何はともあれ野球推しです。
今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。
前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう！！！
今回は猛牛打線復活なるか！？埼玉西武ライオンズです！！
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目次
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弱点
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補強ポイント
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指名予想
弱点
先発
今年の先発投手陣
髙橋 光成（26歳）試23、回155、防2.21、勝10、振120、K/B2.55
平良 海馬（23歳）試23、回150、防2.40、勝11、振153、K/B2.78
隅田 知一郎（24歳）試22、回131、防3.44、勝9、振128、K/B3.12
今井 達也（25歳）試19、回133、防2.30、勝10、振130、K/B2.13
松本 航（26歳）試20、回116.2、防3.47、勝6、振89、K/B1.85
與座 海人（28歳）試16、回83、防3.69、勝2、振39、K/B1.86
エンス（32歳）試12、回54、防5.17、勝0、振30、K/B1.30
今シーズンはエースの高橋選手と今シーズンから先発に転向した平良選手、ケガで開幕は出遅れたものの復帰してからは好投を見せた今井選手の3人が二桁勝利を達成しました。3人とも防御率が2点台前半で長いイニングを安定して投げることができるため他球団と比べても屈指の3枚看板だと思います。
この3人に続くのが今季2年目の隅田選手で9勝を挙げ先発ローテとして定着しました。主力格の松本選手も20試合に先発し6勝を挙げました。昨年10勝を挙げた與座選手は勝ち星こそ伸びなかったものの16試合に先発し防御率3点台と一定の安定感がありました。
昨年10勝を挙げ柱として期待されたエンス選手が苦しんだものの前述の6人がほぼ固定でローテを回すことが出来たので万石の先発陣を作っていました。
来季のローテ候補
当確：髙橋 光成、平良 海馬、今井 達也
濃厚：隅田 知一郎、松本 航、與座 海人
候補：宮川 哲、浜屋 将太、羽田 慎之介、渡邉 勇太朗、菅井 信也
来季の先発陣も強力ですね。
今オフのメジャー挑戦は無いとされている高橋選手に今井選手、平良選手とエース級の選手が3枚いることが強みです。今季中継ぎ陣が崩れかけた時も投手陣全体で崩れなかったのはこの3選手の貢献が大きかったと思います。
ここに隅田選手、松本選手、與座選手とある程度計算出来る選手が3人いてすぐに6枠が埋まってしまうんですよね。今シーズンと同じくこの6人で回せればかなり強力です。
ただ、エンス選手が退団予定ということもありこの6人の誰かがケガや不振などがあると一気に手薄になってしまう印象です。二軍でローテとして回っている宮川選手、浜屋選手の穴埋めや渡邉選手、羽田選手といった若手有望株の台頭に期待したいです。特に渡邉選手、羽田選手の2人は要注目です。
中継ぎ
今季の中継ぎ陣
増田 達至（35歳）試40、回38、防5.45、勝4、H10、S19、振27、K/B3.86
平井 克典（31歳）試54、回53、防2.55、勝4、H32、振29、K/B1.32
佐藤 隼輔（23歳）試47、回39.2、防2.50、勝1、H19、振27、K/B2.69
青山 美夏人（23歳）試39、回45.2、防2.96、勝0、H1、S3、振34、K/B1.48
ティノコ（28歳）試38、回35、防2.83、勝0、H8、振29、K/B1.45
森脇 亮介（31歳）試31、回27.2、防1.95、勝2、H14、S3、振26、K/B1.73
ボー・タカハシ（26歳）試28、回36、防3.00、勝0、H0、振27、K/B1.42
田村 伊知郎（29歳）試24、回23.2、防1.52、勝2、H8、S1、振20、K/B2.50
本田 圭佑（30歳）試25、回34.2、防1.56、勝0、H2、振29、K/B1.93
水上 由伸（25歳）試23、回17、防2.12、勝0、H5、S1、振13、K/B0.93
佐々木 健（27歳）試21、回20.2、防0.87、勝0、H4、振13、K/B1.63
クリスキー（29歳）試14、回14、防1.93、勝0、H2、S7、振13、K/B1.42
豆田 泰志（23歳）試16、回15.1、防0.59、勝0、H6、S1、振12、K/B1.71
中継ぎ陣はかなり苦しんだ印象です。
