2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~福岡ソフトバンクホークス編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回はパリーグの王者返り咲きを狙う福岡ソフトバンクホークスです!!

 

 

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目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

石川 柊太(31歳)試23、回125.1、防4.15、勝4、振119、K/B1.95
有原 航平(31歳)試17、回120.2、防2.31、勝10、振74、K/B2.96
和田 毅(42歳)試20、回100、防3.24、勝8、振85、K/B2.93
大関 友久(25歳)試17、回104.2、防2.92、勝5、振74、K/B2.17
東浜 巨(33歳)試17、回99.2、防4.52、勝6、振73、K/B3.04
スチュワート(23歳)試14、回77.1、防3.38、勝3、振37、K/B1.60
板東 湧梧(27歳)試30(11)、回83、防3.04、勝5、H3、振58、K/B1.71
藤井 皓哉(27歳)試34(9)、回69.2、防2.33、勝5、H9、振81、K/B2.55

 今季の先発陣はかなり苦戦した印象です。 エースである千賀選手の穴をどう埋めるか注目でしたが、柱になってほしかった石川選手、東浜選手が揃って安定感にかけました。開幕投手大関選手は好投を続けたものの勝ち星に恵まれず終盤にはケガで離脱してしまいました。

 今季から先発に転向した藤井選手は序盤こそ良かったもののゲームメイク面で課題を見せ、シーズン途中にはモイネロ選手の離脱もあり中継ぎに配置転換されました。ただ、大ベテランの和田選手はさすがの安定感を見せCSの先発を任されるなどチームに欠かせない戦力でしたね。

 新戦力も明暗が分かれました。メジャーから帰ってきた有原選手は安定した投球を見せ、長いイニングを投げてくれるため後半は完全にエース格となっていました。大器と言われたスチュワート選手も遂に台頭し防御率3点台と戦力となりました。後半戦から先発起用のあった板東選手も一定の存在感を示しました。

 ただ、新加入のガンケル選手は僅か試合の先発登板にとどまるなど一軍の戦力になることは出来ませんでした。

 

 

来季のローテ候補

当確:有原 航平、スチュワート
濃厚:和田 毅、石川 柊太、東浜 巨、大関 友久、板東 湧梧
候補:高橋 礼、松本 晴、木村 光、田上 奏大、大津 亮介、武田 翔太

 来季の先発陣は候補は多いですね。

 今季エースとしての地位を固めた有原選手と今季台頭しCSの初戦の先発まで務めたスチュワート選手は何事もなければ来季のローテも確定だと思います。大ベテランの和田選手も中6日では回れませんがチームに欠かせない戦力ですね。

 ここに実績組の石川選手、東浜選手、後半戦に良さを見せた板東選手もいますし、今シーズン開幕投手を務めた大関選手もコンディションが戻れば戦力だと思います。この7人で来季のローテを回せれば実績組の調子次第ではいい感じになる素質は秘めていると思います。

 その他の候補だと、二軍でローテを守っている高橋選手、松本選手、木村選手、田上選手が控えており、特に高橋選手は二軍で無双していますし一軍で12勝した経験もあるので何とか復活して欲しいです。また、今シーズンは中継ぎをメインにしていた大津選手、武田選手の先発起用も考えられますね。特に大津選手の先発転向はあるかはわかりませんが摂津選手のようになる可能性を秘めていると思います。

 候補は多いので来季の陣容は石川選手、東浜選手がどれだけ戻せるかにかかっていると思います。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

オスナ(28歳)試49、回49、防4.37、勝3、H15、S26、振42、K/B7.00
松本 裕樹(27歳)試53、回47、防2.68、勝2、H27、振60、K/B3.53
津森 宥紀(25歳)試56、回48.2、防3.58、勝4、H26、振44、K/B2.10
大津 亮介(24歳)試46、回40.2、防2.43、勝2、H15、振21、K/B1.92
甲斐野 央(26歳)試46、回42.2、防2.53、勝3、H11、S2、振39、K/B3.00
田浦 文丸(24歳)試45、回34、防2.38、勝2、H9、振28、K/B2.33
モイネロ(27歳)試27、回27.2、防0.92、勝3、H16、S5、振37、K/B7.40
又吉 克樹(32歳)試32、回28、防2.25、勝2、H12、振15、K/B1.50
武田 翔太(30歳)試29、回46、防3.91、勝1、H3、振38、K/B2.00   
嘉弥真 新也(33歳)試23、回12、防5.25、勝1、H8、振7、K/B1.17
藤井 皓哉(27歳)試34(9)、回69.2、防2.33、勝5、H9、振81、K/B2.55
板東 湧梧(27歳)試30(11)、回83、防3.04、勝5、H3、振58、K/B1.71

