2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~横浜DeNAベイスターズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回はオフに大量流出の危機!?横浜DeNAベイスターズです!!

 

 

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目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

東 克樹(27歳)試24、回172.1、防1.98、勝16、振133、K/B8.77
今永 昇太(30歳)試22、回148、防2.80、勝7、振174、K/B7.25
バウアー(32歳)試19、回130.2、防2.76、勝10、振130、K/B4.19
石田 健大(30歳)試23、回118、防3.97、勝4、振99、K/B3.30
大貫 晋一(29歳)試13、回76.1、防2.95、勝5、振55、K/B3.06
濵口 遥大(28歳)試13、回68、防4.50、勝3、振56、K/B1.70
ガゼルマン(30歳)試13、回64.2、防4.45、勝3、振43、K/B1.30
平良 拳太郎(28歳)試11、回59.1、防3.49、勝4、振61、K/B4.19

 今シーズンはエースの今永選手が侍ジャパンに選出されたことで開幕こそ回避したものの復帰してからはエースの投球を披露しました。ただ、勝ち星は伸びませんでしたね。メジャー挑戦へ向けて影響はないと思いますが、二桁勝利、リーグ優勝を達成してメジャーに挑みたかったです。さらに、メジャーからの加入が話題となったサイヤング賞投手バウアー選手が日本球界にも順応し二桁勝利を達成しました。オールスター選出、中4日登板と話題をかっさらいました。

 ここにトミージョン手術から帰ってきた東選手が覚醒し、最多勝と最高勝率の2冠を達成しました。完全にチームのエース級になりましたね。同じくトミージョン手術明けの平良選手も投げ抹消中心の起用でしたが4勝を挙げ復活の兆しを見せました、主力の石田選手も1年間ローテを守り、防御率3点台と一定の安定感を見せました。

 ただ、主力として期待された大貫選手、濱口選手、ガゼルマン選手といったところが不調で中々試合数が伸びませんでしたね。大貫選手が終盤に調子を上げてきたのは来季に向けて明るい材料だと思います。

 東選手、今永選手、バウアー選手といった3枚看板がかなり強力でそれ以降の選手が苦戦した印象です。

 

 

来季のローテ候補

当確:東 克樹、石田 健大、大貫 晋一
濃厚:濵口 遥大、平良 拳太郎、坂本 裕哉
候補:京山 将弥、深沢 鳳介、小園 健太、森下 瑠大

 来季の先発陣はかなり読めないですよね。エースの今永選手のメジャー挑戦がほぼ確定しており、バウアー選手も去就が不透明と3枚看板の2枚が欠ける恐れがあります。さらに、1年間ローテを守った石田選手もFA流出の可能性があるので先発の柱がゴッソリ抜けてしまう可能性がありますね。バウアー選手、石田選手は全力で引き留めたいですが、正直バウアー選手は退団となってしまう可能性が高いと思います。

 そうなると新たな戦力の台頭に期待したいですね。今季沢村賞級の活躍を見せた東選手に柱の1人である大貫選手は確実にローテに入ってくると思います。ここに本来ならば主力である濱口選手、平良選手はローテを守って欲しいです。ガゼルマン選手はシーズンの内容を見る限り退団の可能性が高いと思うので新しい外国人選手を連れてくると思いますが、それでもローテに空きが出る状態です。

 今季、二軍でローテを回っていた高卒2年目の深澤選手、小園選手の抜擢は当然あると思いますし、二軍で好成績を残している坂本選手にも期待したいです。今季は中継ぎがメインだった京山選手もチーム事情を考えると先発になると思います。

