2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~オリックスバファローズ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回はパリーグの覇者オリックスバファローズです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/16現在) A(他球団に比べてかなり長所)

若月 健矢(27歳)試82、率260、安67、本4、打13、得24、盗1、O660
森 友哉(28歳)試50、率288、安96、本15、打58、得37、盗3、O861

 捕手は若月選手と森選手の同級生コンビが併用されていて12球団でもNo1の捕手陣だと思います。森選手が離脱していた期間は若月選手がほぼ1人でマスクを被っていたので、守備機会は若月選手の方が多いですね。森選手は打力を買われ若月選手が捕手の時はDHに入っていますね。第三捕手の石川選手が起用される場面もありますが、基本この2人で回しています。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:若月 健矢(32歳)、森 友哉(33歳)
対抗:福永 奨(29歳)
候補:石川 亮(33歳)、頓宮 裕真(31歳)、村上 喬一朗(27歳)

 若月選手、森選手が32、33歳なのでまだまだやれる年齢ですね。若月選手も残留のようですし、このコンビがまだまだ見られそうです。その下の世代にも候補はいて、今シーズン二軍で正捕手的に起用されている福永選手が有力選手の1人です。今季はファーストがメインの頓宮選手もいます。育成の村上選手も二軍でアピールが続いていますね。母数自体は少ないですので追加は必要ですが、中々の陣容です。

 

 

 

一塁手

2023年(9/17現在) A(他球団に比べてかなり長所)

頓宮 裕真(26歳)試102、率307、安123、本16、打49、得49、盗0、O862
中川 圭太(27歳)試24、率269、安124、本12、打50、得63、盗4、O758
山足 達也 (29歳)試24、率200、安5、本0、打0、得6、盗2、O499
ゴンザレス(34歳)試16、率214、安55、本10、打28、得22、盗2、O630

 ファーストは今シーズン覚醒を果たした頓宮選手がほぼ固定されています。元は捕手の選手ですので守備面ではまだ課題がありますが、打撃で圧倒的なプラスを出せる選手に成長しました。去年の今頃は頓宮選手が首位打者争いに加わっているなんて想像もつかなかったですね。頓宮選手がDHに入る時は中川選手やゴンザレス選手が守ることが多いです。守備固めとして山足選手の起用もありますね。守備は見たことはありませんがセデーニョ選手も本職はファーストのようですし、層も厚そうです。

 

 

2028年(5年後)  B(ある程度計算できる)

本命:頓宮 裕真(31歳)
対抗:セデーニョ(30歳)
候補:中川 圭太(32歳)、山中 尭之(29歳)、内藤 鵬(23歳)、太田 椋(27歳)

 5年後は頓宮選手が31歳とほぼ全盛期かなと思います。まだ1年活躍しただけですが、来年も主軸として貢献するようだと不動のポジションとなりそうですね。ただ、代わりになる若手有望株が少なく、二軍で最多出場は育成の山中選手という状況ですね。若手有望株の内藤選手はサードがメインですが、現在膝をケガしているので状況が思わしくなければファーストになるということも可能性として考えられます。どちらにせよ追加が欲しいポジションです。

 

 

 

二塁手

2023年(9/18現在) E(他球団に比べてかなり短所) 

宜保 翔(22歳)試48、率293、安41、本0、打9、得12、盗0、O644
ゴンザレス(34歳)試41、率214、安55、本10、打28、得22、盗2、O630
大城 滉二(30歳)試36、率198、安9、本1、打10、得7、盗1、O586
西野 真弘(33歳)試24、率189、安20、本0、打6、得5、盗0、O504

 セカンドは中々レギュラーが固まらないですね。今シーズン、レギュラー奪取が期待された太田選手が離脱が長引き一瞬しか一軍で出場出来ていません。その中で同学年の宜保選手が台頭してきたのは心強いですよね。元々守備のいい選手ですが、今シーズンは打撃で結果を残しています。また、ユーティリティーのゴンザレス選手も好守備、長打力とここでも貴重な選手です。他にも中堅の大城選手、西野選手がポイント的に活躍を見せる場面もありますが数字上は厳しいですね。ここは追加があっても良さそうですが、候補がいるかというと微妙なところです。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:宜保 翔(27歳)
対抗:太田 椋(27歳)
候補:山足 達也(34歳)、大里 昂生(29歳)、園部 佳太(29歳)、上野 響平(27歳)

 5年後は同級生コンビの宜保選手、太田選手のどちらかがレギュラーになっているのが理想ですね。宜保選手は守備、太田選手は打撃と2人とも長所が違いますし、競い合って伸びていってほしいです。ただ、現状この2人以外に候補がいないんですよね。二軍では多くの選手が代わる代わる守っていて、今シーズン支配下昇格を果たしたユーティリティーの大里選手や打撃のいい育成の園部選手、宜保選手の1個下の育成選手上野選手などがいますが、決め手に欠けますね。この3人の誰かが伸びてくるのを待つか、追加があるか選ぶ時が来ています。

 

 

 

三塁手

2023年(9/18現在) C(他球団に比べて平均くらい)

宗 佑磨(27歳)試110、率239、安96、本2、打20、得37、盗1、O598
ゴンザレス(34歳)試13、率214、安55、本10、打28、得22、盗2、O630
廣岡 大志(26歳)試11、率165、安13、本1、打9、得11、盗0、O554

 サードは主力の宗選手がいますね。守備は流石ですが、今シーズンは打撃の状態が中々上向いてきません。パリーグの他球団のサードが苦戦しているのを考えると総合的に見てマイナスではないと思いますが大きなプラスでもないと思います。宗選手が外れる時はゴンザレス選手や廣岡選手、大城選手が入ることが多いです。ここでもゴンザレス選手の存在が大きいですね。ただ、ゴンザレス選手が残留するかわからないことを考えるとかなり層は薄いと思います。個人的には残留してほしいです。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:宗 佑磨(32歳)
対抗:内藤 鵬(23歳)
候補:太田 椋(27歳)、元 謙太(26歳)

 5年後は主力の宗選手が32歳、若手有望株の内藤選手が23歳ですので激しいレギュラー争いが繰り広げられていると思います。宗選手のコンディション面も考慮に入れたいですね。個人的にはどちらも打撃でアピールすることがカギになってくると思います。ただ、この2人以外の候補が少ないですね。本職はセカンドですが打撃で期待できる太田選手や現在サード挑戦中の元選手くらいかなと思います。ここは追加がほしいです。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/19現在) B(他球団に比べて少し長所)

紅林 弘太郎(22歳)試111、率265、安103、本8、打32、得35、盗1、O670
野口 智哉(23歳)試14、率226、安44、本1、打15、得16、盗3、O626

 ショートは主力の紅林選手がいるのでここは安泰ですね。守備の安定感はもちろんですが、今シーズンは打撃成績を上げています。ケガの心配も少ない選手ですし、頼もしい選手に成長したと思います。他にも開幕スタメンを勝ち取った野口選手や他ポジションも守る宜保選手、大城選手、ゴンザレス選手などが守っています。全体的に見てプラスのポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:紅林 弘太郎(27歳)
対抗:野口 智哉(28歳)
候補:宜保 翔(27歳)、大里 昂生(29歳)、上野 響平(27歳)

 5年後は紅林選手が27歳ですので全盛期に近づいていると思います。唯一の懸念点はメジャー流出の可能性があることくらいですかね。ただ、対抗馬には野口選手も控えていますし、宜保選手もいるのでどうしようもないということはないと思います。母数自体は少ないので追加があってもいいと思います。

 

 

 

外野手

2023年(9/19現在) 

中川 圭太(27歳)試116、率269、安125、本12、打50、得64、盗5、O761
茶野 篤政(24歳)試89、率237、安74、本1、打23、得37、盗7、O560
小田 裕也(33歳)試67、率290、安18、本1、打8、得15、盗5、O753
杉本 裕太郎(32歳)試66、率233、安69、本14、打35、得26、盗0、O711
野口 智哉(23歳)試47、率226、安44、本1、打15、得16、盗3、O626
佐野 皓大(27歳)試40、率182、安6、本1、打3、得11、盗5、O455
福田 周平(31歳)試20、率172、安10、本0、打4、得2、盗2、O430

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

左翼手

2023年(9/19現在)  C(他球団に比べて平均くらい)

杉本 裕太郎(32歳)試66、率233、安69、本14、打35、得26、盗0、O711
中川 圭太(27歳)試116、率269、安125、本12、打50、得64、盗5、O761
小田 裕也(33歳)試67、率290、安18、本1、打8、得15、盗5、O753
佐野 皓大(27歳)試40、率182、安6、本1、打3、得11、盗5、O455
福田 周平(31歳)試20、率172、安10、本0、打4、得2、盗2、O430

 レフトは杉本選手が守るケースが多いですね。ただ、守備はそこまで上手くないですし、好不調の波が激しいので計算はしづらいですね。長打の打てる選手ですので出来ればスタメンで固定したいのですが、、、。他にも外野の全ポジションを守る中川選手や若手有望株の池田選手、来田選手、スポット的に活躍があり途中出場も多い小田選手、佐野皓選手など色々な選手が守っています。現状ではお試し起用の多いポジションです。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:中川 圭太(32歳)
対抗:池田 陵真(25歳)、来田 涼斗(25歳)
候補:杉本 裕太郎(37歳)、佐野 皓大(32歳)、元 謙太(26歳)

 5年後は杉本選手が37歳なので厳しいかなと思います。その中でセンターを守る中川選手が32歳になるので体の負担を考えてレフトをメインにする可能性があるかなと思い本命にしました。他にも若手有望株の池田選手、来田選手、元選手がいるのでこの選手たちに期待ですね。若手有望株は複数いるのでこの選手たちの頑張り次第で追加の有無が変わってくると思います。

 

 

 

中堅手

2023年(9/19現在) B(他球団に比べて少し長所)

中川 圭太(27歳)試116、率269、安125、本12、打50、得64、盗5、O761
野口 智哉(23歳)試47、率226、安44、本1、打15、得16、盗3、O626
小田 裕也(33歳)試67、率290、安18、本1、打8、得15、盗5、O753
佐野 皓大(27歳)試40、率182、安6、本1、打3、得11、盗5、O455

 センターは外野の全ポジションを守る中川選手が起用されることが多いですね。昨年レギュラーとして定着し、今シーズンも結果が出ているのでもう心配はいらないと思います。他にも、今シーズンは外野での出番が増えている野口選手が起用されることも多いですね。若手では渡部選手、ルーキーの杉澤選手も起用されていました。守備固め的に小田選手、佐野皓選手の起用もありましたね。ただ、中川選手以外は層が薄い印象です。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:野口 智哉(28歳)
対抗:中川 圭太(32歳)
候補:佐野 皓大(32歳)、渡部 遼人(29歳)、杉澤 龍(28歳)、元 謙太(26歳)

 5年後は中川選手が32歳ですのでまだいけると思いますが、別ポジションで本命に挙げたので他の選手を本命にしました。そうなると一軍での起用が多い野口選手かなと思います。身体能力的にも十分センターが務まる選手ですので、打撃での覚醒が待たれます。他にもセンターを守れる若手は渡部選手、杉澤選手、元選手がいます。現時点では追加は必要ないと思うので、誰かが台頭することに期待したいです。

 

 

 

右翼手

2023年(9/19現在) D(他球団に比べて少し短所)

茶野 篤政(24歳)試89、率237、安74、本1、打23、得37、盗7、O560
野口 智哉(23歳)試47、率226、安44、本1、打15、得16、盗3、O626
中川 圭太(27歳)試116、率269、安125、本12、打50、得64、盗5、O761
小田 裕也(33歳)試67、率290、安18、本1、打8、得15、盗5、O753

