2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~読売ジャイアンツ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回は原監督から阿部新体制へ読売ジャイアンツです!!

 

 

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目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

戸郷 翔征(23歳)試24、回170、防2.38、勝12、振141、K/B3.62
山﨑 伊織(25歳)試23、回149、防2.72、勝10、振106、K/B4.24
グリフィン(28歳)試20、回121、防2.75、勝6、振115、K/B3.97
メンデス(28歳)試16、回87、防2.07、勝5、振72、K/B2.18
横川 凱(23歳)試20(16)、回84.1、防3.95、勝4、振46、K/B1.92
菅野 智之(34歳)試12、回74.2、防3.36、勝4、振54、K/B3.60
赤星 優志(24歳)試12、回69、防3.39、勝5、振64、K/B4.92

 今シーズンは確実に計算できる投手がエースの戸郷選手しかおらず苦戦が予想されていましたが、若手の台頭と新戦力が合わさり終盤はかなり安定していたと思います。

 エースの戸郷選手は侍ジャパンに選出されたこともあり開幕投手こそ回避しましたが、シーズン中は長いイニングを安定して投げ続け完全にエースの投球を見せ、その投球に影響を受けるように山崎選手もシーズン通して好投を続け初の二桁勝利を達成しました。

 ここに新戦力のグリフィン選手、メンデス選手の両外国人がローテに加わりケガ離脱などはあったものの好成績を残しました。プロ初勝利を挙げた横川選手も16試合に先発し防御率3点台と一軍の戦力になりました。

 元々エースだった菅野選手もケガなどもあり全盛期までとはいかずも防御率3点台と一定の投球を見せました。シーズン終盤には赤星選手が好投を続け来季に向けては明るい材料ですね。

 

 

来季のローテ候補

当確:戸郷 翔征、山﨑 伊織
濃厚:グリフィン、メンデス、赤星 優志、菅野 智之
候補:横川 凱、井上 温大、髙橋 優貴、松井 颯、京本 眞

 エースの戸郷選手は当然ですが、山崎選手も主力投手として来季も二桁勝利を達成するようだと二枚看板を形成できますね。グリフィン選手、メンデス選手は外国人選手なので来季も巨人でプレーするかわかりませんが、残留であれば間違いなくローテに入ってくる投手です。この4人に来季に向けて期待感の高い赤星選手の5人はほぼ確定でローテに入ってくると思います。

 ただ、6人目の選考には悩みますね。本来であれば菅野選手に入って来てほしいですが、もう全盛期ではないですし体のコンディション面でも不安です。横山選手もシーズン終盤の投球を見るとローテ確約とまではいかないと思います。一軍では苦しんだものの二軍でローテを守った井上選手、高橋選手も当然候補ですし、二軍で好投を見せたところで言うと育成ルーキーながら1年目の支配下昇格を果たした松井選手、高卒2年目の育成京本選手などイキのいい若手も控えています。

 候補はいますが計算できる投手の頭数が足りないので追加はほしいです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

中川 皓太(29歳)試44、回43.1、防2.08、勝1、H18、S14、振38、K/B4.22
高梨 雄平(31歳)試55、回43、防4.19、勝2、H25、振49、K/B2.58
菊地 大稀(24歳)試50、回47.2、防3.40、勝4、H15、S1、振55、K/B3.44
船迫 大雅(27歳)試36、回30、防2.70、勝3、H11、振33、K/B4.13
大江 竜聖(24歳)試32、回22、防4.09、勝4、H10、振16、K/B1.60
大勢(24歳)試27、回26、防4.50、勝3、H4、S14、振34、K/B3.09
鈴木 康平(29歳)試33、回27.1、防6.59、勝1、H14、振26、K/B1.86
ビーディ(30歳)試30、回49.2、防3.99、勝0、H7、S1、振36、K/B1.71
田中 千晴(23歳)試30、回32.2、防5.51、勝2、H5、振41、K/B2.16
バルドナード(30歳)試21、回21.1、防1.69、勝2、H9、振21、K/B2.10
今村 信貴(29歳)試24、回26、防3.81、勝0、H2、振13、K/B1.54
三上 朋也(34歳)試22、回15.2、防4.60、勝0、H7、振9、K/B1.13
直江 大輔(23歳)試16、回14、防3.86、勝0、H6、振11、K/B1.22

