各選手の年俸は適正か!?球団別年俸評価~広島東洋カープ投手編~

何はともあれ野球推しです。

 

今回はいつかやりたいなと思っていた企画である各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。

 

今回は地元から根強い人気のある広島の投手です。

 

順番は背番号順です。

成績の略称

試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)

 

 

これまでに掲載した各球団の年俸評価はこちらに載せております。

各選手の年俸評価2023 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

 

 

 

 

九里 亜蓮(31歳)年俸:1億4000万 3年契約の2年目 プロ10年目

2022年:試26、回140.1、防3.33、勝6、H1、振121
通算:試226、回1056、防3.57、勝62、H13、振793

 九里選手は亜細亜大学からドラフト2位で加入し、長年チームの先発投手して貢献してきた選手です。ルーキーの年から先発と中継ぎの併用で起用されてきましたが、2020年から本格的に先発に転向し2021年には最多勝のタイトルを獲得しました。その成績を評価され2021年オフに3年総額6億5000万の大型契約を結びました。広島としてはかなり高い年俸ですね。その後も先発の柱として貢献しているので年俸分の貢献度はあると思います。

 

大道 温貴(24歳)年俸:1300万 200万ダウン プロ3年目

2022年:試3、回12、防6.75、勝0、振8
通算:試27、回65、防5.12、勝4、H5、振43

 大道選手は八戸学院大学からドラフト3位で加入し、先発、中継ぎ両方で戦力となっている選手です。ルーキーの年は先発、中継ぎ両方で一軍の戦力となっていましたが、昨年は先発に専念し結果を残すことが出来ませんでした。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今シーズンは中継ぎとして一軍で投げることが出来ているので年俸アップは確実だと思います。

 

森浦 大輔(25歳)年俸:4000万 1800万アップ プロ3年目

2022年:試54、回46.1、防3.30、勝3、H27、振48
通算:試105、回94.2、防3.21、勝6、H47、振89

 森浦選手は天理大学からドラフト2位で加入し、ルーキーの年から中継ぎとして活躍している選手です。昨年もルーキーの年から継続して2年連続となる50試合登板を達成し、勝ちパの一角として中継ぎ陣を引っ張りました。年俸も2倍近くなりしっかり評価されていると思いますが、広島でなければ5000万以上もらっていてもおかしくない成績ですね。今シーズンはここまで苦戦しているのでこのまま終わってしまえばダウン評価になると思います。

 

大瀬良 大地(32歳)年俸:1億8000万 3年契約の2年目 プロ10年目

2022年:試23、回135.1、防4.72、勝8、振97
通算:試243、回1220、防3.53、勝75、H29、振878

 大瀬良選手は九州共立大学からドラフト1位で加入し、長年先発の柱として貢献してきた選手です。ルーキーの年から10勝をマークし新人王を獲得し、2018年には15勝を挙げ最多勝、最高勝率の2冠に輝きました。長いイニングを投げてくれますし、チームのエースと言っても過言ではない選手だと思います。その実績を評価され2021年のオフに3年1億8000万+出来高の大型契約を結びました。資金が潤沢ではない広島にとっては最大級に近い評価ですね。今シーズンは思ったより勝ち星が伸びていないので後半戦巻き返してほしいです。

 

森 翔平(25歳)年俸:1400万 200万アップ プロ2年目

2022年:試8、回19、防1.89、勝1、H1、振10
通算:上記に同じ

 森選手は三菱重工Westからドラフト2位で加入し、即戦力として期待されていた左投手です。昨年はルーキーでしたが大卒社会人ということで年齢的にも結果が求められていましたが、序盤はケガなどもあり思うような結果が出せませんでした。ただ、終盤にかけて一軍デビューを果たし次の年に向けて飛躍を感じさせる投球を見せましたね。年俸もアップ評価となり球団からも評価されたと思います。今シーズンはここまで先発として結果を残しているのでアップ評価になると思います。

 

