何はともあれ野球推しです。
今回は各球団の開幕前戦力分析を行っていきたいと思います。今回は投手編ということで各球団の投手を先発、中継ぎの2つに分け各選手を0.5～10点と点数をつけて評価したいと思います。ちなみに記事を出す順番はルーレットで決めました。それでは見ていきましょう！！
今回は強力投手陣で王座奪還へ！！
オリックスバファローズです！！！
目次
- 先発投手
- 中継ぎ投手
- まとめ
先発
評価のイメージと具体的な数値は以下の通りです。
イメージ 数値
10点：最強 160回、防1点台、15勝
9点： 160回、防2点前半、13勝
8点：球界でもトップクラス 140回、防2点前半、12勝
7点：他球団のエースと渡り合える 140回、防2点台、10勝
6点：エース級 120回、防3点前半、10勝
5点：他球団でも主力でローテを担える 100回、防3点前半、8勝
4点：主力としてローテを守れる 100回、防3点台、7勝
3点：1年間ある程度計算できる 70回、防3点台、5勝
2点：谷間など有事の際にローテを守れる 50回、防4点台、3勝
1点：数試合であれば貢献できる 30回、防4点台、2勝
0.5点：期待枠
先発は投球回数、防御率、勝利数をもとに評価をつけたいと思います。評価をつける際はこの数値を来季8割方クリアしてくれるだろうという推定で評価を付けます。
投球回数は先発起用されているという点で首脳陣からの信頼を表していると思うので最も重要な指標としています。次点で選手の成績を表しやすい防御率を参考にしています。勝利数は打線の兼ね合いもあるので運要素があり評価には直結させていません。あくまでもイメージこれくらい勝ってくれるだろうという指標です。昨年の成績を最も参考にしますが、昨年は飛ばないボール説もあり投高打低が顕著だったので数字が少し上振れしていると考えています。
ちなみに数値を見てもらえればわかりますが、今回の評価はかなり辛めに付けています。100回、防御率3点台で5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており（オリックス宮城選手など）、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています（西武の武内選手など）。
2024年成績
まずは2024年の成績を振り返りましょう。
先発防御率：2.88（リーグ3位）
宮城 大弥（23歳）試20、回141.2、防1.84、勝7、振139
エスピノーザ（26歳）試22、回133.2、防2.63、勝7、振113
曽谷 龍平（24歳）試20、回119、防2.34、勝7、振117
田嶋 大樹（28歳）試21、回117.1、防3.68、勝6、振87
カスティーヨ（29歳）試15、回94.1、防2.96、勝3、振74
山下 舜平大（22歳）試14、回64、防3.38、勝3、振83
東 晃平（25歳）試10、回58.2、防2.61、勝3、振38
髙島 泰都（25歳）試21（9）、回56、防4.02、勝2、H4、振30
齋藤 響介（20歳）試8、回37.2、防4.06、勝2、振28
※（）内は先発数
昨年までNPB最強投手として君臨していた山本選手、さらに先発左腕として二桁勝利を達成した山崎福選手が抜けた穴が心配されましたが、新戦力のエスピノーザ選手、カスティーヨ選手、曽谷選手の台頭で先発陣が崩壊することはなかったですね。ただ、エースの宮城選手はケガ離脱があり規定投球回に届かず、柱の1人として期待された山下選手、東選手もケガや不調が長引き期待通りとはいきませんでした。エスピノーザ選手、カスティーヨ選手、曽谷選手がいなければと思うとゾッとしますね。高卒2年目の齋藤選手やドラフト5位ルーキーの髙島選手も谷間などで戦力となりました。防御率リーグ3位は抜けた穴を考えれば上出来ですが、三連覇時は強力先発陣を擁していたことを考えると王者陥落の要因の1つと言えそうです。
主な入退団選手
IN：九里、寺西
OUT：カスティーヨ