 計算できない部分が多いので追加は確実にほしいです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

山﨑 康晃(31歳)試49、回45.1、防4.37、勝3、H11、S20、振54、K/B6.75
伊勢 大夢(25歳)試58、回50.1、防3.22、勝4、H32、S2、振43、K/B2.69
ウェンデルケン(30歳)試61、回59.2、防1.66、勝3、H35、S2、振53、K/B2.41
森原 康平(31歳)試46、回42.2、防2.32、勝2、H12、S17、振34、K/B3.09
上茶谷 大河(27歳)試46、回64、防2.11、勝5、H9、振54、K/B2.08
エスコバー(31歳)試40、回31.2、防4.55、勝2、H13、S14、振30、K/B1.88
入江 大生(25歳)試32、回30、防2.70、勝1、H8、振32、K/B2.00
石川 達也(25歳)試28、回32、防1.97、勝0、H3、振34、K/B3.40
三嶋 一輝(33歳)試27、回22.1、防4.84、勝3、H9、振17、K/B2.43

 今シーズンの中継ぎ陣は計算外こそ多かったと思いますが、かなり頑張ったと思います。

 守護神として期待された山崎選手が安定感にかけ、セーブ失敗となる場面も多かったです。さらに、昨年絶対的な存在だった伊勢選手も防御率3点台と昨年のいい時の状態ではなく、功労者であるエスコバー選手も勤続疲労なのか速球の球速が戻らず苦しみました。昨年ブレイクした入江選手もケガがあり9月の序盤から登板がありませんでした。

 その中で新戦力の台頭がありましたね。新加入のウェンデルケン選手が8回の男として定着し抜群の安定感を見せました。昨年、楽天からトレードで加入した森原選手が今シーズン絶好調で山崎選手の不調で空いた守護神の座を務めました。上茶谷選手もビハインド的な場面の登板が多く防御率2点台と試合を作りなおす貴重な存在になりました。若手では石川選手がビハインド、対左を中心に登板し防御率1点台と一軍の戦力になりました。

 山崎選手を初めとした実績組の調子が戻れば来季は強力な中継ぎ陣を形成できる可能性もあると思います。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:山﨑 康晃、伊勢 大夢、ウェンデルケン
接戦時:森原 康平、上茶谷 大河、入江 大生
ビハインド:石川 達也、三嶋 一輝、宮城 滝太
候補:中川 虎大、徳山 壮磨、三浦 銀二、櫻井 周斗、橋本 達弥

 来季は功労者であるエスコバー選手の退団が濃厚という報道が出ていますが、戦力はある程度揃っていると思います。

 勝ちパは山崎選手、ウェンデルケン選手、伊勢選手、森原選手の4人を中心に調子のいい選手を起用していくと思います。接戦時にも上茶谷選手、石川選手が起用できると思いますし、ケガから復帰すれば入江選手もいけると思います。実績組では三嶋選手も状態を上げてきてほしいです。

 二軍組では中継ぎとして一定の成績を残している宮城選手、中川選手、橋本選手、徳山選手といったところに期待したいです。特に橋本選手、徳山選手はある程度即戦力期待での加入だったと思うので、ここらで戦力になっておきたいです。

 中継ぎは先発ほど緊急性はないと思いますが、チーム事情で中継ぎから先発に配置転換となる選手も数人出てくると思うので追加しておきたいです

 

 

 

ショート

今季の陣容

京田 陽太(29歳)試77、率227、安57、本1、打9、得31、盗3、O557
大和(35歳)試59、率235、安50、本0、打18、得12、盗1、O535
林 琢真(23歳)試25、率207、安29、本0、打11、得12、盗7、O476
柴田 竜拓(29歳)試14、率143、安7、本0、打2、得6、盗0、O504

 DeNAはショートがかなり苦戦していますね。今季からトレードで加入した京田選手の起用が最も多かったですが、守備での貢献こそあったものの打撃で苦しみレギュラー固定とはなりませんでした。ベテランの大和選手も勝負強い打撃を見せるものの守備範囲がかなり狭まっておりショートとしては少し厳しくなってきました。