岡田 明丈(29歳)年俸:1750万 550万ダウン プロ8年目

2022年:なし
通算:試71、回376、防4.36、勝24、H2、振287

 岡田選手は大阪商業大学からドラフト1位で加入し、主に先発として活躍していた選手です。2017年には12勝を挙げ先発の柱として期待されましたが、2019年からは中々結果が出ず2020年から一軍の登板はありませんでした。年俸も一時期5500万まで上がりましたが、現在は1750万まで落ちていますね。今シーズンはまだ登板が無いのでここからの逆襲を期待したいです。

 

森下 暢仁(25歳)年俸:1億1000万 3500万アップ プロ4年目

2022年:試27、回178.2、防3.17、勝10、振133
通算:試69、回463.2、防2.84、勝28、振389

 森下選手は明治大学からドラフト1位で加入し、ルーキーの年から先発の柱として活躍してきた選手です。ルーキーの年から10勝を挙げ新人王を獲得しており、そこから着実にエースの階段を登っていますね。昨年はキャリアハイの試合数、投球回を達成したものの防御率は自己ワーストとなりました。ただ、チームの貢献度を評価されプロ3年目にして億越えに到達しましたね。広島の中ではかなりのハイペースだと思いますし、それだけの投球をしている選手だと思います。今シーズンは開幕こそ乗り遅れたものの復帰後は素晴らしい投球を見せているのでアップ評価になると思います。

 

野村 祐輔(34歳)年俸:5500万 1700万ダウン プロ12年目

2022年:試9、回41.1、防5.23、勝2、振18
通算:試207、回1184.1、防3.56、勝80、振736

 野村選手は明治大学からドラフト1位で加入し、ルーキーの年から先発の柱として活躍していた選手です。ルーキーの年から9勝を挙げ新人王を獲得し、プロ5年目となる2016年には16勝を挙げ最多勝、最高勝率のタイトルを獲得しました。その実績が評価され2017年オフから1億2000万の4年契約を結んでいました。ただ、近年は先発として苦しい投球が続いており昨年も2勝に留まりました。年俸も5500万まで下がったのは広島ですし仕方ないと思います。今シーズンは一軍で好投を見せているのでアップ評価になる可能性もあると思います。

 

栗林 良吏(27歳)年俸:9500万 4200万アップ プロ3年目

2022年:試48、回48.1、防1.49、勝0、H6、S31、振59
通算:試101、回100.2、防1.17、勝0、H6、S68、振140

 栗林選手はトヨタ自動車からドラフト1位で加入し、ルーキーの年から守護神として活躍してきた選手です。ルーキーの年には新人史上最多セーブをマークし、オリンピックの金メダルにも守護神として貢献しました。その実績が評価され入団から2年で1億に迫る9500万にまで上がりました。ここまでの活躍は凄まじくこの年俸も納得のいく金額ですね。今シーズンはコンディション不良もあり一軍で力を発揮できていないのでダウン評価になると思います。

 

中﨑 翔太(30歳)年俸:5300万 1300万ダウン プロ13年目

2022年:試28、回23.2、防6.46、勝2、H9、振18
通算:試392、回451.1、防3.25、勝21、H96、S115、振336

 中崎選手は日南学園高校からドラフト6位で加入し、中継ぎの柱として活躍していた選手です。一時期は守護神として君臨し、カープのリーグ時代三連覇に大きく貢献した選手ですね。年俸も最高で1億6000万までアップしていました。ただ、ケガや不調などもあり近年は本来の力が発揮できていないですね。年俸も3分の1ほどまで下がってしまいました。昨年も28試合には登板したものの防御率6点台と安定感にかけました。ただ、今シーズンはここまで好投を見せているのでアップ評価になる可能性は高いと思います。

 

