各選手の年俸は適正か!?球団別年俸評価~中日ドラゴンズ投手編~

何はともあれ野球推しです。

 

今回はいつかやりたいなと思っていた企画である各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。

 

今回は名古屋の強竜、中日の投手です。
 

順番は背番号順です。

成績の略称

試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)

 

 

 

これまでに掲載した各球団の年俸評価はこちらに載せております。

各選手の年俸評価2023 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

根尾 昂(23歳)年俸:1850万 550万アップ プロ5年目

2022年:試25、回29、防3.41、勝0、H1、振22
通算:上記に同じ
※成績は投手での成績

 根尾選手は大阪桐蔭高校からドラフト1位で加入し、将来のショートのレギュラーとして期待された選手です。高校の時は二刀流で注目された選手でしたがプロ入り後は野手に専念し、2021年には一軍で72試合に出場するなど期待されていましたが打撃で苦しんでいました。昨年のシーズン途中に投手に転向し、転向後間もないにもかかわらず一軍で25試合に登板し防御率3.41と素質の高さを見せました。年俸も大幅アップとなりしっかり評価されていると思います。今シーズンはここまで先発転向もあり一軍での登板はないのでダウン評価になると思います。

 

小笠原 慎之介(25歳)年俸:6600万 3000万アップ プロ8年目

2022年:試22、回146.2、防2.76、勝10、振142
通算:試112、回647.1、防3.71、勝36、振541

 小笠原選手は東海大相模高校からドラフト1位で加入し、若い頃から先発の柱として貢献してきた選手です。ルーキーの頃から一軍で先発登板をしていた選手で将来のエース候補として期待されていました。昨年は自身初の二桁勝利を達成しチーム内でもエース級の存在になりましたね。年俸も倍近くとなる大幅アップを果たししっかり評価されていると思います。今シーズンはここまで一軍で先発ローテを守っているのでアップ評価は確実だと思いますが、どのくらいの上がり幅になるかは後半戦次第だと思います。

 

田島 慎二(33歳)年俸:3500万 現状維持 プロ12年目

2022年:試21、回21.2、防4.57、勝0、H1、振9
通算:試428、回472.1、防3.52、勝25、H141、S75、振406

 田島選手は東海学園大学からドラフト3位で加入し、長年チームの中継ぎ陣を支えてきた選手です。ルーキーイヤーから一軍で35ホールドを挙げ戦力となり2016年~2018年では守護神を任せれており、中継ぎの大黒柱的存在でした。年俸も最高1億1000万まで上がっています。ただ、近年はケガの影響もあり一軍での登板が少なく2021年には1500万まで落ちていました。昨年は前年の結果から完全復活が期待されていましたが、一軍ではまずまずの結果に落ち着きました。本来ならば接戦時で起用したい選手ですね。今シーズンは一軍で昨年以上の試合数に登板していますが、防御率は良くないので現状維持か微増になると思います。

 

橋本 侑樹(25歳)年俸:1100万 250万ダウン プロ4年目

2022年:試4、回8.1、防9.72、勝0、振5
通算:試46、回52、防6.06、勝0、H1、振46

 橋本選手は大阪商業大学からドラフト2位で加入し、即戦力として期待されていた左投手です。2021年には28試合に登板しましたが、昨年は課題の制球力が悪化しわずか4試合の登板に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今シーズンはここまで一軍で投げられていますが、制球力は改善していないので現状維持か微増になると思います。

 

谷元 圭介(38歳)年俸:4200万 500万ダウン プロ15年目

2022年:試34、回31、防2.61、勝0、H6、S1、振21
通算:試517、回589.1、防3.57、勝28、H179、S7、振453

 谷元選手はバイタルネットからドラフト7位で日本ハムに加入し、長年中継ぎの柱として貢献してきた選手です。日本ハム時代は3年連続50試合登板を達成し、年俸も最高1億まで上がっていました。2017年のシーズン途中に金銭トレードで中日に移籍し、中日では40試合以上の登板はありませんが、毎年安定して30試合の登板をしています。どんな場面でも肩を作り登板してくれる縁の下の力持ち的な存在ですね。昨年も34試合に登板し防御率2.61と好成績を残しましたが、元の年俸が高かったこともあり微減となりました。今シーズンはここまで一軍で結果が出ていないのでダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

