何はともあれ野球推しです。
今回は各球団の開幕前戦力分析を行っていきたいと思います。今回は野手編ということで各球団の野手を0.5~10点と点数をつけて評価したいと思います。ちなみに記事を出す順番はルーレットで決めました。それでは見ていきましょう!!
今回は野手の層を厚くし悲願のリーグ優勝へ!!
東北楽天ゴールデンイーグルスです!!!
目次
- 2024年振り返り
- 総合得点
- ポジション別解説
- まとめ
2024年度成績
打率242(4位)、本塁打72(4位)、得点492(4位)
犠打126(1位)、盗塁90(2位)、OPS642(4位)
辰己 涼介(28歳)試143、率294、安158、本7、打58、得64、盗20、O772
小郷 裕哉(28歳)試143、率257、安145、本7、打49、得64、盗32、O694
浅村 栄斗(34歳)試143、率253、安119、本14、打60、得51、盗1、O728
村林 一輝(27歳)試139、率241、安125、本6、打50、得51、盗5、O583
小深田 大翔(29歳)試134、率229、安103、本3、打25、得50、盗29、O582
鈴木 大地(35歳)試123、率266、安108、本4、打41、得41、盗0、O671
太田 光(28歳)試94、率196、安45、本2、打23、得23、盗2、O535
阿部 寿樹(35歳)試78、率227、安52、本9、打32、得19、盗0、O711
フランコ(32歳)試68、率218、安50、本8、打30、得20、盗0、O596
渡邊 佳明(28歳)試47、率250、安34、本0、打11、得9、盗0、O567
伊藤 裕季也(28歳)試44、率261、安30、本2、打10、得10、盗0、O680
石原 彪(26歳)試68、率171、安25、本4、打12、得9、盗0、O527
島内 宏明(35歳)試40、率214、安28、本0、打12、得8、盗0、O559
安田 悠馬(25歳)試34、率262、安32、本2、打9、得12、盗0、O658
中島 大輔(23歳)試37、率228、安28、本1、打10、得18、盗1、O591
茂木 栄五郎(31歳)試46、率265、安18、本1、打8、得6、盗0、O708
田中 和基(30歳)試68、率129、安4、本0、打1、得8、盗0、O290
昨年は主力選手が固定され奮闘していましたね。センターを守る辰巳選手は打撃では最多安打のタイトルを獲得し、守備でも1シーズンの捕殺数の日本記録を樹立するなど攻守に躍動しました。ライトの小郷選手も全試合に出場しリーグ2位の32盗塁をマークするなどリードオフマンとして貴重な働きをしましたね。主軸の浅村選手は打撃不振が長くかなり苦しんだもののチーム最多の14本塁打を放ちました。二遊間コンビの小深田選手、村林選手の守備力は素晴らしく小深田選手はリーグ3位の29盗塁を記録、村林選手も打撃成績は目立ちませんでしたが得点に絡む場面が多かったです。
鈴木選手も打率266と安定していましたね。阿部選手も休養を挟みながらの起用でしたが、OPS700を超えており打撃で存在感を示しました。ただ、主力選手が固定される一方脇を固める選手がやや薄く正捕手の大田選手は打率1割台と苦しみ、2番手以降の石原選手、安田選手もレギュラー獲得には至りませんでした。島内選手も前年に引き続き打撃で苦しみましたね。来日2年目のフランコ選手もレギュラー格と言ったら微妙で実績組の岡島選手も中々調子が上がりませんでした。渡邊選手、伊藤選手、中島選手らスポットで活躍した選手はいましたが1年間続かなかったですね。打撃成績も軒並み4位前後が多く突き抜けたものがなかったです。ただ、盗塁数はリーグ2位といいところもありました。
主な入退団選手
IN:小森、宗山、吉納
OUT:茂木
昨年は途中出場がメインでしたが実績組の茂木選手がFAでヤクルトに移籍しました。戦力となる選手ですが、一軍にフルで帯同していたわけではないのでそこまでの戦力ダウンがあるわけではないと思います。
新戦力として茂木選手の人的補償で若手有望株の小森選手が加入しました。昨年は二軍でヤクルト内2番目の110試合に出場し24盗塁と俊足を見せています。内野のユーティリティーで使い勝手もいいですし、即戦力となる可能性もあると思います。また、ドラフト1位ルーキーの宗山選手は5球団競合のアマチュア界のスターでいきなりショートのレギュラーとして起用されそうですね。他にもドラフト5位ルーキーの吉納選手は大学日本代表でクリーンアップも打っていた外野手で即戦力となる可能性も十分あります。
総合評価
評価のイメージは以下の通りです。
イメージ
10点:最強
9点:
8点:球界でもトップクラス
7点:タイトルを狙える
