2023ドラフト前企画、現有戦力と5年後のスタメンを見比べ補強ポイントを簡単に洗い出そう~東北楽天イーグルス編2023~

何はともあれ野球推しです。

 

 今回はドラフト前企画ということで、各チームの現在のスタメンと5年後のスタメンをまとめて個人的な見解で5段階に分けて評価することで、各チームの補強ポイントを見てみようという企画です。

 

 

 5年後のスタメンを予想することで未来に向けてどこのポジションが薄いのかわかると思います。

 

 簡易ではありますが、野手陣の補強ポイントをサラッとまとめるにはちょうどいいかなと思います。

 ドラフト直前にはもう少し詳細な分析をやりたいです。

 

 

今回は優勝争い出来る戦力アリ、東北楽天ゴールデンイーグルスです。

 

評価の基準

A:現在(他球団に比べて大きな長所)、将来(確実に計算できる)

B:現在(他球団に比べて少し長所)、将来(ある程度計算できる)

C:現在(他球団に比べて平均くらい)、将来(計算できるかできないか半々)

D:現在(他球団に比べて少し短所)、将来(どちらかというと計算できない)

E:現在(他球団に比べてかなり短所)、将来(かなり不透明)

 

成績の略称

試(そのポジションでの試合数)、率(打率)、安(安打)、本(本塁打

打(打点)、得(得点)、盗(盗塁)、O(OPS

※外野手はレフト、センター、ライトと分けての試合数が乗っていないので外野手としての試合数を記載

 

 

 

 

捕手

2023年(9/26現在) C(他球団に比べて平均)

太田 光(26歳)試94、率256、安41、本3、打13、得18、盗1、O717
炭谷 銀仁朗(36歳)試54、率222、安28、本1、打10、得8、盗0、O512
安田 悠馬(23歳)試43、率224、安24、本3、打7、得7、盗0、O658

 捕手は正捕手の太田選手とベテランの炭谷選手、若手の安田選手の3人が主にマスクを被っています。

 特に太田選手は打撃成績を上げておりキャリアハイの成績を残しています。炭谷選手も熟年のリードが光りますし、安田選手のパワフルな打撃も魅力です。

 年齢的にもバランスが良く誰か1人が離脱しても十分に穴を埋められる戦力だと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:太田 光(31歳)
対抗:安田 悠馬(28歳)
候補:堀内 謙伍(31歳)、石原 彪(29歳)、水上 桂(27歳)

 正捕手の太田選手が31歳なのでちょうど全盛期くらいかなと思います。年々成長している感じがしますし、このまま絶対的な正捕手になってほしいです。

 打撃の期待値が高い安田選手も守備と打撃の確実性が上がれば正捕手を狙っていける選手だと思います。

 さらに、二軍で好成績を残している堀内選手もいますし、パンチ力のある石原選手、一度育成に落ちたものの二軍でアピールできている育成の水上選手と候補はそこそこ多いですね。

 ただ、母数自体は少ないので万石にするのであれば追加はあってもいいと思います。

 

 

 

一塁手

2023年(9/26現在) C(他球団に比べて平均くらい)

鈴木 大地(34歳)試71、率249、安59、本4、打26、得23、盗0、O679
阿部 寿樹(33歳)試49、率254、安51、本4、打24、得15、盗0、O742
伊藤 裕季也(27歳)試37、率251、安46、本5、打16、得20、盗3、O686

 ファーストはベテランの鈴木大地選手と今季トレードで加入した阿部選手、今季台頭してきてきる伊藤選手の3人が主に守っています。

 阿部選手、伊藤選手は他ポジションでも出場があるのでメインは鈴木大地選手になってきますね。今シーズン打撃成績を下げていますが、中盤くらいから徐々に打撃の調子を上げており来季も心配いらないかなと言う感じで見ています。

