ストーブリーグ補強第11弾!!オリックスが広島の石川選手をFAで獲得!!!~補強の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 2024年のストーブリーグの補強第11弾がありましたね。オリックスが広島の九里選手を獲得することが発表されました。

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. 補強の意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

九里 亜蓮(33歳)188cm、97㎏、右投、投手、プロ11年目

通算:試260、回1260、防3.49、勝71、H13、振944
一軍:試23、回131.2、防3.21、勝7、振95

 九里選手は亜細亜大学からドラフト2位で広島に加入した技巧派右腕です。大学時代はチームのエースとして東都で通算19勝5敗、防御率1.60と素晴らしい実績を残しました。プロ入り後も1年目から先発、中継ぎ両方で活躍し2018年からは先発一本で勝負しローテの柱に定着しています。2021年には13勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得し、2023年にはキャリアハイとなる174回を投げ防御率2.56と素晴らしい成績を残しました。今季も先発の柱として活躍し、オフにメジャー挑戦も考慮に入れて海外FA権を行使し動向が注目されていました。海外移籍も模索しましたがこのタイミングでオリックスへの加入が決まりました。

 

選手の特徴

 九里選手は多彩な変化球を駆使する技巧派右腕です。ストレートは平均140㎞中盤とそこまで速くはありませんが、チェンジアップ、スライダー、カットボール、シュート、ナックルカーブツーシームと多くの球種を操ります。また、大きなケガなく2017年から8年連続100回以上を投げるなど安定してイニングを消費してくれる選手です。2023年にキャリアハイを達成しているのも高評価ですね。オリックスでも先発の柱として期待できると思います。

 

 

補強の意図

 オリックスは強力な先発陣を擁していますが、今季は大エース山本選手、主力格の山崎福選手が退団し、宮城選手、山下選手、東選手など計算したかった選手がケガや不振に苦しむなど先発の頭数が足りない時期がありました。ただ、エスピノーザ選手、曽谷選手など新戦力の台頭もありました。来季は宮城選手、エスピノーザ選手はほぼ確定で田嶋選手、山下選手、曽谷選手が順当ならローテに入ると思うのでここに九里選手が入ると6人が直ぐに埋まってしまいますね。ここに東選手や高島選手、来季から先発転向の古田島選手、若手有望株の齋藤選手が控えているわけですからかなり層が厚いです。来季は先発陣がさらに強化され12球団でもトップクラスに位置するはずです。

 

 

 

今後の補強

 オリックスは現在支配下枠65人とまずまず空いていますね。ここから人的補償で引き抜かれれば64人になります。ただ、広島の支配下枠は68人とパンパンなので人的補償で引き抜かれるかは微妙ですね。引き抜かれるとすれば九里選手、矢崎選手が抜けることを考えて基本的に投手が選ばれると思います。

 育成選手が多いのでここから補強があるとすれば外国人になると思います。投手はマチャド選手、エスピノーザ選手、ペルドモ選手と3人の残留が決まっていて、野手は新加入のディアス選手の1人のみが決まっていますね。今季は得点力不足に苦しみましたし、獲得するとしたら野手をもう1人追加したいです。

 その他、育成選手の昇格も見据えていると思います。注目は今季ルーキーながら二軍で打率301と好成績を残した二遊間の河野選手です。

 

 

まとめ

 今回はオリックスが先発右腕の九里選手を獲得しました。ケガが少なく実績豊富なため計算しやすいですし、強力な先発陣さらに強化できると思います。

 

各球団、今シーズンの補強採点2024~千葉ロッテマリーンズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2024年の成績です。

 

 

今回は今季もAクラスを死守!!

千葉ロッテマリーンズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:上田 希由翔 (明治大) 内野手

一軍:試21、率259、安15、本0、打7、得3、盗0、O612
二軍:試70、率291、安78、本4、打34、得25、盗0、O696

 1位の上田選手は高い打撃技術を持つ左の中距離打者として期待されましたが、今季はいい時期にケガ離脱したこともあり一軍での出場機会が伸び悩みました。ただ、二軍では好成績を残していますし、さすがの実力を見せられたと思います。来季はサードのレギュラー争いを制し規定打席到達を目指したいです。

 

2位:大谷 輝龍 (BC富山) 投手

一軍:試1、回1、防0.00、勝0、振3
二軍:試19、回30.1、防5.64、勝0、S2、振18

 2位の大谷選手は独立リーグで活躍し即戦力として期待されましたが、今季は二軍でも防御率4点台と苦しみ一軍では未登板に終わりました。来季こそ本来の姿を取り戻し一軍の戦力となりたいです。

 

3位:木村 優人 (霞ヶ浦高) 投手

一軍:なし
二軍:試11、回19、防2.37、勝0、振14

 3位の木村選手は高卒ルーキーということもあり二軍で育成でした。その中でも後半には二軍デビューを果たし9試合に投げ防御率1点台と素晴らしい投球を披露しました。世代でもトップクラスの実力を遺憾なく発揮しましたね。来季以降にも期待が持てる内容だったと思います。

 

4位:早坂 響 (幕張総合高) 投手

一軍:なし
二軍:試7、回6、防13.50、勝0、振3

 4位の早坂選手は木村選手と同じく高卒ルーキーということもあり二軍で育成でした。終盤には二軍デビューも果たしましたし、順調に来ていると思います。来季は二軍でバリバリ投げていいて欲しいです。

 

5位:寺地 隆成 (明徳義塾高) 捕手

一軍:試2、率143、安1、本0、打0、得0、盗0、O429
二軍:試104、率290、安99、本2、打39、得33、盗2、O725

 5位の寺地選手は高卒ルーキーでしたが、二軍で打率290と10代とは思えない好成績を残しました。捕手の選手ですが、打撃を活かして別ポジションでの起用もありますね。終盤には一軍デビューも経験しましたし首脳陣からの期待も高そうです。将来のレギュラー候補として期待大です。

 

 

 