 ライトは育成ルーキーとして初の開幕スタメンを勝ち取った茶野選手の起用が一番多いです。ただ、徐々に成績が下降してきたので、後半戦では野口選手の起用も増えています。中川選手も守りますがレフト、センターと比べて起用が少ない印象です。他にも、廣岡選手や池田選手なども守っていますが、基本的にはこの2人が守っているポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:茶野 篤政(29歳)
対抗:野口 智哉(28歳)
候補:中川 圭太(32歳)、池田 陵真(25歳)、元 謙太(26歳)、平野 大和(27歳)

 5年後は茶野選手が29歳ですので不動のリードオフマンになっていることが理想ですね。それだけのポテンシャルを持っている選手だと思います。他にも若手有望株では野口選手、杉澤選手、池田選手、来田選手、元選手、平野選手と候補は多いです。ただ、各々がまだ一軍で計算できるレベルに達していないので計算は出来ないですが台頭が待たれます。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   A           A
一塁手  A        B
二塁手  E        D     
三塁手  C     B
遊撃手  B        A
左翼手  C     B
中堅手  B          C
右翼手  D     C

 

 

5年後のスタメン(予想)

       野口

中川            茶野

    紅林    宜保

 宗           頓宮

       森

 

 

 

まとめ

 現状はプラスになっているポジションは森選手、若月選手が守る捕手、今シーズン覚醒を見せている頓宮選手、中川選手が守るポジションくらいですね。他のポジションは大きなプラスとはいえないですが、調子のいい選手を流動的に起用して機能していますね。この柔軟な選手起用がオリックスの強みだと思います。ただ、内野手は全体的に層が薄い印象があるのでここは追加がほしいですね。将来に向けては核となる選手が少ないので若手有望株を増やしていきたいです。

 

 

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~中日ドラゴンズ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は苦戦が続く中日ドラゴンズです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/16現在) B(他球団に比べて少し長所)

木下 拓哉(31歳)試75、率241、安60、本4、打22、得15、盗0、O658
宇佐見 真吾(30歳)試39、率295、安51、本3、打14、得10、O732
石橋 康太(22歳)試30、率206、安13、本1、打6、得4、O536

 捕手は正捕手の木下選手とトレードで加入した宇佐見選手という打力でプラスを出せる選手が2人いるのが大きいですね。ここの正捕手争いは他球団見渡してもかなりハイレベルだと思います。他にも守備力に定評のある加藤選手や若手有望株の石橋選手も控えていますし、中々の層の厚さです。他球団と比べてもプラスのポジションだと思います。

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:石橋 康太(27歳)
対抗:木下 拓哉(36歳)、宇佐見 真吾(35歳)
候補:加藤 匠馬(36歳)、山浅 龍之介(24歳)、味谷 大誠(25歳)

 若手有望株の石橋選手が28歳なので世代交代しているのが理想ですよね。ただ、木下選手が36歳、宇佐見選手が35歳ですので、まだやれる年齢ではあると思います。他にも味谷選手や山浅選手も控えていて候補は多いですね。正捕手争いはこの5年で激しくなっていくと思われます。石橋選手の評価次第で追加がありそうです。

 

 

 

一塁手

2023年(9/14現在) D(他球団に比べてかなり短所)

ビシエド(34歳)試78、率248、安60、本5、打20、得17、盗0、O652
細川 成也(25歳)試28、率266、安126、本22、打73、得55、盗0、O813
石川 昂弥(22歳)試17、率244、安94、本13、打42、得29、盗0、O694

 ファーストは主力のビシエド選手が今季は不振で苦しかったです。ただ、ここ最近調子を上げてきているのは来季に向けて好材料ですね。ビシエド選手がスタメンを外れるときは若手有望株の細川選手、石川選手が起用される場面も多かったです。捕手の宇佐見選手が打力を買われて起用される場面も終盤増えました。守備固めでは溝脇選手が入っていますね。ただ、他球団のファーストが強力ということを考えると候補は多いもののマイナスかなと思います。

 

 

2028年(5年後)  E(かなり不透明)

本命:鵜飼 航丞(24歳)
対抗:石川 昂弥(27歳)、福元 悠真(28歳)
候補:細川 成也(30歳)、レビーラ(29歳)、ガルシア(28歳)、石垣 雅海(29歳)

 ビシエド選手が39歳とさすがに苦しいので、ここは正直不透明ですね。主軸として期待される細川選手、石川選手はそれぞれ別のポジションがメインですし、そっちでレギュラーになって欲しいと考えると中々難しいです。その中で本命に挙げたのがパワーが自慢の鵜飼選手です。現状、一軍の壁に苦しんでいますが、二軍では結果を出しているところを見るとポテンシャルは高いと思います。鵜飼選手がレギュラーを取るようなことがあれば強力打線が形成できそうです。他にも候補はいて、育成のレビーラ選手、ガルシア選手、外野手が本職の福元選手がいます。ただ、ファーストが本職の選手はレビーラ選手のみですので、ここは追加があってもいいと思います。

 

 

 

二塁手

2023年(9/16現在) E(他球団にかなり短所) 

福永 裕基(27歳)試67、率243、安69、本2、打15、得29、盗2、O617
村松 開人(22歳)試67、率204、安54、本1、打19、得18、盗1、O488
高橋 周平(29歳)試12、率215、安34、本0、打14、得1、盗1、O524

 セカンドは昨年レギュラーだった阿部選手の穴が最後まで埋まりませんでした。ただ、ルーキーの福永選手と村松選手が積極的に起用されたのは将来に向けてプラスだったと思います。また、高橋選手が起用される場面もありましたね。他にも中堅の石垣選手、溝脇選手も起用されました。終盤にはショートの龍空選手がセカンドに入る新たなオプションも見せていますね。来季には田中選手が復帰する予定ですが正直もう1人くらい追加がほしいです。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:福永 裕基(32歳)
対抗:村松 開人(27歳)、田中 幹也(27歳)
候補:石垣 雅海(29歳)、樋口 正修(29歳)、濱 将乃介(28歳)、龍空(25歳)

 5年後は現時点では不透明ですが、候補は多いですよね。その中でも打力で期待できる福永選手を本命としました。年齢も32歳ですし全盛期に近いと思います。さらに守備力の高い田中選手や総合力の高い村松選手もいてこの3人は横一線だと思います。他にも育成から支配下昇格を果たした樋口選手や二軍で結果を残している石垣選手などがいます。争いが激しいと思うので誰が伸びてくるか楽しみですし、特に期待値が高いながら今季シーズンをケガで棒に振った田中選手に注目したいです。

 

 

 

三塁手

2023年(9/13現在) E(他球団に比べてかなり短所)

石川 昂弥(22歳)試81、率244、安94、本13、打42、得29、盗0、O694
高橋 周平(29歳)試63、率215、安34、本0、打14、得1、盗1、O524
福永 裕基(27歳)試25、率243、安69、本2、打15、得29、盗2、O617

 サードは主軸候補として期待されている石川選手がレギュラーです。今シーズンはケガで出遅れたものの一軍で活躍しています。来季はしっかりケガを治してキャンプから積み上げていけばさらなる飛躍が期待出来ると思います。守備固め的に高橋選手の起用も多く、前半戦には福永選手、後半戦ではカリステ選手の起用も増えています。ここは石川選手が固定されるのが理想です。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:石川 昂弥(27歳)
対抗:福永 裕基(32歳)
候補:高橋 周平(34歳)、石垣 雅海(29歳)、濱 将乃介(28歳)、星野 真生(24歳)

 5年後は石川選手が27歳ですのでレギュラーを確固たるものにして欲しいですね。順調にいけば球界屈指のサードになっているはずです。他にも候補はいて打力である程度期待できる福永選手や二軍でサードの起用の多い石垣選手、濱選手、星野選手もいますし、高橋選手も34歳とまだやれる年齢だと思います。石川選手の成長次第で追加も視野に入ってくると思います。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/14現在) E(他球団に比べてかなり短所)

龍空(20歳)試93、率192、安18、本1、打14、得21、盗1、O471
村松 開人(22歳)試30、率204、安54、本1、打19、得18、盗1、O488
溝脇 隼人(29歳)試24、率175、安7、本1、打3、得5、盗1、O458
カリステ(31歳)試20、率214、安24、本2、打4、得6、盗0、O569

 ショートは守備力の高い龍空選手がある程度固定されていましたが、打撃でかなり苦しみました。いくら守備が売りの選手とは言え打率2割を切ってしまうのは中々厳しいですね。他にも二遊間を守れる村松選手や溝脇選手の起用もありました。後半戦では状態を上げているカリステ選手の起用も増えていますね。来季に向けて明るい材料はあるものの追加はほしいです。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:龍空(25歳)
対抗:村松 開人(27歳)、田中 幹也(27歳)
候補:濱 将乃介(28歳)

 5年後は龍空選手がレギュラーで固定されているのが理想ですよね。打撃の上積みがあれば十分一軍でやっていける選手だと思います。また、大卒ルーキーコンビの村松選手、田中選手も候補になりますね。二軍では濱選手が最も多く守っています。ただ、セカンドに比べて候補が少ないので追加がほしいです。

 

 

 

外野手

2023年(9/16現在) 

岡林 勇希(21歳)試129、率284、安151、本3、打26、得58、盗11、O700
大島 洋平(37歳)試106、率288、安127、本0、打21、得34、盗5、O644
細川 成也(25歳)試102、率266、安126、本22、打73、得55、盗0、O813
加藤 翔平(32歳)試26、率206、安7、本0、打4、得4、盗2、O456
後藤 駿太(30歳)試21、率228、安8、本0、打6、得3、盗0、O614
アキーノ(29歳)試16、率154、安10、本1、打6、得2、盗0、O438
鵜飼 航丞(24歳)試15、率134、安8、本3、打5、得6、盗1、O421
ブライト 健太(24歳)試13、率244、安14、本0、打4、得6、盗2、O623

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

左翼手

2023年(9/16現在)  B(他球団に比べて少し長所)

大島 洋平(37歳)試106、率288、安127、本0、打21、得34、盗5、O644
加藤 翔平(32歳)試26、率206、安7、本0、打4、得4、盗2、O456
後藤 駿太(30歳)試21、率228、安8、本0、打6、得3、盗0、O614
鵜飼 航丞(24歳)試15、率134、安8、本3、打5、得6、盗1、O421
ブライト 健太(24歳)試13、率244、安14、本0、打4、得6、盗2、O623

 レフトは大ベテランの大島選手が健在です。打撃成績は昨年から落としているもののいまだにハイレベルですし、得点圏打率などは上がっています。守備もレフトの中では上手いですし総合的に見たらプラスですね。大島選手が休養の時にはブライト選手や鵜飼選手などの若手有望株の選手が起用されることが多いです。加藤選手、後藤選手は途中出場も多いですね。他球団のレフトが苦しんでいることを考えるとプラスだと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:ブライト 健太(29歳)
対抗:鵜飼 航丞(29歳)
候補:大島 洋平(42歳)、福元 悠真(28歳)、後藤 駿太(35歳)、細川 成也(30歳)

 5年後は大島選手が42歳なので流石に一年間レギュラーは厳しいと思います。その中で若手有望株のブライト選手を本命に挙げました。今季が打撃が大幅に改善しており、守備では確実にプラスを出せるのでレギュラーを取ればかなりの活躍が見込める選手です。期待値は高いですね。他にも長打力のある鵜飼選手や二軍で好成績を残している福元選手が控えています。細川選手がレフトにコンバートされている可能性もありますね。現状、計算できる選手は少ないですが、期待値の高い選手が多く大化けに期待したいです。

 

 

 

中堅手

2023年(9/16現在) A(他球団に比べてかなり長所)

