必見!!現役ドラフト速報!!!~各球団の狙いと指名順は!?~

何はともあれ野球推しです。

 

 12/8に第2回となる現役ドラフトが開催されました。

 そこで今回は移籍した選手の詳細と各球団の補強の意図をまとめたいと思います。

 

 

目次

  1. 移籍選手詳細
  2. 補強の意図

 

 

 

 

阪神タイガース

Out→馬場 皐輔        
In→漆原 大晟(27歳)182cm、85㎏、投手、右投、プロ5年目、オリックス
2023年一軍:試16、回21、防3.00、勝0、H1、振10
2023年二軍:試32、回31.1、防4.31、勝3、振23

 阪神は中継ぎの馬場選手が退団となりオリックスから同じく中継ぎの漆原選手が加入することとなりました。馬場選手は2020年には44試合に登板するなど一軍の戦力となっていましたが、ここ2年は阪神の分厚い中継ぎ陣の中で出番を減らしていたので出場機会を増やしてあげたいというところだと思います。漆原選手は一時期将来の抑え候補と言われるほど期待されていましたが、近年は他投手が続々と台頭してきたこともあり出番が多くありませんでした。ただ、今季の終盤にはビハインドや回跨ぎで一定の存在感を示していました。ストレートも速いですし環境が変わればブレイクする可能性があると思います。

 

 

広島東洋カープ

Out→中村 祐太        
In→内間 拓馬(25歳)179cm、88㎏、右投、プロ3年目、楽天
2023年一軍:なし
2023年二軍:試17、回53.1、防3.88、勝3、振33

 広島は投手の中村裕選手が退団となり、楽天から同じく投手の内間選手が加入することとなりました。中村選手は二軍で防御率1.08と抜群の安定感を誇りましたが、一軍での登板に中々恵まれませんでした。この移籍は中村選手にとってプラスに働くと思います。内間選手は今季の一軍登板はありませんでしたが、二軍では主に先発として登板がありました。広島は床田選手、九里選手、森下選手、大瀬良選手に次ぐ5番手以降の先発投手に苦労しているので先発ローテ争いに入って来てほしいです。

 

 

横浜DeNAベイスターズ

Out→櫻井 周斗        
In→佐々木 千隼(29歳)181cm、83㎏、投手、右投、プロ7年目
2023年一軍:試2、回3、防3.00、勝0、振0
2023年二軍:試26、回79.2、防3.84、勝4、振35

 DeNAは中継ぎの櫻井選手が退団となり、ロッテから投手の佐々木千投手が加入することとなりました。2021年に30試合に登板するなど一軍の実績がありますが、その年のオフにトミージョン手術を受けたことにより育成契約となっていた選手です。昨年の夏に復帰し今年の4月に支配下に返り咲きました。若手有望株の1人なだけに少し驚きましたが、今季二軍で防御率3.08自慢の奪三振率も下降していることを考えると仕方ない気もします。佐々木選手は2021年に54試合に登板し防御率1.24と勝ちパとして大車輪の活躍をしていたんですよね。今季は先発に挑戦していましたが一軍では2試合の登板に終わりました。DeNAでは先発、中継ぎ両にらみになると思いますが与えられた役割で貢献してほしいですし、二軍が投壊気味なのでチームにとってもイニングを稼げる選手の加入は大きいと思います。

 

 

読売ジャイアンツ

Out→北村 拓己        
In→馬場 皐輔(28歳)184cm、97㎏、投手、右投、プロ6年目
2023年一軍:試19、回22、防2.45、勝2、H5、振22
2023年二軍:試28、回32、防1.97、勝3、振37

 巨人は内野手の北村選手が退団となり、阪神の馬場選手が加入することとなりました。北村選手は内野全ポジションをこなせるユーティリティー性とパンチ力のある打撃が武器の選手ですが、二軍では打率305を残したものの一軍での出場機会に恵まれませんでした。巨人は門脇選手を含めユーティリティー性の高い選手が多くいるので若干飽和気味だったと思います。馬場選手は阪神では分厚い中継ぎ陣に割って入れなかったものの、中継ぎ陣が課題の巨人では主力として回れるくらいのポテンシャルを秘めていると思います。補強ポイントと合致したいい補強だと思います。

 

 

東京ヤクルトスワローズ

Out→梅野 雄吾        
In→北村 拓己(28歳)181cm、90㎏、右投右打、内野手、プロ6年目
2023年一軍:試27、率206、安7、本0、打0、得2、盗0、O506
2023年二軍:試68、率305、安58、本3、打24、得31、盗0、O872

