各選手の年俸は適正か!?球団別年俸評価2024~東北楽天ゴールデンイーグルス野手編~

何はともあれ野球推しです。
 

今回はいつかやりたいなと思っていた企画である各選手の年俸評価を行っていきたいと思います。かなり長い企画になりそうなので今シーズンかけてゆっくりやれればなと思います。私は基本的に選手ファーストですので年俸が多過ぎると言うことはほぼないと思います。皆さんもこれを機に選手の年俸について考えてみてください。ちなみに年俸は推定で間違っている可能性もあるのでご注意ください。それでは見ていきましょう。

 

今回はパリーグ4位となった東北楽天ゴールデンイーグルスの野手です。
 

順番は背番号順です。

成績の略称

試(試合)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打)、打(打点)、得(得点)、

盗(盗塁)、O(OPS

 

 

 

 

 

 

小深田 大翔(28歳)年俸:8500万 3500万アップ プロ5年目

2023年:試134、率258、安123、本5、打37、得67、盗36、O660
通算:試552、率261、安492、本13、打126、得265、盗98、O664

 小深田選手は近年レギュラー格として活躍する俊足巧打の内野手です。昨年はこれまでと違いショートでの起用が少なく、セカンド、サード、レフトでの起用が多かったですが、134試合とキャリアハイの試合に出場し36盗塁で盗塁王を獲得しました。年俸も大幅アップとなりしっかりと評価されたと思います。

 

 

太田 光(27歳)年俸:4800万 1500万アップ プロ6年目

2023年:試104、率243、安42、本3、打14、得19、盗1、O686
通算:試455、率209、安191、本14、打91、得95、盗5、O595

 太田選手は近年のチームを支える主力格の捕手です。昨年は正捕手として104試合に出場しキャリアハイとなるOPS686を記録し、攻守で成長した姿を見せました。年俸もアップ評価となりましたが、個人的にはキリ良く5000万でも良かったかなと思います。

 

 

浅村 栄斗(33歳)年俸:5億 4年契約の2年目 プロ16年目

2023年:試143、率274、安143、本26、打78、得64、盗2、O829
通算:試1877、率278、安1902、本289、打1102、得989、盗78、O824

 浅村選手は西武時代からチームの中心選手として活躍してきた選手です。昨年はリーグ新記録となる1144連続試合出場を達成するなど全試合に出場し、26本塁打本塁打王を獲得しました。複数年契約にため年俸は変わりませんが、これまでの功績とチームに与える影響を考慮すると妥当な金額だと思います。

 

 

阿部 寿樹(34歳)年俸:5800万 700万ダウン プロ9年目

2023年:試78、率255、安55、本4、打24、得16、盗0、O738
通算:試621、率259、安518、本41、打241、得185、盗8、O706

 阿部選手は愛称「マスター」と呼ばれ中日で主力格として活躍していた選手です。昨年からトレードで楽天に移籍しましたが、序盤から打撃不振に苦しみ一軍での出場機会は減らしてしまいました。年俸ダウン評価は仕方ない面もあると思います。ただ、再昇格後はパリーグに対応していましたし、今季もある程度戦力となっているので金額的には妥当だと思います。

 

 

茂木 栄五郎(31歳)年俸:6000万 1400万ダウン プロ9年目

2023年:試9、率083、安1、本0、打1、得1、盗0、O350
通算:試768、率270、安740、本75、打289、得375、盗51、O768

 茂木選手はチームの主力格として活躍してきた強打の内野手です。昨年は不振に苦しみ一軍で9試合の出場に留まりました。年俸も大幅ダウンとなり億越えも見えていた金額からここ2年でかなり落ちてしまいました。ただ、今季は今江監督となり出場機会を与えられているので挽回のチャンスはあります。

 

 

鈴木 大地(34歳)年俸:1億4000万 6000万ダウン プロ13年目

2023年:試101、率244、安61、本5、打27、得25、盗0、O678
通算:試1612、率274、安1524、本79、打573、得625、盗38、O729

 鈴木選手は安定した成績でロッテ、楽天で長年レギュラーを張ってきた選手です。昨年は打撃不振に苦しみ一軍での出場機会を減らしここ10年で最も悪い成績となってしまいました。複数年契約が切れるタイミングだったのでダウン評価も仕方ないと思います。

 

 

