何はともあれ野球推しです。
今回は各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。
私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。
皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。
ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。
今回はリーグ3連覇を達成したオリックスバファローズの投手です。
順番は背番号順です。
成績の略称
試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)
これまでに掲載した各球団の年俸評価はこちらに載せております。
各選手の年俸評価2023 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)
エスピノーザ(26歳)年俸:4500万 来日1年目
2023年:なし
通算:上記に同じ
今年から加入したエスピノーザ選手はメジャーでの実績がなく2Aで活躍していた選手なので外国人にしては年俸が低いですね。ただ、今年の開幕ローテを掴んでいますし活躍次第では大幅アップを勝ち取るポテンシャルを持っていると思います。
山下 舜平大(21歳)年俸:4000万 3300万アップ プロ4年目
2023年:試16、回95、防1.61、勝9、振101
通算:上記同じ
山下選手は昨年まで一軍登板がなかったものの昨年はいきなり開幕投手の大役を務め勢いそのまま95回を投げ防御率1.61と素晴らしい成績を残し新人王を獲得しました。シーズン終盤のケガがなければ二桁勝利は間違いなかったと思います。リーグ3連覇に大きく貢献した選手ですし大幅アップも納得です。
東 晃平(24歳)年俸:2400万 1600万アップ プロ7年目
2023年:試10、回52.1、防2.06、勝6、振40
通算:試14、回65.1、防2.62、勝7、振47
東選手は2年前に宇田川選手と同じタイミングで支配下昇格を果たした元育成の選手です。昨年はシーズン後半から先発の一角を担い無傷の6連勝を挙げるなど一軍の戦力となりました。主力格の田嶋選手や山下選手もケガ離脱があったので東選手の存在は大きかったです。ポストシーズンでの登板もありましたし、首脳陣からの信頼を勝ち取ったと思います。3倍となる大幅アップですが納得の数字です。
宮城 大弥(22歳)年俸:1億6000万 8000万アップ プロ5年目
2023年:試22、回146.2、防2.27、勝10、振122
通算:試73、回464.2、防2.71、勝35、振405
宮城選手はオリックスの若きエースです。今シーズンは開幕前に侍ジャパンとしてWBCを戦うなど調整も難しかったと思いますが、防御率など複数の指標でキャリアハイをマークし3年連続となる二桁勝利を達成しました。年俸は思ったよりも上がりましたが山本選手がいなくなる今年はエースとして期待されていると思いますし妥当な金額だと思います。
宇田川 優希(25歳)年俸:4800万 3100万アップ プロ4年目
2023年:試46、回45.2、防1.77、勝4、H24、S2、振52
通算:試65、回68、防1.46、勝6、H29、S2、振84
宇田川選手は2年前に支配下昇格を果たし、そのまま一軍で中継ぎエースとして大ブレイクした選手です。今年は開幕前にWBC戦士として戦った影響もあったのか序盤は苦しみ二軍落ちも経験しましたが、一軍に戻ってきてからは流石の投球を見せ中継ぎの中心として支えました。年俸も大幅アップとなりましたが納得の貢献度です。
椋木 蓮(24歳)年俸:1400万 200万ダウン プロ3年目
2023年:なし
通算:試4、回17.2、防1.02、勝2、振21
椋木選手は2年前ルーキーの年に9回2死までノーヒットに抑えるなど将来のエース候補として期待されるポテンシャルを持つ選手です。ただ、昨年はトミージョン手術を受けた影響で1年の大半をリハビリに費やしたため一軍での登板はありませんでした。ダウン評価になってしまうのも仕方ないと思います。今年は一軍での登板があると思うのでアップになると思います。
