2023ドラフト直前企画、各球団の弱点と補強ポイントを見直して指名予想してみよう!!~オリックスバファローズ編~

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はドラフト直前企画ということで各球団の弱点を振り返り補強ポイントを洗い出しそうという企画です。

 前に野手の補強ポイントの記事は出しているので、今回は投手を最初にまとめてからチームの弱点、最後には補強ポイントに優先順位をつけ指名予想までしていきたいと思います。それでは見てみましょう!!!

 

 

今回はパリーグ3連覇!!オリックスバファローズです!!

 

 

野手の各ポジション評価はこちらから

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2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~中日ドラゴンズ編2023~ - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

 

 

 

目次

  1. 弱点
  2. 補強ポイント
  3. 指名予想

 

 

 

 

弱点

先発

今年の先発投手陣

山本 由伸(25歳)試23、回164、防1.21、勝16、振169、K/B6.04
宮城 大弥(22歳)試22、回146.2、防2.27、勝10、振122、K/B3.94
山﨑 福也(31歳)試23、回131.1、防3.25、勝11、振80、K/B3.33
山下 舜平大(21歳)試16、回95、防1.61、勝9、振101、K/B3.37
田嶋 大樹(27歳)試13、回81.2、防3.09、勝6、振64、K/B3.56
山岡 泰輔(28歳)試31(12)、回94、防2.30、勝2、H9、S3、振97、K/B2.94
東 晃平(23歳)試8、回52.1、防2.06、勝6、振45、K/B4.44
曽谷 龍平(22歳)試10(7)、回32.2、防3.86、勝1、振27、K/B1.80

 今季は球界屈指のエースである山本選手が貫禄の3年連続投手4冠とメジャー挑戦へ向けて万石の成績を残し、宮城選手が3年連続となる二桁勝利を達成、山崎福選手も自身初の二桁勝利と3人の二桁勝利投手がいました。

 ここに今シーズン開幕投手をプロ初登板ながら務め後半にケガ離脱はあったものの9勝をマークし新人王をほぼ手中に収めています。さらに、後半戦に台頭し負けなしの6連勝と一気にブレイクした東選手の5人が強力です。

 ケガでの長期離脱がありましたが本来なら主力格の田嶋選手もいますし、同じく主力格の山岡選手を中継ぎに回せるくらいの層の厚さでした。

 ただ、シーズンの大半は5人目、6人目の選手苦しみドラ1ルーキーの曽谷選手や中継ぎから配置転換された黒木選手、ワゲスパック選手、新加入のコットン選手など色々な選手が投げました。山本選手がメジャー挑戦、山崎福選手のFA流出可能性もある中でこの辺の谷間を担う選手が大事になってくると思います。

 

 

来季のローテ候補

当確:宮城 大弥、山下 舜平大、田嶋 大樹
濃厚:東 晃平、山岡 泰輔
候補:曽谷 龍平、椋木 蓮、竹安 大知、村西 良太、齋藤 響介

 山本選手はほぼ確定で抜けますが、山崎福選手も同時に抜けると仮定するとかなりキツイように感じます。

 宮城選手、山下選手、田嶋選手の3枚看板に後半伸びてきた東選手、山岡選手を先発に戻しても5人しかいません。

 ただ、候補はいてドラ1ルーキーの曽谷選手は来季に向けて上積みを見込めますし、高卒ルーキーの齋藤選手の成長も楽しみです。谷間的に竹安選手と村西選手は貢献して欲しいですし、トミージョン手術から戻ってくる椋木選手も完全復活なら大きな戦力です。

 候補はいるものの不透明な部分が多いので即戦力投手の追加が欲しいです。

 

 

 

中継ぎ

今季の中継ぎ陣

平野 佳寿(39歳)試42、回40、防1.13、勝3、H8、S29、振24、K/B1.85
山﨑 颯一郎(25歳)試53、回52、防2.08、勝1、H28、S9、振60、K/B3.33
宇田川 優希(24歳)試46、回45.2、防1.77、勝4、H24、S2、振52、K/B1.73
阿部 翔太(30歳)試49、回46.2、防2.70、勝3、H24、S1、振42、K/B3.50
小木田 敦也(25歳)試38、回49.1、防2.19、勝4、H11、振37、K/B2.85
山田 修義(32歳)試32、回31.1、防1.15、勝0、H6、振29、K/B2.90
比嘉 幹貴(40歳)試31、回20、防2.25、勝2、H8、振10、K/B5.00
ワゲスパック(29歳)試31、回43.2、防5.77、勝4、H7、S2、振67、K/B2.58
本田 仁海(24歳)試28、回32.2、防6.34、勝2、H9、振34、K/B2.89
吉田 凌(26歳)試19、回16.2、防3.24、勝0、H4、振12、K/B1.20

 今シーズンの中継ぎ陣は序盤は苦しみましたね。

 昨年勝ちパとしてブレイクした阿部選手、宇田川選手の状態が中々上がらず宇田川選手は特に深刻で二軍落ちを経験しました。守護神として期待されたワゲスパック選手も状態が上がらず先発への配置転換もありました。実績のある近藤選手も苦しみましたし、本田選手も徐々に状態が落ちていきましたね。安心して1イニングを任せられる選手は山崎颯選手と平野選手くらいだったと思います。