薮田 和樹(31歳)年俸:1600万 300万ダウン プロ9年目

2022年:試18、回24、防4.13、勝1、H2、振16
通算:試120、回300、防3.94、勝23、H12、振231

 薮田選手は亜細亜大学からドラフト2位で加入し、先発、中継ぎ両方で活躍のある選手です。2017年には最高勝率のタイトルを獲得するなどポテンシャルの高い選手です。年俸もその年のオフに4800万と自身最高額に跳ね上がりました。ただ、その翌年から苦しみ年俸も1600万まで下がりました。今シーズンはここまで一軍で少ない登板数なのでダウン評価になると思います。

 

黒原 拓未(23歳)年俸:1400万 100万ダウン プロ2年目

2022年:試12、回9.2、防6.52、勝0、H1、振11
通算:上記に同じ

 黒原選手は関西学院大学からドラフト1位で加入し、即戦力として期待された左投手です。昨年はルーキーということもあり二軍をメインに登板し、終盤は一軍での登板もありました。多くの奪三振を獲るなど素質の高さも見せました。ただ、年俸は即戦力として期待され最初からそれなりに高かったのでダウン評価となりましたね。今シーズンはここまで一軍で先発登板もしていますが、防御率は良くないので現状維持くらいかと思います。

 

益田 武尚(24歳)年俸:1100万 契約金5000万 プロ1年目

 益田選手は東京ガスからドラフト3位で加入し、即戦力として期待されている選手です。ドラフト前にも即戦力投手として評価が高く1位で推す声も聞こえていた選手です。年俸も1000万越えとチームとしても即戦力として期待されていると思います。今シーズンはここまで一軍での登板は少ないですが、ここから巻き返せばアップ評価になると思います。

 

床田 寛樹(28歳)年俸:5000万 1700万アップ プロ7年目

2022年:試17、回114、防2.84、勝8、振74
通算:試76、回435、防3.23、勝26、H1、振327

 床田選手は中部学院大学からドラフト3位で加入し、これまで先発の柱として活躍してきた選手です。2019年から4年連続で5勝以上を挙げていますが、ケガなどもあり二桁勝利に届いたシーズンはありませんでした。ただ、年俸はかなり少なく感じてしまいますよね。他のチームなら7000万くらい貰っていてもいいと思います。今シーズンはここまで一軍でキャリアハイの活躍を見せているので大幅アップ評価になると思います。

 

ケムナ 誠(28歳)年俸:2700万 800万アップ プロ6年目

2022年:試43、回39.1、防3.20、勝4、H18、振37
通算:試125、回130.2、防3.83、勝7、

 ケムナ選手は日本文理大学からドラフト3位で加入し、これまで中継ぎとして活躍している選手です。昨年は2年連続となる40試合以上の登板を達成し、防御率3.20、18ホールドと好成績を残しました。年俸もアップ評価となりましたが、2年連続40試合以上に登板している選手としては少し少ない気がします。今シーズンはここまで一軍で登板はありますが、昨年ほどの成績ではないのでリーグ優勝などが無ければ微増になると思います。

 

一岡 竜司(32歳)年俸:3200万 1000万ダウン プロ12年目

2022年:試10、回8.2、防2.08、勝1、H2、振7
通算:試289、回279.2、防2.77、勝17、H101、S7、振252

 一岡選手は沖データコンピュータ教育学院からドラフト3位で巨人に加入し、FAで巨人入りした大竹選手の人的補償で広島に移籍した選手です。広島に移籍してからは中継ぎとしてブレイクし、2年連続59試合に登板するなど中継ぎの柱として活躍しました。年俸も最高7700万にまで上がっていますね。ただ、ここ3年はケガなどもあり一軍で結果が残せず、年俸も3200万まで下がっていました。実績豊富な年功者ですが思ったより低い印象ですね。今シーズンはここまで一軍での登板が無いのでダウン評価になると思います。

 