日本人新加入選手

愛斗(西武、現役ドラフト)年俸:2900万 C 

一軍:試52、率188、安13、本0、打3、得4、盗0、O461
二軍:試54、率251、安52、本3、打29、得22、盗6、O676

 現役ドラフトで加入した愛斗選手は固まりきらない外野のレギュラー候補として期待されましたが、今季は高部選手の復活、藤原選手の成長により中々出番ありませんでした。二軍でも思い通りの活躍をはいきませんでしたし、全体的に苦しいシーズンになったと思います。一軍でまずまず出場していますが、年俸がそれなりに高いことも考慮しC評価としました。

 

吉田 凌(オリックス、退団後加入)年俸:1900万 D

一軍:試9、回11.2、防6.17、勝0、振11
二軍:試29、回30.1、防2.08、勝4、S7、振32

 吉田選手は昨年のオフにオリックスを退団しロッテに加入していました。中継ぎ陣の厚みを持たせる存在として期待されましたが、今季は二軍で好成績を残したものの、一軍では苦しく9試合の登板にとどまりました。中々期待通りの活躍とはいかなかったですね。二軍での活躍も考慮しD評価としています。

 

二保 旭(阪神、退団後加入)年俸:2025万 D

一軍:試8、回10.1、防12.19、勝0、振4
二軍:試20、回29.2、防5.46、勝3、振11

 二保選手は昨年のオフに阪神を退団しロッテに加入していました。吉田選手と同じく中継ぎ陣の層を厚くすることが期待されましたが、今季はビハインド中心に8試合に登板しました。ただ、防御率は苦しかったですね。二軍でも防御率5点台と打ち込まれてしまいました。それでも春季キャンプで積極的にブルペン入りし投げこむなど周囲の若手にいい影響を与えていたと思います。それも考慮に入れてD評価としました。

 

 

石川 歩(育成から昇格)年俸:1億1000万 D

一軍:試5、回24.1、防3.70、勝3、振11
二軍:試10、回35.2、防1.77、勝3、振21

 石川選手はケガの影響で育成契約に移行していましたが、今季はケガから復帰し二軍で実戦登板を重ねシーズン途中となる7月に支配下復帰を果たしました。終盤には一軍でローテを回り5試合で3勝を挙げましたね。元エースということもあり年俸が高く今季はD評価としていますが、来季に向けては期待が大きいです。

 

河村 説人(育成から昇格)年俸:1150万 D

一軍:なし
二軍:試20、回45.2、防4.53、勝2、振31

 河村選手はケガの影響で育成契約に移行していましたが、今季はケガから復帰し二軍で41試合に登板しました。7月に支配下復帰を果たしましたし、来季に向けて勝負をかけるシーズンになると思います。今季の評価は一軍での登板がなかったためD評価としています。

 

菅野 剛士(育成から昇格)年俸:1500万 D

一軍:なし
二軍:試65、率221、安34、本2、打9、得22、盗2、O633

 菅野選手は近年出場機会が減っていた影響で育成契約に移行していました。育成選手として迎えた今季は二軍で実戦を積み7月に支配下復帰を果たしました。ただ、二軍でも昨年より成績を落としていますし、一軍での出場機会がなかったのが本人としても悔しかったと思います。一軍での出場がなかったのでD評価としています。

 

 

 

 

外国人選手

メルセデス(来日8年目)年俸:8000万 A 

一軍:試21、回126.1、防2.71、勝4、振91
二軍:試2、回8、防9.00、勝0、振4

 メルセデス選手は昨年に引き続き先発の柱として1年間ローテを守り抜きました。126回を投げ防御率2点台は立派な成績ですし、今季は悲願のオールスターに初出場していますね。先発の頭数が少ないロッテにとって必要不可欠な選手でした。年俸も考慮しA評価としています。ちなみにメルセデス選手の年俸は出来高の割合が大きい契約となっており、実際の年俸は億を超えると思います。

 

コルデロ(来日1年目)年俸:1億8000万 E 

一軍:試5、回5、防7.20、勝0、H2、振1
二軍:試16、回16.1、防6.61、勝1、振7

 コルデロ選手はメジャーでの実績をひっさげ勝ちパ候補として期待され加入しましたが、今季はケガの影響もあり一軍で2試合の登板にとどまりました。二軍での投球も中々苦しみましたね。高年俸ということもありE評価としています。

 

 

ダイクストラ(来日1年目)年俸:1500万 C

一軍:試3、回11、防1.64、勝1、振11
二軍:試5、回16、防2.81、勝1、振9

 ダイクストラ選手は先発の頭数の1人として期待されましたが、こちらもコルデロ選手同様ケガに苦しみ、一軍では3試合の登板にとどまりました。ただ、その投球は悪くなかったですし、低年俸ということも考慮しC評価としています。

 

フェルナンデス(来日1年目)年俸:1億 E

一軍:なし
二軍:試2、回2、防0.00、勝0、振3

 フェルナンデス選手は先発の頭数の1人として期待されましたが、こちらもケガに苦しみ一軍での登板はなく二軍でも2試合の登板にとどまりました。年俸も高いですしE評価としています。

 

カイケル(来日1年目)年俸:不明 C

一軍:試8、回40、防3.60、勝2、振29
二軍:試5、回16、防2.81、勝1、振9

 カイケル選手はメジャーでサイヤング賞を獲得した実績のある先発左腕で今シーズン途中にチームに加入しました。加入後は一軍のローテを回り2勝を挙げています。シーズン途中の加入ですし、期待された先発の穴はある程度埋められたと思います。年俸は不明ですが、メジャーでの実績を考えるとそれなりに高額だと推測しC評価としました。

 

ポランコ(来日3年目)年俸:4億 B 

軍:試118、率243、安101、本23、打60、得47、盗0、O778
二軍:なし

 ポランコ選手は今季も打線の中軸として期待されましたが、チーム最多となる24本塁打を放ちチームの課題である長打力不足を補いました。打順もほとんど上位でしたし、チームに必要不可欠な選手でしたね。年俸がかなり高額なこと、守備での貢献度がほぼないことも考慮しB評価としています。

 

