何はともあれ野球推しです。
今回は各球団の開幕前戦力分析を行っていきたいと思います。今回は野手編ということで各球団の野手を0.5~10点と点数をつけて評価したいと思います。ちなみに記事を出す順番はルーレットで決めました。それでは見ていきましょう!!
今回は悪夢の9月を振り払え!!
広島東洋カープです!!!
目次
- 2024年振り返り
- 総合得点
- ポジション別解説
- まとめ
2024年度成績
打率239(6位)、本塁打56(6位)、得点422(5位)
犠打116(3位)、盗塁67(2位)、OPS603(6位)
小園 海斗(24歳)試143、率280、安151、本2、打61、得52、盗13、O651
秋山 翔吾(36歳)試138、率289、安158、本4、打30、得60、盗6、O679
矢野 雅哉(26歳)試137、率260、安112、本2、打38、得45、盗13、O655
菊池 涼介(35歳)試136、率241、安109、本9、打38、得27、盗2、O623
坂倉 将吾(26歳)試121、率279、安119、本12、打43、得34、盗3、O740
野間 峻祥(32歳)試113、率271、安106、本1、打28、得40、盗8、O690
堂林 翔太(33歳)試87、率230、安56、本1、打17、得15、盗0、O572
末包 昇大(28歳)試79、率238、安68、本9、打37、得22、盗1、O664
二俣 翔一(22歳)試80、率197、安21、本1、打7、得7、盗1、O520
會澤 翼(36歳)試57、率187、安28、本0、打13、得9、盗0、O459
石原 貴規(27歳)試56、率230、安28、本3、打11、得11、盗0、O636
上本 崇司(34歳)試62、率209、安27、本0、打7、得16、盗0、O480
田中 広輔(35歳)試66、率156、安15、本2、打7、得5、盗1、O471
松山 竜平(39歳)試65、率178、安13、本1、打10、得2、盗0、O492
大盛 穂(28歳)試74、率226、安7、本0、打4、得7、盗2、O563
宇草 孔基(27歳)試41、率242、安16、本3、打8、得10、盗3、O715
広島は中軸として期待されたシャイナー選手、レイノルズ選手ともに苦しく二桁本塁打を放ったのは捕手でケガ離脱もあった坂倉選手のみと長打力が課題でした。ただ、主力選手は頑張っていて全試合に出場した小園選手は勝負強い打撃を見せチーム最多となる61打点を挙げ4番での起用もありましたね。OPSはそこまで高くありませんでしたが、得点に絡む活躍が多かったですね。秋山選手もリードオフマンとして定着し打率287と記録し、坂倉選手もケガから戻ってきてからはプラスとなる打撃を見せました。
菊地選手は年齢もあり休みを挟んでの起用となりましたが変わらず安定しており、高い守備力を持つ矢野選手が課題の打撃で成長を見せショートのレギュラーに定着しました。野間選手もコンディションが万全でないながらも試合に出れば安定していましたね。長打期待の末包選手は調子の波があったもののチーム2位の8本塁打を放ちました。石原選手も2番手捕手として存在感を見せました。
主力選手は頑張りましたが、長打を打てる選手が少なく得点は伸び悩みましたね。また、脇を固める堂林選手、上本選手、會澤選手、松山選手、田中選手など実績組の打撃の調子が中々上がらずチームの打撃成績に響いていました。長打力、さらに2番手以降の選手層も課題で改善すべきところは多いです。
主な入退団選手
IN:モンテロ、ファビアン、山足、佐々木、渡邊
OUT:シャイナー、レイノルズ、曽根
シャイナー選手、レイノルズ選手の両外国人が退団となりました。昨年も結果を残していなかったですし、これは仕方ないですね。今季は大きな戦力ダウンはありません。
新戦力としてモンテロ選手とファビアン選手に注目ですね。特にモンテロ選手はメジャーで通算209試合に出場した右のスラッガーで今季で27歳と若く伸びしろにも期待できますね。オープン戦でも好調ですし4番に定着してくれれば大きいです。ファビアン選手も昨年3Aで結果を残した選手ですし、この2人は課題の長打力不足を補ってくれると思います。他にも現役ドラフトで内野ユーティリティーの山足選手が加入し、ドラフト1位、4位ルーキーの佐々木選手、渡邊選手はどちらも打撃型の選手で1年目から戦力となるかもしれません。