100回弱を防御率2点台で安定して消費していたカスティーヨ選手が退団となりましたが、外国人枠を考えるとしょうがないのかなと思います。エスピノーザ選手、マチャド選手、ペルドモ選手はほぼ確定ですし補強したいのはどちらかと言うと野手ですからね。残り2枠は野手に使いたいです。
代わりに先発の柱として期待される広島の九里選手を獲得しました。2017年から8年年連続で100回以上を消費し防御率3点前後と安定しています。柱の1人としてかなり計算しやすい選手ですし大きな補強です。他にもドラフト2位ルーキーの寺西選手はもしかしたら先発起用ありそうです。
２０２５年度想定戦力
10点：
9点：宮城
8点：
7点：
6点：九里
4点：曽谷、田嶋
3点：山下
2点：東、椋木、髙島
1点：齋藤
0.5点：佐藤、才木、寺西
計40.5点
上位3人（チームの主力格）
エースの宮城選手は球界でもトップクラスの選手に成長しましたね。昨年はケガ離脱がありましたが、毎年ハイパフォーマンスを見せてくれる選手です。今季もエースとしての活躍が期待されます。九里選手は安定した投球が売りで計算しやすいですね。不安要素はリーグが変わったことと9月で34歳となる年齢くらいですね。柱の1人としてローテを回ってくれると思います。エスピノーザ選手は昨年は右腕エースとしての投球を見せましたね。単年活躍のため5点にしていますが、今季は二桁勝利を目指してほしい選手です。この3人は他球団にも負けない選手だと思います。
4～6番手（ローテ入り選手）
曽谷4点、田嶋4点、山下3点
4番手の曽谷選手は昨年119回を防御率2.34で消費し7勝を挙げた若手有望株です。今季はステップアップで二桁勝利といきたいですね。田嶋選手は毎年先発の柱として活躍している選手ですが、ポテンシャルを考えると二桁勝利が一度もないのは寂しいですね。昨年も苦戦しましたし今季はなんとか逆襲としたいです。6番手にしている山下選手は本来エースとなってほしい選手ですね。昨年は調子が上がらず腰痛の影響もあるので今季の計算はしづらいですね。新人王を獲得した2年前のような活躍が出来ればチームとして大きいです。
7～10番手（ローテ候補）
東2点、椋木2点、髙島2点、齋藤1点
東選手は本来柱の1人として計算したいですが、昨年の8月に行った右ひじの手術により開幕は出遅れそうですね。どの程度回復しているかわかりませんがとにかくコンディションを万全にして欲しいです。ここに昨年リリーフで新人王級の活躍をした古田島選手が先発として起用されるようです。ただ、現在リリーフ陣に計算外が相次いでいるので今季もリリーフ再配置される可能性もありそうです。さらに今季完全復活を目指す椋木選手は春季キャンプからアピールしていて今季への期待値は大きいですね。高卒3年目となる齋藤選手や2年目となる髙島選手は更なる上積みを期待したいです。
その他の候補
若手有望株：佐藤、才木、芦田
実績組：村西
新加入：寺西
他にも昨年育成から昇格した佐藤選手、才木選手にもチャンスはあると思います。ドラフト2位ルーキーの寺西もアピール次第では候補になりそうです。育成にも支配下復帰を狙う村西選手や2年目で支配下昇格を狙う芦田選手も控えています。ちなみに先発転向が言われていた古田島選手は中継ぎ陣の相次ぐ計算外により中継ぎに再配置されるようです。
来季の陣容
ローテ入り：曽谷、田嶋
ローテ候補：山下、古田島、東
谷間：椋木、齋藤、髙島
期待枠：佐藤、才木、寺西、村西、芦田
宮城選手、九里選手、田嶋選手は計算しやすいですが、エスピノーザ選手、曽谷選手は単年活躍、山下選手、東選手はコンディションへの不安と他の選手は確実に計算できるとは言えないですね。や先発ローテを狙う椋木選手、齋藤選手、髙島選手も含め期待値の高い選手が多いので歯車が嚙み合えば三連覇した時のような強力先発陣を形成できると思います。
中継ぎ
評価のイメージと具体的な数値は以下の通りです。
イメージ 数値
10点：最強 50試合、防0点台、40H or 30S
9点： 50試合、防1点前半、35H or 25S
8点：球界でもトップクラス 50試合、防1点台、30H or 20S
7点：他球団でも不動の勝ちパ 50試合、防1点台、25H or 15S
6点：勝ちパ濃厚 50試合、防2点前半、20H or 10S
