各球団、今シーズンの補強採点2023~埼玉西武ライオンズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はパリーグ5位の埼玉西武ライオンズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:蛭間拓哉 (早稲田大) 外野手

一軍:試56、率232、安46、本2、打20、得17、盗0、O573
二軍:試41、率298、安45、本3、打23、得33、盗3、O827

 1位の蛭間選手は外野手ながら1位指名が確実視されていた強打の外野手です。今季は前半戦は二軍メインで出場し打率298、OPS827と好成績を残しました。その実績が評価され外野手のレギュラーの枠が空いていたこともあり後半戦は一軍で優先的に起用されました。一軍ではOPS573と流石にプロの壁に跳ね返されましたが、徐々に対応してきたと思いますし来季の飛躍が期待できる内容だったと思います。来季は愛斗選手がいないですし、レギュラーの座をガッチリと掴んで欲しいです。

 

2位:古川雄大 (佐伯鶴城高) 外野手

一軍:なし
二軍:試1、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000

 2位の古川選手は高い身体能力を持つ高卒の外野手です。今季は高卒ルーキーということもあり体作りがメインでした。二軍では1試合の出場に留まりましたが三軍で30試合ほど出場したようですね。体重も10㎏増えたようですし来季は二軍で経験を積みたいです。

 

3位:野田海人 (九国大付高) 捕手

一軍:なし
二軍:試15、率121、安4、本0、打2、得1、盗0、O273

 3位の野田選手はプロでもトップクラスの強肩を持つ高卒捕手です。今季は古川選手と同じく体づくりがメインでしたが、捕手の母数が足りていなかったこともあり二軍で15試合に出場しました。打撃に関してはまだ課題があるので、来季は二軍で成績を上げたいです。

 

4位:青山美夏人 (亜細亜大) 投手 

一軍:試39、回45.2、防2.96、勝0、H1、S3、振34
二軍:なし

 4位の青山選手は大卒投手の中でも完成度が高く即戦力として期待された選手です。今季は開幕から守護神を任され3セーブを挙げました。その後は優先順位は下がったものの1年間一軍に帯同し防御率2点台とルーキーながら好成績を残しました。来季は勝ちパを任されるような安定した投球を見せたいです。

 

5位:山田陽翔 (近江高) 投手

一軍:なし
二軍:試3、回7.2、防5.87、勝0、振3

 5位の山田選手は甲子園で旋風を巻き起こした準優勝投手です。今季は高卒ルーキーということもあり体づくりがメインでした。開幕直後にあった二軍戦の登板では1回5失点とプロの洗礼を受けたものの後半戦やフェニックスリーグなどでは徐々に抑えられるようになってきたと思います。来季は二軍で結果を残し一軍デビューを目指して欲しいです。

 

6位:児玉亮涼 (大阪ガス) 内野手

一軍:試56、率221、安27、本0、打8、得11、盗2、O523
二軍:試43、率276、安45、本1、打14、得23、盗5、O703

 6位の児玉選手は大卒社会人で守備力の高さがウリの選手です。今季は開幕一軍を掴むと源田選手が離脱した穴を埋める見事な働きを見せました。山村選手、滝澤選手といった若手有望株がいた中で調子が良かったこともあり優先的に起用されましたね。流石に成績を落とし後半戦は二軍がメインでしたが好成績を残しました。一軍でも十分にやれるという感覚を得たと思うので来季は1年間一軍に帯同したいです。

 

 

日本人新加入選手

陽川尚将(阪神、現役ドラフト)年俸:2200万 E 

一軍:試9、率167、安4、本1、打1、得1、盗0、O578
二軍:試89、率264、安77、本9、打53、得50、盗0、O814

 陽川選手は阪神から現役ドラフト一期生として加入した選手です。外野と一三塁を守れる右のスラッガー候補として期待されましたが、今季は二軍では好成績を残すも一軍では苦しみましたね。セリーグからパリーグへ移籍した影響もあるのかもしれません。一軍での出場機会が少なかったのでE評価としました。来季はパリーグ対応しレギュラー奪取を目指して欲しいです。

 

佐藤龍世(日本ハム、トレード)年俸:1100万 S

一軍:試91、率263、安55、本3、打16、得27、盗2、O768
二軍:試54、率231、安30、本2、打20、得21、盗0、O663

 佐藤選手はドラフト7位で西武に加入し一度日本ハムにトレードで移籍するも昨年のオフに出戻りという形でトレードで復帰を果たしました。今季は開幕こそ二軍で迎えたものの中盤からサードのレギュラーとして一軍で活躍し最後までその座を譲りませんでした。特に四球を多く選び出塁率390と素晴らしい成績を残しました。規定打席に立っていれば近藤選手に次ぐリーグ2位の記録となっていましたね。低年俸ということもあり文句なしのS評価です。

 

髙松渡(中日、トレード)年俸:1060万 E 

一軍:試2、率000、安0、本0、打0、得0、盗1、O000
二軍:試54、率231、安30、本2、打20、得21、盗0、O663

 高松選手は元は中日が活躍していた選手で、今シーズン途中にトレードで西武に移籍した選手です。今季は途中加入ですし一軍での実績も少ない選手だったので二軍をメインに出場しました。特に足が速く足のスペシャリストとして活躍が期待されますね。一軍での出場機会が少ないのでE評価としましたが、将来性にかけたトレードなので来季以降に期待したいです。

 

張奕 (オリックス人的補償)年俸:1200万 E 

一軍:試5、回5、防9.00、勝0、振3
二軍:試5、回5、防3.60、勝0、S2、振5

 張選手はFAでオリックスに移籍した森選手の人的補償として加入した選手です。課題である中継ぎの層厚くすることが期待されましたが、今季はケガで一軍、二軍合わせて10試合の登板に留まりました。ポテンシャルは高い選手ですので本人としても不本意なシーズンとなってしまったと思います。一軍での出場機会が少なかったのでE評価としました。

 

古市 尊 (育成から昇格)年俸:280万 B 

一軍:試29、率160、安8、本0、打0、得2、盗0、O368
二軍:試40、率319、安37、本0、打15、得17、盗6、O825

 古市選手は育成契約で西武に入団していた選手です。プロ3年目となる今季は捕手陣のケガが重なり二軍で好成績を残していた古市選手に白羽の矢が立ち4月末に支配下昇格を果たしました。その後も一軍で29試合に出場し苦しかった捕手事情を支えたと思います。二軍では打率319と好成績を残しましたし来季以降の正捕手争いに名が挙がってくると思います。今季の貢献度と低年俸を考慮しB評価としました。

 

豆田 泰志 (育成から昇格)年俸:660万 A 

一軍:試16、回15.1、防0.59、勝0、H6、S1、振12
二軍:試26、回29.2、防2.43、勝1、S1、振38

 豆田選手は2020年に育成4位で加入した高卒の選手です。昨年のオフに規定により一旦自由契約となりましたが、そのポテンシャルを評価され再度育成契約を結んでいました。今季は開幕から中継ぎとして二軍で好成績を残し続け、森脇選手、佐々木選手といった主力選手が離脱したこともあり7月末の期限ギリギリに支配下昇格を果たしました。その後は一軍で16試合に登板し防御率0点台で6ホールドを挙げるなど素晴らしい成績を残しましたね。来季は勝ちパを担うことが期待されていると思います。一軍、二軍ともに好成績を残したことを評価しA評価としました。

 

 

外国人選手

ボー・タカハシ(来日2年目)年俸:3500万 B 

一軍:試28、回36、防3.00、勝0、振27
二軍:試14、回14、防1.93、勝1、S3、振8

 ボー選手は昨年低年俸ながら一軍である程度登板し若く将来性もあるということで残留が決まっていた選手です。今季は一軍でビハインドを中心に28試合に登板し防御率3.00とまずまずの成績を残しました。低年俸と任されてたポジション、成績を総合的に評価しB評価としました。来季は起用の優先順位を上げたいです。

 

エンス(来日2年目)年俸:1億7000万 D

一軍:試12、回54、防5.17、勝1、振30
二軍:試11、回66.1、防2.31、勝6、振69

 エンス選手は昨シーズン来日1年目ながら二桁勝利を達成し高年俸での残留を勝ち取っていました。今季は開幕ローテ入りを果たすも不振に苦しみ、防御率5点台で借金9と期待よりも下回ってしまいました。先発がやりたい選手なので中継ぎ起用にも難色を示していましたね。高年俸で成績も悪いですが一軍、二軍合わせて100回以上を消費してくれているのでD評価としました。

 

ティノコ(来日1年目)年俸:1億 C

一軍:試38、回35、防2.83、勝0、H8、振29
二軍:試14、回15、防4.20、勝0、H1、振14

 ティノコ選手は課題である中継ぎの層を厚くする存在として加入した選手です。今季は一軍で38試合に登板し防御率2点台と一定の成績を残しました。ただ、勝ちパを任せられるくらいの安定感はなかったのも事実です。高年俸ということもあり評価に悩みましたがC評価としました。

 

クリスキー(来日1年目)年俸:4500万 S

一軍:試14、回14、防1.93、勝0、H2、S7、振13
二軍:試4、回3.1、防5.40、勝0、振4

 クリスキー選手は課題である中継ぎの層を厚くする存在としてシーズン途中に加入した選手です。7月末と補強期限ギリギリに加入した選手ですが二軍での調整登板を経て一軍で14試合に登板しました。終盤には守護神を任せられるほど首脳陣からの評価も高かったですね。途中加入という難しい立場ながら7セーブを挙げた実績を評価しS評価としました。

 

マキノン(来日1年目)年俸:9000万 S 

軍:試127、率259、安120、本15、打50、得50、盗1、O738
二軍:試1、率1.000、安3、本2、打2、得3、盗0、O4.333

 マキノン選手はチームに足りない長打力を補うために加入した選手です。今季はチームの主軸である山川選手が抜ける中新たなチームの主軸として高い存在感を示しました。マキノン選手がいなかったらどうなっていたのからと思わせるような活躍でした。文句なしのS評価です。

 

ペイトン(来日1年目)年俸:8000万 C

一軍:試57、率212、安44、本5、打22、得18、盗1、O593
二軍:試26、率232、安19、本1、打14、得10、盗0、O698

 ペイトン選手は近年中々決まらない外野手のレギュラー候補として加入した選手です。今季は開幕一軍を入りを果たすもののケガでの離脱もあり一軍での出場は57試合に留まりました。成績も良かったとは言えないですし外野手のレギュラーを固定出来なかったと思います。年俸もまずまず高いのでC評価としました。