平野 佳寿(40歳)年俸:2億2000万 2年契約の2年目 プロ16年目
2023年:試42、回40、防1.13、勝3、H8、S29、振24
通算:試686、回1104.2、防2.93、勝55、H192、S243、振989
平野選手は長年中継ぎ陣の中心として活躍しメジャー挑戦も経験したレジェンド選手です。2年前のオフに39歳という年齢ながら2年総額4億4000万の大型契約を結んだことからチームへの貢献度と期待が伺えると思います。昨年もランナーを出しながらも要所を締め防御率1.13、29セーブと守護神としての責務を全うしました。今年も同様の活躍を期待したいです。
曽谷 龍平(23歳)年俸:1600万 現状維持 プロ2年目
2023年:試10、回32.2、防3.86、勝1、振27
通算:上記に同じ
曽谷選手は昨年のドラフト1位ルーキーです。昨年は主に先発として一軍で10試合に登板し、シーズン終盤にプロ初勝利を挙げました。一軍の戦力になったとは言い難いですが、飛躍への足掛かりを掴めたと思います。とりあえず現状維持でも納得です。
山岡 泰輔(28歳)年俸:9000万 1800万アップ プロ8年目
2023年:試31、回94、防2.30、勝2、H9、S3、振97
通算:試157、回826、防3.35、勝43、H14、S3、振742
山岡選手は長年先発としてチームを支えた選手です。2019年には最高勝率のタイトルを獲得した実績もあります。昨年は前半は先発、後半は中継ぎとして貢献しチームの3連覇に大きく貢献しました。勝ちパでの起用も多く中継ぎ適正が高かったです。大台には乗りませんでしたが、アップ評価としっかり評価されたと思います。
阿部 翔太(31歳)年俸:6000万 2000万アップ プロ4年目
2023年:試49、回46.2、防2.70、勝3、H24、S1、振42
通算:試97、回94.1、防1.91、勝4、H47、S4、振87
阿部選手は社会人からオールドルーキーとして入団した選手ですが、2年前に中継ぎ投手としてブレイクしました。昨年も中継ぎの中心としてチームに貢献し24ホールドを挙げました。チームへの貢献度も高かったのでもう少し上げても良かったかなと思いますが、ある程度妥当な評価だと思います。
山﨑 颯一郎(25歳)年俸:7000万 4700万アップ プロ8年目
2023年:試53、回52、防2.08、勝1、H28、S9、振60
通算:試79、回128.2、防3.02、勝3、H34、S10、振119
山崎選手は2年前から中継ぎ投手としてブレイクした選手です。昨年は主に8回や平野選手が投げれない時の9回など重要な場面を任され防御率2.08と役割を全うしました。昨年の中継ぎエースと言ってもいい活躍でしたね。3倍以上となる大幅アップですが納得の貢献度です。
村西 良太(32歳)年俸:1400万 300万ダウン プロ5年目
2023年:試7、回11.2、防6.17、勝0、振6
通算:試51、回56、防5.30、勝2、H15、S1、振45
村西選手は2年前から本格的にアンダースローに転向した投手です。昨年は谷間の先発やロングリリーフとして一軍で起用されましたが結果を残すことができませんでした。防御率も悪かったのでダウン評価は仕方ないかなと思います。今年が勝負の年です。
吉田 輝星(23歳)年俸:1600万 400万ダウン プロ6年目
2023年:試3、回3、防9.00、勝0、振2
通算:試66、回101.1、防6.13、勝3、H8、振69
吉田選手は昨年まで日本ハムで活躍していた選手です。2年前に中継ぎ投手として一軍で活躍しましたが、昨年は思うような投球が出来ず一軍では3試合の登板に留まりました。ダウン評価も仕方ない数字だと思います。昨年のオフにトレードでオリックス加入したので心機一転活躍を期待したいです。
齋藤 響介(19歳)年俸:600万 100万アップ プロ2年目
2023年:試1、回4、防0.00、勝0、振3
通算:上記に同じ
齋藤選手は昨年高卒ルーキーながら二軍で好成績を残し一軍でも先発登板のチャンスを貰うとその試合でも4回無失点の好投を見せた将来のエース候補です。元が低かったので一軍の登板は1試合ですがアップ評価は納得です。今年は更なる飛躍が期待されます。
富山 凌雅(26歳)年俸:1600万 1550万ダウン プロ6年目
2023年:なし