ソト(来日7年目)年俸:1億5000万 S

一軍:試132、率269、安132、本21、打88、得43、盗0、O780
二軍:なし

 ソト選手はDeNAで6年間プレーし、今季からロッテに加入していた内野手です。近年打撃成績が下降していたため衰えが心配されていましたが、今季はその不安を払拭する大活躍を見せました。チーム最多の88打点はリーグ2位の数字ですしここぞでの勝負強さを発揮しましたね。年俸も考慮しS評価としました。

 

 

 

まとめ

 ロッテはどちらかというと控え目な補強でしたが、ソト選手、ポランコ選手の外国人野手2人の存在が大きかったですね。チームの課題である長打力不足を2人で補っていた印象です。ただ、計5人獲得した外国人投手は計算外が多かったですし、他球団から獲得した選手も中々戦力になれなかったことから、今季は補強がうまくいかなかった印象です。

ストーブリーグ補強第10弾!!ロッテがソフトバンクの石川選手をFAで獲得!!!~補強の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 2024年のストーブリーグの補強第10弾がありましたね。ロッテがソフトバンクの石川選手を獲得することが発表されました。

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. 補強の意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

石川 柊太(32歳)185cm、88㎏、右投、投手、プロ11年目

通算:試185、回822、防3.32、勝56、H17、振712
一軍:試15、回63.1、防2.56、勝7、振52
二軍:試6、回30.2、防2.35、勝2、振27

 石川選手は創価大学から育成1位でソフトバンクに加入した本格派右腕です。プロ入り後は先発、中継ぎ両方で起用され一軍で通算185試合に登板し56勝を挙げました。近年は先発での起用がメインで通算1000投球回が見てきました。2020年には最多勝、最高勝率の2冠に輝いていますし、実績抜群です。ただ、今季はモイネロ選手、大津選手の先発転向がハマったこともあり一軍での登板機会を減らしました。石川選手自身の調子は悪くなかったので、10先発に留まったのは納得できなかったのかもしれませんね。そのこともあり、国内FA権を行使しこの度ロッテに加入することが決まりました。

 

選手の特徴

 石川選手は威力のあるストレートと変化量の大きいパワーカーブが武器の先発右腕です。変化球はカーブの他にカットボール、フォークをメインに操ります。基本的にどの球種も球威があり、コントロールはアバウトですがその球威を武器に打者を打ち取ります。また、投球間隔が他の投手と比べてかなり短くテンポ良く投げ込むのも魅力ですね。調子の良い時は相手の攻撃が直ぐに終わりチームに流れを呼び込む投球を見せます。

 

 

補強の意図

 ロッテは先発投手陣が中々決まっていませんね。今季の主力格のうち佐々木選手はポスティングでのメジャー挑戦が決まっており、外国人のメルセデス選手も現在保留者名簿に記載されており退団が濃厚とされています。現時点で決まってるのは小島選手、種市選手、西野選手くらいでその他は横一線の印象です。実績のある石川選手、唐川選手、美馬選手、二木選手や若手有望株の中森選手、田中選手など候補はいますが、計算しづらいです。外国人補強もまだ終わっていませんが、このタイミングで計算できる石川選手を獲得できたのは大きいと思います。石川選手の武器であるパワーカーブもマリンで化けますし、キャリアハイの成績を残す可能性も十分にあると思います。

 

 

 

今後の補強

 ロッテはまだ外国人補強が終わっていませんね。野手はポランコ選手、ソト選手が残留していますが、投手はゲレーロ選手の復帰以外何も決まっていません。先発、中継ぎ両方足りていないですし、あと2人くらい獲得しておきたいです。

 日本人選手の補強は育成でソフトバンクを退団した中村選手を獲得していますし、もうないかなぁ。石川選手はCランクと人的補償も発生しないため、自チームからこの先退団する選手はいなさそうです。

 

 

まとめ

 今回はロッテが先発右腕の石川選手を獲得しました。ケガが少なく実績豊富なため計算しやすいですし、不安な先発陣の柱として期待できると思います。

 

各球団、今シーズンの補強採点2024~横浜DeNAベイスターズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2024年の成績です。

 

 

今回はセリーグ3位からの下剋上で日本一

横浜DeNAベイスターズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:度会 隆輝 (ENEOS) 外野手

一軍:試75、率255、安64、本3、打24、得21、盗2、O633
二軍:試49、率347、安67、本2、打23、得23、盗3、O865

 1位の渡会選手は3球団競合の末に加入した大型ルーキーでしたが、1年目から一軍で75試合に出場し高い打撃センスを見せました。ただ、守備や選球眼など課題も見えましたね。二軍では流石の好成績ですし、来季は一軍でレギュラー争いに加わるシーズンになると思います。

 

2位:松本 凌人 (名城大) 投手

一軍:試10、回10.2、防5.91、勝0、H1、振3
二軍:試32、回33.1、防2.70、勝3、振28

 2位の松本選手は大卒ルーキーでしたが、どちらかというと素材型だったので育成メインとなりました。二軍では32試合に登板し防御率2点台と好成績を残し、一軍で10試合に登板するなど1年目としては十分の活躍だったと思います。来季は一軍での登板機会を増やしたいです。

 

3位:武田 陸玖 (山形中央高) 投手/外野手

一軍:なし
二軍:試1、率167、安1、本0、打0、得0、盗0、O333

 3位の武田選手は二刀流で活躍する高卒ルーキーです。今季は二軍でじっくり育成という形になりましたね。終盤には二軍デビューも果たしましたし、来季につながるシーズンだったと思います。今オフのウインターリーグでは早くも存在感を示しているようですし来季に期待です。

 

4位:石上 泰輝 (東洋大) 投手 

一軍:試26、率183、安13、本0、打3、得3、盗2、O486
二軍:試78、率222、安58、本4、打20、得31、盗13、O614

 4位の石上選手はスピード感あふれる大卒内野手で、ショートのレギュラー争いに加わることが期待されましたが、その期待に応え開幕スタメンを勝ち取りました。ただ、開幕後は中々結果を残すことが出来ず、中盤からは二軍暮らしが続きました。ただ、まだルーキーですし、1年間ケガなく試合に出続け経験を積めたのは良かったと思います。

 