 ルーキーの林選手が良さこそ見せたものの打撃、守備両方でさらなるレベルアップが必要ですし、ユーティリティーの柴田選手は完全にベンチ要員になっています。

 若手有望株の森選手が出てきてほしかったですが、二軍で打率249と二軍でも思うような結果が残せませんでした。

 森選手に期待したい気持ちはあるものの、そろそろ見極めの時期に入っているかもしれません。若手有望株を追加し競争相手を加えたいです。

 

 

 

サードの控え

今季の陣容

宮﨑 敏郎(34歳)試113、率326、安133、本20、打71、得47、O934
柴田 竜拓(29歳)試72、率143、安7、本0、打2、得6、盗0、O504
林 琢真(23歳)試19、率207、安29、本0、打11、得12、盗7、O476

 今季は主力の宮崎選手が絶好調で首位打者を獲るなどセリーグのサードの中でも屈指の成績を残しました。ただ、宮崎選手は年齢も35歳の年ですし体のコンディション面でも苦労しているので1年間フルで出場することは難しい状況になっています。

 その中で、今シーズンは守備固め的に柴田選手の起用も試合の終盤では多く、宮崎選手がスタメンから外れる時は柴田選手の他に林選手、京田選手も起用されました。ただ、いずれも打撃でプラスを出せる選手ではないので戦力が一気に落ちてしまうという現状があります。

 この先、宮崎選手の出場機会が段々と減っていくことが予想されるので宮崎選手の後釜候補は追加しておきたいです。

 

 

 

外野手

今季の陣容

関根 大気(28歳)試137、率261、安126、本4、打31、得69、盗11、O642
桑原 将志(30歳)試122、率252、安108、本7、打35、得48、盗3、O674
佐野 恵太(28歳)試109、率264、安148、本13、打65、得67、O711
神里 和毅(29歳)試59、率163、安8、本0、打3、得11、盗0、O451
楠本 泰史(28歳)試41、率191、安30、本2、打21、得14、盗0、O539
大田 泰示(33歳)試39、率217、安38、本4、打15、得18、盗0、O618
蝦名 達夫(25歳)試31、率140、安6、本0、打0、得6、盗1、O392

 今シーズンは外野手も苦しみましたね。

 今シーズン、ブレイクを果たした関根選手はレギュラーで固定されチームに欠かせない戦力となりましたが、主力の桑原選手、佐野選手といったところの状態が中々上がってきませんでした。佐野選手はファーストでの起用も増えましたね。主力級の期待があるオースティン選手は今年もケガで長期離脱となりました。

 その中で、次のレギュラーを狙う選手たちも苦しみました。

 楠本選手はシーズン序盤こそ代打で存在感を発揮したものの、レギュラーとなると厳しかったです。また、大田選手はシーズン終盤に一定の活躍を見せたもののシーズン通しての活躍はなりませんでした。蝦名選手の抜擢はあったものの期待に応えることはできませんでした。上里選手も途中出場での起用が多かったですね。

 ソト選手の退団が濃厚という報道が出ており佐野選手が本格的にファーストにコンバートされる可能性があること、オースティン選手が来年も計算しづらいことを考えると追加が欲しいですが、梶原選手、勝又選手、村川選手といった若手有望株も控えているのでその選手たちに期待するという選択肢もあります。

 

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)、即戦力中継ぎ(
二遊間()、宮崎選手の後釜()、外野手(中)、捕手(小)

 補強ポイントはまず即戦力投手ですね。これだけ主力投手が抜けるのでこの投手たちが投げたイニングを埋めないといけないですよね。特に先発投手はいくらあっても足りないと思うので、最低2人は追加が欲しいです。近年は即戦力期待で獲得した投手が苦しんでいるので今回はよく考えて指名するべきだと思います。