岡林 勇希(21歳)試129、率284、安151、本3、打26、得58、盗11、O700
加藤 翔平(32歳)試26、率206、安7、本0、打4、得4、盗2、O456
後藤 駿太(30歳)試21、率228、安8、本0、打6、得3、盗0、O614
ブライト 健太(24歳)試13、率244、安14、本0、打4、得6、盗2、O623

 センターはレギュラーの岡林選手がいるのでここは安泰ですね。打撃も守備もハイレベルですし、まだまだ若いのでこれからが楽しみです。他にもセンターを守れる加藤選手、後藤選手や若手有望株のブライト選手が控えていますが、少し層が薄いように感じます。追加があってもいいと思います。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:岡林 勇希(26歳)
対抗:ブライト 健太(29歳)
候補:三好 大倫(30歳)、伊藤 康祐(28歳)、福元 悠真(28歳)

 5年後は岡林選手が26歳と健在ですね。どれほどの選手になっているか見当も付かないです。他にもセンターを守れる中で打撃に期待できるブライト選手、福元選手や守備、走塁が武器の三好選手、伊藤選手がいます。候補はそこまで多くないので年齢層的に高卒選手の追加があってもいいと思います。

 

 

 

右翼手

2023年(9/16現在) B(他球団に比べて少し長所)

細川 成也(25歳)試102、率266、安126、本22、打73、得55、盗0、O813
アキーノ(29歳)試16、率154、安10、本1、打6、得2、盗0、O438
鵜飼 航丞(24歳)試15、率134、安8、本3、打5、得6、盗1、O421
ブライト 健太(24歳)試13、率244、安14、本0、打4、得6、盗2、O623

 ライトは今季大ブレイクの細川選手がレギュラーです。中日の中では数少ない長打力のある選手で打撃でプラスを出せる選手ですね。今後の活躍にも期待です。シーズン序盤はアキーノ選手が起用されるも結果が出ず、若手有望株ではブライト選手、鵜飼選手がいますね。層は薄いですが、細川選手が頑張っているのでプラスのポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:細川 成也(30歳)
対抗:鵜飼 航丞(29歳)、ブライト 健太(29歳)
候補:福元 悠真(28歳)、三好 大倫(30歳)、伊藤 康祐(28歳)、川越 誠司(35歳)

 5年後はレギュラーの細川選手が30歳と全盛期ですね。来年1年同様の結果を出すことが出来ればA評価に変わっているポジションだと思います。他にも若手有望株の鵜飼選手、ブライト選手、福元選手や今季トレードで加入した川越選手などがいます。候補は多そうです。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   B           B
一塁手  E      E
二塁手  E        D     
三塁手  E     B
遊撃手  E        C
左翼手  B     C
中堅手  A          A
右翼手  B     B

 

 

5年後のスタメン(予想)

       岡林

ブライト          細川

    龍空    福永

 石川          鵜飼

       石橋

 

 

 

まとめ

 現状はプラスになっているポジションは捕手と外野手で内野手がかなり苦しいですね。特に一三塁手は若手有望株も少なく追加が欲しいところです。ただ、投手陣の投壊が進んでいて即戦力投手の市場的にも投手中心になりそうです。

 

 

他球団の記事はコチラ

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~広島東洋カープ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は逆転の広島東洋カープです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/8現在) B(他球団に比べて少し長所)

坂倉 将吾(25歳)試101、率259、安91、本11、打41、得46、盗2、O749
會澤 翼(35歳)試34、率177、安17、本1、打9、得5、O510
磯村 嘉孝(30歳)試8、率192、安5、本1、打2、得2、O596

 広島は今シーズンから捕手に専念した坂倉選手がいますが、守備ではまだまだですし打撃も内野手として出ていた時期と比べ成績を下げています。それでも捕手でのこの成績を残せる選手は中々いないので、迷いましたがB評価としています。二番手以降は課題でベテランの會澤選手が打撃で苦しみ、肩も弱点です。3番手の磯村選手はそもそも起用が少なく層の薄さは課題です。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:坂倉 将吾(30歳)
対抗:石原 貴規(30歳)
候補:磯村 嘉孝(35歳)、持丸 泰輝(26歳)、髙木 翔斗(25歳)、清水 叶人(24歳)

 5年後は坂倉選手がこのまま捕手で行っていれば球界を代表する捕手になっている可能性があります。そうなれば確実にA評価なのですが今の坂倉選手をどう判断するかで補強の有無が変わってくると思います。ただ、それ以外の候補は多く昨年一軍での出場もあった石原選手や若手に持丸選手、髙木選手、清水選手とそろっています。打撃成績は厳しいもののまだ若いですし、既存の選手の成長に期待して追加はなくていいと思います。

 

 

 

一塁手

2023年(9/8現在) D(他球団に比べて少し短所)

マクブルーム(31歳)試53、率218、安41、本5、打28、得16、O651
堂林 翔太(32歳)試40、率295、安59、本9、打29、得22、盗1、O832
デビッドソン(32歳)試23、率225、安71、本19、打44、得34、O746
松山 竜平(37歳)試21、率250、安34、本0、打23、得6、O606

 ファーストは昨年4番に座っていたマクブルーム選手が今シーズンは不振でレギュラーの座が空いていました。それから、他のポジションも守る堂林選手やデビッドソン選手、守備が厳しいものの打撃で一定の期待感があるベテランの松山選手などが代わる代わる着いていましたが、レギュラー固定とはいきませんでしたね。ただ、後半戦は堂林選手が頑張っており何とか保てています。他球団の一塁手に打力のある主力選手がガッチリ固定されていることを考えると少し差をつけられていると思います。

 

 

2028年(5年後)  E(かなり不透明)

本命:林 晃汰(27歳)
対抗:坂倉 将吾(30歳)
候補:堂林 翔太(37歳)、内田 湘大(23歳)、菊池 涼介(38歳)

 5年後はかなり不透明ですね。広島はファーストを外国人選手に任せる傾向があるためそこまで重視しかなくてもいいと思いますが、外国人選手が厳しかった場合替えがいなくなってしまいます。現状は一時ブレイブ気配があり今シーズンは二軍で最も多くファーストを守っている林選手が本命になると思います。ただ、その他に候補が少なく捕手一本化を目指している坂倉選手が対抗に上がってしまいます。高卒ルーキーの内田選手はサードをメインにするようですし、ベテランになる堂林選手、菊池選手が入る機会もあると思います。スラッガー系の選手の追加があってもいいと思います。

 

 

 

二塁手

2023年(9/12現在) C(他球団に比べて平均) 

菊池 涼介(33歳)試110、率264、安111、本5、打27、得51、盗6、O665
上本 崇司(33歳)試11、率262、安60、本1、打16、得19、盗7、O638

 セカンドは名手菊池選手がいるので基本的には安泰ですが、年齢的に年々守備範囲が狭まっており今シーズンは打撃成績も落としています。他球団のセカンドがかなり強力なことから菊池選手でさえややマイナスとなってしまいます。ただ、成績的にまだまだやれると思います。他にもユーティリティーの上本選手や若手の羽月選手、ショートが本職の小園選手が守ったりもしています。菊池選手がもし離脱してもある程度穴が埋められる陣容です。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:羽月 隆太郎(28歳)
対抗:韮澤 雄也(26歳)
候補:小園 海斗(28歳)、前川 誠太(25歳)、二俣 翔一(25歳)、菊池 涼介(38歳)

 5年後は菊池選手が38歳になるので流石に厳しいですが、候補はいますね。セカンドで一軍である程度出場経験のある羽月選手が本命になると思います。ただ、打撃のいいタイプでは今のところないので打撃の開花に期待したいです。対抗では若手有望株で二遊間どちらも守れる韮澤選手も控えています。今シーズンは一軍での帯同が長いです。この2人の期待値はほぼ同等なので競争が激しくなりそうです。その他にも、セカンドへのコンバートの可能性もある小園選手や二軍でセカンドとして起用されている前川選手、二俣選手、要所要所で菊池選手も戦力になるはずです。強いて言えば、左打者が多いこととスケールの大きい選手が少ない印象です。2,3年後にはある程度見通しを立てていきたいです。

 

 

 

三塁手

2023年(9/13現在) E(他球団に比べてかなり短所)

デビッドソン(32歳)試78、率225、安71、本19、打44、得34、O746
田中 広輔(34歳)試47、率243、安50、本6、打28、得27、盗2、O697
小園 海斗(23歳)試24、率265、安63、本5、打23、得20、盗7、O702
上本 崇司(33歳)試19、率262、安60、本1、打16、得19、盗7、O638

 サードは新外国人のデビッドソン選手が多く守っています。前半戦は苦しみましたが、徐々に対応してきているので来年に向けて希望はあると思います。ただ、他球団のサードと比べるとやはり弱いポジションだと思います。前半戦は復活の田中選手も多く守っていましたね。ショートが本職の小園選手やユーティリティーの上本選手も多く守っています。ただ、他球団のサードが凄すぎるので全体で見るとマイナスです。追加があってもいいと思います。

 

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:内田 湘大(23歳)
対抗:林 晃汰(27歳)
候補:坂倉 将吾(30歳)、小園 海斗(28歳)、韮澤 雄也(26歳)

 5年後は若手有望株の内田選手が23歳なのでそろそろ台頭も考えられる年齢ですね。練習では物凄い打球を飛ばしているらしいので期待できそうです。対抗には一時期サードのレギュラーを掴みかけた林選手がいます。どちらかがファーストでどちらかがサードに入っていれば他球団にも負けない陣容になると思います。他にもサードに再コンバートも考えられる坂倉選手や二遊間を守る小園選手、韮澤選手がいます。ただ、一三塁の候補が少ないのでここは追加がほしいです。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/14現在) D(他球団に比べて少し短所)

小園 海斗(23歳)試51、率265、安63、本5、打23、得20、盗7、O702
矢野 雅哉(24歳)試73、率189、安21、本0、打3、得19、盗7、O476
上本 崇司(33歳)試31、率262、安60、本1、打16、得19、盗7、O638
田中 広輔(34歳)試22、率243、安50、本6、打28、得27、盗2、O697

 ショートはレギュラーとして期待された小園選手が少し足踏みをしていた時期があったので色々な選手が起用されています。打撃成績はやはり小園選手が一番いいですね。総合的に考えて小園選手をレギュラーで固定したいです。他にも打撃は課題ながら一流の守備力を持つ矢野選手やベテランに差し掛かる田中選手、上本選手が守っています。この2人も無難にこなせますね。現状、プラスのポジションではありませんが大きく穴にもならないポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:小園 海斗(28歳)
対抗:矢野 雅哉(29歳)、韮澤 雄也(26歳)
候補:二俣 翔一(25歳)

 5年後は小園選手が28歳なので絶対的なレギュラーとなっていて欲しいですね。今でも十分一軍の戦力ですが、ここから上積みがあれば球界屈指のショートになれるはずです。他にも候補はいて、守備力の高い矢野選手や若手有望株の韮澤選手、二軍で最も多く守っている二俣選手がいます。ただ、やはり右打ちが少なく単純に候補も少ないので追加はほしいです。

 

 

 

外野手

2023年(9/14現在) 

西川 龍馬(28歳)試103、率309、安124、本9、打55、得48、盗7、O772
秋山 翔吾(35歳)試103、率272、安111、本3、打35、得43、盗8、O692
野間 峻祥(30歳)試97、率284、安103、本0、打23、得37、盗5、O665
大盛 穂(27歳)試42、率148、安9、本1、打5、得7、盗2、O417
堂林 翔太(32歳)試34、率295、安59、本9、打29、得22、盗1、O832
末包 昇大(27歳)試33、率231、安25、本8、打21、得10、盗0、O763
上本 崇司(33歳)試20、率262、安60、本1、打16、得19、盗7、O638

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

左翼手

2023年(9/14現在)  A(他球団に比べてかなり長所)