辰己 涼介(27歳)年俸:8000万 2300万アップ プロ6年目

2023年:試133、率263、安113、本9、打43、得45、盗13、O726
通算:試683、率250、安509、本44、打189、得263、盗63、O702

 辰巳選手は高い守備力を誇るレギュラー格の外野手です。昨年は打撃が向上しキャリアハイとなる133試合に出場し、3年連続となるゴールデングラブ賞を受賞しました。年俸も大幅アップとなり今季で億越えも見えています。

 

 

吉野 創士(20歳)年俸:850万 70万ダウン プロ3年目

2023年:なし
通算:なし

 吉野選手は過去にドラフト1位で加入した身体能力の高い高卒外野手です。昨年は二軍で体づくりをメインに鍛えました。今季からは二軍で出場しているので着実にステップを踏んでいると思います。

 

 

フランコ(31歳)年俸:9000万 1000万ダウン 来日2年目

2023年:試95、率221、安69、本12、打32、得31、盗0、O644
通算:上記に同じ

 フランコ選手はメジャー通算130本塁打の実績を引っさげチームに加入した右のスラッガーです。昨年はサードのレギュラーとして期待されましたが、二桁本塁打を放ったものの打率221と安定感に欠けレギュラー獲得とはなりませんでした。ただ、今季も年俸ダウンとなり再契約しました。

 

 

黒川 史陽(23歳)年俸:780万 現状維持 プロ5年目

2023年:試9、率091、安2、本1、打2、得1、盗0、O314
通算:試75、率184、安34、本2、打14、得11、盗0、O479

 黒川選手は将来レギュラーとなることが期待される若手有望株の内野手です。昨年は飛躍が期待されたものの一軍では9試合の出場に留まりました。二軍では打率3割を超えており、そろそろ一軍で本格化したいです。

 

 

田中 和基(29歳)年俸:2100万 100万アップ プロ8年目

2023年:試95、率088、安3、本2、打3、得22、盗3、O470
通算:試571、率216、安231、本31、打92、得177、盗46、O629

 田中選手では優れた野球センスを持つ外野手です。昨年は一軍で主に代走、守備固めとして一軍で95試合に出場し、途中出場がほとんどながらチームに貢献しました。その貢献度がしっかりと評価され年俸アップとなりました。

 

 

岡島 豪郎(34歳)年俸:5300万 1100万アップ プロ14年目

2023年:試114、率266、安96、本6、打43、得33、盗3、O698
通算:試1005、率257、安812、本41、打311、得362、盗41、O684

 岡島選手は長年チームの主力格として活躍してきた安打製造機です。昨年はケガから完全復活を果たし、主に5番打者として114試合に出場しました。勝負強い打撃で数字以上の貢献度があったと思います。年俸もアップ評価となりしっかりと評価されたと思います。

 

 

平良 竜哉(25歳)年俸:900万 20万ダウン プロ2年目

2023年:なし
通算:なし

 平良選手は昨年のドラフト5位ルーキーです。昨年は一軍での出場機会はなかったものの、二軍で102試合に出場し経験を積みました。年俸は微減となりましたが、今季は一軍デビューも果たしており順調にステップを踏んでいると思います。

 

 

中島 大輔(23歳)年俸:700万 契約金:3000万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 中島選手は青山学院大学からドラフト6位で加入した俊足巧打の外野手です。大学時代はチームや大学日本代表で主将を務め、そのキャプテンシーを評価されています。また、走塁、守備能力も高く打撃も逆方向へ打球を飛ばすことが出来ます。今季は二軍で好成績を残していますし、一軍でもやれる期待感があります。

 

 

山﨑 剛(28歳)年俸:2400万 500万アップ プロ7年目

2023年:試117、率203、安53、本3、打19、得29、盗13、O591
通算:試321、率223、安164、本10、打66、得96、盗41、O638

 山崎選手は近年一軍での出場機会が増えてきた俊足巧打の内野手です。昨年はショートのレギュラーとして期待されましたが、打撃に苦しみレギュラー奪取とはなりませんでした。ただ、安定した守備力と走塁技術でキャリアハイとなる117試合に出場しました。年俸もアップ評価となりましたが、4位となったチーム状況にしても個人的にはもう少し上げても良かったかなと思います。

 

 

島内 宏明(34歳)年俸:1億2000万 4年契約の4年目 プロ13年目

2023年:試106、率236、安76、本7、打38、得21、盗2、O667
通算:試1263、率273、安1174、本104、打553、得507、盗63、O758

