何はともあれ野球推しです。
今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。
S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)
A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)
B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!)
C(ある程度の活躍はできたか!)
D(期待値よりは低いが最低限の活躍)
E(活躍ならず)
補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。
※成績は全て2024年の成績です。
東北楽天ゴールデンイーグルスです!!!
目次
- ドラフト指名一覧
- 日本人選手の評価
- 外国人選手の評価
- まとめ
ドラフト指名選手一覧
1位:古謝 樹 (桐蔭横浜大) 投手
一軍:試15、回83.1、防4.32、勝5、振58
二軍:試9、回55.2、防1.78、勝4、振49
1位の古謝選手はある程度即戦力期待がありましたが、今季はルーキーながら一軍で83回を投げ5勝を挙げるなど一軍で戦力となりました。二軍では無双状態でしたし、自身の実力を遺憾なく発揮できたと思います。一軍、二軍合わせて140回近く消費していて1年目からケガ無く順調に投げることが出来ましたね。来季は先発の頭数の1人として計算されていると思います。
2位:坂井 陽翔 (滝川二高) 投手
一軍:試1、回1、防0.00、勝0、振0
二軍:試21、回26.1、防6.49、勝3、振23
2位の坂井選手は高卒ルーキーということもあり、今季は二軍で育成がメインでした。その中で21試合に登板できたのは、同年代の投手と比べて登板機会を多く貰えたと思います。終盤には一軍デビューも果たしましたし、順調に行きましたね。来季は二軍で成績を上げたいです。
3位:日當 直喜 (東海大菅生高) 投手
一軍:試1、回1、防0.00、勝0、振1
二軍:試30、回31.1、防2.01、勝3、S3、振25
3位の日當選手は高卒ルーキーということもあり、坂井選手と同じく二軍で育成がメインでしたが、今季は二軍で30試合に登板し防御率2.01と素晴らしい成績を残しました。終盤には一軍デビューも果たしましたし、充実の1年でしたね。来季は一軍で中継ぎとして戦力になる可能性も感じさせてくれました。
4位:ワォーターズ 璃海ジュミル(ウエルネス沖縄高) 内野手
一軍:なし
二軍:試3、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000
4位のワォーターズ選手はポテンシャルの高い高卒ルーキーで今季は二軍で育成でしたね。ただ、ケガもあり思うように実戦経験を積むことが出来なかったのが悔しいところです。来季はコンディションを万全にし二軍でバリバリ出場したいです。
5位:松田 啄磨 (大阪産業大) 投手
一軍:試7、回15、防3.60、勝0、振8
二軍:試11、回50.1、防3.58、勝1、振22
5位の松田選手は完成度の高い大卒ルーキーで、ある程度即戦力期待がありましたね。今季はビハインド中心に一軍で15回を投げ防御率3点台と一定の活躍を見せました。二軍でも先発メインで50回を消費していますし、積極的に登板機会が与えられていたと思います。来季は一軍で先発として勝負したいです。
6位:中島 大輔 (青山学院大) 外野手
一軍:試37、率228、安28、本1、打10、得18、盗1、O591
二軍:試75、率277、安81、本3、打19、得41、盗13、O711
6位の中島選手は俊足巧打の大卒外野手でしたが、今季はレフトでのスタメン起用も含め37試合に出場しました。守備、走塁はやはりいいものを見せましたし、打撃に関しても一定の活存在感を見せていたと思います。良い時にケガ離脱があったことが悔やまれるところですね。二軍では好成績を残していてやることがないと思いますし、来季は一軍で出場機会を増やしたいです。
7位:大内 誠弥 (日本ウェルネス宮城高) 内野手
一軍:なし
二軍:試10、回35.1、防3.82、勝0、振13
7位の大内選手は高卒ルーキーということもあり、坂井選手、日當選手同様二軍で育成でした。その中で、3人の中で最多となる35回を投げ防御率3点台と好成績を残しましたね。終盤にケガ離脱があったため一軍デビューは見送りになりましたが、将来的に先発の柱として期待されているはずです。
