2022年の支配下昇格選手と2023年昇格候補選手まとめ~西武ライオンズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

この回は育成選手応援企画ということで、育成選手に焦点を当てて2022年シーズンに支配下に昇格した選手のまとめと2023年に支配下昇格候補となる育成選手を紹介したいと思います。

今回は野手にチャンスが多い西武です!!

 

 

2022年支配下昇格選手

 西武は育成選手の数は平均的なチームです。主にケガや体調面での問題のある選手が半分弱を占めるのが西武の特徴です。2021年以前では水上選手、高木選手などが昇格した選手として挙げられます。2022年は支配下の枠が多く空いていて育成選手にとっては大きなチャンスの年でした。その中で、2022年は4人の支配下昇格がありました。

 

 

滝澤 夏央(19歳)内野手、右投、左打 育成2位、プロ1年目

 

一軍成績:試合48、打率224、安打19、盗塁1、OPS529

二軍成績:試合38、打率259、安打28、本塁打1、盗塁7、OPS603

 

 育成選手として入団した滝澤選手は、抜群野球センスの持ち主で外崎選手、源田選手の鉄壁二遊間コンビが離脱したこともあり、5/13に高卒ルーキーとしては異例の支配下昇格を果たしました。一軍でもスピード感あふれるプレーを披露しファンを釘付けにしましたね。中でも守備は高卒ルーキーとは思えないほど上手いです。源田選手、外崎選手が復帰しても一軍に帯同し続けました。将来の二遊間候補の筆頭になりましたね。

 

 

長谷川 信哉(20歳)内野手、右投、右打 育成2位、プロ2年目

 

一軍成績:試合37、打率185、安打12、盗塁2、OPS467

二軍成績:試合45、打率313、安打51、本塁打8、盗塁10、OPS923

 

 高卒で育成選手として入団しプロ2年目を迎えた長谷川選手は、2022年は二軍で打ちまくり外崎選手が離脱していた兼ね合いもあり7/2に支配下昇格を果たしました。身体能力が高く打撃にストロングポイントのある選手なので滝澤選手との差別化はできると思います。去年は本職のショートだけでなく外野にも挑戦し出場機会を求めています。一軍では苦しかったですが、この経験を活かして来季レギュラー争いに加わってほしいです。

 

 

中熊 大智(26歳)捕手、右投、左打 育成3位、プロ4年目

 

一軍成績:試合1、打率000

二軍成績:試合66、打率275、安打50、本塁打1、OPS674

 

 中熊選手は大卒から育成選手として入団した選手で、育成3年目の契約が切れるタイミングで本気で野球を続けるか悩んだそうです。それでも、続ける決心をし迎えたプロ4年7目の7/13に支配下昇格を勝ち取りました。森選手、岡田選手、牧野選手と支配下の捕手が立て続けにケガをしたことも追い風になりましたね。ミート力が高い選手で二軍ではヒットを量産していました。森選手が抜ける来季はチャンスの年となりそうなのでレギュラー争いに加わってほしいですね。

 

 

赤上 優人(23歳)投手、右投 育成1位、プロ2年目

 

二軍成績:試合23、回74.1、防御率3.27、勝3、セーブ2、三振65

 

 大卒から育成選手として入団した赤上選手は、プロ2年目の2022年は先発にも挑戦し二軍好成績を残しました。そのアピールが認められ先発、ロングリリーフ要員として7/28に支配下昇格を勝ち取りました。ただ、昇格してから肘を痛めてしまい一軍での登板はありませんでした。支配下昇格する時点では防御率1.80だったのでケガの影響もあったのかもしれません。オフにはクリーニング手術受けたみたいなので、まずはじっくりと治療してもらいたいです。

 

 

2023年支配下昇格候補

支配下枠66(2/21現在) 育成選手16

 西武は現在の支配下枠66人で予備の枠を考えると育成選手に割ける枠は1~3くらいかなと思います。育成選手は16人と他球団と比べても平均的なくらいですので、枠の争いも平均的な競争率になると思います。2023年はケガからの復帰組が本格的に始動してくると思われるので、投手は争いが激化しそうですね。それでは、昇格候補を見ていきましょう。また、支配下に昇格しそうな確率を主の独断と偏見で設定しました。

 

 

伊藤 翔(23歳)投手、右投 ケガからの復帰組 昇格率:50%

 

二軍成績:なし

 

 伊藤選手は2021年の10月にトミージョン手術を受けたため、支配下から育成契約に移行していました。トミージョン手術は投げれるようになるまで1年ほどかかるので2022年の登板はありませんでしたね。ただ、一軍での実績もある選手ですし投げられるようになれば支配下に復帰する確率は高いと思われます。先発でもリリーフとしても投げられるのでチームとしては重宝するタイプの選手です。一軍の投手陣は厚くなっていますが、チャンスはあると思います。まずは二軍でアピールして欲しいです。

 

 

粟津 凱士(25歳)投手、右投 ケガからの復帰組 昇格率:30%

 

二軍成績:試合10、回10.2、防御率3.38、三振12

 

 2021年の4月にトミージョン手術を受けた影響で育成契約となっていた栗津選手ですが、2022年はシーズン途中に復帰し二軍である程度投げられました。指標もいいですしストレートに力強さがあると感じました。右のサイドハンドでリリーフでの起用がメインの選手なので、平良選手が先発に転向し終盤に勝パが打ち込まれたのを見ると中継ぎがやや不安なチーム状況なのでチャンスはあると思います。まずは二軍で結果を残したい。