6点:
5点:他球団でも1年間レギュラーを張れる
4点:
3点:自チームのレギュラー格
2点:レギュラーが抜けた時に穴を埋められる
1点:途中出場からでも存在感を出せる
0.5点:期待枠orサブ
野手は投手と違い守備など数字に現れない貢献度も多いので具体的な数値は設けず、個人的なイメージで評価を付けたいと思います。
ちなみに今回の評価はかなり辛めに付けています。一軍で計算できる選手を0.5点~つけていますので、点数がついているだけ凄いです。他球団でもレギュラーを張れる選手が5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。
計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており(巨人の岡本選手など)、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています(日本ハムの水谷選手など)。
ちなみに◎がついている人はレギュラー確定の選手です。また、パリーグはDHがあるため点数が伸びやすいです。
2025年度想定戦力
10点:
9点:辰巳
8点:
7点:浅村、小郷
6点:
5点:村林、小深田
4点:鈴木
3点:宗山、大田、阿部
2点:安田、伊藤、フランコ
1点:渡邊、中島
0.5点:島内、岡島、石原、田中、黒川、山崎、武藤、小森、吉納
計58.5点
捕手
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 太田 | 3点 | 正捕手 |
2番手 | 安田 | 2点 | 打撃期待、守備が課題 |
3番手 | 石原 | 0.5点 | 昨年も戦力となっている |
4番手 | 堀内 | 今季が正念場 | |
5番手 | 田中 | 実績組、守備型 | |
6番手 | |||
7番手 |
捕手は正捕手格の太田選手がいますが、昨年は打率1割台と打撃で苦しみました。前年に攻守で成長したことを見せていただけに打撃成績を大きく落としたことでレギュラーとして物足りないですね。守備は安定しているので打撃さえよくなれば正捕手に一番近いのは間違いありません。期待値が高いのは打撃型の捕手である安田選手ですね。昨年も34試合と少ない試合数で2本塁打を放つなど打撃でアピールしています。守備が追い付いてくればチームに足りない長打力を補える選手ですし、スタメンでの起用も増えると思います。他にも昨年2番手捕手として起用の多かった石原選手などが候補です。
ファースト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 浅村 | 7点 | 中軸、サードからコンバート |
2番手 | 鈴木 | 4点 | 実績組、昨年最多スタメン |
3番手 | フランコ | 2点 | 来日3年目 |
4番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待、サブポジ |
5番手 | 阿部 | 3点 | 打撃期待、サブポジ |
6番手 | 渡邊 | 1点 | 中堅組、サブポジ |
7番手 | 安田 | 2点 | 打撃型捕手、サブポジ |
昨年はサードをメインにしていた浅村選手が今季はファーストで起用されるようです。昨年は攻守で精彩を欠きましたが、経験のあるファーストを守ることで調子を上げて欲しいです。彼の復活が優勝に向けてカギになります。昨年ファーストで最多のスタメン起用をされている鈴木選手は毎年安定していて計算しやすいですね。浅村選手がDHに入る時は鈴木選手が起用されると思います。他にも打撃期待のフランコ選手、伊藤選手、阿部選手、渡邊選手らが候補です。
セカンド
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 小深田 | 5点 | 主力格 |
2番手 | 村林 | 5点 | 主力格、サブポジ |
3番手 | 黒川 | 0.5点 | 若手有望株 |
4番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待 |
5番手 | 山田 | 内野ユーティリティー | |
6番手 | |||
7番手 |
セカンドは主力格の小深田選手がいるのでここは固定ですね。昨年もリーグ3位の29盗塁を記録し守備ではゴールデングラブ賞を獲得しました。ただ、打率229、OPS582と打撃では苦しみました。今季も打撃が苦しければ安泰とは言えず、セカンドも高いレベルでも守ることが出来る村林選手が起用される可能性も出てきますね。他にも若手有望株の黒川選手らが候補です。
サード