 

 

まとめ

 西武は他球団よりも補強の数自体は少なかったですが、佐藤選手や豆田選手、マキノン選手など上手くいった補強も多かったですね。特にマキノン選手は近年の助っ人野手が苦しむ中でチームの主軸として活躍してくれました。また、ルーキーの青山選手、児玉選手は即戦力期待に見事に応えてくれました。蛭間選手が後半から一軍に出てきたのもポジティブ要素ですね。今オフは例年以上に動きを見せていると思うので来季に期待したいです。

 

 

ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら

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各球団、今シーズンの補強採点2023~東京ヤクルトスワローズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はセリーグ5位の東京ヤクルトスワローズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:吉村貢司郎 (東芝) 投手

一軍:試12、回60.1、防4.33、勝4、振46
二軍:試6、回21.1、防2.11、勝2、振7

 1位の吉村選手は社会人の中でも完成度が高く即戦力として期待された選手です。今季は開幕ローテ入りを果たし安定した投球で4勝を挙げました。ただ、ケガでの離脱もありましたし、当初の期待値よりは下回ってしまったかなあ。まだ1年目が終わっただけですし更なる飛躍に期待したいです。

 

2位:西村瑠伊斗 (京都外大西) 外野手

一軍:試1、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000
二軍:試91、率183、安51、本4、打22、得25、盗2、O491

 2位の西村選手は将来のスラッガー候補として期待され加入した選手です。今季は高卒ということもあり二軍メインで91試合に出場し多くの経験を積みました。終盤には一軍デビューも果たし順調なルーキーイヤーだったと思います。来季は二軍で打撃成績を上げることが目標だと思います。

 

3位:沢井廉 (中京大) 外野手

一軍:試16、率156、安5、本0、打1、得3、盗0、O489
二軍:試90、率262、安84、本18、打56、得55、盗1、O843

 3位の沢井選手は大卒スラッガーの中でも高い評価を受けていた選手です。今季は自慢のパワーを存分に発揮し二軍で18本塁打、OPS843と好成績を残しました。ただ、一軍では持ち前のパワーを発揮することができませんでした。二軍では出来ることはわかったので来季は一軍のレギュラーを目指して欲しいです。

 

4位:坂本拓己 (知内高) 投手 

一軍:なし
二軍:試8、回15.1、防1.76、勝1、振10

 4位の坂本選手はチームの中でも貴重な左腕として活躍が期待される選手です。今季は高卒ということもあり二軍で体づくりがメインでした。後半戦には二軍デビューを果たし防御率1点台と上々のデビューを果たしたと思います。来季は二軍で結果を残し一軍デビューを目指して欲しいです。

 

5位:北村恵吾 (中央大) 内野手

一軍:試12、率190、安4、本1、打7、得4、盗0、O507
二軍:試96、率234、安75、本10、打46、得39、盗1、O677

 5位の北村選手は貴重な右のスラッガー候補として期待される選手です。今季は二軍でサード、セカンド、ファーストで出場し二桁本塁打を記録しました。チャンスに強い点も首脳陣からも高評価されているようですね。来季は一軍で貢献できるように頑張って欲しいです。

 

 

日本人新加入選手

成田翔(ロッテ、現役ドラフト)年俸:670万 E

一軍:試3、回3.1、防5.40、勝0、振2
二軍:試37、回36.2、防5.15、勝0、S1、振29

 成田選手は現役ドラフト1期生として加入した中継ぎ投手です。チームの中でも希少な中継ぎ左腕として期待されましたが二軍でも防御率5点台と苦しみ一軍でも3試合の登板に留まりました。一軍での出場機会が少なかったのでE評価としました。

 

三ツ俣大樹(中日、退団を経て加入)年俸:600万 C 

一軍:試18、率143、安2、本0、打2、得2、盗0、O393
二軍:試28、率286、安22、本0、打6、得6、盗0、O740

 三ツ俣選手は内野の複数ポジションを守れるユーティリティープレイヤーとして中日で活躍していた選手です。昨年のオフに中日を退団となり今季からヤクルトに加入していました。今季は数少ない出場機会ながらも内野の全ポジションで出場し、代打でも5犠打を記録するなどバックアップ要員として求められた役割を果たしたいと思います。出場がなくてもベンチにいるだけで保険として機能していました。ただ、出場機会自体は少なかったですし、打率も良くなかったので課題も残るシーズンだったと思います。総合的に判断しC評価としました。来季は代打の切り札を目指しているようなので打撃成績を上げたいです。

 

尾仲祐哉 (阪神、退団を経て加入)年俸:600万 C 

一軍:試11、回15.2、防5.17、勝0、振8
二軍:試26、回30.1、防2.67、勝2、振26

 尾仲選手は阪神で中継ぎ投手として活躍していた選手で、今季からチームに加入していました。二軍では例年好成績を残していましたが、今季は一軍で結果を残すことが求められましたね。今季は二軍で防御率2点台と安定していましたが、一軍では防御率5点台と苦しみました。ただ、谷間の先発で複数イニングを投げるなどチームが苦しい場面で腕を振ってくれた印象があります。低年俸ということもありC評価としました。

 

丸山 翔大(育成から昇格)年俸:300万 A

一軍:試22、回26.2、防4.05、勝0、振25
二軍:試16、回17.2、防3.06、勝1、S2、振14

 丸山選手は大卒ながら育成として加入し今季で3年目を迎えていた選手です。今季は開幕後も二軍で好成績を残し4月の末に支配下昇格を勝ち取りました。その後は一軍デビューを果たしビハインドの場面を中心に22試合に登板しました。複数イニングも投げましたし防御率も悪くないので貢献度も高かったと思います。低年俸ということもありA評価としました。来季は起用の優先順位を上げたいです。

 

山野 太一 (育成から昇格)年俸:750万 B

一軍:試5、回26、防4.15、勝1、振15
二軍:試13、回63.1、防1.42、勝3、振27

 山野選手は2020年のドラフト2位で加入した期待値の高い選手でしたが、ケガでの離脱もあり育成契約に移行していました。今季は二軍で防御率1点台と好成績を残し7月に支配下復帰を果たしました。その後、一軍で5試合に先発し7回無失点で勝ち投手になるなど課題の先発陣の希望になるような投球を見せました。低年俸ということもありB評価としました。

 

 

外国人選手

サイスニード(来日3年目)年俸:1億9000万 B 

一軍:試23、回135、防3.67、勝7、振103
二軍:試1、回5、防0.00、勝0、振8

 サイスニード選手はこれまで先発の柱としてチームに貢献してきた選手です。昨年のオフに1億9000万と高年俸で残留していました。今季も苦しむ先発陣の柱として1年間ローテを守り抜き防御率3点台で7勝を挙げました。ただ、1億9000万という高年俸ということを考えると少し物足りないかな。例年通りの活躍ですが高年俸ということもありB評価としました。

 

ピーターズ(来日1年目)年俸:1億 A 

一軍:試18、回100.2、防3.22、勝6、振66
二軍:試2、回7.2、防5.82、勝0、振6

 ピーターズ選手はチームに少ない先発左腕候補として加入した選手です。今季は開幕ローテ入りを果たすと安定した投球を見せ、最終的には100回を投げ防御率3点台と好成績を残しました。終盤にケガで離脱したのが痛かったですが、苦しむ先発陣の救世主になったと思います。貢献度の高さを評価しA評価としました。ケガ離脱が無ければS評価だったと思います。

 

ケラ(来日1年目)年俸:1億3200万 E

一軍:なし
二軍:試15、回14、防7.71、勝0、S3、振16

 ケラ選手はメジャーで守護神を務めた経験もある守護神候補として加入した選手です。今季はケガの影響あり二軍でも防御率7点台と苦しみました。一軍での出場もなく本来の実力を発揮することはなかったですね。高年俸ということもありE評価としました。

 

エスピナル(来日1年目)年俸:8700万 E

一軍:試3、回5、防5.40、勝0、振4
二軍:試20、回44、防5.11、勝3、振25

 エスピナル選手は課題の先発陣の層厚くすることが期待され加入した選手です。今季は二軍で先発、中継ぎ両方で登板しましたが、防御率5点台と苦しみました。一軍でも3試合の登板がありましたが結果を残すことは出来ませんね。二軍で投げ続けてくれたので悩みましたが、年俸もまずまず高いこともありE評価としました。

 

ロドリゲス(来日1年目)年俸:4800万 B

一軍:試7、回33、防4.09、勝1、振23
二軍:試1、回4、防11.25、勝0、振2

 ロドリゲス選手は課題だった先発陣の層を厚くすることが期待されシーズン途中に加入した選手です。加入後は二軍での調整登板を経て一軍で7試合に先発しました。勝ち星には恵まれなかったものの33回を投げ防御率4点台と難しい立場ながら安定していたと思います。チームの課題を補ってくれた点も評価しB評価としました。

 

オスナ(来日1年目)年俸:1億5800万 S

一軍:試134、率257、安127、本23、打79、得41、盗2、O745
二軍:なし

 オスナ選手はチームのポイントゲッターとして活躍してきた選手です。今季も変わらず79打点を挙げるなどポイントゲッターとして活躍しましたね。村上選手、山田選手といった日本人主力選手が苦しむ中変わらず結果を残してくれるオスナ選手の存在は大きかったです。高年俸ですが貢献度の高さを考えS評価としました。

 

サンタナ(来日2年目)年俸:2億6500万 S 

軍:試136、率300、安140、本18、打66、得52、盗2、O844
二軍:試3、率286、安2、本0、打0、得1、盗0、O661

 サンタナ選手は球界でもトップクラスの実力を持つ打撃力の高い選手です。今季は大きなケガもなくシーズン通して一軍に帯同しリーグ3位の打率300を記録しました。ケガさえなければこれほどの好成績を残せることがわかりましたね。高年俸ですが今季の打線の核となっていまいしたし文句なしのS評価としました。

 

 

まとめ

 ヤクルトは補強は少なかったですがドラフト1位の吉村選手や外国人選手のピーターズ選手、脇を固めた三ツ俣選手や尾仲選手、丸山選手など求められた役割をこなす適材適所の補強が多かったですね。既存の外国人選手である最終的には選手、オスナ選手、サンタナ選手は流石の貢献度でした。補強自体は上手くいったと思いますが、主力選手たちの不振がこの順位になってしまった要因の1つだったかもしれません。

