何はともあれ野球推しです。
今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。
5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。
簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。
ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。
今回は2年連続最下位も若手の台頭はある！！北海道日本ハムファイターズです。
評価の基準
A：現在（他球団に比べて大きな長所）、将来（確実に計算できる）
B：現在（他球団に比べて少し長所）、将来（ある程度計算できる）
C：現在（他球団に比べて平均くらい）、将来（計算できるかできないか半々）
D：現在（他球団に比べて少し短所）、将来（どちらかというと計算できない）
E：現在（他球団に比べてかなり短所）、将来（かなり不透明）
成績の略称
試（そのポジションでの試合数）、率（打率）、安（安打）、本（本塁打）
打（打点）、得（得点）、盗（盗塁）、O（OPS）
※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載
捕手
2023年（10/7現在） D（他球団に比べて少し短所）
伏見 寅威（33歳）試89、率201、安46、本3、打12、得13、盗0、O503
マルティネス（27歳）試31、率246、安95、本15、打66、得39、盗0、O763
清水 優心（27歳）試31、率260、安13、本0、打5、得3、盗0、O595
捕手は今シーズンFAで加入した伏見選手が正捕手です。打撃成績は寂しいものがありますが、巧みなリードで投手陣を引っ張りました。オリックスに残っていても出場機会が減少していたと思うので、個人で見れば移籍は良かったと思います。
また、中日から加入したマルティネス選手は打撃でチームを引っ張りましたね。その打撃が認められファーストやDHでの起用も多い選手です。マルティネス選手もケガがなく出場機会が増えていますね。
第三捕手として一軍での実績もある清水選手も控えています。シーズン途中にはこの3人に古川選手や中日からトレードで加入した郡司選手も加え捕手4人体制という場面も多かったですね。捕手の層は厚いと思いますが、正捕手の打撃成績が少し不満なところです。
2028年（5年後） D（どちらかというと計算できない）
本命：清水 優心（32歳）
対抗：マルティネス（32歳）、田宮 裕涼（28歳）
候補：伏見 寅威（38歳）、古川 裕大（30歳）、郡司 裕也（30歳）、梅林 優貴（30歳）
5年後は正捕手の伏見選手が38歳ということで正直不透明ですね。マルティネス選手も外国人選手ということで5年後も在籍しているか未定ですし、現状は一軍で実績のある清水選手が第一候補かなと思います。
ただ、候補は多くて近い学年に古川選手、郡司選手、梅林選手と固まっています。ただ、古川選手、郡司選手は他ポジションでの起用もあり5年先まで読みづらいですね。
その中で、シーズン終盤に一軍に上がってきて野球センスの高さを新庄監督に評価さらた田宮選手が着々と成長しているのかなと思います。有望株として彼の成長に期待したいですが、読みづらいところもあるので追加があってもいいと思います。
一塁手
2023年（10/7現在） B（他球団に比べて少し長所）
野村 佑希（23歳）試50、率236、安100、本13、打44、得42、盗4、O692
マルティネス（27歳）試31、率246、安95、本15、打66、得39、盗0、O763
加藤 豪将（28歳）試26、率210、安42、本6、打16、得18、盗3、O614
万波 中正（23歳）試23、率265、安141、本25、打74、得69、盗2、O788
清宮 幸太郎（24歳）試18、率244、安88、本10、打41、得41、盗2、O734
郡司 裕也（25歳）試15、率254、安43、本3、打19、得15、盗2、O650
ファーストは昨年までレギュラーだった清宮選手がケガや他ポジションへの起用も増えており今シーズンは色々な選手が起用されました。一番多かったのは主軸として期待される野村選手ですね。サードやDHでの出場も合わせてキャリアハイの125試合に出場し、打線の中核を担いました。大きなケガ無くシーズン全うできたので、ここからは打撃成績を上げていきたいですね。
同じくらい捕手のマルティネス選手も打撃を評価されファーストでの起用がありました。