5点：他球団でも接戦時で起用される 50試合、防2点台、20H or 10S
4点：接戦時にも貢献できる 50試合、防2点台、10H or 5S
3点：ビハインドなどで存在感を出せる 40試合、防3点前半
2点：有事の際には一軍に入れる 30試合、防3点台
1点：数試合であれば貢献できる 15試合、防4点台
0.5点：期待枠
中継ぎは登板数、防御率、ホールド数、セーブ数をもとに評価をつけたいと思います。評価をつける際はこの数値を来季8割方クリアしてくれるだろうという推定で評価を付けます。
登板数は起用されているという点で首脳陣からの信頼を表していると思うので最も重要な指標としています。次点で選手の成績を表しやすい防御率を参考にしています。また、ホールド数、セーブ数は大事な立ち位置を任されているという首脳陣からの信頼度が現れている指標だと思うので、登板数が一定数を超えるとそちらを重要な要素に切り替えて見ています。昨年の成績を最も参考にしますが、昨年は飛ばないボール説もあり投高打低が顕著だったので数字が少し上振れしていると考えています。
ちなみに数値を見てもらえればわかりますが、今回の評価はかなり辛めに付けています。50試合、防御率2点台で5点ですからね。10点の選手はほぼ出ないと思ってください。ただ、先発よりは出やすいと思います。計算が立ちやすいということで複数年連続で結果を残している実績のある選手を高めに評価しており（巨人マルティネス選手など）、逆に昨年ブレイクしたような単年活躍の選手は少し評価を落としています（ロッテ鈴木選手など）。
2024年成績
まずは2024年の成績を振り返りましょう。
中継ぎ防御率：2.67（リーグ2位）
マチャド（31歳）試53、回53.1、防2.03、勝5、H14、S23、振58
古田島 成龍（25歳）試50、回45.2、防0.79、勝2、H24、振43
山田 修義（33歳）試50、回43.1、防2.08、勝3、H16、振44
吉田 輝星（24歳）試50、回40.2、防3.32、勝4、H14、振30
鈴木 博志（27歳）試32（1）、回39.1、防2.97、勝1、H9、振32
井口 和朋（31歳）試32、回32.1、防4.18、勝1、H3、振25
ペルドモ（31歳）試28、回28、防0.64、勝1、H14、S4、振19
本田 仁海（25歳）試23、回22、防2.86、勝2、H9、振21
髙島 泰都（25歳）試21（9）、回56、防4.02、勝2、H4、振30
阿部 翔太（32歳）試17、回14.2、防1.84、勝0、H4、振13
富山 凌雅（27歳）試16、回11、防3.27、勝0、H3、振8
才木 海翔（24歳）試15（2）、回23、防5.09、勝0、H1、振15
小木田 敦也（26歳）試13、回13、防1.38、勝1、H8、振11
宇田川 優希（26歳）試13、回11.2、防2.31、勝0、H3、振14
平野 佳寿（40歳）試12、回10.1、防4.22、勝1、H1、S7、振11
昨年は三連覇を支えた平野選手、山崎颯選手、宇田川選手、阿部選手など主力メンバーが軒並みケガや不調で期待通りの活躍とはいきませんでしたが、それでも新戦力の台頭で何とかしのぎましたね。新外国人のマチャド選手が立派に守護神を1年間務め、ドラフト6位ルーキーの古田島選手が史上2人目となる新人で50試合登板、防御率0点台をマークしました。日本ハムからトレードで加入した吉田選手は火消しを中心に50試合に登板し、ベテランの山田選手がここに来てキャリアハイの成績を残しました。他にも新加入の鈴木選手、井口選手も便利屋的に様々な起用に応え存在感を示し、シーズン途中に加入したペルドモ選手は勝ちパに固定され素晴らしい投球を披露しました。これだけの計算外がありながら中継ぎ防御率リーグ2位となったのは新戦力の頑張りと首脳陣の起用法だと思います。
主な入退団選手
IN：本田圭、寺西、東山、片山
OUT：比嘉、吉田（TJ手術）、山岡？