 中継ぎは勝ちパが鉄壁でしたね。

 今シーズン新加入のオスナ選手は圧倒的な内容で1年間守護神を全うし、チームに欠かせない戦力になりました。セットアッパーのモイネロ選手もさすがの安定感でしたね。8回から支配的な投球を見せる2人が控えているのはソフトバンクにとって大きな強みでした。

 ただ、モイネロ選手がケガで長期離脱してからは勝ちパが少し安定感に欠ける印象があり、あの2人に次ぐ選手の人選に苦労した印象です。本来勝ちパに入って欲しかった又吉選手は不振で当初は二軍暮らしが続き、左のワンポイントとして長年活躍した嘉弥真選手も今シーズンは球威が中々戻らず防御率5点台と苦戦しました。津森選手も序盤は調子がよく勝利を呼び込む立役者となっていましたが、徐々に成績が下降していきました。

 その中で、新戦力が台頭しましたね。

 ドラ2ルーキーの大津選手が46試合に登板し防御率2点台前半と中継ぎの戦力として欠かせない存在になりました。若手有望株の田浦選手も嘉弥真選手の穴埋め的に左のワンポイントを中心に45試合に登板しました。昨年ケガから復帰した甲斐野選手も46試合に登板し復活を印象付けました。

 前半戦から活躍していた松本選手、津森選手も共にキャリアハイの試合数を投げチームへの貢献度は高かったです。シーズン中盤には武田選手がロングリリーフを中心に貢献しました。シーズン終盤には昨年の勝ちパである藤井選手も中継ぎに配置転換されさすがの投球を見せましたね。

 中継ぎ陣全体としてはとても頑張ったと思いますが、圧倒的な存在が外国人選手の2人しかいないのが心配なところではあります。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:モイネロ、藤井 皓哉、松本 裕樹
接戦時:大津 亮介、甲斐野 央、田浦 文丸、又吉 克樹
ビハインド:武田 翔太、椎野 新、尾形 崇斗
候補:笠谷 俊介、泉 圭輔、杉山 一樹、中村 亮太、渡邊 佑樹

 来季は功労者であるエスコバー選手の退団が濃厚という報道が出ていますが、戦力はある程度揃っていると思います。

 勝ちパは山崎選手、ウェンデルケン選手、伊勢選手、森原選手の4人を中心に調子のいい選手を起用していくと思います。接戦時にも上茶谷選手、石川選手が起用できると思いますし、ケガから復帰すれば入江選手もいけると思います。実績組では三嶋選手も状態を上げてきてほしいです。

 二軍組では中継ぎとして一定の成績を残している宮城選手、中川選手、橋本選手、徳山選手といったところに期待したいです。特に橋本選手、徳山選手はある程度即戦力期待での加入だったと思うので、ここらで戦力になっておきたいです。

 中継ぎは先発ほど緊急性はないと思いますが、チーム事情で中継ぎから先発に配置転換となる選手も数人出てくると思うので追加しておきたいです

 

 

 

近藤選手、柳田選手以外の長打力不足

一軍の本塁打数(104本)

近藤 健介:26本
柳田 悠岐:22本
栗原 陵矢:13本
甲斐 拓也:10本
今宮 健太:9本
中村 晃、三森 大貴:5本

 ソフトバンクは全体的に層が厚いので野手の弱点は少ないですが、しいて言えば長打力不足かなと思います。

 今季の一軍での本塁打数は計104本とパリーグで2位タイですが、その半分近くを柳田選手、近藤選手が稼いでいます。本来ならば主軸として期待された栗原選手が13本とイマイチ伸び悩み、その他の選手はアベレージタイプが多いので本塁打でという感じではないですね。

 得点圏打率がチーム全体としてそこまで高くない傾向にあるので本塁打数が大事になってきますが、長打力が武器の選手が不足している感は否めないですね。ちなみにOPS700を超えている選手もこの2人しかいないです。