西川 龍馬(28歳)試103、率309、安124、本9、打55、得48、盗7、O772
堂林 翔太(32歳)試34、率295、安59、本9、打29、得22、盗1、O832
末包 昇大(27歳)試33、率231、安25、本8、打21、得10、盗0、O763

 レフトは主軸の西川選手がいるのでここは安泰ですね。ただ、ケガが少し多い選手なので二番手以降の選手も大事になってきますが、中堅の堂林選手や有望株の末包選手が控えているので大きく穴になることはなさそうです。他球団のレフトが苦しんでいることも考慮に入れて大きくプラスとなっているポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:西川 龍馬(33歳)
対抗:末包 昇大(32歳)、田村 俊介(25歳)
候補:堂林 翔太(37歳)、野間 峻祥(35歳)、秋山 翔吾(40歳)、中村 貴浩(28歳)

 5年後は西川選手が33歳なのでまだまだ健在ですが、FAだけが心配なんですよね。西川選手の動向次第で状況が大きく変わってくると思います。ただ、候補はいて後半戦一軍で結果が出ている末包選手や若手有望株で打撃に期待できる田村選手がいます。この2人が争う形になると思います。他にも堂林選手、野間選手、秋山選手といったベテラン勢がコンバートされてくることも考えられますね。ここはしばらく大丈夫そうです。

 

 

 

中堅手

2023年(9/14現在) B(他球団に比べて少し長所)

秋山 翔吾(35歳)試103、率272、安111、本3、打35、得43、盗8、O692
野間 峻祥(30歳)試97、率284、安103、本0、打23、得37、盗5、O665
大盛 穂(27歳)試42、率148、安9、本1、打5、得7、盗2、O417
上本 崇司(33歳)試20、率262、安60、本1、打16、得19、盗7、O638

 センターは主力の秋山選手がいますが後半戦にかけて状態を落としていますね。全盛期よりは衰えてきていると思いますが、守備、打撃共に安定していて他球団でも十分レギュラーを張れる選手だと思います。秋山選手が苦しんだ時期には色々な選手が起用されていて、センターを高いレベルで守れる野間選手や守備、走塁に定評のある大盛選手、ユーティリティーの上本選手などが守っています。秋山選手の状態にもよりますが緊急で補強したいポジションではないと思います。

 

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:中村 貴浩(28歳)
対抗:大盛 穂(32歳)、中村 健人(31歳)
候補:野間 峻祥(35歳)、羽月 隆太郎(28歳)、久保 修(27歳)

 5年後は秋山選手、野間選手、上本選手が年齢的にセンターが厳しくなってくるので

一軍で活躍している選手がほぼいなくなります。野間選手がギリギリいけるかなというくらいです。若手の台頭が必須になりますが現状有望株が少ないですね。5年後センターを守れそうな選手の中で一番期待値が高そうなのが大卒ルーキーながら1年目に支配下昇格を果たした中村貴選手かなと思います。守備を重視するなら大盛選手ですね。他にもセンターも行ける中村健選手や大卒ルーキーの久保選手がいます。見通しが立たないので追加はほしいです。

 

 

 

右翼手

2023年(9/14現在) C(他球団に比べて平均くらい)

野間 峻祥(30歳)試97、率284、安103、本0、打23、得37、盗5、O665
末包 昇大(27歳)試33、率231、安25、本8、打21、得10、盗0、O763
堂林 翔太(32歳)試34、率295、安59、本9、打29、得22、盗1、O832
秋山 翔吾(35歳)試103、率272、安111、本3、打35、得43、盗8、O692

 ライトは主力の野間選手がレギュラーですね。打撃指標はそこまで良くないですが、守備が一流の選手ですし、総合的に見てマイナスではないと思います。さらに打撃で期待できる堂林選手、末包選手も控えていますし、層もそこそこ厚そうです。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:末包 昇大(32歳)
対抗:野間 峻祥(35歳)、田村 俊介(25歳)
候補:中村 貴浩(28歳)、大盛 穂(32歳)、中村 健人(31歳)

 5年後はレギュラーの野間選手が35歳なのでここは微妙ですね。特に守備、走塁が武器の選手だけにそこがどうなるか。そのため、後半戦かなりいい感じできている末包選手を本命に挙げました。ここがものになれば大きなプラスを出せそうです。また、打力に期待の田村選手も控えているのが心強いです。他にもパンチ力のなるW中村選手に守備、走塁が武器の大盛選手もいます。今シーズンは苦しんでいますがポテンシャルの高い中村奨成選手、宇草選手もおり中々候補は多いと思います。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   B           B
一塁手  D     E
二塁手  C        D     
三塁手  E     E
遊撃手  D     B
左翼手  A     B
中堅手  B        E
右翼手  C     C

 

 

5年後のスタメン(予想)

       中村貴

西川            末包

    小園     羽月

 内田           林

       坂倉

 

 

 

まとめ

 現状は大きな穴になっているポジションは少ないですが、大きくプラスを出しているポジションも少ない印象ですね。また、準レギュラークラスに中堅の選手が多くその選手たちの支えが今の順位には必要不可欠だと思います。野手の若手有望株は少なく特に一三塁は追加が欲しいです。早急に欲しいポジションはないですが未来に向けて投資したいです。

 

 

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~横浜DeNAベイスターズ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は強力打線が売りの横浜DeNAベイスターズです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

捕手

2023年(9/5現在) C(他球団に比べて平均)

戸柱 恭孝(33歳)試65、率247、安39、本5、打19、得11、O707
山本 祐大(24歳)試48、率288、安34、本3、打11、得15、O776
伊藤 光(34歳)試47、率213、安30、本1、打8、得10、O540

 DeNAは絶対的な正捕手がおらず、戸柱選手、山本選手、伊藤選手の3選手で回しています。特に山本選手は打撃成績が上向いており一気に正捕手争いに加わってきました。3選手が一軍で活躍できるとなると1人が離脱してもその他の選手でカバーできるため層は厚いと思います。ただ、突き抜けた選手がいないのも事実なので今回はC評価としました。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:山本 祐大(29歳)
対抗:松尾 汐恩(24歳)、上甲 凌大(27歳)
候補:戸柱 恭孝(38歳)、益子 京右(27歳)、東妻 純平(26歳)

 5年後は一軍で戦力になっている山本選手が29歳と全盛期で正捕手になっている可能性が高いですね。また、ドラフト1位ルーキーの松尾選手も24歳ですし、山本選手が現在24歳で活躍している所を見ると一軍で躍動していてもおかしくありません。期待値的には一番高いです。育成から支配下に昇格し二軍で松尾選手に次いで2番目に多くマスクを被っている上甲選手や若手の益子選手、東妻選手も二軍で一定の成績を残していますし、若手に候補は多いです。12球団見渡してもここまで若手が揃っている球団は珍しいと思います。

 

 

 

一塁手

2023年(9/6現在) C(他球団に比べて平均)

ソト(34歳)試84、率241、安70、本9、打39、得25、O724
佐野 恵太(28歳)試69、率257、安125、本12、打59、得59、O696

 ファーストは主力のソト選手、佐野選手がメインで守っています。ただ、2人とも今シーズンは本調子ではなく他球団に差をつけることは出来ていません。ソト選手は守備も悪くないですし、最低限の打撃成績はあるのでC評価になると思います。この2人の調子が上がってくればまた違う評価になるはずです。

 

 

2028年(5年後)  B(ある程度計算できる)

本命:佐野 恵太(33歳)
対抗:小深田 大地(25歳)
候補:宮﨑 敏郎(39歳)、牧 秀悟(30歳)、粟飯原 龍之介(24歳)、知野 直人(29歳)

 5年後は佐野選手が33歳となりファーストに完全にコンバートされていると思います。外野守備を見る限りその可能性が高そうです。また、二軍では打力が期待できる小深田選手が控えています。ただ、チーム全体を見渡しても有力候補はこの2人しかいません。他は違うポジションをメインにしている選手を候補に挙げています。特に宮崎選手は39歳になるのでコンバートされている可能性が高そうです。やはり二軍に候補が少な過ぎるので若手有望株の追加が欲しいです。

 

 

 

二塁手

2023年(9/6現在) A(他球団に比べてかなり長所) 

牧 秀悟(25歳)試120、率301、安144、本26、打92、得71、盗1、O881
林 琢真(23歳)試8、率184、安18、本0、打8、得10、盗4、O444

 セカンドは球界最強の二塁手である牧選手がいますね。ここまで打てるセカンドも中々おらず、さらに守備指標も良いとなると言うことなしです。また、牧選手以外にはユーティリティーの林選手が守っています。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:牧 秀悟(30歳)
対抗:林 琢真(28歳)、粟飯原 龍之介(24歳)
候補:西巻 賢二(29歳)、柴田 竜拓(34歳)、京田 陽太(34歳)

 5年後は牧選手が30歳と全盛期ですのでここは安泰ですね。心配なのは牧選手のケガだけです。若手有望株では守備のいい林選手と高卒2年目で二軍で最多出場している粟飯原選手がいます。この2人も控えていますし、セカンドの追加は今は必要ないですね。年齢層的に2,3年後に高卒選手を獲ると思います。

 

 

 

三塁手

2023年(9/6現在) A(他球団に比べてかなり長所)

宮﨑 敏郎(34歳)試90、率340、安113、本19、打66、得41、O994
柴田 竜拓(29歳)試62、率152、安7、本0、打2、得6、盗0、O521
林 琢真(23歳)試18、率184、安18、本0、打8、得10、盗4、O444

 サードは今シーズン絶好調の宮崎選手がいますが、コンディション面に不安を抱えており休養を挟みながらの起用になっているので必ずしも安泰というわけではないですね。途中出場では柴田選手が多いです。スタメンでは林選手や京田選手が起用されることもありますね。宮崎選手の次の選手が少し弱いですが宮崎選手の圧倒的な成績を考慮してA評価にしました。

 

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:林 琢真(28歳)
対抗:小深田 大地(25歳)
候補:西巻 賢二(29歳)、京田 陽太(34歳)、蓮(24歳)、牧 秀悟(30歳)

 5年後は宮崎選手が39歳なので流石にレギュラーでは厳しいですね。ただ、若手有望株もかなり少なく本命はルーキーの林選手になるかなと思います。また、打力のある小深田選手が二番手に上がってくるかなと思います。その他、他ポジションがメインの京田選手や牧選手のコンバートや二軍でサード最多出場に西巻選手、育成高卒ルーキーながら二軍で積極的に起用されている蓮選手が候補になってくると思います。ただ、候補が少ないので若手有望株の特に打力に期待できる選手の追加がほしいです。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/7現在) E(他球団に比べてかなり短所)

京田 陽太(29歳)試76、率227、安57、本1、打9、得31、盗3、O557
大和(35歳)試51、率239、安44、本0、打16、得11、盗1、O550
林 琢真(23歳)試13、率184、安18、本0、打8、得10、盗4、O444
柴田 竜拓(29歳)試12、率152、安7、本0、打2、得6、盗0、O521

 ショートは今シーズンからトレードで加入した京田選手とベテランの大和選手の2人がメインで回しています。ただ、京田選手は守備はいいですが打撃は変わらず良くないですし、大和選手も勝負強さを見せていますが守備範囲は年々狭くなっていますね。本来ならば若手有望株の森選手が出てきてほしいところですが、今シーズンは二軍でも突出した成績を残せているわけではありません。他にも林選手、柴田選手なども守っていますが現状は他球団に差をつけられているポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:森 敬斗(26歳)
対抗:京田 陽太(34歳)、林 琢真(28歳)
候補:西巻 賢二(29歳)、知野 直人(29歳)

 5年後は京田選手が34歳、山本選手が40歳なのでレギュラーでいけるとしたら京田選手ですね。流石に若手有望株の森選手に入れ替わっていてほしいですが、森選手の成長度合いがこのポジションの命運を左右しそうです。他にも複数ポジションを守れる林選手、西巻選手、知野選手も候補にあがります。ここは追加がほしいです。

