何はともあれ野球推しです。
今回は各球団の開幕前戦力分析を行っていきたいと思います。今回は野手編ということで各球団の野手を0.5~10点と点数をつけて評価したいと思います。ちなみに記事を出す順番はルーレットで決めました。それでは見ていきましょう!!
今回は藤川新体制で王座奪還へ!!
阪神タイガースです!!!
目次
- 2024年振り返り
- 総合得点
- ポジション別解説
- まとめ
2024年度成績
打率242(4位)、本塁打67(4位)、得点485(5位)
犠打115(4位)、盗塁41(5位)、OPS641(4位)
近本 光司(30歳)試141、率285、安160、本6、打45、得71、盗19、O728
中野 拓夢(28歳)試143、率232、安127、本1、打32、得63、盗6、O579
大山 悠輔(30歳)試130、率229、安125、本14、打69、得63、盗0、O721
森下 翔太(24歳)試129、率275、安126、本16、打73、得64、盗0、O804
佐藤 輝明(25歳)試120、率268、安120、本16、打70、得58、盗0、O766
前川 右京(21歳)試116、率269、安87、本4、打42、得25、盗0、O679
木浪 聖也(30歳)試116、率214、安77、本1、打35、得27、盗1、O550
梅野 隆太郎(33歳)試95、率206、安56、本0、打15、得18、盗0、O532
坂本 誠志郎(31歳)試63、率223、安43、本0、打12、得11、盗0、O512
ノイジー(30歳)試49、率231、安31、本1、打8、得8、盗1、O539
渡邉 諒(29歳)試67、率260、安32、本2、打11、得7、盗0、O671
小幡 竜平(24歳)試50、率241、安28、本1、打9、得8、盗2、O623
糸原 健斗(32歳)試89、率216、安24、本0、打9、得8、盗0、O547
島田 海吏(29歳)試68、率275、安22、本0、打2、得8、盗5、O663
原口 文仁(33歳)試52、率241、安14、本2、打9、得5、盗0、O685
植田 海(28歳)試50、率273、安3、本0、打3、得11、盗4、O727
昨年は主力組が不振に苦しみましたね。主軸の大山選手、佐藤選手が不振で二軍調整となり、本来リードオフマンタイプの近本選手が4番に座ったほどですからね。主力の中野選手も打率232、OPS579と本調子ではなく、前年「恐怖の8番」として大活躍した木浪選手も打率214と苦しみました。2人体制で正捕手を担っていた梅野選手、坂本選手は守備面での貢献はあったものの打撃成績は伴わなかったです。来日2年目となったノイジー選手も打撃が苦しく49試合の出場に留まりました。ただ、台頭した選手もいて2年目の森下選手はチーム内1位の16本塁打、OPS804を記録し完全に主力の1人として定着、高卒3年目の前川選手もレフトのスタメンで起用され打率269と好成績を残しました。小幡選手も木浪選手の不調に伴い出場機会が増え今季への足掛かりを作りましたね。糸原選手、渡邊選手、島田選手、原口選手など途中出場組も存在感を見せました。主力組の復調と若手の突き上げが今季の最重要課題となりそうです。
主な入退団選手
IN:ヘルナンデス、楠本、町田、佐野
OUT:ノイジー、ミエセス、遠藤
外国人のノイジー選手、ミエセス選手が退団となり野手は総入れ替えとなりましたね。昨年も活躍出来なかったですし仕方ないと思います。他にも若手有望株の遠藤選手が退団となりました。
新戦力として昨年メキシコリーグで活躍していたヘルナンデス選手が加入しました。一三塁をメインに守る内野手で、外野にも挑戦しているようですね。春季キャンプから得意の打撃でアピールしていますし、開幕スタメンもありえると思います。他にもDeNAから楠本選手が加入していて左の代打の切り札として期待されています。ドラフト4位、5位ルーキーの町田選手、佐野選手はどちらも独立リーグ出身の捕手と内野手で1年目から戦力となってもおかしくありません。
総合評価
評価のイメージは以下の通りです。
イメージ
10点:最強
9点:
8点:球界でもトップクラス
7点:タイトルを狙える
6点:
5点:他球団でも1年間レギュラーを張れる
4点:
3点:自チームのレギュラー格
2点:レギュラーが抜けた時に穴を埋められる
1点:途中出場からでも存在感を出せる
