2025年前半戦総括~オリックスバファローズ~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 交流戦も終わるということで前半戦の振り返りを1球団ずつ行っていきたいと思います!!

 

今回は岸田新監督の下王者奪還へ!!

オリックスバファローズです!!!

 

 

 

先発

S:タイトル争い
A:エース級
B:ローテ安定
C:谷間で力を発揮
D:入れ替え候補

ローテ格

宮城 大弥(23)S
試12、防2.44、回84.2、勝3、振87
九里 亜蓮(33)S
試13、防2.38、回90.2、勝6、振69
曽谷 龍平(24)A
試12、防3.11、回72.1、勝6、振61
エスピノーザ(27)B
試10、防3.10、回51、勝2、振51
田嶋 大樹(28)B
試8、防2.94、回52、勝4、振37

谷間

東 晃平(25)C
試4、防2.33、回19.1、勝1、振10
髙島 泰都(25)D
試8(5)、防4.50、回24、勝2、振12
寺西 成騎(22)D
試2、防1.13、回8、勝1、振3

 宮城選手、九里選手のWエースの存在が大きいですね。2人とも長いイニングを安定して消費することが出来、他の選手の負担を減らしていますね。宮城選手は現在調子を落とし抹消されていますがリフレッシュして帰ってきてくれると思います。

 次いで3年目の曽谷選手が前半戦だけで6勝と二桁勝利も見えてきていますね。3本目の柱として年々に進化してきています。エスピノーザ選手も勝ち星に恵まれませんでしたが、調子自体は悪くなかったです。主力の1人である田嶋選手は期待値までとはいっていませんが、調子の良い時は圧倒的な投球を見せてくれています。この5人がある程度計算できますね。

 ここに最近ケガから復帰した東選手が合流し快投を見せています。この調子なら柱の1人として期待できそうです。他にも2年目の髙島選手やルーキーの寺西選手が谷間をメインで担っています。

 主力級は強いですが層の厚さという面ではやや不安が残りますね。山下選手、齋藤選手、椋木選手など若手有望株が戦力となれるかがカギになってきそうです。

 

 

中継ぎ

S:タイトル争い
A:勝ちパ安定
B:接戦時、勝ちパ候補
C:一軍安定
D:入れ替え候補

主力格

マチャド(32)A
試29、防1.98、回27.1、勝2、H6、S15、振36
ペルドモ(32)A
試24、防2.19、回24.2、勝2、H20、振11
山田 修義(33)C
試22、防5.40、回16.2、勝2、H11、振16
古田島 成龍(25)B
試19、防3.24、回16.2、勝2、H8、振14
山岡 泰輔(29)B
試16、防3.14、回14.1、勝2、H8、振16

ビハインド

阿部 翔太(32)C
試16、防3.07、回14.2、勝0、振12
川瀬 堅斗(23)C
試18、防4.98、回21.2、勝0、H3、振16
博志(28)D
試15、防6.57、回12.1、勝0、H4、振6
山﨑 颯一郎(27)D
試11、防6.35、回11.1、勝1、H1、振13
岩嵜 翔(35)B
試6、防3.00、回6、勝1、H3、振9

 勝ちパは9回マチャド選手、8回ペルドモ選手でこの2人は安定していますね。勝ちパが安定していることで勝ちを取り込さずこの位置につけていると思います。ここに繋ぐまでが課題で接戦時はこの2人を休ませられないのもつらいですね。

 昨年新人王級の活躍を見せた古田島選手やジョーカー的な起用の多い山田選手、山岡選手など実力者がいますが、いまいち固定は出来ていません。トレードで加入した岩嵜選手が好調なので勝ちパに入って来れれば大きいですね。

 他にも現在は調子を落としていますが奮闘を見せていた川瀬選手や三連覇を支えた阿部選手、山崎選手などの調子が上がって来てほしいです。現在一軍にいる本田佳選手、権田選手、片山選手など新戦力候補にも注目です。

 

 

野手

S:タイトル争い
A:主力級
B:レギュラー格
C:一軍安定
D:入れ替え候補

スタメン(6/29時点)