 鈴木大地選手が状態が悪くても阿部選手、伊藤選手が控えていますし、穴ではないと思います。ただ、打撃のいい選手が入るポジションですし、突き抜けられてはいないと思います。

 

 

2028年(5年後)  B(ある程度計算できる)

本命:浅村 栄斗(37歳)
対抗:伊藤 裕季也(32歳)
候補:和田 恋(33歳)、鈴木 大地(39歳)、阿部 寿樹(38歳)、黒川 史陽(27歳)

 5年後は37歳を迎える浅村選手がメインに守っていることが容易に想像できますね。打撃は申し分ないですし、セカンドが厳しくなったとしても十分計算できる選手だと思います。

 ただ、その他の計算できる選手が伊藤選手くらいしか見当たらないですね。鈴木大地選手、阿部選手は大ベテランの域ですし、二軍で大爆発している和田選手は中堅選手です。若手有望株の追加があってもいいと思います。

 

 

 

二塁手

2023年(9/26現在) A(他球団に比べてかなり長所) 

小深田 大翔 (27歳)試76、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654
浅村 栄斗(32歳)試65、率272、安133、本25、打73、得58、盗2、O829

 セカンドは主力の浅村選手と小深田選手がメインで守っていますね。浅村選手は本塁打王、小深田選手は盗塁王と2人ともタイトルが狙える選手ですし、チームの大きなストロングポイントだと思います。守備もどちらも上手いです。ここに若手有望株の黒川選手が控えているのですから層も厚いと思います。

 

 

2028年(5年後) B(ある程度計算できる)

本命:小深田 大翔 (32歳)
対抗:黒川 史陽(27歳)
候補:村林 一輝(30歳)、伊藤 裕季也(32歳)、辰見 鴻之介(27歳)

 5年後は小深田選手が32歳なのでまだまだ健在ですね。今シーズンを見る限り守備も問題ないですし、練習していけばもっと上手くなると思います。若手有望株の黒川選手も控えていますので、ここはレギュラー争いになってくるかなと思います。

 その他にも他ポジションも守る伊藤選手や村林選手、今シーズン支配下昇格を果たした俊足の辰見選手が候補になってくると思います。母数自体そこまで多くないので追加があっても驚きはしないです。

 

 

 

三塁手

2023年(9/26現在) C(他球団に比べて平均くらい)

フランコ(31歳)試54、率224、安68、本12、打32、得31、盗0、O644
伊藤 裕季也(27歳)試35、率251、安46、本5、打16、得20、盗3、O686
小深田 大翔 (27歳)試38、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654
村林 一輝(25歳)試26、率261、安70、本2、打29、得32、盗11、O666
山﨑 剛(27歳)試21、率203、安53、本2、打19、得291、盗13、O588

 サードは新加入のフランコ選手が最も守っていますが、日本球界への対応に苦しんでいます。後半にかけて徐々に対応してきましたが、守備も名手というわけではないですし、ファーストやDHでの起用も多いです。

 そのため、他ポジションを守る小深田選手、伊藤選手、村林選手、山崎選手、阿部選手と多くの選手が守っています。層は厚いですが、本来であればレギュラー格の選手をある程度固定したいところです。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:黒川 史陽(27歳)
対抗:伊藤 裕季也(32歳)、村林 一輝(30歳)、小深田 大翔 (32歳)
候補:山﨑 剛(32歳)、平良 竜哉(30歳)、茂木 栄五郎(34歳)

 現在サードを守っている選手が中堅の選手ばかりなので5年後もほぼ全員が残っていますね。誰がレギュラーとして固定されているか正直予想できないです。

 その中で、若手有望株の黒川選手を願望込みで本命にしました。サードも守れる選手ですし、打撃でアピールすることが出来れば主力格になれる選手だと思います。他にも二軍で最多出場しているルーキーの平良選手などがいます。

 

 

 

遊撃手

2023年(9/26現在) C(他球団に比べて平均くらい)