柳 裕也(29歳)年俸:1億800万 800万アップ プロ7年目

2022年:試25、回153.1、防3.64、勝9、H1、振124
通算:試113、回724.2、防3.42、勝40、H1、振613

 柳選手は明治大学からドラフト1位で加入し、先発の柱として活躍してきた選手です。2019年に初めて二桁勝利を達成し、2021年には最優秀防御率最多奪三振の2冠に輝きました。この年のオフに年俸も億を超え名実ともにエース選手となりましたね。昨年は前年よりも成績は落としましたが、前年が凄すぎたこともあり先発の柱として1年間ローテを守ったので微増という形になりました。今シーズンはここまで負けが先行していますが、防御率は悪くないため現状維持かなと思います。

 

梅津 晃大(26歳)年俸:950万 300万ダウン プロ5年目

2022年:なし
通算:試16、回89.1、防2.92、勝6、振84

 梅津選手は東洋大学からドラフト2位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。ポテンシャルは高く投げることが出来れば一軍で結果を残せるものがある選手ですが、如何せんケガが多くシーズンまともに完走できたシーズンがありません。昨年はトミージョン手術を受けたこともありシーズンの大半をリハビリに費やしました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンとなったと思います。今シーズンはここまで二軍で投げることが出来ているので巻き返しに期待したいです。

 

髙橋 宏斗(21歳)年俸:3500万 2100万アップ プロ3年目

2022年:試19、回116.2、防2.47、勝6、振134
通算:上記に同じ

 高橋選手は中京大中京高校からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。昨年は高卒2年目ながら一軍で19試合に登板し防御率2.47と素晴らしい成績を残しました。侍ジャパンにも最年少で選出されるなど、近い将来球界を背負って立つ選手になれるだけのポテンシャルを秘めています。年俸も大幅アップとしっかり評価されていると思いますが、もう少し勝ち星が多ければもっと上がってもおかしくなかったと思います。今シーズンも一軍で好投を続けているので大幅アップは確実だと思います。

 

涌井 秀章(37歳)年俸:1億 1000万ダウン プロ19年目

2022年:試10、回56、防3.54、勝4、振35
通算:試468、回2598、防3.57、勝154、H19、S37、振1909

 涌井選手は横浜高校からドラフト1位で加入し、長年先発として投げて続けているレジェンド選手です。2009年には沢村賞も獲得しており球界を代表する先発投手でした。また、史上初の3球団に渡って最多勝を獲得した偉大な投手でもあります。昨年は防御率こそ良かったもののケガなどもあり10試合の登板に留まりました。年俸も元が高かったのもありダウン評価となりましたね。今シーズンは投球回こそ増えているものの借金が膨らんでいるのでダウン評価になると思います。

 

岡田 俊哉(31歳)年俸:1900万 500万ダウン プロ14年目

2022年:試2、回6、防9.00、勝0、振5
通算:試350、回407、防3.52、勝19、H80、S19、振357

 岡田選手は智弁和歌山高校からドラフト1位で加入し、長年中継ぎの主戦力として活躍してきた選手です。2013年には66試合に登板したり、2016年には侍ジャパンに選ばれた経験もある実績豊富な選手です。年俸も最高で4200万まで上がっていました。ただ、近年は血行障害にケガも重なり登板数が減っていました。昨年は先発に転向したものの満足のいく成績は残せませんでした。今シーズンもシーズン前に右大腿骨骨折の大けがを負ったためダウン評価になると思います。

 

大野 雄大(34歳)年俸:3億 3年契約の3年目 プロ13年目

2022年:試23、回157、防2.46、勝8、振108
通算:試227、回1505.2、防3.02、勝84、振1186

 大野選手は佛教大学からドラフト1位で加入し、長年チームのエースとして活躍してきた選手です。2019年、2020年には2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得し2020年には沢村賞も受賞した球界屈指の先発投手です。その実績が評価され2020年のオフに3年3億の大型契約を結びました。今シーズンは複数年契約が切れるタイミングですが、ケガや手術があり1年棒に振っているので年俸がどうなるか注目です。

 

福谷 浩司(32歳)年俸:2200万 700万ダウン プロ11年目

2022年:試5、回23、防9.00、勝1、振14
通算:試256、回450、防3.90、勝21、H60、S38、振343

 福谷選手は慶応大学からドラフト1位で加入し、先発、中継ぎ両方で活躍してきた選手です。2014年には72試合に登板し防御率1.81と圧倒的な投球を見せました。その後は何年か中継ぎで活躍した後に先発に転向し2020年には8勝を挙げました。実績豊富な選手ですが何年か続けて好成績を残した年が無く、年俸も最高で4500万までしか上がっていませんでした。昨年は先発として苦しい投球が続いたのでダウン評価となりましたね。今シーズンはここまで一軍でイニングを投げることが出来ているのでアップ評価になる思います。

 