総合評価
評価のイメージは以下の通りです。
イメージ
10点:最強
9点:
8点:球界でもトップクラス
7点:タイトルを狙える
6点:
5点:他球団でも1年間レギュラーを張れる
4点:
3点:自チームのレギュラー格
2点:レギュラーが抜けた時に穴を埋められる
1点:途中出場からでも存在感を出せる
0.5点:期待枠orサブ
野手は投手と違い守備など数字に現れない貢献度も多いので具体的な数値は設けず、個人的なイメージで評価を付けたいと思います。
ちなみに今回の評価はかなり辛めに付けています。一軍で計算できる選手を0.5点~つけていますので、点数がついているだけ凄いです。他球団でもレギュラーを張れる選手が5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。
計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており(巨人の岡本選手など)、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています(日本ハムの水谷選手など)。
ちなみに◎がついている人はレギュラー確定の選手です。また、パリーグはDHがあるため点数が伸びやすいです。
2025年度想定戦力
10点:
9点:
8点:
7点:小園、坂倉
6点:秋山
5点:菊池
4点:矢野
3点:末包、野間
2点:モンテロ、ファビアン
1点:堂林、石原、會澤、佐々木、二俣、宇草
0.5点:上本、田中、松山、大盛、磯村、田村、林、羽月、山足、中村奨
計50.5点
捕手
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 坂倉 | 7点 | 正捕手、開幕絶望 |
2番手 | 石原 | 1点 | 昨年台頭 |
3番手 | 會澤 | 1点 | ベテラン |
4番手 | 磯村 | 0.5点 | 中堅組 |
5番手 | 清水 | 若手有望株 | |
6番手 | 持丸 | 若手有望株 | |
7番手 |
捕手は正捕手の坂倉選手が強いですね。打撃で他球団に比べてプラスを出せる選手ですしいるといないとじゃ大きく違います。本来ならばもう少し上の点数の選手ですが、ケガで開幕に間に合わないということで点数を下げています。坂倉選手が戻ってくるまでは昨年も存在感を見せた石原選手、ベテランの會澤選手、オープン戦で起用多い若手有望株の清水選手、中堅組の磯村選手らでしのぐと思います。石原選手もコンディションが不安視されていましたが、どうやら開幕までには間に合いそうです。
ファースト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | モンテロ | 2点 | 新外国人 |
2番手 | 堂林 | 1点 | 昨年不振、オープン戦好調 |
3番手 | 林 | 0.5点 | 若手有望株、サブポジ |
4番手 | 末包 | 3点 | 主軸候補、サブポジ |
5番手 | 坂倉 | 7点 | 主力格、サブポジ |
6番手 | 渡邊 | 0.5点 | ドラフト4位ルーキー |
7番手 |
ファーストは中軸候補として期待されているモンテロ選手を固定したいですね。オープン戦でもここまで結果を残していますし、ここが固定出来れば打線が大きく変わると思います。モンテロ選手が厳しければ2番手として堂林選手が控えていて、こちらも打撃好調ですね。他にも坂倉選手が捕手をしないときはファーストで出場しそうですし、末包選手や林選手も守れます。まずはモンテロ選手の打撃に注目です。
セカンド
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 菊池 | 5点 | 主力格、ベテラン |
2番手 | 韮澤 | 0.5点 | 若手有望株、高い野球センス |
3番手 | 二俣 | 1点 | 若手有望株、打撃期待 |
4番手 | 山足 | 0.5点 | ユーティリティー |
5番手 | 上本 | 0.5点 | 中堅組 |
6番手 | 佐藤 | 打撃期待 | |
7番手 | 小園 | 7点 | 主力格、サブポジ |
