各選手の年俸は適正か!?球団別年俸評価2024~東北楽天ゴールデンイーグルス投手編~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回は各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。

 私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。

 皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。

 ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。

 

今回は交流戦優勝を果たした東北楽天ゴールデンイーグルスの投手です。
 

順番は背番号順です。

成績の略称

試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)

 

 

 

これまでに掲載した各球団の年俸評価はこちらに載せております。

各選手の年俸評価2023 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

 

岸 孝之(39歳)年俸:2億1000万 4000万ダウン プロ18年目

2023年:試20、回120.1、防3.07、勝9、振76
通算:試378、回2478、防3.08、勝160、振2098

 岸選手は通算160勝を挙げたベテラン投手です。昨年はシーズン通して好調を維持しチームトップの9勝を挙げました。元の年俸が高かったためマイナス評価となりましたが、4位となったチームの中では評価された金額だと思います。

 

 

ポンセ(30歳)年俸:1億 8000万ダウン 来日3年目

2023年:試10、回51.2、防3.66、勝4、振46
通算:試24、回135、防3.48、勝7、振109

 ポンセ選手は一昨年ノーヒットノーランも達成した実力のある先発投手です。昨年は日本ハムでプレーしましたが、ケガなどの影響もあり10試合の登板に留まりました。今季から年俸は下がりましたが楽天に加入しています。

 

 

則本 昂大(33歳)年俸:3億 7年契約の6年目 プロ12年目

2023年:試24、回155、防2.61、勝8、振111
通算:試1287、回1754、防3.10、勝115、H2、振1738

 則本選手は長年チームのエースとして活躍してきた選手です。昨年は勝ち星に恵まれず8勝に留まったものの155回を投げ防御率2点台とエースの投球を見せました。複数年契約のため年俸が変わることはありませんでしたが、金額に見合う活躍を見せています。今季hは守護神を務めてますが、高い安定感を見せています。

 

 

古謝 樹(22歳)年俸:1600万 契約金:1億 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 古謝選手は桐蔭横浜大学からドラフト1位で加入したルーキーです。出所の見えにくいフォームから威力のあるストレートをストライクゾーンどんどん投げ込む投球スタイルで四球が少ないが特徴です。今年は既に先発としてある程度戦力となっているのでこのままいけばアップ評価になる可能性が高いです。

 

 

田中 将大(35歳)年俸:2億6000万 2億1500万ダウン プロ18年目

2023年:試24、回139.1、防4.91、勝7、振81
通算:試197、回2827.1、防3.06、勝197、振2562    ※日米通算の成績

 田中選手はメジャーでも活躍したチームのレジェンドです。昨年は中々調子が上がらず防御率4.91と不本意な成績に終わりました。大幅減俸で残留となりましたが、今季は日米200勝の大台がかかったシーズンとなります。

 

 

荘司 康誠(23歳)年俸:3000万 1400万アップ プロ2年目

2023年:試19、回109.2、防3.36、勝5、振93
通算:上記に同じ

 荘司選手は昨年のドラフト1位ルーキーです。昨年は100回以上を投げ防御率3点台前半と素晴らしい成績を残しました。昨年パリーグで先発を務めたルーキーの中で最もいい成績でしたね。年俸も大幅アップとなり成績が悪かったチームの中でもしっかりと評価されたと思います。

 

 

ターリー(34歳)年俸:8000万 2600万ダウン 来日3年目

2023年:試44、回41.1、防1.74、勝7、H29、S1、振42
通算:試89、回81、防2.31、勝9、H45、S1、振74

 ターリー選手は昨年まで広島で活躍した中継ぎ左腕です。昨年は開幕からフル回転で防御率1点台と好成績を残していましたが、終盤にケガで離脱したことは本人も悔しかったと思います。好成績を残していましたが、年齢と高年俸もあり昨年のオフに広島を退団しています。今季から年俸は落ちましたが楽天に加入しています。

 

 