 今シーズンも中継ぎ陣は苦しみましたね。

 昨年新人王の絶対的守護神である大勢選手が不振で守護神としては中々厳しく、二軍落ちも経験しました。実績のある鍵谷選手、畠選手、平内選手、今村選手といったところも調子が上がらなかったりケガがあったりと中々戦力になることができませんでした。

 その中で、シーズン中にケガから復帰した中川選手が復帰早々フル回転の活躍を見せ空いた守護神の穴も埋めました。さらに2年目の菊池選手も良さを見せ50試合に登板しました。高梨選手も苦しんだものの50試合以上に登板し、ルーキーの船迫選手も中盤から一軍に上がってきてフル回転の活躍を見せました。シーズン序盤では高卒5年目の直江選手やルーキーの田中選手が勝ちパを務めましたね。ただ、この2人も長くは続かず、ワンポイント的に活躍のある大江選手も苦しみました。

 新戦力では先発で苦しんだビーディ選手が中継ぎに配置転換されビハインド的に貢献し、シーズン途中に加入したバルドナード選手も粗さはありますが接戦時にも登板しました。DeNAから加入した三上選手もビハインド的に貢献し、オリックスからトレードで加入した鈴木選手は期待が大きくいい場面での登板も多かったです。

 ただ、シーズン通して活躍出来たのは高梨選手、菊地選手くらいだと思うので計算はしづらいです。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:大勢、中川 皓太、菊地 大稀
接戦時:高梨 雄平、船迫 大雅、バルドナード、大江 竜聖
ビハインド:鈴木 康平、田中 千晴、今村 信貴
候補:直江 大輔、代木 大和、鍬原 拓也、小沼 健太

 来季はかなり不透明ですね。
 大勢選手の復活はめちゃくちゃ大事なので最初は守護神として起用されると思いますが、厳しければすぐに中川選手に変わると思います。今季ブレイクした菊地選手を加えてこの3人で勝パを担うと思います。高梨選手は出来れば接戦時で起用したい選手ですよね。
 ただ、勝パを任せられる選手はこの4人くらいしかいません。残留濃厚とされているバルドナード選手は接戦時でも対応出来ますが勝パとなると少し安定感に欠ける印象です。船迫選手も色々な場面で起用出来る選手ですので、勝パに固定せず柔軟な起用をしていきたい選手です。畠選手、平内選手など勝パ経験者の復調や直江選手、田中選手など新戦力の台頭が鍵になってくると思います。
 個人的には2人以上追加が欲しいと思っています。

 

 

 

センター

今季の陣容

ブリンソン(29歳)試82、率248、安70、本11、打35、得25、盗1、O694
丸 佳浩(34歳)試111、率244、安94、本18、打47、得43、盗2、O729
重信 慎之介(30歳)試49、率157、安8、本0、打1、得16、盗10、O389
オコエ 瑠偉(26歳)試36、率235、安28、本2、打6、得11、盗1、O622

 巨人は野手陣がかなり強力なのでこれといった穴はありませんが、強いて言えばセンターを守れる選手が少ないと思います。

 今季は丸選手が体の負担も考えライトにメインを移したことによりセンターが空いていました。

 その中で新加入のブリンソン選手がパンチ力のある打撃や広い守備範囲で一定の貢献を見せたものの、走塁でのポカが多く残留となるかは微妙です。現役ドラフトで加入したオコエ選手も開幕スタメンを勝ち取りましたが、長続きはしませんでした。

 守備固め的に重信選手、松原選手もいますが、レギュラーで固定となると厳しいかなと思います。若手有望株の岡田選手、萩尾選手、浅野選手といったところも控えていますが、守備面がやや不安材料です。

 ブリンソン選手が退団となると1からレギュラーを探さないといけないので追加は欲しいです。

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発()、即戦力中継ぎ(超高
捕手()、センターを守れる外野手(中)、二遊間(中)

 補強ポイントはまず即戦力投手ですね。特に大勢選手が計算できず、鍵谷選手、三上選手、田中豊選手、堀岡選手が放出されることで薄くなる中継ぎの補強は必須です。先発も頭数という面を考えると1人くらい追加があってもいいと思います。