他にも逆輸入ルーキーの加藤選手もパンチ力を見せましたし、中日からトレードで加入した郡司選手も捕手ですが打撃を買われ色々なポジションに起用されました。万波選手もメインは外野ですので上手くはいですがファーストを守れますし、層は厚いと思います。
2028年（5年後） B（ある程度計算できる）
本命：野村 佑希（28歳）
対抗：清宮 幸太郎（29歳）
候補：加藤 豪将（33歳）、郡司 裕也（30歳）
5年後は野村選手か清宮選手かの2択かなと思います。清宮選手のサード起用がハマればそのままファースト野村選手、サード清宮選手で収まると思いますが、清宮選手のサード守備が厳しければ、野村選手をサードに戻すのかファーストで競わせるのか難しい判断になると思います。
他には他ポジションをメインにしている加藤選手、郡司選手も打撃を評価され起用があると思います。候補は少ないので若手有望株の追加があってもいいと思います。
二塁手
2023年（10/7現在） E（他球団にかなり短所）
加藤 豪将（28歳）試33、率210、安42、本6、打16、得18、盗3、O614
石井 一成 （29歳）試29、率169、安14、本0、打4、得8、盗3、O542
上川畑 大悟（26歳）試26、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
谷内 亮太（32歳）試24、率197、安15、本0、打5、得6、盗0、O471
奈良間 大己（23歳）試21、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650
水野 達稀（23歳）試21、率161、安9、本0、打6、得1、盗1、O481
細川 凌平（21歳）試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581
セカンドはレギュラーが固定出来なかったですね。セカンドで20試合以上に出場した選手が7人もおり最も出場したのが33試合の加藤選手と数字でも首脳陣の苦悩を物語っています。
最も出場した加藤選手は6本塁打とパンチ力を見せたものの確実性に課題を残しレギュラー奪取とまではいきませんでした。オープン戦絶好調でレギュラー獲りが期待された石井選手もシーズン入ってからは調子が上がらずケガでの長期離脱もありました。
ショートがメインの上川畑選手、奈良間選手がセカンドとして起用されることも多かったですね。若手有望株では高卒3年目の細川選手が積極的に起用されていました。この中からレギュラーとして固定できる選手が出てきて欲しいです。
2028年（5年後） D（どちらかというと計算できない）
本命：細川 凌平（26歳）
対抗：奈良間 大己（28歳）、水野 達稀（28歳）
候補：加藤 豪将（34歳）、石井 一成 （34歳）
5年後は若手有望株の細川選手が26歳ということでレギュラーとなっていれば理想ですね。ただ、奈良間選手、水野選手も候補としては現状横一線だと思うので、この3人で争う形になると思います。
他にも中堅どころの加藤選手、石井選手がベテランの域に差し掛かってきますが、ここからレギュラーを獲れれば5年後まで固定されているかもしれませんね。候補はいるので誰が台頭するか楽しみです。
三塁手
2023年（10/2現在） C（他球団に比べて平均くらい）
清宮 幸太郎（24歳）試88、率244、安88、本10、打41、得41、盗2、O734
野村 佑希（23歳）試50、率236、安100、本13、打44、得42、盗4、O692
サードは今シーズンからコンバートされた清宮選手がメインで出場しています。守備面はまだ課題も多いですし、ケガでの離脱もあり打撃成績も思ったよりも振るわなかったですが、体も絞れて動きは良くなっていますし確実性は向上しています。チームに必要なレギュラーになれていると思うので、ここから球界屈指のスラッガーにステップアップして欲しいです。
他では昨年までのサードのレギュラーだった野村選手も起用が多かったです。打撃でプラスを出せる選手が2人いて層は厚いと思いますが、守備面も考えて平均くらいかなと思います。
2028年（5年後） C（計算できるかできないか半々）
本命：清宮 幸太郎（29歳）
対抗：野村 佑希（28歳）、有薗 直輝（25歳）
候補：奈良間 大己（28歳）、水野 達稀（28歳）、加藤 豪将（34歳）
5年後はこのまま清宮選手がサードのレギュラーとして固定されているのが理想ですね。守備力の向上は必須ですが、打撃でプラスを出せるサードはパリーグでは貴重なので他球団に差をつけられるポジションになると思います。二軍で最多出場している若手有望株の有薗選手も候補になると思います。