5位:石田 裕太郎 (中央大) 投手

一軍:試12、回59、防3.97、勝4、振39
二軍:試10、回48、防3.19、勝1、振46

 5位の石田選手は完成度の高い大卒ルーキーでしたが、今季は即戦力として一軍で12試合に先発し4勝を挙げるなど好成績を残しました。終盤には打ち込まれる場面が増えたものの一軍に出始めた頃は好投を続けていましたし、あの投球が続けられるようになれば1年間ローテを守れる選手だと思います。来季は先発の頭数の1人として計算されているはずです。

 

6位:井上 絢登 (四国IL徳島) 内野手

一軍:試25、率190、安8、本0、打4、得2、盗1、O570
二軍:試70、率302、安79、本8、打52、得38、盗9、O841

 6位の井上選手は今季で24歳とオールドルーキーのため即戦力として期待されました。ただ、一軍では中々結果を残すことが出来なかったですね。同じポジションのライバルが強力なのも向かい風となっています。ただ、二軍では素晴らしい成績を残していますし、本人のポテンシャルの高さは示せたので来季は一軍でレギュラー争いに加わりたいです。

 

 

日本人新加入選手

佐々木 千隼(ロッテ、現役ドラフト)年俸:3000万 A

一軍:試27、回38、防1.95、勝0、H6、S1、振28
二軍:試18、回20.1、防0.89、勝0、振23

 佐々木選手はロッテから現役ドラフトで加入し即戦力として期待されました。開幕一軍こそ逃したもののビハインド中心に27試合に登板し防御率1点台と素晴らしい成績を残しました。回跨ぎも無難にこなしていましたし、終盤には起用の優先度が上がっていましたね。年俸もそこまで高くなくA評価としています。

 

森 唯斗(ソフトバンク、退団後加入)年俸:5000万 C

一軍:試14、回32.1、防7.52、勝1、H2、振25
二軍:試11、回61、防2.66、勝2、S1、振40

 森選手は昨年のオフにソフトバンクを退団しDeNAに移籍していました。今季はショートスターターやビハインドを中心に14試合に登板し戦力となりました。防御率こそ悪かったものの二軍も合わせて100回近くのイニングを消費してくれているのはチームとしても大きかったと思います。年俸はそこそこ高いですがチーム内での影響力も考慮しC評価としました。

 

中川 颯(オリックス、退団後加入)年俸:650万 S 

一軍:試29、回57、防4.42、勝3、H6、S1、振36
二軍:試2、回6、防3.00、勝2、振2

 中川選手は昨年のオフにオリックスを退団しDeNAに加入していました。オリックス時代から二軍では好成績を残していましたが、今季はその実力を一軍で発揮し6先発を含む29試合に登板し、先発、中継ぎ両方で戦力となりました。ポストシーズンでも難しい場面で登板がありましたし、首脳陣からの評価も高かったと思います。年俸も低いですし文句なしのS評価です。

 

堀岡 隼人(巨人、退団後加入)年俸:670万 C

一軍:試6、回6、防0.00、勝0、H1、振6
二軍:試33、回35、防3.86、勝2、S6、振36

 堀内選手は昨年のオフに巨人を退団しDeNAに育成契約で加入していました。昨年も二軍で好成績を残していましたが、今季も二軍で好投を続けシーズン途中に支配下昇格を勝ち取っています。終盤には一軍での登板機会があり、ポストシーズンでも登板がありましたね。一軍での登板こそ少ないですが、低年俸であることポストシーズンでも登板があったことを考慮しC評価としました。

 

勝又 温史(育成から昇格)年俸:620万 D 

一軍:なし
二軍:試57、率246、安43、本3、打24、得13、盗3、O620

 勝又選手は昨年二軍で好成績を残しその年のオフに支配下昇格を果たしていました。今季は一軍デビューが期待されましたが、同じポジションにドラ1で渡会選手が加入し、梶原選手、蝦名選手が台頭したことで出場機会が回ってきませんでした。二軍では1年間試合に出続けていたのでD評価としています。

 

 

外国人選手

ウェンデルケン(来日2年目)年俸:1億7500万 C 

一軍:試28、回26.1、防1.71、勝1、H17、振25
二軍:試3、回3、防0.00、勝0、振5

 ウェンデルケン選手は昨年からチームに加入し、勝ちパを務めていました。今季はケガの影響で前半戦はほとんどいませんでしたが、後半戦から復帰すると高いパフォーマンスを発揮しました。ただ、高年俸と稼働が少なかったということを考慮しC評価としました。

 

ジャクソン(来日1年目)年俸:1億4500万 S 

一軍:試25、回143、防2.90、勝9、振105
二軍:試4、回17、防3.71、勝1、振16

 ジャクソン選手は先発ローテに入ることが期待されましたが、今季は開幕からローテに定着し規定投球回に到達、防御率2点台でチーム内2位の8勝を挙げるなどエース格の1人として戦力となりました。ポストシーズンでも好投を披露しましたし文句なしのS評価です。

 

ケイ(来日1年目)年俸:1億1500万 S

一軍:試24、回136.2、防3.42、勝6、振119
二軍:試2、回11.2、防1.54、勝2、振10

 ケイ選手はジャクソン選手とともに先発ローテに入ることが期待されましたが、今季は134.2回を投げ防御率3点台と1年間ローテを守り抜きました。借金3と負けが先行したものの、日本シリーズでも好投を見せ日本一に貢献しています。ジャクソン選手ほどではないですが、彼もチームにとって必要不可欠な選手だったのでA評価としています。

 

ウィック(来日1年目)年俸:1億1360万 A

一軍:試43、回45、防2.60、勝5、H16、S1、振50
二軍:試13、回13.1、防4.73、勝1、S1、振14

 ウィック選手はブルペン陣を厚くすることが期待されましたが、43試合に登板し防御率2点台、16ホールドと好成績を残しました。出遅れていたウェンデルケン選手の穴を見事に埋めましたね。終盤にケガ離脱しポストシーズンに出場できなかったのはもったいなかったですが、年俸もそこまで高くないですしA評価としました。

 

