何はともあれ野球推しです。
先日、プロ2年目の育成選手である捕手の古市選手の支配下昇格が発表されました。そこで、今回は古市選手と西武の育成選手事情について簡単にまとめてみました。
古市選手おめでとうございます！！
- 基本情報
- 西武の捕手事情
- その他の昇格候補選手
- まとめ
基本情報
古市 尊（20歳）捕手、右投、右打 育成1位、プロ2年目
2022年：試合15、打率179、安打5、盗塁1、OPS517
2023年：試合10、打率393、安打11、OPS985
※成績は二軍の成績
古市選手は高卒から育成選手として入団し今年でプロ2年目を迎える選手です。ルーキーだった昨年は二軍での成績も振るわずアピールすることはできませんでしたが、今シーズンは二軍で好成績を残して見事に支配下昇格を掴みました。西武の捕手陣はまだ固まり切っていないので一気にレギュラー奪取の可能性もありますね。元々肩の強さが評価されていた選手なので打撃で結果を残せば自然とアピールに繋がると思います。一軍でも活躍が見たいです。
西武の捕手事情
柘植：正捕手争い、頭部にデッドボールを受ける
古賀：正捕手争い
岡田：昨年夏に左膝手術、今季まだ試合出場なし
中熊：右ひじの違和感、試合出場は慎重
齋藤：右腕を痛める、徐々に試合出場が増加
野田：高卒ルーキー
牧野：トミージョン手術、今季絶望のため育成契約に移行
西武には古市選手の他に6人の支配下選手がいますが、まともに一軍で出場できるのが柘植選手と古賀選手の2人だけという状況でした。実績のある岡田選手は昨年からケガの影響で中々試合に出場できておらず、若手有望株の牧野選手も肘を痛めトミージョン手術を受けたため今季絶望となりました。第三捕手候補として期待された齋藤選手、中熊選手もそれぞれケガをしてしまい、野田選手も高卒ルーキーということで一軍マスクを被るにはまだ実力が足りないですね。現在、一軍の捕手は柘植選手、古賀選手と2人しか登録されていませんが、先日の試合で柘植選手が頭部にデッドボールを受けたこともあり何があるかわからないので第三捕手が欲しかったのだと思います。二軍で問題なくマスクを被ることができ打撃の調子もいい古市選手に白羽の矢が立ったということだと思います。
その他の育成選手
支配下枠67 育成選手15
古市選手の昇格により支配下枠は残り3枠となりました。緊急用で1枠残しておくとなると育成選手に割ける枠は1～2人だと思います。段々と狭くなってきましたがまだ昇格チャンスはあると思うので育成選手にはアピールを続けてほしいですね。現時点での育成選手の位置付けとして個人的なまとめをしてみました。詳細はオープン戦の序盤くらいに育成選手をまとめた記事を出したのでそちらも読んでみてください。
2022年の支配下昇格選手と2023年昇格候補選手まとめ～西武ライオンズ編～ - 何はともあれ野球推し (zabero.net)
濃厚：豆田 泰志、出井 敏博
候補：齊藤 大将、ヘレラ
期待：伊藤 翔、上間 永遠、粟津 凱士、三浦 大輝
昇格濃厚選手には豆田選手と出井選手を挙げました。豆田選手は若手有望株の選手の1人で、今年で育成契約が一旦切れるプロ3年目となります。他球団に取られたくないと思えば支配下昇格を果たしやすい選手かなと思います。二軍でチーム1位タイの6試合に登板しているので首脳陣からの期待値も高い選手だと思います。出井選手は二軍で3.1回を投げ無失点、4三振と今のところ結果を残しています。この調子で結果を残し続ければ十分に支配下昇格の可能性はありそうですね。西武は一軍の中継ぎ陣が少し不安定なのでチャンスだと思います。
候補としてある程度イニングを投げることが出来ている齊藤選手とヘレラ選手を挙げました。ヘレラ選手は外国人枠の兼ね合いもあるのでハードルは高くなってしまいがちですが、同じ外国人投手であるエンス選手とティノコ選手のどちらも調子が上がってないのでチャンスはあるかと思います。ヘレラ選手自身、先発投手なので起用しやすいですしね。齊藤選手は回跨ぎもこなしてくれる中継ぎ投手なのでもしかしたらロングリリーフ要員などで出番は回ってくるかもしれません。
期待に挙げた伊藤選手、上間選手、栗津選手は中々二軍でも投げることが出来ていないので評価はできないですね。万全で投げられれば昇格してもおかしくない実力の持ち主ですので、まずはしっかりと投げられるようにしてほしいです。
まとめ
古市選手は肩の強さが魅力的ですが今シーズンは打撃でも結果を残していますよね。西武の捕手陣に故障者が多く出ていると言え自分の力で支配下昇格を掴みました。これから一軍に昇格すると思いますが、気負わず自分の力を最大限に発揮してほしいです。