早川 隆久(25歳)年俸:3300万 現状維持 プロ4年目

2023年:試17、回96.2、防3.44、勝6、振78
通算:試60、回344、防3.44、勝20、振291

 早川選手はチームの中でも希少な先発左腕としてローテを守っている選手です。昨年はケガなどもあり中々調子が上がらず100回以下の投球回に留まりました。年俸は現状維持となりましたが、6勝を挙げたことと元の年俸がそこまで高くなかったことを考慮してアップ評価でも良かったと思います。

 

 

小孫 竜二(26歳)年俸:1100万 100万ダウン プロ2年目

2023年:試4、回4、防9.00、勝0、振3
通算:上記に同じ

 小孫選手は大卒社会人を経てチームに加入した選手です。ルーキーとして迎えた昨年はケガの影響もあり一軍では4試合の登板に留まりました。年俸はダウン評価となりましたが、彼の実力はこの程度ではないはずです。

 

 

酒居 知史(31歳)年俸:5600万 現状維持 プロ8年目

2023年:試47、回42.1、防2.98、勝5、H25、S1、振5
通算:試259、回486.1、防3.71、勝25、H100、S4、振303

 酒居選手は長年中継ぎ投手として活躍してきた選手です。昨年は47試合の登板で防御率2点台と安定した投球を見せ、主に接戦時を任されました。年俸は元々高かったこともあり現状維持となりましたが、個人的には少しアップ評価でも良かったと思います。

 

 

高田 孝一(26歳)年俸:950万 50万ダウン プロ4年目

2023年:試7、回9.2、防1.86、勝0、振6
通算:試12、回22.2、防3.18、勝0、振21

 高田選手は二軍で先発ローテを回っている選手です。昨年は二軍で防御率3点台と安定した投球を見せ、一軍でもキャリアハイとなる7試合に登板しました。年俸は微減となりましたが、飛躍の足掛かりを掴むシーズンにして欲しいです。

 

 

渡辺 翔太(23歳)年俸:2800万 1800万アップ プロ2年目

2023年:試51、回48.2、防2.40、勝8、H33、S1、振41
通算:上記に同じ

 渡辺選手は昨年のドラフト3位ルーキーです。昨年はルーキーながら51試合に登板し防御率2点台、33ホールドと素晴らしい成績を残しました。パリーグのルーキーの中では最も活躍したと言っても過言ではないと思います。年俸も大幅アップとなりしっかりと評価されたと思います。今季もここまで中継ぎ陣の中心としてフル回転しているため大幅アップとなる可能性は高いと思います。

 

 

櫻井 周斗(24歳)年俸:790万 250万ダウン プロ7年目

2023年:なし
通算:試47、回71.1、防4.42、勝0、H2、振61

 櫻井選手は今季から現役ドラフトで加入した中継ぎ左腕です。昨年はトミージョン手術から復帰し二軍で防御率3点台とまずまずの成績を残しました。一軍での登板実績もあるため環境が変わり大化けを期待したいです。

 

 

伊藤 茉央(23歳)年俸:900万 80万アップ プロ2年目

2023年:試25、回22、防3.27、勝1、H4、振9
通算:上記に同じ

 伊藤選手は昨年のドラフト4位ルーキーです。昨年はルーキーながら一軍で25試合に登板するなど一定の戦力となりました。年俸は微増となりましたが、元の年俸が低いこともありもう少し上げても良かったかなと思います。

 

 

宋 家豪(31歳)年俸:9000万 1000万ダウン プロ9年目

2023年:試49、回46.2、防2.89、勝2、H18、振35
通算:試297、回287、防2.83、勝19、H138、振235

 宋選手は中継ぎの中心として活躍してきた選手です。昨年は開幕から不振に苦しみチームが失速する一因にもなりました。二軍落ちも経験しましたが、一軍に復帰してからは元の姿を取り戻し安定した投球を見せました。年俸はダウン評価となりましたが、これまでの貢献度もありますし現状維持の1億でも良かったかなと思います。

 

 

松井 友飛(24歳)年俸:800万 100万アップ プロ3年目

2023年:試6、回18.2、防3.86、勝1、振13
通算:試7、回22.2、防4.45、勝2、振16

 松井選手は高いポテンシャルを持つ期待値の高い選手です。昨年は一軍でも先発の機会を与えられるなど飛躍のきっかけをつかむシーズンになったと思います。年俸も微増となり今季は戦力になることが期待されています。