オースティン(来日5年目)年俸:2億 S 

軍:試106、率316、安125、本25、打69、得66、盗0、O983
二軍:試5、率222、安4、本1、打5、得3、盗0、O744

 オースティン選手は3年契約の3年目で勝負をかけるシーズンでしたが、序盤こそ苦しんだものの復活してからは真価を発揮し、最終的に打率316で首位打者のタイトルを獲得しました。しかも、シーズン中盤からは4番に座り25本塁打、OPS983とセリーグ最強打者の1人となっていました。高年俸ですが文句なしのS評価です。

 

フォード(来日1年目)年俸:5000万 D

一軍:試6、率200、安4、本1、打2、得1、盗0、O623
二軍:試41、率211、安28、本8、打21、得12、盗0、O709

 フォード選手は今シーズン途中に加入した左のスラッガーです。ただ、今季は主戦場としているファーストにオースティン選手がいたため出場機会がなく二軍での活動がメインとなりました。それでも、ポストシーズンに代打メインで出場し打撃で一定の存在感を放っていましたね。一軍での出場は少なかったですが、シーズン途中の加入に加えポストシーズンでの実績を考慮しD評価としています。

 

 

まとめ

 DeNAは先発、中継ぎ両方で防御率が悪くさらに昨年のオフにエース格である今永選手、バウアー選手の2人が抜けたことにより投手陣の整備が最重要課題でした。その中で、ドラフト、外国人補強、自由契約枠からの獲得、現役ドラフトと多彩な手段で穴を埋めに行きましたが、かなり成功したと言えると思います。日本シリーズでは集大成と言わんばかりに投手陣が奮起し強打のソフトバンク打線を抑え込みました。来季は悲願のリーグ優勝に向けて補強を加速させています。

必見!!現役ドラフト速報2024!!!~各球団の狙いと指名順は!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 12/9に第3回となる現役ドラフトが開催されました。

 そこで今回は移籍した選手の詳細と各球団の補強の意図をまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 移籍選手詳細
  2. 補強の意図

 

 

 

 

読売ジャイアンツ

Out→畠 世周        
In→田中 瑛斗(25歳)184cm、84㎏、投手、右投、プロ7年目、日本ハム
一軍:試3、回4、防11.25、勝0、振2
二軍:試29、回46、防2.35、勝5、S1 、振43

 巨人は中継ぎの畠選手が退団となり日本ハムから本格派右腕の田中選手が加入することとなりました。田中選手は一軍での実績こそ少ないですが、ポテンシャルが高く今季も二軍で防御率2点台と好成績を残しています。畠選手と比べて年も若く若返りにも成功しています。先発、中継ぎ両方でき奪三振能力も高いので巨人ではまずビハインド要員として一軍定着を狙っていくと思います。

 

 

阪神タイガース

Out→浜地 真澄
In→畠 世周(30歳)186cm、82㎏、右投、プロ8年目、巨人
一軍:試1、回3、防3.00、勝0、振3
二軍:試37、回44.2、防1.41、勝2、S2 、振35

 阪神は中継ぎ投手の浜地選手が退団となり、巨人から同じく中継ぎ投手の畠選手が加入することとなりました。畠選手は2021年に52試合に登板するなど通算119試合に登板し、19勝を挙げており一軍での実績も豊富な選手です。今季は一軍で1試合の登板に終わり出場機会に恵まれませんでした。ただ、二軍で防御率1点台と好成績を残していて実力は錆びついていないと思います。阪神の中継ぎ陣は岩崎選手、ゲラ選手、桐敷選手、石井選手など特定の選手に負担が集中しており、主力とその他の選手の実力差が課題なのでその穴を埋めてくれる存在だと思います。

 

 

横浜DeNAベイスターズ

Out→上茶谷 大河
In→浜地 真澄(26歳)185cm、88㎏、投手、右投、プロ8年目
一軍:試18、回21.1、防2.11、勝0、振9
二軍:試17、回16.1、防1.65、勝0、振13

 DeNAは投手の上茶谷選手が退団となり、阪神から投手の浜地投手が加入することとなりました。2022年に52試合に登板し防御率1.14と素晴らしい成績で勝ちパを務め覚醒したと思われましたが、ここ2年は不振に苦しんでおり今季も18試合の登板に留まりました。防御率2.11と好成績ながら登板数が伸びなかったのはランナーを貯めることが多く防御率ほどの安定感がなかったこととケガ離脱があったことも影響しました。ただ、一軍でやれるポテンシャルは見せているので環境を変えて覚醒する可能性はあると思います。DeNAは中継ぎ陣が固まっていないですし、森原選手など復活した実績もあるので期待したいです。

 

 

広島東洋カープ

Out→矢崎 拓也
In→山足 達也(31歳)174cm、76㎏、右投右打、内野手、プロ7年目
一軍:試43、率133、安2、本0、打0、得5、盗2、O411
二軍:試25、率318、安21、本1、打9、得4、盗0、O799

鈴木 健矢(26歳)176cm、80㎏、投手、右投、プロ5年目、日本ハム
一軍:試8、回23、防2.74、勝1、H1、振6
二軍:試16、回53、防3.74、勝2、振20

 広島は中継ぎ投手の矢崎選手が退団となり、オリックス内野手山足選手と日本ハムの投手鈴木選手が加入することとなりました。山足選手は内野全ポジションをこなせるユーティリティー性が武器ですね。来季で32歳と現役ドラフトで移籍する選手の中で最年長となりますが、二軍で好成績を残している打撃も環境を変えれば伸びる可能性もあると思います。広島は内野手のサブが不足していますし、矢野選手が2年連続活躍するかもわからないので、保険としてもってこいの選手だと思います。

 鈴木選手は第3回にして初めて2巡目で呼ばれた選手ですね。先発、中継ぎ両方こなせるアンダースローの投手で、変則投手はリーグを変えて活躍しだすことが多いと思います。広島は今季先発の頭数に苦しみ主力が不調に陥った時に代われる選手がいませんでした。さらに、主力の1人である九里選手がメジャー挑戦を表明しているので、先発ローテを争う1人として期待していると思います。

 

 