1番(左):西川 龍馬(30) S
試68、率313、安86、本4、打31、得26、盗4、O774
2番(三):宗 佑磨(29)B
試32、率259、安30、本2、打9、得12、盗2、O690
3番(中):中川 圭太(29)A
試57、率256、安52、本5、打32、得30、盗6、O702
4番(一):頓宮 裕真(28)A
試62、率261、安62、本8、打30、得22、盗0、O740
5番(遊):紅林 弘太郎(23)B
試61、率254、安57、本4、打24、得15、盗0、O669
6番(指):森 友哉(29)B
試32、率250、安27、本0、打10、得13、盗0、O664
7番(二):大城 滉二(32)C
試42、率265、安13、本0、打3、得6、盗1、O573
8番(右):来田 涼斗(22)D
試26、率288、安15、本0、打2、得6、盗2、O683
9番(捕):福永 奨(25)C
試23、率152、安7、本0、打3、得2、盗0、O443

入れ替え候補

(捕):若月 健矢(29) A
試58、率238、安38、本3、打15、得16、盗1、O643
(右指):杉本 裕太郎(34)A
試60、率302、安65、本7、打29、得24、盗1、O803
(一二三):太田 椋(24)A
試50、率302、安64、本5、打26、得19、盗0、O768
(内外):廣岡 大志(28)A
試53、率302、安45、本4、打13、得23、盗5、O813
(外):麦谷 祐介(22)C
試41、率257、安18、本0、打5、得13、盗8、O602
(三遊右):野口 智哉(27)D
試32、率148、安8、本1、打3、得9、盗0、O603
(一):ディアス(24)C
試29、率265、安18、本0、打3、得3、盗0、O636
(二三):西野 真弘(34)C
試20、率220、安11、本1、打5、得5、盗0、O604
(外):元 謙太(23)D
試21、率333、安1、本0、得0、得5、盗0、O833

 昨年は貧打に苦しんだ野手陣は今季奮闘していますね。

 牽引しているのはここまでパリーグ最多安打を放つ西川選手です。現在は抹消されていますが、どんな打順でも対応し打率3割越えは凄いです。ここに今季打率3割越え、OPS800を超える好調ぶりの杉本選手、勝負強い打撃でチームトップの打点を稼ぐ中川選手、若手有望株でどんどん調子を上げてきている来田選手と外野の層が厚いですね。守備は他球団と比べると見劣りしますが、その分打撃で取り返していると思います。

 内野は5月まで打率4割越えと絶好調だった太田選手に今季復活し中軸を担う頓宮選手、攻守に安定感のある紅林選手、復帰してから打撃好調の宗選手とここも打撃の良い選手が並んでいます。現在はケガ離脱中ですが主力級の活躍を見せていた廣岡選手の台頭も大きいです。目立ちませんが二遊間のバックアップを務める大城選手や渋い打撃を見せる西野選手の存在もチームの層を厚くしています。

 捕手は森選手が出遅れていたため若月選手が攻守に引っ張りました。打撃では何度も決勝打を放つなど数字以上に貢献は大きいです。若手有望株の福永選手も一軍での起用が増え経験を積んでいますね。強肩が武器の守備型捕手ですが打撃でも存在感を出したいです。現在は森選手も捕手起用を解禁したのでさらに上がってくると思います。

 

 

長所

・先発Wエース
・勝ちパ安定
・野手陣の攻撃力

 宮城選手、九里選手のWエースにマチャド選手、ペルドモ選手の勝ちパコンビといった軸となる選手はしっかりとしているのが強いですね。大きな連敗なく安定して勝ちを積み上げられているのはこの選手の存在が大きいです。

 昨年は苦しんだ打撃も今季は好調で捕手以外の全てのポジションで平均以上の打撃指標を叩き出しています。捕手も平均と同じくらいなのでマイナスと言うわけではないです。投手陣が点を取られても野手で取り返すことが出来ています。

 

 

課題

・先発、中継ぎの層の薄さ
・野手陣の守備力
・二遊間

 軸はしっかりしている投手陣ですが層の厚さという面では少し不安ですね。特にケガ人が多く出ている中継ぎ陣は苦しんでいますが、新戦力の台頭で乗り切りたいところです。

 打撃では好調な野手陣ですが守備は逆に捕手以外全ポジションマイナスとなっています。それを補うように終盤で守備固めを起用することが多いですが、直ぐに改善するのは難しいので今季はこの運用でいいと思います。

 また、コンディション面に不安を抱える太田選手、紅林選手の二遊間コンビのバックアップがやや薄いですね。大里選手がケガ離脱しているのも一因の1つですが、大城選手が頑張っているのでそこまで浮き彫りになっていません。ただ、この状況が続くのはあまり良くないと思います。