8位:青野 拓海 (氷見高) 内野手
一軍:なし
二軍:試39、率138、安8、本0、打1、得4、盗0、O341
8位の青野選手は高卒ルーキーということもあり二軍で育成でした。今季は二軍でサードや代打を中心に38試合に出場し経験を積みました。長所である打撃で苦しみましたが、まだ19歳ですしこれからですね。
日本人新加入選手
櫻井 周斗(DeNA、現役ドラフト)年俸:790万 D
一軍:試8、回10.2、防8.44、勝0、振9
二軍:試32、回28.2、防6.59、勝1、振20
櫻井選手はDeNAから現役ドラフトで加入し即戦力の中継ぎ左腕として期待されました。ただ、一軍で8試合に登板し防御率8点台と苦しく、二軍でも32試合に投げ防御率6点台と結果を残すことが出来ませんでした。今オフには退団になってしまいましたし、悔しいシーズンだったと思います。一軍での活躍度を踏まえⅮ評価としました。。
山田 遥楓(西武、退団後加入)年俸:800万 C
一軍:試35、率160、安4、本0、打1、得2、盗0、O462
二軍:試30、率288、安30、本0、打7、得17、盗3、O717
昨年のオフに西武を退団し楽天に育成契約で加入していた山田選手は、春季キャンプからアピールを重ね開幕前に支配下昇格を勝ち取っていました。その後、開幕一軍を掴むと内野のユーティリティーとして一軍で35試合に出場しました。ベンチでも大きな声を出しムードメーカーとしても存在感を放ちましたね。二軍ではやはり好成績を残していました。低年俸ということもあり、数字に表れない貢献度も含めC評価としました。
清宮 虎多朗(育成から支配下昇格)年俸:500万 D
一軍:試3、回3、防12.00、勝0、振1
二軍:試35、回30.1、防6.23、勝0、振28
清宮選手は豪速球が武器の本格派右腕で育成選手ながら二軍で守護神を任され首脳陣からの期待が大きかった選手です。今季は開幕から二軍でアピールすると4月に支配下昇格を果たしました。ただ、一軍では3試合の登板にとどまり、二軍でも防御率6点台と納得のいく結果を残すことは出来ませんでした。一軍での稼働を考慮しD評価としています。
外国人選手
宋 家豪(来日9年目)年俸:9000万 B
一軍:試41、回39.2、防3.18、勝1、H18、振22
二軍:試5、回5、防1.80、勝0、振3
宋選手は日本で長年実績を積んできた中継ぎ投手で今季も勝ちパや接戦時を担うことが期待されていました。今季はケガで離脱した期間があるものの41試合に登板し防御率3点台、17ホールドと安定した成績を残しました。ただ、期待値からするとやや物足りないかなぁ。稼働の多さと年俸を考慮しB評価としました。
ポンセ(来日3年目)年俸:1億 D
一軍:試15、回67、防6.72、勝3、振56
二軍:試11、回60、防2.25、勝3、振65
昨年のオフに日本ハムを退団し加入していたポンセ選手は先発の柱として期待されましたが、今季は15試合に登板したものの防御率6点台と不振が続きました。一軍でイニングを消費してくれていますが、この成績ではさすがに苦しかったですね。年俸もそこそこ高いですし、D評価としています。
ターリー(来日3年目)年俸:8000万 D
一軍:試17、回15.1、防2.93、勝0、H2、S1、振13
二軍:試18、回16.2、防4.86、勝0、振17
昨年のオフに広島を退団し加入していたターリー選手はチームに不足していた中継ぎ左腕として期待されましたが、今季はケガの影響で17試合の登板にとどまりました。防御率は良かったですが、安定感は数字よりもなかったかなぁ。年俸はそこまで高くないですが、一軍での稼働が少なかったということでD評価としています。
フランコ(来日2年目)年俸:9000万 C
一軍:試68、率218、安50、本8、打30、得20、盗0、O596
二軍:試35、率229、安22、本2、打14、得6、盗0、O647
フランコ選手はコーナーのレギュラーとしてポイントゲッターになることが期待されていましたが、今季は中々調子が上がらず昨年よりも成績を下げました。球界全体で打低だった影響も受けていると思います。年俸とチームへの貢献度を考慮しC評価としています。
まとめ
楽天はチーム初の交流戦優勝こそありましたが、総合では4位に終わりましたね。外国人選手も4人しか保有していませんでしたし、一番高い評価は宋選手のB評価と補強は失敗と言えると思います。今オフはドラフトで宗山選手を獲得し、外国人選手も数年ぶりに5人揃えたので来季に向けて補強は積極的に行っていると思います。