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 村林 | 5点 | ショートからコンバート |
2番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待 |
3番手 | 阿部 | 3点 | 打力期待、ベテラン |
4番手 | 鈴木 | 4点 | 主力格、サブポジ |
5番手 | フランコ | 2点 | 来日3年目 |
6番手 | 黒川 | 0.5点 | 若手有望株 |
7番手 |
サードは昨年までショートを守っていた村林選手が第一候補です。打率241、OPS583とそこまで目立たないですが、安定した守備力と打撃でも得点に絡む場面が多く数字以上に貢献度が高かったです。ただ、村林選手の打撃が苦しかったり、他選手との兼ね合いで村林選手が他ポジションで起用されることも想定されるので、そうなれば2番手以降にもチャンスが出てきますね。昨年もチーム2位の9本塁打を放ちOPS711を記録した阿部選手に同じく打撃期待の伊藤選手、サードもこなせる主力格の鈴木選手らが候補です。
ショート
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 宗山 | 3点 | ドラフト1位ルーキー |
2番手 | 村林 | 5点 | 主力格、昨年最多スタメン |
3番手 | 入江 | 若手有望株、高卒5年目 | |
4番手 | 山田 | 内野ユーティリティー | |
5番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待 |
6番手 | 山崎 | ケガ離脱中 | |
7番手 |
ショートはドラフト1位ルーキーの宗山選手がメインで起用されるようですね。近年のアマチュア遊撃手の中ではNo1とされる逸材でドラフトでも5球団競合と今季のルーキーの中では最も期待値が高いですね。守備力は既に一軍レベルにあると思うので打撃でどれくらいやれるかが焦点となってくると思います。宗山選手が厳しければ昨年もレギュラーを務めていた村林選手が起用されると思います。
レフト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 阿部 | 3点 | 打力期待、ベテラン、サブポジ |
2番手 |
伊藤 |
2点 | 打力期待、サブポジ |
3番手 | 中島 | 1点 | 大卒2年目、俊足好守 |
4番手 | 武藤 | 0.5点 | 若手有望株、高卒6年目 |
5番手 | 吉納 | 0.5点 | ドラフト5位ルーキー |
6番手 | 渡邊 | 0.5点 | 中堅組、高いミート力 |
7番手 | 島内 | 0.5点 | 復活期待、元主軸 |
レフトは流動的になりそうですね。レギュラーは固まっておらず横一線です。サードの2番手で挙げた阿部選手、伊藤選手は打撃で期待が出来る内野手でサブポジのレフトで起用される可能性は高いですね。伊藤選手は昨年序盤こそ苦しみましたが、終盤に戻って来てからは打率3割を超えていて調子が良ければ結果を残せることが分かっています。阿部選手は昨年も打撃で結果を残していますが、ベテランですし休みを挟みながらの起用になりそうですね。他にも守備、走塁に定評のある中島選手、オープン戦で積極的に起用されている若手有望株の武藤選手、ドラフト5位ルーキーで打撃期待の吉納選手、高いミート力を持ちスポットで活躍できる渡邊選手、近年は調子が上がらないですが元々主軸を担っていた島内選手など候補が豊富にいます。誰がレギュラーの座を射止めるか注目です。
センター
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 辰巳 | 9点 | 主力格、4年連続GG賞 |
2番手 | 中島 | 1点 | 大卒2年目、俊足好守 |
3番手 | 田中 | 0.5点 | 途中出場メイン |
4番手 | 武藤 | 0.5点 | 若手有望株 |
5番手 | |||
6番手 | |||
7番手 |
センターは主力格の辰巳選手がいるのでここは固定ですね。12球団でもトップクラスの守備力に昨年は打撃が追い付いてきて最多安打のタイトルを獲得しました。プレミア12では侍ジャパンにも選出されいよいよ白が付いてきましたね。色々な意味で注目されていますがプレーで見せて欲しいです。辰巳選手が離脱となれば中々厳しいですが、守備、走塁に定評のある中島選手が代役で入ると思います。
ライト
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 小郷 | 7点 | 主力格 |
2番手 | 武藤 | 0.5点 | 若手有望株、高卒6年目 |
