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先日、北海道日本ハムファイターズの育成選手である投手の鍵谷陽平選手と宮内春輝選手、捕手の梅林優貴の支配下昇格が発表されました。そこで、今回は各選手とソフトバンクの育成選手事情について簡単にまとめてみました。
鍵谷選手、宮内選手、梅林選手おめでとうございます!!
- 基本情報
- その他の育成選手
- まとめ
基本情報
鍵谷 陽平(33歳)178cm、86㎏、投手、右投、プロ12年目
2024年二軍:試13、回16.1、防1.10、勝0、振7
通算:試419、回398、防3.46、勝25、H109、S7、振324
経歴
鍵谷選手は中央大学からドラフト3位で加入した中継ぎ投手です。プロ入り後は主に中継ぎとして登板し、長年チームに貢献してきました。リーグ優勝、日本一も経験し2017年には60試合に登板し防御率2.53と好成績を残しています。その後、2019年に巨人にトレード移籍し5年間プレーしましたが、昨年はケガの影響もあり一軍で13試合の登板に終わりその年のオフに退団となっていました。今季から育成契約で日本ハムに復帰し、序盤はリハビリに専念していましたが、ケガから復帰してからは二軍で防御率1点台の好成績を残していました。その調子の良さが評価されこのタイミングでの支配下昇格となりました。
選手としての特徴
鍵谷選手は通算400試合以上に登板した実績のある経験豊富な中継ぎ投手です。右のオーソドックスなタイプでストレートをコーナーに投げ分け落ちるボールで空振りを奪います。色々な状況に登板してくれる柔軟さも売りで豊富な経験を活かした熟練の投球が光ります。最初はビハインドでの登板がメインになると思いますが、信頼を勝ち取り接戦時での登板を増やしてほしいです。
宮内 春輝(28歳)176cm、75㎏、投手、右投、プロ2年目
2024年二軍:試1、回1、防0.00、勝0、振1
通算:試15、回16.2、防6.48、勝1、H2、振18
経歴
宮内選手は日本製紙石巻からドラフト6位で加入した中継ぎ投手です。社会人時代はチームのエースとして活躍し、「東北の林昌勇」の愛称で親しまれました。オールドルーキーとして迎えた昨年は一軍で15試合に登板し防御率6点台とプロの壁に跳ね返されました。さらに、秋季キャンプ中に左膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負いリハビリに専念するために育成契約に移行していました。今季も前半戦はリハビリに専念し、7/13の二軍戦で実戦復帰を果たしました。テスト登板を終えこのタイミングでの支配下昇格となりました。
選手としての特徴
宮内選手はサイドスローから最速152㎞のストレートを投げ込む変則右腕です。落差のあるシンカーを得意としており、横に曲がるスライダーも操ります。基本的にはストレートで押しシンカーで仕留めるパワーピッチャーです。昨年は回跨ぎの登板も複数あり、一軍ではビハインドの場面での投球が求められます。
梅林 優貴(26歳)171cm、81㎏、捕手、右投右打、プロ5年目
2024年二軍:試31、率325、安26、本3、打8、得16、盗0、O861
通算:試29、率148、安8、本0、打3、得2、盗0、O330
経歴
梅林選手は広島文化学園大学からドラフト6位で加入した捕手です。大学時代は4年時まで全くの無名でしたが、同じ年にドラフト1位で加入した河野選手の視察をした際にスカウトの目に留まり指名に至りました。プロ入り後は3年目に一軍デビューを果たしましたが、その後は出場機会が減り2023年オフに育成契約に移行していました。今季は二軍で打率325と打撃でアピールを重ねこのタイミングでの支配下昇格となりました。
選手としての特徴
梅林選手は二塁送球1.8sを記録する強肩を持つ捕手です。今季は打撃の調子が良く二軍でも3本塁打とパンチ力も増しています。現在一軍の捕手は若手の田宮選手が台頭していますが、梅林選手は今季からファーストなど捕手以外のポジションにも挑戦しており、調子の良さを買われ一軍でも出番が増えそうです。後半戦巻き返しを図る上でキーマンになるかもしれません。
その他の育成選手
支配下枠70(投37、捕8、内14、外11) 育成選手12人
3選手の支配下昇格で支配下枠はいっぱいになりました。もう枠に余裕はないですし、期限ギリギリなのでここからの支配下昇格は考えられません。そのため、今回は育成選手のまとめは行いません。
まとめ
今回は鍵谷選手、宮内選手、梅林選手が支配下昇格を果たしました。3人とも支配下復帰組ですし、鍵谷選手は豊富な経験で中継ぎ陣を引っ張っていく役割が求められます。宮内選手と梅林選手には一軍に定着してチームの起爆剤になって欲しいです。