村林 一輝(25歳)試66、率261、安70、本2、打29、得32、盗11、O666
山﨑 剛(27歳)試83、率203、安53、本2、打19、得291、盗13、O588

 ショートは今季大ブレイクを果たした村林選手と守備のいい山崎選手の2人がメインで起用されています。

 特に村林選手は打撃でアピールできており一気にレギュラー格の選手となりました。後半戦はほぼスタメンで固定されていますね。

 山崎選手は打撃不振もあり村林選手にレギュラーを譲る形になっていますが、守備固め的に出場も多いです。

 ここに小深田選手、伊藤選手も守備力は落ちますが守ることが出来ることを考えると層は厚いと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:村林 一輝(30歳)
対抗:山﨑 剛(32歳)
候補:入江 大樹(26歳)

 5年後は村林選手、山崎選手の2人がどちらもまだやれる年齢ですのである程度は計算できると思います。特に村林選手が来年もレギュラー格として出場するようだと安泰になってきますね。

 二軍で最多出場の高卒3年目の入江選手も年々成績を上げており、5年後にはレギュラー候補になってくると思います。ただ、主な選手がこの3人しかいなく候補が少ないので追加が欲しいところです。

 

 

 

外野手

2023年(9/26現在) 

辰己 涼介(26歳)試121、率266、安108、本8、打38、得44、盗13、O732
小郷 裕哉(27歳)試108、率258、安93、本9、打45、得47、盗7、O719
岡島 豪郎(34歳)試98、率267、安88、本6、打38、得29、盗2、O712
田中 和基(29歳)試77、率088、安3、本2、打3、得20、盗3、O470
島内 宏明(33歳)試49、率228、安67、本7、打31、得20、盗2、O649
小深田 大翔 (27歳)試29、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654
西川 遥輝(31歳)試24、率181、安13、本1、打4、得11、盗2、O563

 外野手は各ポジションの出場試合数の内訳がなかったのでまとめて載せました。詳細な内訳はわかりませんが、感覚でレフト、センター、ライトを振り分けたいと思います。

 

 

左翼手

2023年(9/26現在)  C(他球団に比べて平均くらい)

岡島 豪郎(34歳)試98、率267、安88、本6、打38、得29、盗2、O712
島内 宏明(33歳)試49、率228、安67、本7、打31、得20、盗2、O649
田中 和基(29歳)試77、率088、安3、本2、打3、得20、盗3、O470
小深田 大翔 (27歳)試29、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654
西川 遥輝(31歳)試24、率181、安13、本1、打4、得11、盗2、O563

 レフトは主力の島内選手がいますが、今シーズンは開幕から大不振に陥り二軍落ちとなりました。

 そこに、開幕こそケガで出遅れたもののベテランの岡島選手がレギュラーとして定着しました。守備も悪くないですし、打撃でも一定の安定感がある選手です。打順も上位を打つ場面もありチームに必要不可欠な選手だったと思います。

 他にも途中出場の多かった田中選手、リードオフマンとして期待された西川選手や内野手の小深田選手も守りましたね。追加は必要ないと思いますが、島内選手の状態次第かと思います。

 

2028年(5年後) D(どちらかというと計算できない)

本命:武藤 敦貴(27歳)
対抗:島内 宏明(38歳)
候補:前田 銀治(24歳)、吉野 創士(24歳)、和田 恋(33歳)、渡邊 佳明(31歳)

 5年後は正直不透明ですね。主力の島内選手が38歳、岡島選手が39歳となります。さすがにシーズンフルでレギュラーは厳しいと思うので、若手の台頭が必須ですね。

 本命は若手有望株の武藤選手になってくると思います。今シーズンは期待されながら一軍での出場はありませんでしたが、二軍では変わらず好成績を残しています。5年後にはレギュラー格になってほしい選手ですね。