 

 

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各球団、今シーズンの補強採点2023~東北楽天ゴールデンイーグルス編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はパリーグ4位の東北楽天ゴールデンイーグルスです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:荘司康誠 (立教大) 投手

一軍:試19、回109.2、防3.36、勝5、振93
二軍:試3、回19、防3.32、勝2、振14

 1位の荘司選手はドラフト前は素材型の選手との評価が多かったですが、ルーキーイヤーから見事に対応しましたね。勝ち星に恵まれなかったものの109回を投げ防御率3点台と好成績を残しました。大崩れすることが少なく安定感がありましたね。チームの先発陣が高齢ということもあり将来のエース候補として引っ張っていって欲しいです。

 

2位:小孫竜二 (鷺宮製作所) 投手

一軍:試4、回4、防9.00、勝0、振3
二軍:試39、回34.1、防2.88、勝1、S3、振37

 2位の小孫選手は大卒社会人ということもあり即戦力として期待されましたが、期待値よりは下回る成績だったかなあ。二軍では39試合に登板し好成績を残しましたが、一軍では出番が少なかったですね。ただ、まだ1年目が終わっただけですし今後の飛躍に期待したいです。

 

3位:渡辺翔太 (九州産業大) 投手

一軍:試51、回48.2、防2.40、勝8、H33、S1、振41
二軍:試6、回6、防1.50、勝0、振5

 3位の渡辺選手は大卒投手である程度即戦力として期待されていましたが、その期待に応える活躍を見せました。一軍で51試合に登板し防御率2.40、33ホールドと素晴らしい成績を残しました。本来勝ちパとして期待された宋選手、西口選手が苦しんだ中で渡辺選手の存在は大きかったです。パリーグのルーキーの中では一番活躍したと言っても過言ではないと思います。来季も勝ちパの一角として期待したいです。

 

4位:伊藤茉央 (東農大北海道) 投手 

一軍:試25、回22、防3.27、勝1、H4、振9
二軍:試24、回20.2、防3.48、勝2、振21

 4位の伊藤選手も大卒投手としてある程度即戦力として期待されていました。今シーズンは一軍と二軍を行ったり来たりし、最終的に一軍で25試合に登板し防御率3点台と一定の成績を残しました。来季は優先順位を上げてより重要な局面を任せられるようになれたらと思います。

 

5位:平良竜哉 (NTT西日本) 内野手

一軍:なし
二軍:試102、率259、安64、本2、打26、得29、盗6、O685

 5位の平良選手は大卒社会人ということもありある程度即戦力として期待された選手です。今シーズンは一軍での出場はありませんでしたが、二軍で主にサードのレギュラーとして102試合に出場し経験を積みました。来季は浅村選手がサードにコンバートするようなので立場が難しくなると思いますが、アピールして一軍で活躍して欲しいです。

 

6位:林優樹 (西濃運輸) 投手

一軍:なし
二軍:試24、回20.2、防2.18、勝1、振25

 林選手は高卒社会人として加入した左投手です。今シーズンは二軍で防御率2点台と好成績を残し一軍デビューが期待されましたが、ケガでの離脱があり一軍デビューはお預けとなりました。現状、中継ぎ陣に不安があるので来季もチャンスがあると思います。

 

育成1位:辰見 鴻之介 (西南学院大) 外野手

一軍:なし
二軍:試96、率251、安71、本0、打10、得46、盗17、O580

 辰見選手は西南学院大学から初のプロ野球選手となった選手で、育成での入団となりました。開幕後は二軍で17盗塁を記録するなど武器である俊足を存分に見せつけ7月末に支配下昇格を勝ち取りました。ただ、一軍デビューはお預けとなりましたね。外野手のレギュラーはまだ固まっていないですし、チャンスはあると思います。来季は一軍デビューを目指して欲しいです。

 

 

日本人新加入選手

正隨優弥(広島、現役ドラフト)年俸:700万 E 

一軍:試1、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000
二軍:試105、率280、安80、本7、打53、得39、盗3、O827

 正隨選手は現役ドラフト1期生として広島から加入した打力が武器の選手です。チームの課題である右のスラッガー候補として期待されました。今シーズンは例年通り二軍で好成績を残しましたが一軍での出場機会に恵まれませんでしたね。個人的にはもう少しチャンスをあげてもよかったと思いますが、小郷選手などライバルの台頭もありましたし立場的に仕方ない面もあったと思います。一軍での出場機会が少なかったのでE評価としました。

 

阿部寿樹(中日、トレード)年俸:6500万 C 

一軍:試78、率255、安55、本4、打24、得16、盗0、O738
二軍:試30、率325、安27、本3、打15、得11、盗0、O874 

 阿部選手は中日の主力選手としてチームを支えてきた選手で昨年のオフに涌井選手との大物同士でのトレードで加入しました。チームの課題である強打の右打者として期待されました。今季は開幕後はパリーグへの対応に苦労した印象でしたが、最終的に打率255に落ち着きました。ただ、24打点というのは例年の阿部選手よりも下回ってしまった印象です。年俸もある程度高かったこともありC評価としました。

 

 

外国人選手

宋 家豪(来日7年目)年俸:1億 B

一軍:試49、回46.2、防2.89、勝2、H18、振35
二軍:試9、回9、防4.00、勝0、振8

 宋選手は長年中継ぎ陣の主力としてチームを支えてきた選手です。今シーズンは開幕から勝ちパの一角を担っていましたが前半戦は極度の不振に陥り二軍調整も経験しました。ただ、後半戦は安定感を取り戻し勝ちパに返り咲きましたね。最終的には49試合に登板し防御率2点台と好成績を残しましたが、前半戦にチームが苦しんだ要因の1つが宋選手の不振もあったので高年俸ということもありB評価としました。

 

バニュエロス(来日1年目)年俸:1億 E

一軍:試1、回0.2、防81.00、勝0、振0
二軍:試18、回90、防3.90、勝7、S1、振77

 バニュエロス選手は先発ローテの一角として期待され加入した選手です。今シーズンは二軍で90回を消費してくれましたが、一軍では中々厳しい結果となってしまいましたね。僅か1試合の登板で信頼を失ってしまいました。一軍での出場機会が少ないですし高年俸ということもありE評価としました。

 

ギッテンス(来日2年目)年俸:1億 E 

軍:なし
二軍:試14、率343、安12、本2、打15、得6、盗0、O1.071

 ギッテンス選手は右のスラッガー候補として期待された打力が武器の選手です。ただ、今シーズンも昨シーズンと同様に開幕直後にケガをしてしまい一軍出場なしに終わりました。期待値が高いだけにケガでの離脱は本当に勿体ないですね。高年俸ということもありE評価としました。

 

フランコ(来日1年目)年俸:1億 D

一軍:試95、率221、安69、本12、打32、得31、盗0、O644
二軍:試6、率250、安5、本1、打4、得4、盗0、O686

 フランコ選手はメジャーでの実績のある強打の右打者として期待された選手です。今シーズンは開幕スタメンを勝ち取りレギュラーとして優先的に起用されましたが、成績的には物足りなかったかなと思います。ただ、二桁本塁打を達成し最低限の貢献はあったかなと思います。Cと悩みましたが高年俸ということもありD評価としました。

 

 

まとめ

 楽天は補強が少ない球団でしたが阿部選手、フランコ選手など実績のある選手を補強しており戦前の評価は悪くなかったですが両者とも期待値よりも下回ってしまいました。また、外国人選手は軒並み苦しんだ印象ですね。外国人選手の母数も少ないので1人がコケるとキツイですね。ただ、荘司選手や渡辺選手などルーキーの活躍が目立ちましたね。小郷選手、村林選手など若手の突き上げはありましたが、補強という面では他球団と差をつけられてしまった印象です。

 

 

ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら

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各球団、今シーズンの補強採点2023~読売ジャイアンツ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はセリーグ4位の読売ジャイアンツです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:浅野翔吾 (高松商高) 外野手

一軍:試24、率250、安10、本1、打2、得2、盗0、O618
二軍:試77、率262、安62、本7、打27、得41、盗7、O741

 1位の浅野選手は高卒ルーキーの中でもトップクラスのスラッガーとして期待されていた選手です。シーズン序盤は二軍で積極的に起用され高卒ルーキーらしからぬ好成績を残しました。終盤には一軍デビューを果たしプロ初本塁打を記録しました。今後の成長に期待せざるを得ない1年目だったと思います。

 

2位:萩尾匡也 (慶応大) 外野手

一軍:試11、率063、安1、本0、打0、得0、盗0、O126
二軍:試101、率283、安87、本7、打36、得43、盗1、O781

 2位の大津選手は大卒社会人ということもあり即戦力として期待されましたが、その期待に応える働きを見せました。一軍で46試合に登板し防御率2.43と安定感は抜群でしたね。ルーキーながら接戦時でも積極的に起用されました。元エース摂津選手の1年目を彷彿とさせるような活躍でした。来季は先発転向となるようなので摂津選手のような大エースへの道を歩んで欲しいです。

 

3位:田中千晴 (国学院大) 投手

一軍:試30、回32.1、防5.51、勝2、H5、振41
二軍:試12、回25.2、防4.56、勝0、S2、振19

 3位の田中選手は大卒投手の中でも素材型の選手と評されましたが、1年目から一軍で活躍を見せました。シーズン前半に中継ぎとして一時的勝ちパを任されるほどの投球を見せていましたね。その後は調子が落ち先発転向も視野に入れたことで二軍と一軍を行ったり来たりしていました。ルーキーの時点で今後の飛躍が期待できる投球が見せられたことが高評価です。

 

4位:門脇誠 (創価大) 内野手 

一軍:試126、率263、安83、本3、打21、得34、盗11、O637
二軍:なし

 4位の門脇選手は春季キャンプから一軍でアピールをし続けストロング門脇と称されるほどの練習量で開幕一軍を掴みました。その後も高い守備力でサード、ショートを中心に起用され、終盤は完全にショートのレギュラーに定着していました。打撃は序盤こそ苦しみましたが徐々に対応し最終的には打率263でシーズンを終えています。阿部新監督にもショートのレギュラーとして計算に入っているようですし、長年のポスト坂本選手問題に終止符が打たれそうです。

 