 野手はショートを守れる選手がほしいですね。昨年指名した林選手も大学ではセカンドがメインでしたし、本職がショートの即戦力選手が指名出来れば一番いいと思います。宮崎選手の後釜も確実に確保しておきたいですね。二軍に小深田選手がいますが、今季は二軍でも苦しんでいるため対抗馬となる選手がほしいです。

 外野手も母数自体が少ないので最低1人は追加がほしいです。捕手も戸柱選手がFAとなるため追加は必要だと思いますが、母数、若手有望株ともに揃っているので育成指名でも問題ないと思います。

 

 

 

 

指名予想

投手4人(即戦力先発2人以上)
二遊間1人、サード1人、外野手1人
 
1位:即戦力先発
2位:スラッガー候補
3位:即戦力先発
4位:三塁手or外野手(2位で獲らなかった方)
5位:二遊間
6位:投手
7位:投手
 

 

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 1位では優先的に先発ができる即戦力投手を確保したいですね。さすがにあれだけの選手が抜けるとなると心もとないので1位級の選手に少しでも穴を埋めてもらいたいです。

 2位では二軍の長打力課題が出てきているので将来のコア候補を獲得したいです。苦戦が続く外野手でもいいですが、若手有望株の総数を見て宮崎選手の後釜候補のサードを守れる選手がほしいです。

 3位で先発ができる即戦力投手を指名し先発陣を少しでも厚くしておきたいです。今年は即戦力投手の豊作年なので3位でもある程度戦力になりそうな選手が残っていると思います。

 4位、5位で野手の穴であるショートと外野手を狙いたいです。即戦力であればベストですが、今年の市場を考えると残ってないかなと思います。

 6位以降でも投手を追加し投手陣を厚くしておきたいです。近年の即戦力投手として獲得した選手が軒並み苦しんでいることを考えると高卒投手中心でもいいかもしれません。

 育成では投手、野手満遍なく指名したいです。特に支配下で捕手を指名していない場合はここで確保しておきたいです。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:上田 希由翔(明治大学
2位:上田 大河(大阪商業大学
3位:高 太一(大阪商業大)
4位:星野ひので(前橋工高校)
5位:松浦 佑星(日本体育大学
6位:川船 龍星(日本通運
7位:東恩納 蒼(沖縄尚学高校)
 

 

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想は大学No1打者の上田選手にしました。順位の時と言っていることが違うじゃないかと言われそうですが、DeNAは競合を避けがちというところと宮崎選手の次がどうしても気になるということで上田選手にしています。単独指名が狙えると思います。

 1位で野手にいったので2位、3位は投手でいきたいですね。その中で2位では大商大の上田選手を選択しました。完成度の高い右の本格派です。1位指名も狙えるほどの逸材ですし、早くから先発として戦力になると思います。

 3位でこちらも大商大の高選手。さすがに大商大を連続指名はないと思いますが予想ですので多めに見て下さい。大型ながら試合を作ることができる左腕でこちらも先発として戦力になれると思います。

 4位で高卒の外野手である星野選手。身体能力が高い右打ちの外野手で需要の高いカテゴリーの選手です。守備や走塁の意識が高いことも魅力です。

 5位でショート候補として松尾選手。足の速さが最大の武器でDeNAの弱点である機動力も補える選手だと思います。

 6位で即戦力投手として大卒社会人の川船選手。同じチームにドラフト候補が多いので送り出してくれるかはわかりませんが、入団できれば戦力になってくれると思います。右のオーソドックスなタイプで完成度も高いので計算しやすい投手だと思います。

 7位でU-18日本代表にも選出された高卒の東恩納選手。身長175㎝と小柄で球速も150㎞が出るわけでもないですが、コントロールがよく完成度の高い投手です。プロに入って球速が上がれば早い段階で戦力になる可能性もあると思います。

 

 投手は完成度が高く早くから一軍の戦力となれる選手を中心に、野手は今弱いところの穴埋めを意識しました。皆さんも思い思いの指名予想をしてドラフトを楽しんでみてください。

 

 

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