
二遊間候補としてソフトバンクから育成再契約を打診されている仲田選手を狙ってもいいと思います。内外野守れるユーティリティー性を持つ選手で今季は支配下昇格、二軍で打率4割越えの好成績を残すも一軍では出場機会が増えずオフに育成再契約を打診されました。今季の二軍成績を見れば一軍でも十分通用しそうですし、真面目な性格を新庄監督が巧みに操り田中選手のように開花させて欲しいです。
他にも先発左腕として期待できるソフトバンクの三浦選手やセンターを守れる外野手である西武の鈴木選手などを狙っていきたいです。
育成からの支配下昇格
日本ハムは昨年福島選手、柳川選手など5人の選手が支配下昇格しており、戦力としていますね。枠はそこまで空いていませんがキャンプからアピールすれば昇格チャンスはあると思います。
投手は台湾のトッププロスペクトである孫選手が候補に挙がってきます。来季が高卒3年目の代ですが、福島選手も柳川選手も高卒3年目で支配下昇格し戦力となっています。ポテンシャルは誰もが認める選手ですし、来季の覚醒に期待したいです。
他にも二軍で登板機会の多い山本選手、中山選手やケガから復帰した松岡選手などが候補です。
野手は二軍で高い身体能力を発揮している山口選手が候補です。センターを守れますしあのパンチ力は魅力ですね。来季も松本選手の調子が上がらなければ昇格チャンスはあると思います。
まとめ
日本ハムはロマンあふれるドラフトになりましたね。来季直ぐにという感じでないですが、将来性に向けては楽しみな選手たちです。
今オフの補強はこれまでと違って消極的になりそうですが、目玉選手には恐れず突っ込んでいって欲しいです。
ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら
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