2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~北海道日本ハムファイターズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回は新庄監督3年目で逆襲なるか!?北海道日本ハムファイターズです!!

 

 

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目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

加藤 貴之(31歳)試24、回163.1、防2.87、勝7、振83、K/B5.19
上沢 直之(29歳)試24、回170、防2.96、勝9、振124、K/B3.02
伊藤 大海(26歳)試24、回153.1、防3.46、勝7、振134、K/B3.27
上原 健太(29歳)試19、回101.1、防2.75、勝4、振74、K/B3.36
鈴木 健矢(25歳)試24(12)、回63、防2.63、勝6、振23、K/B1.10
北山 亘基(24歳)試14(11)、回66、防3.41、勝6、振58、K/B1.71
ポンセ(29歳)試10、回51.2、防3.66、勝4、振43、K/B2.53

 昨年の日本ハムの先発陣は強力でしたが今年は3本柱の加藤選手、上沢選手、伊藤選手が少し成績を落としました。

 加藤選手は昨年が少し出来過ぎ感はありましたが、今年は成績を下げながらも163回を投げ防御率2点台と安定していました。上沢選手もチームNo1の170回を投げ防御率2点台の落ち着かせました。この2人の安定感は素晴らしいですね。伊藤選手も侍ジャパンに選出され調整が難しかったと思いますが、153回を投げ1年間ローテを守りました。この3人全員が二桁勝利を達成出来なかったのが今年のチームの苦しさを物語っていると思います。

 ただ、新戦力の台頭が多く層は厚くなったと思います。

 昨年から開花の兆しを見せていた上原選手が100回以上を投げ防御率2点台と完全に一軍の戦力として成長し、2年目の北山選手もケガで長期離脱こそあったものの交流戦前後で良さを見せ6勝を挙げました。今年からアンダースローに転向した鈴木選手も中4日で先発を任されるなど一時期先発の柱としてフル回転し6勝を挙げました。

 ケガで前半戦いなかったポンセ選手も終盤に復帰し一軍の戦力となりました。

 他にもドラ2ルーキーの金村選手や若手有望株の根本選手も良さを見せており、今年で先発の頭数が増えたので来季に向けて期待できると思います。

 

 

来季のローテ候補

当確:上沢 直之、伊藤 大海
濃厚:加藤 貴之、上原 健太、北山 亘基、ポンセ
候補:鈴木 健矢、金村 尚真、根本 悠楓、田中 瑛斗、松岡 洸希

 来季は先発陣は3本柱のうち残留が確定しているのは伊藤選手だけですね。加藤選手はFA流出の可能性、上沢選手はポスティングでのメジャー挑戦を目指すようです。ただ、上沢選手は球団側からの許可を取るのに難航しており残留の可能性が高いと思います。

 もしも加藤選手が移籍してしまっても候補はいると思います。今季ローテとして回った上原選手と一時期一軍ローテの中心となっていた北山選手、鈴木選手、外国人選手ですので残留するかはわかりませんがポンセ選手もいれば戦力になると思います。

 若手有望株では金村選手、根本選手は一軍ローテに定着できる能力を持っていると思いますし、二軍でローテを守っている田中瑛選手、松岡選手が候補だと思います。

 ただ、全体的に計算できるところは少ないので追加が欲しいところです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

田中 正義(29歳)試47、回46.1、防3.50、勝2、H10、S25、振46、K/B3.54
池田 隆英(29歳)試51、回50.1、防2.86、勝1、H26、振45、K/B3.75
河野 竜生(25歳)試50、回42.1、防1.70、勝1、H21、振35、K/B3.89
玉井 大翔(31歳)試50、回37.2、防2.63、勝0、H10、S2、振21、K/B3.00
ロドリゲス(32歳)試37、回35.1、防5.09、勝1、H13、振20、K/B1.00
宮西 尚生(38歳)試31、回23.1、防2.66、勝1、H14、S1、振24、K/B2.40
福田 俊(26歳)試29、回26.1、防0.00、勝1、H4、振19、K/B1.90
山本 拓実(23歳)試26、回24、防1.50、勝0、H3、振19、K/B3.17
杉浦 稔大(31歳)試24、回22.2、防2.74、勝0、H0、振22、K/B2.20

