何はともあれ野球推しです。
今回から新企画です!
今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。
S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)
A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)
B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!)
C(ある程度の活躍はできたか!)
D(期待値よりは低いが最低限の活躍)
E(活躍ならず)
補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。
※成績は全て2024年の成績です。
目次
- ドラフト指名一覧
- 日本人選手の評価
- 外国人選手の評価
- まとめ
ドラフト指名選手一覧
1位:西舘 勇陽(中央大) 投手
一軍:試28、回30.2、防3.82、勝1、H21、S1、振25
二軍:試10、回38.2、防1.40、勝1、振54
1位の西舘選手はルーキーながら一軍で戦力となりましたね。中継ぎとして起用され21ホールドを挙げるなど勝ちパでの起用も多く期待の高さが伺えます。二軍では先発メインの起用で防御率1点台と無双していました。来季からは本格的に先発に挑戦するようなのでどこまで一軍でやれるか楽しみです。
2位:森田 駿哉 (Honda鈴鹿) 投手
一軍:なし
二軍:試3、回10、防1.80、勝1、振7
2位の森田選手はオールドルーキーということで即戦力として期待されましたが、ケガの影響でシーズンのほとんどをリハビリに費やしました。ただ、終盤に復帰し二軍で 投げられるくらいに回復しましたね。桑田二軍監督もお墨付きですし、来季は一軍で見たい選手です。
3位:佐々木 俊輔 (日立製作所) 外野手
一軍:試59、率231、安33、本0、打6、得13、盗2、O554
二軍:試54、率315、安51、本3、打20、得24、盗11、O797
3位の佐々木選手は社会人トップクラスの野手として注目された選手ですが、オープン戦で好成績を残すと開幕スタメンを勝ち取りました。序盤はセンターとして積極的に起用されましたが、調子を落としてからは二軍暮らしが続きました。ただ、開幕のスタートダッシュには必要不可欠な選手でした。二軍では好成績を残していますし、来季は一軍での起用を増やしたいです。
4位:泉口 友汰 (NTT西日本) 内野手
一軍:試66、率201、安33、本1、打9、得10、盗1、O549
二軍:試23、率286、安22、本0、打9、得6、盗2、O702
4位の泉口選手は即戦力の内野手ということで期待されましたが、期待通りの活躍だったと思います。二遊間のバックアップとして一軍で66試合に出場し、門脇選手の調子が上がらない時はスタメンとして起用されました。間違いなく優勝に貢献した選手だと思います。二軍では好成績を残していますし、来季は一軍での出場機会を増やしたいです。
5位:又木 鉄平 (日本生命) 投手
一軍:試3、回10.1、防6.10、勝0、振7
二軍:試20、回87、防2.07、勝5、振70
5位の又木選手は即戦力左腕として期待されましたが、一軍では中々結果を残すことが出来ませんでした。ただ、オープン戦、その後の二軍戦ではいずれも好成績を残していますし、来季に向けては楽しみな部分も多いです。菅野選手が抜けますし、先発として勝負して欲しいです。
日本人新加入選手
馬場 皐輔(阪神、現役ドラフト)年俸:3500万 D
一軍:試1、回0.2、防0.00、勝0、振1
二軍:試46、回44.2、防2.62、勝4、S2、振47
馬場選手は阪神から現役ドラフト二期生として加入した選手です。一軍で通算106試合に登板し、昨年も19試合登板で防御率2.45と好成績を残していたため即戦力として期待されましたが、今季の巨人は中継ぎ陣がある程度固定されていてその牙城を崩すことは出来ませんでした。一軍で出番がなかったためD評価にしていますが、二軍では好成績を残しているので来季は一軍で見たい選手です。
郡 拓也(日本ハム、トレード)年俸:880万 C
一軍:試5、率000、安0、本0、打0、得1、盗0、O000
二軍:試69、率174、安31、本5、打21、得11、盗0、O516