石森 大誠(25歳)年俸:900万 100万ダウン プロ2年目

通算:なし

 石森選手は独立リーグの火の国サラマンダーからドラフト3位で加入し、中継ぎとして活躍が期待されている左投手です。昨年は制球に課題が残ったこともあり二軍でも苦しみました。ある程度即戦力として期待された年俸だったのでダウン評価となりましたね。今シーズンもここまで一軍での登板はありませんので、ダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

森 博人(25歳)年俸:1450万 350万アップ プロ3年目

2022年:試30、回30.1、防2.67、勝1、H1、振23
通算:試40、回42.1、防2.76、勝1、H1、振38

 森選手は日本体育大学からドラフト2位で加入し、即戦力として期待されていた選手です。昨年は一軍で30試合に登板し防御率2.67と安定した成績を残しました。年俸もアップ評価となりしっかり評価されていると思います。今シーズンは飛躍が期待されましたが、二軍でも苦しみ一軍登板がないためダウン評価になると思います。

 

仲地 礼亜(22歳)年俸:1600万 契約金1億 プロ1年目

 仲地選手は沖縄大学からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。即戦力として期待されていた選手なので年俸もルーキーにしたはかなり高めに設定されています。今シーズンはここまで一軍で先発登板がありますが、まだまだ課題も多いのでダウン評価になると思います。

 

祖父江 大輔(36歳)年俸:1億 2年契約の2年目 プロ10年目

2022年:試46、回42.2、防3.80、勝4、H21、S1、振32
通算:試418、回410.2、防2.97、勝14、H132、S11、振281

 祖父江選手はトヨタ自動車からドラフト5位で加入し、長年中継ぎの柱として活躍してきた選手です。ルーキーの年から今シーズンまで10年連続で30試合以上に登板してきた鉄腕で、2020年には30ホールドを挙げ最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。その実績が評価され2021年オフに2年1億の大型契約を結びました。今シーズン複数年契約が切れるタイミングですが、防御率がそこまで良くないのでダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

福 敬登(31歳)年俸:5000万 1000万ダウン プロ8年目

2022年:試36、回27.2、防4.55、勝2、H5、振25
通算:試231、回225.2、防3.59、勝12、H82、振193

 福選手はJR九州からドラフト4位で加入し、ここ数年中継ぎの柱として活躍してきた選手です。2019年から3年連続で50試合以上に登板おり、2020年には最優秀中継ぎ賞のタイトルを獲得しました。その実績が評価され年俸も最高で6000万まで上がっていました。ただ、昨年は調子が上がらずシーズン途中に国指定の難病とそれによる手術を公表しました。年俸もダウン評価になったのは元の年俸の高さもあり仕方ないと思います。今シーズンは復帰後すぐに登板が重なってしまいケガをしてしまったので、苦しい起用法だったと思いますがダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

岡野 祐一郎(29歳)年俸:850万 30万ダウン プロ4年目

2022年:試4、回12.1、防12.41、勝1、振7
通算:試17、回62.2、防7.56、勝3、振51

 岡野選手は東芝からドラフト3位で加入し、即戦力として期待されていた投手です。ルーキーの頃から一軍でまずまず登板がありますが、防御率も含め中々好成績を残すことが出来ていません。年俸もルーキー時の1200万が最高でそこから下がり続けています。今シーズンは中継ぎに転向しキャリアハイの登板数を投げていますが好成績とは言えません。ただ、二軍で投壊した投手陣の柱となりイニングを食ってくれているので微増になると思います。

 

松葉 貴大(33歳)年俸:5000万 2200万アップ プロ11年目

2022年:試19、回100、防3.33、勝6、振51
通算:試169、回841、防3.82、勝42、H2、振504

 松葉選手は大阪体育大学からドラフト1位でオリックスに加入し、長年先発投手として一定の成績を残してきた選手です。オリックス時代は2014年に8勝を挙げるなど先発投手として活躍しました。2019年のオフにトレードで中日に移籍してからは先発投手としてホーム球場であるバンテリンドームと抜群の相性を見せていました。昨年も19試合に先発し防御率3.33と好成績を残しましたね。FA権を取得したタイミングということもあり5000万と大幅アップのの複数年契約を結びました。

 

森山 暁生(18歳)年俸:600万 契約金4500万 プロ1年目

 森山選手は阿南光高校からドラフト3位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。今シーズンは高卒ルーキーということもあり二軍スタートでしたが、その二軍で好投を見せていました。ただ、登板過多なのか現在はケガでリハビリに専念しているので現状維持かなと思います。

 