 中継ぎ陣は昨年の壊滅状態から少し整備されたと思います。

 今季から守護神として覚醒した田中選手が筆頭のブレイク選手ですね。今季はケガなく1年過ごし守護神として責務を全うしました。笑顔も増えこの地位にやりがいを感じているようですね。さらに、8回の男として池田選手が定着し防御率2点台と安定していました。河野選手も中継ぎとして覚醒し接戦時に安心して起用できる選手となりました。改めて中継ぎ適正を見せましたね。

 また、色々な場面で起用された玉井選手も防御率2点台とジョーカー的にチームとして欠かせない戦力でした。前半戦はワンポイント的に宮西選手が経験を活かし好投を見せ、宮西選手の調子が落ちると入れ替わりで上がってきた福田選手が良さを見せまさかの防御率0.00でフィニッシュしました。

 接戦時で起用したかったロドリゲス選手、杉浦選手、堀選手、石川選手が不振に苦しみましたが、新戦力の台頭があったので希望は出てきたと思います。ただ、苦しんだロドリゲス選手を下に落とせないほど層の薄さに苦しんだ印象です。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:田中 正義、池田 隆英、河野 竜生
接戦時:玉井 大翔、福田 俊、宮西 尚生、マーベル
ビハインド:杉浦 稔大、山本 拓実
候補:堀 瑞輝、石川 直也、吉田 輝星、長谷川 威展、宮内 春輝、柿木 蓮

 来季は今季良かった選手を中心に実績組の復活を期待する感じになると思います。

 勝ちパは今季同様、田中選手、池田選手、河野選手に任せるのがベストですね。今季の経験も活かして上積みを期待したいです。

 接戦時にはジョーカーの玉井選手、ワンポイント的に福田選手、宮西選手、さらに今季シーズン途中に加入したマーベル選手も数試合ですが良さを見せ場合によっては勝ちパを担えると思います。

 ビハインドでは今季からトレードで加入した山本選手や実績組の杉浦選手が担えると思いますが、本来ならば接戦時を任せたい選手です。

 その他にも実績のある堀選手、石川選手の復活には期待したいですし、若手有望株では一時期中継ぎの戦力となっていた吉田選手、ルーキーの宮内選手、長谷川選手も経験を積めたと思います。育成では二軍で好投を続けている柿木選手も候補だと思います。

 計算できる選手がかなり少ないので追加は必須です。

 

 

 

二遊間

セカンド

加藤 豪将(28歳)試33、率210、安42、本6、打16、得18、盗3、O614
石井 一成 (29歳)試29、率169、安14、本0、打4、得8、盗3、O542
上川畑 大悟(26歳)試26、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
谷内 亮太(32歳)試24、率197、安15、本0、打5、得6、盗0、O471
奈良間 大己(23歳)試21、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650
水野 達稀(23歳)試21、率161、安9、本0、打6、得1、盗1、O481
細川 凌平(21歳)試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581

ショート

上川畑 大悟(26歳)試81、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
奈良間 大己(23歳)試44、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650

 今季は二遊間のレギュラーを固定することが出来ませんでした。

 特にセカンドは深刻で計7人の選手が20試合以上に出場しましたが、40試合以上に出場した選手はいませんでした。

 ショートもレギュラーの座を確固たるものにして欲しかった上川畑選手が不振でレギュラー奪りとはいきませんでした。ルーキーの奈良間選手の台頭は大きいので2人で切磋琢磨してショートのレベルを引き上げ欲しいです。

 全体的に母数は多いですが戦力となっている選手が少ないので追加はあってもいいと思います。

 

 

 

センター

江越 大賀(30歳)試80、率180、安27、本5、打13、得17、盗9、O577
五十幡 亮汰(24歳)試63、率227、安44、本0、打6、得23、盗17、O521
矢澤 宏太(23歳)試32、率177、安17、本1、打4、得13、盗2、O495
細川 凌平(21歳)試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581

 今季の外野陣はレフトは松本選手、ライトは万波選手がメインで固定されていましたがセンターの人選に苦しみました。

 ポテンシャル的にもレギュラーとなることが期待されている五十嵐選手は今年もケガで長期離脱がありシーズン通して一軍に帯同することができませんでした。守備、走塁面での貢献が大きい江越選手も多く起用されましたが、パンチ力はあるものの打撃で苦戦しました。