 その中で、ビハインド、ロングリリーフ要員で上がってきた小木田選手が結果を残し貴重な存在に、山田選手も復活し防御率1点台を好投を披露、ベテランの比嘉選手もワンポイント的に貢献がありました。

 シーズンが進むにつれ阿部選手、宇田川選手の状態が戻っていき徐々に万石になっていったと思います。優勝争いの時期に万石になるところを見るとシーズン通してのマネジメント能力が凄いと思います。

 

 

来季の中継ぎ陣

勝ちパ:山﨑 颯一郎、平野 佳寿、宇田川 優希、阿部 翔太
接戦時:山田 修義、比嘉 幹貴、ワゲスパック
ビハインド:小木田 敦也、本田 仁海、漆原 大晟
候補:吉田 凌、近藤 大亮、黒木 優太、横山 楓、前 佑囲斗

 来季の陣容を見てもかなり強いですね。

 平野選手が通算250セーブを達成したことで守護神が変わるかもしれませんが、平野選手、山崎颯選手、阿部選手、宇田川選手の4人で勝ちパを回していくと思います。

 接戦時にはイニング途中から行ける山田選手、比嘉選手の2人に復調が見えるワゲスパック選手、ビハインド要員の小木田選手はこのポジションで貴重な存在なのでこちらに入れていますが実際は接戦時でもいけると思います。

 ビハインドには本来ならば接戦時で投げてほしい本田選手と後半戦に良さを見せている漆原選手、他にも候補はいて実績組の吉田選手、黒木選手、近藤選手、台頭に期待したいのは横山選手、前選手といったところだと思います。

 ただ、今季の序盤の惨状を見ると追加しておきたい印象です。

 

 

 

セカンド

今季の陣容

宜保 翔(22歳)試54、率279、安41、本0、打9、得14、盗0、O644
ゴンザレス(34歳)試48、率217、安65、本12、打38、得28、盗2、O650
大城 滉二(30歳)試40、率196、安9、本1、打10、得7、盗1、O601
西野 真弘(33歳)試26、率197、安24、本0、打8、得5、盗0、O509
安達 了一(34歳)試21、率183、安11、本0、打4、得4、盗1、O429

 今季はベテランの安達選手がケガで長期離脱、レギュラー獲りが期待されていた太田選手もケガ離脱と中々レギュラーが固定できませんでした。

 その中で、太田選手と同学年の宜保選手が台頭。元々守備のいい選手でしたが、打撃でも期待できるようになりました。さらに、新加入のゴンザレス選手もパンチ力のあるユーティリティー選手として貢献。来季もチームにいるかはわかりませんが、少なくとも今シーズンは貴重な戦力でした。

 ここに中堅組の大城選手、西野選手が控えている陣容でした。

 ただ、大城選手がFA権を取得し、ゴンザレス選手も来季残留してほしいですが確定ではないのでセカンドのレギュラーが不透明になります。 太田選手をどこまで評価するかによって補強の有無が変わってくると思います。

 

 

 

外野手(ライト)

今季の陣容

ライト
茶野 篤政(24歳)試89、率237、安74、本1、打23、得37、盗7、O560
野口 智哉(23歳)試59、率226、安51、本2、打19、得19、盗4、O633

 レフトは杉本選手、センターは中川選手がメインで守っていますが、ライトはシーズン前半は育成ルーキーの茶野選手、後半は野口選手が守っていました。

 2人とも打撃でプラスを出せるところまでいっておらず、守備も平均から少し下くらいなので総合的に見てプラスを出せていません。ただ、この2選手はまだ若いですし、この2人以外にも池田選手、来田選手など若手有望株の選手が控えているので必ずしも追加が必要ということはないと思いますが、物足りないと見るならば補強してくると思います。

 

 

一三塁のコア候補

二軍成績

ファースト
山中 尭之(24歳)試45、率218、安36、本6、打18、得137、盗1、O676
T-岡田(35歳)試35、率232、安29、本3、打11、得11、盗0、O646
石岡 諒太(31歳)試34、率216、安16、本0、打6、得6、盗0、O509
サード
元 謙太(21歳)試45、率232、安47、本1、打18、得21、盗5、O534
佐野 如一(25歳)試36、率177、安25、本0、打4、得7、盗2、O474
内藤 鵬(19歳)試24、率198、安21、本2、打15、得13、盗0、O553

 一軍はファーストが頓宮選手、サードは宗選手が固定されていますが、二軍には次世代を担う若手有望株が少ないです。

 ファーストは育成の山中選手が最も守っておりその次は野手最年長のT-岡田選手、3番目以降も石岡選手、佐野如選手、渡邊選手と続いていきますがこの3人は今シーズンをもって退団が発表されています。

 サードは外野手がメインながらサードにも挑戦している高卒3年目の元選手が最も多く、その次が佐野如選手、高卒ルーキーの内藤選手と続いていきます。

 ファースト、サード合わせてここをメインポジションに置いている若手有望株は内藤選手しかいないので少し寂しいですね。特にファーストは二軍で守っていた選手がゴッソリと抜けるので追加はほしいです。

