2022年の支配下昇格選手と2023年昇格候補選手まとめ~広島東洋カープ編~

何はともあれ野球推しです。

 

この回は育成選手応援企画ということで、育成選手に焦点を当てて2022年シーズンに支配下に昇格した選手のまとめと2023年に支配下昇格候補となる育成選手を紹介したいと思います。

今回は若手の台頭が多い広島です!!

 

 

2022年支配下昇格選手

 広島は育成選手が他球団と比べて少ないチームですね。2021年以前では大盛選手などが支配下昇格選手としていますね。広島は支配下に若手有望株の選手が多い印象があり、2022年も多くの若手が台頭していました。育成選手には厳しい環境ですよね。その中で、2022年には2人の選手が支配下昇格を果たしました。

 

 

持丸 泰輝(21歳)捕手、右投、左打 育成1位、プロ3年目

 

一軍成績:試合5、打率000

二軍成績:試合56、打率196、安打27、本塁打3、OPS565

 

 高卒から育成選手として加入した持丸選手は、育成契約が切れるプロ3年目を勝負の年位置づけ臨みました。オープン戦から持ち前のパンチ力を見せることができました。二軍でもある程度捕手として出場することができ、6/18に支配下昇格を掴みました。一軍では代打での出場もありヒットは出ませんでしたが貴重な経験を積めました。広島の捕手は層が厚いですが武器である打撃でアピールして欲しいです。

 

 

二俣 翔一(20歳)内野手、右投、右打 育成1位、プロ2年目

 

二軍成績:試合62、打率246、安打49、本塁打3、OPS646

 

 二俣選手は高校時代は捕手でしたが入団後に内野手に転向した選手です。二軍では主にサードを守り打撃でアピールしました。そのアピールが実りシーズン中の昇格はありませんでしたが、シーズンオフの11/13に支配下昇格を果たしました。将来的にはサードのレギュラーを狙う選手ですので若手有望株の1人である林選手と勝負ですね。2人で競い合ってチームを活性化させてほしいです。

 

 

2023年支配下昇格候補

支配下枠67 育成選手9人

 広島の現在の支配下枠は67人なので予備の枠を考えて、育成選手に割ける枠は1~2枠くらいかなと思います。毎年、広島はこのくらい昇格させている印象です。育成選手は9人ですので数自体は少ないですね。高卒から入りまだ若い選手も多いので実質的に候補となってくる選手はより少なくなるかなあ。それでは、昇格候補を見ていきましょう。また、支配下に昇格しそうな確率を主の独断と偏見で設定しました。

 

 

行木 俊(22歳)投手、右投 ケガで育成に移行、来季プロ3年目 昇格率:40%

 

二軍成績:試合18、回25.2、防御率3.51、セーブ1、三振14

 

 2022年にドラフト5位で指名された行木選手は、古傷である肩のケガが再発してしまい2021年のオフに支配下から育成契約に移行していました。育成契約1年目となる去年は二軍でまずまず投げることができました。来季は本格的に復帰すると思うので二軍でアピールすることができれば元々支配下の選手ですし、昇格する可能性は高いと思います。どうにか結果残してほしいです。

 

 

坂田 怜(23歳)投手、右投 育成4位、来季プロ2年目 昇格率:10%

 

二軍成績:試合9、回8.2、防御率8.31、三振5

 

 大卒から育成選手として入団した坂田選手は、大学時代に発症した病気とそれに伴う手術の影響で球速が140㎞台から120㎞台まで落ちたそうです。ただ、そこであきらめず魔球と呼ばれるナックルボールを習得し、育成契約を勝ち取った苦労人です。去年は二軍でも打ち込まれましたが、今や球界でもいないナックルボーラーなので希少性は高いです。ナックルを完全に自分のものにすることができれば支配下昇格も見えてきます。諦めずにチャレンジしてほしいです。

 

 

前川 誠太(19歳)内野手、右投、右打 育成2位、来季プロ2年目 昇格率:20%

 

二軍成績:試合50、打率198、安打17、盗塁2、OPS555

 

 前川選手は高卒から育成選手として加入した選手で、去年は主に二遊間での起用がありました。打撃では苦しみましたが、守備では成長が見えたシーズンでした。広島はショートを守れる選手が少ないチームなので、コロナなどの有事の際に緊急昇格ということはあるかもしれませんね。来季はさらなるレベルアップを期待したいです。

 

 

木下 元秀(21歳)外野手、左投、左打 育成2位、来季プロ4年目 昇格率:50%

 

二軍成績:試合79、打率249、安打56、本塁打3、OPS637

 

 高卒から育成選手として入団し来季プロ4年目を迎える木下選手は、去年は二軍でまずまずの結果を残しました。外野手としては現役ドラフトで移籍となった正隋選手の次に出場機会が与えられていますので、それだけ期待されているということだと思います。また、キャンプでは積極的に声を出していてチームのムードメーカー的存在でもあります。広島の外野手は層が厚いですが何とか支配下昇格を果してほしいです。

 

 

中村 貴浩(22歳)外野手、右投、左打 育成2位、新入団選手 昇格率:40%

 

 大卒から育成選手として加入した中村選手ですが、ルーキーながらキャンプでアピールすることができ二軍の練習試合での出場機会が多く与えられました。その試合でも好成績を残し春季キャンプの二軍MVPに高信二軍監督から選出されました。シーズン始まってからも二軍でアピールを続ければ、ルーキーでも直ぐに支配下昇格のチャンスがあるかもしれません。大きなチャンスが訪れていると思うので期待したいです。

 

 

まとめ

 広島は今すぐに昇格候補となる選手は木下選手と中村選手だけかなあ。ただ、2人とも外野手なので昇格するのはどちらかの可能性が高そうです。もちろん他の選手にもチャンスはありますが、去年の二軍成績を見ると抜けていると思います。今紹介した選手以外はルーキーだったり、まだ若かったりとこれからの選手ばかりなので下で育成かなと思います。1人でも多く支配下昇格を勝ち取って欲しいです。