何はともあれ野球推しです。
今回は個人的な6月のベストナインを勝手に決めました。投手は先発3人、中継ぎ3人、野手は各ポジションの他にユーティリティー部門についてのベストナインを決めていきたいと思います。また、ベストナインには入らなかったものの個人的にピックアップしたい選手をピックアップ賞として挙げたいと思います。
今回は6月セリーグ編です。
成績の略称
試(試合)、防(防御率)、H(ホールド)、S(セーブ)、振(三振)
先発
髙橋 宏斗 中日ドラゴンズ
6月成績:試4、回29.2、防0.61、勝2、振37、完封1
先ずは交流戦期間で防御率0.00の快投を見せた高橋選手を選出しました。6月は圧倒的な球威で抑える場面が目立ち良い時の高橋選手が戻ってきました。勝ち星は2個でしたが完封もありましたし、文句なしの選出です。
今永 昇太 横浜DeNAベイスターズ
6月成績:試4、回32、防1.41、勝2、振29、完封1
交流戦優勝した優勝チームからエースの今永選手を選出しました。東選手やバウアー選手など調子が上がっている選手が多くいますが、今永選手は4試合で32回を投げており平均イニング数が8回と凄まじい投球を見せています。このままリーグ優勝に向けて突き進みたいです。
九里 亜蓮 広島東洋カープ
6月成績:試4、回30、防1.20、勝2、振30、完封1
今シーズン広島のエースとなっている九里選手を選出しました。6月は全4試合で7回以上を投げ抜群の安定感を見せました。完封も1つありチームを勝利に導く投球が出来ていると思います。床田選手と迷いましたが防御率の差で九里選手にしました。
戸郷 翔征 読売ジャイアンツ ピックアップ
6月成績:試3、回21、防0.83、勝2、振17
ピックアップ選手として休養期間があったため登板は3試合でしたが安定感抜群の投球を見せた戸郷選手を選出しました。今シーズンは侍ジャパンを経験したからかどうかわかりませんが、力感のない投球でイニングを重ねても疲労を見せることが少ないと思います。もう完全にエースの投球だと思うので、チームの飛躍に必要な選手だと思います。
中継ぎ
マルティネス 中日ドラゴンズ
6月成績:試8、回8、防0.00、H2、S6、振14
中継ぎはまず絶対的守護神として君臨し続けているマルティネス選手を選出しました。5月に続いての選出です。今シーズンまだ防御率0.00と圧倒的ですね。6月は特に調子が良く奪三振率が凄いことになっています。抑えるのが当たり前の選手になっていて打たれる未来が見えません。
中川 皓太 読売ジャイアンツ
6月成績:試9、回9、防0.00、勝1、H7、振8
続いてトミージョン手術から復活を果たした中川選手を選出しました。6月は防0.00と安定しており、終盤には空いていた8回の枠に収まり奮闘を続けました。チームの調子が上がっているのも中川選手の存在が大きいと思います。ケガせずシーズンを終えて欲しいです。
田口 麗斗 東京ヤクルトスワローズ
6月成績:試6、回6、防0.00、H1、S3、振5
最後に新守護神として奮闘を続けている田口選手を選出しました。6月はチームの状態が悪かったのもあり出番が少なかったですが、安定感抜群の投球を見せていたと思います。新守護神として難しいこともあると思いますが、今のところ役割を全う出来ていると思います。
加治屋 蓮 阪神タイガース ピックアップ
6月成績:試12、回10、防3.60、H3
ピックアップ選手として阪神の加治屋選手を選出しました。このシリーズを始めてから唯一成績が悪くなってから選出した選手になります。理由としてはここまで非常に重宝されている選手だからです。6月は試合数が少ないですがセリーグ球団では最多となる12試合に登板し、今シーズンの成績を見ても6月終了時点で1人だけ30試合に登板しています。火消し役のためイニングは少ないですが、ほぼ毎日ブルペンで肩を作っているイメージですしかなり登板過多なのかなと思います。頑張っている選手だと思うのでピックアップ選手として選出しました。
捕手
坂倉 将吾 広島東洋カープ
6月成績:試19、率390、安23、本3、打10、得14、O1.154
捕手では今季から本格的に捕手に専念している坂倉選手を選出しました。5月に続いての選出ですね。初めは捕手の負担か得意の打撃も中々上がってこない状態が続いていましたが、最近は慣れてきたのか坂倉選手の良い時の打撃が戻って来ました。元々、打撃はリーグ屈指のものがあるのでこれで捕手ならば現役最強捕手になれる素質があります。
一塁手
大山 悠輔 阪神タイガース
6月成績:試23、率259、安21、打16、得16、盗1、O871
ファーストは5月に続いて大山選手を選出しました。打率は下げたものの得点圏打率364と良いところで打っているイメージがあります。不動の4番としてチームに貢献していますね。最近は大山選手の前後が固定出来ていないのでマークが厳しくなり、成績が落ちる可能性があると思います。
二塁手
牧 秀悟 横浜DeNAベイスターズ
6月成績:試23、率319、安29、本3、打16、得17、O872
セカンドは交流戦優勝チームの主力である牧選手を選出しました。5月に続いての選出です。打率はどんどん上がっており6月の打率319とかなり状態がいいと思います。得点圏打率も333と勝負強い打撃を見せており文句なしの選出です。
