何はともあれ野球推しです。
今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。
5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。
簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。
ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。
今回は強打の打線が甦るか!?埼玉西武ライオンズです。
評価の基準
A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)
B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)
C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)
D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)
E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)
成績の略称
試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打)
打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS)
※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載
捕手
2023年(9/29現在) E(他球団に比べてかなり短所)
古賀 悠斗(24歳)試93、率215、安49、本2、打18、得12、盗1、O589
柘植 世那(26歳)試56、率187、安23、本0、打13、得5、盗0、O437
古市 尊(21歳)試26、率167、安8、本0、打0、得2、盗0、O375
捕手は若手有望株の古賀選手と柘植選手が併用されていますね。シーズン序盤は柘植選手の方が起用が多かったですが、ケガで離脱があり復帰後も打撃の調子が戻っていないため後半は古賀選手の方が起用が多いです。打撃成績も上げていますし、チーム内では一番正捕手に近いと思います。
他にも今シーズン育成から支配下昇格を果たした古市選手も起用されています。森選手が抜けケガ人も多く出た中で苦しんでいるポジションだと思います。
2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)
本命:古賀 悠斗(24歳)
対抗:柘植 世那(31歳)
候補:古市 尊(26歳)、野田 海人(23歳)
5年後は少し不透明ですね。ただ、現在の捕手陣が岡田選手以外はまだいけると思うので、この選手たちが伸びてくれば計算できるポジションになると思います。
今のところ古賀選手が本命ですが、柘植選手もかなり近い位置にいると思います。2人で競い合って強固な捕手陣を築いていってほしいです。
一塁手
2023年(9/29現在) B(他球団に比べて少し長所)
マキノン(28歳)試85、率257、安118、本15、打50、得49、盗1、O725
渡部 健人(24歳)試41、率219、安39、本6、打24、得16、盗2、O673
呉 念庭(30歳)試14、率207、安16、本1、打11、得8、盗1、O614
ファーストは主力の山川選手がいますが、今シーズンは色々あり一軍で活躍を見せることはできませんでした。来年もどうなるか分からないですし、中日のロドリゲス選手と並んで今シーズン一番の計算外だったと思います。
その中で、新加入のマキノン選手が主軸としてシーズン通して活躍。打撃はもちろんですが守備も安定感がありチームに欠かせない戦力となりました。
他にも若手有望株の渡部選手も台頭してきましたね。4番で起用される試合も多く6本塁打と一定の活躍を見せていると思います。ユーティリティーの呉選手も控えておりある程度頭数もいますね。山川選手が厳しくても何とかなるようになっていると思います。
2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)
本命:渡部 健人(29歳)
対抗:マキノン(33歳)
候補:呉 念庭(35歳)、山村 崇嘉(26歳)
5年後は若手有望株の渡部選手が29歳なので主力として一本立ちしていてほしいですね。ちなみに山川選手は難しいところなので一応外して考えています。マキノン選手もいますが、外国人選手ですし5年後までチームにいるかわからないので対抗どまりですね。
また、若手では渡部選手以外にファーストを守る選手がおらず他ポジションがメインの山村選手くらいなので、ここは追加がほしいです。
二塁手
2023年(9/26現在) A(他球団に比べてかなり長所)
外崎 修汰 (30歳)試130、率256、安125、本12、打54、得58、盗24、O729
佐藤 龍世(27歳)試8、率273、安53、本2、打15、得26、盗1、O769
セカンドは主力の外崎選手がいるのでここは安泰ですね。守備の名手というところは言うまでもないですが、今シーズンは打撃成績を上げてきていてここ最近では復調傾向だと思います。2連覇した時の打撃が戻ってくれば日本一のセカンドになれる選手だと思います。
外崎選手が離脱した時、今シーズン一軍で通用できている佐藤龍選手やユーティリティーの呉選手が控えています。
2028年(5年後) B(ある程度計算できる)
本命:外崎 修汰 (35歳)
対抗:山村 崇嘉(26歳)、児玉 亮涼(30歳)
候補:滝澤 夏央(25歳)、髙松 渡(29歳)、川野 涼多(27歳)、岸 潤一郎(31歳)