5位:船迫大雅 (西濃運輸) 投手

一軍:試36、回30、防2.70、勝3、H11、振33
二軍:試21、回22.2、防2.78、勝4、S2、振19

 5位の船迫選手は大卒社会人投手ということもあり即戦力として期待されていた選手です。巨人の中継ぎ陣が全体的に苦しんだこともありシーズン中盤から一軍に昇格すると、右のサイドハンドという特徴も活かしビハインドから接戦時まで様々な場面で登板し11ホールドを挙げました。終盤は見るたびに船迫選手が投げていた印象です。即戦力としての期待に見事に応えてくれたと思います。。

 

育成1位:松井颯 (明星大) 投手

一軍:試8、回19.1、防3.26、勝1、H2、振19
二軍:試16、回88.1、防2.04、勝8、振74

 育成1位の松井選手はドラフト前の時点では上位での指名もあり得ると言われた完成度の高い投手でした。今季は開幕から二軍で好成績を残し続け5月に支配下昇格を勝ち取りました。二軍では最終的に防御力2.04で終え、シーズン終盤には一軍デビューも果たしました。一軍でも結果を残せることがわかったので、来季は開幕から一軍で活躍して欲しいです。

 

 

日本人新加入選手

オコエ瑠偉楽天、現役ドラフト)年俸:950万 B 

一軍:試41、率235、安28、本2、打6、得11、盗1、O623
二軍:試57、率302、安52、本5、打18、得27、盗4、O833

 オコエ選手は楽天から現役ドラフト一期生として加入した選手です。今季から地元である巨人に加入し春季キャンプからアピールを続け開幕スタメンを掴みました。当初はリードオフマンを任されていましたが、調子が下降し二軍暮らしが多くなりました。二軍では好成績を残しているだけに後は一軍で結果を残すだけだと思います。今季の評価は低年俸ということもありB評価としました。

 

松田宣浩ソフトバンク、退団を経て加入)年俸:2000万 C 

一軍:試12、率063、安1、本0、打0、得0、盗0、O256
二軍:試54、率231、安30、本2、打20、得21、盗0、O663

 松田選手はソフトバンクで長年レギュラーとして活躍してきたレジェンド選手です。昨年のオフにソフトバンク自由契約となり今季から巨人でプレーをしていました。巨人では年齢的にも衰退期に入っており一軍では中々結果を残すことが出来ませんでした。ただ、「熱男」としてどんな時も大声で全力プレーするなど後輩のお手本となるような姿勢を見せ続けました。結果以上にチームに与えた功績は多いと考えC評価としました。

 

三上朋也 (DeNA、退団を経て加入)年俸:1000万 B 

一軍:試22、回15.2、防4.60、勝0、H7、振9
二軍:試20、回21、防1.29、勝0、S5、振19

 三上選手はDeNAの中継ぎ陣を長年支えてきた鉄腕です。昨年のオフにDeNA自由契約となり今季から育成契約で巨人に加入しています。今季は二軍で好成績を残し5月に支配下昇格を勝ち取りました。一軍では防御率4点台はあるもののビハインドや接戦時にも登板し7ホールドを挙げました。低年俸ですし成績が下降してきていたベテランということもあり、巨人の課題であった中継ぎ陣に一定の貢献度があったと考えB評価としました。

 

長野久義(広島、トレード)年俸:2000万 S

一軍:試75、率241、安41、本6、打19、得15、盗1、O760
二軍:試14、率190、安4、本0、打1、得0、盗0、O465

 長野選手は長年チームのレギュラーとして活躍していた選手です。2019年からは人的補償で広島に加入していましたが、今季から無償トレードで巨人に復帰していました。今季は当初二軍で苦戦していたものの一軍に昇格後は勝負強い打撃で存在感を示しました。レギュラーとしても起用され少ない打席数で6本塁打を記録しました。前年から成績を上げており長野選手はやはり巨人の主要選手だと再認識されました。文句なしのS評価です。

 

鈴木康平 (オリックス、トレード)年俸:1000万 B 

一軍:試33、回27.1、防6.59、勝0、H16、振26
二軍:試5、回5、防7.20、勝0、振5

 鈴木選手はオリックスでK鈴木として活躍していた選手です。課題の中継ぎ陣の層を厚くするためにシーズン途中にオリックスとのトレードで加入しました。加入後は積極的に接戦時や勝ちパで起用され16ホールドを挙げました。ただ、防御力は6点台と安定感に欠ける印象がありました。完全に中継ぎの定位置を掴んだとは言いづらいですね。低年俸ということもありB評価としました。

 

小沼健太(ロッテ、トレード)年俸:1000万 E 

一軍:試4、回7、防9.00、勝0、振4
二軍:試19、回19.2、防1.83、勝2、振12

 小沼選手はロッテで中継ぎとして活躍していた若手の選手です。課題である中継ぎの層を厚くするためにシーズン途中にロッテからトレードで加入しました。加入後は二軍で好成績を残しましたが、一軍では思うように結果が出なかったですね。ケガでの離脱もあり自身としては不本意なシーズンになったと思います。一軍で結果が出なかったことを考えE評価としました。

 

梶谷隆幸 (育成から昇格)年俸:2億 D 

一軍:試102、率275、安73、本2、打19、得26、盗2、O654
二軍:試9、率263、安5、本0、打3、得5、盗0、O904

 梶谷選手はDeNAでレギュラーとして活躍した選手で2021年からFAで巨人に加入していました。2022年に膝のケガで一軍出場がなかったこともあり今季は育成契約でスタートしていました。今季は春季キャンプからアピールし体が万全だということが確認され4月に支配下復帰を果たしました。その後も一軍でレギュラーとして貢献しましたね。ただ、本塁打数、盗塁数ともに奮わず当初の期待値よりは下回っていたかなと思います。高年俸ということもありD評価としましたが、来季に向けては期待できる内容だったと思います。

 

横川凱 (育成から昇格)年俸:660万 S 

一軍:試20、回84.1、防3.95、勝4、H2 、振49
二軍:試4、回20、防3.15、勝1、振14

 横川選手は元々は支配下枠で加入したもののケガなどもあり育成契約となっていた選手です。今季は春季キャンプからアピールを続けシーズン開幕前に支配下昇格を勝ち取りました。開幕してからも一軍で先発、中継ぎ両方で登板しキャリアハイとなる4勝を挙げました。84回というイニングを消費し防御率3点台収めていることからかなりの貢献度があったと思います。文句なしのS評価です。

 

堀岡隼人 (育成から昇格)年俸:670万 D

一軍:試3、回3.1、防13.50、勝0、振4
二軍:試43、回53、防1.87、勝2、S8、振57

 堀岡選手は威力の高いストレートを投げ込む中継ぎ投手です。育成契約で迎えた今季は春季キャンプからアピールを続け開幕前に支配下昇格を勝ち取りました。開幕後も二軍では好成績を残しましたが、一軍ではメンタルの問題もあるのか中々本来の実力を発揮出来ませんでした。一軍での貢献度を考えるとD評価かなと思います。

 

田中豊樹 (育成から昇格)年俸:1500万 D 

一軍:試15、回11、防4.09、勝0、H3、振9
二軍:試26、回24.2、防5.47、勝3、振18

 田中選手は日本ハムを退団となり2020年から巨人に加入していました。一軍でも一定の成績を残している中堅選手ですが、2022年は手術を受けたため登板なしに終わっていたということもあり育成契約に移行していました。今季はケガから復帰し問題なく投げれることが確認されたシーズン開幕直前に支配下復帰を果たしました。ただ、二軍でも防御率5点台と苦しみましたね。一軍での出場実績を考慮しD評価としました。

 

髙橋 優貴(育成から昇格)年俸:3000万 E

一軍:試6、回14、防5.14、勝0、振9
二軍:試17、回53.2、防2.34、勝6、振46

 高橋選手は過去にドラフト1位で加入し2021年には11勝を挙げた実績を持つ選手です。2022年に受けた手術の影響を考慮し今シーズンは育成契約に移行していました。問題なく投げられることが確認出来た4月に支配下復帰を果たしました。ただ、二軍では安定した投球を見せていたものの、一軍では結果を残すことが出来ませんでした。先発陣が苦戦していたため何とか穴を埋めて欲しかったですが、期待よりも下回ってしまいました。年俸がある程度高かったこともありE評価としました。

 

平内龍太(育成から昇格)年俸:2900万 E

一軍:試12、回13.2、防3.95、勝0、H1、振8
二軍:試16、回17、防6.35、勝0、振14

 平内選手は過去にドラフト1位で加入した期待値の高い選手です。昨シーズンに中継ぎとして53試合に登板し勝ちパの一角として期待されていましたが、オフに手術した影響で育成契約に移行していました。今シーズンはシーズン途中に支配下復帰を果たしましたが、本来の実力通りとはいかなかったと思います。年俸もある程度高かったためE評価としました。来季は万全の状態でシーズンを迎えて欲しいです。

 

中川皓太(育成から昇格)年俸:7500万 S

一軍:試44、回43.1、防2.08、勝1、H17、S18、振33
二軍:試5、回5、防0.00、勝0、振5

 中川選手は勝ちパの一角としてチームを支えてきた選手です。実績的にもチームの中心選手ですが、近年はケガがちで昨シーズンのオフに手術を受けた影響で育成契約に移行していました。今シーズンはケガから復帰し5月に支配下復帰を果たしました。一軍ではセットアッパーや守護神など重要な局面を任され防御率2.08と好成績を残しました。一軍に合流したのは5月の末でしたが最終的に44試合に登板し復帰早々フル回転だったと思います。課題の中継ぎ陣の中でも最も頼れる存在でしたし文句なしのS評価です。

 

高木京介(育成から昇格)年俸:2000万 E

一軍:試1、回2、防0.00、勝0、振2
二軍:試27、回27.1、防2.30、勝0、S1、振22

 高木選手は通算200試合以上に登板している実績のある中継ぎ左腕です。毎年一軍で一定の成績を残しています。今シーズンは育成の競争を促す意図もあり育成契約に移行していました。開幕後は二軍で好成績を残し、中継ぎ陣が不安定だったことも追い風となり7月末の期限ギリギリに支配下昇格を勝ち取りました。ただ、一軍では1試合の登板に留まったことを考慮しE評価としました。

 

 