東京ヤクルトスワローズ

Out→柴田 大地   
In→矢崎 拓也(29歳)176cm、99㎏、右投、投手、プロ8年目
一軍:試25、回26、防3.60、勝1、H11、振17
二軍:試14、回13.2、防2.63、勝1、S5、振12

 ヤクルトは中継ぎの柴田選手が退団となり、広島の中継ぎ投手矢崎選手が加入することとなりました。矢崎選手はここ3年で一気に台頭してきて2022年には47試合に登板し防御率1.82、2023年には54試合に登板し防御率2.81、24セーブを挙げるなど今回の現役ドラフトで移籍する選手の中でも屈指の実績を持ちます。この矢崎選手の移籍が一番びっくりしましたね。今季こそケガの影響で過去2年よりは成績を下げたもののヤクルトの中継ぎ陣は勝ちパが固定できておらず課題となっているので、矢崎選手であればピッタリとハマると思います。

 

 

中日ドラゴンズ

Out→石垣 雅海    
In→伊藤 茉央(24歳)176cm、80㎏、投手、右投、プロ2年目
一軍:試6、回5.2、防7.94、勝0、H1、振6
二軍:試41、回44.1、防2.64、勝1、振39

 中日は内野手の石垣選手が退団となり、楽天から中継ぎの伊藤選手が加入することとなりました。伊藤選手は昨年ルーキーながら25試合に登板し防御率3.27と充実の1年を送っていたサイドスロー右腕です。今季は一軍で苦しんだものの二軍では41試合に登板し防御率2点台と好成績を残していました。中日は主力の中継ぎ投手こそ鉄壁の布陣ですが、層自体は薄く二軍から入れ替えれる選手が不足していたので伊藤選手は頭数の1人として数えられると思います。

 

 

福岡ソフトバンクホークス

Out→吉田 賢吾
In→上茶谷 大河(28歳)182㎏、83㎏、投手、右投、プロ6年目
一軍:試18、回22.2、防4.37、勝2、H3、振16
二軍:試23、回38.2、防4.42、勝2、振34

 ソフトバンクは捕手の吉田選手が退団となり、DeNAから投手の上茶谷選手が加入しました。上茶谷選手は先発、中継ぎ両方に対応できる選手で、一軍で通算121試合に登板し20勝を挙げた実績のある選手です。プロ野球ファンの中では移籍に驚いている人も多いと思います。今季は一軍で18試合の登板に留まり二軍でも苦しみましたが、器用な選手ですし環境を変えれば復活する可能性もあると思います。ソフトバンクはケガ人が出た時に先発、中継ぎ両方で起用に苦しんだので貴重なピースになってくれると思います。

 

 

北海道日本ハムファイターズ

Out→田中 瑛斗、鈴木 健矢
In→吉田 賢吾(23歳)181cm、94㎏、捕手、右投右打、プロ2年目
一軍:試10、率192、安5、本0、打2、得2、盗0、O377
二軍:試79、率303、安70、本3、打33、得32、盗0、O751

 日本ハムは投手の田中選手と鈴木選手が退団となり、ソフトバンクから捕手の吉田選手が加入することとなりました。吉田選手は捕手登録ですが、今季は二軍で捕手6試合、一塁63試合に出場しており、打撃を活かしてファーストでの起用の多い選手です。今季も二軍で打率303と好成績を残していますね。昨年は同じくソフトバンクから打撃期待の水谷選手が移籍し覚醒しているので、水谷選手の再来を期待したいです。

 

 

千葉ロッテマリーンズ

Out→平沢 大河
In→石垣 雅海(26歳)181cm、88㎏、内野手、右投右打、プロ8年目
一軍:試9、率200、安2、本0、打0、得0、盗1、O500
二軍:試94、率259、安70、本5、打23、得25、盗3、O668

 ロッテは内野手の平沼選手が退団となり、中日から内野手の石垣選手が加入することとなりました。石垣選手は内野全ポジションを守れるユーティリティー性を持つ内野手で、堅実な守備力が持ち味ですね。二軍では毎年好成績を残しておりパンチ力のある打撃でも期待できる選手です。ロッテは右打ちの内野手が不足しており、ファースト以外の内野は固まってないので石垣選手にも十分チャンスはあると思います。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

Out→伊藤 茉央
In→柴田 大地(27歳)180cm、94㎏、投手、右投、プロ3年目
一軍:試1、回2、防4.50、勝0、振2
二軍:試40、回37.1、防2.17、勝2、振31

 楽天は中継ぎの伊藤選手が退団となり、ヤクルトから同じく中継ぎの柴田選手が加入することとなりました。柴田選手は大卒社会人のため即戦力として期待されましたが、ここ2年は一軍の戦力となることは出来ませんでした。ただ、今季は二軍で防御率2点台と好成績を残しており、一軍で活躍する土台は出来ていると思います。楽天は主力投手こそ強力ですが、脇を固める選手が不足しているので一軍で登板機会を増やしたいです。

 

 

オリックスバファローズ

Out→山足 達也
In→本田 圭佑(31歳)180cm、80㎏、投手、右投、プロ9年目
一軍:試31、回30.2、防4.11、勝1、H11、振18
二軍:試16、回16.1、防4.96、勝3、振9

 オリックス内野手の山足選手が退団となり、西武から中継ぎの本田選手が加入することとなりました。本田選手は通算138試合に登板した実績のある中継ぎ右腕で2022年には45試合登板で防御率1点台、24ホールドと好成績を残しました。今季もビハインド中心に31試合に登板し戦力となっていましたね。圧倒的な投球はないですが、緩急含めた投球で打者を上手く打ち取りますし、シーズン通して安定しています。オリックスは中継ぎ投手が毎年代わる代わる台頭しているので本田選手もその一員となりたいです。

 

 

埼玉西武ライオンズ

Out→本田 圭佑
In→平沢 大河(26歳)176cm、80㎏、内野手、右投左打、プロ9年目
一軍:なし
二軍:試96、率216、安46、本2、打19、得44、盗5、O699