0.5点:期待枠orサブ
野手は投手と違い守備など数字に現れない貢献度も多いので具体的な数値は設けず、個人的なイメージで評価を付けたいと思います。
ちなみに今回の評価はかなり辛めに付けています。一軍で計算できる選手を0.5点~つけていますので、点数がついているだけ凄いです。他球団でもレギュラーを張れる選手が5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。
計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており(巨人の岡本選手など)、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています(日本ハムの水谷選手など)。
ちなみに◎がついている人はレギュラー確定の選手です。また、パリーグはDHがあるため点数が伸びやすいです。
2025年度想定戦力
10点:
9点:近本
8点:
7点:森下
6点:大山、佐藤
5点:中野
4点:
3点:梅野、木浪、前川
2点:坂本、ヘルナンデス
1点:渡邊、糸原、小幡、島田、原口
0.5点:植田、榮枝、高寺、井上、井坪、中川
計54点
捕手
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 梅野 | 3点 | 正捕手① |
2番手 | 坂本 | 2点 | 正捕手② |
3番手 | 榮枝 | 0.5点 | 第3捕手 |
4番手 | 長坂 | 中堅組、守備型 | |
5番手 | 中川 | 次期正捕手候補、高卒4年目 | |
6番手 | 藤田 | 高卒6年目、二軍で育成中 | |
7番手 | 町田 | ドラフト4位ルーキー |
捕手は梅野選手と坂本選手の2人が併用されていますね。どちらも一軍クラスの選手ですが打撃成績が苦しく他球団にアドバンテージを取れていません。今季はこの2人が成績を向上させるか、二軍で経験を積んでいる榮田選手、打撃でアドバンテージを取れる中川選手など若手の突き上げが求められます。
ファースト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 大山 | 6点 | チーム中軸、昨年不振 |
2番手 | 原口 | 0.5点 | 2番手 |
3番手 | ヘルナンデス | 2点 | 新外国人 |
4番手 | 糸原 | 1点 | ユーティリティー |
5番手 | 渡邊 | 0.5点 | ユーティリティー |
6番手 | 井上 | 0.5点 | 時期中軸候補、サブポジ |
7番手 | 中川 | 0.5点 | 打撃型捕手、サブポジ |
ファーストはレギュラー格の大山選手がいるのでここは固定です。ただ、昨年は不振で二軍調整も経験したので保険は必要ですね。打撃力のある原口選手、新外国人のヘルナンデス選手が候補に上がると思います。他にもサブポジとして練習している前川選手、井上選手、中川選手ら若手有望株の選手にもチャンスはあると思います。リーグ優勝に向けては大山選手が主力として昨年以上の成績を残すことが求められます。
セカンド
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 中野 | 5点 | レギュラー格、昨年不振 |
2番手 | 高寺 | 0.5点 | 若手有望株、高卒5年目 |
3番手 | 小幡 | 1点 | 若手有望株、高卒7年目 |
4番手 | 渡邊 | 1点 | 中堅組 |
5番手 | 佐野 | ドラフト5位ルーキー | |
6番手 | 植田 | ユーティリティー | |
7番手 | 熊谷 | 0.5点 | ユーティリティー |
セカンドもレギュラー格の中野選手がいるのでここは固定ですね。ただ、昨年は打撃不振に苦しみ本調子ではなく前年ゴールデングラブ賞を受賞した守備にまで影響が出るほどでした。個人的には昨年も中野選手のこだわらず若手有望株の高寺選手を試してもよかったのかなと思っています。二軍では打率288と好成績を残していて言うことなしです。今季も春季キャンプからアピールしていますし、中野選手を脅かす存在になって欲しいです。
サード
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 佐藤 | 6点 | 中軸 |
