ストーブリーグ補強第13弾!!巨人がソフトバンクの甲斐選手、中日のマルティネス選手、楽天の田中将大選手を獲得!!!~補強の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 2024年のストーブリーグの補強第13弾がありましたね。巨人がソフトバンクの甲斐選手をFAで、さらに中日のマルティネス選手と楽天田中将大選手の大物3人を獲得することが発表されました。

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. 補強の意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

甲斐 拓也(32歳)170cm、87㎏、右投右打、捕手、プロ14年目

通算:試1023、率223、安587、本62、打290、得280、盗27、O646
一軍:試119、率256、安88、本5、打43、得34、盗1、O690
二軍:なし

 甲斐選手は楊志館高校から育成6位でソフトバンクに入団した捕手です。高校時代は無名でしたが、プロ入り後はコツコツと三軍から力をつけプロ3年目となる2013年に支配下昇格を果たしています。

 支配下昇格後は一軍で実績を積み2017年からは正捕手に定着しチームを4度の日本一に導いています。2021年には全試合に出場という快挙も達成していますね。日本代表にも選出され、2023年のWBCでは大谷とバッテリーを組み世界一を経験するなど球界を代表する捕手に成長しました。今オフ、国内FA権を行使し動向が注目されていましたが、この度巨人への加入が発表されました。

 

選手の特徴

 甲斐選手は総合力の高い守備型の捕手です。一番の武器は「甲斐キャノン」とも呼ばれる強肩で二塁送球は平均1.83sとメジャーでもトップクラスの成績を叩き出しています。また、ブロッキング能力も高く千賀選手のお化けフォークも受け止め続けています。打撃が課題と言われていますが、今季の打率256、OPS690は捕手の水準としてはいい方でパンチ力もある程度期待できます。東京ドームを本拠地にすれば二桁本塁打も狙えそうです。豊富な経験値を武器に攻守でチームを引っ張っていって欲しいです。

 

 

マルティネス(28歳)193cm、93㎏、右投、投手、来日8年目

通算:試303、回310.2、防1.71、勝14、H42、S166、振353
一軍:試60、回58、防1.09、勝2、H7、S43、振59
二軍:なし

 マルティネス選手は2017年に育成契約で中日に加入した外国人投手です。2018年に支配下昇格を果たすとその後は絶対的守護神に定着、6年間で303試合に登板し防御率1.73と圧倒的な成績を残しました。今季も3年連続となる防御率0点台こそ逃したものの43セーブで2度目の最多セーブのタイトルを獲得しました。今季で中日との契約が切れ動向が注目されていましたが、この度2年総額24億と破格の待遇で巨人への加入が決まりました。

 

選手の特徴

 マルティネス選手は193㎝と高い角度から威力のあるストレートを投げ込む本格派右腕です。ストレートは今季少し平均球速が下がったものの、それでも常時155㎞前後が出ていますし、空振り率13.55%は凄まじい数字です。変化球も決め球として使えるスプリットをメイン使用しており、さらにスライダー、チェンジアップも使えます。コントロールも良く四死球が少ないのも魅力です。巨人でも不動の守護神として期待出来ます。

 

 

田中 将大(36歳)188cm、97㎏、右投、投手、プロ18年目

通算:試422、回2832.1、防3.07、勝197、振2563
一軍:試1、回5、防7.20、勝0、振1
二軍:試5、回23、防3.91、勝0、振19

 田中選手は駒大苫小牧高校からドラフト1位で楽天に加入した本格派右腕です。高校時代はエースとしてチームを春の甲子園優勝、夏の甲子園準優勝に導いています。特に決勝での斎藤佑樹選手率いる早稲田実業高校戦は伝説となっていますね。

 プロ入り後は1年目からチームのエースとして頭角を現し、2013年には24勝0敗と圧倒的な成績を残しチームを初の日本一に導いています。

 2014年からは活躍の場をメジャーに移し、名門ヤンキースで日本人初となる6年連続二桁勝利を達成しています。

 2022年からは古巣の楽天に復帰しましたが思うような成績を残すことが出来ず、今季もケガの影響で1試合の登板に留まっていました。今オフに楽天と契約がまとまらず、この度巨人へ移籍することとなりました。

 

選手の特徴

 田中選手は本来キレのあるストレートと変化球を投げ込む本格派右腕でしたが、現在は多彩な変化球を操る技巧派右腕に変貌を遂げています。ストレートは145㎞前後とそこまで速くありませんが、スプリット、スライダー、ツーシームを操り左右と縦に変化するボールを巧みに操ります。日米での実績は現役選手の中ではトップクラスですし、総合力で勝負したいです。

 

 

 

補強の意図

 FAで加入した甲斐選手は正直驚きの移籍でしたね。ソフトバンクでは絶対的な正捕手として君臨していましたし、巨人は今季大城選手が出場機会を減らしたものの岸田選手が台頭し、実績のある小林選手も控えている中での移籍でした。阿部監督も積極的に獲得に乗り出したようですし、今季の捕手陣に物足りなさを感じていたのかもしれないです。甲斐選手の加入でさらに厚くなることは間違いないですし、強力な布陣を組めると思います。

 マルティネス選手は絶対的な守護神ですね。チームには大勢選手という守護神がいますが、どちらかが8回に回ることになりそうです。もしかしたら先発起用も視野に入れているかもしれませんね。この2人に加えバルドナード選手、ケラー選手、高梨選手、船迫選手と勝ちパとして起用できる選手が6人も控えているのが頼もしいところです。2年前まではチームの弱点でしたが、2年でここまで強力になりました。

 田中選手はチームのリーダー兼先発の頭数として期待されていると思います。投手陣のリーダーだった菅野選手は来季からメジャー挑戦で退団となっているので、新たなリーダー格として豊富な経験を伝えてほしいです。また、今季はケガの影響で1試合の登板に留まりましたが、来季の巨人は中継ぎ陣がかなり強力なので5、6回をある程度抑えれば役割を果たせると思います。現実的に日米通算200勝が狙えると思いますし、是非とも達成して欲しいです。

 

 

 

今後の補強

 今回の大補強で今オフの補強はほぼ終わったと思います。外国人選手も投手はマルティネス選手に残留したグリフィン選手、バルドナード選手、ケラー選手、野手は残留のヘルナンデス選手に新たにキャベッジ選手が加入していて既に6人保有しています。ただ、人的補償はまだですが支配下枠は63人とかなり空いているので、今後は育成からの支配下昇格がメインとなりそうです。昇格候補は開幕前にまとめたいと思います。

 

 

 

まとめ

 今回は捕手の甲斐選手、中継ぎのマルティネス選手、先発の田中選手という名実ともにトップクラスの3選手を補強しました。来季のリーグ連覇に余念がないですね。今度こそ日本一を目指したいです。