中日投手陣を救え!!NPB経験者の補強にいて~具体的な補強候補選手まとめ~

何はともあれ野球推しです。

 

先日の記事でも取り上げましたが、中日の特に投手陣にケガが多く二軍の試合が回っていない状況にあります。今回は、中日投手陣を救うべくNPB経験者に注目して補強可能性や具体的な補強候補選手をまとめてみました。

 

 

 

現在の離脱者(投手)

大野 雄大:クリーニング手術、8月復帰予定
岡田 俊哉:前十字靭帯断裂、今季絶望
梅津 晃大:トミージョン手術、3/30に復帰
岩嵜 翔:トミージョン手術、そろそろ復帰?
福 敬登:黄色靱帯骨化症、4/9に復帰後初登板
藤嶋 健人:右太もも裏の肉離れ、立ち投げを再開
福島 章太:左脇腹痛、4/8に実績復帰
松葉 貴大:下半身のコンディション不良、軽症?
野中 天翔:腰痛で3/31に手術、復帰時期未定
竹内 龍臣:4/6にクリーニング手術、2,3か月くらいは厳しい?
アルバレス:不明、二軍での登板なし
加藤 翼:不明、二軍での登板なし
ロドリゲス:亡命

 ザっと並べただけでも多くの離脱者がいます。これだけ離脱者が増えるとソフトバンクみたいな巨大戦力ではない限り流石に厳しいですね。これで一軍は奮闘しているのを見ると本当にすごいです。二軍では投げられる選手が限られているので、毎試合同じ選手が投げ疲労が蓄積し打ち込まれるという悪循環に陥っています。これでは選手の調子も上がらないので二軍から一軍に供給することも難しくなってしまっています。一軍に選手を供給できていれば福谷選手を中2日で先発させずに済んだと思います。二軍投手陣は本当に苦しい状況ですね。

 

 

シーズン中の補強手段

 このような現状なのでこの先何らかの補強を行う可能性が高いと思います。支配下枠もかなり空いているので補強もしやすいですね。シーズン中の主な補強手段はトレード、外国人、NPB経験者の3つがあります。

 

トレード:計算のできる選手を獲得しやすい、他球団との兼ね合いでハードルが高い

 トレードはある程度計算のしやすい選手を獲得することができますが、自チームや他チームのチーム状況を考慮しなければいけないので実現までのハードルは高いです。中日からだせるのは外野手の選手くらいだと思うので、外野手の数が少ない日本ハム、ケガ人が出て外野手が少し苦しいロッテ、センターが少ない阪神などが候補になると思います。実現するかどうかは別ですが、、、。

 

外国人:実力のある選手が獲れる、コストがかかる、シーズン途中では格が落ちる?

 外国人選手は3Aや自由契約になっている実力のある選手を獲ってこれるのが魅力です。実力や実績が上がれば上がるほどコストがかかりますが、ロドリゲス選手の分が浮いているのである程度費用は出せそうです。ただ、シーズン途中での補強なので獲得できる選手の格は落ちてしまう可能性はあります。獲得するとしたら外国人枠の関係上、先発投手一択だと思います。

 

NPB経験者:コストがあまりかからない、戦力となるかは未知数

 一番実現可能性が高そうなのがNPB経験者の補強ですね。NPB経験者はドラフトを通さずに契約できるのでシーズン途中の補強がよく見られます。NPBに戻りたい選手も多いと思いますしコストもあまりかからないので実現までのハードルは低いと思います。

 

 

 

現役のNPB経験者まとめ

荒西 祐大(30歳)右投  元オリックス

2022年:試合17、回114、防御率2.29、勝7、三振90、四球11
通算成績:試合42、回83、防御率5.31、勝1、ホールド3、三振63、四球33
※2022年はBC信濃での成績

 荒西選手は2018年に社会人からドラフト3位で加入した選手で、ルーキーから一軍での登板があった選手です。ただ、2021年には一軍登板がなくその年のオフ戦力外となっていました。昨年は独立リーグのBC信濃でプレーし完投2を含む7勝を挙げ好成績を残しています。今シーズンも1試合に先発し8回を投げきっているので安定していますね。長いイニングを投げることができる荒西選手はイニングを食ってくれる選手が欲しい中日に一番合う選手なのかなと思います。荒西選手も変則気味のフォームで他の選手との差別化ができやすい選手ですので、個人的には補強最有力選手だと思います。

 

中村 勝(31歳)右投  元日本ハムオリックス

2022年一軍:試合3、回6.1、防御率8.53、三振4、四球3
2022年二軍:試合21、回100.1、防御率4.13、勝5、三振66、四球41
通算成績:試合63、回295.1、防御率4.17、勝15、三振154、四球158