2番手 | ヘルナンデス | 2点 | 新外国人 |
3番手 | 渡邊 | 1点 | 2番手 |
4番手 | 糸原 | 1点 | 中堅組 |
5番手 | 高寺 | 0.5点 | 高卒5年目、アピール中 |
6番手 | 戸井 | 若手有望株、高卒4年目 | |
7番手 |
サードは佐藤選手がレギュラーです。昨年はチームトップの16本塁打を放ちポイントゲッターとして貢献しました。ただ、調子の波が大きいので二番手以降も用意したいですね。昨年佐藤選手がいない時に代役として存在感を見せた渡邊選手に代打での貢献も大きい糸原選手は実績があり空いた穴にスッと入っていけそうですね。他にも新外国人のヘルナンデス選手はサードも守れますし、若手有望株の高寺選手もオープン戦でサード起用があります。今季は打順が変更されるようなので、この変更が佐藤選手にとっていい方向に行ってくれると大きいです。
ショート
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 木浪 | 3点 | 主力格、昨年不振 |
2番手 | 小幡 | 1点 |
次期レギュラー候補 |
3番手 | 高寺 | 0.5点 | 若手有望株 |
4番手 | 山田 | 若手有望株、高卒2年目 | |
5番手 | |||
6番手 | |||
7番手 |
ショートは主力格だった木浪選手が昨年不調だったため確定ではないですね。若手有望株の小幡選手、高寺選手、山田選手が候補です。山田選手は高卒2年目ですし、流石に早いと思いますが、小幡選手、高寺選手にはチャンスがあると思います。守備面を考えると小幡選手が優勢ですかね。一軍の戦力となることは昨年で証明済みですが、たまにポカがあるのでそこが直ればレギュラーが入れ替わってもおかしくありません。
レフト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 前川 | 3点 | 昨年ブレイク |
2番手 | 井上 | 1点 | 2番手、将来の中軸候補 |
3番手 | ヘルナンデス | 2点 | 新外国人 |
4番手 | 豊田 | 若手有望株、二軍好成績 | |
5番手 | 野口 | 若手有望株、二軍好成績 | |
6番手 | 井坪 | 若手有望株、藤川監督の推し | |
7番手 | 楠本 | 0.5点 | 新加入 |
レフトは昨年ブレイクした前川選手が筆頭候補です。守備面ではマイナスとなってしまいますが、卓越したミート力を駆使した打撃でそれ以上のプラスを出せますね。今年で22歳とまだ若く期待のホープとして将来のことを考えても前川選手をレギュラーとして据えたいです。ただ、今季で高卒6年目となる井上選手も一回り成長してきていてレギュラー争いに参加していますね。長打力では前川選手を上回りますし、1年間出場すれば二桁本塁打はかたいですね。他にも新外国人のヘルナンデス選手は内野手ですが外野の練習もしていて、昨年二軍で打率294と好成績を残していた豊田選手も藤川監督になって出番が増えていて、若手有望株の野口選手も昨年二軍で打率288を記録しています。高卒3年目の井坪選手も猛アピールを続けていますね。このポジションが阪神の中で最も激しいレギュラー争いとなりそうです。
センター
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 近本 | 9点 |
ドラフト3位ルーキー |
2番手 | 島田 | 1点 | 2番手 |
3番手 | 井坪 | 0.5点 | 若手有望株、高卒3年目 |
4番手 | 高寺 | 0.5点 | 若手有望株、サブポジ |
5番手 | |||
6番手 | |||
7番手 |
センターはレギュラーの近本選手がいるのでここは固定です。球界でもトップクラスのリードオフマンですし、いるといないとじゃ大きく戦力に差が出ますね。近本選手が抜けた時は守備、走塁で一定の水準がある島田選手が穴を埋めそうです。ただ、高卒3年目で若手有望株の井坪選手が抜擢される可能性もありますね。二遊間をメインにしている高寺選手もサブポジとしてセンターを練習していて候補になりそうです。いずれにせよ近本選手が抜けない限りは固定されるポジションです。
ライト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 森下 | 7点 | 主力格、新4番候補 |