 

 

 

外野手

2023年(9/7現在) 

関根 大気(28歳)試116、率270、安115、本4、打29、得65、盗10、O660
桑原 将志(30歳)試102、率270、安101、本5、打32、得43、盗3、O699
佐野 恵太(28歳)試89、率257、安125、本12、打59、得59、O696
神里 和毅(29歳)試59、率163、安8、本0、打3、得11、盗0、O451
楠本 泰史(28歳)試36、率187、安26、本2、打20、得13、盗0、O539
大田 泰示(33歳)試27、率198、安25、本3、打11、得10、盗0、O580
蝦名 達夫(25歳)試20、率157、安6、本0、打0、得6、盗1、O422

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

左翼手

2023年(8/31現在)  C(他球団に比べて平均くらい)

佐野 恵太(28歳)試89、率257、安125、本12、打59、得59、O696
楠本 泰史(28歳)試36、率187、安26、本2、打20、得13、盗0、O539
大田 泰示(33歳)試27、率198、安25、本3、打11、得10、盗0、O580

 レフトは主力の佐野選手がレギュラーとして出場しています。ただ、今シーズンは本調子ではなく守備は良くない選手なので必ずしも長所ではないと思います。佐野選手がファーストを守る時は、楠本選手、大田選手、蝦名選手、梶原選手など色々な選手が起用されていましたが、レギュラー奪取とまではいっていないですね。候補は多いですが一軍で活躍できる選手の層は薄いです。主力の佐野選手の存在と他球団のレフトが苦しんでいることを加味しC評価としました。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:梶原 昂希(28歳)
対抗:佐野 恵太(33歳)、楠本 泰史(33歳)
候補:蝦名 達夫(30歳)、勝又 温史(28歳)、村川 凪(30歳)、桑原 将志(35歳)

 5年後は個人的に佐野選手がファーストにコンバートされていると予想しているので、ここは空くと予想しています。そうなると本命は二軍で打ちまくっている大卒2年目の梶原選手が挙がると思います。期待値はかなり高いですし、後は一軍で活躍するだけですね。他にも勝負強い打撃が持ち味の楠本選手は一軍である程度計算できます。若手有望株では身体能力の高い蝦名選手や二軍で好成績を残している育成の勝又選手、村川選手がいます。35歳になる桑原選手のコンバートも考えられますね。候補は多いですが、現状計算できるとは言いづらいです。余裕があれば追加がほしいです。

 

 

 

中堅手

2023年(9/7現在) B(他球団に比べて少し長所)

桑原 将志(30歳)試102、率270、安101、本5、打32、得43、盗3、O699
神里 和毅(29歳)試59、率163、安8、本0、打3、得11、盗0、O451
蝦名 達夫(25歳)試20、率157、安6、本0、打0、得6、盗1、O422

 センターは主力の桑原選手がいます。今シーズンは少しケガがあったものの大きなケガが少ない選手ですし、守備もいいのである程度の打撃成績を残せれば十分にレギュラーを張れる選手です。ただ、その他の選手の層が薄いです。途中出場の多い神里選手や蝦名選手がいますが、打率がどちらも1割台と苦しんでいますね。関根選手がセンターに回ってライトに別の選手を入れるパターンもあります。桑原選手の次が課題です。

 

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:桑原 将志(35歳)
対抗:蝦名 達夫(30歳)、梶原 昂希(28歳)
候補:神里 和毅(34歳)、村川 凪(30歳)

 5年後は正直不透明ですね。レギュラーの桑原選手が35歳となり年齢的に落ちてきそうですね。特に守備が長所の選手ですし、今年が35歳の秋山選手を見る限り守備力は落ちてきそうです。ただ、若手にセンターを守れそう選手が少ないですね。身体能力の高い蝦名選手や俊足が武器の村川選手らが候補になってくると思います。ここは追加がほしいです。

 

 

 

右翼手

2023年(8/29現在) B(他球団に比べて少し長所)

関根 大気(28歳)試116、率270、安115、本4、打29、得65、盗10、O660
楠本 泰史(28歳)試36、率187、安26、本2、打20、得13、盗0、O539
大田 泰示(33歳)試27、率198、安25、本3、打11、得10、盗0、O580
蝦名 達夫(25歳)試20、率157、安6、本0、打0、得6、盗1、O422

 ライトは今シーズン大ブレイクを果たした関根選手がレギュラーです。肩が強く守備は元々上手い選手なので、打撃成績が残せればレギュラーを獲れる選手です。この調子でレギュラーを確固たるものにして欲しいです。関根選手がセンターに回る時は大田選手、楠本選手、蝦名選手、梶原選手などが入ります。ケガがなければオースティン選手もいますね。オースティン選手は計算できませんが、いなくても関根選手がいるので他球団に差をつけられることはないと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:関根 大気(33歳)
対抗:蝦名 達夫(30歳)、梶原 昂希(28歳)
候補:楠本 泰史(33歳)、勝又 温史(28歳)、村川 凪(30歳)

 5年後はレギュラーの関根選手が33歳なので十分やれる年齢ですね。ただ、関根選手もまだ1年しかレギュラーとして出ていないので確実なレギュラーとは言い難いです。そのためC評価としていますが関根選手がすんなり入ってくれればポジションは埋まりますよね。他の外野のポジションと違いここはある程度計算できそうです。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   C     B
一塁手  C     B
二塁手  A     A     
三塁手  A     E
遊撃手  E     D
左翼手  C     D
中堅手  B     D
右翼手  B     C

 

 

5年後のスタメン(予想)

       桑原

梶原            関根

    森      牧

 林           佐野

       山本

 

 

 

まとめ

 現状は主力はある程度固まっているものの二番手以降の層が薄く5年後にはその層の薄さが響いてきそうです。特に若手有望株の少ない捕手、セカンド以外のポジションは補強がほしいです。ただ、今シーズンは今永選手や石田選手、バウアー選手といった主戦級の先発投手の去就が不透明なので即戦力投手多めに行きそうです。

 

 

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~読売ジャイアンツ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は伝統ある球団読売ジャイアンツです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/2現在) A(他球団に比べてかなり長所)

大城 卓三(30歳)試109、率269、安97、本15、打45、得45、O763
岸田 行倫(26歳)試24、率244、安11、本1、打2、得4、O647
小林 誠司(34歳)試19、率000

 巨人は打力のある大城選手が正捕手としてメインでマスクを被っています。捕手でここまで打てる選手は中々いないので、他球団に比べても脅威だと思います。大城選手が休養する時は岸田選手がスタメンマスクを被る試合が多いですね。今シーズンは打撃で結果が出ています。小林選手は抑え捕手的な立ち位置で途中出場がほとんどですね。大城選手以外の捕手が若干薄いですが、岸田選手が台頭してきていますし即戦力が必要ということはないと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:大城 卓三(35歳)
対抗:岸田 行倫(31歳)、山瀬 慎之助(27歳)
候補:小林 誠司(39歳)、喜多 隆介(30歳)

 5年後は正捕手の大城選手が35歳となり年齢的に衰えが来る頃かなと思います。全試合スタメンは厳しいので、第二捕手以降も大事になってきますね。今シーズン第二捕手の岸田選手と若手有望株の山瀬選手が候補になってくると思います。ただ、支配下の捕手は5人しかいませんし、小林選手も39歳になってくるので今年、来年のうちには追加が欲しいです。

 

 

 

一塁手

2023年(9/2現在) A(他球団に比べてかなり長所)

中田 翔(34歳)試70、率257、安65、本13、打33、得25、O759
岡本 和真(27歳)試52、率298、安123、本35、打84、得69、O1.008
秋広 優人(20歳)試34、率282、安100、本10、打39、得34、O754

 ファーストは主力の中田選手と別ポジションでレギュラーを張っている岡本選手と秋広選手の主に3人で回しています。本来は中田選手を固定したいですが、体のコンディション面を考え休ませながらの起用が続いていますね。それでも代わりに入る選手たちも打撃でかなりプラスを出せる選手なのでファーストの穴はありません。

 

 

2028年(5年後)  A(確実に計算できる)

本命:秋広 優人(25歳)
対抗:岡本 和真(32歳)
候補:中田 翔(39歳)、坂本 勇人(39歳)、増田 陸(28歳)、菊田 拡和(27歳)

 5年後はレギュラーの中田選手が39歳になるので他ポジションからコンバートされてくることが考えられます。他ポジションとの兼ね合いがあるので一概に予想することが難しいですが、岡本選手か秋広選手がファーストに回る可能性が高そうですね。坂本選手がファーストにコンバートされることも考えられます。若手にも昨年ブレイクしかけた増田陸選手に二軍で結果が出ている高卒4年目の菊田選手が控えていますし、ここは心配いらないと思います。

 

 

 

二塁手

2023年(9/2現在) B(他球団に比べて少し長所) 

吉川 尚輝(28歳)試102、率266、安95、本6、打31、得43、盗2、O713
中山 礼都(21歳)試23、率246、安31、本0、打3、得8、盗5、O571
門脇 誠(22歳)試11、率246、安57、本2、打17、得25、盗9、O577

 セカンドはレギュラーの吉川選手が健在ですね。ケガの多い選手ですが出場できれば華麗な守備で見るものを魅了します。打撃成績も悪くないですね。守備で大きなプラスを出せるの総合的にいいセカンドだと思います。二番手以降には若手有望株の中山選手、門脇選手が控えています。特に門脇選手は守備が非常に上手い選手で後半戦では一軍の投手に対応してきているのでサブで控えているのは心強いですね。吉川選手を休ませながら起用できると思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:吉川 尚輝(33歳)
対抗:中山 礼都(26歳)、増田 陸(28歳)
候補:門脇 誠(27歳)、北村 拓己(33歳)

 5年後は吉川選手が33歳なのでまだまだいけると思いますが、武器である守備範囲は狭くなっていることが予想されます。広島の菊池選手が現在33歳ですし、それくらいの衰えは予測しておきたいです。若手では守備のいい中山選手、門脇選手、打力のある増田陸選手がいますが、門脇選手は別ポジションに入ってほしいので、中山選手か増田陸選手が入っているのが理想ですね。さらに、二軍で打率3割越えの北村選手も候補に入って来ます。若手の候補が少し少ないので追加が欲しいです。

 

 

 

三塁手

2023年(9/1現在) A(他球団に比べてかなり長所)

岡本 和真(27歳)試83、率298、安123、本35、打84、得69、O1.008
門脇 誠(22歳)試47、率246、安57、本2、打17、得25、盗9、O577
中山 礼都(21歳)試16、率246、安31、本0、打3、得8、盗5、O571

 サードは不動の4番である岡本選手が守っています。この調子で行けば本塁打、打点の二冠は確実ですし球界屈指の打者です。岡本選手が別ポジションを守る時は基本的に門脇選手が入る布陣が多いですね。サードに入ってもプラスを出せる守備力を持っています。今の巨人にとって代えの効かない選手です。また、若手有望株の中山選手も守ることが出来ます。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:岡本 和真(32歳)
対抗:菊田 拡和(27歳)
候補:門脇 誠(27歳)、増田 陸(28歳)、中山 礼都(26歳)、坂本 勇人(39歳)

 5年後は岡本選手が32歳なのでちょうど全盛期ですね。ただ、一時期腰を痛めていた時期もあったので腰の状態しだいではファーストにコンバートされているかもしれません。そうなると一気に候補が少なくなってきます。候補には守備のいい中山選手が挙げられますが、打撃のいい選手が入るようなポジションなのでできれば違うポジションで起用したいです。打撃が期待できるところでは増田陸選手と菊田選手がおり特に菊田選手は二軍で最もサードで出場している選手なので、岡本選手がコンバートされるようであれば一番手に上がってくると思います。もしかしたら、坂本選手もサードで出場可能性がありますね。岡本選手の状態次第ですが少し心配なので追加が欲しいです。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/4現在) A(他球団に比べてかなり長所)