他にも二遊間を守れる奈良間選手、水野選手、加藤選手もサードのレギュラーを目指していけると思います。清宮選手の守備力次第で方針が変わって来そうです。
遊撃手
2023年（10/8現在） D（他球団に比べて少し短所）
上川畑 大悟（26歳）試81、率212、安62、本0、打18、得16、盗3、O541
奈良間 大己（23歳）試44、率246、安44、本2、打15、得20、盗2、O650
ショートは昨年鮮烈なデビューを見せた上川畑選手が勢いそのままレギュラーの座を確固たるものにしてほしかったですが、今シーズンは打撃の調子が中々上がらずレギュラー固定とまではいきませんでした。
その中で、大卒のドラ5ルーキーである奈良間選手が良さを見せました。シーズン中はこの2人の併用が多かったですね。シーズン終盤では正直どちらがレギュラーなのかわからないくらいでした。
一軍で戦力となる選手が2人いることは大きいですが、他球団のショートの顔ぶれを見るとマイナスなのかなと思います。
2028年（5年後） B（ある程度計算できる）
本命：上川畑 大悟（31歳）
対抗：奈良間 大己（28歳）
候補：水野 達稀（28歳）、細川 凌平（26歳）
5年後は上川畑選手が31歳ということでレギュラーで固定されていてほしいですね。昨年の輝きはルーキーらしからぬものでした。守備力は申し分ないので打撃の調子が上がってくればチームが苦労しているリードオフマンになれると思います。
対抗には今シーズンある程度一軍でやれた奈良間選手がいますし、他にも打撃で期待できる水野選手やセカンドでも起用される細川選手が控えています。候補はいるので誰か台頭することを期待したいです。
外野手
2023年（10/8現在）
松本 剛（30歳）試122、率276、安140、本3、打30、得51、盗12、O665
万波 中正（23歳）試23、率265、安141、本25、打74、得69、盗2、O788
江越 大賀（30歳）試80、率180、安27、本5、打13、得17、盗9、O577
五十幡 亮汰（24歳）試63、率227、安44、本0、打6、得23、盗17、O521
矢澤 宏太（23歳）試32、率177、安17、本1、打4、得13、盗2、O495
細川 凌平（21歳）試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581
野村 佑希（23歳）試50、率236、安100、本13、打44、得42、盗4、O692
今川 優馬（26歳）試19、率197、安12、本0、打1、得7、盗3、O503
アルカンタラ（31歳）試17、率204、安23、本4、打10、得14、盗1、O625
外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。
左翼手
2023年（10/8現在） C（他球団に比べて平均）
松本 剛（30歳）試122、率276、安140、本3、打30、得51、盗12、O665
細川 凌平（21歳）試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581
野村 佑希（23歳）試50、率236、安100、本13、打44、得42、盗4、O692
今川 優馬（26歳）試19、率197、安12、本0、打1、得7、盗3、O503
アルカンタラ（31歳）試17、率204、安23、本4、打10、得14、盗1、O625
レフトは昨年大ブレイクを果たした松本選手が入る場面が多かったですね。流石に昨年ほどの成績は残せませんでしたが、一年間レギュラーとしてチームに貢献しました。センター、ライトも出来ますが、身体能力や体の負担も考えてレフト起用が多かったのだと思います。
松本選手がレフトを守っていない時は野村選手や今川選手、アルカンタラ選手などが守っていました。個人的には野村選手がレフトに入るオプションは将来のことも考えてアリだと思います。ある程度松本選手が不動だと思うので、松本選手の成績次第でプラスを出せると思います。
2028年（5年後） B（ある程度計算できる）
本命：松本 剛（35歳）
対抗：野村 佑希（28歳）、今川 優馬（31歳）
候補：江越 大賀（35歳）、矢澤 宏太（28歳）、淺間 大基（32歳）、阪口 樂（25歳）、郡司 裕也（30歳）
5年後は松本選手が35歳とちょうど過渡期ですね。守備の負担も少ないので守備面は問題ないと思いますが、自慢の打撃がどうなっているか次第だと思います。