 その他にも二刀流に挑戦中の矢澤選手や内野手がメインの細川選手、ケガで今季の出場はありませんでしたが昨年メインで出場していた浅間選手も控えています。

 ただ、全体的にセンターを守れる選手が少ないので追加は必要です。

 

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(中)、即戦力中継ぎ(超高
二遊間()、外野手()、捕手(小)

 補強ポイントはまずは投手ですね。

 先発の頭数は揃ってきましたが、加藤選手のFA流出の可能性もあり補充しておきたいところです。また、中継ぎは実績組に頼らないのであれば追加が必須なところで2人穫れれば上出来だと思います。

 野手は前述の通り二遊間と外野手です。ただ、今年のドラフト市場はここの候補選手が少なく優先的に指名する意思がなければ来年に回してもいいと思います。捕手も弱点ですが、現在の支配下捕手は8人と他ポジションも守る選手が多いとは言え母数が埋まっているので、もし追加があるようなら誰かが放出される可能性が高いと思います。

 

 

 

指名予想

投手5人(即戦力2人以上)
二遊間1人、センター1人
 
1位:即戦力投手
2位:即戦力投手
3位:二遊間
4位:投手
5位:外野手
6位:捕手
7位:投手

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 日本ハムの1位はその年のNo1選手を指名する方針ですが、今年は候補が多く選考に苦労すると思います。

 1位は今季豊作の即戦力投手を指名すると思います。先発出来る選手が複数人いますし、このドラフトでNo1評価を受けるのに最も近いのは大卒投手の可能性が高いと思いますがどうでしょう。

 2位はもう一度即戦力投手で層を厚くしたいです。来季は新庄監督3年目で結果が欲しいところなので即戦力重視になるかなと読んでいます。

 3位は市場に少ない二遊間に選手を早めに指名し、4位、5位のどちらかで外野手と投手を指名したいです。二遊間に比べて外野手の方が緊急性が低いと考えて下位で指名することにしています。

 6位、7位で投手を厚くしておきたいです。二遊間の候補は多い方がいいと思うのでここでも枠を割いていいと思います。

 地元枠の選手を5人ほどリストアップしているという情報も出ているので下位で残っていれば狙う可能性もあると思います。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:細野晴希(東洋大学
2位:木村優人(霞ヶ浦高校
3位:辻本倫太郎(仙台大学
4位:木村仁(九州共立大学
5位:福島圭音(白鴎大学
6位:仁田陽翔(仙台育英高校
7位:帯川瑠生(北海学園大学

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想はポテンシャルの高さはトップクラスの細野選手にしました。日本ハムは将来性の高い選手を優先的に指名する印象があったので現時点での完成度よりもそちらを取りました。左投手で158kmを投げられる選手は中々いないと思いますし、日本を代表する選手になる素質はあると思います。

 2位は回ってくるのが早いということでこちらも将来性の高い木村選手にしました。1位級の評価を受けることもあるなど素材の良さは一級品だと思います。

 3位で二遊間の即戦力系ということで辻󠄀本選手。身長167cmと小柄ながらスピード感あふれるプレーが魅力で、セカンドのレギュラーまで一気に駆け上がる素質はあると思います。出身が北海道ということで地元枠という意味もあります。

 4位で大学日本代表にも選出された木村選手。決め球としてフォークを持っておりストレートの球威も申し分ないため中継ぎとして早くから戦力になれる選手だと思います。

 5位でセンター候補として福島選手。俊足を武器に走攻守3拍子揃ったタイプの外野手です。センターのレギュラー争いに割って入って欲しいです。

 6位で高卒左腕の仁田選手。左投手で馬力のあるタイプで化けると物凄いことになると思います。国体で評価を上げておりこの順位で指名出来ればラッキーです。

 7位で地元枠として大卒左腕の帯川選手。左腕でコントロールもいいため一定の評価はある選手だと思います。十分に一軍の戦力となれる選手です。

 

 投手を中心に野手は弱点を埋める方針にしました。新庄監督3年目ということで即戦力重視の指名になる可能性も十分にあると思いますね。皆さんも思い思いの指名予想をしてドラフトを楽しんでみてください。

 

 

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