何はともあれ野球推しです。
続々とストーブリーグの補強がありますね。新庄監督集大成の年となりそうな日本ハムがオリックスから11勝左腕の山崎福選手をFAで獲得した発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- 補強の意図
- 今後の補強
各選手詳細
山崎 福也(31歳)188cm、95㎏、左投、投手、プロ9年目
通算:試176、回681、防3.81、勝39、H8、振431
2023年一軍:試23、回130.1、防3.25、勝11、振80
山崎選手は明治大学からドラフト1位で加入しルーキーの頃から先発としてある程度一軍で投げていた選手です。そこから数年は先発、中継ぎどっちつかずの印象でしたが、オリックスがリーグ3連覇を達成したここ3年は大きなケガもなく主力投手として貢献しました。特に今季は1年間ローテを守り抜きキャリアハイの11勝を挙げました。6月には自身初の月間MVPにも輝きました。その実績を評価され今オフに移籍した際にはオリックスを含め6球団の大争奪戦になりました。その中で、この度日本ハムに4年総額8億の大型契約で加入することが決まりました。契約的にはソフトバンクや巨人の方が良い契約を貰っていたようですが日本ハムにひきつける何かがあったのでしょうね。日本ハムもエースナンバーである背番号18を用意し最大限誠意を見せたと思います。昨年オフにオリックスからFAで加入した伏見選手との1年ぶりの共闘にも注目です。ちなみに山崎選手はCランクの選手なので人的補償は発生しません。
補強の意図
日本ハムは来季に向けて着々と補強を進めている印象です。先発の柱である上沢選手がポスティングでメジャー挑戦を表明しており来季いない可能性が高いです。そして昨年ノーヒットノーランを達成したポンセ選手の退団も発表されています。来季の先発陣はある程度入れ替わりが予想されています。
その中で、エース格の加藤選手が複数年契約で残留が決定。ここに加入した山崎選手と来季開幕投手を明言されている伊藤選手の3本柱は強力です。さらに、今季は4勝止まりなものの100回以上を投げ2点台と抜群の安定感を誇った上原選手に前半戦活躍が目立った北山選手、鈴木選手、ケガがあったものの4試合で防御率1.80とインパクトを残した金村選手にオフの日本代表で好投を見せた根本選手まで控えており、上沢選手が抜けるとはいえ来季の先発陣は強力になることが予想されます。もしかすると台風の目になるかもしれません。
今後の補強
日本ハムは山崎選手の補強の他に新外国野手のマーフィー選手、さらに育成契約で巨人を退団となった鍵谷選手と台湾の若手有望株の孫選手を獲得していますが、松岡選手、梅林選手、宮内選手が育成契約に移行したこともあり支配下枠は61人とかなり余裕があります。外国人選手が5選手退団したことを踏まえるとまだまだ外国人選手を補強しそうです。特に課題であるリリーフ投手の補強は必須です。
その他にも、吉田選手のトレードの時にも触れましたが新庄監督が就任してからトレードでの補強を活発に行っており、江越選手や郡司選手など戦力になっている選手もいるのでさらなるトレードでの補強は考えられそうです。
また、日本ハムは柿木選手や松本選手など育成選手ながら二軍で好成績を残している選手が多く、先ほど触れた宮内選手などケガの影響で育成契約に移行している選手、さらに鍵谷選手や育成ルーキーなど新加入の選手もいるので、今オフ中ではないかもしれませんが来季の開幕直前やシーズン中の支配下昇格が考えられそうです。そのため枠も多く空けていると考えられます。
まとめ
今回は日本ハムが山崎選手を補強し強力な先発陣を形成することに成功しました。来季に向けてかなり明るい材料ですし、一気にパリーグの優勝争いに参戦してきてほしいです。