 中堅選手が頑張っていますが、そろそろチームの主軸を担う次世代の選手が出てきて欲しいです。

 

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)、即戦力中継ぎ()、左投手(
二遊間(中)、スラッガー(中)、サード(中)、捕手(中)

 補強ポイントは投手が中心ですね。先発は現状計算がたつ選手が少なく候補が多いほどいいと思います。特に左の先発は大ベテランの和田選手と大関選手しかいないので最優先で確保したいですね。中継ぎの絶対的守護神であるオスナ選手が退団濃厚という報道もあるので確実に指名しておきたいです。

 野手は現状、優先度の高いポジションはありませんが、二遊間の若手有望株の選手が少ないのでここは追加がほしいですね。長打力のある選手があまり台頭してきていないのでスラッガー候補の追加も視野に入れたいです。

 また、栗原選手の状態次第ではサードの優先度も上がってくると思います。捕手も若手有望株の選手が少なく昨年指名した吉田選手も打力を活かしてコンバートの可能性もあるので追加の可能性もあると思います。

 

 

 

指名予想

投手4人(即戦力2人以上)
二遊間1人、スラッガー1人
 
1位:即戦力先発
2位:スラッガー候補
3位:即戦力投手
4位:二遊間
5位:投手
6位:投手
 
 

 

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 ソフトバンク支配下での指名人数を抑えて育成選手を多く指名する傾向があるので今回も支配下での指名は5~6人ほどになるかなと予想しています。

 1位はもちろん即戦力投手を狙いたいです。特に来季のカギとなるであろう先発投手を獲得したいです。

 2位は今季豊作のスラッガー候補を狙って長打力不足の改善を狙いたいです。一軍の選手に左打者が多いことを考えると右打者が理想です。

 3位ではここでも即戦力投手を確保したいです。上位の枠は最低でも2人は投手にしたいです。ソフトバンクは将来性の高い高卒選手を指名する傾向でしたが、昨年のドラフトから即戦力の選手も獲得する方針に変わっているかなと思います。

 4位で二遊間候補を追加し、それ以降で投手をさらに厚くしたいです。下位では将来性の高い選手を狙っていくと思います。

 

 育成では投手、野手満遍なく指名したいです。特に支配下で捕手を指名していない場合はここで確保しておきたいです。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:武内夏暉(国学院大学
2位:明瀬諒介(鹿児島城西高校)
3位:冨士隼斗(平成国際大学
4位:百崎蒼生(東海大熊本星翔高校)
5位:古田島成龍日本通運
6位:福田幸之介(履正社高校

 

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想は大学生の中でもトップクラスに評価が高いで武内選手にしました。地元福岡出身の選手ですし本人もソフトバンクファンを公言しています。完成度が高く先発が出来るかつ左投手ということでチーム事情を考えたらベストだと思います。競合となる可能性が高いと思いますが、外してしまっても下村選手など先発候補の即戦力投手を狙いたいです。

 2位で右のスラッガー候補として高卒の明瀬選手。こちらも九州出身の選手ですね。パワーだけで言えば今回のドラフト候補の中でもトップクラスだと思います。ファーストがメインの選手ですが投手も兼任するほど肩も強いのでレフトくらいなら出来る可能性もあると思います。

 3位で即戦力期待で大卒の村田選手。完成度の高さ、大学時代の実績はトップクラスの選手です。ストレートの球威などが不安視されていますが、コントロールが良く大崩れはしない投手なのでチームの足りないところを埋めてくれる選手だと思います。

 4位で高卒のショートである百崎選手。スピード感あふれるプレーが魅力で高校通算39本塁打とパンチ力もある選手です。こちらも地元出身の選手ですのでこの順位で獲れれば理想だと思います。

 5位で社会人でもトップクラスの投手である古田島選手。大卒社会人なので年齢は高めですが、今年の大津選手の成功例もありますし中継ぎで戦力になるビジョンが見える選手です。

 6位で残っているかはわかりませんが高卒の福田選手。身長180cmと大型の左投手で馬力もある選手なので将来性はかなり高いと思います。左投手が不足するチーム事情も相まって戦力化できる可能性は高いと思います。

 

 即戦力投手を中心に野手は将来性の高い選手を指名しました。今回は地元九州出身にいい選手が多いので地元の選手も確保しやすいと思います。皆さんも思い思いの指名予想をしてドラフトを楽しんでみてください。

 

 

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