 実績のある選手として中村選手が挙げられます。先発として8勝したシーズンもありますが、2019年に日本ハムを戦力外となりメキシカンリーグで結果を残しNPBに復帰した経験のある苦労人です。昨年も二軍で100回以上を投げ安定してイニングを食える選手です。ただ、2023年は北海道の士別サムライブレイブズで監督兼GM兼投手として加入しているので簡単に復帰できるかは微妙な感じがします。個人的にはNPBでまだまだやれると思います。

 

福井 優也(35歳)右投  元広島、楽天

2022年一軍:試合11、回11、防御率4.09、ホールド1、三振7、四球4
2022年二軍:試合20、回19.2、防御率1.37、勝1、三振21、四球4
通算成績:試合154、回629.1、防御率4.58、勝32、ホールド1、三振479、四球293

 実績豊富な福井選手も候補に上がると思います。福井選手は広島、楽天に所属し32勝を上げるなど実績豊富な選手ですが昨年のオフに戦力外となっていました。今年からBC福島に入団しプレーを続けています。昨年もケガでの離脱が少しありましたが、二軍で好成績を残していますし一軍でもまずまず投げられています。現役のNPB経験者の中では昨年一番成績を残している選手ですね。気掛かりなのは年齢が35歳と少し高いこととイニングを食えるという点で補強ポイントとは少しずれている気もすることです。ただ、ある程度計算のできる選手だと思うので候補になると思います。

 

吉田 一将(33歳)右投  元オリックス

2022年:試合38、回36.1、防御率2.48、勝1、セーブ13、三振50、四球5
通算成績:試合226、回341.1、防御率3.74、勝18、ホールド55、三振269

※2022年はBC新潟での成績

 先日ロッテの入団テストを受けたと話題になっていた吉田選手も候補の1人だと思います。オリックス時代は中継ぎでの活躍が多かった選手で、50試合以上に登板した年が2年あります。2021年は一軍での登板がなくオフに戦力外となっていました。昨年は独立リーグのBC新潟に加入し中継ぎとして好成績を残していました。ロッテの入団テストは残念な結果になりましたが、まだ体は万全だと思いますし候補に入ってくると思います。

 

秋吉 亮(34歳)右投  元ヤクルト、日本ハムソフトバンク

2022年一軍:試合2、回2、防御率13.50、三振1
2022年二軍:試合14、回14、防御率1.93、セーブ2、三振16
通算成績:試合381、回392、防御率3.02、勝20、セーブ70、ホールド78、三振359

 現役のNPB経験者で一番実績のある選手はこの秋吉選手ですね。ヤクルト時代は主に中継ぎとしてチームになくてはならない存在で日本代表に選出された経験もあります。ただ、移籍した日本ハムではあまり結果を出すことができず2021年のオフに自由契約となっていました。昨年は途中まで独立リーグでプレーしていましたが、ソフトバンクがチーム事情もありシーズン途中に補強していました。NPBでは二軍では好成績残しましたが一軍では思うような結果出せずオフには戦力外となっていました。今年はBSL千葉に加入し現役を続けているので候補に上がってくると思います。

 

由規(33歳)右投  元ヤクルト、楽天

2022年:試合12、回59.1、防御率4.17、勝5、三振45
通算成績:試合91、回543.1、防御率3.66、勝32、三振454
※2022年はBC千葉での成績

 由規選手はヤクルト時代に当時の日本人最速の161㎞を投げるなど一軍で活躍した選手でした。ただ、ケガなどの影響であまり活躍ができない年が続き2018年にヤクルト、2020年に楽天を戦力外となっていました。2021年からは独立リーグでプレーし昨年はBC千葉でまずまず投げられていました。ただ、成績自体はそこまで良くないですし本人からもNPB復帰の言葉は聞かれないため可能性は低そうです。

 

山上 信吾(23歳)右投  元巨人の育成選手

2022年:試合34、回48.2、防御率3.33、勝2、セーブ3、三振28
※2022年はBC群馬の成績

 山上選手は元々巨人の育成選手でしたがプロの壁に阻まれ、支配下昇格がないまま戦力外となっていました。2021年から独立リーグでプレーし昨年はBC群馬で先発、中継ぎ両方で起用され好成績を残していました。まだ年齢も若いですしイニングも食えそうなのでこれからの成長に期待しての獲得可能性もあると思います。

 

 

まとめ

 今回は中日投手陣の現状と補強候補である現役のNPB経験者をまとめてみました。個人的にはイニングを食えそうな荒西選手が筆頭候補だと思います。同じくイニングの食えそうな中村選手もいますし、中継ぎでは福井選手、秋吉選手、吉田選手と活躍できそうな選手が多く思ったよりも候補は多かったですね。この中からNPB復帰者が出ると嬉しいです。