5年後は外崎選手が35歳なのでセカンドを守る選手としてはギリギリの年齢かなと思います。参考までに広島の菊池選手が現在33歳です。守備範囲は確実に狭くなると思うので、打撃でどれだけ成績が残せるかがカギになると思います。
対抗では若手有望株の山村選手、児玉選手がいますね。2人とも二軍で好成績を残していますし、外崎選手を含めこの3人で熾烈なレギュラー争いが繰り広げられると思います。
他にも守備でプラスを出そうな滝澤選手、川野選手や今シーズン途中にトレードで加入した高松選手、外野手ながら二軍でセカンドにも挑戦している岸選手がいます。母数自体も多いので誰が出てくるか楽しみです。
三塁手
2023年(9/29現在) C(他球団に比べて平均くらい)
佐藤 龍世(27歳)試74、率273、安53、本2、打15、得26、盗1、O769
マキノン(33歳)試33、率257、安118、本15、打50、得49、盗1、O725
平沼 翔太 (26歳)試23、率248、安25、本2、打6、得15、盗3、O647
呉 念庭(30歳)試21、率207、安16、本1、打11、得8、盗1、O614
サードは日本ハムからトレードで加入し出戻りという形になった佐藤龍選手がブレイクを果たしています。今シーズンは打撃で結果が出ていて特に出塁率390はかなりの高水準です。穴となっていたサードのレギュラーになりました。
マキノン選手もシーズン序盤はサードを守る場面も多かったですが、ファーストがメインの選手ですし出来ればファーストで起用したいです。
他にも平沼選手、呉選手といった中堅となる選手も控えています。出来れば若手の台頭にも期待したいです。
2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)
本命:佐藤 龍世(32歳)
対抗:ブランドン(30歳)、山村 崇嘉(26歳)
候補:児玉 亮涼(30歳)、川野 涼多(27歳)、源田 壮亮(35歳)、外崎 修汰 (35歳)
5年後は佐藤龍選手が32歳となるので、このままレギュラーの座を確固たるものにするようだと安泰になってきます。
若手有望株ではケガが多いもののポテンシャルの高さを見せているブランドン選手とサードも守れて打撃で期待できる山村選手が候補になってくると思います。
他にもユーティリティーで守備のいい児玉選手、川野選手、大型内野手の中山選手がいます。現在主力の源田選手、外崎選手も年齢的にサードにコンバートされていてもおかしくないですね。強打の選手が少ないので追加があってもいいと思います。
遊撃手
2023年(9/29現在) A(他球団に比べてかなり長所)
源田 壮亮(30歳)試94、率262、安100、本0、打22、得30、盗5、O618
児玉 亮涼(25歳)試43、率229、安27、本0、打8、得11、盗2、O540
ショートは球界屈指の守備の名手である源田選手がいるのでここは安泰ですね。打撃は今シーズン少し成績を落としていますが、守備で大きくプラスを出せる選手なので少しくらい落ちても問題ないと思います。
シーズン序盤はケガでいませんでしたが、そこで台頭したのがルーキーの児玉選手です。守備がかなり良くスピード感あふれるプレーが魅力ですね。この児玉選手といい昨年の滝澤選手といい守備のいいショートが西武はゴロゴロ出てきますね。他にも開幕スタメンを勝ち取った山村選手もいて候補は多いです。
2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)
本命:源田 壮亮(35歳)
対抗:児玉 亮涼(30歳)、滝澤 夏央(25歳)
候補:山村 崇嘉(26歳)、長谷川 信哉(26歳)、川野 涼多(27歳)
5年後は源田選手が35歳なのでここはわからないですね。参考までに現在坂本選手が34歳ですが、サードへのコンバートも視野に入れている状況です。源田選手も他ポジションへのコンバートを検討する段階に来ているかもしれませんね。
若手では二軍で最多出場の滝澤選手と今シーズン開幕スタメンを勝ち取った山村選手、源田選手離脱の穴を埋めた児玉選手の3人が横一線かなと思います。
他にも現在外野を主戦場にしているものの元々はショートを守っていた長谷川選手、ショートも守れる川野選手もいます。候補は多いので、ここ数年で状況が変わっているはずです。
外野手
2023年(9/29現在)
愛斗(26歳)試70、率216、安55、本4、打15、得19、盗2、O563
鈴木 将平(25歳)試62、率246、安56、本0、打14、得18、盗9、O585
蛭間 拓哉(23歳)試56、率232、安46、本2、打20、得179、盗0、O573
岸 潤一郎(26歳)試55、率211、安34、本3、打10、得15、盗2、O567
ペイトン(31歳)試55、率215、安44、本5、打22、得18、盗1、O593
長谷川 信哉 (21歳)試55、率222、安37、本2、打12、得16、盗2、O620
金子 侑司(33歳)試41、率179、安15、本0、打2、得6、盗1、O448
西川 愛也(24歳)試35、率222、安18、本1、打5、得8、盗3、O547
若林 楽人(25歳)試27、率244、安21、本1、打7、得7、盗4、O617
外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。
左翼手
2023年(9/29現在) D(他球団に比べて少し短所)
ペイトン(31歳)試55、率215、安44、本5、打22、得18、盗1、O593
蛭間 拓哉(23歳)試56、率232、安46、本2、打20、得17、盗0、O573
鈴木 将平(25歳)試62、率246、安56、本0、打14、得18、盗9、O585