 

 

藤平 尚真(25歳)年俸:1450万 450万アップ プロ8年目

2023年:試11、回50.2、防4.44、勝2、振42
通算:試45、回206.2、防4.12、勝10、振177

 藤平選手は長年期待を受けるドラフト1位の選手です。昨年は先発として一軍で50回以上に登板し苦しみ先発陣の頭数となりました。年俸もアップ評価となりしっかりと評価されたと思います。今季は中継ぎに配置転換され好投を続けておりアップ評価は確実です。

 

 

藤井 聖(27歳)年俸:1300万 250万アップ プロ4年目

2023年:試10、回35.1、防2.29、勝3、振24
通算:試14、回53、防2.64、勝4、H3、振34

 藤井選手は先発の柱となることが期待される左腕です。昨年は一軍で35回を投げ防御率2.29と好投を見せました。年俸もアップ評価となり今季への期待の高さが伺えます。今季は先発として一軍で6勝を挙げているのでアップ評価は確実です。

 

 

西垣 雅矢(25歳)年俸:820万 80万ダウン プロ3年目

2023年:試1、回0.1、防81.00、勝0、振0
通算:試25、回24、防4.23、勝0、振15

 西垣選手はビハインドでの登板が多い中継ぎ投手です。昨年はケガの影響もあり一軍で1試合の登板に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今季は一軍での登板を増やしたいです。

 

 

津留﨑 大成(25歳)年俸:860万 90万ダウン プロ6年目

2023年:試7、回9.2、防1.86、勝0、振7
通算:試62、回66.2、防4.14、勝1、H5、振38

 津留崎選手は一軍での登板実績のある中継ぎ投手です。昨年はケガの影響もあり一軍で7試合の登板に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今季は一軍で戦力となりたいです。

 

 

坂井 陽翔(19歳)年俸:600万 契約金:6000万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 坂井選手は滝川第二高校からドラフト3位で加入した高卒ルーキーです。長身から威力のあるストレートを投げ込むことができ、まだ細身なので高いポテンシャルを持つことが予想されます。高卒右腕の中ではトップクラスに評価の高かった選手ですね。今季は二軍で長いイニングを投げることにも挑戦しています。

 

 

日當 直喜(18歳)年俸:550万 契約金:5000万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 日當選手は東海大菅生高校からドラフト4位で加入した高卒ルーキーです。大型な体格から威力のあるストレートを投げ込むことができ、彼の操るフォークにも定評があります。今季は二軍で中継ぎとして登板を重ねており防御率1点台と好成績を残していますし、早い段階での一軍デビューも視野に入れていると思います。

 

 

鈴木 翔天(27歳)年俸:3200万 2150万アップ プロ6年目

2023年:試61、回43.2、防3.30、勝1、H23、S1、振47
通算:試106、回87.1、防3.47、勝2、H31、S1、振88

 田浦選手は中継ぎとして活躍が期待される左腕です。昨年は主に対左メインの中継ぎとして一軍で45試合に登板し防御率2点台と安定した投球を見せました。嘉弥真選手の調子も中々調子が上がっていなかったので田浦選手の存在はかなり大きかったです。年俸も3倍以上となる大幅アップとなりしっかりと評価されたと思います

 

 

瀧中 瞭太(29歳)年俸:2300万 300万ダウン プロ5年目

2023年:試8、回42.1、防3.83、勝2、振18
通算:試53、回269、防3.85、勝16、振164

 瀧中選手は先発の柱となることが期待される選手です。昨年は不振に苦しみ一軍で8試合の登板に留まりました。年俸はダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。過去には二桁勝利を達成したこともある選手なので何とか輝きを取り戻してほしいです。

 

 

