何はともあれ野球推しです。
今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。
今回は競合の末高校生No1右腕を獲得!!
千葉ロッテマリーンズです!!!
目次
- ドラフト指名一覧
- 各選手詳細と指名の意図
- 全体の感想
- 今後の補強について
ドラフト指名一覧
1位:石垣 元気(健大高崎)投
2位:毛利 海大(明治大)投
3位:奥村 頼人(横浜)投
4位:櫻井 ユウヤ(昌平)内
5位:冨士 隼斗(日本通運)投
6位:岡村 了樹(富島)捕
7位:田中 大聖(Honda鈴鹿)投
指名終了
育成指名
1位:中山 優人(水戸啓明高)投
2位:髙橋 快秀(徳島インディゴソックス)投
3位:杉山 諒(愛知学院大学)外
指名終了
1位:石垣 元気(健大高崎)投
179㎝、78㎏、右投、18歳、MAX158㎞の高校生No1右腕
1位の石垣選手は高校生No1投手の呼び声高い本格派右腕ですね。ストレートは常時150kmを超えてきていて高校生では異次元のレベルにあります。このレベルの投手を2球団競合で獲れたのはラッキーですね。身長がそこまで大きくなかったりイニングをあまり投げていなかったり球速の割には当てられることが多かったりと色々言われることは多いですが、ロッテの高校生投手の育成は上手いので石垣選手も大きく成長してくれると思います。
2位:毛利 海大(明治大)投
177㎝、77㎏、左投、22歳、完成度の高い大学No1左腕
2位の毛利選手は今年のドラフトで大学生No1左腕の評価を受けた選手です。元々コントロールが良く完成度の高い印象でしたが、今季はストレートのキレが増し空振りを取れるようになってきたためこの位置まで上がってきました。大学代表でも好投を見せていましたね。1年目から先発ローテ争いに加わっていける選手だと思います。
3位:奥村 頼人(横浜)投
179㎝、84㎏、左投左打、18歳、二刀流で活躍する甲子園V投手
3位の奥村選手は投打二刀流での活躍が見込める選手ですね。投手としては今夏はケガの影響で思うような投球が出来ませんでしたが、復調した高校代表では自己最速を更新しましたね。ストレートのキレとチェンジアップ、スライダーがいいです。打者としては今夏3本塁打を放って大きくアピールしていますね。しかも神奈川大会準決勝で2本、決勝で1本と勝負どころで打っているのも好印象です。あっさり打ち取られる時もありますが、ここぞの集中力は物凄いです。投打共にポテンシャルが高くプロでどういう起用をされるか注目です。
4位:櫻井 ユウヤ(昌平)内
180㎝、90㎏、右投右打、18歳、高校No1スラッガー
4位の今年のドラフトで高校生No1野手の評価となった右のスラッガーです。捉えた時の打球は凄まじく、特に埼玉大会決勝で放ったバックスクリーン弾は凄かったですね。確実性やサード守備など課題はありますが、ポテンシャルは一級品ですしロッテ待望の長距離砲となってほしいです。
5位:冨士 隼斗(日本通運)投
180㎝、86㎏、右投、24歳、総合力の高いパワーピッチャー
5位の冨士選手は即戦力の期待がかかる大卒社会人です。大学時代からストレートの威力に定評がありましたが、社会人になって総合力がアップしていますね。キレのあるスライダーも持っていて奪三振能力が高いです。中継ぎの即戦力として期待出来ますが、社会人では先発もしているためどちらにも対応出来ますね。ロッテの現状を見ると中継ぎ起用がメインになると思います。
6位:岡村 了樹(富島)捕
178㎝、77㎏、右投右打、18歳、元内野手の強肩捕手
6位は高校生捕手の岡村選手です。元の内野手という特性を活かした捕ってから早いスローイングが魅力ですね。打撃も小柄ながらパンチ力があります。捕手としては珍しく足も速いです。ロッテは捕手の母数が少なかったので若い捕手を獲得できたのは良かったと思います。もしかしたら内野手としての起用も視野に入れているかもしれません。
7位:田中 大聖(Honda鈴鹿)投
178㎝、98㎏、右投、24歳、伸びしろのある剛腕リリーバー
7位の田中選手はストレートの威力が高いリリーフ右腕です。大卒社会人ということで即戦力期待ですが、コントロールなどまだまだ伸びていく余地があり素材型の色が強いと思っています。ただ、ストレートの威力は申し分ないですし1年目から中継ぎの即戦力となってもいいと思います。
育成選手
育成3人も中々粒ぞろいですね。支配下もあると思っていた水戸啓明の中山選手は、まだ細身ながら好素材の投手でロッテの育成力でぐんぐん伸びていきそうな選手ですね。高橋選手も20歳とまだ若い本格派右腕で、杉山選手も脚力はトップクラスの俊足外野手ですね。守備もかなり上手いですし、和田選手のように育成からでもスターになれると思います。
指名全体の感想
今年は投手中心のドラフトになると思っていましたが、7人中5人が投手と期待通りの指名となりました。育成でも2人指名していて年齢層が上がっていた投手陣を一気に入れ替える形となりました。毛利選手、冨士選手、田中選手が即戦力期待なのも弱手を補う部分で良かったです。
野手は2人だけの指名でしたが右のスラッガーと捕手と補強ポイントを埋める指名でした。育成で外野手を獲っているのも高評価です。
今後の補強
さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。
主な退団選手
投手:澤村、石川歩、国吉、西村、二木、岩下、美馬
育成打診組(秋山、本前、森、中村亮)
野手:荻野、大下、金田、柿沼
入る選手がいるということは出る選手もいるのでここをまとめないわけにはいきませんね。
既存の支配下選手を見ると現在、ロッテの支配下から外れる選手は育成再契約も含め11人が発表されています。投手を中心に大きく枠を空けていますね。ただ、シーズン中は支配下の投手39人と12球団でNo1の多さだったので投手中心の枠空けは予想通りです。外国人選手の去就が発表されていませんがゲレーロ選手は退団濃厚でポランコ選手、ボス選手、サモンズ選手も怪しい所なのでもう1~3人くらい空きそうですね。あとはアセべド選手が育成再契約の可能性もあります。
ドラフトで獲得した支配下選手は7人ということで補強の余地はあると思います。
ドラフト前に挙げた補強ポイント
※()内優先度
中継ぎの即戦力投手(超高)→冨士、田中、石垣?