守護神として計算したかった増田選手が守護神としては安定感に欠け絶対的な存在とはなりませんでした。また、勝ちパとして活躍していた森脇選手が病気の影響で長期離脱を余儀なくされ、昨年最多ホールドの水上選手もケガの影響で前半はリハビリに専念していました。前半戦対左で秘密兵器となっていた佐々木選手もトミージョン手術での長期離脱が発表されました。平良選手が先発転向となり不安視されていた中これだけの計算外が出るとチーム的にはかなり難しかったと思います。
ただ、穴を埋める選手が徐々に台頭してきました。実績のある平井選手が中継ぎに専念しチーム最多登板とフル回転しました。勝ちパだけでなく色々な場面での活躍が光りましたね。プロ2年目の佐藤選手も中継ぎ転向を機にブレイク。調子を落とした時期はあったものの勝ちパを中心にチーム2番目の47試合に登板しました。
新加入のティノコ選手もランナーを出しながらも要所を締め大崩れはせず一定の貢献がありました。ルーキーながら開幕では守護神に抜擢されるなど期待値の高かった青山選手もその後ビハインドの場面を中心に登板を重ね、外国人のボー選手もロングリリーフなどで存在感を示しました。谷間の先発など便利屋的起用の多かった本田選手も防御率1点台と期待に応えました。
二軍で無双級の投球を見せていた田村選手が一軍でも好投を見せ接戦時を任されるように成長し、育成から支配下に昇格した豆田選手も数試合ですが勝ちパでも登板し貴重な経験をしました。さらに新加入のクリスキー選手が好投を見せ守護神としての目途まで立っています。終盤には水上選手も復帰し来季に向けて形は見えてきたと思います。
来季の中継ぎ陣
勝ちパ：クリスキー、佐藤 隼輔、平井 克典
接戦時：増田 達至、田村 伊知郎、水上 由伸、豆田 泰志
ビハインド：青山 美夏人、ボー・タカハシ、本田 圭佑
候補：大曲 錬、齊藤 大将、粟津 凱士
来季の中継ぎ陣は森脇選手、佐々木選手は長期離脱が予想されるので入れないでまとめました。
順当にいけばクリスキー選手は残留濃厚なので守護神として期待したいです。さらに今季の中継ぎ陣を支えた佐藤選手、平井選手の2人に勝パを担って欲しいです。ただ、平井選手はFAでの流出も考えないといけないです。その場合は増田選手や水上選手が入っていけると思います。
接戦時には先に挙げた2人以外に終盤に良さを見せられた田村選手、豆田選手が候補に入ってくると思います。ティノコ選手は去就が不透明なので外しています。
ビハインドにも本田選手、青山選手、ボー選手とある程度計算出来る選手を残しているのが西武の強みですね。
また、二軍で好成績を残している大曲選手や育成の齋藤選手、粟津選手の支配下昇格もあるかもしれません。
ただ、計算しづらい部分が多いので追加はほしいです。特に佐々木選手のトミージョン手術、公文選手の引退でかなり手薄となった左投手は最優先にしたいです。
捕手
今季の陣容
古賀 悠斗（24歳）試98、率218、安52、本2、打20、得12、盗1、O596
柘植 世那（26歳）試59、率184、安23、本0、打13、得5、盗0、O430
古市 尊（21歳）試26、率167、安8、本0、打0、得2、盗0、O375
今季から正捕手だった森選手がオリックスへ移籍したことにより正捕手が不在となっていましたが、今シーズンでレギュラーを固定するまでには至りませんでした。
最も多く起用されたのはプロ2年目の古賀選手で武器である強肩だけでなく打撃面でも成長を見せました。ただ、正捕手となるとまだまだ力不足ですね。今季正捕手獲りが期待された柘植選手はケガでの離脱もあり復帰後は打撃の調子が戻らず苦しみました。
今シーズンの途中に支配下昇格を果たした古市選手も一軍で出場機会を得ることが出来ました。
来季から岡田選手の復帰が見込めるとは言え、全体的にマイナスが大きいため追加はほしいです。
外野手
一軍の外野手
愛斗（26歳）試70、率216、安55、本4、打15、得19、盗2、O563
鈴木 将平（25歳）試62、率246、安56、本0、打14、得18、盗9、O585
蛭間 拓哉（23歳）試56、率232、安46、本2、打20、得179、盗0、O573
岸 潤一郎（26歳）試55、率211、安34、本3、打10、得15、盗2、O567
ペイトン（31歳）試55、率215、安44、本5、打22、得18、盗1、O593
長谷川 信哉 （21歳）試55、率222、安37、本2、打12、得16、盗2、O620
金子 侑司（33歳）試41、率179、安15、本0、打2、得6、盗1、O448
西川 愛也（24歳）試35、率222、安18、本1、打5、得8、盗3、O547
若林 楽人（25歳）試27、率244、安21、本1、打7、得7、盗4、O617
西武の外野手は近年ずっと課題ですよね。今シーズン、一軍で外野手として出場した選手をもとめましたが、50試合以上出場している中でOPS6を超えている選手が長谷川選手のみとかなり苦しんでいます。長谷川選手もOPS620と決して高いわけではないですね。期待された愛斗選手、鈴木選手といったところが伸び悩んでおり、新加入のペイトン選手も突出した成績は残せませんでした。