外国人選手

グリフィン(来日1年目)年俸:1億 A 

一軍:試20、回121、防2.75、勝6、振115
二軍:なし

 グリフィン選手は課題だった先発の柱候補として新たに加入した選手です。今シーズンはオープン戦から好成績を残し開幕ローテ入りを果たすと、その後も安定した投球を見せローテの一角を担い続けました。ケガでの離脱はあったものの120回を投げ防御率2点台と好成績を残しました。日本人の先発投手が苦しんだのでグリフィン選手の存在は大きかったですね。ケガでの離脱で少し落としたもののA評価としました。

 

ビーディ(来日1年目)年俸:1億6000万 B 

一軍:試30、回49.2、防3.99、勝0、振36
二軍:試7、回25.1、防4.26、勝0、振16

 ビーディ選手はグリフィン選手と同じく先発の柱として期待された選手です。今シーズンは開幕ローテ入りを果たしたものの結果を残すことが出来ず、二軍調整や中継ぎ転向も経験しました。最終的に約50回を消費し防御率3.99と年俸の期待値からすると下回ってしまいました。高年俸ということもありD評価としました。

 

メンデス(来日1年目)年俸:4000万 S

一軍:試16、回87、防2.07、勝5、振72
二軍:試3、回13、防4.85、勝0、振9

 メンデス選手は課題の先発の層を厚くする存在として期待された選手です。特に数少ない先発左腕だったのでグリフィン選手と共に期待されていました。開幕後はケガでの離脱はあったものの87回を投げ防御率2.07と好成績を残しました。グリフィン選手と共に先発陣を支えました。低年俸ということもあり文句なしのS評価です。

 

ロペス(来日1年目)年俸:1億6000万 E

一軍:試8、回6.2、防4.05、勝0、振2
二軍:試14、回15、防3.00、勝0、振13

 ロペス選手は守護神候補として加入したメジャーでの実績もある選手です。今シーズンはケガでの離脱が多く本来の実力を発揮することが出来ませんでした。高年俸ということもありE評価としました。

 

バルドナード(来日1年目)年俸:3000万 S

一軍:試21、回21.1、防1.69、勝2、H9、振21
二軍:試6、回6、防1.50、勝0、振7

 バルドナード選手は課題である中継ぎの層を厚くするためにシーズン途中に加入した選手です。途中加入という難しい立場ながら21試合に登板し防御率1点台と素晴らしい成績を残しました。数少ない中継ぎ左腕として貴重な存在だったと思います。低年俸だったこと途中加入という立場を考慮しS評価としました。。

 

ウォーカー(来日2年目)年俸:1億 C 

軍:試57、率263、安31、本6、打25、得11、盗1、O758
二軍:試52、率258、安42、本7、打20、得21、盗0、O764

 ウォーカー選手は高い打撃力と明るい性格、生真面目な練習態度も合わさりファンからの人気も高い選手です。昨シーズンに守備力が課題ながら打撃で好成績を残し複数年契約で残留していました。ただ、今シーズンは守備力の問題や秋広選手の台頭もあり出場機会が減少しました。起用が難しかったこともありますが、出場した試合での貢献度はあったためC評価としました。

 

ブリンソン(来日1年目)年俸:1億3000万 C

一軍:試88、率248、安70、本11、打35、得25、盗1、O694
二軍:試17、率289、安13、本2、打5、得3、盗0、O795

 ブリンソン選手はメジャーでの実績を引っさげ固まらない外野手のレギュラー候補として加入した選手です。今シーズンはセンターのレギュラーとして広い守備範囲と二桁本塁打を放つパンチ力などでチームに貢献しました。ただ、記録に残らないポカなども多く数字よりも印象が悪くなってしまいました。高年俸ということもありC評価としました。

 

 

 

まとめ

 巨人は昨年オフに支配下枠を多く空け育成選手に競争を促していました。母数の割には少なかったですが横川選手や中川選手などハイパフォーマンスを発揮した選手もいました。また、門脇選手をはじめ田中選手、船迫選手などドラフトで加入したルーキーの貢献度の高さも目立ちました。ルーキーだけで言えば12球団No1の貢献度だったと思います。外国人選手はグリフィン選手、メンデス選手の存在が大きかったですね。

 

 

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各球団、今シーズンの補強採点2023~福岡ソフトバンクホークス編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はパリーグ3位の福岡ソフトバンクホークスです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:イヒネイツア (誉高) 内野手

一軍:なし
二軍:なし

 1位のイヒネ選手は高卒ルーキーで完全素材型の選手でしたし、今季は三軍以下で育成でした。今季中に二軍デビューかと思われましたが、7月に左の親指を骨折してしまいお預けとなってしまいましたね。そのまま、シーズンを終えましたが現在は無事に完治しているようです。来季は春季キャンプからアピールして二軍で活躍して欲しいです。

 

2位:大津亮介 (日本製鉄鹿島) 投手

一軍:試46、回40.2、防2.43、勝2、H15、振21
二軍:試5、回6、防1.50、勝0、振4

 2位の大津選手は大卒社会人ということもあり即戦力として期待されましたが、その期待に応える働きを見せました。一軍で46試合に登板し防御率2.43と安定感は抜群でしたね。ルーキーながら接戦時でも積極的に起用されました。元エース摂津選手の1年目を彷彿とさせるような活躍でした。来季は先発転向となるようなので摂津選手のような大エースへの道を歩んで欲しいです。

 

3位:甲斐生海 (東北福祉大) 外野手

一軍:試13、率200、安4、本0、打0、得2、盗0、O438
二軍:試69、率233、安58、本8、打40、得37、盗2、O687

 3位の生海選手は大卒の外野手で今季は二軍が主戦場でした。二軍では8本塁打と自慢のパワーを存分に発揮しましたね。一軍デビューも果たし順調な1年目だったと思います。首脳陣からの期待値も高いようなので今後の起用にも注目ですね。

 

4位:大野稼頭央 (大島高) 投手 

一軍:なし
二軍:なし

 4位の大野選手は高卒ルーキーということもありイヒネ選手と同じく三軍以下で育成でした。そのポテンシャルの高さには首脳陣も注目しており来季には二軍デビューが予想されますね。オフには大ベテラン和田選手の自主トレに同行するようなので1つでも多く吸収して欲しいです。

 

5位:松本晴 (亜細亜大) 投手

一軍:試3、回6.1、防7.11、勝0、振4
二軍:試17、回65.1、防3.31、勝1、S1、振47

 5位の松本選手は大卒投手ということもあり、二軍で先発ローテとして回りました。防御率3点台と安定した投球を見せたと思います。特に四球が少ないことがいいですね。ただ、一軍では防御率7点台と苦しみました。来季は一軍で戦力になることが目標になると思います。

 

6位:吉田賢吾 (桐蔭横浜大) 捕手

一軍:試1、率000、安0、本0、打0、得0、盗0、O000
二軍:試32、率310、安27、本2、打15、得7、盗0、O801

 6位の吉田選手は昨年のドラフトで唯一指名された大卒捕手です。今季は主に三軍を主戦場にしていましたが、結果を残し後半から二軍で経験を積んでいます。二軍でも打率310とルーキーながら好成績を残しましたね。その打撃を評価され捕手だけでなく一塁手としても起用されています。来季は二軍で好成績を残し、一軍デビューを目指して欲しいです。

 

育成3位:木村光 (佛教大) 投手

一軍:なし
二軍:試17、回63.1、防3.14、勝2、振41

 育成3位の木村選手はルーキーながら二軍で好成績を残し、7月に支配下昇格を勝ち取った選手です。今季のソフトバンクの育成選手で唯一支配下昇格を果たした選手ですね。今季は二軍で先発ローテとして回り、防御率3点台と安定した成績を残しました。支配下昇格後は一軍デビューが期待されましたが、ケガによりそれは叶わなかったですね。来季は一軍デビューを目標にして欲しいです。

 

 

日本人新加入選手

近藤健介(日本ハム、FA)年俸:5億5000万 S 

一軍:試143、率303、安149、本26、打87、得75、盗3、O959
二軍:なし

 近藤選手は日本ハムのレギュラー各だった選手で今季からFAでソフトバンクに加入しました。シーズン前には侍ジャパンの一員として世界一にも貢献し、調整にも苦労したと思いますが、自身初となる全試合に出場し本塁打王打点王の2冠に輝きました。近藤選手はホームランバッターではないため、正直この2冠はかなり驚きましたね。移籍1年目は苦しむ選手も多いですが、近藤選手はキャリアハイを更新してきました。年俸はかなり高いですが、それに見合う素晴らしい成績を残したためS評価としました。

 

嶺井博希(DeNA、FA)年俸:7500万 D 

一軍:試44、率206、安7、本2、打6、得3、盗4、O663
二軍:試9、率217、安5、本1、打4、得1、盗0、O671

 嶺井選手はDeNAで捕手として活躍したきた選手で、今季からFAで加入しています。今季は甲斐選手に次ぐ二番手捕手を担い少ない打席数ながら2本塁打を放つなど存在感を示しました。ただ、年俸からすると流石に出場機会が少ないですね。甲斐選手頼みの起用法にも問題があったと思いますが、今回の評価では出場機会が少ないと評価が下がってしまいますよね。ただ、ベンチでの貢献度も大きかったことを踏まえてD評価としました。

 

有原航平(レンジャーズ、帰国)年俸:4億 S 

一軍:試17、回120.2、防2.31、勝10、振74
二軍:試8、回42.1、防3.83、勝2、振18

 有原選手は元々日本ハムのエースとして活躍した選手で、2021年からメジャー挑戦のためレンジャーズに移籍していました。今季からソフトバンクに加入し日本球界に復帰しています。メジャーでは苦しんだこともあり当初は4億という年俸が高いと思われましたが、今季の先発陣の中で群を抜いて安定感がありチーム唯一の二桁勝利を達成しています。石川選手、東浜選手と言った主力投手がことごとく苦しむ中有原選手の存在は大きかったです。年俸は高いですが有原選手がいなければAクラスも怪しかったことを考えると文句なしのS評価です。

 

古川侑利(日本ハム、現役ドラフト)年俸:1200万 D

一軍:試9、回10、防4.50、勝0、振11
二軍:試34、回37.2、防1.43、勝2、振42

 古川選手は現役ドラフト1期生として日本ハムから加入した選手です。前年の実績もあり即戦力として期待されていましたがソフトバンクの中継ぎの層が厚かったこともあり一軍での登板は9試合に留まりました。二軍では防御率1点台と好成績を残していたので一軍でも活躍できる実力はあったと思います。ただ、一軍での活躍は少なかったのでD評価としました。来季は育成契約となりますが支配下昇格を勝ち取る可能性は高いと思います。

