何はともあれ野球推しです。
今回は各球団の開幕前戦力分析を行っていきたいと思います。今回は野手編ということで各球団の野手を0.5~10点と点数をつけて評価したいと思います。ちなみに記事を出す順番はルーレットで決めました。それでは見ていきましょう!!
今回は柱は強力、層が厚くなるか!?東京ヤクルトスワローズです!!!
目次
- 総合得点
- ポジション別解説
- まとめ
総合評価
評価のイメージは以下の通りです。
イメージ
10点:最強
9点:
8点:球界でもトップクラス
7点:タイトルを狙える
6点:
5点:他球団でも1年間レギュラーは張れる
4点:
3点:自チームのレギュラー格
2点:レギュラーが抜けた時に穴を埋められる
1点:途中出場からでも存在感を出せる
0.5点:期待枠orサブ
野手は投手と違い守備など数字に現れない貢献度も多いので具体的な数値は設けず、個人的なイメージで評価を付けたいと思います。
ちなみに今回の評価はかなり辛めに付けています。一軍で計算できる選手を0.5点~つけていますので、点数がついているだけ凄いです。他球団でもレギュラーを張れる選手が5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。
計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており(巨人の岡本選手など)、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています(日本ハムの万波選手など)。
ちなみに◎がついている人はレギュラー確定の選手です。また、パリーグはDHがあるため点数が伸びやすいです。
2024年度想定戦力
10点:村上
9点:
8点:サンタナ
7点:中村
6点:オスナ、塩見
5点:山田
4点:
3点:長岡、青木
2点:内山、濱田
1点:川端、武岡、山崎、並木、西川
0.5点:古賀、宮本、丸山、増田、澤井、北村恵、北村拓
計60.5点
ヤクルトは村上選手をはじめ主力格に高得点の選手が多いですが、脇を固める選手が不足している印象です。昨年は主力の塩見選手がケガで1年の大半が出場できず、山田選手、村上選手も不振で前年ほどの成績を残せませんでした。ショートのレギュラーに定着した長岡選手やベテランの青木選手も打撃成績が下降しました。そんな中で脇を固める選手に奮起して欲しかったですが、中々穴を埋める選手が現れず武器であった強力打線が鳴りを潜め5位という成績に直結したと思います。今年は主力格の調子を1年間維持できるかが優勝に向けて最重要事項ですが、アクシデントがあったときに穴を埋められる選手の台頭も必要不可欠だと思います。
捕手
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 中村 | 7点 | 正捕手 |
2番手 | 内山 | 2点 | 二番手兼サブポジ有、若手有望株 |
3番手 | 古賀 | 0.5点 | 二番手タイ、若手有望株 |
4番手 | 西田 | 中堅組、一軍実績あり | |
5番手 | 松本 | 中堅組 | |
6番手 | 橋本 | 育成選手 | |
7番手 | 鈴木 | 高卒ルーキー |
捕手は他球団と比べても勝っているポジションだと思います。主力の中村選手はベテランかつ昨年ケガで離脱していた期間があったため少し評価を下げていますが、リード面など数字に表れない部分での貢献度が高くチームを陰から支える実力者です。ここに若手有望株の内山選手、古賀選手が控えており昨年中村選手が離脱していた期間はこの2人が中心となって穴を埋めました。内山選手は打撃に定評があり他ポジションでの出場機会も増えていて、古賀選手も守備力が武器とタイプが違うところも好印象です。中堅組では有事の際に一軍に入っていける西田選手、松本選手も控えており中村選手が長期離脱とかにならなければ崩れることはないと思います。
ファースト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | オスナ | 6点 | レギュラー |
2番手 | 北村恵 | 0.5点 | 次期レギュラー候補 |
3番手 | 北村拓 | 0.5点 | 現役ドラフト組 |
4番手 | 増田 | 0.5点 | ソフトバンクを退団 |
5番手 | 赤羽 | ユーティリティー、若手期待枠 | |
6番手 | 三ツ俣 | ユーティリティー、中堅組 | |
7番手 | 川端 | 1点 | 腰のコンディション次第 |
ファーストは3年連続規定打席に到達し、大きなケガなく打撃、守備ともに安定しているオスナ選手が今年も計算できそうですね。勝負強い打撃で打点を稼げる選手で5番以降に入ると脅威になる存在です。ただ、2番手以降の選手が不足していてもしオスナ選手が抜けた時に一気に苦しくなりそうです。2番手は二軍で勝負強い打撃を見せている北村選手になると思います。今年で2年目ながら期待値は高いですね。ここに内野複数ポジションを守れる三ツ俣選手、赤羽選手や現役ドラフトで加入した北村拓選手やソフトバンクを退団した増田選手も入ってきそうで、有事の際には主力の山田選手や村上選手が回ってくることも考えられます。