松本選手が厳しい場合は野村選手がレフトに入るのはアリですね。肩も足も悪くないですしレフトであれば十分任せられると思います。
他にも、長打力が武器の今川選手や守備力に定評のある浅間選手、他ポジションがメインながら外野での起用も多い細川選手、古川選手、郡司選手、高卒２年目で二軍で最多出場の阪口選手、二刀流挑戦中の矢澤選手など候補は多いです。将来的にもある程度計算しやすいポジションだと思います。
中堅手
2023年（10/8現在） E（他球団にかなり短所）
江越 大賀（30歳）試80、率180、安27、本5、打13、得17、盗9、O577
五十幡 亮汰（24歳）試63、率227、安44、本0、打6、得23、盗17、O521
矢澤 宏太（23歳）試32、率177、安17、本1、打4、得13、盗2、O495
細川 凌平（21歳）試20、率216、安21、本1、打10、得11、盗1、O581
センターは球界屈指の俊足が武器の五十幡選手と阪神からトレードで加入した江越選手の2人が守ることが多かったです。持っているポテンシャル的にも五十幡選手のレギュラー獲りが期待されていましたが、今シーズンもケガでの長期離脱がありレギュラー奪取とはなりませんでした。江越選手も守備、走塁面での貢献度が非常に大きく5本塁打とパンチ力も見せましたが、やはり確実性が課題のままです。
他にも、昨年センターの1番手だった浅間選手もケガで長期離脱となり僅か10試合の出場にとどまりました。二刀流の矢澤選手はシーズン序盤こそ一軍で起用されていましたが、以降は二軍で育成がメインとなりました。レフトの松本選手がセンターを守ることもありますね。候補はいますが、来季に向けて不安なポジションだと思います。
2028年（5年後） D（どちらかというと計算できない）
本命：五十幡 亮汰（29歳）
対抗：矢澤 宏太（28歳）
候補：細川 凌平（26歳）、淺間 大基（32歳）、阿部 和広（25歳）
将来的には五十幡選手がレギュラーで固定されるのが理想ですが、ケガが多いのでどうにも計算がしづらいですね。ロッテの荻野選手みたいに年が経つごとにケガが少なくなっていけばいいのですが、、、。
五十幡選手が厳しくても二刀流の矢澤選手が外野に専念すれば問題なく入っていけると思いますが、二刀流継続であればセンターは少し負担が大きい気もしますね。
他にも、ケガが多いですが高い野球センスを持つ浅間選手や外野での起用も増えている細川選手、二軍で多く出場している育成の阿部選手などが候補だと思います。
右翼手
2023年（10/8現在） A（他球団に比べてかなり長所）
万波 中正（23歳）試23、率265、安141、本25、打74、得69、盗2、O788
矢澤 宏太（23歳）試32、率177、安17、本1、打4、得13、盗2、O495
今川 優馬（26歳）試19、率197、安12、本0、打1、得7、盗3、O503
ライトは今シーズン覚醒した万波選手がほぼ固定されましたね。元々パワーは申し分なかったですが、そこに確実性が加わり本塁打王を争うまでに成長しました。肩もかなり強いですし守備面も申し分ないですね。
シーズン序盤は万波選手がファーストを守る時期もありましたが、その場合は矢澤選手、今川選手が入ることが多かったと思います。万波選手がいる限りプラスですが、来季以降もこの活躍が続けられるか注目です。
2028年（5年後） B（ある程度計算できる）
本命：万波 中正（28歳）
対抗：矢澤 宏太（28歳）
候補：今川 優馬（31歳）、細川 凌平（26歳）、淺間 大基（32歳）、古川 裕大（30歳）
5年後は万波選手が28歳ですのでメジャー挑戦さえなければ安泰ですね。このまま成長していけば球界屈指の外野手になっていると思います。
他にも二刀流の矢澤選手や守備力のある浅間選手など候補はいます。
各ポジション評価
現状 5年後
捕手 D D
一塁手 B B
二塁手 E D
三塁手 C C
遊撃手 D B
左翼手 C B
中堅手 E D
右翼手 A B
5年後のスタメン（予想）
五十幡
松本 万波
上川畑 細川
清宮 野村
清水
まとめ
現状はプラスになっているポジションは明確に言えるのは万波選手が守るライトくらいなかなと思います。
主軸の野村選手、清宮選手、マルティネス選手はある程度一軍で計算できる中軸は出てきていますが、わきを固める選手特にリードオフマンに苦労していますね。五十幡選手がケガなく一年やれればいいのですが、、、。
ドラフトの補強ポイントは色々ありますが、少なくとも外野手は欲しいところです。
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