退団する選手は昨年で引退した比嘉選手くらいですが、昨年50試合に登板し主力となっていた吉田選手が先日トミージョン手術を受けることを公表し今季絶望となりました。さらに、今季中継ぎの中心となることが期待されていた山岡選手がまさかのオンラインカジノに関与した影響で活動自粛となることが発表されました。計算外が多く開幕前に不安が残りますね。
新戦力組では西武から現役ドラフトで加入した本田佳選手が大きいですね。通算138試合に登板していて昨年も31試合に登板していますね。もの凄いボールがあるわけではありませんが安定感があり計算しやすい選手です。他にもドラフト5位ルーキー東山選手は社会人トップクラスの右腕で古田島選手の再来を期待したいです。同じく2位の寺西選手、6位の片山選手もアピール次第では候補になりそうです。
２０２５年度想定戦力
10点：
9点：
8点：
7点：マチャド、ペルドモ
6点：
5点：
4点：山田、古田島
3点：
2点：本田圭、本田仁、鈴木、井口
1点：富山、平野、山崎、宇田川、阿部、小木田、東山
0.5点：才木、川瀬、寺西、片山、東松、小野
計40点
上位3人（チームの勝ちパ）
マチャド7点、ペルドモ7点、古田島4点
昨年中心となったマチャド選手、ペルドモ選手、古田島選手がまず中心となりそうですね。特にマチャド選手、ペルドモ選手は8、9回で固定されそうです。古田島選手は先発調整をしていましたが、中継ぎに再配置されても問題ないと思います。さすがに昨年ほどの活躍を求めるのは酷ですが、2年目のジンクスを払拭してくれると思います。
4～6番手（接戦時、勝ちパも目指せる）
山田4点、本田仁2点、平野1点
4番手に実績豊富な山田選手が残っているのが大きいですね。チームでも貴重な左腕リリーフですし、今季も大車輪の活躍を期待したいです。5番手以降にかなり差がありますが、今季こそ勝ちパを担ってほしい本田仁選手と復活を誓う平野選手を入れています。特に平野選手は豊富な経験値を生かして非常時の勝ちパも担えると思います。
7～10番手（一軍で存在感を出せる）
鈴木2点、井口2点、本田佳2点、富山1点
鈴木選手、井口選手、本田佳選手は便利屋的に起用できる選手たちで戦力として計算できそうです。特に鈴木選手は投げるたびに良くなっていたので今季は更なる上積みを期待したいですね。左腕リリーフとして昨年ケガから復帰した富山選手も戦力になると思います。
その他の候補
若手有望株：才木、川瀬、権田、東松、小野、前、横山楓
実績組：山崎、宇田川、阿部、小木田、山岡
新加入：東山、片山、寺西
他にも候補は多いですね。実績組の山崎選手、宇田川選手、阿部選手、小木田選手らは復活期待で全員が勝ちパを担えるポテンシャルを秘めています。この4人の中から1人でも多く一軍の戦力となることが強力中継ぎ陣復活への足掛かりとなります。さらに、昨年支配下昇格を果たした才木選手、川瀬選手は期待したいですし、高卒2年目で春季キャンプからアピールしている東松選手は今季中継ぎで起用されるようです。寺西選手、東山選手、片山選手のルーキートリオに、育成にも春季キャンプでアピールしている小野選手を筆頭に前選手、横山楓選手もいます。候補自体は多いので首脳陣の手腕が問われそうです。
来季の陣容
勝ちパ：マチャド、ペルドモ、古田島
接戦時：山田、本田仁、平野
ビハインド：本田佳、鈴木
入れ替え要員：阿部、小木田、井口、富山
期待枠：山崎、宇田川、才木、川瀬、寺西、片山、権田、東松、小野
今季から岸田監督になるということで投手の起用法が注目されますが、9回マチャド選手、8回ペルドモ選手は基本路線だと思います。7回は古田島選手を中心に調子のいい選手が起用されそうです。戦力となる選手は多いのでここから勝ちパでも起用できる選手が1人でも多く出てくることが重要です。
まとめ
オリックスは三連覇時は強力投手陣を形成していましたが、今季は正直計算できる選手が少ないです。ただ、ポテンシャルの高い選手は多いのでハマった時は物凄い力を発揮すると思います。
先発では曽谷選手、山下選手、東選手、椋木選手などステップアップを目指す若手有望株の選手たち。中継ぎでは平野選手、山崎選手、宇田川選手、阿部選手、小木田選手など実績組の復活がカギを握りそうです。
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