セカンド
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 山田 | 5点 | チームの核 |
2番手 | 武岡 | 1点 | 次期レギュラー候補 |
3番手 | 北村拓 | 0.5点 | 現役ドラフト組 |
4番手 | 三ツ俣 | ユーティリティー、中堅組 | |
5番手 | 赤羽 | ユーティリティー、若手期待枠 | |
6番手 | 宮本 | 0.5点 | ユーティリティー兼代打 |
7番手 | 小森 | 高卒3年目 |
セカンドは本来ならば球界屈指の実力を持つ山田選手がいますが、ここ2年はケガ離脱などもあり中々実力を発揮することができていません。守備も安定していますし並の選手であれば十分ですが、山田選手からすれば到底納得できる成績ではないです。2番手以降にはスピード感あふれるプレーが魅力の武岡選手がいますが、レギュラーを脅かすほどの実力はまだつけてないですし、ここも不安要素だと思います。現役ドラフトで加入した北村拓選手はパワフルな打撃をアピールすることができれば2番手に上がってこれると思います。山田選手の復調はもちろん大事ですが、ユーティリティーの三ツ俣選手、赤羽選手を含め2番手以降の争いが激しくなると層が厚くなると思います。
サード
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 村上 | 10点 | チームの核 |
2番手 | 北村恵 | 0.5点 | 次期レギュラー候補 |
3番手 | 武岡 | 1点 | 他ポジション、若手有望株 |
4番手 | 北村拓 | 0.5点 | 現役ドラフト組 |
5番手 | 三ツ俣 | ユーティリティー、中堅組 | |
6番手 | 伊藤 | ドラフト5位ルーキー | |
7番手 | 西村 | 高卒2年目 |
サードは最年少三冠王の村上選手がいるのでここは安泰です。昨年は不振のため成績を落としましたが、それでも30本塁打以上を放っていますし主砲として申し分ない成績を残しています。大きなケガもない選手ですし4番として計算しやすいですね。今年は復調+勝負どころでの一打が求められそうです。ただ、まだ村上選手が若いといえどメジャー挑戦の意思を表明しているので、次世代の候補の台頭は必要不可欠ですね。筆頭候補は北村選手ですが、オスナ選手か村上選手が離脱しなければ一軍での出場はないので育成としては難しいところですね。来たるべき時に備え二軍で力を蓄えることになりそうです。サブには三ツ俣選手、赤羽選手がいるので守備固めとしての起用はありそうです。
ショート
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 長岡 | 3点 | レギュラー格、若手有望株 |
2番手 | 武岡 | 1点 | レギュラー争い |
3番手 | 伊藤 | ドラフト5位ルーキー | |
4番手 | 小森 | 高卒3年目 |
ショートは若手有望株の長岡選手がここ2年レギュラーに定着していますが、まだまだ安泰というわけではありません。守備の安定感はかなり増しましたが打撃成績は前年よりも下げてしましたね。不動のレギュラーとなるためには打撃のレベルアップが必要不可欠だと思います。2番手に同級生の武岡選手が存在感を出しているので個人的にはもう少しレギュラーの座を競わせてもいいと思いますが、我慢して起用することで山田選手、村上選手のような主力を生み出していることを考えるとチーム方針としては長岡選手で8割方固まっているのかなと思います。西浦選手と元山選手がトレードで退団したこともあり、ルーキーの伊藤選手を含めた3人に絞られると思います。高卒3年目の小森選手の成長に期待もしたいですしサブには三ツ俣選手もいます。サブも含め全体的なレベルアップが必要だと思います。
レフト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 青木 | 3点 | ベテラン、精神的支柱 |
2番手 | 濱田 | 2点 | レギュラー争い、若手有望株 |
3番手 | 西川 | 1点 | 実績組、復活期待 |
4番手 | 山崎 | 1点 | 2番手候補、サブ |
5番手 | 澤井 | 0.5点 | 大卒2年目、スラッガー候補 |
6番手 | 増田 | 0.5点 | ソフトバンクを退団 |
7番手 | 内山 | 0.5点 | 捕手兼任若手有望株 |
レフトは唯一レギュラーが固まっていないポジションです。ベテランの青木選手が1番手ですが昨年は打撃成績を下げていますし流石に次候補の台頭が必須です。昨年は若手有望株の濱田選手や内山選手の起用も多かったですがレギュラー獲得には至りませんでした。山崎選手もある程度計算できますが昨年はケガ離脱していましたし1年間レギュラーでとはならないと思います。昨年センターでブレイクしかけた並木選手や二軍で18本塁打を放った澤井選手と若手有望株も複数人います。新加入組では西川選手と増田選手がレギュラー争いに参戦。特に西川選手は盗塁王、ベストナインを複数獲得したことがある実力者で今年で32歳ですしまだまだやれると思います。複数人で回していくと思いますが終盤にはレギュラーが固まっていることが望ましいです。