通算:試78、回74、防3.89、勝2、H28、振58
仲地選手は沖縄大学からドラフト1位で加入し、将来のエース候補として期待されている選手です。即戦力として期待されていた選手なので年俸もルーキーにしたはかなり高めに設定されています。今シーズンはここまで一軍で先発登板がありますが、まだまだ課題も多いのでダウン評価になると思います。
田嶋 大樹(27歳)年俸:9500万 1500万ダウン プロ7年目
2023年:試13、回81.2、防3.09、勝6、振64
通算:試100、回595.2、防3.44、勝36、振492
田嶋選手はここ数年先発の柱として貢献してきた選手です。2年前には大台の億越えとなりましたが、昨年はケガ離脱があり13試合の登板に留まりました。稼働が少なかったのでダウン評価となるのは仕方ないですね。今年は1年間ローテを守り抜き億越えに返り咲いて欲しいです。
比嘉 幹貴(41歳)年俸:3600万 現状維持 プロ15年目
2023年:試31、回20、防2.25、勝2、H8、振10
通算:試413、回336、防2.68、勝26、H119、S3、振285
比嘉選手は長年チームの中継ぎ陣を支えてきた選手です。昨年は主にワンポイント起用で貢献し防御率2.25と好投を見せました。昨年の成績を見るとこの年俸でも違和感はありませんが、これまでのチームへの貢献度を考えるともう少し高くてもいいと思います。
マチャド(30歳)年俸:1億3600万 来日1年目
2023年:なし
通算:なし
マチャド選手はメジャーで2021年から3年連続で40試合以上に登板している実績を持つ中継ぎ投手です。メジャーでの実績があるわりには円高にもかかわらず比較的低い年俸で契約出来たと思います。今年は勝ちパを担って欲しいです。
前 佑囲斗(22歳)年俸:600万 50万アップ プロ5年目
2023年:試2、回2、防0.00、勝0、振2
通算:上記に同じ
前選手は中継ぎ投手として期待される若手有望株の選手です。昨年は二軍で優先的に起用され、6月には念願の一軍デビューを果たしました。一軍で起用されたこともあり年俸も微増となりましたね。今年は本格的に一軍の戦力になりたいです。
本田 仁海(24歳)年俸:2200万 現状維持 プロ7年目
2023年:試28、回32.2、防6.34、勝2、H9、振34
通算:試73、回90、防5.10、勝4、H25、S2、振80
本田選手は中継ぎとして活躍が期待される若手有望株の選手です。2年前に一軍で42試合に登板し昨年の飛躍が期待されていましたが、防御率6点台と思うような結果が残せませんでした。一軍で28試合に登板したため最低限現状維持となりましたが、ここで満足する選手ではないはずです。
東松 快征(18歳)年俸:600万 契約金5000万 プロ1年目
2023年:なし
通算:なし
東松選手は享栄高校からドラフト3位で加入した高卒ルーキーです。左投手ながら最速151㎞を投げ込む剛速球が武器です。オリックスはスピードのある投手が多いので東松選手もしっかりと成長し球界を代表する選手になってほしいです。また、オリックスには少ない左投手という点もポイントです。
横山 楓(26歳)年俸:750万 現状維持 プロ3年目
2023年:試3、回3.2、防7.36、勝0、振3
通算:上記に同じ
横山選手は大卒社会人から加入した中継ぎ投手です。2年目となる昨年はケガなく1年間二軍で戦い抜き一軍デビューも果たしました。年俸は現状維持となりましたが飛躍の足掛かりを掴めたと思います。今年は一軍で戦力になりたいです。
カスティーヨ(29歳)年俸:9500万 500万アップ 来日2年目
2023年:試12、回49、防3.12、勝3、H1、振34
通算:上記に同じ
カスティーヨ選手は昨年からロッテで活躍した投手です。テンポ良く打たせて取る投球スタイルでロングリリーフから谷間の先発でチームに貢献しました。今年はオリックスに加入し年俸も微増となりましたね。開幕ローテにも入りましたし今年は先発の柱として期待されています。
小木田 敦也(25歳)年俸:3600万 2600万アップ プロ3年目
2023年:試38、回49.1、防2.19、勝4、H11、振37
通算:試52、回66.2、防2.57、勝4、H17、振51