 西武は中継ぎの本田選手が退団となり、ロッテの内野手である平沼選手が加入することとなりました。ドラフト1位として将来を期待され加入しましたがロッテでは上手く殻を破ることが出来ませんでした。ただ、相変わらず選球眼が良く出塁率も高いですし、内外野守れるユーティリティー性もあるのでいいところも多いです。西武は源田選手以外レギュラーが固まっていないので環境を変えて大化けに期待したいです。

 

 

 

 

まとめ

 今回は一軍での実績もある選手が多く3人のドラ1が指名されるなどポテンシャルも高い選手が多かったですね。個人的には矢崎選手、浜地選手、本田選手の移籍に驚きましたね。来季に向けて楽しみが増えたと思います。

ストーブリーグ補強第8弾!!楽天がヤクルトのヤフーレ選手、今野選手の獲得を発表!!~補強の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 2024年のストーブリーグの補強第9弾がありましたね。楽天がヤクルトのヤフーレ選手と今野選手を獲得することが発表されました。

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. 補強の意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

ヤフーレ(26歳)185cm、97㎏、右投、投手、来日2年目

通算:試23、回129.1、防3.34、勝5、H1、振84
一軍:試23、回129.1、防3.34、勝5、H1、振84
二軍:なし

 ヤフーレ選手は昨年まで主に3Aを中心にプレーしていた先発投手です。

 今季は開幕から先発ローテに定着し、5月までに4勝を挙げましたがその後は中々勝ち星に恵まれず5勝10敗で借金5となっていました。ただ、1年間先発ローテを守り129回を投げ防御率3点台と好成績だったと思います。今オフに保留者名簿に載っていましたが、その実績を評価した楽天で獲得を発表しました。

 

選手の特徴

 ヤフーレ選手は150㎞前後のストレートと多彩な変化球を操る先発右腕です。ストレートは特別強いわけではありませんが、カットボールとチェンジアップのコントロールが良く変化球でストライクが取れるため安定してイニングを消費することが出来ます。また、外国人投手としては珍しくクイックや牽制も上手いので大きな穴がない投手です。また、まだ26歳と若くまだ伸びしろを感じさせるのも魅力です。

 

 

今野 龍太(29歳)178cm、86㎏、右投、投手、プロ11年目

通算:試182、回194.1、防3.80、勝10、H57、S1、振169
一軍:試6、回6.1、防0.00、勝0、H1、振4
二軍:試32、回34、防2.65、勝1、S8、振30

 今野選手は岩出山高校からドラフト9位で加入した速球派右腕です。高校時代は県大会で1勝するかしないかとそこまで強くないチームですが、3年夏にノーヒットノーランを達成したことで話題となっていました。

 プロ入り後は楽天でプレーをした6年間は中々一軍に定着出来ず6年目のオフに退団となっていましたが、ヤクルトに入団後は中継ぎとして覚醒。2021年には64試合に登板し防御率2.76、35ホールドと素晴らしい成績を残し、これまでに通算182試合に登板しています。ただ、昨年からで中々調子が上がらず今季は一軍で6試合の登板に留まりました。その中で中継ぎとしての実績を評価され楽天に金銭トレードで加入することが発表されました。

 

選手の特徴

 今野選手は威力のあるストレートと打者の手元で曲がるカットボールを軸とする中継ぎ投手です。左右や場面問わず投げてくれる万能性も併せ持ち回跨ぎもしてくれますね。中継ぎとしての実績もありますし、中継ぎの層を厚くしてくれると思います。

 

 

 

補強の意図

 ヤフーレ選手は先発の柱として期待できますね。今季は先発として期待されたポンセ選手が期待通りの活躍とはいかなかったので、ヤフーレ選手には大きな期待がかかります。早川選手、藤井選手、岸選手は当確で古謝選手、内選手もほぼ当確の中ヤフーレ選手がローテに定着してくれれば、課題である先発の層を厚く出来ますし、来季リーグ優勝を狙う上で必要となり戦力です。

 今野選手は中継ぎの層を厚くする意図がありますね。今季は則本選手、鈴木選手、藤平選手、渡辺選手、宋選手、酒居選手と好投手をこれだけ抱えていながら中継ぎ防御率はリーグ最下位となっていました。それはこの6人とそれ以外の選手の実力差が大きく、ビハインドの選手の不足や主力が離脱した時の替えが効かない状態となっていました。そのため、今回の今野選手、さらに阪神から加入する加治屋選手には中継ぎの層を厚くすることが期待されます。

 

 

 

今後の補強

 楽天はヤクルトにFAで加入した茂木選手の人的補償という補強手段がまだ残っていますね。今回の補強はお互いの間で何かしらの約束がされている可能性もありますが、楽天の石井GMは「たまたまタイミングが重なっただけ」と言っていますし、普通に人的補償を獲得する可能性も十分にあると思います。

 外国人選手は今季まで4人体制を基本としており、今回のヤフーレ選手の加入で残留が決まっている宋選手、ターリー選手、フランコ選手と合わせて4人となったので例年通りであればここで補強終了となります。本当は野手をもう1人追加したいですが、、、外国人5人体制となれば革命ですね。

 

 

まとめ

 今回はヤフーレ選手と今野選手を獲得し先発、中継ぎの層を厚くすることに成功しました。加治屋選手の獲得も含め今オフの楽天の動きは評価出来ますね。後は外国人補強をもう少しちゃんとやってくれれば上位で勝負できると思います。

 

ストーブリーグ補強第8弾!!ヤクルトが楽天の茂木選手をFAで獲得!!、さらに、楽天の澤野選手、ソフトバンクの佐藤選手も育成契約!!~補強の狙いとは!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 2024年のストーブリーグの補強第8弾がありましたね。ヤクルトが楽天の茂木選手をFAで獲得することが発表されました。他にも楽天を退団となった澤野選手、ソフトバンクを退団となった佐藤選手を育成契約で獲得することも決まっており、巨人を退団となった鈴木選手も獲得調査をしているようです。

 そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 各選手詳細
  2. 補強の意図
  3. 今後の補強

 

 

 

 