 

 

補強ポイント

※()内優先度

即戦力先発(超高)即戦力中継ぎ(中)左投手()高卒投手(中)
二遊間()捕手(中)一三塁()外野手(中)

 補強ポイントはまず即戦力投手ですね。山本選手が抜けるのは確定ですが、山崎福選手まで抜けると一気に先発が厳しくなってくるので、リスク管理を行うなら先発候補を1人は確保しておきたいです。出来れば左投手がいいですがオリックスは投手の左右をあまり気にしていないのでそこにこだわる必要はないと思います。ただ、左投手は他球団と比べて明らかに母数が少ないです。

 また、オリックスは高卒投手の育成が上手く毎年指名してきているのでポテンシャルの高い高卒投手が指名出来ればと思います。

 野手は一三塁の若手有望株はマストでほしいですね。育成の園部選手が戦力外となったことで支配下か育成かはわかりませんが二遊間の追加もありそうです。

 森選手、若月選手と強固な捕手ですが母数自体は少ないですし若手有望株の捕手が少ないので緊急ではないながらも高卒捕手の追加もほしいです。

 

 

指名予想

投手4人(即戦力1人以上)、一三塁手スラッガー1人
二遊間1人、捕手1人(高卒)
 
1位:将来のコア候補or即戦力投手
2位:即戦力投手or将来のコア候補
3位:高卒捕手
4位:投手
5位:二遊間
6位:投手
7位:投手(即戦力)
 

 

 補強ポイントを踏まえてこの選手をこの順位で取れたら理想だなというところを挙げてみました。

 

 1位では王者らしく将来のコア候補を狙っていきたいです。絶対的エースの山本選手が抜けますが、まだ楽しみな若手有望株が控えていることも考えてコア候補優先かな個人的には思います。

 2位は先発ができる即戦力投手が望ましいですね。2位で回ってくる順番は最も遅いですが、今年の豊作具合を見るとまだ残っていると思います。

 3位で市場人気の高い高卒捕手を獲られる前に確保しておきたいです。そうすれば、4位以降で投手中心に指名できると思います。

 4位で昨年の齋藤選手、日高選手のような形でポテンシャルの高い高卒投手を指名し、5位で薄い二遊間の人材を確保、6位以降の下位で十八番である社会人投手を指名し戦力としていきたいです。

 外野手もほしいところですが、既存の若手有望株の成長にかけ今回はなしとしました。

 育成では1位~3位で投手を指名しその後二遊間と捕手を確保すると思います。

 

 

 

個人的理想の指名

1位予想:真鍋慧(広陵高校
2位:岩井俊介(名城大学
3位:堀柊那(報徳学園高校)
4位:河内康介(聖カタリナ学園高校)
5位:津田啓史(三菱重工East)
6位:杉原望来(京都国際高校)
7位:粂直輝(東芝

 個人的な理想の指名を考えてみました。理想ですのでこの選手はこの順位で獲れないだろうと思いながら、この順位で獲れたらラッキーだなという目線で選んでいます。

 

 1位の予想は大阪桐蔭の前田選手と迷いましたが、高卒スラッガーで最も評価の高い真鍋選手にしました。メインポジションはファーストですが、オリックスはちょうど空いているポジションですし、パワーと対応力の両立を目指せる選手だと思います。牧田スカウト部長の評価も高い選手ですし、将来の主軸となってくれればと思います。真鍋選手が競合となり外れてしまったら即戦力投手に切り替えると思います。

 2位で正直残っている可能性の方が低いと思いますが先発候補として岩井選手にしました。ストレートが強くスライダーもいいので中継ぎであれば直ぐ入っていけると思いますが、制球の良さやスタミナ面も考えて先発でも十分に通用すると思います。

 3位で高卒捕手でトップクラスの評価を受ける堀選手。プロの中でもトップクラスの肩の強さを持ち、足も速く身体能力の高い捕手です。打撃が課題とされていますが、長打力もありますし、個人的には悪くないと思います。

 4位は将来を見据えて高卒投手の河内選手。ストレートだけで言ったら今年の高卒投手の中でもトップクラスだと思います。オリックスで大化けを期待できそうです。

 5位に高卒社会人の津田選手。紅林選手の学年でいうと1個下でまだ若いですし、堅実な守備力で二遊間どちらでも対応できると思います。

 6位に高卒投手である杉原選手。技巧派の左腕でオリックスには宮城選手、山崎福選手といった良い見本がいるので成長していってほしいです。場合によっては早めに一軍デビューもありそうな選手です。

 7位で社会人から粂投手。サイドスローの投手でチームにとって貴重な存在になると思います。大ベテランの比嘉選手を手本にしながら中継ぎとして戦力になってほしいです。

 

 上位で即戦力先発1人に若手コア候補を確保して下位で投手中心に指名する理想的な指名だと思います。王者の指名という感じがしますね。皆さんも思い思いの指名予想をして楽しんでください。

 

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