坂本 勇人(34歳)試86、率290、安95、本16、打45、得37、盗2、O871
門脇 誠(22歳)試42、率246、安57、本2、打17、得25、盗9、O577
中山 礼都(21歳)試22、率246、安31、本0、打3、得8、盗5、O571

 ショートは歴代屈指のショートである坂本選手が健在ですね。年齢的にもケガ増えてきてフル出場は流石に厳しいですが打撃成績は衰え知らずです。ショートでこの打撃成績を残せる選手は他にはいません。文句なしの最強ショートです。坂本選手が出ない時は守備のいい若手有望株である門脇選手、中山選手が穴を埋めています。特に門脇選手はルーキーらしからぬ好守備を連発していて、吉川選手と共に鉄壁の二遊間と表現されることが少なくありません。後半戦に打撃成績を上げてきているのも好材料です。他球団に大きく差をつけられるポジションだと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:門脇 誠(27歳)
対抗:中山 礼都(26歳)
候補:湯浅 大(28歳)、北村 拓己(33歳)、加藤 廉(29歳)

 5年後は坂本選手が39歳ということで流石にショートは厳しいと思うので、若手有望株の門脇選手にレギュラーが代わっているのが理想ですね。対抗に中山選手が控えていますし、この2人で競い合ってほしいです。もしかしたら、この2人の二遊間になっているかもしれませんね。この2人が二強ですが、二軍には同じく守備のいい湯浅選手や二軍で打率3割越えの北村選手、育成ながらも期待されている加藤選手が控えています。守備のいい選手が多く、守備は打撃と違って計算しやすいのでB評価としました。年齢層的に固まっているので今年であれば高卒選手の追加はあっていいと思います。

 

 

 

外野手

2023年(9/4現在) 

丸 佳浩(34歳)試88、率250、安80、本15、打40、得38、盗2、O741
秋広 優人(20歳)試82、率282、安100、本10、打39、得34、O754
ブリンソン(29歳)試79、率250、安68、本10、打34、得25、盗1、O706
梶谷 隆幸(35歳)試67、率295、安62、本2、打17、得20、盗2、O705
重信 慎之介(30歳)試42、率174、安8、本0、打0、得14、盗9、O423
オコエ 瑠偉(26歳)試36、率235、安28、本2、打6、得11、盗1、O622
長野 久義(38歳)試30、率271、安31、本6、打19、得12、盗1、O818
ウォーカー(31歳)試20、率275、安30、本6、打20、得16、盗1、O802

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

 

左翼手

2023年(8/31現在)  A(他球団に比べてかなり長所)

秋広 優人(20歳)試34、率282、安100、本10、打39、得34、O754
梶谷 隆幸(35歳)試67、率295、安62、本2、打17、得20、盗2、O705
長野 久義(38歳)試30、率271、安31、本6、打19、得12、盗1、O818
ウォーカー(31歳)試20、率275、安30、本6、打20、得16、盗1、O802

 巨人の野手全般に言えることですが、日替わりでオーダーが変わるのでレギュラーが見えにくいです。レフトは若手有望株の秋広選手か梶谷選手が起用されることが多いポジションですが、最近はベテランの長野選手が存在感を示しており出番が増えています。守備は苦手ですが打撃のいいウォーカー選手もいますね。誰が起用されても打力のある選手が多いので他球団がレフトで苦しんでいるところを見ると大きなアドバンテージを取れていると思います。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:岡田 悠希(28歳)
対抗:秋広 優人(25歳)、萩尾 匡也(27歳)
候補:浅野 翔吾(23歳)、丸 佳浩(39歳)

 5年後はベテランの梶谷選手、長野選手が年齢的に厳しく、ウォーカー選手も外国人選手なので5年後まで在籍しているわかりません。秋広選手も違うポジションで本命に挙げてしまっているので、今一軍で起用されている選手が全員いなくなります。そうなってくると二軍で結果を残している若手に期待するしかないですね。中でも二軍で12本塁打を放っている岡田選手を本命にしました。ルーキーの萩尾選手、浅野選手もかなり期待できますね。丸選手は引退していなければレフトにコンバートされている可能性が高いと思います。候補はいるので若手有望株の成長次第で追加の有無が変わってくると思います。

 

 

 

中堅手

2023年(9/1現在) D(他球団に比べて少し短所)

ブリンソン(29歳)試79、率250、安68、本10、打34、得25、盗1、O706
丸 佳浩(34歳)試88、率250、安80、本15、打40、得38、盗2、O741
重信 慎之介(30歳)試42、率174、安8、本0、打0、得14、盗9、O423
オコエ 瑠偉(26歳)試36、率235、安28、本2、打6、得11、盗1、O622

 センターは新外国人のブリンソン選手が起用されることが多いです。ただ、怠慢プレーが多く数字ほどの貢献度はあまり感じられないですね。主力の丸選手も不調ですし、年齢的にもライトでの起用が増えています。重信選手は途中出場がメインでオコエ選手はスタメンで起用される場面もあります。他にも若手有望株の岡田選手、萩尾選手、浅野選手がスタメンで起用されることもありますが中々固定できてないです。現状、レギュラーが誰かわからず他球団に少し差をつけられていると思います。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:萩尾 匡也(27歳)
対抗:岡田 悠希(28歳)、浅野 翔吾(23歳)
候補:オコエ 瑠偉(31歳)、松原 聖弥(33歳)

 5年後はさらに不透明ですね。若手有望株の岡田選手、萩尾選手、浅野選手は3人とも打力のある選手ですが、センターとなると守備力に若干の不安を残します。身体能力的には萩尾選手が適任だと思うので練習して上手くなれば萩尾選手が収まると思いますが、現状は期待を込めて浅野選手を本命としています。しっかりセンターを守れる候補で言えばオコエ選手、松原選手があがりますね。全体的にセンターを守れる選手が少ないので今年ではなくとも2,3年後には追加がほしいです。

 

 

 

右翼手

2023年(8/29現在) C(他球団に比べて平均くらい)

丸 佳浩(34歳)試88、率250、安80、本15、打40、得38、盗2、O741
梶谷 隆幸(35歳)試67、率295、安62、本2、打17、得20、盗2、O705
オコエ 瑠偉(26歳)試36、率235、安28、本2、打6、得11、盗1、O622
長野 久義(38歳)試30、率271、安31、本6、打19、得12、盗1、O818

 ライトは主力の丸選手がいますが今シーズンは不調が長引いています。単に調子が悪いのか年齢による衰えなのかはわかりませんが、本来の姿ではなく絶対的レギュラーとは言い難いですね。丸選手が出ていない日はベテランの梶谷選手、長野選手や若手のオコエ選手、浅野選手、岡田選手などが起用されています。丸選手の状態をどう判断するかで補強の有無が変わってくると思います。

 

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:浅野 翔吾(23歳)
対抗:岡田 悠希(28歳)、萩尾 匡也(27歳)
候補:オコエ 瑠偉(31歳)、松原 聖弥(33歳)、秋広 優人(25歳)

 5年後は丸選手が39歳になるので、レフト、センターと同様、若手3人衆の中から誰かが入ることになると思います。秋広選手も外野に本格的にコンバートするなら可能性があると思います。また、一軍で実績のある松原選手、オコエ選手も候補になりますね。若手の成長に期待したいです。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   A     C
一塁手  A     A
二塁手  B     B     
三塁手  A     B
遊撃手  A     B
左翼手  A     D
中堅手  D     D
右翼手  C     D

 

 

5年後のスタメン(予想)

       萩尾

岡田            浅野

    門脇    吉川

 岡本          秋広

       大城

 

 

 

まとめ

 現状と5年後を見てどちらも少し計算しづらいのが外野手ですね。二軍でも同じ選手が多く出場しているのが現状で特にセンターを守れる選手が少ないです。去年1位、2位を使って外野手を取ったとは言え、石川選手をトレードに出したことも踏まえ下位でもいいので1人追加が欲しいです。また、捕手も母数自体が少ないですね。ただ、一軍の結果を見る限り、今年の大卒投手が豊作なこともあり投手がメインになりそうです。

 

 

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~阪神タイガース編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は今年のリーグ優勝は見えてきた阪神タイガースです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/1現在) E(他球団に比べてかなり短所)

梅野 隆太郎(32歳)試72、率194、安42、本1、打19、得17、盗3、O514
坂本 誠志郎(29歳)試58、率218、安32、本0、打16、得9、盗0、O522
長坂 拳弥(29歳)試4、率000

 阪神の捕手陣は正捕手の梅野選手と第二捕手の坂本選手のほぼ2人体制で回していますね。ただ、2人とも打撃が厳しく他球団に比べて大きく差をつけられています。梅野選手は本来打撃のいい選手ですが、ここ最近は打撃成績が落ちていますね。梅野選手がケガ離脱した時は坂本選手がほぼ1人でマスクを被っており層の薄さも否めません。他の捕手の台頭がカギになりそうです。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:坂本 誠志郎(34歳)
対抗:中川 勇斗(24歳)、榮枝 裕貴(30歳)
候補:梅野 隆太郎(37歳)長坂 拳弥(29歳)、藤田 健斗(26歳)

 5年後は正捕手の梅野選手が37歳となり年齢的に衰えが来ていると予想されます。第二捕手の坂本選手も34歳となり正直スタメンでいくとなると厳しいかもしれません。特に打撃のいい選手ではありませんし、、、。ただ、若手有望株に二軍で主戦を張っている榮田選手、高卒2年目ながら二軍で打撃成績のいい中川選手がいます。本来ならこの2人が正捕手を担っているのが理想ですね。今シーズン一軍での出場がありませんが、出来れば一軍で経験を積んでほしい2人です。高卒4年目の藤田選手を含めこの若手捕手陣をどう判断するかで補強の有無が変わってくると思います。

 

 

 

一塁手

2023年(9/1現在) A(他球団に比べてかなり長所)

大山 悠輔(28歳)試117、率292、安124、本14、打63、得63、盗2、O854
原口 文仁(31歳)試1、率205、安9、本2、打8、得2、O634

 ファーストは主力の大山選手が全試合で4番に座り結果を出していますね。例年より本塁打こそ少ないですが、OPSはリーグ5位と4番としての責任を果たしています。大山選手の存在が大きいですね。もし大山選手が離脱すれば代打の切り札である原口選手などが入ると思います。

 

 

2028年(5年後)  A(確実に計算できる)

本命:大山 悠輔(33歳)
対抗:小野寺 暖(30歳)
候補:原口 文仁(36歳)、髙濱 祐仁(32歳)

 5年後はレギュラーの大山選手が33歳なのでまだ大丈夫そうですね。ただ、層の薄さは心配なところで、若手有望株でファーストを守れる選手が見当たりません。対抗に今シーズン一軍で結果が出ている小野寺選手があがるくらいかなと思います。二軍では高濱選手が最も守っていますね。ここは若手有望株の追加が欲しいところです。

 

 

 

二塁手

2023年(9/1現在) A(他球団に比べてかなり長所) 

中野 拓夢(27歳)試117、率291、安137、本2、打35、得64、盗15、O708
山本 泰寛(29歳)
熊谷 敬宥(27歳)

 セカンドは今年からセカンドにコンバートした中野選手が全試合フルイニング出場をしていますね。リードオフマンとして素晴らしい働きをしていますし、守備もゴールデングラブ級の守備を見せているので代える必要がないですね。もし離脱したら山本選手や熊谷選手などが候補になると思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:中野 拓夢(32歳)
対抗:髙寺 望夢(25歳)
候補:木浪 聖也(34歳)、山本 泰寛(29歳)、熊谷 敬宥(27歳)、遠藤 成(26歳)