 ヤクルトは中継ぎの梅野選手が退団となり、巨人の北村選手が加入することとなりました。梅野選手は24歳という若さで通算216試合に登板するなど一軍での実績が豊富な選手です。ただ、ケガもあり今季は二軍でも防御率4点台と苦しみました。実績や若さも踏まえてかなり思い切った選手を放出したと思います。北村選手は巨人では一軍で結果が出ませんでしたが、内野全ポジションを守れますし何より二軍で好成績を残しています。ヤクルトは内野手のレギュラーがある程度固定されていますが、山田選手、長岡選手は今季不振でしたし二番手以降の選手との差もかなりあります。北村選手の加入はサブ的な面でも大きいですが、環境が変わったことにより覚醒し一気にレギュラー奪取を狙っていける選手だと思います。

 

 

中日ドラゴンズ

Out→鈴木 博志        
In→梅野 雄吾(24歳)175cm、84㎏、投手、右投、プロ7年目
2023年一軍:試5、回8、防3.38、勝0、H0、振4
2023年二軍:試35、回54.2、防4.28、勝4、S7、振38

 中日は投手の鈴木選手が退団となり、ヤクルトから中継ぎの梅野選手が加入することとなりました。鈴木選手はドラフト1位で一時期守護神を務めたこともあり将来が期待されていた選手でしたが、近年は中々一軍で結果が出ていませんでした。今季は先発挑戦などある程度良さが出ましたが、先発、中継ぎで期待の若手が続々と台頭してきている現状を見ると優先順位が下がっていたのだと思います。梅野選手は24歳という若さで通算216試合に登板するなど一軍での実績が豊富な選手ですね。今季は二軍で結果が出ず自慢のストレートも戻っていないところは心配です。特に15暴投はかなり多いですね。ただ、これまでの実績は今回の現役ドラフトで移籍した選手の中でもトップクラスの選手ですし、本来の姿が戻れば、さらに覚醒すればチームにとって大きな戦力となることは間違いないです。

 

 

オリックスバファローズ

Out→漆原 大晟    
In→鈴木 博志(26歳)182㎏、95㎏、投手、右投、プロ6年目
2023年一軍:試9、回24.1、防4.07、勝1、H1、振5
2023年二軍:試32、回31.1、防4.31、勝3、振23

 オリックスは中継ぎの漆原選手が退団となり、中日から同じく中継ぎの鈴木選手が加入しました。漆原選手は将来の守護神候補と言われ期待されていた選手ですが宇田川選手、山崎颯選手、阿部選手など新たな戦力が続々と台頭してきていたので近年は一軍での登板に恵まれていませんでした。阪神も中継ぎ陣は強力ですが、岡田監督がオリックス時代に見ていたこともあるそうですし花開いて欲しいです。鈴木選手は中日で一時期守護神を任されていたほどの選手でしたが、近年は制球力に苦しみ一軍で結果を残せていませんでした。ただ、今季は先発に挑戦し一定の成果を上げています。オリックスでは先発、中継ぎどちらかわかりませんが、先発は山本選手、山崎福選手が抜けたことで薄くなっています。投手の育成が上手いオリックスでブレイクするかもしれません。

 

 

千葉ロッテマリーンズ

Out→佐々木 千隼        
In→愛斗(26歳)177cm、92㎏、外野手、右投右打、プロ8年目
2023年一軍:試73、率214、安55、本4、打15、得19、盗2、O559
2023年二軍:試29、率304、安35、本5、打21、得21、盗5、O826

 ロッテは投手の佐々木千選手が退団となり、西武から外野手の愛斗選手が加入することとなりました。佐々木選手は2021年にセットアッパーとして大ブレイクしましたが、プロ7年間で一軍で結果を残せたのはこの年だけでした。今季のロッテは種市選手、西野選手などケガしていた先発投手が復帰しましたし、坂本選手、西村選手など新戦力も上手く中継ぎとして活躍していて層が厚くなっていました。愛斗選手は2年前の2021年にブレイクしそこからレギュラー格として活躍していましたが、今季はケガの影響もあり中々調子が上がっていませんでした。ただ、ここ2年間の実績もありますしパンチ力のある打撃はロッテの課題である長打力不足を補ってくれると思います。守備力も高いですし、ロッテのチームカラーと合いそうですね。来季のレギュラー争いに割って入るポテンシャルは持っていると思います。

 

 

福岡ソフトバンクホークス

Out→水谷 瞬
In→長谷川 威展(24歳)178cm、85㎏、投手、左投、プロ2年目
2023年一軍:試9、回8.1、防1.08、勝0、振5
2023年二軍:試34、回42、防3.00、勝8、振43