岸 潤一郎(26歳)試55、率211、安34、本3、打10、得15、盗2、O567
長谷川 信哉 (21歳)試55、率222、安37、本2、打12、得16、盗2、O620
金子 侑司(33歳)試41、率179、安15、本0、打2、得6、盗1、O448
西川 愛也(24歳)試35、率222、安18、本1、打5、得8、盗3、O547
若林 楽人(25歳)試27、率244、安21、本1、打7、得7、盗4、O617
外野全ポジションに言えることですが、絶対的なレギュラーが不在なので日替わりで色々な選手が起用されていますね。
レフトで一番出場が多いのは新加入のペイトン選手でしょうか。シーズン序盤は日本球界への対応に苦しみケガでの離脱もありましたが、段々と対応してきていると思います。残留となるかは微妙なところですね。
他にもドラ1ルーキーの蛭間選手や育成出身の長谷川選手が台頭してきて楽しみな選手は増えていますね。誰か1人でも主力格の選手になってくるとチーム全体が上がってくると思います。
2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)
本命:蛭間 拓哉(28歳)
対抗:長谷川 信哉 (26歳)、若林 楽人(30歳)
候補:岸 潤一郎(31歳)、西川 愛也(29歳)、仲三河 優太(25歳)
5年後は不透明ですが、候補は多いのですよね。その中で、今シーズン後半戦いい感じで来ている蛭間選手を本命にしました。このまま順調に成長していけばレギュラーになれう素質を持っていると思います。
他にも候補はいて今シーズン台頭してきた長谷川選手、ケガがちながらもポテンシャルの高さは随一の若林選手、足もあり長打も期待できる岸選手、非凡な打撃センスを持つ西川選手などたくさんの候補がいますね。誰かレギュラーとなっているか楽しみです。
中堅手
2023年(9/26現在) E(他球団に比べてかなり短所)
長谷川 信哉 (21歳)試55、率222、安37、本2、打12、得16、盗2、O620
鈴木 将平(25歳)試62、率246、安56、本0、打14、得18、盗9、O585
蛭間 拓哉(23歳)試56、率232、安46、本2、打20、得17、盗0、O573
岸 潤一郎(26歳)試55、率211、安34、本3、打10、得15、盗2、O567
西川 愛也(24歳)試35、率222、安18、本1、打5、得8、盗3、O547
センターも多くの選手が起用されています。一番多いのは今シーズンいい所で一打を放ってきた長谷川選手だと思います。内野手出身ですが、身体能力的にセンターも十分やれていますね。波が大きい選手ですが、最大出力を安定して出すことが出来ればレギュラーに一番近いと思います。
他にも昨年はセンターで最も多く出ていた鈴木選手も当然レギュラーに近い選手だと思います。蛭間選手、岸選手、西川選手もセンターを守っています。センターを守れる選手が多いので候補には困りませんが突き抜けた選手が出てきてほしいです。
2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)
本命:長谷川 信哉 (26歳)
対抗:鈴木 将平(30歳)、岸 潤一郎(31歳)
候補:西川 愛也(29歳)、古川 雄大(24歳)
レフトと同じく5年後は不透明ですが候補は多くいます。現外野手に身体能力の高い選手が多くセンターも守れる選手が多いですね。
本命は期待を込めて長谷川選手にしました。化ければトリプルスリーも狙える選手だと思います。確実性が出てくれば強いです。
他にも野球センスの塊である鈴木選手、長打力と俊足の両立ができる岸選手、守備でも成長を見せる西川選手、高卒ルーキーの古川選手がいます。ここ2,3年で固定したいところです。
右翼手
2023年(9/26現在) D(他球団に比べて少し短所)
愛斗(26歳)試70、率216、安55、本4、打15、得19、盗2、O563
蛭間 拓哉(23歳)試56、率232、安46、本2、打20、得17、盗0、O573
岸 潤一郎(26歳)試55、率211、安34、本3、打10、得15、盗2、O567
ライトは2年前からいい感じで台頭してきた愛斗選手にガッチリレギュラーを掴んで欲しかったですが、打撃不振に陥り昨年よりも成績を下げてしまいましたね。
その中で、ドラ1ルーキーの蛭間選手や中堅の岸選手などがチャンスを多く貰っていました。出来れば愛斗選手にレギュラーを掴んでほしいですが、激しいレギュラー争いが繰り広げられると思います。
2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)
本命:愛斗(31歳)
対抗:蛭間 拓哉(23歳)、岸 潤一郎(26歳)
候補:西川 愛也(29歳)、古川 雄大(24歳)
5年後は愛斗選手が31歳なのでチームの中心選手となってほしいですね。ただ、岸選手、西川選手も黙っていないと思いますし、外野3ポジションは多くの選手で競い合って上がっていってほしいです。
各ポジション評価
現状 5年後
捕手 E D
一塁手 B C
二塁手 A B
三塁手 C C
遊撃手 A C
左翼手 D D
中堅手 E D
右翼手 D D
5年後のスタメン(予想)
長谷川
蛭間 愛斗
源田 外崎
佐藤 渡部
古賀
まとめ
現状はプラスになっているポジションは鉄壁の二遊間コンビのセカンド、ショートくらいかなと思います。
全体的に打撃で苦しんでいる傾向があり、特に捕手と外野の3ポジションはレギュラーが中々固まりません。若手の台頭はあるので誰がレギュラーを掴み取るか楽しみです。
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