何はともあれ野球推しです。
2024年のストーブリーグの補強第9弾がありましたね。楽天がヤクルトのヤフーレ選手と今野選手を獲得することが発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- 補強の意図
- 今後の補強
各選手詳細
ヤフーレ(26歳)185cm、97㎏、右投、投手、来日2年目
通算:試23、回129.1、防3.34、勝5、H1、振84
一軍:試23、回129.1、防3.34、勝5、H1、振84
二軍:なし
ヤフーレ選手は昨年まで主に3Aを中心にプレーしていた先発投手です。
今季は開幕から先発ローテに定着し、5月までに4勝を挙げましたがその後は中々勝ち星に恵まれず5勝10敗で借金5となっていました。ただ、1年間先発ローテを守り129回を投げ防御率3点台と好成績だったと思います。今オフに保留者名簿に載っていましたが、その実績を評価した楽天で獲得を発表しました。
選手の特徴
ヤフーレ選手は150㎞前後のストレートと多彩な変化球を操る先発右腕です。ストレートは特別強いわけではありませんが、カットボールとチェンジアップのコントロールが良く変化球でストライクが取れるため安定してイニングを消費することが出来ます。また、外国人投手としては珍しくクイックや牽制も上手いので大きな穴がない投手です。また、まだ26歳と若くまだ伸びしろを感じさせるのも魅力です。
今野 龍太(29歳)178cm、86㎏、右投、投手、プロ11年目
通算:試182、回194.1、防3.80、勝10、H57、S1、振169
一軍:試6、回6.1、防0.00、勝0、H1、振4
二軍:試32、回34、防2.65、勝1、S8、振30
今野選手は岩出山高校からドラフト9位で加入した速球派右腕です。高校時代は県大会で1勝するかしないかとそこまで強くないチームですが、3年夏にノーヒットノーランを達成したことで話題となっていました。
プロ入り後は楽天でプレーをした6年間は中々一軍に定着出来ず6年目のオフに退団となっていましたが、ヤクルトに入団後は中継ぎとして覚醒。2021年には64試合に登板し防御率2.76、35ホールドと素晴らしい成績を残し、これまでに通算182試合に登板しています。ただ、昨年からで中々調子が上がらず今季は一軍で6試合の登板に留まりました。その中で中継ぎとしての実績を評価され楽天に金銭トレードで加入することが発表されました。
選手の特徴
今野選手は威力のあるストレートと打者の手元で曲がるカットボールを軸とする中継ぎ投手です。左右や場面問わず投げてくれる万能性も併せ持ち回跨ぎもしてくれますね。中継ぎとしての実績もありますし、中継ぎの層を厚くしてくれると思います。
補強の意図
ヤフーレ選手は先発の柱として期待できますね。今季は先発として期待されたポンセ選手が期待通りの活躍とはいかなかったので、ヤフーレ選手には大きな期待がかかります。早川選手、藤井選手、岸選手は当確で古謝選手、内選手もほぼ当確の中ヤフーレ選手がローテに定着してくれれば、課題である先発の層を厚く出来ますし、来季リーグ優勝を狙う上で必要となり戦力です。
今野選手は中継ぎの層を厚くする意図がありますね。今季は則本選手、鈴木選手、藤平選手、渡辺選手、宋選手、酒居選手と好投手をこれだけ抱えていながら中継ぎ防御率はリーグ最下位となっていました。それはこの6人とそれ以外の選手の実力差が大きく、ビハインドの選手の不足や主力が離脱した時の替えが効かない状態となっていました。そのため、今回の今野選手、さらに阪神から加入する加治屋選手には中継ぎの層を厚くすることが期待されます。
今後の補強
楽天はヤクルトにFAで加入した茂木選手の人的補償という補強手段がまだ残っていますね。今回の補強はお互いの間で何かしらの約束がされている可能性もありますが、楽天の石井GMは「たまたまタイミングが重なっただけ」と言っていますし、普通に人的補償を獲得する可能性も十分にあると思います。
外国人選手は今季まで4人体制を基本としており、今回のヤフーレ選手の加入で残留が決まっている宋選手、ターリー選手、フランコ選手と合わせて4人となったので例年通りであればここで補強終了となります。本当は野手をもう1人追加したいですが、、、外国人5人体制となれば革命ですね。
まとめ
今回はヤフーレ選手と今野選手を獲得し先発、中継ぎの層を厚くすることに成功しました。加治屋選手の獲得も含め今オフの楽天の動きは評価出来ますね。後は外国人補強をもう少しちゃんとやってくれれば上位で勝負できると思います。