郡選手はシーズン前に日本ハムからトレードで加入した選手です。内外野複数ポジションを守りながら捕手もこなせるユーティリティー性が売りでしたが、その特徴を活かし一軍で第三捕手として帯同した期間が長かったです。ただ、第三捕手という立ち位置だったため出番自体はそこまで多くなかったですね。低年俸ですしベンチにいると心強い選手だったことを考慮しC評価としました。
高橋 礼(ソフトバンク、トレード)年俸:4300万 C
一軍:試11、回46.2、防3.66、勝2、振22
二軍:試14、回64.2、防2.92、勝2、振38
高橋選手はシーズン前にソフトバンクからトレードで加入した選手です。今季はキャンプからアピールを重ね、開幕ローテ入りを掴むとシーズン前半は好投を続けました。ただ、5月に打ち込まれ始めてからは二軍暮らしが続きましたね。スタートダッシュには欠かせない選手でしたが、年俸もそれなりに高いためC評価としました。
泉 圭輔(ソフトバンク、トレード)年俸:2700万 S
一軍:試35、回37.1、防1.93、勝2、H7、S1、振30
二軍:試11、回11、防0.00、勝1、S1、振10
泉選手は高橋選手と同じくシーズン前にソフトバンクからトレードで加入した選手です。実績のある中継ぎ投手のため即戦力として期待されましたが、今季は1年間一軍に帯同し防御率1点台と素晴らしい成績を残しました。中継ぎ陣には必要不可欠な選手でしたね。年俸もそこまで高くないですし文句なしのS評価です。
近藤 大亮 (オリックス、トレード)年俸:4200万 E
一軍:なし
二軍:試44、回40.2、防3.54、勝2、S3、振51
近藤選手はオリックスからシーズン前にトレードで加入した選手です。通算203試合に登板し実績のある投手のため中継ぎの層を厚くすることが期待されましたが、調子が中々上がらず一軍での登板はありませんでした。年俸も高いのでE評価としました。
若林 楽人(西武、トレード)年俸:1220万 C
一軍:試27、率214、安9、本1、打7、得3、盗1、O607
二軍:試23、率299、安23、本1、打9、得8、盗2、O740
若林選手はシーズン途中に西武からトレード加入した外野手です。加入当初は積極的に起用され試合を決定づける本塁打を放つなど存在感を発揮しましたが、継続して結果を残すことが出来ませんでした。
京本 眞 (育成から昇格)年俸:420万 D
一軍:試4、回5、防3.60、勝0、振3
二軍:試30、回30.2、防4.99、勝2、S2、振29
京本選手は高卒3年目の育成選手です。今季はキャンプからアピールを重ね開幕前の3月に支配下昇格を果たしました。ただ、開幕後は二軍で結果を残すことが出来ず一軍では4試合の登板に留まりました。低年俸ということもありD評価としていますが、来季は一軍での出番を増やしたいです。
中田 歩夢 (育成から昇格)年俸:380万 E
一軍:なし
二軍:試91、率196、安39、本1、打15、得22、盗5、O544
中田選手は高卒2年目の育成選手です。今季はキャンプからアピールを重ね開幕前の3月に支配下昇格を果たしました。ただ、開幕後は二軍で打率1割台と結果を残すことが出来ず一軍での出場がなくオフに育成再契約となってしまいました。一軍での出番がなかったためE評価としています。まだ若く若手有望株の1人であることに変わりないためまずは二軍で好成績を残したいです。
立岡 宗一郎(育成から昇格)年俸:2200万 C
一軍:試48、率214、安18、本0、打8、得12、盗3、O520
二軍:試56、率291、安41、本1、打11、得19、盗7、O725
立岡選手はケガの影響で育成契約となっていたベテラン外野手です。今季はケガから復帰し二軍で好成績を残すと5月に支配下復帰を果たしています。その後一軍で48試合の出場し外野のバックアップとして存在感を発揮しました。年俸もそこまで高くないためC評価としています。今オフに現役引退を発表しました。プロ16年間お疲れ様でした。
伊藤 優輔 (育成から昇格)年俸:700万 C
一軍:試8、回8.2、防1.04、勝0、H1、振8
二軍:試40、回42、防1.29、勝4、S14、振34
伊藤選手はドラフト4位で巨人に加入したもののケガの影響で一軍での登板はなくその年のオフに育成契約に移行したいた投手です。今季はついにケガから復帰し二軍で防御率1点台と好成績を残しました。その実力が評価され補強期限ギリギリとなる7月に支配下復帰、その後一軍デビューを果たしています。接戦時でも起用されましたし、年俸もそこまで高くないのでC評価としました。来季は一軍で出番が増えると思います。
外国人選手
グリフィン(来日2年目)年俸:2億 B
一軍:試20、回116.2、防3.01、勝6、振126