 島内選手は打点王ベストナインも獲得するなどチームの主軸として活躍するレギュラー格の選手です。昨年は深刻な打撃不振に苦しみここ数年で最も悪い打撃成績となりました。複数年契約のため年俸の変動はありませんでしたが、今年の成績次第でどうなるか正直読めません。

 

 

 

前田 銀治(20歳)年俸:550万 現状維持 プロ3年目

2023年:なし
通算:上記に同じ

 前田選手は外野のレギュラー候補として期待される右のスラッガーです。昨年は同期の吉野選手と同じく二軍で体づくりがメインのシーズンとなりました。今後の飛躍に期待したいです。

 

 

 

伊藤 裕季也(27歳)年俸:1850万 1000万アップ プロ6年目

2023年:試87、率245、安46、本5、打16、得20、盗3、O668
通算:試143、率229、安72、本10、打25、得31、盗3、O645

 伊藤選手は一昨年のシーズン中にDeNAからトレード移籍した強打の内野手です。昨年はオープン戦から結果を残し一軍でキャリアハイとなる87試合に出場し左キラーとして貴重な戦力となりました。年俸も2倍以上となる大幅アップを果たしましたね。今季への球団からの期待の表れだと思います。

 

 

山田 遥楓(27歳)年俸:800万 400万ダウン プロ10年目

2023年:試29、率268、安11、本0、打1、得1、盗0、O665
通算:試233、率195、安60、本1、打30、得25、盗1、O509

 山田選手は西武、日本ハムを渡り歩いた内野複数ポジションを守るユーティリティープレイヤーです。昨年は日本ハムでプレーしましたが、特別アピールすることが出来ずオフに退団となっていました。今季から育成契約で楽天に加入していましたが、春季キャンプからアピールを重ね支配下昇格を勝ち取っています。

 

 

田中 貴也(31歳)年俸:800万 30万ダウン プロ10年目

2023年:なし
通算:試72、率238、安18、本3、打18、得19、盗0、O691

 田中選手はムードメーカーとしてチームを盛り上げる捕手です。昨年は55試合に出場しましたがアピールすることが出来ず一軍での出場はありませんでした。チームの捕手の母数が少ないので貴重な存在ですが、年俸も微減していますし悔しいシーズンだったと思います。

 

 

渡邊 佳明(27歳)年俸:1400万 50万ダウン プロ6年目

2023年:試25、率143、安7、本0、打3、得3、盗0、O365
通算:試269、率236、安162、本3、打69、得58、盗2、O575

 渡邊選手は高い打撃技術と内外野守るユーティリティー性を持つ中堅選手です。昨年は打撃でアピールすることが出来ず、一軍で25試合の出場に留まりました。年俸もダウン評価となり悔しいシーズンになったと思います。今季は交流戦から一軍で結果を残しているためアップ評価は確実です。

 

 

武藤 敦貴(23歳)年俸:700万 160万ダウン プロ5年目

2023年:なし
通算:試87、率224、安24、本1、打9、得15、盗5、O634

 武藤選手は外野のレギュラー候補として期待される若手有望株の選手です。昨年は二軍で92試合に出場したもののアピール不足に終わり一軍では出場機会がありませんでした。年俸は思ったより減ってしまい期待値からすると下回ってしまいました。

 

 

小郷 裕哉(27歳)年俸:3100万 2250万アップ プロ6年目

2023年:試120、率262、安102、本10、打49、得53、盗13、O716
通算:試248、率250、安155、本18、打81、得91、盗22、O721

 小郷選手は俊足強打の大型外野手です。昨年は一軍でレギュラーとして定着しキャリアハイとなる120試合に出場、二桁本塁打、二桁盗塁と存在感を放ちました。年俸も大幅アップとなりしっかりと評価されたと思います。今季もここまで主軸としてチームを引っ張っているので大幅アップとなると思います。

 

 

安田 悠馬(24歳)年俸:1300万 200万アップ プロ3年目

2023年:試53、率218、安24、本3、打7、得7、盗0、O641
通算:試58、率217、安26、本4、打8、得9、盗0、O657

 安田選手は打撃型の捕手として将来を期待される左のスラッガーです。昨年は前年を上回る53試合に出場し3本塁打と持ち前のパワーを発揮しましたが、打率218と確実性に欠けました。レギュラー奪取とはなりませんでしたが、一軍でマスクを被った点を評価されアップ評価となりました。個人的には捕手の年俸はもっと上がってもいいと思っているので、この査定には賛成です。