3番手 | 岡島 | 0.5点 | 元主力格、復活期待 |
4番手 | 中島 | 1点 | 大卒2年目 |
5番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待、サブポジ |
6番手 |
渡邊 |
1点 | |
7番手 |
ライトも主力格の小郷選手がいるのでここは固定です。昨年はリードオフマンとして全試合に出場しリーグ2位の32盗塁を記録しています。交流戦時には勝負強い打撃を見せ交流戦優勝に彼の存在は欠かせなかったですね。小郷選手が離脱となれば若手有望株の武藤選手や高い打撃技術を持つベテラン岡島選手などが候補です。
DH
序列 | 名前 | 点数 | 備考 |
1番手 | 鈴木 | 5点 | 主力格、中軸期待 |
2番手 | フランコ | 2点 | 新外国人 |
3番手 | 安田 | 1点 | ベテラン |
4番手 | 浅村 | 7点 | 中軸 |
5番手 | 阿部 | 3点 | 打撃期待 |
6番手 | 伊藤 | 2点 | 打撃期待 |
7番手 | 島内 | 0.5点 | 若手有望株、右のスラッガー |
DHは他ポジションとの兼ね合いで主力格の鈴木選手が第一候補になりそうですね。ファーストに浅村選手が回ることで昨年ファーストのレギュラーだった鈴木選手が押し出される形になりましたが、彼が起用できるのは勿体ないです。DH中心の起用でも十分に力を発揮してくれると思います。他にも打撃期待の選手が多く色々な選手が起用されると思います。
途中出場組
役割 | 名前 | 点数 | 備考 |
代打 | フランコ | 2点 | 右の代打 |
代打 | 渡邊 | 1点 | 左の代打、一、三、外 |
何でも屋 | 武藤 |
0.5点 |
外 |
第三捕手 | 石原 |
0.5点 |
|
代走兼守備固め | 田中 | 0.5点 | 外野 |
代打 | 岡島 | 0.5点 | 実績組、外野 |
代走兼守備固め | 山田 | 0.5点 | 一、二、三、遊 |
代走兼守備固め | 中島 | 1点 | 外 |
何でも屋 | 小森 | 0.5点 |
二、三、遊、外野 |
代打は切り札と言える選手はいませんが、右ではフランコ選手、阿部選手、伊藤選手、左では渡邊選手、岡島選手などスタメンを漏れた中堅組が積極的に起用されると思います。
第三捕手として石原選手が控える形になると思います。今季は安田選手を積極的に起用してほしいと思うのでそうなると昨年2番手として活躍した石原選手がこの位置になりますね。
代走、守備固め要員として内野には山田選手、小森選手、外野には田中選手がいますね。代走ではオープン戦の起用を見る限り小森選手の優先順位が高いと思います。
理想のオーダー
レギュラー | ベンチ要員 | ||||
1番 | 右 | 小郷 | 二番手 | 太田 | |
2番 | 遊 | 宗山 | 二番手 | 伊藤 | |
3番 | 中 | 辰巳 | 二番手 | フランコ | |
4番 | 一 | 浅村 | 代打 | 渡邊 | |
5番 | 指 | 鈴木 | 代走兼守備固め | 田中 | |
6番 | 左 | 阿部 | 代走兼守備固め | 山田 | |
7番 | 捕 | 安田 | 何でも屋 | 武藤 | |
8番 | 三 | 村林 | 代走兼守備固め | 中島 | |
9番 | 二 | 小深田 | 代走兼守備固め | 小森 | |
第三捕手 | 石原 |
ここで紹介するのは理想のオーダーであって開幕スタメン予想ではないためご容赦ください。
捕手、レフト以外はほぼ固定だと思います。サードの村林選手のところも流動的になるかもしれないですね。今回は打撃期待の安田選手、阿部選手を入れていて特に安田選手が正捕手になれば大きいと思います。レフトは流動的になりそうですね。
打順は昨年のオーダーを踏まえて1番小郷選手、3番辰巳選手、4番浅村選手は鉄板ですね。浅村選手の復調がカギを握っていると思います。
浅村選手の後ろに勝負強い鈴木選手を入れ、その後は左右ジグザグになるように並べています。村林選手、小深田選手の打撃成績が上がってくれば脅威の下位打線になりそうです。
ベンチ要員も正捕手格の太田選手、田中選手はほぼ決まりですが、他は入れ替えがありそうです。個人的には代走の切り札として期待される小森選手と若手有望株の武藤選手、打撃で期待感のある伊藤選手は1年間一軍で見たいです。
まとめ
楽天は主力格の選手はいい選手が多く優勝争いに十分に加わっていける面子だと思います。浅村選手の復調と2番手以降の層を厚くすることが今季の課題になりそうです。
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