何はともあれ野球推しです。
先日行われたドラフト会議後に各球団の簡単な総評を書いた記事が凄まじい閲覧数となっていてかなりビビッています(笑)。
私もドラフト会議を楽しみにしていましたし、皆さんも楽しみにしていた人が多かったのだと思います。
今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。
今回は金丸外すもリカバリーできた!!
阪神タイガースです!!!
目次
- ドラフト指名一覧
- 各選手詳細と指名の意図
- 全体の感想
- 今後の補強について
ドラフト指名一覧
1位:金丸 夢斗(関大)内
伊原 陵人(NTT西日本)投
2位:今朝丸裕喜(報徳学園)投
3位:木下 里都(KMGホールディングス)投
4位:町田 隼乙(BCリーグ・武蔵)捕
5位:佐野 大陽(日本海L・富山)内
指名終了
育成指名
1位:工藤 泰成(四国IL・徳島)
2位:嶋村麟士朗(四国IL・高知)
3位:早川 太貴(くふうハヤテ)
4位:川崎 俊哲(日本海L・石川)
指名終了
1位:伊原 陵人(NTT西日本)投
170㎝、75㎏、左投、24歳、空振り率の高いストレートを投げ込む即戦力左腕
1位の伊原選手は社会人を代表する即戦力左腕です。一番の武器は打者の手元まで伸びるストレートで、回転数はメジャーで活躍する今永選手とほぼ同じ数値を叩き出しています。空振りの取れるストレートを武器に先発、中継ぎ両方で活躍が見込めますね。過去指名漏れを経験していますが、元々完成度が高くストレートの球速不足で指名が見送られていたので、そこが改善すれば当然1位で指名されても驚かない選手です。
2位:今朝丸裕喜(報徳学園)投
188㎝、77㎏、右投、18歳、世代屈指の好投手
2位の今朝丸選手は高卒を代表する本格派右腕です。3年時にはエースとしてチームを春の選抜準優勝に導き、U18日本代表に選出された際もエース格として大事な試合の先発を任されました。世代屈指の実力もさることながら186㎝と高身長でまだ細身ということで伸びしろを残しているというところも魅力です。1位指名候補とされていた中で2位まで残っていたのはラッキーです。
3位:木下 里都(KMGホールディングス)投
183㎝、87㎏、右投、23歳、最速156㎞の剛腕
3位の木下選手は社会人を代表する剛腕投手です。ストレートの威力だけで言えば今年のドラフト候補の中でヤクルトに1位指名された中村選手と双璧を成すと思います。大学時代に投手転向したため歴は浅いですが社会人で大きく飛躍しましたね。リリーフであれば1年目から戦力となれそうです。
4位:町田 隼乙(BCリーグ・武蔵)捕
186㎝、88㎏、右投右打、21歳、独立リーグを代表する打撃型捕手
4位の町田選手は独立リーグで活躍する強打の捕手です。186㎝、95㎏の恵まれた体格から繰り出す豪快な打撃が魅力ですね。独立リーグに進み打撃が大きく成長したことで支配下での指名を掴みました。高卒3年目ということでまだ若く中川選手の1個下になりますね。まずはじっくり育成だと思いますが、打撃を活かしファーストでの起用もあるかもしれません。
5位:佐野 大陽(日本海L・富山)内
178㎝、81㎏、右投右打、22歳、走攻守三拍子揃ったショート
5位の佐野選手は走攻守3拍子揃った二遊間の選手です。スカウト評では安定した守備力が魅力とのことです。広角に打ち分ける打撃も武器で即戦力として期待されますね。来季で23歳ということで来季のショートのレギュラー争いに加わってきて欲しいです。
育成選手
育成1位で徳島の工藤選手が獲得出来たのがまず大きいですね。最速159㎏のパワー型の投手でストレートは常時150㎞を超えてきます。くふうハヤテから加入すする選手を加えたこの2人は1年目から支配下昇格を狙っていく立場になりそうです。さらに4位の寺岡選手は小柄ながら体の強いアスリートタイプの外野手で昨年加入した桃谷選手と競い合いセンターという補強ポイントを埋めてくれる選手です。2位の嶋村選手も打撃型の捕手で支配下昇格には打撃でアピールすることが求められます。
指名全体の感想
上位3人投手でそれぞれ即戦力左腕、将来のエース候補、即戦力中継ぎということで綻びが見えてきた投手陣の補強に成功しています。育成の2人もある程度即戦力期待ですし来年の投手陣は厚くなりそうです。
野手は補強ポイントを埋めることを重視した指名で特に捕手は育成も含めて2人指名しているので、それだけチームとして優先順位の高い補強ポイントだと認識していると思います。
育成も含め大卒0人、独立リーグ5人ということで異例の指名で元々独立リーグ出身の選手が多いですが、今後もこのホットラインは続いていきそうです。
今後の補強
さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。
主な退団選手
投手:秋山(引退)、加治屋、岩田
育成再契約組(森木)
野手:ノイジー、ミエセス、遠藤、高濱、片山
入る選手がいるということは出る選手もいるのでここをまとめないわけにはいきませんね。
既存の支配下選手を見ると現在、阪神から支配下の枠を外れる選手は引退した秋山選手も含めて8人います。退団に驚いた選手も複数人いるため他球団に加入する選手も出てくると思います。
ドラフトでは5人加入ということで枠の余裕はそこまでないですね。もしかしたら今後退団となる選手も出てくるかもしれませんが、オフの補強は少なそうです。
ドラフト前に挙げた補強ポイント
※()内優先度
即戦力投手(高)→伊原、木下、工藤(育成)
打力のある一三塁手(超高)→町田?