勝野 昌慶(26歳)年俸:1900万 200万ダウン プロ5年目

2022年:試8、回46、防4.53、勝0、振36
通算:試41、回223.1、防3.96、勝8、振168

 勝野選手は三菱重工名古屋からドラフト3位で加入し、先発の柱として期待されてきた選手です。ルーキーの頃から一軍で先発登板があり2021年には17試合に先発登板するなど一軍で戦力になっていました。昨年は飛躍が期待されましたが、一軍で8試合の登板に留まり悔しいシーズンとなりました。年俸もアップ評価となりましたね。今シーズンは中継ぎに転向し大ブレイクを果たしているので大幅アップは確実だと思います。

 

鈴木 博志(26歳)年俸:1350万 150万ダウン プロ6年目

2022年:試3、回13、防4.15、勝0、振9
通算:試105、回115、防5.02、勝6、H21、S18、振82

 鈴木選手はヤマハからドラフト1位で加入し、中継ぎの柱として期待された選手です。ルーキーの頃から一軍で53試合に登板し、プロ2年目となる2019年には守護神として14セーブを挙げました。ただ、その後は課題の制球力に苦しみ徐々に登板数が減っていきました。昨年は先発転向で心機一転を目指しましたが、一軍で3試合の登板にとどまったのでダウン評価は仕方ないと思います。今シーズンは昨年よりもイニングを消費しているのでアップ評価になる可能性もあると思います。

 

砂田 毅樹(28歳)年俸:5000万 600万ダウン プロ10年目

2022年:試15、回12.2、防5.68、勝0、振8
通算:試269、回319、防3.68、勝9、H78、振243

 砂田選手は明桜高校から育成1位でDeNAに加入し、2015年に支配下昇格を果たしてからは主に中継ぎ投手として活躍してきた選手です。2018年にはいろいろな場面で起用され70試合に登板した実績もある鉄腕ですね。ただ、昨年はケガの影響もあり15試合の登板に留まりました。年俸もかなり減らされ悔しいシーズンになったと思います。今シーズンは中日トレードで移籍し序盤こそ貴重な中継ぎ左腕として活躍していましたが、打ち込まれる場面が多かったのでダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

清水 達也(23歳)年俸:3200万 2480万アップ プロ6年目

2022年:試54、回50.1、防3.04、勝3、H35、S1、振51
通算:試71、回113、防3.56、勝6、H35、S1、振99

 清水選手は花咲徳栄高校からドラフト4位で加入し、将来の勝ちパとして期待されていた選手です。2021年までは先発として一軍で少しずつ登板がありましたが、昨年は中継ぎに転向し54試合の登板で35ホールドを挙げるなど大ブレイクを果たしました。年俸も大幅アップとなり飛躍を感じさせるシーズンになったと思います。今シーズンはここまで8回に定着しフル回転しているので大幅アップは確実だと思います。

 

藤嶋 健人(25歳)年俸:4600万 1600万アップ プロ7年目

2022年:試50、回50.2、防2.13、勝2、H12、振43
通算:試175、回227.1、防2.68、勝7、H36、S1、振177

 藤嶋選手は東邦高校からドラフト5位で加入し、若手の頃から中継ぎとして一軍の戦力となっていた選手です。色々な場面で起用されることが多いですが、気持ちのこもった投球を見せてくれますね。昨年はキャリアハイとなる50試合に登板し防御率2.13と好成績を残しました。年俸も大幅アップとなり飛躍のシーズンになったと思います。今シーズンは序盤こそケガで出遅れたもののその後素晴らしい投球を見せてくれているので大幅アップは確実だと思います。

 

齋藤 綱記(26歳)年俸:1200万 100万ダウン プロ9年目

2022年:試5、回5.1、防6.75、勝0、振5
通算:試62、回50.1、防5.56、勝2、H7、振48

 齋藤選手は北照高校からドラフト5位でオリックスに加入し、貴重な中継ぎ左腕として一軍で登板があった選手です。2020年には一軍で32試合の登板があり飛躍の足掛かりを作っていましたが、その後はオリックスの分厚い中継ぎ陣に割って入ることができませんでした。昨年も一軍では5試合の登板に留まりましたね。今シーズンはトレードで日本ハムに移籍していましたが、ここでも結果出ずシーズン途中に二度目のトレードで中日に移籍したところ遂に花開きましたね。大幅アップは確実だと思います。

 

福島 章太(20歳)年俸:585万 35万アップ プロ3年目

通算:なし

 福島選手は倉敷工業高校からドラフト4位で加入し、貴重な左腕として戦力になることが期待されている選手です。プロ1年目のオフにケガの影響で育成契約となっていましたが、昨年はケガが癒え二軍で主に先発として18試合に登板しシーズンオフに支配下復帰を果たしました。年俸も微増ではありますがアップ評価になりましたね。今シーズンは一軍デビューも果たしているのでアップ評価になると思います。