二軍:試4、回21.1、防2.53、勝1、振23
グリフィン選手は昨年先発ローテに定着し年俸倍増で今季の契約を勝ち取っていた先発左腕です。今季も昨年とほぼ同じ成績を残し安定してローテを守りました。ただ、年俸が倍になっているため昨年よりは評価を下げています。それでも優勝には欠かせない戦力だったためCと悩みましたがB評価としています。
バルドナード(来日2年目)年俸:9000万 S
一軍:試58、回51.2、防2.44、勝2、H28、S9、振63
二軍:なし
バルドナード選手は昨年のシーズン途中にチームに加入した中継ぎ左腕です。今季は1年間フル回転し、防御率2点台と好成績を残しました。勝ちパでも多く起用され大勢選手がいない間は守護神を務めるなどチームになくてはならない存在でした。年俸もそこまで高くないですし文句なしのS評価です。
メンデス(来日2年目)年俸:1億 E
一軍:試2、回4.1、防12.46、勝0、振4
二軍:試22、回105、防3.94、勝6、振91
メンデス選手はグリフィン選手と共に昨年好成績を残し倍以上の増額でチームに残留していた先発左腕です。ただ、今季は一軍で先発した2試合とも打ち込まれ早い回に降板となってしまいました。年俸も高いためE評価としています。
ケラー(来日3年目)年俸:1億2000万 A
一軍:試52、回47、防1.53、勝2、H22、S1、振54
二軍:試5、回5、防0.00、勝0、振5
ケラー選手は2年間阪神でプレーし、今季から巨人に加入した中継ぎ右腕です。阪神時代は好成績を残すもケガの影響で稼働は少なかったですが、今季は大きなケガなく1年間一軍に帯同し防御率1点台と好成績を残しました。勝ちパでの起用も多くチームに欠かせない選手でしたね。年俸はそれなりですが十分な成績ですしA評価としています。
オドーア(来日1年目)年俸:2億 E
一軍:なし
二軍:なし
オドーア選手はメジャーでの実績もある野手で外野のレギュラーとして加入しました。ただ、球団と色々ありシーズン前に退団となっていました。そのため、E評価としています。
ウレーニャ(来日5年目)年俸:650万 E
一軍:試7、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000
二軍:試99、率256、安60、本9、打34、得29、盗0、O723
ウレーニャ選手は来日5年目の育成選手です。一時期はチームを退団し楽天でプレーしていましたが、今季から再び巨人に加入していました。二軍で好成績を残し、オドーア選手の退団も相まって4月に支配下昇格をはたしました。ただ、一軍では無安打に終わりオフに退団が発表されています。一軍で結果を残せなかったためE評価としています。
ヘルナンデス(来日1年目)年俸:5000万 S
一軍:試56、率294、安65、本8、打30、得34、盗0、O798
二軍:なし
ヘルナンデス選手は今シーズン途中に加入した外野手です。元々は3Aで好成績を残していた選手ですが、早々に日本球界に対応しセンターのレギュラーとして定着しました。8月にケガ離脱するまではチームに欠かせない選手となっていましたね。年俸もそこまで高くないですし文句なしのS評価です。
モンテス(来日1年目)年俸:3000万 S
一軍:試46、率272、安41、本1、打14、得14、盗1、O699
二軍:なし
モンテス選手は今シーズン途中に加入した内野手です。元々は3Aで好成績を残していた選手ですが、ヘルナンデス選手が離脱した穴を埋める働きをしました。本塁打数は伸びませんでしたがアベレージは残っていますし、慣れない外野守備も無難にこなしていたのでリーグ優勝に向けての戦力になったのは間違いないです。年俸も安いので文句なしのS評価です。
まとめ
巨人は昨年即戦力中心のドラフトで各選手が戦力となり優勝に貢献しました。また、トレードで積極的に投手を獲得したり、阪神で活躍したケラー選手を連れて来るなど投手陣の整備も重点的に行いましたね。この中から戦力になった選手も複数人いましたし、チーム内の競争を促す意味でもいい補強だったと思います。シーズン前にオドーア選手の退団など計算外もありましたが、ヘルナンデス選手、モンテス選手が期待以上の活躍で穴を埋めたのも大きかったですね。全体的に素晴らしい補強だったと思います。
ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら
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