日本人メジャーリーガーまとめ~日本にゆかりのある選手や各選手の所属球団一覧も~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 ポスティング移籍の期間が終了しましたね。今オフは日本人選手の移籍が多かったと思います。そこで今回は現在MLBに在籍している日本人選手と日本にゆかりのある選手をまとめてみました。早速見てみましょう!!

 

 

 

目次

  1. 今オフの移籍選手
  2. 日本人選手成績
  3. 他ゆかりのある選手成績
  4. MLB在籍選手一覧
  5. まとめ

 

 

 

 

山本由伸(元オリックスドジャース、12年総額3億2500万ドル(約455億円)

2023年:試23、回164、防1.21、勝16、振169

 山本選手はオリックスの不動のエースです。今季は史上初となる3年連続投手三冠を達成し、個人としてもキャリアハイの防御率でシーズンを終えました。ここ最近ではNPBで最も成績を残している投手ですし、山本選手が活躍出来なければ誰が出来るんだと思っています。大きなケガをせず高い修正能力で安定した成績を残せることが一番の強みです。日本人選手のポスティング額としては歴代最高となる契約金がMLBからの評価を物語っていると思います。

 

松井裕樹(元楽天パドレス、5年2800万ドル(約39億8000万円)

2023年:試59、回57.2、防1.57、勝2、H10、S39、振72

 松井選手は長年チームの不動の守護神として活躍した選手です。今季も59試合に登板しキャリアハイとなる39セーブを挙げています。NPBでは敵なしの活躍を見せている選手ですが、MLBで活躍するにはボールへの対応やピッチクロックなど障壁となる課題がいくつかあります。ただ、松井選手の実力であれば乗り越えてくれると思いますし、活躍を期待したいです。

 

今永昇太(元DeNAカブス、2年総額3000万ドル(約43億5000万円)

一軍:試22、回148、防2.80、勝7、振174

 今永選手はDeNAのエースとして活躍した選手です。高い奪三振能力を持ち長いイニングを安てして投げることが出来る点が魅力です。WBCなどの国際大会に強いところも高評価を受けた要因の1つだと思います。WBCでも伸びのあるストレートでアメリカ代表から空振りを奪っていました。中継ぎ起用にも対応出来ると思います。ただ、ケガが少し多いところが不安要素としてあります。万全であればMLBでも活躍できると思います。

 

上沢直之(元日本ハム)レイズ(マイナー契約)、総額350万ドル(約5億1000万円)

一軍:試24、回170、防2.96、勝9、振124

 上沢選手は長年日本ハムで先発投手として活躍した選手です。大きなケガなく長いイニングを投げられる点が魅力で日本人特有のストレート、フォークを操るためMLBで活躍する条件を揃えていると思います。今季も突出した成績ではないですが170回と多くのイニングを防御力2点台で投げています。来季はマイナー契約となりますが、メジャー契約も十分に狙える環境だと思うので注目です。

 

 

 

日本人選手

ダルビッシュ有(元日本ハムパドレス、37歳、12年目 

一軍:試24、回136.1、防4.56、勝8、振141

 ダルビッシュ選手は日本ハム時代からNPBで好成績を残し2012年からポスティングでレンジャーズに移籍した選手です。その後、ドジャースカブスを経て2020年から現在も所属しているパドレスに加入しています。NPBで93勝、MLBで103勝を挙げているレジェンドです。今季はWBCもあり調整が難しかったと思いますが、8勝を挙げチームに貢献しています。MLBを目指す日本人選手にとって相談役にもなれますし大きな存在だと思います。

 

前田健太(元広島)ツインズ、35歳、8年目 

一軍:試21、回104.1、防4.23、勝6、振117

 前田選手は広島時代から不動のエースとして活躍した選手で、2016年からポスティングでドジャースに移籍しました。MLBでも主に先発として活躍しポストシーズンでも貢献しました。2020年からはツインズに移籍しましたが、ケガもあり思い通りの活躍が出来ていません。今季はトミージョン手術から復帰を果たし104回を投げました。体も万全だと思うので来季は完全復活を目指して欲しいです。

 

大谷翔平(元日本ハム)エンジェルス、29歳、6年目 

投手:試23、回132、防3.14、勝10、振167
野手:試135、率304、安151、本44、打95、得102、盗20、O1.066

 大谷選手は野球界に革命を起こし続ける史上最高の野球選手です。日本ハム時代から代名詞となる二刀流で活躍しており、2018年からMLBに移籍した後も二刀流を継続しました。今季は投手として10勝を挙げ野手としても日本人史上初となる本塁打王のタイトルを獲得し自身二度目となるシーズンMVPを受賞しました。侍ジャパンでもWBC優勝に貢献しましたし、激動の1年だったと思います。今季中にトミージョン手術を受けたことで来季は野手に専念となりますが、スポーツ選手として最高額の契約でドジャースに移籍したので山本選手と共にまだ手にしていないワールドシリーズ制覇を目指して欲しいです。