 5年後は中野選手が32歳なので大きなケガさえ無ければまだまだ安泰ですね。ちょうど脂がのってくる年だと思います。若手有望株にも打撃のいい高寺選手が控えていますし、二軍では高卒4年目の遠藤選手が最も出場していますね。また、現在ショートのレギュラーである木浪選手がコンバートされる可能性も考えられます。ユーティリティーの山本選手、熊谷選手もいますし層も厚そうです。直ぐに追加が必要というわけではないと思います。

 

 

 

三塁手

2023年(9/1現在) C(他球団に比べて平均くらい)

佐藤 輝明(24歳)試103、率239、安92、本15、打63、得52、盗6、O767
渡邉 諒(28歳)試8、率179、安13、本2、打10、得8、O543
糸原 健斗(30歳)試7、率238、安15、本0、打3、得1、O596

 サードはレギュラーである佐藤選手がほぼ固定されていますね。色々とやり玉に上げられることの多い選手ですが、打撃成績を見ると悪いわけではないのですよね。それでも、他球団に村上選手や岡本選手、宮崎選手などが揃っていることと佐藤選手のポテンシャルを考えると物足りない数字ではあると思います。守備のミスも多いですし、必ずしも安泰というわけではないです。他には今シーズンは控えからの出場の多い渡邊選手や糸原選手が控えているので選手層はまずまずです。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:佐藤 輝明(29歳)
対抗:小野寺 暖(30歳)
候補:渡邉 諒(33歳)、糸原 健斗(35歳)、山本 泰寛(34歳)、北條 史也(34歳)

 5年後は佐藤選手が29歳と全盛期となる年で順調に行けば球界屈指の選手になっていると思います。ただ、打撃成績はあまり上がっていないですし、守備力もまだまだなのでサードからコンバートされている可能性もありますね。そのため、若手有望株がいないことが心配ではあります。ただ、一軍で結果が出始めている小野寺選手もサードを守れますし、控えの渡邊選手と糸原選手もまだまだやれる年齢だと思います。層の厚さはまずまずあると思うので、後は若手有望株をここ2.3年の間に1人くらい追加しておきたいです。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/1現在) B(他球団に比べて少し長所)

木浪 聖也(29歳)試106、率284、安98、本1、打35、得39、盗0、O690
小幡 竜平(22歳)試25、率316、安18、本0、打8、得10、盗3、O718

 ショートはレギュラーの木浪選手と若手有望株の小幡選手の2人で回しています。特に木浪選手の復活はすさまじく、近年は出番を減らしていましたが今シーズンはキャリアハイの成績でカムバックしました。若手有望株の小幡選手も好成績を残していますが、中々出番が貰えないほど木浪選手の存在が大きくなっていますね。木浪選手が離脱しても小幡選手がいると考えると選手は揃っていると思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:小幡 竜平(27歳)
対抗:木浪 聖也(29歳)、髙寺 望夢(25歳)
候補:戸井 零士(23歳)、山本 泰寛(34歳)

 5年後は若手有望株の小幡選手にレギュラーが代わっているのが理想ですね。ただ、木浪選手も34歳なのでギリギリではありますがやれる年齢ではあると思います。また、二軍でショートのレギュラーとして出場している高寺選手もいますし、この3人である程度計算できそうです。ユーティリティーの山本選手もいますし、高卒1年目の戸井選手もいるので候補も多いと思います。今年のドラフトで必要ということはないですね。

 

 

 

外野手

2023年(9/1現在) 

近本 光司(28歳)試106、率289、安124、本8、打50、得72、盗23、O824
ノイジー(28歳)試104、率248、安100、本6、打40、得33、盗0、O627
森下 翔太(23歳)試65、率238、安58、本8、打37、得26、盗0、O704
島田 海吏(27歳)試74、率176、安18、本1、打5、得12、盗4、O458
ミエセス(28歳)試27、率210、安21、本4、打14、得9、盗0、O652
前川 右京(20歳)試22、率255、安24、本0、打7、得6、盗0、O676
小野寺 暖(25歳)試17、率333、安15、本0、打7、得5、盗0、O800

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

 

左翼手

2023年(8/31現在)  E(他球団に比べてかなり短所)

ノイジー(28歳)試104、率248、安100、本6、打40、得33、盗0、O627
ミエセス(28歳)試27、率210、安21、本4、打14、得9、盗0、O652
小野寺 暖(25歳)試17、率333、安15、本0、打7、得5、盗0、O800
島田 海吏(27歳)試74、率176、安18、本1、打5、得12、盗4、O458

 レフトは新外国人のノイジー選手がメインで出場していますが、打撃成績は少し物足りないですね。本塁打は少ないことが予想されていましたが思ったよりも二塁打が少なくOPSが伸びてきません。守備も元々内野手ということもありそこまで良くないです。ミエセス選手も長打力はありますが、確実性に欠け守備も良くないです。小野寺選手は一軍でいい成績を残しているので何で起用が少ないのか謎ですね。小野寺選手がレギュラーにはまってくるようだとかなり安泰だと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:前川 右京(25歳)
対抗:小野寺 暖(30歳)、井上 広大(27歳)
候補:森下 翔太(28歳)、島田 海吏(32歳)、野口 恭佑(28歳)

 ただ、現状と違って若手に候補はいるんですよね。高卒2年目ながら一軍で高い期待感を見せた前川選手を初め、一軍で活躍出来ている小野寺選手、パワーが自慢の井上選手など打力に期待できる候補が多いです。前川選手は岡田監督就任からライトで固定されていますが、守備は上手くないですしレフトでもいいかなという気がしています。外国人選手を使うよりもこの辺の若手を起用して育ててほしいというファンの声も良くわかる層の厚さだと思います。 

 

 

 

中堅手

2023年(9/1現在) A(他球団に比べてかなり長所)

近本 光司(28歳)試106、率289、安124、本8、打50、得72、盗23、O824
島田 海吏(27歳)試74、率176、安18、本1、打5、得12、盗4、O458
森下 翔太(23歳)試65、率238、安58、本8、打37、得26、盗0、O704
小野寺 暖(25歳)試17、率333、安15、本0、打7、得5、盗0、O800

 センターは主力の近本選手が固定されているのでここは安泰です。球界屈指のリードオフマンですし、肩が少し弱いくらいでほぼ不満はありません。近本選手がケガで離脱した時は守備、走塁のいい島田選手、打力のある森下選手、小野寺選手がセンターで起用されていました。層は若干薄いですが、近本選手のケガがない限り二番手に出番は来ないのでそこまで気にならないですね。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:近本 光司(33歳)
対抗:井坪 陽生(23歳)
候補:小野寺 暖(30歳)、島田 海吏(32歳)、野口 恭佑(28歳)

 5年後は近本選手が33歳とまだまだ活躍ができる年齢ですね。赤星選手のトラウマがありますが、現在は野手の引退までの年齢も伸びていますし、まだいけると思います。10歳下に高卒ルーキーながら二軍で素晴らしい成績を残している井坪選手が控えているのも好材料ですね。また、打力のある小野寺選手、守備、走塁のいい島田選手もまだ健在ですし、二軍で打率3割を越える育成の野口選手もいます。層も厚そうです。

 

 

 

右翼手

2023年(8/29現在) C(他球団に比べて平均くらい)

森下 翔太(23歳)試65、率238、安58、本8、打37、得26、盗0、O704
前川 右京(20歳)試22、率255、安24、本0、打7、得6、盗0、O676
ミエセス(28歳)試27、率210、安21、本4、打14、得9、盗0、O652
小野寺 暖(25歳)試17、率333、安15、本0、打7、得5、盗0、O800

 ライトは序盤こそ色々な選手が起用されていましたが、最近はルーキーの森下選手が固定されています。3番で起用されることも多くすっかりチームの中心選手となりましたね。また、高卒2年目ながら一軍で期待感を見せた前川選手が控えていますし、長打力のあるミエセス選手、打力のある小野寺選手と候補は多いです。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:森下 翔太(28歳)
対抗:前川 右京(25歳)、小野寺 暖(30歳)
候補:島田 海吏(32歳)、野口 恭佑(28歳)、豊田 寛(31歳)、佐藤 輝明(29歳)

 5年後は現在レギュラーの森下選手が28歳なのでレギュラーの座を確固たるものにして欲しいですね。阪神は1年活躍してその後成績が落ちていく選手が少し多いように感じるのでなおさらです。他にも若手有望株の前川選手、小野寺選手がいますし、二軍では豊田選手が最多出場をしています。育成にも二軍で打率3割越えの野口選手が控えています。また、サードの佐藤選手が外野に再コンバートされることも可能性としてありますね。候補は多いと思うので今年の追加は必要なさそうです。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   D     D
一塁手  A     A
二塁手  A     B     
三塁手  C     B
遊撃手  B     B
左翼手  E     C
中堅手  A     A
右翼手  C     B

 

 

5年後のスタメン(予想)

       近本

前川            森下

    小幡    中野

 佐藤          大山

       坂本

 

 

 

まとめ

 現状と5年後を見てどちらも少し計算しづらいのが捕手ですね。若手有望株はいますが、一軍経験が少ないのであまり読めません。母数自体も少ないですし追加があってもいいと思います。また、ファーストとサードは主力の大山選手と佐藤選手がいますが、その後に続く選手がおらず若手有望株の追加が欲しいところです。外野は候補は多いですが、センターを守れる選手が少ないのでここも追加がある可能性があります。

 

 

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~東京ヤクルトスワローズ編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は昨年のセリーグ覇者東京ヤクルトスワローズです。

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

捕手

2023年(8/29現在) B(他球団に比べて少し長所)

中村 悠平(33歳)試86、率225、安58、本4、打30、得20、O639
内山 壮真(21歳)試29、率216、安41、本6、打20、得16、盗1、O631
古賀 優大(25歳)試27、率256、安11、本1、打1、得5、O709

 ヤクルトの捕手陣は正捕手の中村選手と若手の内山選手、古賀選手の3人で主に回しています。内山選手は打力を活かして他ポジションでの起用が多いですが、捕手としては29試合の出場に留まります。正捕手の中村選手は球界を代表する捕手ですが、今シーズン打撃の方が不調です。ただ、守備面では流石ですし、中村選手以降にも活きのいい若手が控えているので、他球団に比べると長所だと思います。現状で補強が必要ということはないと思います。

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:内山 壮真(26歳)
対抗:古賀 優大(30歳)
候補:中村 悠平(38歳)、松本 直樹(34歳)、西田 明央(36歳)、橋本 星哉(27歳)

 5年後は正捕手の中村選手が38歳となり年齢的に衰えが来ていると予想されますが、内山選手が26歳、古賀選手が30歳となっておりこの2人が主戦を張っているのが理想ですね。特に内山選手は打力があるのでリーグ屈指の捕手に成長している可能性があります。また、二軍で37試合マスクを被っている松本選手、36試合マスクを被っている育成の橋本選手が控える形になると思います。年齢層的に5年間で後2人くらいは補強が欲しいところです。

 

 

一塁手

2023年(8/29現在) B(他球団に比べて少し長所)

オスナ(30歳)試107、率250、安97、本18、打59、得40、盗1、O751
宮本 丈(28歳)試7、率246、安17、本0、打6、得10、盗1、O688
北村 恵吾(22歳)試6、率200、安4、本1、打7、得4、O532

 ファーストはオスナ選手がほぼ固定で守っていますね。守備も上手いですし、18本塁打と長打力もあるので打線の中で外せない選手です。特に大きな離脱なく出続けられるのが魅力ですね。オスナ選手の他にはユーティリティーの宮本選手が7試合、ファーストがメインの北村選手が6試合守っています。オスナ選手はいますが、少し層が薄いです。

 

5年後  D(どちらかというと計算できない)