 

 

上間 永遠(22歳)投手、右投 ケガからの復帰組 昇格率:40%

 

二軍成績:なし

 

 2021年の11月にトミージョン手術受けた影響で育成契約となっていた上間選手ですが、2022年はリハビリが中心で登板機会はありませんでした。来季に本格的に投げ始めるということに不安要素はありますが、元々は若手有望株の先発候補の1人だったのである程度投げられるようになれば支配下昇格が見えてくると思います。まずは焦らず状態を見ながら投げて欲しいです。

 

 

齊藤 大将(27歳)投手、左投 ケガにより育成に移行、来季プロ6年目 昇格率:20%

 

二軍成績:試合15、回16、防御率9.56、勝1、セーブ2、三振8

 

 大卒からドラフト1位で入団した齋藤選手は、一軍で中々結果を残すことができず2021年のオフにクリーニング手術を受けたタイミングで育成契約に移行していました。2022年のシーズン途中に復帰しましたが、二軍では苦しみましたね。特にコントロールに課題を残しました。ただ、元々ドラフト1位の選手ですのでポテンシャルは高いと思います。何かの拍子に大化けすれば一気に支配下昇格候補に上がってくると思います。来季はます二軍でアピールして欲しいです。

 

 

豆田 泰志(20歳)投手、右投 育成4位、来季プロ3年目 昇格率:40%

 

二軍成績:試合18、回81.1、防御率3.76、勝3、セーブ1、三振67

 

 ケガからの復帰組以外では一番昇格候補として名前が上がるのが豆田選手です。高卒2年目の去年は二軍では主に先発で回ることができ、防御率3.76と安定していました。高卒2年目でこれだけ継続して投げることができる選手は多くないので、間違いなく有望株の1人だと思います。一番の先発陣は厚いですが谷間の選手は薄いのでチャンスを待ちたいです。

 

 

ヘレラ(25歳)投手、右投 来季は来日2年目 昇格率:50%

 

二軍成績:試合10、回62、防御率2.90、勝4、三振43

 

 2022年の5月に育成契約で入団したヘレラ選手ですが、二軍では主に先発として登板し好成績を残しました。特に長いイニングを投げる力があり、1試合の平均イニングが6回を超えています。それだけ二軍では安定して投げられているということだと思います。そうなると一軍で見てみたい選手ですが、外国人選手ですので他の外国人選手との兼ね合いもあるのが難しい所ですね。もし一軍で先発する機会があれば戦力となってくれると思うので、まずは二軍でアピールして欲しいです。

 

 

三浦 大輝(22歳)投手、右投 育成3位、新入団選手 昇格率:20%

 

 三浦選手は大卒から育成選手として加入したルーキーです。中京大なのでヤクルトが3位で指名した澤井選手と同僚ですね。三浦選手の武器はストレートの力強さです。回転数の高いストレートで押していくパワーピッチのスタイルなのでリリーフ向きの選手です。ストレートの回転数だけで言うと2022年に指名された選手の中でもトップクラスとのこと。だだ、育成指名となったのはコントロールがアバウトで四球が多いことが理由だそうです。ここが改善すれば一気に支配下昇格候補になってくるだけに、きっかけを掴んで欲しいです。

 

 

古市 尊(20歳)捕手、右投、右打 育成1位、来季プロ2年目 昇格率:60%

 

二軍成績:試合15、打率179、安打5、盗塁1、OPS517

 

 来季プロ2年目を迎える古市選手に大きなチャンスが訪れています。というのも、森選手が移籍し牧野選手がケガの影響の影響で育成選手となり西武の支配下捕手が6人となっています。その中で、中熊選手が春季キャンプ中に右肘をケガしてしまい代役として古市選手が一軍に呼ばれています。岡田選手も腰の状態がどうかわからないですし、まともに稼働できる捕手の数が減っています。捕手は替えの効かないポジションですので有事の際に古市選手が支配下に昇格することは可能性高いと思います。強肩が武器の選手ですので肩の強さをアピールして欲しいです。

 

 

コドラド(25歳)外野手、右投、右打 来季来日2年目  昇格率:20%

 

二軍成績:試合56、打率227、安打41、本塁打6、OPS640

 

 2022年の5月に育成契約で入団したコドラド選手は、二軍で6本塁打と持ち前のパンチ力を見せることができました。ただ、打率227と確実性に課題を残しましたね。西武は外野手を固定することができていないため、新外国人外野手であるペイトン選手が崩れると出番があるかもしれません。身長193cmと恵まれた体格を持っていますし日本球界に対応できればかなりの成績を残すかもしれません。積極的に経験を積んで欲しいです。

 

 

まとめ

 西武はケガからの復帰組が多いのでこの選手たちがどれくらい投げれるかがかなり影響してきますね。伊藤選手、上間選手は復帰組の中でも期待値が高い選手ですので動向に注目したいです。去年の二軍成績を見ると好成績を残しているヘレラ選手を一軍で見たくなってきますよね。ここは支配下の外国人選手次第ですね。捕手も足りなくなる可能性が高いので古市選手の昇格可能性も高いと見ています。他球団に比べてチーム状況によって誰が昇格してくるか大きく変わってくるチームだと思います。予想は難しいです。