 

菊池雄星(元西武)ブルージェイズ、32歳、5年目

一軍:試32、回167.2、防3.86、勝11、振181

 菊池選手は西武で先発として活躍した選手です。大谷選手とは同じ高校の先輩という間柄ですね。2019年からポスティングでマリナーズに移籍し主に先発として貢献しています。2022年からはブルージェイズに移籍し、今季は前半から絶好調でMLBでは自身初となる二桁勝利を達成しキャリアハイの成績を残しました。後半は調子が落ちましたが、前半戦のような活躍を1年間継続出来ればサイヤング賞も狙えると思います。来季は更なる飛躍が期待されます。

 

筒香嘉智(元DeNAジャイアンツ(マイナー契約)、32歳、4年目

2A:試11、率321、本4、O1.014

 筒香選手は長年DeNAの主砲として活躍した選手で、2020年からMLBに挑戦しましたが思うように結果が残せず、今季は当初2Aで活躍しました。来季からは3Aでプレー出来るようなので結果を残してメジャー昇格を勝ち取って欲しいです。

 

鈴木誠也(元広島)カブス、29歳、2年目

一軍:試138、率285、安147、本20、打74、得75、盗6、O842

 鈴木選手は長年広島の主砲として活躍した選手です。広島時代には王貞治落合博満に次ぐ史上3人目となる6年連続3割25本塁打を記録しています。2022年からポスティングでカブスに移籍しました。今季はケガも癒えMLBに対応したこともあり昨年を超える成績を残しました。打順も上位を打つことが多く打率はナ・リーグで9位と好成績を残しています。チームにとって必要不可欠な存在になっていると思います。来季も更なる飛躍が期待されますね。

 

千賀滉大(元ソフトバンク)メッツ、30歳、1年目

一軍:試29、回166.1、防2.98、勝12、振202

 千賀選手は長年ソフトバンクでエースとして活躍した選手で、お化けフォークと呼ばれるフォークを武器に活躍が期待されました。ソフトバンクでは7年連続二桁勝利を達成し安定した成績を残せる点が魅力ですね。今季はメジャー1年目ですがナ・リーグ規定投球回達成者の中で防御力2位を記録しています。新人王の記者投票では2位と大谷選手以来の受賞まであと一歩でしたね。来季はサイヤング賞を狙える位置につけていると思います。

 

吉田正尚(元オリックスレッドソックス、29歳、1年目

一軍:試140、率289、安155、本15、打72、得71、盗8、O783

 吉田選手はオリックスの主砲として活躍した選手で、NPBでの通算OPSは960と圧倒的な打撃成績を残している選手です。シーズン前には侍ジャパンとして世界一にも貢献していますね。今季からレッドソックスに移籍していますが、マッチョマンの相性で親しまれました。打率289でナ・リーグ5位の成績を残しています。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

藤浪晋太郎(元阪神オリオールズ、29歳、1年目

一軍:試64、回79、防7.18、勝8、H5、S2、振83

 藤浪選手は阪神時代は主に先発として活躍していた選手です。大谷翔平選手と並んで世代を引っ張る選手でしたが、近年はイップス気味で苦戦していました。ただ、ポテンシャルはあるためメジャーで開花する可能性を秘めていました。今季は当初アスレチックスに加入していましたが、先発としては結果が出ず中継ぎに配置転換されていました。その中継ぎでの活躍が認められシーズン途中にオリオールズにトレード移籍しています。当初は防御率10点を超えていたことを考えるとかなり良化していますね。来季は先発か中継ぎかはわかりませんが活躍を期待したいです。

 

他日本にゆかりのある選手

ヌートバー(日系人カージナルス、26歳、3年目 

一軍:試117、率261、安111、本14、打46、得74、盗11、O784

 ヌートバー選手がWBC侍ジャパンの一員として世界一に貢献した日系人です。母親が日本人というハーフの選手ですね。WBCでは日本ファンの心をガッチリと掴みました。今季は自身最多となる117試合に出場しキャリアハイの成績を残しました。OPS784と打撃成績が良く広い守備範囲で外野手としてかなり優秀な選手ですね。来季は更なる飛躍が期待されます。

 

クワン(日系人ガーディアンズ、26歳、2年目

一軍:試158、率268、安171、本5、打54、得93、盗21、O710

 クワン選手はヌートバー選手と同じく昨年のWBC侍ジャパンの一員として選出が検討された選手です。母方の祖父母が日本人のクオーターの選手です。走攻守がハイレベルな外野手でリードオフマンタイプの選手ですね。今季は自己最多の158試合に出場し93得点を記録しています。ちなみにWBCへの参加も本人は前向きだったため今後侍ジャパンの一員として見られる可能性もあると思います。

 