 

上田 洸太朗(20歳)年俸:810万 510万アップ プロ3年目

2022年:試8、回41.1、防2.83、勝1、振33
通算:上記に同じ

 上田選手は享栄高校から育成2位で加入し、将来の先発の柱として期待されている選手です。昨年は二軍で着実に力をつけ5月に支配下昇格を果たしました。後半戦には一軍デビューを果たし、勝ち星は少なかったものの一軍でも素晴らしい投球を見せていました。年俸も育成から支配下に上がったこともあり大幅アップを果たしましたね。シーズン終わりに色々無ければもう少し上がったと思います。今シーズンは中継ぎとして一軍で登板しているのでアップ評価は確実だと思います。

 

近藤 廉(24歳)年俸:510万 現状維持 プロ3年目

2022年:なし
通算:試2、回2、防4.50、勝0、振2

 近藤選手は札幌学院大学から育成1位で加入し、ルーキーであった2021年のシーズン途中に支配下昇格を果たした中継ぎ投手です。その年の終盤には一軍デビューも果たしていました。昨年はケガの影響もあり一軍では登板が無く二軍でも3試合の登板に留まりました。年俸は元が少なかったのもあり現状維持でしたね。今シーズンは一軍登板こそありましたが中々厳しかったので現状維持か二軍では投げられているので微増になると思います。

 

松山 晋也(22歳)年俸:300万 契約金300万 プロ1年目

 松山選手は八戸学院大学から育成1位で加入し、中継ぎの柱になることを期待されている選手です。今シーズンは開幕から二軍で結果を残し6月に支配下昇格を果たしました。その後一軍デビューを果たし好投を続けているので大幅アップは確実だと思います。

 

メヒア(26歳)年俸:5000万 来日1年目

 メヒア選手はシーズン前に行われたWBCパナマ代表として出場していた選手で、シーズン途中に先発候補として加入した選手です。昨年はメキシカンリーグで3試合に先発していました。今シーズンは途中加入ながらも一軍で先発として活躍したので現在ケガ離脱をしていますが、アップ評価で残留になるかなと思います。

 

マルティネス(26歳)年俸:2億 3年契約の2年目 来日7年目

2022年:試56、回55.2、防0.97、勝4、H9、S39、振62
通算:試195、回206、防1.94、勝9、H34、S91、振232

 マルティネス選手はWBCキューバ代表で出場した時にポテンシャルを見出され育成選手として加入した選手です。翌年の2018年に支配下昇格を果たしてからは中継ぎ投手として一軍で登板し、その後絶対的な守護神へ成長しました。その実績が評価され2021年のオフに3年総額6億の大型契約を結びました。今シーズンもここまで圧倒的な安定感を見せているので、この成績を残し続ければさらなる大幅アップも期待できると思います。

 

フェリス(30歳)年俸:3000万 来日1年目

2022年:試1、回3.1、防2.70、
通算:試228、回250、防5.29、勝17、H22、S1、振328
※成績はメジャーでの成績

 フェリス選手は今シーズンの途中までアメリカでプレーしており、今シーズンの7/26に中日に加入した中継ぎ投手です。メジャーでも通算228試合に登板しており実績も豊富です。2020年からメジャーでの登板は減っていますが、シーズン途中とはいえこの実績を持つ選手をこの年俸で獲れたのはラッキーだったと思います。一軍ではいい感じで投げれているのでアップ評価で残留となると思います。

 

 

 

 

 

年俸上位5選手

1位:大野(3億)
2位:マルティネス(2億)
3位:柳(1億800万)
4位:涌井、祖父江(1億)

 

 

 

上がり幅上位5選手(金額)

1位:小笠原(3000万アップ)
2位:清水(2480万アップ)
3位:高橋、松葉(2200万アップ)
5位:藤嶋(1600万アップ)

 

 

 

上がり幅上位5選手(比率)

1位:清水(444%)
2位:上田(270%)
3位:高橋(250%)
4位:小笠原(183%)
5位:松葉(179%)

 

 

 

 

まとめ

 中日は直近のリーグ成績が思わしくなく、その成績の悪さが年俸にも反映されていると思いますね。大幅アップを勝ち取った選手も少ないです。ただ、上の選手は複数年契約を結んでいる選手が多いことも影響していますね。ある程度年齢がいっても養ってくれる球団だと思います。今シーズンは若手の抜擢も多いので年俸が増える選手が多そうです。