高橋 昂也(24歳)年俸:1000万 200万ダウン プロ7年目

2022年:なし
通算:試21、回94.1、防6.20、勝6、振71

 高橋選手は花咲徳栄高校からドラフト2位で加入し、将来の先発ローテ候補として期待されている選手です。ケガなどもあり中々一軍で結果が出ないシーズンが続いていましたが、2021年には15試合に先発登板し5勝を挙げました。翌年の飛躍が期待されましたが、2022年は一軍での登板がありませんでしたね。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになりました。今シーズンもここまで一軍での登板が無いです。

 

塹江 敦哉(26歳)年俸:2400万 300万アップ プロ9年目

2022年:試26、回17.1、防3.12、勝3、H9、振8
通算:試151、回143.1、防4.71、勝11、H55、振107

 塹江選手は高松北高校からドラフト3位で加入し、ここまで中継ぎとして活躍している選手です。2020年から2年連続で50試合以上に登板するなど実績もある選手です。昨年は登板数が約半分に減少しましたが、防御率は改善しており元の年俸が低かったのもありアップ評価になりましたね。ただ、元の年俸が低すぎたと思うので、3000万以上貰っていてもいい選手だと思います。今シーズンはここまで一軍での登板が少ないのでダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

長谷部 銀次(25歳)年俸:800万 契約金3500万 プロ1年目

 長谷部選手はトヨタ自動車からドラフト6位で加入し、即戦力として期待された左投手です。今シーズンはここまで二軍えおメインで登板しているので現状維持かと思いますが、これから一軍デビューなどを果たせばアップ評価になると思います。

 

矢崎 拓也(28歳)年俸:2800万 2000万アップ プロ7年目

2022年:試47、回49.1、防1.82、勝2、H19、振51
通算:試69、回101.1、防3.46、勝3、H19、S1、振106

 矢崎選手は慶応大学からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されていた選手です。プロ初登板で9回1死までノーヒットノーランを継続する鮮烈のデビューを飾りましたが、その後は中々活躍できない日々が続いていました。ただ、昨年は中継ぎへの配置転換がハマりセットアッパーを任せらるなどチームに欠かせない戦力になりました。年俸も大幅アップとなりブレイクを果たしたシーズンになりましたね。今シーズンはシーズン途中から守護神を務め、立派に全うしているので6000万以上になってもいいと思います。

 

アンダーソン(29歳)年俸:7700万 現状維持 来日2年目

2022年:試13、回70、防3.60、勝3、振59
通算:上記に同じ

 アンダーソン選手はアメリカのマイナーリーグで主にプレーしていた選手で、2022年シーズンから広島に加入した選手です。広島では先発の柱として安定した成績を残しましたが、ケガなどもあり稼働自体はそこまで多くなかったです。ただ、年俸に見合うだけの活躍はしているということで残留となったと思います。今シーズンは序盤こそ調子が良かったですが、ケガで離脱してからは登板がないので微妙なところだと思います。


島内 颯太郎(26歳)年俸:2300万 100万ダウン プロ5年目

2022年:試22、回19、防3.79、勝0、H7、振20
通算:試136、回134.1、防3.56、勝1、H27、振152

 島内選手は九州共立大学からドラフト2位で加入し、ここまで中継ぎとして活躍している選手です。2021年には51試合に登板し防御率3.12と好成績を残し年俸も大幅アップしていました。ただ、昨年は登板数は大幅に減らしダウン評価になってしまいましたね。今シーズンはここまで一軍で勝ちパに定着しているので大幅アップは確実だと思います。

 

松本 竜也(23歳)年俸:1600万 830万アップ プロ2年目

2022年:試50、回55.2、防3.56、勝4、H8、振54
通算:上記に同じ

 松本選手はHonda鈴鹿からドラフト5位で加入し、即戦力として期待された投手です。ルーキーだった昨年は中継ぎとして50試合登板を達成し防御率3.56と好成績を残しました。年俸も2倍以上のアップとなりましたが、色々な場面で登板してくれる貴重な戦力だったので2000万以上はあげても良かったのかなと思います。オフに色々ありましたが、契約更改の後だったと思うのでその辺は影響していないと思います。今シーズンはここまで一軍での登板数を減らしているので現状維持か微増くらいになると思います。