マクガフ(元ヤクルト)マリナーズ、34歳、1年目

一軍:試63、回70.1、防4.73、勝2、H14、S9、振86

 マクガフ選手は2022年までヤクルトで活躍していた投手です。日本での引退も考えていたようですが、夢を諦めず今季からMLBで勝負することを決断しました。今季は主に勝ちパとして63試合に登板し14ホールド、9セーブと好成績を残しています。MLBでもやっていけるという自信も付いたと思います。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

ジョンソン(元阪神ブレーブス、32歳、4年目

一軍:試67、回62.2、防4.03、勝2、H12、S13、振90

 ジョンソン選手は2019年に阪神で1年間活躍した選手です。NPBでは勝ちパとして40ホールドをマークしています。2020年からはMLBで活躍しており、今季は当初ロッキーズで中継ぎとして活躍していました。その活躍が認められシーズン途中にトレードでブレーブスに移籍しています。最終的に自己最多の67試合に登板しています。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

マルティネス(元ソフトバンクパドレス、33歳、2年目

一軍:試63、回110.1、防3.43、勝6、H15、S1、振106

 マルティネス選手は日本ハムソフトバンクで主に先発として活躍した選手です。気迫あふれる投球でファンからも人気が高かった選手ですね。2022年からMLBに復帰しています。今季は先発、中継ぎ両方でチームの貢献し110回を投げ防御率3点台と起用も難しいながらかなりの好成績を残しています。

 

レイ(元ソフトバンク)ブルワーズ、33歳、1年目

一軍:試26、回124、防4.55、勝6

 レイ選手はソフトバンクで2年間主に先発として活躍した選手です。2023年からアメリカに戻りブルワーズにマイナー契約で加入しました。4月にメジャーに昇格しそこからは先発ローテとして安定した成績を残しました。来季も契約を延長するようですね。継続して成績を残しアメリカンドリームを掴んで欲しいです。

 

メネセス(元オリックスナショナルズ、31歳、2年目

一軍:試154、率278、安161、本13、打89、得71、盗0、O722

 メネセス選手は元オリックスに在籍していた打力が武器の選手です。WBCではメキシコ代表として出場しそこでインパクトを残しました。オリックス入団後も期待されましたが、ドーピング検査で陽性になり退団となってしまいました。2022年から30歳という年で自身初となるメジャー昇格を果たしています。今季はレギュラーとして定着しチームの主軸として活躍しました。来季は更なる飛躍が期待される選手です。

 

ギャレット(元西武)メッツ、31歳、2年目

一軍:試7、回17、防5.82、勝1、振16

 ギャレット選手は元々西武で活躍していた中継ぎ投手です。2022年からナショナルズマイナー契約で移籍しています。その後メジャー昇格を果たし中継ぎ投手として活躍していました。今季は7試合に登板し防御率5点台と納得のいく投球ではなかったと思います。来季はメジャーに定着するべく頑張って欲しいです。

 

バーヘイゲン(元日本ハムカージナルス、33歳、2年目

一軍:試60、回61、防3.98、勝5、振60

 バーヘイゲン選手は元は日本ハムに在籍していた選手で、2022年からアメリカに復帰しています。ケガがちな選手でしたが、今季はケガ無く60試合に登板し防御率3点台と好成績を残しています。来季は数球団からあったメジャーからのオファーを蹴り日本ハムに復帰する予定です。日本ハムは台風の目になりそうです。

 

ロドリゲス(元中日)ブルージェイズ?、26歳

一軍:なし

 ロドリゲス選手は元々中日で活躍していた投手でWBCではキューバ代表として選出されていた選手です。今季はメジャー契約を目指しキューバを亡命しアメリカに移住し日本球界に衝撃を与えましたね。キューバの選手は政府の存在が足かせになりメジャーで活躍するには亡命するしかないという制約もあります。ただ、球団に黙っていきなり亡命するのはいただけないですね。今オフにはメジャーの複数球団からオファーが来ているようで来季からMLBで活躍が期待されています。

 

 

各選手一覧

ナ・リーグ

東地区
ジョンソン(ブレーブス
千賀滉大、藤浪晋太郎(メッツ)
メネセス(ナショナルズ
中地区
今永昇太、鈴木誠也カブス
マルティネス、ブセニッツ(レッズ)
ヌートバー(カージナルス
レイ(ブルワーズ)
西地区
大谷翔平、山本由伸(ドジャース
ダルビッシュ有松井裕樹パドレス
筒香嘉智ジャイアンツ)

ア・リーグ

東地区
吉田正尚レッドソックス
菊池雄星ブルージェイズ
上沢直之(レイズ)
中地区
前田健太(ツインズ)
クワン(ガーディアンズ
西地区
マクガフ(マリナーズ

 

まとめ

 記念では日本人メジャーリーガーもどんどん増えていますね。来季メジャー契約を結んでいる日本人選手は11人になりました。マクガフ選手など元々NPBの球団に在籍していた選手もいるので、メジャーリーグを観戦する際には参考にしてみてください。