セカンドは主力格の菊地選手がいるのでここは固定ですね。ただ、今季で36歳ですし昨年同様に休みを挟んでの起用になると思うので、2番手以降も重要になってきます。若手有望株の韮澤選手や現役ドラフトで加入した山足選手らが候補になりそうですね。サードのレギュラー格である小園選手もセカンドを守れるのでもしかしたら起用もあると思います。
サード
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 小園 | 7点 | 主力格 |
2番手 | 二俣 | 1点 | 若手有望株、ユーティリティー |
3番手 | 佐々木 | 0.5点 | ドラフト1位ルーキー |
4番手 | 林 | 0.5点 | 若手有望株、左のスラッガー |
5番手 | 内田 | 若手有望株、右のスラッガー | |
6番手 | |||
7番手 |
サードは主力格の小園選手がいるのでここは固定ですね。昨年も得点に絡む場面が多くチームになくてはならない選手です。小園選手が離脱や他ポジションで出場しない限りチャンスはないですね。ドラフト1位ルーキーの佐々木選手のメインポジションですが、今季は二軍がメインになりそうです。
ショート
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 矢野 | 4点 | レギュラー期待、高い守備力 |
2番手 | 小園 | 7点 | 主力格 |
3番手 | 韮澤 | 0.5点 | 若手有望株 |
4番手 | 二俣 | 1点 | 若手有望株、サブポジ |
5番手 | |||
6番手 | |||
7番手 |
ショートは昨年レギュラーに定着した矢野選手を固定したいです。ゴールデングラブ賞を受賞した守備力は他の追随を許さないほどですね。守備でプラスを出せる選手ですし、余程打撃が厳しくない限りは固定したいです。矢野選手が厳しいようなら小園選手が代役として入る可能性が最も高いと思います。守備力では劣りますが、打撃でプラスを出せる選手なので問題なくこなしてくれそうです。他にも若手有望株の韮澤選手らが候補です。
レフト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | ファビアン | 2点 | 新外国人 |
2番手 | 林 | 0.5点 | |
3番手 | 二俣 | 0.5点 | 若手有望株、スラッガー |
4番手 | 末包 | 3点 | 中軸候補 |
5番手 | 野間 | 3点 | 実績組 |
6番手 | 宇草 | 0.5点 | 打撃期待、守備難 |
7番手 | 中村奨 | 0.5点 | 若手有望株 |
レフトは新外国人のファビアン選手に優先的に打席が与えられると思いますが、どうやら開幕には間に合うか微妙なようですね。そうなると他の選手にもチャンスが出てきますが、今のところ林選手がオープン戦でアピールしています。いいときの爆発力は素晴らしい選手ですし、調子を維持できるかがレギュラーに定着に向けて必要になってきますね。他にもこちらもオープン戦で結果を残している二俣選手や実績組の野間選手、昨年チーム2位の8本塁打を放ち4番候補として期待されている末包選手、若手有望株の宇草選手、田村選手、中村将選手、中村健選手、中村貴選手らが候補です。
センター
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 秋山 | 6点 | 主力格 |
2番手 | 二俣 | 1点 | 若手有望株、サブポジ |
3番手 | 久保 | 高い身体能力 | |
4番手 | 大盛 | 0.5点 | 俊足好守 |
5番手 | 羽月 | 0.5点 | ユーティリティー |
6番手 | 中村貴 | 打撃期待 | |
7番手 |
センターは主力格の秋山選手がいるのでここは固定ですね。今季で37歳ということで流石に守備範囲は狭くなっていますが、元々高い守備力を持つ選手ですし無難にこなせています。リードオフマンとしてもチームに欠かせない選手です。秋山選手が休養となれば2番手以降の選手も起用されそうですね。守備、走塁に定評のある大盛選手らが候補になると思います。
ライト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 二俣 | 1点 | 若手有望株、オープン戦好調 |
2番手 | 野間 | 3点 | 実績組、ケガで出遅れ |
3番手 | 末包 | 3点 | 中軸候補 |