 

河野 佳(21歳)年俸:700万 契約金4000万 プロ1年目

 河野選手は大阪ガスからドラフト5位で加入し、将来の先発候補として期待されている選手です。今シーズンはここまで二軍で先発として登板し経験を積んでいます。一軍デビューも果たし、1年目としてはいいステップが踏めているのかなと思います。年俸も微増という形になると思います。

 

斉藤 優汰(19歳)年俸:800万 契約金1億 プロ1年目

 斉藤選手は苫小牧中央高校からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。高卒1年目ということもあり今シーズンはここまで下で体づくりがメインですね。年俸も現状維持かなと思います。

 

アドゥワ 誠(24歳)年俸:1000万 250万ダウン プロ7年目

2022年:なし
通算:試72、回159、防4.11、勝9、H12、振82

 アドゥワ選手は松山聖陵高校からドラフト5位で加入し、中継ぎとして一軍の戦力となった経験のある選手です。2018年には当時19歳ながら中継ぎとして53試合に登板しリーグ優勝に貢献していました。翌年からは先発に転向し、一軍でも登板がありましたね。年俸も最高で2200万までアップしています。ただ、その後は度重なるケガに苦しみ一軍からは離れていました。年俸も最高額の半分以下まで落ちていますね。ただ、今シーズンはケガから復帰し一軍での登板はあるので、ここからの巻き返しに期待したいです。

 

戸根 千明(30歳)年俸:1800万 300万ダウン プロ9年目

2022年:試9、回14.1、防5.02、勝0、H0、振9
通算:試158、回159、防4.04、勝5、H23、S3、振141

 戸根選手は日本大学からドラフト2位で巨人に加入し、昨年のオフに現役ドラフトで広島に移籍した中継ぎ左腕です。ルーキーの年から2年連続40試合以上の登板を果たした経験もありますが、その後は30試合以上の登板はありませんでした。昨年は僅か9試合の登板に留まり巨人では伸び悩んでいました。今シーズンは広島に移籍し左キラーとして一定の活躍を見せているのでアップ評価になると思います。

 

小林 樹斗(20歳)年俸:550万 50万アップ プロ3年目

2022年:試1、回1、防9.00、振0
通算:試2、回4.2、防9.64、振6

 小林選手は智弁和歌山高校からドラフト3位で加入し、将来の先発候補として期待されている選手です。昨年は二軍で先発として登板し防御率2.70と好成績を残しました。一軍での登板もありましたがここは苦しみましたね。年俸は二軍での成績が評価され微増という形になったと思います。今シーズンはここまで一軍での登板はないので現状維持かなと思います。

 

藤井 黎來(23歳)年俸:800万 300万アップ プロ6年目

2022年:試12、回14、防3.86、勝0、振15
通算:試20、回22.2、防6.35、勝0、振26

 藤井選手は大曲工高校から育成2位で加入し、2020年に支配下昇格を果たした選手です。主に中継ぎとして起用され昨年はキャリアハイの12試合に登板しました。年俸も大幅アップとなり順調に成長していると思います。今シーズンは一軍での登板がありませんが、ここから巻き返せばアップ評価も狙えると思います。

 

玉村 昇悟(22歳)年俸:1300万 100万アップ プロ4年目

2022年:試9、回43.2、防3.92、勝2、振21
通算:試26、回145、防3.86、勝6、振88

 玉村選手は丹生高校からドラフト4位で加入し、将来の先発候補として期待されている選手です。プロ2年目となる2021年には一軍で4勝を挙げるなどポテンシャルの高さを見せました。飛躍が期待された昨年は一軍で2勝にに留まり悔しいシーズンになりました。年俸は元が少なかったため微増という形になりましたが、玉村選手のポテンシャルはこんなものではないと思います。今シーズンはここまで昨年を下回る成績になっていますが、ここからの巻き返しに期待したいです。

 