二遊間(高)→佐野
捕手(高)→町田
ドラフト前に挙げた補強ポイントはしっかりと埋まっています。少ない指名人数でしたが、補強ポイントを的確に埋めた印象です。ドラフトで埋められているのでここからの補強は少なそうですね。欲を言えばセンターを守れる外野手も欲しかったです。
外国人
在籍中の外国人選手
赤字:残留濃厚
投手:ビーズリー、ゲラ
野手:ノイジー、ミエセス
外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。
野手の2人は既に退団の報道が出ています。一軍で結果を出せていなかったですし、退団は仕方ないですね。
投手の2人は報道はまだ出ていませんが残留して欲しいですね。先発、中継ぎで欠かせない2人です。
投手の2人が残留してくれれば野手2人の補強で十分ですね。出来れば投手も1人追加しておきたいですが、枠的にそこまで余裕はなさそうです。
FA
今季国内FA権を取得した大山選手、坂本選手を何としてでも引き留めたいです。特に大山選手が抜けてしまうと戦力が大きくダウンしてしまいます。阪神のスター選手ですし、大型契約は必須です。
他球団からはFA宣言するとの報道が出ているソフトバンクの石川選手を狙ってもいいと思います。強力な先発陣を擁していますが、少し不安材料がありますね。石川選手なら中継ぎも出来ますし、不安な投手陣に厚みを持たせることが出来ます。かなり高額になると思いますが獲得を検討してもいいと思います。
トレード
トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。阪神はトレードはあまり積極的ではないですが、近年は渡邉選手、高濱選手を獲得した実績もあります。
トレードで狙いたいのは中継ぎ投手です。中継ぎ陣は特定の選手に大きな負担がかかっていて層が厚いとは言えないと思います。日本ハムの玉井選手やオリックスの井口選手など実績のある投手を獲得して厚みを持たせたいです。
元NPB選手の引き抜き
現状、まだ各球団から退団となる選手が揃っていないのでここの動きは現在よりも加速していくと思いますが、現状の考察をしたいと思います。
報道ではDeNAを退団した楠本選手を獲得調査しているとされていますね。左の代打として糸原選手に次ぐ貴重な戦力になれる選手です。左打ちの外野手も少ないですしピッタリの補強だと思います。
他にもソフトバンクを退団となった三浦選手やオリックスを退団となった中田選手を育成で獲得して伸びしろに期待してもいいと思います。
育成からの支配下昇格
枠が少ないので他球団よりはチャンスが少ないですが候補はいますね。
投手は工藤選手、下山選手のルーキー2人にまず注目したいです。2人とも即戦力となる可能性を秘めている選手だと思います。他にも二軍で30試合以上に登板している松原選手やケガが治れば小川選手も候補に入って来ます。育成再契約の森木選手の逆襲にも期待したいです。
野手は桃谷選手が二軍で15盗塁と自慢の足でアピールしていますね。センターを守れる外野手として貴重な存在ですし、近本選手に何かあれば昇格候補に挙がってくると思います。ルーキーの嶋村選手、川崎選手にも注目です。
まとめ
阪神は人数こそ少なかったですがドラフトで的確に補強ポイントを埋めてきましたね。育成選手も4人指名しており今までとは少し違うドラフトを展開しています。育成選手の競争も激化しそうですね。
オフの補強は少なそうですがいい選手を獲得したいです。
ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら
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