2番手 | 井上 | 0.5点 | 若手有望株、将来の中軸候補 |
3番手 | 野口 | 若手有望株 | |
4番手 | 豊田 | 若手有望株 | |
5番手 | 井坪 | 0.5点 | 若手有望株 |
6番手 | 小野寺 | 若手有望株 | |
7番手 |
ライトは完全にレギュラー格となった森下選手がいます。今年は藤川監督が4番で起用することを示唆しており、チームの中心選手として引っ張っていくことが求められますね。余程のことがない限り森下選手が固定ですが、ケガ離脱などがあった際には井上選手、豊田選手、井坪選手ら若手有望株が代役を担うと思います。
途中出場組
役割 | 名前 | 点数 | 備考 |
代打兼守備固め | 糸原 | 1点 | 代打の切り札、三 |
代打兼守備固め | 渡邊 | 1点 | 右の代打、一、二、三 |
代打 | 原口 | 1点 | 右の代打 |
第三捕手 | 榮田 | ||
代走兼守備固め | 島田 | 1点 | 外野 |
代走兼守備固め | 植田 | 二、外 | |
代走兼守備固め | 熊谷 | 二、三、外 | |
何でも屋 | 小幡 | 1点 | 二、遊 |
代打 | 楠本 | 0.5点 | 外 |
代打には糸原選手、原口選手、渡邊選手に加え新戦力の楠本選手が控えています。この4人は途中出場がメインとなりそうですね。新外国人のヘルナンデス選手や井上選手、豊田選手など若手有望株が代打で起用されることもあると思いますが、シーズン通して起用されるとすればこの4人がメインとなりそうです。
第3捕手として昨年までは長坂選手が控えていましたが、今季は榮田選手など若手にも一軍での出場機会を与えると思います。逆に長坂選手は二軍にいることが増えそうです。
代走、守備固め要員として内野には植田選手、熊谷選手、外野には島田選手がいますね。代走では植田選手が最も優先順位が高いと思います。
理想のオーダー
レギュラー | ベンチ要員 | ||||
1番 | 中 | 近本 | 代打兼守備固め | 糸原 | |
2番 | 二 | 中野 | 代打 | 楠本 | |
3番 | 三 | 佐藤 | 代打 | 原口 | |
4番 | 右 | 森下 | 二番手 | 坂本 | |
5番 | 一 | 大山 | 二番手兼代打 | 渡邊 | |
6番 | 左 | 前川 | 二番手 | ヘルナンデス | |
7番 | 捕 | 梅野 | 二番手 | 木浪 | |
8番 | 遊 | 小幡 | 第三捕手 | 榮枝 | |
9番 | 投 | 代走兼守備固め | 島田 | ||
代走兼守備固め | 植田 |
スタメンはほぼ固定ですね。捕手が坂本選手、梅野選手が併用され、レフトに調子のいい選手が起用されるくらいの違いだと思います。
打順は1番に不動の近本選手、2番に今季はやってくれるでしょう中野選手でここは鉄板です。この並びが相手にとって最も脅威だと思います。中野選手が昨年と同様の成績であれば考え直さなければいけません。
クリーンアップは3番佐藤選手、4番森下選手、5番大山選手でいくようですね。早い段階で藤川監督が明言していました。勢いのある森下選手を4番に据え、昨年まで勝負をしてもらいにくかった佐藤選手の後ろに強打者を置き、調子を維持したいという意図があると思います。走力を考えても佐藤選手が前でいいと思います。
6番にオープン戦で打ちまくっている前川選手を入れ、7番に捕手の梅野選手、8番に木浪選手ではなく小幡選手を入れました。ここは調子のいい方ですね。レフトにオープン戦で結果を残しているヘルナンデス選手を試したい感じもしますが、それ以上に前川選手のアピールが凄いですね。
ベンチは基本的にこんな感じになると思います。楠本選手のところを若手有望株でオープン戦でもアピールしている高寺選手を入れるか迷いましたが、高寺選手をスタメンで起用しないなら実戦経験を積むために二軍メインの方がいいかなと思いました。
まとめ
阪神はレギュラー、途中出場組どちらもある程度固定されているので役割分担がハッキリしていることが強さに繋がっていると思います。ただ、主力が離脱した時に入っていける選手が不足しているので、アクシデントがあった時にどう対応するかが重要になってくると思います。
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