 

 

外国人選手

モイネロ(来日7年目)年俸:3億 C 

一軍:試28、回27.2、防0.98、勝3、H16、S5、振35
二軍:試1、回1.1、防0.00、勝0、振0

 モイネロ選手は長年チームの勝ちパとして貢献してきた鉄腕です。球界でもトップクラスのセットアッパーで今季も防御力0点台を記録しています。ただ、WBCキューバ代表として戦った影響もあったのかケガでの離脱があり28試合の登板に終わりました。モイネロ選手がいるといないとではチームとしても全然違いますよね。高年俸ということもあり稼働の少なさを考慮してC評価としました。来季は先発転向するようなので注目です。

 

スチュワート(来日5年目)年俸:1億1000万 B 

一軍:試14、回77.1、防3.38、勝3、振67
二軍:試4、回23、防1.17、勝0、振29

 スチュワート選手は若い頃からソフトバンクで育成されたトッププロスペクトの選手です。メジャーでドラフト1位指名された経歴を持つポテンシャルお化けです。今季はそのポテンシャルを一軍で徐々に発揮できるようになり77回を投げ防御率3点台と一定の成績を残しました。チームの先発陣が苦しんでいたこともありCSの1戦目で先発登板し首脳陣からの信頼もうかがええました。後半戦の貢献度を高く評価しB評価としました。

 

オスナ(来日2年目)年俸:6億5000万 S

一軍:試49、回49、防0.92、勝3、H15、S26、振42
二軍:なし

 オスナ選手はメジャーで守護神を務めたこともある超実力派の選手です。今季はロッテからソフトバンクに移籍し絶対的守護神として君臨しました。ケガでの離脱はなく最終的に防御力0点台フィニッシュしています。鉄壁の中継ぎ陣の中心として素晴らしい活躍を見せたため高年俸ですが文句なしのS評価です。

 

ガンケル(来日4年目)年俸:1億6000万 E

一軍:試5、回17、防5.82、勝0、振11
二軍:試16、回79、防3.53、勝6、振55

 ガンケル選手は阪神に3年間在籍し今季からソフトバンクに加入した選手です。課題の先発陣を厚くする存在として期待されましたが、今季は調子が上がらず一軍での登板が5試合に留まりました。二軍では79回を消費してくれたことを考えても高年俸ということもありE評価としました。

 

ヘルナンデス(来日1年目)年俸:6400万 E

一軍:試1、回0.2、防27.00、勝0、振1
二軍:試10、回10、防2.70、勝1、振18

 ヘルナンデス選手はモイネロ選手が離脱し薄くなった中継ぎ陣を補強するためにシーズン途中に加入した中継ぎ左腕です。ただ、一軍では調整が難しかったこともあり1試合の登板に留まりました。チームに貢献できたとは言いづらくE評価としました。

 

ガルビス(来日2年目)年俸:3億5000万 E 

軍:試19、率152、安5、本0、打1、得1、盗0、O328
二軍:試41、率248、安26、本2、打17、得8、盗0、O672

 ガルビス選手は高い守備力と右左両方でパンチ力のある打撃が魅力の選手です。ただ、日本では対応に苦しみ中々力を発揮することが出来ませんでした。今季も一軍で打率1割台とあまりいい所がなかったです。高年俸ということもありE評価としました。

 

アストゥディーヨ(来日1年目)年俸:1億8000万 E

一軍:試20、率136、安6、本1、打3、得2、盗0、O447
二軍:試36、率304、安28、本4、打15、得6、盗0、O798

 アストゥディーヨ選手はメジャーでも人気者として活躍した実力者でチームに足りない右のスラッガーとして期待されました。ただ、今季は日本球界への対応に苦労し1本塁打に終わりました。二軍では好成績を残していましたが、やはり一軍の壁は高いようですね。ガルビス選手、アストゥディーヨ選手とメジャーで実績のある選手が日本で苦労しておりNPBのレベルの高さが垣間見えました。

 

ホーキンス(来日1年目)年俸:6600万 S 

一軍:試3、率000、安0、本0、打1、得0、盗0、O000
二軍:試82、率226、安42、本4、打17、得14、盗0、O675

 ホーキンス選手はアメリカの独立リーグでMVPを獲った打撃特化の選手です。前年に同じく米独立リーグで活躍していたウォーカー選手が結果を残したこともありホーキンス選手も注目されていました。ただ、二軍でも苦しむことが多く一軍では出番があまり与えられなかったですね。低年俸ですがE評価としました。

 

 

まとめ

 ソフトバンクは昨年オフに大補強を敢行しましたが、補強組は近藤選手、有原選手、オスナ選手と活躍するべき選手が活躍した印象です。ただ、圧倒的な強さで優勝を狙っていただけに優勝を逃したことを考えると成功とは言いづらいかなと思います。特に外国人野手がかなり厳し勝ったりですね。今オフにも積極的に補強を行っていますが、組織的なところも見直す時期が来ているのかもしれません。

 

 

ドラフト会議前の各球団の補強ポイントはこちら

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ドラフト関連 カテゴリーの記事一覧 - 何はともあれ野球推し (zabero.net)

日本人メジャーリーガーまとめ~日本にゆかりのある選手や各選手の所属球団一覧も~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 ポスティング移籍の期間が終了しましたね。今オフは日本人選手の移籍が多かったと思います。そこで今回は現在MLBに在籍している日本人選手と日本にゆかりのある選手をまとめてみました。早速見てみましょう!!

 

 

 

目次

  1. 今オフの移籍選手
  2. 日本人選手成績
  3. 他ゆかりのある選手成績
  4. MLB在籍選手一覧
  5. まとめ

 

 

 

 

山本由伸(元オリックスドジャース、12年総額3億2500万ドル(約455億円)

2023年:試23、回164、防1.21、勝16、振169

 山本選手はオリックスの不動のエースです。今季は史上初となる3年連続投手三冠を達成し、個人としてもキャリアハイの防御率でシーズンを終えました。ここ最近ではNPBで最も成績を残している投手ですし、山本選手が活躍出来なければ誰が出来るんだと思っています。大きなケガをせず高い修正能力で安定した成績を残せることが一番の強みです。日本人選手のポスティング額としては歴代最高となる契約金がMLBからの評価を物語っていると思います。

 

松井裕樹(元楽天パドレス、5年2800万ドル(約39億8000万円)

2023年:試59、回57.2、防1.57、勝2、H10、S39、振72

 松井選手は長年チームの不動の守護神として活躍した選手です。今季も59試合に登板しキャリアハイとなる39セーブを挙げています。NPBでは敵なしの活躍を見せている選手ですが、MLBで活躍するにはボールへの対応やピッチクロックなど障壁となる課題がいくつかあります。ただ、松井選手の実力であれば乗り越えてくれると思いますし、活躍を期待したいです。

 

今永昇太(元DeNAカブス、2年総額3000万ドル(約43億5000万円)

一軍:試22、回148、防2.80、勝7、振174

 今永選手はDeNAのエースとして活躍した選手です。高い奪三振能力を持ち長いイニングを安てして投げることが出来る点が魅力です。WBCなどの国際大会に強いところも高評価を受けた要因の1つだと思います。WBCでも伸びのあるストレートでアメリカ代表から空振りを奪っていました。中継ぎ起用にも対応出来ると思います。ただ、ケガが少し多いところが不安要素としてあります。万全であればMLBでも活躍できると思います。

 

上沢直之(元日本ハム)レイズ(マイナー契約)、総額350万ドル(約5億1000万円)

一軍:試24、回170、防2.96、勝9、振124

 上沢選手は長年日本ハムで先発投手として活躍した選手です。大きなケガなく長いイニングを投げられる点が魅力で日本人特有のストレート、フォークを操るためMLBで活躍する条件を揃えていると思います。今季も突出した成績ではないですが170回と多くのイニングを防御力2点台で投げています。来季はマイナー契約となりますが、メジャー契約も十分に狙える環境だと思うので注目です。

 

 

 

日本人選手

ダルビッシュ有(元日本ハムパドレス、37歳、12年目 

一軍:試24、回136.1、防4.56、勝8、振141

 ダルビッシュ選手は日本ハム時代からNPBで好成績を残し2012年からポスティングでレンジャーズに移籍した選手です。その後、ドジャースカブスを経て2020年から現在も所属しているパドレスに加入しています。NPBで93勝、MLBで103勝を挙げているレジェンドです。今季はWBCもあり調整が難しかったと思いますが、8勝を挙げチームに貢献しています。MLBを目指す日本人選手にとって相談役にもなれますし大きな存在だと思います。

 

前田健太(元広島)ツインズ、35歳、8年目 

一軍:試21、回104.1、防4.23、勝6、振117

 前田選手は広島時代から不動のエースとして活躍した選手で、2016年からポスティングでドジャースに移籍しました。MLBでも主に先発として活躍しポストシーズンでも貢献しました。2020年からはツインズに移籍しましたが、ケガもあり思い通りの活躍が出来ていません。今季はトミージョン手術から復帰を果たし104回を投げました。体も万全だと思うので来季は完全復活を目指して欲しいです。

 

大谷翔平(元日本ハム)エンジェルス、29歳、6年目 

投手:試23、回132、防3.14、勝10、振167
野手:試135、率304、安151、本44、打95、得102、盗20、O1.066

 大谷選手は野球界に革命を起こし続ける史上最高の野球選手です。日本ハム時代から代名詞となる二刀流で活躍しており、2018年からMLBに移籍した後も二刀流を継続しました。今季は投手として10勝を挙げ野手としても日本人史上初となる本塁打王のタイトルを獲得し自身二度目となるシーズンMVPを受賞しました。侍ジャパンでもWBC優勝に貢献しましたし、激動の1年だったと思います。今季中にトミージョン手術を受けたことで来季は野手に専念となりますが、スポーツ選手として最高額の契約でドジャースに移籍したので山本選手と共にまだ手にしていないワールドシリーズ制覇を目指して欲しいです。

 

菊池雄星(元西武)ブルージェイズ、32歳、5年目

一軍:試32、回167.2、防3.86、勝11、振181

 菊池選手は西武で先発として活躍した選手です。大谷選手とは同じ高校の先輩という間柄ですね。2019年からポスティングでマリナーズに移籍し主に先発として貢献しています。2022年からはブルージェイズに移籍し、今季は前半から絶好調でMLBでは自身初となる二桁勝利を達成しキャリアハイの成績を残しました。後半は調子が落ちましたが、前半戦のような活躍を1年間継続出来ればサイヤング賞も狙えると思います。来季は更なる飛躍が期待されます。