 ただ、若手有望株となると高卒2年目となる吉野選手、前田選手とまだ二軍で結果が出ていない選手ですので計算はしづらいと思います。中堅ですが二軍で無双級の結果を残している和田選手、渡邊選手がレギュラー争いに加わってくると層が厚くなると思います。

 

 

 

中堅手

2023年(9/26現在) A(他球団に比べてかなり長所)

辰己 涼介(26歳)試121、率266、安108、本8、打38、得44、盗13、O732
田中 和基(29歳)試77、率088、安3、本2、打3、得20、盗3、O470
小深田 大翔 (27歳)試29、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654

 センターは主力の辰己選手がいるのでここは安泰ですね。守備の名手で守備で大きくプラスを出せる選手ですが、打撃も年々伸びていっていますね。球界でも屈指のセンターに成長したと思います。

 辰己選手が離脱した時は田中選手や小深田選手の起用が多かったかなと思います。辰己選手に次ぐ選手という点では心細いです。

 

 

2028年(5年後) A(確実に計算できる)

本命:辰己 涼介(31歳)
対抗:吉野 創士(24歳)
候補:田中 和基(34歳)、小深田 大翔 (32歳)、渡邊 佳明(31歳)、武藤 敦貴(27歳)

 5年後は辰己選手が31歳なのでまだまだ健在ですね。打撃と違って守備はある程度計算しやすいですし、安定してプラスを出せると思います。

 他にも若手有望株で高卒2年目ドラ1の吉野選手が控えています。母数自体は少ないので辰己選手が離脱した時のことを考えると追加があってもいいと思います。

 

 

 

右翼手

2023年(9/26現在) D(他球団に比べて少し短所)

小郷 裕哉(27歳)試108、率258、安93、本9、打45、得47、盗7、O719
岡島 豪郎(34歳)試98、率267、安88、本6、打38、得29、盗2、O712
田中 和基(29歳)試77、率088、安3、本2、打3、得20、盗3、O470
小深田 大翔 (27歳)試29、率256、安113、本5、打36、得59、盗33、O654

 ライトは今シーズンブレイクを果たした小郷選手がレギュラーです。シーズン序盤こそ苦しみましたが6月ごろから調子を上げてきて、チームが苦しかった時に村林選手とともに奮闘していました。打順も3番を打つことが多く、調子が少しくらい落ちても外せない選手だと思います。

 他にも守備固め的に田中選手が出場することもありますね。他球団のライトに強打の選手が多いこともあり少しマイナスくらいかなと思います。

 

 

2028年(5年後) C(計算できるかできないか半々)

本命:小郷 裕哉(32歳)
対抗:武藤 敦貴(27歳)
候補:前田 銀治(24歳)、吉野 創士(24歳)、和田 恋(33歳)、渡邊 佳明(31歳)

 5年後は小郷選手が32歳とまだやれる年齢ですね。来年も今シーズンと同じような成績を残すことが出来ればレギュラーの座を揺るぎないものにできると思います。

 ただ、他の候補はレフト、センターで既に名前が上がっている選手ばかりですね。外野手全体的に母数が少ない印象があります。

 

 

 

各ポジション評価

     現状   5年後
捕手   C           B
一塁手  C        C
二塁手  A        B     
三塁手  C     C
遊撃手  C        C
左翼手  C     D
中堅手  A          A
右翼手  D     C

 

 

5年後のスタメン(予想)

       辰己

武藤            小郷

    村林    小深田

 黒川          浅村

       太田

 

 

 

まとめ

 現状はプラスになっているポジションは小深田選手、浅村選手が守るセカンドと辰己選手が守るセンターかなと思います。他のポジションも大きな穴はなく全体的に一軍で通用する選手が多い印象ですが、突き抜けた選手が少なく平均くらいのポジションが多いです。チームの軸となる選手が浅村選手以外に出てきてほしいです。

 将来的なところで見ると、ショートと外野手の若手が少ないので追加があってもいいと思います。

 

 

 

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