 ソフトバンクは外野手の水谷選手が退団となり、日本ハムから中継ぎの長谷川選手が加入することとなりました。水谷選手はポテンシャルが高く二軍で積極的に起用されていますが、外野手の層が厚く一軍では中々チャンスが得られませんでした。日本ハムはまだ若いチームですし、水谷選手のチャンスも増えると思います。長谷川選手は貴重な中継ぎ左腕として需要の高い選手ですね。まだプロでは2年しか活動していないですしここからの上積みも見込めると思います。今季は一軍、二軍で一定の成績を残していますし日本ハムの左腕が充実していたため出番が少なかったものの、ソフトバンクはモイネロ選手の先発転向、嘉弥真選手の退団と計算できる中継ぎ左腕が田浦選手のみと長谷川選手にとっては競争相手が少なくチャンスが増えると思います。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

Out→内間 拓馬       
In→櫻井 周斗(24歳)178cm、86㎏、投手、左投、プロ6年目
2023年一軍:なし
2023年二軍:試36、回40、防3.38、勝1、振32

 楽天は先発候補の内間選手が退団となり、DeNAから中継ぎの櫻井選手が加入することとなりました。内間選手は二軍で先発ローテとして回っていましたが、庄司選手の加入や藤平選手の復活もあり一軍の先発陣が少し厚くなっていたところで出番がありませんでした。二軍ではある程度安定していますし、他球団に移籍すれば出番が増えると思います。櫻井選手は2021年には一軍で30試合に登板するなどある程度実績のある選手ですが、トミージョン手術により育成契約に移行していました。今季から支配下に復帰しましたが、一軍での登板がありませんでしたね。二軍でも奪三振率が低くなっているところは気になる点ですが、来季で25歳とまだ若いですし今後成長していく可能性が高いと思います。楽天は中継ぎ左腕が鈴木選手くらいしか一軍で活躍していないので、櫻井選手には貴重な中継ぎ左腕として貢献して欲しいです。

 

 

埼玉西武ライオンズ

Out→愛斗        
In→中村 祐太(28歳)184cm、90㎏、投手、右投、プロ10年目
2023年一軍:試5、回7、防1.29、勝0、H0、振3
2023年二軍:試28、回33.1、防1.08、勝2、振35

 西武は外野手の愛斗選手が退団となり、広島の投手である中村選手が加入することとなりました。愛斗選手は今季ケガの影響でここ3年で最も悪い成績となっていたとは言え、レギュラー格の1人となりかけていただけにこの放出はかなり驚きました。長谷川選手、蛭間選手など期待の若手の台頭が要因の1つかもしれませんね。中村選手は今季一軍で出番が少なかったものの二軍では防御率1.08と無双級の成績を残しています。過去には先発として一軍で5勝を挙げたシーズンもありますね。西武では中継ぎがメインになると思いますが、森脇選手や佐々木選手のケガで中継ぎ陣が手薄になっていた時期もあったので中村選手のチャンスも増えると思います。西武としても中継ぎの層が厚くなることが上位進出への足掛かりとなると思うので中村選手には頑張って欲しいです。

 

 

北海道日本ハムファイターズ

Out→長谷川 威展       
In→水谷 瞬(22歳)193cm、99㎏、外野手、右投右打、プロ5年目
2023年一軍:なし
2023年二軍:試83、率259、安60、本4、打34、得25、盗1、O725

 日本ハムは中継ぎの長谷川選手が退団となり、ソフトバンクの外野手である水谷選手が加入することとなりました。長谷川選手は二軍で一定の成績を残していましたが、一軍の中継ぎ左腕は河野選手、宮西選手、福田選手とかなり強力だったので出番に恵まれませんでした。ただ、貴重な中継ぎ左腕ですし、他球団では需要が高いと思います。水谷選手は193cm、99㎏と恵まれた体格を持つ右のスラッガー候補です。日本ハムには万波選手、野村選手など同級生で活躍している選手が多いので、切磋琢磨して一軍の戦力となって欲しいです。

 

 

 

 

まとめ

{①馬場(阪神)→②漆原(オリ)→③鈴木(中日)→④梅野(ヤク)→⑤北村(巨人)}
{⑥長谷川(日ハム)→⑦水谷(ソフト)}
{⑧中村(広島)→⑨内間(楽天)→⑩櫻井(DeNA)→⑪佐々木(ロッテ)→⑫愛斗(西武)

 正式な順番はわかりませんが、サンケイスポーツの記事で指名順が明かされていました。この3つのまとまりの中で移籍が行われました。現役ドラフトの方式は別記事を参照してください。全体的に今シーズンは奮わなかったものの過去に一軍での実績のある選手が多く選出されていて、環境が変われば復活する可能性がある選手が多いと思います。第1回では大竹選手、細川選手がブレイクしましたが、今回も1人でも多くの選手にチャンスを掴んで欲しいです。

 

 

 

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