何はともあれ野球推しです。
ストーブリーグの補強第12弾がありましたね。西武がFAでソフトバンクに移籍した山川選手の人的補償として中継ぎ投手である甲斐野選手を獲得することが発表されました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- 補強の意図
- 今後の補強
各選手詳細
甲斐野 央(27歳)188cm、91㎏、右投、投手、プロ5年目
通算:試160、回143、防3.43、勝7、H48、S11、振164
一軍:試46、回42.2、防2.53、勝3、H11、S2、振39
二軍:試15、回15.2、防3.45、勝0、S3、振25
甲斐野選手は2018年にドラフト1位で加入した大卒投手です。剛速球とフォークのコンビネーションが強力で、オーソドックスな本格派中継ぎ右腕です。ルーキーであった2019年には65試合に登板しており将来の守護神候補として期待されましたが、その後は度重なるケガに悩まされました。昨年は46試合に登板し防御率2点台とケガからの復活を印象付けるシーズンとなりました。二軍も合わせれば61試合に登板しているので、シーズンを通して投げられる状態にあると思います。来季は新天地で心機一転頑張って欲しいです。
補強の意図
この補強は中継ぎとして即戦力として期待出来る甲斐野選手の加入より中継ぎ陣を強化する意図が感じられますね。昨年は球界屈指のセットアッパーである平良選手が先発に転向し長年守護神を務めてきた増田選手が防御率5点台と不調、さらに好成績を残していた森脇選手、佐々木選手がケガ等で来季はほぼ絶望的な状態と中継ぎ陣にかなり不安要素があったので少しでも埋められる補強になると思います。場合によっては守護神を務める可能性もありそうですね。
今後の補強
西武は例年よりも今オフの動きは活発だと思います。不安のある中継ぎ陣を厚くする存在としてアブレイユ選手、ヤン選手と2人の外国人投手を獲得し、山川選手が抜けた穴を埋めるスラッガー候補としてアギラ選手、中々固まらない外野のレギュラーとして期待されるコルデロ選手を獲得しています。外国人補強が迅速かつ的確ですね。また、楽天を退団となった炭谷選手が復帰し捕手陣を強化、さらに呉選手が抜けた穴を埋める存在としてユーティリティープレイヤーの元山選手を獲得と日本人選手まで的確に指名しています。ドラフトもかなり良かったですし、ここに甲斐野選手が加入となると出来ることはやっていると思います。
また、来季は三軍制を導入するということで若手有望株が複数人育成契約に移行されており現在の支配下枠は62人と下からの競争も促す体制になっています。この変革がどう転ぶかにも注目です。
まとめ
今回は山川選手の人的補償で中継ぎエースになれる素質を持つ甲斐野選手を獲得しました。今朝にはレジェンドである和田選手が人的補償の対象になったとの記事も出て波紋を呼んでいましたがそうはならなかったですね。現状の不安な部分に目を向けた的確な補強になったと思います。今後の補強にも注目です。