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先日、オリックスバファローズの育成選手である投手の才木選手と佐藤選手の支配下昇格が発表されました。そこで、今回は才木選手、佐藤選手とオリックスの育成選手事情について簡単にまとめてみました。
才木選手、佐藤選手おめでとうございます!!
- 基本情報
- その他の育成選手
- まとめ
基本情報
才木 海翔(24歳)181cm、85㎏、投手、右投、プロ年目
2024年二軍:試6、回5.2、防6.35、勝0、S1、振6
2023年二軍:試10、回10.1、防6.97、勝0、振10
経歴
才木選手は大阪経済大学から育成2位で加入した投手です。ドラフト前では上位での指名の可能性もあった選手でしたが、実際は育成での指名となりました。ルーキーイヤーはケガなどもあり二軍で10試合の登板に留まりましたが、オフのウインターリーグでは10試合で防御率0.00、15奪三振と圧倒的な投球を見せアピールしていました。今季は春季キャンプからアピールを続けオープン戦では4試合に登板し防御率2.25と結果を残していました。二軍でも登板を重ねこのタイミングでの支配下昇格となりました。山崎選手、宇田川選手、平野選手、小木田選手など主戦リリーフ陣のケガや状態が上がらず苦しいブルペン陣の救世主となって欲しいです。
選手としての特徴
才木選手はMAX156㎞のストレートを投げ込む本格派右腕です。常時150㎞を超えるストレートは威力抜群で、コントロールはアバウトですがストライクゾーンで勝負できる球威があります。さらに、フォークで空振りを取れるためオリックスらしいストレートとフォークで勝負する投手です。既に一軍では4試合に登板しセーブシチュエーションを任されるなど期待値の高さが伺えます。
佐藤 一磨(23歳)190cm、97㎏、投手、左投、プロ5年目
2024年二軍:試9、回49.2、防1.99、勝4、振36
2023年二軍:試19、回96、防3.94、勝8、振66
経歴
佐藤選手は横浜隼人高校から育成ドラフト1位で加入した大型左腕です。ルーキーイヤーから腰痛に悩まされるなどコンディション面で苦労していた選手ですが、着実に体を作り上げ昨年は二軍で先発ローテに定着し二軍で最多勝のタイトルを獲るまでに成長しました。今季は二軍で防御率1点台とアピールを重ねこのタイミングでの支配下昇格となりました。宮城選手、山下選手、山岡選手がケガでいない中先発陣の頭数の1人として期待されます。
選手としての特徴
佐藤選手は高身長から独特なフォームで投げ込む左腕です。MAXは148㎞と遅い方ですが独特な角度を持っており、球持ちもいいためタイミングが取りづらく打者はかなり打ちづらいです。変化球もスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップと多彩で打たせて取る投球が持ち味です。プロ初登板では5回無失点で巨人の菅野選手との投げ合いを制しプロ初勝利を手にしています。
その他の育成選手
支配下枠69(投34、捕6、内16、外12) 育成選手16人
才木選手、佐藤選手の支配下昇格とペルドモ選手の加入で支配下枠は後1人となりました。もう枠に余裕はないのでここからの支配下昇格は慎重になりそうです。
濃厚:
候補:入山、川瀬、中田、河野
期待:小野、山中、平野、香月、木下、上野、村上
濃厚
濃厚は枠が少ないためなしです。
候補
候補の選手にもいい選手が多いです。オリックス特有の力強いストレートを投げ込む入山選手、川瀬選手、中田選手の右腕トリオは当然候補で、特に入山選手はリリーフとして昨年、今年と二軍で好成績を残しています。直ぐには難しいかもしれませんが、期限ギリギリでの支配下昇格は可能性があると思います。また、ルーキーの河野選手は安定した守備力を持つ内野手で、太田選手や西野選手などの調子が落ちてくれば可能性があると思います。
期待
期待にも復活が待たれる小野選手に打撃が長所の山中選手、昨年支配下昇格を勝ち取った平野選手、高い守備力を持つ上野選手、今年から加入し複数ポジションを守れる香月選手と木下選手、これ以上捕手のケガ人が出れば可能性のある村上選手などがいます。
まとめ
今回は才木選手と佐藤選手が支配下昇格を果たしました。ケガ人が多く苦しむ投手陣の救世主となれる存在ですし、期待値も高いです。