侍ジャパン応援企画~球種割合から見る選手の特徴~【種市篤暉選手】

何はともあれ野球推しです。

 

 今回は侍ジャパン応援企画ということで、侍ジャパンの投手陣の各選手の武器をデータを基に分析して、頼れる投手陣の特徴を知ろうという企画です。具体的には各選手の投球別球種割合と球種別被打率を基に、投球別球種割合はバッテリー間でのその球種への信頼度、球種別被打率は打者からの打ちにくさと捉えて分析したいと思います。また、それ以外の特筆すべきデータも合わせて見ていきたいと思います。データはデータで楽しむプロ野球さんのデータを使用させて頂きました。

今回は

ケガから復活したロッテのエース
種市 篤暉選手です!!

 

 

基本情報

種市 篤暉(27歳)183㎝、88㎏、右

通算:試111、回649.1、防3.30、勝37、H2、振672
一軍:試24、回160.2、防2.63、勝9、振161

 種市選手は八戸工大一高からドラフト6位でロッテに加入した本格派右腕です。高卒3年目に一軍で8勝2敗の成績でブレイクを果たし将来のエース候補として期待されました。ただ、その後はケガに苦しみ3年間活躍することは出来ませんでした。それでも2023年に二桁勝利を達成し復活すると、その後は先発の柱として活躍し、今季はキャリアハイとなる160回を投げ防御率2.63と好成績を残しました。イニングを上回る奪三振も記録していますね。特に9月以降は圧巻で5先発で防御率0点台となっています。その活躍が認められ今回の招集となりました。

 

 

投球フォームの特徴

 種市選手はセットポジションからタメを作って振り下ろすオーバーハンド右腕です。真上からボールを叩けていて縦の勝負をするにはもってこいのフォームとなっています。持っている球種も縦系のものが多いですね。セットポジションで足もそこまで高く上げないためフォームの安定感があり、高い制球力を生んでいます。また、クイックや牽制、フィールディングも高い水準にあります。

 

 

球種別分析

  球種割合 被打率 空振り率 見逃し率
ストレート 48% 0.239 8.05% 17.06%
スプリット 33% 0.208 22.29% 5.83%
スライダー 15% 0.213 15.21% 18.56%

ナックル
カーブ

3% 0.375 1.14% 29.55%

 最初にも言いましたが、投球別球種割合はバッテリーのその球種への信頼度、球種別被打率は打者からの打ちにくさを表していると解釈して分析したいと思います。

 

ストレート

 ストレートは回転軸が地面と平行でかつ高い回転数を誇るので打者が下を振ってしまうケースが多く見られますね。困ったときはとりあえずストレートを投げてカウントを整えています。球速も150㎞を超えていてそれ以上に圧が物凄いですね。今季完封を達成した試合でのストレートは特に圧巻でした。ストライクゾーンで勝負していながら被打率は低く抑えられていて、頼りになる球種だと思います。

 

スプリット

 スプリットは33%と変化球の中で最も高い割合となっています。ストレートとスプリットだけで80%以上になっていて、基本的にはこの2球種をメインとしていますね。変化量も大きいですが打者の近くで変化するため、威力の高いストレートと織り交ぜられると見極めるのが困難です。

 

スライダー

 スライダーは他の選手と比べて縦の変化が強く変化量が大きいのが特徴です。キレもあり空振り率、見逃し率はどちらも高い水準ですね。カウント球として使うことが多いですが、決め球としても十分通用します。投球割合は低いですが、このくらいの割合で混ぜられると打つのは難しく被打率も低くなっています。

 

ナックルカーブ

 カーブは基本的に打者の的を絞らせないためのカウント球として使用します。投球割合は3%と低く見逃し率が高いことから打者の頭にない球種だということがわかります。ただ、精度は他の変化球と比べて低いため被打率が高くスイングをかけられると打たれる確率が高いです。

 

 

カウント別投球割合

カウント別のデータは棒グラフであって詳細な数字はわからなかったのでこちらに載せることはできませんでした。すみません。

 具体的な数字はないので見た目での判断にはなりますが、種市選手はカウントで割合が変動することが少ないですが追い込むとスプリットの割合が若干高くなります。ただ、ストレートも変わらず高い割合で使用するので、対応することがかなり難しいですね。この2つのコンビネーションが強力ながら第3の選択肢としてスライダーを持っていることで投球の幅を持たせられています。

 

 

その他のデータ

 種市選手は縦の変化で勝負するタイプなので打者の左右で成績がほとんど変わらないですね。スライダーも縦変化が強いですし対左に苦手意識がないのは頼もしいです。また、8月以降の成績は圧倒的で防御率奪三振率共にNPB最強と言ってもいいほどの水準となっています。この投球をWBCでも出来れば頼れる戦力となりそうです。

 

まとめ

 種市選手はストレート、スプリットと2つの強力な球種を柱にスライダーも織り交ぜながら打者を打ち取るパワーピッチャーです。短いイニングであれば160㎞が狙える選手だと思います。WBCでは中継ぎとして起用されると予想しています。