センター
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 塩見 | 6点 | チームの核 |
2番手 | 西川 | 1点 | 実績組、復活期待 |
3番手 | 山崎 | 1点 | 2番手候補、サブ |
4番手 | 並木 | 1点 | 2番手候補、若手期待枠 |
5番手 | 丸山 | 0.5点 | サブ要員兼若手期待枠 |
センターは塩見選手が1年間万全でいることが望まれます。昨年は塩見選手がケガで離脱した時の穴がかなり大きかったです。本来ならば2番手でいるはずの山崎選手も同時期にケガしていたこともなおのこと痛かったです。両翼がメインの濱田選手がセンターを守るくらい厳しい状況でした。塩見選手が離脱していたときに一時一番センターに定着した並木選手は2番手を争う存在として期待したいですし、同期の丸山選手も守備固め、代走での起用が多いですがレギュラー候補としても期待されています。新加入の西川選手は肩の弱さが指摘されていますが神宮は狭い球場なのでセンターも務まると思います。塩見選手が離脱しないことも大事ですが、離脱しても昨年よりは何とかなりそうです。
ライト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | サンタナ | 8点 | レギュラー |
2番手 | 濱田 | 2点 | 若手有望株 |
3番手 | 山崎 | 1点 | 2番手候補、サブ |
4番手 | 澤井 | 0.5点 | 若手期待枠 |
5番手 | 増田 | 0.5点 | ソフトバンクを退団 |
6番手 | 宮本 | 0.5点 | ユーティリティー |
7番手 | 内山 | 0.5点 | 捕手兼任若手有望株 |
ライトはリーグトップクラスの打撃力を持つサンタナ選手がいますので安泰です。ただ、サンタナ選手はケガの多い選手でもあるので2番手以降の選手も大事になってきます。若手有望株の濱田選手、澤井選手や戦力としてある程度計算が立つ山崎選手、増田選手も控えているので、アクシデントがあれば調子のいい選手で回せそうです。
途中出場組
役割 | 名前 | 点数 | 備考 |
代打 | 川端 | 1点 | 代打の切り札 |
代打兼守備固め | 宮本 | 0.5点 | 一、二、両翼 |
守備固め | 三ツ俣 | 0.5点 | 内野全ポジション |
守備固め | 赤羽 | 0.5点 | ショート以外の全ポジション |
何でも屋 | 山崎 | 1点 | 困った時に頼れる、外野 |
代走兼守備固め | 並木 | 1点 | 代走の切り札 |
代走兼守備固め | 丸山 | 0.5点 | 外野全ポジション |
代打 | 北村拓 | 0.5点 | 右の代打候補 |
代打 | 増田 | 0.5点 | 右の代打候補 |
代打は12球団でもNo1の代打性能を誇る川端選手がいますが、昨年はそれ以外の選手が苦しんだ印象です。バントも得意の宮本選手だけでなく新加入の増田選手、北村拓選手は長打力もある選手ですし、右の代打として期待したいです。
代走要員はこちらも切り札となる並木選手に丸山選手もレベルは高いです。山崎選手もいますし、代走要員は豊富です。
守備固めでは内野は三ツ俣選手、赤羽選手、外野は山崎選手、丸山選手で担えそうですね。実績のある西川選手もベンチにいればどの役割も担えるジョーカー的な立ち位置になると思います。
理想のオーダー
レギュラー | ベンチ要員 | ||||
1番 | 中 | 塩見 | 代打 | 川端 | |
2番 | 左 | 西川 | 代打 | 青木 | |
3番 | 二 | 山田 | 代打兼守備固め | 濱田 | |
4番 | 三 | 村上 | 代打兼守備固め | 増田 | |
5番 | 右 | サンタナ | 二番手 | 内山 | |
6番 | 捕 | 中村 | 二番手 | 武岡 | |
7番 | 一 | オスナ | 第三捕手 | 古賀 | |
8番 | 遊 | 長岡 | 守備固め | 赤羽 | |
9番 | 投 | 代走兼守備固め | 並木 | ||
代走兼守備固め | 山崎 |
このオーダーがハマれば一番爆発力がありそうだということで組みました。唯一固まっていないレフトには大復活を期待して西川選手を入れています。このオーダーであれば代打に川端選手、青木選手の2枚のカードを切れるようになりますし、代走に並木選手がいるので接戦に強そうですね。内野の層が薄めですが二遊間の2番手である武岡選手にユーティリティーの赤羽選手で有事の際にも対応できます。内山選手、濱田選手の若手有望株コンビの意外性にも期待したいです。
まとめ
ヤクルトは主力とそれ以外の選手との実力差が課題でしたが、武岡選手、濱田選手、内山選手などの若手有望株の台頭、新たに西川選手、北村拓選手、増田選手らの加入により改善できる可能性があります。主力のコンディション面も考えると適度に休養を挟めるくらいになると層が厚くなっていると思います。
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