小木田選手は中継ぎ投手として貴重なせんりょくとなりました。昨年は序盤はロングリリーフやビハインドの場面での登板が多かったですが、その立ち位置で好投を続け壊れかけた試合を立て直していました。シーズン終盤には接戦時にも起用されるようになり首脳陣からの信頼度も上がっていきました。年俸も3倍以上の大幅アップとなりましたが納得のいく貢献度です。
山田 修義(32歳)年俸:4300万 700万アップ プロ15年目
2023年:試32、回31.1、防1.15、勝0、H6、振29
通算:試240、回301.1、防3.97、勝9、H57、振263
山田選手は通算240試合に登板した中継ぎ投手です。2年前は苦しみましたが、昨年は貴重な左の中継ぎ投手として一軍で32試合に登板し好投を見せました。一軍での優先度は高くありませんでしたが、昨年同様の結果を残し続ければ勝ちパでの起用もあると思います。年俸もアップ評価となり自分の立ち位置を決める勝負の年になりそうです。
井口 和朋(30歳)年俸:800万 2500万ダウン プロ9年目
2023年:試5、回5.1、防6.75、勝0、振5
通算:試219、回227.2、防3.66、勝6、H43、S3、振167
井口選手は日本ハムの中継ぎ投手として通算219試合に登板した実績のある選手です。ただ、昨年は一軍で5試合の登板に留まりオフに自由契約となりました。今年からオリックスに育成選手として加入しましたね。年俸は自由契約になったため大幅ダウンとなりましたが、既に支配下昇格を果たしておりここから一軍で戦力になればアップ評価は間違いないです。
河内 康介(18歳)年俸:600万 契約金:5000万 プロ1年目
通算:なし
河内選手は聖カタリナ高校からドラフト2位で加入した高卒投手です。癖のない綺麗なフォームから威力のあるストレートを投げ込む本格派右腕で、オリックスの育成力にかかれば大化けが期待できる選手です。今年は二軍がメインに
鈴木 博志(27歳)年俸:1250万 100万ダウン プロ7年目
2023年:試9、回24.1、防4.07、勝1、H1、振5
通算:試114、回139.1、防4.91、勝7、H21、S18、振87
鈴木選手は中日時代は1年目から守護神を任されるなど期待値の高かった選手です。ここ数年は苦しみましたが、昨年は先発やロングリリーフなどで登板し戦力となれる足掛かりを掴めました。今年から現役ドラフトでオリックスに加入したので心機一転活躍を期待したいです。
髙島 泰都(24歳)年俸:700万 契約金:3000万 プロ1年目
通算:なし
髙島選手は王子からドラフト5位で加入したルーキーです。高い制球力と武器となるシンカーを持ちオープン戦で好投を見せ開幕一軍入りを果たしました。一軍で戦力になることが出来れば年俸も必然的に上がると思います。
古田島 成龍(24歳)年俸:700万 契約金3000万 プロ1年目
通算:なし
古田島選手は日本通運からドラフト6位で加入したルーキーです。上から投げ下ろすタイプの本格派右腕で豊富な球種を操ります。髙島選手と同様に開幕一軍入りを果たしたので一軍で戦力になってほしいです。
権田 琉成(24歳)年俸:700万 契約金:3000万 来日1年目
通算:なし
権田選手はTDKからドラフト7位で加入したルーキーです。威力あるストレートが武器の本格派右腕です。社会人ルーキートリオの中で唯一開幕一軍入りを逃しましたが、二軍で好投を見せれば一軍に上がってくるはずです。ここからの逆襲に期待したいです。
年俸上位5選手
1位:平野(2億2000万)
2位:宮城(1億6000万)
3位:マチャド(1億3500万)
4位:田嶋、カスティーヨ(9500万)
上がり幅上位5選手(金額)
1位:宮城(8000万アップ)
2位:山崎颯(4700万アップ)
3位:山下(3300万アップ)
4位:宇田川(3100万アップ)
5位:小木田(2600万アップ)
上がり幅上位5選手(比率)
1位:山下(571%)
2位:小木田(360%)
3位:山崎颯(304%)
4位:東(300%)
5位:宇田川(252%)
まとめ
オリックスはリーグ3連覇を達成しましたが、エースの山本選手や先発の柱である山崎福選手が抜けたことにより年俸総額は低くなっています。その分宮城選手や山下選手など活躍した選手をしっかりと評価している印象です。伸びしろの多い選手も多く今後年俸総額も上がっていきそうです。