吉川 尚輝 読売ジャイアンツ ピックアップ
6月成績:試20、率308、安20、本1、打4、得4、盗1、O825
ピックアップ選手として巨人の主力選手である吉川選手を選出しました。シーズン序盤は調子が上がらずスタメンを外される試合が多かったですが、6月は打率3割を超えており調子が上がってきたと思います。守備のいい選手ですので吉川選手が固定できるようになるチームは強くなると思います。
三塁手
岡本 和真 読売ジャイアンツ
6月成績:試21、率309、安21、本7、打19、得9、O1.143
サードは巨人の不動の4番である岡本選手を選出しました。6月は特に好調でOPS1.143と凄まじい成績を残しています。今シーズンは岡本選手が三冠王を狙える位置に付けていますね。宮崎選手を押しのけての選出は岡本選手の好調さを物語っていると思います。
宮﨑 敏郎 横浜DeNAベイスターズ ピックアップ
6月成績:試21、率318、安21、本3、打16、得8、O904
ピックアップ選手として交流戦優勝チームの主力である宮崎選手を選出しました。4月、5月に続いて3期連続の選出です。さすがに序盤の絶好調のときから成績は落としているものの6月の打率318とまだまだ高水準ですし、得点圏打率368と勝負強い打撃で交流戦優勝に貢献しました。文句なしの選出です。
遊撃手
坂本 勇人 読売ジャイアンツ
6月成績:試17、率338、安22、本3、打9、得7、O941
ショートは5月に続いて巨人の坂本選手を選出しました。打撃が戻ってきた坂本選手はやはり球界最高峰のショートですね。OPS941とこれだけ打てるショートはいないと思います。それだけにケガで離脱してしまったのはチームとしては大打撃だと思います。
大和 横浜DeNAベイスターズ ピックアップ
6月成績:試16、率422、安19、打5、得5、盗1、O879
ピックアップ選手として6月絶好調の大和選手を選出しました。得意の守備は年齢もあり少し落ちてきているものの、打率422と凄まじい成績を残しています。得点圏打率571と勝負強いというか得点圏の鬼のような打撃も光ります。交流戦優勝の一因となっているのは間違いないでしょう。
外野手
西川 龍馬 広島東洋カープ
6月成績:試23、率371、安33、本0、打10、得11、盗1、O849
外野手はまず6月絶好調だった西川選手を選出しました。打率371と打ちまくっていますね。終盤には4番としても起用されています。本塁打は無かったにも関わらず高い水準のOPSを記録しているのも凄いと思います。広島の優勝争いに向けて鍵になってくる選手だと思います。
佐野 恵太 横浜DeNAベイスターズ
6月成績:試23、率322、安29、本0、打12、得13、O760
続いて交流戦優勝チームから主力の佐野選手を選出しました。交流戦に入り1番起用からクリーンアップで起用されるようになり打撃も上がってきたと思います。得点圏打率320とチャンスでも打てていますね。打線の潤滑油になっていると思います。
前川 右京 阪神タイガース
6月成績:試19、率358、安19、本0、打6、得5、O905
最後に高卒2年目の若武者である前川選手を選出しました。高卒2年目ながらクリーンアップで起用されることもあり好成績を残しています。調子の下がっている野手陣の救世主になっていると思います。得点圏打率4割越えとチャンスでも打てていることも魅力です。このままDHが無くなってもスタメン起用を続けて欲しいです。
並木 秀尊 東京ヤクルトスワローズ ピックアップ
6月成績:試13、率409、安12、本0、打2、得7、盗2、O1.000
ピックアップ選手としてヤクルトの並木選手を選出しました。塩見選手が離脱してからセンターのポジションが空いていましたが、6月の終盤に1番センターとして定着してきました。1番の出塁率が上がればクリーンアップの調子次第ではまだまだ上位が狙えると思うので、今後キーになる選手だと思います。
ユーティリティー
福永 裕基 中日ドラゴンズ
6月成績:試21、率271、安19、本1、打4、得6、盗2、O659
ユーティリティー部門ではドラフト7位ルーキーながらサードと二遊間で起用されている福永選手を選出しました。本職はセカンドですが、石川選手の不振によりサードでの起用も多い選手です。ただでさえルーキーなのに慣れないポジションを守りかなり負担がかかっていると思いますが、よく頑張っていると思うので選出しました。
選出 ※ピックアップ選手
ヤクルト 2人(田口、並木)
DeNA 5人(今永、牧、宮崎、大和、佐野)
阪神 3人(加治屋、大山、前川)
巨人 5人(戸郷、中川、吉川、岡本、坂本)
広島 3人(九里、坂倉、西川)
中日 3人(高橋、マルティネス、福永)
まとめ
6月はチームとして好調だったDeNAと巨人の選手の選出が5人と最多でした。特にDeNAは交流戦優勝チームですし、首位争いをしているので調子は良さそうですね。5月までは阪神の選手が多かったですが6月は減っていますね。ヤクルトが唯一2名しか選出されずチームの調子の悪さを象徴していると思います。個人的には中日の高橋選手と巨人の岡本選手が月間MVPをとると思います。