 また、野手はセンターを守れる外野手がほしいです。出来れば即戦力がいいですが、既存の選手に期待するなら高卒でもいいと思います。

 二遊間も坂本選手がサードに本格的にコンバートするとなるとショートには門脇選手が入ると思いますが、バックアップという面ではやや手薄になるので追加があってもいいと思います。

 捕手も緊急性はありませんが、支配下の捕手が5人と12球団最少なので将来の正捕手候補の追加はほしいです。

 

 

 

指名予想

投手5人(即戦力2人以上)
捕手1人、センター1人
 
1位:即戦力投手
2位:即戦力投手
3位:外野手(センター)
4位:捕手
5位:投手
6位:投手
7位:投手
 

 

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 1位は即戦力投手に行きたいです。特に先発ができる選手がいいと思います。来季も野手は揃っていることを考えるとここがハマれば優勝を狙っていけるかもしれません。 

 2位でも残っている中で一番評価の高い選手にいくのがいいと思います。昨年、1位、2位を野手に使っているので今年は投手中心が理想だと思います。

 3位では今年ドラフト市場に少ない外野手を残っている内に確保しておきたいです。出来れば即戦力がいいですが、既存の選手に期待をかけるなら高卒の選手でもいいと思います。

 4位でこちらも市場に少ない捕手、チームに年齢分布的に高卒が理想です。

 これ以降で投手を中心に指名し層を厚くしていきたいです。二遊間の指名は今年のドラフト市場と既存の戦力への期待を考慮に入れて今回は見送りました。

 育成ではいつも通りポテンシャルの高い選手を多く指名すると思いますが、育成1位では昨年の松井選手のように支配下指名に漏れたもののそれと同等レベルの実力を持つ選手が残っている可能性があるので大卒、高卒関係なく狙いたいです。

 

 

個人的理想の指名

1位予想:常広羽也斗(青山学院大学
2位:古謝樹(桐蔭横浜大学
3位:武田陸玖(山形中央高校
4位:鈴木叶(常葉大菊川高校)
5位:後藤凌寿(東北福祉大学
6位:尾崎完太(法政大学)
7位:篠崎国忠(修徳高校

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想は大卒投手の中でもトップクラスの評価を受ける常広選手です。今シーズンの序盤、先発のやりくりに苦労したことを考えるとやはり先発として一定以上の計算が立つ常広選手を競合覚悟でも確保したいです。もし外れてしまったも同じ青学の下村選手など完成度の高い投手に狙いを絞りたいです。

 2位で正直残っている可能性の方が低いと思いますが先発候補として古謝選手にしました。あそこまで馬力のある左投手を稀で、大舞台での強さも魅力ですね。例年であれば間違いなく1位指名だと思われる逸材です。

 3位で投手と外野手の二刀流である武田選手。本来ならば山梨学院大学の宮崎選手を狙いたいですが、その前にDeNAに獲られそうな匂いがプンプンしているので武田選手予想です。プロでも二刀流を継続出来るかはわかりませんが打撃センスの高さは今年の高校生の中でトップクラスです。

 4位は将来の正捕手候補として高卒の鈴木選手。打撃に期待出来る捕手で大城選手の後釜を山瀬選手などと競いながら狙って欲しいです。

 5位に即戦力の期待を込めて後藤選手。今年の秋のリーグ戦で29回無失点という圧巻の成績を残し一気に評価が上がってきた印象です。リリーフであれば早くから一軍の戦力になれる選手だと思います。

 6位でこちらも即戦力期待の尾崎選手。大学でも早くから活躍していた完成度の高い左腕です。思うように評価が上がっていませんが、下級生の頃は上位候補とも言われていたのでポテンシャルは高いと思います。

 7位で地元の高校出身の篠崎選手。身長190cmと大柄ながら指先の感覚が良く将来性の高い投手です。戸郷選手にように下位指名からでもエースを狙える素質はあると思います。

 

 上位で即戦力投手を抑え、中位で空いている野手の穴埋め、下位でさらに投手を指名し層を厚くしていく方針にしました。皆さんも思い思いのドラフト予想を楽しんでください。

 

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