左腕(高)→毛利、奥村
先発候補(中)→毛利、石垣?
打力のある内野手(超高)→櫻井
捕手(低)→岡村
若手外野手(低)→杉山(育成)
ドラフト前に挙げた補強ポイントは全て埋めた形になりますね。特に中継ぎは社会人右腕2枚と厚めに補強しました。毛利選手も中継ぎ起用があるかもしれませんし、場合によっては石垣選手が早めに戦力化する可能性もあります。
内野手は右のスラッガーを獲得出来たのは大きかったですが、二遊間も補強ポイントだと思っていたのでここを補強しなかったのは気になりました。藤岡選手のFA流出の可能性もありますしね。ここは既存の選手に期待したいです。
外国人
在籍中の外国人選手
赤字:残留濃厚
投手:ボス、サモンズ、ゲレーロ
野手:ポランコ、ソト
外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。
現在在籍している選手の中で残留濃厚と思われるのはファーストのソト選手のみですね。彼も退団となってもおかしくないですし外国人は総入れ替えの可能性もありますね。
投手は先発1人、中継ぎ2人の補強でいいと思います。先発は候補がいますしどちらかというと中継ぎの方が課題だと思います。
野手はとにかく打力のある選手が欲しいのでポジションは関係なく幅広く見たいです。出来れば一三塁手がいいですが、打力優先でいきたいです。
あとはロッテ特有の他球団からの移籍組も気になりますね。この辺りの選手を上手く戦力化している実績があります。個人的には巨人のケラー選手やDeNAのオースティン選手らを狙ってもいいと思います。
FA
先ずは今季国内FA権を取得した藤岡選手の引き留めに注力したいですね。毎年安定して成績を残してくれるセカンドはロッテにとって貴重ですし、藤岡選手が抜けるとなると二遊間が焼け野原になってしまう可能性もあります。多くのベテラン選手の退団も発表されていますし、実績のある藤岡選手にはリーダー的な立ち位置を担ってほしいです。
さらに、Cランクの先発投手が行使するのであれば狙ってもいいと思います。個人的にヤクルトの高梨選手や中日の松葉選手辺りが候補になってくると思います。
トレード
トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。ロッテは坂本選手や西村選手、石川選手などトレードで加入した選手が戦力となっているのでここは積極的に狙っていきたいですね。
特に中継ぎ投手は戦力になっている選手が多いので他球団でくすぶっている選手がいたら積極的に狙っていきたいですね。過去の西村選手⇔福田選手のトレードは相手方のチーム事情のことも考えた上手いトレードだったと思います。今年も相手の出方を見ながら打診していきたいです。
元NPB選手の引き抜き
現状、まだ各球団から退団となる選手が揃っていないのでここの動きは現在よりも加速していくと思いますが、現状の考察をしたいと思います。
このジャンルで復活するのは中継ぎ投手が多い印象なので中継ぎは狙っていきたいです。特に左腕リリーフはロッテの補強ポイントですね。巨人の今村選手やヤクルトの山本選手、ソフトバンク田浦選手、西武の佐々木選手などが候補になってくると思います。山本選手は元ロッテということもありなおさらです。
野手では阪神の野口選手は右のスラッガーということで需要はありそう。広島の韮沢選手も二遊間の候補ですし育成での契約があってもいいと思います。この2人はまだ若いですしポテンシャルを見込んでの獲得ですね。
育成からの支配下昇格
既存の育成選手で二軍で好成績を残している選手は少ないのでここはなさそうですね。ただ、元々支配下だった秋山選手は今季二軍で防御率2点台を記録していて貴重な左腕ということもあり来季も好成績を残すようだと支配下復帰が見えてきます。他にも少ない打席数ながら二軍で打率3割越えの勝又選手や二軍で二遊間のレギュラーを任されている松石選手などが候補です。
他球団から放出された選手を育成契約で獲得することも多い球団なのでその選手たちのシーズン途中の昇格もありそうです。
まとめ
ロッテはここ数年上位で野手を多く獲得してきたため今年は投手中心のドラフトになりましたね。投手は多く入れ替えていて野手は既存の選手に期待ということだと思います。
ストーブリーグでも投手を厚めに補強しながら打力のある野手と二遊間もバランスを見ながら獲得していきたいです。