 

筒香嘉智(元DeNAジャイアンツ(マイナー契約)、32歳、4年目

2A:試11、率321、本4、O1.014

 筒香選手は長年DeNAの主砲として活躍した選手で、2020年からMLBに挑戦しましたが思うように結果が残せず、今季は当初2Aで活躍しました。来季からは3Aでプレー出来るようなので結果を残してメジャー昇格を勝ち取って欲しいです。

 

鈴木誠也(元広島)カブス、29歳、2年目

一軍:試138、率285、安147、本20、打74、得75、盗6、O842

 鈴木選手は長年広島の主砲として活躍した選手です。広島時代には王貞治落合博満に次ぐ史上3人目となる6年連続3割25本塁打を記録しています。2022年からポスティングでカブスに移籍しました。今季はケガも癒えMLBに対応したこともあり昨年を超える成績を残しました。打順も上位を打つことが多く打率はナ・リーグで9位と好成績を残しています。チームにとって必要不可欠な存在になっていると思います。来季も更なる飛躍が期待されますね。

 

千賀滉大(元ソフトバンク)メッツ、30歳、1年目

一軍:試29、回166.1、防2.98、勝12、振202

 千賀選手は長年ソフトバンクでエースとして活躍した選手で、お化けフォークと呼ばれるフォークを武器に活躍が期待されました。ソフトバンクでは7年連続二桁勝利を達成し安定した成績を残せる点が魅力ですね。今季はメジャー1年目ですがナ・リーグ規定投球回達成者の中で防御力2位を記録しています。新人王の記者投票では2位と大谷選手以来の受賞まであと一歩でしたね。来季はサイヤング賞を狙える位置につけていると思います。

 

吉田正尚(元オリックスレッドソックス、29歳、1年目

一軍:試140、率289、安155、本15、打72、得71、盗8、O783

 吉田選手はオリックスの主砲として活躍した選手で、NPBでの通算OPSは960と圧倒的な打撃成績を残している選手です。シーズン前には侍ジャパンとして世界一にも貢献していますね。今季からレッドソックスに移籍していますが、マッチョマンの相性で親しまれました。打率289でナ・リーグ5位の成績を残しています。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

藤浪晋太郎(元阪神オリオールズ、29歳、1年目

一軍:試64、回79、防7.18、勝8、H5、S2、振83

 藤浪選手は阪神時代は主に先発として活躍していた選手です。大谷翔平選手と並んで世代を引っ張る選手でしたが、近年はイップス気味で苦戦していました。ただ、ポテンシャルはあるためメジャーで開花する可能性を秘めていました。今季は当初アスレチックスに加入していましたが、先発としては結果が出ず中継ぎに配置転換されていました。その中継ぎでの活躍が認められシーズン途中にオリオールズにトレード移籍しています。当初は防御率10点を超えていたことを考えるとかなり良化していますね。来季は先発か中継ぎかはわかりませんが活躍を期待したいです。

 

他日本にゆかりのある選手

ヌートバー(日系人カージナルス、26歳、3年目 

一軍:試117、率261、安111、本14、打46、得74、盗11、O784

 ヌートバー選手がWBC侍ジャパンの一員として世界一に貢献した日系人です。母親が日本人というハーフの選手ですね。WBCでは日本ファンの心をガッチリと掴みました。今季は自身最多となる117試合に出場しキャリアハイの成績を残しました。OPS784と打撃成績が良く広い守備範囲で外野手としてかなり優秀な選手ですね。来季は更なる飛躍が期待されます。

 

クワン(日系人ガーディアンズ、26歳、2年目

一軍:試158、率268、安171、本5、打54、得93、盗21、O710

 クワン選手はヌートバー選手と同じく昨年のWBC侍ジャパンの一員として選出が検討された選手です。母方の祖父母が日本人のクオーターの選手です。走攻守がハイレベルな外野手でリードオフマンタイプの選手ですね。今季は自己最多の158試合に出場し93得点を記録しています。ちなみにWBCへの参加も本人は前向きだったため今後侍ジャパンの一員として見られる可能性もあると思います。

 

マクガフ(元ヤクルト)マリナーズ、34歳、1年目

一軍:試63、回70.1、防4.73、勝2、H14、S9、振86

 マクガフ選手は2022年までヤクルトで活躍していた投手です。日本での引退も考えていたようですが、夢を諦めず今季からMLBで勝負することを決断しました。今季は主に勝ちパとして63試合に登板し14ホールド、9セーブと好成績を残しています。MLBでもやっていけるという自信も付いたと思います。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

ジョンソン(元阪神ブレーブス、32歳、4年目

一軍:試67、回62.2、防4.03、勝2、H12、S13、振90

 ジョンソン選手は2019年に阪神で1年間活躍した選手です。NPBでは勝ちパとして40ホールドをマークしています。2020年からはMLBで活躍しており、今季は当初ロッキーズで中継ぎとして活躍していました。その活躍が認められシーズン途中にトレードでブレーブスに移籍しています。最終的に自己最多の67試合に登板しています。来季は更なる飛躍が期待されますね。

 

マルティネス(元ソフトバンクパドレス、33歳、2年目

一軍:試63、回110.1、防3.43、勝6、H15、S1、振106

 マルティネス選手は日本ハムソフトバンクで主に先発として活躍した選手です。気迫あふれる投球でファンからも人気が高かった選手ですね。2022年からMLBに復帰しています。今季は先発、中継ぎ両方でチームの貢献し110回を投げ防御率3点台と起用も難しいながらかなりの好成績を残しています。

 

レイ(元ソフトバンク)ブルワーズ、33歳、1年目

一軍:試26、回124、防4.55、勝6

 レイ選手はソフトバンクで2年間主に先発として活躍した選手です。2023年からアメリカに戻りブルワーズにマイナー契約で加入しました。4月にメジャーに昇格しそこからは先発ローテとして安定した成績を残しました。来季も契約を延長するようですね。継続して成績を残しアメリカンドリームを掴んで欲しいです。

 

メネセス(元オリックスナショナルズ、31歳、2年目

一軍:試154、率278、安161、本13、打89、得71、盗0、O722

 メネセス選手は元オリックスに在籍していた打力が武器の選手です。WBCではメキシコ代表として出場しそこでインパクトを残しました。オリックス入団後も期待されましたが、ドーピング検査で陽性になり退団となってしまいました。2022年から30歳という年で自身初となるメジャー昇格を果たしています。今季はレギュラーとして定着しチームの主軸として活躍しました。来季は更なる飛躍が期待される選手です。

 

ギャレット(元西武)メッツ、31歳、2年目

一軍:試7、回17、防5.82、勝1、振16

 ギャレット選手は元々西武で活躍していた中継ぎ投手です。2022年からナショナルズマイナー契約で移籍しています。その後メジャー昇格を果たし中継ぎ投手として活躍していました。今季は7試合に登板し防御率5点台と納得のいく投球ではなかったと思います。来季はメジャーに定着するべく頑張って欲しいです。

 

バーヘイゲン(元日本ハムカージナルス、33歳、2年目

一軍:試60、回61、防3.98、勝5、振60

 バーヘイゲン選手は元は日本ハムに在籍していた選手で、2022年からアメリカに復帰しています。ケガがちな選手でしたが、今季はケガ無く60試合に登板し防御率3点台と好成績を残しています。来季は数球団からあったメジャーからのオファーを蹴り日本ハムに復帰する予定です。日本ハムは台風の目になりそうです。

 

ロドリゲス(元中日)ブルージェイズ?、26歳

一軍:なし

 ロドリゲス選手は元々中日で活躍していた投手でWBCではキューバ代表として選出されていた選手です。今季はメジャー契約を目指しキューバを亡命しアメリカに移住し日本球界に衝撃を与えましたね。キューバの選手は政府の存在が足かせになりメジャーで活躍するには亡命するしかないという制約もあります。ただ、球団に黙っていきなり亡命するのはいただけないですね。今オフにはメジャーの複数球団からオファーが来ているようで来季からMLBで活躍が期待されています。

 

 

各選手一覧

ナ・リーグ

東地区
ジョンソン(ブレーブス
千賀滉大、藤浪晋太郎(メッツ)
メネセス(ナショナルズ
中地区
今永昇太、鈴木誠也カブス
マルティネス、ブセニッツ(レッズ)
ヌートバー(カージナルス
レイ(ブルワーズ)
西地区
大谷翔平、山本由伸(ドジャース
ダルビッシュ有松井裕樹パドレス
筒香嘉智ジャイアンツ)

ア・リーグ

東地区
吉田正尚レッドソックス
菊池雄星ブルージェイズ
上沢直之(レイズ)
中地区
前田健太(ツインズ)
クワン(ガーディアンズ
西地区
マクガフ(マリナーズ

 

まとめ

 記念では日本人メジャーリーガーもどんどん増えていますね。来季メジャー契約を結んでいる日本人選手は11人になりました。マクガフ選手など元々NPBの球団に在籍していた選手もいるので、メジャーリーグを観戦する際には参考にしてみてください。

 

 

各球団、今シーズンの補強採点2023~横浜DeNAベイスターズ編~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回は今季の補強はどのくらい上手くいったのか、各球団各選手ごとにS~Eの6段階で評価をしたいと思います。評価の明確な基準はなく主の独断と偏見で評価することをご承知おきください。各評価のイメージは以下の通りです。

 

S(補強大成功!!期待以上の大活躍!!!)

A(補強成功!!年俸以上の活躍!!)

B(戦力化に成功!!年俸分の活躍はできた!!) 

C(ある程度の活躍はできたか!)

D(期待値よりは低いが最低限の活躍)

E(活躍ならず)

 

 補強には必ずお金が必要ですので、その費用に見合う活躍をしたかどうかが今回の評価基準の大本になっています。外国人選手に関しては残留で契約したこと自体が補強だと思うので、新加入の選手だけでなく以前から在籍していた選手も評価対象にしています。また、ドラフトで加入したルーキー達は必ずしも即戦力ということではないと思うので振り返りはしますが、評価はしませんので皆さんで評価を考えて欲しいと思います。

※成績は全て2023年の成績です。

 

 

今回はセリーグ3位の横浜DeNAベイスターズです!!!

