何はともあれ野球推しです。
ストーブリーグの補強第7弾がありましたね。パリーグ王者のオリックスの黒木選手と日本ハムの交換トレードが発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- トレードの意図
- 今後の補強
各選手詳細
黒木 優太 (29歳)178cm、85㎏、右投、投手、プロ7年目
2017年一軍:試55、回53.1、防4.22、勝6、H31、S2、振61
2023年一軍:試12、回26、防6.58、勝1、H1 、振20
2023年二軍:試24、回47、防2.85、勝4、S1、振41
黒木選手はルーキーの年から一軍で活躍した実績のある投手です。1年目から一軍で55試合に登板し31ホールドを挙げるなど中継ぎ投手として戦力になっていました。その後、ケガや手術などのあり一軍からは遠ざかりますが、2022年に復帰し防御率2点台と一定の安定感を見せていました。今季から志願して先発転向しましたが結果を残すことができませんでした。ただ、これまでの実績から中継ぎであれば戦力となる可能性は高いように思えますね。黒木選手の武器は奪三振率の高さなのでリリーフ適正は高いと思います。日本ハムはリリーフ陣の層が薄いのでロングもこなせる貴重な存在になってくれると思います。
吉田 輝星 (22歳)175cm、83㎏、右投、投手、プロ5年目
2017年一軍:試55、回53.1、防4.22、勝6、H31、S2、振61
2023年一軍:試3、回3、防9.00、勝0 、振2
2023年二軍:試40、回40、防4.80、勝2、S4、振40
吉田選手は甲子園で一気にスターとなりドラフト1位で将来を期待された選手です。入団から3年は二軍を主戦場としていましたが、プロ4年目となる昨年に一軍で55試合に登板し大きく飛躍しました。今季は先発転向しローテ入りを目指しましたが結果を残すことができず、中継ぎに復帰してからも状態が上がりませんでした。ただ、ノビのあるストレートは健在で速球派の育成が上手いオリックスに加入すれば大化けする可能性も考えられますね。オリックスからに若手有望株の投手がまた1人増えそうです。
補強の意図
オリックスは先発陣、中継ぎ陣共に層が厚く、特に中継ぎ陣はドラフトで社会人の選手を補強しさらに層が厚くなっています。実績のある近藤選手も巨人に金銭トレードで移籍するくらいですし、、、。黒木選手は先発として厳しく中継ぎとしても優先順位が下がっていましたね。そのため、出場機会を増やすという面でも日本ハムへの移籍はプラスに働くと思います。代わりに獲得した吉田選手は高いポテンシャルを評価しての獲得だと思います。日本ハムでは正直伸び悩んでいましたが、速球派の育成が上手いオリックスに託せば甲子園の時の輝きを取り戻すかもしれませんね。先発か中継ぎかはわかりませんが、適材適所を見極めてくれると思います。
日本ハムは田中選手、池田選手の台頭もありましたが、勝ちパ経験のある石川選手、杉浦選手、堀選手などが不振で中継ぎがかなり不安でした。そこで中継ぎとして活躍が期待される黒木選手に白羽の矢が立ったのだと思います。吉田選手は昨年飛躍のキッカケを掴みましたが、今季は二軍でも打ち込まれる場面があったのでチーム内ではかなり持て余してしまっていたと思います。オリックスと日本ハムの上層部は仲もいいですし、安心して託せるのだと思います。
今後の補強
オリックスは西川選手の時にも書きましたが、基本的には新外国選手で先発候補を獲ってきて残りは育成からの支配下昇格のために空けておくと思います。現在、支配下枠は62人ですが椋木選手と冨山選手の支配下復帰はほぼ確定なので実質64人ですね。山崎福選手の動向次第ですが、育成のために開幕時には5枠ほどは空けておきたいので後1~2人ほどの追加で終了すると思います。
日本ハムはドラフトで5人加入するのに対し育成契約に移行した松岡選手、宮内選手、梅林選手を加えて12人分支配下の枠を空けたので現在61人とかなり空いていますね。ここからは投手、野手共に新外国選手中心の補強になると思います。鍵谷選手が育成で復帰したことを踏まえると他球団を退団となった選手が支配下で加入することはほぼないと思います。育成に二軍で好成績を残している投手が多くいるので、その辺の選手の支配下昇格のために枠を空けている可能性も考えられますね。また、新庄監督が就任してからトレードでの補強も積極的に行っているので、トレードでの補強はまだまだありそうです。
まとめ
今回は即戦力の選手が欲しい日本ハムと若手有望株の投手が欲しいオリックスの思惑が一致しましたね。両球団、各選手にとっていいトレードになったと思います。他球団の動向にも注目してストーブリーグを楽しみたいです。