辛島 航(33歳)年俸:8000万 3年契約の2年目 プロ16年目

2023年:試10、回51.1、防4.56、勝1、振24
通算:試208、回1000.2、防3.97、勝56、H11、S2、振700

 辛島選手は一軍で1000回以上の投げている実績のある選手です。昨年は10試合に登板しましたが、1勝に留まるなど先発ローテに定着することが出来ませんでした。複数年契約のためダウン評価とはなりませんでしたが、今季は一軍でローテを守りたいです。

 

 

泰 勝利(20歳)年俸:550万 現状維持 プロ3年目

2023年:なし
通算:なし

 秦選手は威力のあるストレートを投げ込む本格派左腕です。昨年は3月にトミージョン手術を受けた影響で1年間リハビリに専念しました。今季からは復帰できると思いますが、まだ若いですし焦らず段階を踏んでほしいです。

 

 

松田 啄磨(23歳)年俸:700万 契約金:3500万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 松田選手は大阪産業大学からドラフト5位で加入した即戦力投手です。184cmの長身から投げ下ろすフォームで縦の角度が使えており、コントロールもいいのでまとまりのある選手です。ストレートで抑え込むパワーピッチャーではなく、どちらかというとボールのキレと完成度で勝負するタイプです。

 

 

林 優樹(23歳)年俸:800万 現状維持 プロ2年目

2023年:なし
通算:なし

 林選手は高卒社会人を経てチームに加入した昨年のドラフト6位ルーキーです。昨年は二軍で主に中継ぎとして防御率2点台と好成績を残し一軍デビューが期待されましたが、直前でケガがありデビューはお預けとなりました。今季こそ一軍デビューを果たしたいです。

 

 

大内 誠弥(18歳)年俸:500万 契約金:2000万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 大内選手は日本ウエルネス宮城高校からドラフト7位で加入した選手です。191cmの長身から角度のあるストレートを投げ下ろす素材型の選手です。まだまだ細身ですし体ができれば大化けが期待できる選手です。

 

 

内 星龍(22歳)年俸:1900万 1400万アップ プロ4年目

2023年:試53、回55.1、防2.28、勝4、H11、振35
通算:上記に同じ

 内選手は将来の中心選手として活躍することが期待される若手有望株です。昨年は中継ぎとして一軍で53試合に登板し防御率2点台と素晴らしい成績を残しました。年俸も大幅アップとなりしっかりと評価されたと思います。今季は先発に配置転換され好投を続けているのでアップ評価は確実です。

 

 

吉川 雄大(27歳)年俸:650万 50万ダウン プロ3年目

2023年:なし
通算:試4、回5、防1.80、勝0、振2

 吉川選手は大卒社会人を経てチームに加入した選手です。昨年は二軍でチームトップとなる40試合に登板しましたが、防御率4点台と結果を残せず一軍昇格を果たすことが出来ませんでした。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。

 

 

宮森 智志(26歳)年俸:980万 20万ダウン プロ3年目

2023年:試24、回21、防7.71、勝0、H3、振15
通算:試50、回44.1、防4.47、勝1、H11、振38

 宮森選手は育成から支配下昇格は果たしチームの戦力となっている中継ぎ投手です。昨年は不振に苦しみ一軍で防御率7点台と結果を残すことが出来ませんでした。今季こそ一軍で結果を残したいです。

 

 

 

 

 

年俸上位5選手

1位:則本(3億)
2位:田中(2億6000万)
3位:岸(2億1000万)
4位:ポンセ(1億)
5位:宋(9000万)

 

 

 

上がり幅上位5選手(金額)

1位:鈴木(2150万アップ)
2位:渡辺(1800万アップ)
3位:荘司、内(1400万アップ)
5位:藤平(450万アップ)

 

 

 

上がり幅上位5選手(比率)

1位:内(380%)
2位:鈴木(305%)
3位:渡辺(280%)
4位:荘司(188%)
5位:藤平(145%)

 

 

 

 

まとめ

 楽天の投手陣は結果を残した選手が少なくチームの成績も良くなかったので、全体で見ると減俸となっていますね。ただ、内選手、渡辺選手、庄司選手など活躍した選手はしっかりと評価されたと思います。今季はここまで活躍している選手なのでアップ評価になる選手は増えると思います。