 

 

目次

  1. ドラフト指名一覧
  2. 日本人選手の評価
  3. 外国人選手の評価
  4. まとめ

 

 

 

 

ドラフト指名選手一覧

1位:松尾汐恩 (大阪桐蔭高) 捕手

一軍:なし
二軍:試104、率277、安95、本7、打51、得34、盗6、O722

 1位の松尾選手は高卒ルーキーということもあり二軍で育成でした。その二軍で高卒ルーキーながら素晴らしい成績を残しトッププロスペクトの片鱗を見せましたね。これだけの成績を残せる高卒ルーキーは楽しみで仕方がないです。来季は一軍でどれだけ出場機会が得られるか注目です。

 

2位:吉野光樹 (トヨタ自動車) 投手

一軍:なし
二軍:試4、回11.1、防11.91、勝1、振7

 2位の吉野選手は大卒社会人ということもあり即戦力として期待されましたが、ケガでの長期離脱がありシーズンのほとんどをリハビリに費やしました。ドラフト前の期待値も高かっただけに悔しい結果だと思います。二軍でもケガの影響もあったのか苦しかったですね。来季は一軍で投げられるように仕上げて欲しいです。。

 

3位:林琢真 (駒澤大) 内野手

一軍:試65、率206、安29、本0、打11、得12、盗7、O476
二軍:試27、率233、安24、本0、打14、得14、盗6、O580

 3位の林選手は即戦力として期待された大卒内野手です。今季は高い守備力を評価され開幕から一軍に帯同しました。複数ポジションを守れるというところもチーム事情を考えたら大きかったです。当初は打撃で苦しみましたが徐々に対応してきたと思います。来季はレギュラー奪取なるか注目です。

 

4位:森下瑠大 (京都国際高) 投手 

一軍:なし
二軍:試9、回28.1、防2.22、勝0、振22

 4位の森下選手は高卒ルーキーということもありイ二軍で育成でした。シーズン前半は体づくりに専念し後半に二軍デビューを果たしましたね。二軍では防御率2点台と好成績を残し将来のエース候補に名乗りを挙げています。来季は開幕から二軍で投げ一軍デビューを目指して欲しいです。

 

5位:橋本達弥 (慶応大) 投手

一軍:なし
二軍:試32、回33、防3.00、勝4、振33

 5位の橋本選手は大卒投手ということもあり、二軍で中継ぎ投手として1年間活躍しました。33回を投げ防御率3.00と安定した投球を見せておりイニングと同じ数の三振を奪っていることも中継ぎ投手としては高評価です。来季は念願の一軍デビューを目指して欲しいです。

 

育成1位:上甲凌大 (四国IL愛媛) 捕手

一軍:
二軍:試64、率241、安48、本3、打16、得21、盗1、O646

 育成1位の上甲選手は元々社会人でプレーしていましたが、プロ入りを目指し会社を辞め独立リーグに加入し育成でプロ入りを勝ち取ったハングリー精神溢れる選手です。今季も二軍でトッププロスペクトの松尾選手がいながら多くの試合に出場し、7月に支配下昇格を勝ち取りました。最終的に二軍で64試合に出場し打率241と捕手の中ではいい成績だと思います。来季は一軍デビューに期待したいです。

 

 

日本人新加入選手

笠原祥太郎(中日、現役ドラフト)年俸:1200万 D 

一軍:試2、回6、防4.50、勝0、振5
二軍:試21、回65.2、防3.31、勝4、振39

 笠原選手は現役ドラフト1期生として中日から加入した選手です。今季はオープン戦で結果を残し開幕ローテ入りを果たしましたが、一軍で2試合あった先発登板で結果を残すことが出来ませんでした。ただ、二軍では先発ローテの一角として回り防御率3点台と安定していました。一軍では結果が出なかったものの苦しい二軍投手陣を支えたことを評価しD評価としました。

 

京田陽太(中日、トレード)年俸:5000万 B 

一軍:試97、率227、安57、本1、打9、得31、盗3、O557
二軍:試17、率269、安18、本1、打8、得6、盗0、O599

 京田選手は長年中日のショートのレギュラーとして活躍した選手で、昨年のオフにトレードで加入していました。今季はショートとしてチーム最多の97試合に出場し堅実な守備でチームを支えました。ただ、長年の課題である打撃は今年も改善しなかったです。打撃成績がもう少しですが、体の強い京田選手がチームの課題であるショートの穴を埋める存在として最低限の活躍を見せたのでB評価としました。

 

西巻賢二(ロッテ、退団を経て加入)年俸:600万 C 

一軍:試7、率000、安0、本0、打0、得1、盗0、O000
二軍:試100、率248、安77、本2、打23、得46、盗16、O701

 西巻選手は楽天、ロッテを経て今季から育成契約で加入した内野手です。今季は二軍で内野複数ポジションを安定して守り、打撃でも好成績を残しました。その活躍が認められ4月に支配下昇格を勝ち取りました。ただ、一軍では中々出場機会に恵まれませんでした。一軍では結果が出なかったものの二軍での貢献度と低年俸を評価しC評価としました。

 

櫻井 周斗(育成から昇格)年俸:1040万 

一軍:なし
二軍:試36、回40、防3.38、勝1、振32

 櫻井選手は元々支配下の選手でしたがケガでの手術を機に育成契約に移行していた選手です。今季は春季キャンプからアピールし体が万全だという確認が取れ4月に支配下復帰を果たしました。一軍での登板はなかったものの二軍では防御率3点台とまずまずの成績を残しています。ただ、一軍での登板がなかったことを踏まえⅮ評価としました。

 

松本 隆之介(育成から昇格)年俸:560万 

一軍:なし
二軍:試9、回14、防1.29、勝1、振20

 松本選手は櫻井選手と同じく元は支配下ながらケガでの手術を機に育成契約に移行していた選手で、櫻井選手と同じタイミングで支配下復帰を果たした選手です。シーズン前半はリハビリに費やしましたが、後半からは二軍で投げられるようになり防御率1.29と来季の飛躍を予感させる投球を見せました。ただ、今季の貢献度は少ないと判断しE評価としました。

 

 

外国人選手

エスコバー(来日7年目)年俸:2億 C 

一軍:試40、回31.2、防4.55、勝3、H16、S5、振35
二軍:試13、回12.2、防2.13、勝2、S1、振8

 エスコバー選手は長年チームの中継ぎ陣を支えてきた鉄腕で今季も様々な場面での活躍が期待されました。ただ、今季は長年の勤続疲労もあったのか40試合の登板に留まり防御率4点台と大幅に悪化しています。安定感に欠けいつものエスコバー選手の姿が見られなかった印象です。高年俸ということもありC評価としました。

 

ガゼルマン(来日2年目)年俸:1億2000万 D 

一軍:試13、回64.2、防4.45、勝3、振43
二軍:試10、回52、防4.85、勝1、振29

 ガゼルマン選手は昨年のシーズン途中に加入し、一軍で先発として好投を見せたことで残留を勝ち取っていた選手です。今季は先発ローテを回っていくことが期待されました。ただ、実際は64回を投げ防御率4点台と結果を残すことが出来ませんでした。イニングを消費してくれていますが、一軍での成績、年俸を総合的に判断しⅮ評価としました。

 

ウェンデルケン(来日1年目)年俸:1億2000万 S

一軍:試61、回59.2、防1.66、勝3、H35、S3、振53
二軍:試3、回3、防0.00、勝0、振4

 ウェンデルケン選手はメジャーで通算144試合に登板した中継ぎ投手です。今季は勝ちパとして起用され防御率1点台と抜群の安定感を見せました。山崎選手、伊勢選手が例年ほどの調子が出なかった中ウェンデルケン選手の存在は大きかったです。今季のAクラス入りはウェンデルケン選手がいなかったらなしえなかったですし、文句なしのS評価です。

 

バウアー(来日1年目)年俸:4億 S

一軍:試19、回130.2、防2.76、勝10、振130
二軍:試5、回26、防1.73、勝1、振30

 バウアー選手はメジャーで2021年にサイヤング賞を獲得した経験のあるバリバリのメジャーリーガーです。2022年に色々とあり今季からDeNAに加入しました。シーズンでは序盤こそ打ち込まれましたが、流石の対応力で勝ち星を積み重ねていきました。中4日でローテを回るなど獅子奮迅の活躍を見せました。メジャーでの実績もありながら日本球界へのリスペクトもあり日本でも多くのファンが出来たと思います。文句なしのS評価です。

 

ソト(来日6年目)年俸:2億5000万 C 

軍:試109、率234、安83、本14、打50、得31、盗0、O731
二軍:試9、率217、安7、本0、打1、得1、盗0、O546

 ソト選手は長年チームのレギュラーとして活躍した選手です。2018、19年には2年連続本塁打王を獲得するなど長打力が武器の選手です。今季は中々調子が上がらずケガ離脱もあり自己ワーストの成績に終わりました。守備も安定感がありますし100試合以上に出場しているので一定の貢献度がありましたが、高年俸ということもありC評価としました。

 

オースティン(来日4年目)年俸:2億 E

一軍:試22、率277、安13、本0、打6、得5、盗0、O756
二軍:試36、率304、安28、本4、打15、得6、盗0、O798

 オースティン選手は2021年に109試合の出場でOPS1.006を記録したこともあるトップクラスの実力を持つ選手です。ただ、ケガが多く中々そのポテンシャルを発揮出来たシーズンがありません。今季もケガで出場出来てもほぼ代打での出場と本来の実力とはほど遠かったと思います。高年俸ということもありE評価としました。

 

アンバギー(来日1年目)年俸:3500万 E 

一軍:試4、率125、安1、本0、打0、得0、盗0、O250
二軍:試66、率172、安32、本7、打27、得22、盗1、O572

 アンバギー選手はケガがちなオースティン選手の代わる外野のレギュラー候補として加入した選手です。今季はシーズンのほとんどを二軍で過ごしその二軍でも結果を残すことが出来ませんでした。一軍に昇格することも少なかったですし低年俸ですがE評価としました。

 

 

まとめ

 DeNAの補強はある程度成功といえると思います。前評判の高かったバウアー選手、ウェンデルケン選手は評判以上に貢献度がありましたし、実績のある京田選手、エスコバー選手、ソト選手も一定の成績を残しています。ただ、それ以外の選手は厳しい成績なのでわきを固める選手が不足している印象です。今季の補強では大成功といえる補強になればと思います。

 

 

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