本命:オスナ(35歳)
対抗:北村 恵吾(27歳)、山田 哲人(36歳)
候補:松本 友(33歳)、宮本 丈(28歳)

 5年後は正一塁手のオスナ選手が35歳となり衰えが来てもおかしくない時期です。また、オスナ選手は外国人選手ですのでこの5年の間に退団などがあってもおかしくないですね。そうなると若手の一番手は北村選手になると思います。二軍では10本塁打と持ち前のパワーを見せられていますね。二軍では松本選手が25試合とファーストでの起用が一番多い選手ですが、宮本選手も含めユーティリティーの選手ですのでスタメンでは厳しいかなと思います。また、セカンドの山田選手がコンバートされる可能性もありそうですね。どちらにせよ二軍に目ぼしい若手が少ないのでプロスペクトを入れたいところです。

 

 

二塁手

2023年 C(他球団に比べて平均くらい) 

山田 哲人(31歳)試76、率233、安67、本10、打30、得32、盗4、O710
武岡 龍世(22歳)試49、率225、安32、本1、打8、得13、盗3、O551
元山 飛優(24歳)試16、率179、安6、本0、打3、得1、O380

 セカンドは本来ならば他球団に圧倒的に差をつけられるポジションですが、正二塁手の山田選手がコンディション面の不安もあり中々本調子にならないです。年齢的にもまだまだ老け込む年ではないと思いますが、若い頃から出続けた代償なのでしょうか。二番手は高卒4年目の武岡選手ですが、打撃成績的にはまだまだこれからですね。山田選手の状態をどう判断するかで補強の有無が変わってくると思います。

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:武岡 龍世(27歳)
対抗:山田 哲人(36歳)
候補:元山 飛優(29歳)、赤羽 由紘(28歳)、宮本 丈(33歳)、小森 航大郎(25歳)

 5年後は山田選手が36歳となりセカンドを守れるか微妙なので、若手で売り出し中の武岡選手を本命にしました。現在一軍に帯同しているので、5年後にレギュラーを掴んでいる可能性は十分にありますね。二軍では奥村選手が27試合、元山選手が26試合、北村選手が22試合守っていますが、奥村選手はユーティリティーで打撃はそこまでですし、北村選手は他ポジションを守ってほしいのでレギュラー候補としたら元山選手かなと思います。他には打撃でもそこそこやれるユーティリティーの宮本選手、赤羽選手、セカンドでの起用はありませんがショートで起用が多い高卒2年目の小森選手などが候補に挙がってきます。候補は多いもののやはり不透明ではあるので追加はほしいです。

 

 

三塁手

2023年(8/29現在) A(他球団に比べて大きな長所)

村上 宗隆(23歳)試111、率258、安103、本24、打70、得64、盗4、O870
武岡 龍世(22歳)試6、率225、安32、本1、打8、得13、盗3、O551
元山 飛優(24歳)試5、率179、安6、本0、打3、得1、O380

 サードは史上最年少三冠王である村上選手がいるのでここは安泰ですね。今シーズンは昨年ほどではないですが、全試合で4番に座り好成績を残しています。この成績でも物足りないと思うのですから、それだけ村上選手の存在が大きくなっていると思います。二番手として武岡選手、元山選手などが控えています。村上選手がいますし緊急で補強に必要はないです。

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:北村 恵吾(27歳)
対抗:西村 瑠伊斗(24歳)、山田 哲人(36歳)
候補:赤羽 由紘(28歳)、元山 飛優(29歳)、村上 宗隆(28歳)

 ただ、5年後はかなり不透明ですね。というのも不動の4番である村上選手のメジャー志向が強く5年後にはチームに留まっていない可能性が高いからです。二軍で50試合と最多起用されている北村選手、30試合に起用されている高卒ルーキーの西村選手がいますがまだまだここはわかりません。特に西村選手は5年後は高卒6年目ですし、サードはプロで初めて挑戦しているポジションであるのでまだ出てこれない可能性もあると思います。村上選手がいるうちにある程度目途を立てておきたいところです。

 

 

遊撃手

2023年(9/1現在) D(他球団に比べて少し短所)

長岡 秀樹(21歳)試112、率225、安82、本3、打30、得32、盗4、O551
武岡 龍世(22歳)試14、率225、安32、本1、打8、得13、盗3、O551
元山 飛優(24歳)試2、率179、安6、本0、打3、得1、O380

 ショートは高卒4年目の長岡選手が固定されていますが、打撃では苦しいですね。ブレイクを果たした前年から成績を落としています。代わりになる選手も奮わないですし、現状は厳しいと言わざるを得ないですね。ただ、守備では安定感が出てきているのでここは好材料です。

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:長岡 秀樹(26歳)
対抗:武岡 龍世(27歳)
候補:元山 飛優(29歳)、赤羽 由紘(28歳)、小森 航大郎(25歳)

 ただ、5年後はある程度計算できそうです。現在レギュラーの長岡選手、若手有望株の武岡選手、この2人の同級生が中堅の年齢になってきます。2人で競い合って安泰のポジションにして欲しいです。他にも高卒ルーキーながら二軍でショート最多出場の小森選手やユーティリティーの赤羽選手など候補はいます。万全を期すならばもう1人くらい候補を増やしたいです。

 

 

外野手

2023年(8/31現在) 

サンタナ(31歳)試104、率308、安117、本18、打56、得45、盗2、O858
並木 秀尊(24歳)試77、率242、安39、本1、打7、得37、盗15、O572
青木 宣親(41歳)試55、率260、安53、本3、打16、得24、盗2、O715
濱田 太貴(22歳)試55、率225、安46、本5、打19、得26、盗4、O655
山崎 晃大朗(30歳)試50、率263、安31、本0、打3、得17、盗8、O591
丸山 和郁(24歳)試46、率186、安13、本0、打4、得7、盗5、O483
内山 壮真(21歳)試36、率216、安41、本6、打20、得16、盗1、O631
塩見 泰隆(30歳)試33、率302、安35、本5、打18、得18、盗1、O828

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

左翼手

2023年(8/31現在)  左翼手E(他球団に比べてかなり短所)

青木 宣親(41歳)試55、率260、安53、本3、打16、得24、盗2、O715
濱田 太貴(22歳)試55、率225、安46、本5、打19、得26、盗4、O655
山崎 晃大朗(30歳)試50、率263、安31、本0、打3、得17、盗8、O591
内山 壮真(21歳)試36、率216、安41、本6、打20、得16、盗1、O631

 レフトは中々スタメンが固定出来てないですね。濱田選手、内山選手など期待の若手が起用されていますが、レギュラー奪取とは至っていません。現状、最もスタメンが多いのが大ベテランの青木選手だと思います。レフトは攻撃力のある選手が入るポジションなので、そろそろ世代交代をしたいところです。今年のドラフトで外野手の渡会選手を狙ってもいいのかもしれませんね。

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:濱田 太貴(27歳)
対抗:澤井 廉(28歳)
候補:塩見 泰隆(35歳)、山崎 晃大朗(35歳)、内山 壮真(26歳)、太田 賢吾(31歳)、サンタナ(36歳)

 ただ、現状と違って若手に候補はいるんですよね。一軍で長打力を発揮できる濱田選手とルーキーながら二軍で17本塁打を放っている澤田選手がいます。パワーのあるこの2選手のどちらかが収まってくれるといいですね。他にも主力の塩見選手が35歳になりますしケガがちな選手なので、守備での負担を減らすためにレフトに回る可能性もありますね。ライトのレギュラーであるサンタナ選手も同様です。どちらにせよ、青木選手は5年後46歳ということでスタメンは厳しいので他の選手の台頭に期待したいです。 

 

中堅手

2023年(8/29現在) E(他球団に比べてかなり短所)

並木 秀尊(24歳)試77、率242、安39、本1、打7、得37、盗15、O572
山崎 晃大朗(30歳)試50、率263、安31、本0、打3、得17、盗8、O591
丸山 和郁(24歳)試46、率186、安13、本0、打4、得7、盗5、O483
塩見 泰隆(30歳)試33、率302、安35、本5、打18、得18、盗1、O828
濱田 太貴(22歳)試55、率225、安46、本5、打19、得26、盗4、O655

 センターは主力の塩見選手が万全であれば長所となるポジションですが、今シーズンはケガで出場数が伸びてきません。ここ2年はケガが少なかったですが本来はケガがちな選手なので、ここをどう判断するか補強の有無が変わってくると思います。一時期塩見選手の穴を埋めブレイクしかけた並木選手もここ最近は状態を落としていますし、スタメンが固定出来ていないです。とにかく塩見選手の状態次第です。

 

2028年(5年後) E(かなり不透明)

本命:塩見 泰隆(35歳)
対抗:並木 秀尊(29歳)、丸山 和郁(29歳)
候補:濱田 太貴(27歳)、山崎 晃大朗(35歳)、松本 友(33歳)、赤羽 由紘(28歳)、岩田 幸宏(31歳)

 5年後はさらにわからないですね。レギュラーの塩見選手が35歳となりセンターを守る選手としてはギリギリの年齢になってきます。他ポジションへのコンバートも十分考えられますね。そうなると、並木選手、丸山選手の若手が台頭してほしいところですが、実際の候補がこの2人しかいないのが厳しいところです。濱田選手もセンターを守れますが出来れば両翼で起用したい選手ですよね。ここは追加が欲しいです。

 

右翼手

2023年(8/29現在) A(他球団に比べて長所)

サンタナ(31歳)試104、率308、安117、本18、打56、得45、盗2、O858
濱田 太貴(22歳)試55、率225、安46、本5、打19、得26、盗4、O655
山崎 晃大朗(30歳)試50、率263、安31、本0、打3、得17、盗8、O591
内山 壮真(21歳)試36、率216、安41、本6、打20、得16、盗1、O631

 ライトはレギュラーのサンタナ選手が固定されていますね。打率はリーグ3位、OPSはリーグ4位と素晴らしい成績を残しています。ケガの多い選手ですが今シーズンは大きなケガ無く来れてますね。他にも打力のある濱田選手、内山選手、外野全ポジションを守る山崎選手などが控えています。

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:サンタナ(36歳)
対抗:濱田 太貴(27歳)
候補:澤井 廉(28歳)、塩見 泰隆(35歳)、内山 壮真(26歳)赤羽 由紘(28歳)、西村 瑠伊斗(24歳)

 5年後は正直わからないですね。レギュラーのサンタナ選手は元々守備の上手くない選手ですし、36歳になるとかなり厳しくなってくる可能性もあります。ライトは上手くやらないと二塁打三塁打になってしまうので、サンタナ選手はもしかしたらレフトに回る可能性もあります。外国人選手ですので退団しているということも考えられますね。そうなると若手有望株の濱田選手、澤田選手や主力の塩見選手がコンバートしてくることも候補になります。内山選手は出来れば捕手で起用したいため、この3人が候補になってくるかなと思います。ユーティリティーの赤羽選手や高卒ルーキーの西村選手も候補になります。

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   B     B
一塁手  B     D
二塁手  C     D     
三塁手  A     E
遊撃手  D     B
左翼手  E     C
中堅手  E     E
右翼手  A     C

 

5年後のスタメン(予想)

       並木

濱田            塩見

    長岡    武岡

 北村          山田

       内山

 

 

まとめ

 現状と5年後を見てどちらも少し計算しづらいのがセカンドと外野なのでここが補強ポイントになってくると思います。また、村上選手のメジャー挑戦が考えられるので、村上選手がいるうちにサードの目途もある程度つけておきたいですよね。捕手は現状、将来どちらもある程度計算できますが、支配下の捕手が5人と母数自体が少ないので追加が欲しいところです。ただ、ヤクルトの最大の弱点は投手なので即戦力投手が豊作と言われていますし、今年は投手の補強が多くなると思います。