何はともあれ野球推しです。
2025年のストーブリーグの補強第3弾がありましたね。元広島の前田健太選手が楽天に加入するすることが発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- 補強の意図
- 今後の補強
各選手詳細
伊藤 光(37歳)185cm、83㎏、右投、投手、プロ19年目
日米通算:試444、回2469.1、防3.10、勝165、H10、S6、振2288
2025MLB:試7、回8、防7.88、勝0、振8
前田選手はPL学園からドラフト1位で広島に入団した投手です。
高卒2年目となる2008年に一軍デビューを果たすとその勢いで9勝を挙げ、そこからチームのエースとして6年連続二桁勝利を達成しました。NPBを代表する投手に成長し最多勝2回、最優秀防御率3回、最多奪三振2回、沢村賞2回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞5回など数々のタイトルと獲得しました。2016年からメジャーに挑戦し、移籍1年目から16勝を挙げるとその後はケガに苦しみながらも3度の二桁勝利を挙げています。2021年には開幕投手も務めましたね。近年では中継ぎでの起用も増えてきました。ただ、今季はケガの影響でキャリアワーストとなる7試合の登板に留まりました。来季38歳となるシーズンですが、日米通算165勝という実績を引っさげ楽天で日本球界復帰となります。
選手の特徴
前田健太選手は日米で実績のある先発右腕です。基本的には変化球の割合が多い投手で、スライダーはそれだけで何種類も投げ分けることが出来る得意球です。他にもメジャー移籍後はスプリットやツーシームの割合が増えていますね。ケガの影響でストレートは150㎞に満たないことが多いですが、全盛期の頃からスライダーを軸に抑える変化球投手でしたし、モデルチェンジも上手くいくと思います。ここ2年は中継ぎでの起用も増えていましたが、楽天は先発が課題ですし基本は先発起用を考えていると思います。
補強の意図
来季の先発陣
ローテ:早川、藤井、岸、古謝、前田、西口
候補:荘司、瀧中、内、辛島、大内、坂井、外国人
楽天は先発陣が中々固まっていないですね。昨年二桁勝利を挙げてWエースとして期待された早川選手、藤井選手がそれぞれ2勝、6勝と貯金を作れず、チーム最多勝は7勝の古謝選手、中継ぎの西垣選手となっています。2位も6勝で藤井選手と最年長の岸選手でした。規定投球回に到達した選手も1人もおらず、先発防御率はリーグ最下位でしたね。
来季の先発陣の構想は固まっておらず、個人的な予想では復活を期す早川選手に今季1~3番目にイニングを消費している藤井選手、岸選手、古謝選手、さらに来季は先発挑戦となる西口選手に今回加入した前田選手の予想です。他にも若手有望株の荘司選手、内選手や実績のある瀧中選手らが候補です。とにかく頭数が足りていないので実績のある前田選手の加入は大きいです。
今後の補強
楽天は前田選手の他に伊藤光選手のFA移籍、柴田選手と支配下で再契約、古賀選手、平良選手の支配下昇格もあり現在の支配下枠は68人となっています。枠は少ないのでトレードなどの補強が中心になると思いますが、外国人投手はもう1人くらい追加しておきたいです。