 

 

ワォーターズ 璃海ジュミル(18歳)年俸:550万 契約金:3500万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 ワォーターズ選手はウェルネス沖縄高校からドラフト4位で加入した高卒ルーキーです。身体能力の高いショートで特に足の速さがスカウトに評価されたようです。強肩でスローイングも安定しており将来的にショートでレギュラーを張れる選手になれるポテンシャルを秘めています。

 

入江 大樹(22歳)年俸:530万 20万ダウン プロ4年目

2023年:なし
通算:なし

 入江選手はショートのレギュラーとなることが期待される地元仙台育英高校出身の大型内野手です。昨年は二軍でチームトップとなる107試合に出場しましたが、一軍での出場はなく年俸もダウン評価となりました。ただ、二軍で着実に経験を積めていると思うので今季は一軍デビューを目指したいです。

 

 

堀内 謙伍(27歳)年俸:730万 現状維持 プロ9年目

2023年:試3、率500、安1、本0、打0、得0、盗0、O1.167
通算:試98、率150、安24、本0、打15、得9、盗1、O395

 堀内選手は安定したスローイングが武器の中堅捕手です。昨年は二軍でチームトップとなる54試合でマスクを被り打率278と好成績を残しましたが、一軍では3試合の出場に留まりました。年俸も現状維持となり今季は勝負の年となりそうです。

 

 

村林 一輝(26歳)年俸:2700万 1700万アップ プロ9年目

2023年:試98、率256、安77、本2、打32、得35、盗11、O647
通算:試305、率220、安94、本3、打37、得54、盗15、O570

 村林選手は安定した守備力を持つ内野手です。昨年は打撃が覚醒し一軍でキャリアハイとなる98試合に出場し、後半戦はショートのレギュラーとして定着しました。年俸も大幅アップとなり今季への期待の高さが伺えます。

 

 

青野 拓海(18歳)年俸:500万 契約金:1500万 プロ1年目

2023年:なし
通算:なし

 青野選手は氷見高校からドラフト8位で加入した高卒ルーキーです。高校時代は投手と野手の二刀流で活躍していましたが、プロ入り後は野手に専念するようで右のスラッガーとして期待されています。今後はサードでの出場がメインになるようなので、攻守共に着実にレベルアップして欲しいです。

 

 

石原 彪(25歳)年俸:500万 現状維持 プロ8年目

2023年:なし
通算:試27、率180、安5、本0、打1、得1、盗0、O391

 石原選手はパンチ力と選球眼に定評のある打撃型の捕手です。昨年は二軍で47試合に出場しましたがアピール不足におわり一軍での出場はありませんでした。年俸も現状維持と悔しいシーズンになったと思います。今季は一軍で太田選手に次ぐ立ち位置につけているのでアップ評価は確実です。

 

 

辰見 鴻之介(23歳)年俸:420万 170万アップ プロ2年目

2023年:なし
通算:なし

 辰見選手は昨年のシーズン途中に支配下昇格を果たした元育成選手です。ルーキーとして迎えた昨年は二軍で96試合に出場し、17盗塁と武器である俊足をアピールしシーズン途中に支配下昇格を果たしました。一軍デビューはありませんでしたが、年俸も育成選手から支配下の最低水準にまで上がりました。

 

 

 

 

 

年俸上位5選手

1位:浅村(5億)
2位:鈴木(1億4000万)
3位:島内(1億2000万)
4位:フランコ(9000万)
5位:小深田(8500万)

 

 

 

上がり幅上位5選手(金額)

1位:小深田(3500万アップ)
2位:辰巳(3200万アップ)
3位:小郷(2250万アップ)
4位:村林(1700万アップ)
5位:太田(1500万アップ)

 

 

 

上がり幅上位5選手(比率)

1位:小郷(365%)
2位:村林(270%)
3位:伊藤(218%)
4位:小深田(170%)
5位:辰見(168%)

 

 

 

まとめ

 楽天は野手にブレイクした選手が多く大幅アップを勝ち取った選手が多かったですね。4位よりも上の順位であればもう少し上がっていたかもしれません。田中選手の大幅ダウンや松井裕樹選手のメジャー移籍により浮いたお金があるので、個人的には外国人選手に使っていない分は既存の日本人選手に多く分配してもいいのかなと思います。

 

 

 

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