遠藤 淳志(24歳)年俸:2600万 600万アップ プロ6年目

2022年:試20、回105.1、防3.59、勝4、振78
通算:試75、回262、防3.62、勝10、H7、振214

 遠藤選手は霞ヶ浦高校からドラフト5位で加入し、将来の先発候補として期待されている選手です。2020年には一軍で5勝を挙げ飛躍が期待されていましたが、その後足踏みしていた期間がありました。ただ、昨年は先発として100回以上を投げ4勝を挙げるなど一定の活躍を見せました。年俸もアップ評価となりましたが、100回以上を投げている投手ですので3000万くらいはいっても良かったと思います今シーズンはここまで一軍で結果が残せていないのでダウン評価になる可能性が高いと思います。

 

中村 祐太(27歳)年俸:1100万 200万ダウン プロ10年目

2022年:なし
通算:試37、回184.2、防4.60、勝11、振132

 中村選手は関東第一高校からドラフト5位で加入し、先発として一軍で起用されていた投手です。2017年には一軍で5勝を挙げるなど先発としてまずまず実績のある選手ですが、最近はケガの影響もあり苦しいシーズンが続いています。年俸もダウン評価となり背水の覚悟で臨むシーズンになると思います。今シーズンは二軍で好投を見せていますが、一軍での登板機会があまりなくもう少しチャンスが欲しいです。

 

ターリー(33歳)年俸:1億600万 3450万アップ 来日2年目

2022年:試45、回37.2、防3.11、勝2、H16、振32
通算:上記に同じ

 ターリー選手はアメリカのマイナーリーグを主戦場でプレーし、2022年シーズンから広島に加入した中継ぎ投手です。昨年はチームにとって貴重な中継ぎ左腕として45試合に登板し防御率3.11と安定した成績を残しました。年俸も大幅アップとなりしっかりと評価されたとともに、他球団に流出させたくなかったのだと思います。今シーズンもここまで中継ぎとして大車輪の活躍を見せているのでアップ評価になると思います。

 

コルニエル(28歳)年俸:2000万 1130万アップ 来日4年目

2022年:試12、回15.1、防3.52、勝0、振19
通算:試62、回76.2、防3.78、勝1、H11、振98

 コルニエル選手はカープアカデミー出身の選手で、2021年に支配下昇格を果たしここまで中継ぎとして活躍してきた選手です。2021年には50試合の登板がありましたが、昨年は課題の制球難が克服できず大幅に登板数を減らしました。ただ、年俸は元が低すぎたこともあり前年の活躍も考慮しアップ評価となりました。今シーズンは先発に転向し一軍でまずまず登板があるので現状維持か微増だと思います。

 

 

 

 

 

年俸上位5選手

1位:大瀬良(1億8000万)
2位:九里(1億4000万)
3位:森下(1億1000万)
4位:ターリー(1億600万)
5位:栗林(9500万)

 

 

 

上がり幅上位5選手(金額)

1位:栗林(4200万アップ)
2位:森下(3500万アップ)
3位:ターリー(3450万アップ)
4位:矢崎(2000万アップ)
5位:森浦(1800万アップ)

 

 

上がり幅上位5選手(比率)

1位:矢崎(350%)
2位:コルニエル(230%)
3位:松本(208%)
4位:森浦(182%)
5位:栗林(179%)

 

 

 

 

まとめ

 広島は12球団唯一の親会社を持たない市民球団なので年俸が全体的に低くなってしまうのは仕方ないですね。他球団であればもっと貰っていてもおかしくない選手がゴロゴロいます。中でもケムナ選手、松本選手、塹江選手、島内選手など中継ぎとして一定の試合数を投げた経験のある選手や床田選手、遠藤選手などイニングを食ってくれている中堅投手の年俸が少ないと感じる場面が多かったです。防御率が評価指標として大きいのかもしれませんが、稼働数の多い選手にはそれなりの金額をあげてほしいと感じました。

 

 

 

 

 

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