本来ならば追加はほしいですが、昨年も1位、2位で外野手を指名しているので今年も指名するとしたら下位だと思います。
補強ポイント
※（）内優先度
即戦力先発（中）、即戦力中継ぎ（高）、左投手（超高）、将来のエース候補（中）
捕手（高）、外野手（中）、スラッガー（小）
補強ポイントはまず即戦力投手ですね。特に平井選手がFA流出の可能性があり、森脇選手、佐々木選手が計算できない中継ぎ投手は追加しておきたいです。公文選手の引退もあり左投手はかなり手薄になっているので左投手を中心に狙いたいです。また、来季から三軍制を採用するということで支配下だけでなく育成でも多くの投手を狙ってくると思います。高橋選手、平良選手のメジャー挑戦も予想されるのでこの辺りで将来のエース候補を狙ってもいいと思います。
野手はとにかく捕手と外野手が課題です。大学No1捕手である進藤選手が指名できるなら狙いたいです。また、二軍から一軍へ野手の供給が多く二軍の野手に空きを残しているので将来の主軸候補を狙っていってもいいと思います。特に西武の十八番であるスラッガータイプの育成に当てれればいいかなと思います。
指名予想
投手4人（即戦力1人以上）
捕手1人、外野手1人、スラッガー1人
1位：将来のエース候補
2位：捕手
3位：投手or外野手orスラッガー
4位：外野手orスラッガーor投手
5位：外野手or投手orスラッガー
6位：投手
7位：投手
補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。
1位は高橋選手、平良選手のメジャー流出に備え今の内から将来のエース候補を確保しておきたいです。大卒投手に候補が多いですが必ずしも大卒にこだわらなくてもいいと思います。
2位で進藤選手が残っていればいいですが、残っていなくても残っている中で一番評価の高い捕手を指名したいです。
3位で西武の3位指名の野手は大成するというジンクスにあやかって野手指名でもいいですが、昨年1位～3位で野手を指名していることを考えると今年は投手を中心に指名したいです。
4位以降でスラッガーと外野手、投手を指名していきたいです。下位で即戦力中継ぎ投手を確保できればベストだと思います。
育成でも三軍制を採用するということで投手を中心に色々なポジションを守りやすい二遊間の選手を優先的に指名したいです。
個人的理想の指名
1位予想：前田悠伍（大阪桐蔭高校）
2位：進藤 勇也（上武大学）
3位：坂井 陽翔（滝川二高校）
4位：佐倉 俠史朗（九州国際大付高校）
5位：平元 銀次郎（日本通運）
6位：谷脇弘起（立命館大学）
7位：三井 健右（大阪ガス）
個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。
1位の予想は高校生No1投手である前田選手を挙げました。あまりない予想だと思いますが、投手陣はある程度余裕があるので弱点である左投手の将来のエース候補として狙ってもいいと思います。もし競合になって外してしまったら大学生No1捕手の進藤選手に行きたいです。
2位で残っていてほしい大学No1捕手の進藤選手。守備力はすでに一軍で戦力になれるレベルだと思いますし、打撃でも長打力が期待できる選手です。中日が狙っているとも言われていますが、残っていればいの一番にほしい選手です。
3位で将来のエース候補として坂井選手。高校生でもトップクラスの評価を受けることも多い右腕で身長186cmながら完成度が高く、まだ細身なので将来性も期待できると思います。
4位は将来のスラッガー候補として高卒の佐倉選手。ファーストがメインの選手ですが西武にいた森選手に似た打撃フォームで柔らかい打撃をするのが特徴です。身長183cmと大柄ながらコンタクト能力も高いと思います。
5位で即戦力期待の平元選手。サイド気味の独特な角度からキレのあるストレートを投げ込むことができる左投手です。西武の課題である左の中継ぎとして活躍できると思います。
6位でこちらも中継ぎとして谷脇選手。特に変化球がいい選手で短いイニングであれば早くから戦力になると思います。身長185cmと伸びしろも期待できる選手です。
7位でこちらも社会人から三井選手。身長187cmと大柄なパワーが持ち味の外野手です。今年で25歳とオールドルーキーとなりますが、プロを目指していた選手ですし一軍で戦力なれれば面白いと思います。
上位で捕手を確保しながら他球団が即戦力投手に目を向けている隙に将来の主軸候補を指名し、下位で即戦力で活躍できそうな選手をピンポイントで指名しました。おそらくこのような予想を立てている人は少ないと思いますが、最近の苦戦を考えるとロマン寄りの指名でチームの底上げを目指してもいいと思います。皆さんも思い思いの予想をしてドラフトを楽しんでみてください。
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