各選手詳細

茂木 栄五郎(30歳)171cm、75㎏、右投左打、内野手、プロ9年目

通算:試781、率271、安746、本75、打291、得374、盗51、O767
一軍:試45、率265、安18、本1、打8、得6、盗0、O708
二軍:試22、率271、安16、本0、打5、得7、盗0、O680

 茂木選手は早稲田大学からドラフト3位で楽天に入団した内野手です。大学時代からスター選手で3、4年時に大学日本代表に選出、4年時には全日本選手権でMVPを獲得しました。

 プロ入り後も1年目から主力格として活躍し、9年目までに746安打を放ちました。ただ、ここ3年は苦しんでいて今季は一軍では主にバックアップメインでの出場に留まりました。そのため、出場機会を求め国内FA権を行使し、この度ヤクルトへの入団が決まりました。2年総額1.4億の複数年契約のようです。

 

選手の特徴

 茂木選手は強打が武器の内野手です。通算OPS767と高水準で今季も出場機会こそ少なかったもののOPS700を超えていました。本来の守備位置だったショートは守備力的に難しいですが、他の内野のポジションであればこなせるユーティリティー性も備えています。足も速いですし、ファースト、サードのバックアップだけでなく山田選手と競ってセカンドのレギュラーも狙っていける選手だと思います。もしかしたら外野守備の練習をするかもしれませんね。

 

 

澤野 聖悠(22歳)184cm、85㎏、右投左打、内野手、プロ5年目

通算:なし
一軍:なし
二軍:試85、率202、安34、本0、打12、得17、盗1、O522

 澤野選手は誉高校から育成4位で楽天に加入した内野手です。高校時代は3年時に主力としてチームを初の甲子園出場に導いています。

 プロ入り後は育成選手として二軍で経験を積み、今季は85試合に出場するなどキャリアハイのシーズンとなっていました。ただ、打率202、0本塁打と打撃でアピールすることが出来ずオフに退団となっていました。

 

選手の特徴

 澤野選手はたくましい体格を活かしたパワーが自慢の左のスラッガーという触れ込みで入団しましたが、プロ入り後は打撃で苦しんでいて逆に守備力は向上していますね。今季は二軍で内野全ポジションで出場しており、内訳は(一塁11、二塁32、三塁12、遊撃26)と満遍なく守っていますね。これだけ大型でこのユーティリティー性を持っているのは稀だと思います。ヤクルトの育成力で覚醒すれば大きな戦力となるはずです。

 

 

佐藤 琢磨(24歳)184cm、85㎏、左投、投手、プロ3年目

通算:なし
一軍:なし
二軍:試2、回1.2、防0.00、勝0、振1

 佐藤選手は新潟医療福祉大学から育成13位で加入した大型左腕です。大学時代は同学年に阪神で活躍する桐敷選手がいたため出番は少なかったですが、4年時には初勝利を挙げるなど着実に成長していました。

 プロ入り後は1年目に二軍で105回を投げ防御率3.50と先発ローテとして回り支配下昇格が期待されていましたが、その後はケガに苦しみ今季は二軍で2試合のみの登板に終わりました。

 

選手の特徴

 佐藤選手は恵まれた体格を持つポテンシャルの高い本格派左腕です。ケガ後の状態は正直わかりませんが、1年目の時は威力のあるストレートで押していくパワーピッチャーでした。ここ2年はケガで満足のいく投球が出来ていませんが、もし完治すればヤクルトの先発陣に食い込めるポテンシャルを持っていると思います。

 

 

鈴木 康平(30歳)186cm、92㎏、右投、投手、プロ7年目

通算:試112、回201.1、防5.10、勝6、H20、S2、振167
一軍:なし
二軍:試30、回30.1、防2.37、勝0、振26

 鈴木選手は日立製作所からドラフト2位でオリックスに加入した即戦力右腕です。アマチュア時代でも活躍していた選手で社会人ではチームを都市対抗野球に導いています。

 プロ入り後は初期は先発、その後はなかつぎとして起用されオリックスでは5年間活躍しました。6年目のシーズン途中に巨人にトレード移籍すると一軍で33試合に登板し勝ちパを任されるなど戦力となりました。ただ、今季は二軍で好成績を残したものの一軍での登板がなくオフに退団となっていました。

 

選手の特徴

 鈴木選手はしなやかな投球フォームから力強いストレートとキレのある変化球で抑える本格派右腕です。投げているボールは一級品でオリックスで守護神候補とされていたポテンシャルを持っています。ただ、コントロールが良くなく安定感が課題ですね。安定して高いポテンシャルを発揮できるようになれば一軍の戦力になるはずです。

 

 

 

補強の意図

 FAで加入した茂木選手は出場機会を求めての移籍ですね。ヤクルトは内野が固まっていますが、山田選手が下降傾向にあり村上選手も来シーズンオフでのメジャー挑戦を表明しています。元々1番手と2番手の差が大きいチームなので誰かケガ離脱した際は穴を埋める働きを期待されます。また、外野はレギュラーが固まっていないのでもしかしたら外野の練習も行うかもしれません。

 育成の佐藤選手、鈴木選手は覚醒期待の投手で課題である投手陣を厚くする意図があると思います。再生工場と呼ばれるヤクルトの育成力で一軍の戦力化出来ればと思います。澤野選手は内野のユーティリティーということで二軍の運用をしやすくする側面もあると思います。今オフはファーストを守れる西田選手や内野のユーティリティーである三ツ俣選手が退団しているので穴を埋められると思います。もちろん大型内野手ですし、ポテンシャルも高そうです。

 

 

 

今後の補強

 ヤクルトはソフトバンクの石川選手の獲得も狙っていましたがどうやら他球団との争奪戦に敗れたようですね。ただ、直ぐに中日の福谷選手の獲得調査を進めており課題の先発投手を補う動きが活発です。外国人投手も3人は獲得すると思いますし、投手中心の補強になりそうです。 

 

 

まとめ

 今回は強打の内野手である茂木選手と育成で澤野選手、佐藤選手、鈴木選手を獲得しました。Bランクなので人的補償もありますが、楽天に今野選手、ヤフーレ選手が加入することを考えると金銭のみの補償になるかもしれません。今後はヤクルトが得意としている外国人補強に注目したいです。