4番手 | 田村 | 0.5点 | 若手有望株、左のスラッガー |
5番手 | 中村奨 | 0.5点 | 若手有望株 |
6番手 | 中村健 | 若手有望株 | |
7番手 | 中村貴 | 若手有望株 |
ライトは昨年レギュラー格として野間選手が起用されていましたが、今季はここまでコンディションが万全ではなく開幕は出遅れそうですね。現在、オープン戦でアピールを続けている若手有望株の二俣選手が1番手に付けていると思います。シーズンに入っても今の打撃を続けられるようならレギュラーとして定着できそうですね。野間選手も以前よりも脚力は落ちていますが、強肩は未だに健在ですし打率も280前後で安定しています。この選手が2番手以降に控えているのは頼もしいです。他にも長打力期待の末包選手や若手有望株の田村選手など候補が多く熾烈なレギュラー争いを繰り広げてほしいです。
途中出場組
役割 | 名前 | 点数 | 備考 |
代打 |
松山 |
0.5点 | 代打の切り札 |
代打兼守備固め | 田中 | 0.5点 | 左の代打、一、三 |
第三捕手 |
會澤 | 1点 | |
代打兼守備固め | 堂林 | 1点 | 一、三、外 |
代走兼守備固め | 羽月 | 0.5点 | 二、三、遊、外 |
代走兼守備固め | 大盛 | 0.5点 | 外 |
代打兼守備固め | 上本 | 0.5点 |
二、三、外 |
何でも屋 | 山足 | 0.5点 | 一、二、三、遊 |
代打 | 宇草 | 0.5点 | 外 |
代打には松山選手、堂林選手、田中選手、上本選手など実績組が控えています。ただ、昨年は打撃の調子が中々上がらず他球団に比べて劣っている印象を受けました。この辺りの選手の成績の上積みが求められますね。
第三捕手としてベテランの會澤選手が控えています。昨年も豊富な経験を活かし投手陣を引っ張りましたね。大瀬良選手の復活にも一役買っていると思います。打撃が復活すればさらに頼りになりますがそれは求め過ぎですかね。
内野には羽月選手、田中選手、山足選手、外野のには大盛選手らが控えていますね。代走の優先順位は羽月選手、大盛選手の順に高いと思います。
理想のオーダー
レギュラー | ベンチ要員 | ||||
1番 | 中 | 秋山 |
二番手 |
石原 | |
2番 | 遊 | 矢野 | 二番手 | 會澤 | |
3番 | 三 | 小園 | 代打 | 松山 | |
4番 | 一 | モンテロ | 二番手 | 末包 | |
5番 | 捕 | 坂倉 | 二番手 | 堂林 | |
6番 | 左 | ファビアン | 代走兼守備固め | 羽月 | |
7番 | 右 | 二俣 | 代走兼守備固め | 大盛 | |
8番 | 二 | 菊地 | 代走兼守備固め | 山足 | |
9番 | 投 | 二番手 | 野間 | ||
何でも屋 | 中村奨 |
これは理想のオーダーであった開幕スタメン予想ではないのでケガで開幕に間に合わない見込みの坂倉選手が入っていますがご容赦ください。
レギュラーはある程度固まっていると思います。新外国人のモンテロ選手、ファビアン選手をファースト、レフトで起用するとなると空いてるのはライトだけだと思います。個人的にはオープン戦でアピールを続けている二俣選手を入れたいです。
打順は昨年のオーダーを参考にして1番は不動の秋山選手、2番は小技も使える矢野選手で3番に勝負強い打撃を入れています。4番、6番に両外国人を入れて、左の坂倉選手を間に入れることで左右ジグザグの打線になりますね。秋山選手を1番以外で起用する案もありますが、他に目ぼしい人が見当たらないです。二俣選手が1番を打てるようになれば秋山選手を他の打順に起用できます。
ベンチには代打待機となる松山選手以外にも末包選手、野間選手、堂林選手など打撃で期待できる選手を多く入れています。新加入の山足選手や長年期待されている中村奨選手は今季多く一軍で見たいです。
まとめ
広島は打線が課題ですが、とにかく新外国人の2人に注目ですね。この2人が活躍次第でチームの命運を大きく左右すると思います。また、二俣選手や林選手などオープン戦でアピールしている若手もいるので、どれだけ若手を積極的に起用できるかも注目です。
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