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先日、福岡ソフトバンクホークスの育成選手である内野手の仲田選手と外野手の川村選手、緒方選手の支配下昇格が発表されました。そこで、今回は各選手とソフトバンクの育成選手事情について簡単にまとめてみました。
仲田選手、川村選手、緒方選手おめでとうございます!!
- 基本情報
- その他の育成選手
- まとめ
基本情報
仲田 慶介(24歳)174cm、77㎏、内野手、右投両打、プロ3年目
オープン戦:試12、率125、安1、打0、得2、盗0、O472
2023年二軍:試70、率274、安62、本1、打18、得29、盗8、O648
経歴
仲田選手は福岡大学から育成14位で加入した内野手です。ドラフト当初は肩の強さを買われ外野手として指名されましたが、その後チーム事情により内野手に転向していました。昨年は主にセカンドとして二軍で70試合に出場し存在感を示していました。チーム内でも努力家として評判であり、人一倍練習し今の地位を勝ち取った選手です。
選手としての特徴
仲田選手は強肩が武器の内野手です。セカンド、ショートをメインに守り外野も守れるユーティリティープレイヤーです。昨年、二軍で8盗塁をするなど代走としても起用できます。ベンチ要員が不足しているソフトバンクにとってベンチに置いておきたい存在です。ひたむきな姿勢がチームにいい影響をもたらすと思います。
緒方 理貢(25歳)174cm、72㎏、外野手、右投左打、プロ4年目
オープン戦:試11、率500、安6、本0、打2、得6、盗2、O1.117
2023年二軍:試50、率140、安8、本0、打1、得11、盗4、O489
経歴
緒方選手は駒沢大学から育成4位で加入した外野手です。プロ2年目の2022年には二軍で盗塁王を獲得するなど頭角を現していました。昨年は不振により二軍での出場機会が減少しましたが、オフの宮崎フェニックスリーグでは打率442とアピールしました。今年は春季キャンプから打撃でアピールを重ね、オープン戦でも少ないチャンスながら打率500を記録しこの度支配下昇格を掴みました。
選手としての特徴
緒方選手は俊足巧打の外野手です。外野がメインですが昨年は二軍でファースト、セカンドでも出場しておりユーティリティー性が高いです。足の速さも武器で代走としても貢献できます。一軍に置いておくだけで起用しやすい選手です。
川村 友斗(24歳)181cm、88㎏、外野手、左投左打、プロ3年目
オープン戦:試14、率235、安4、本1、打4、得5、盗3、O690
2023年二軍:試68、率260、安46、本6、打20、得34、盗6、O824
経歴
川村選手は仙台大学から育成2位で加入した外野手です。プロ2年目の2023年はオープン戦で打率357と猛アピールを見せましたが支配下枠の関係で支配下昇格を果たすことができませんでした。それでも二軍で好成績を残しファーム日本選手権ではMVPに輝いていました。今年も春季キャンプからアピールをし二軍監督時代から指導を受けていた小久保監督に高評価を受けたこともありオープン戦でも多く起用されました。オープン戦でも本塁打を放つなどアピールしこの度支配下昇格を掴みました。
選手としての特徴
川村選手はパンチ力のある強打の外野手です。チーム内に左打ちが多くいたことも影響し中々支配下昇格が果たせませんでしたが、一軍の選手に負けない打撃力があります。また、盗塁のスタートの良さを小久保監督から評価されており代走での起用も考えられます。
その他の育成選手
支配下枠65(投32、捕8、内15、外10) 育成選手55人
3選手が支配下に昇格したことで支配下枠は後5人となりました。まだ枠に余裕はありますが、ここからシーズン途中の外国人補強なども考えられるのでまた直ぐに支配下昇格がある可能性は低いと思いますが、いい選手が複数人いるので昇格も十分に考えられます。
濃厚:中村亮、古川
候補:鍬原、渡邉、石塚、西尾、勝連、佐藤直
期待:大竹、三浦、佐藤宏、前田、藤野、伊藤、大泉
濃厚
今回野手3人が支配下昇格されたということで次は投手から昇格する可能性が高いと思います。中でも昨年から二軍で好成績を残している中村選手、古川選手の2人が最も可能性が高いです。
中村選手は昨年二軍でチーム最多の53試合に登板し防御率2.17と好成績を残していました。右のサイドスローということもあり中継ぎとして存在感を出せると思います。モイネロ選手、大津選手が先発にいったのも追い風です。
古川選手は一軍で戦力となった経験のある中継ぎ投手です。昨年は二軍で34試合に登板し防御率1.43と好成績を残しましたが、一軍では防御率4.50と結果を残せずオフに育成契約に移行していました。ただ、一軍でもある程度戦力として見込める選手なので中継ぎにアクシデントがあった時にはいの一番で名前が上がると思います。
候補
候補の選手にもいい選手が多いです。
投手は今年から加入した鍬原選手が一軍で49試合に登板した実績を持ちます。新天地で覚醒すれば一軍の戦力となりそうです。他にも左のサイドスローである渡邉選手は嘉弥真選手が今候補に上がりそうです。
野手はオープン戦での起用もあった打撃型捕手の石塚選手や昨年二遊間で多く起用された西尾選手、勝連選手、今年から育成契約に移行した佐藤直選手などがいます。特に佐藤直選手は現在支配下の外野手が少ないこともありチャンスはあると思います。
期待
期待には昨年三軍以下で好成績を残した選手を入れています。特に大竹選手は昨年トミージョン手術から復帰したばかりですし今年は本格化が期待されると思います。
まとめ
今回は仲田選手、緒方選手、川村選手の3選手が支配下昇格を果たしました。3人とも途中出場でも輝く選手たちで代走、守備固め要員が少ないチームにとって貴重な戦力になると思います。バックアップ要員が不足していることは以前書いた開幕前戦力分析をでも触れているので気になる方はチャックしてみてください。