何はともあれ野球推しです。
ストーブリーグの補強第3弾がありましたね。DeNAがソフトバンクを退団となった森選手、巨人を退団となった堀岡選手、オリックスを退団となった中川選手を獲得するという報道が出ました。
そこで今回は各選手の詳細とこの補強の意図、さらに今後の補強についてまとめたいと思います。
目次
- 各選手詳細
- トレードの意図
- 今後の補強
各選手詳細
森 唯斗（31歳）175cm、91㎏、右投、投手、プロ10年目
通算：試470、回509、防2.94、勝25、H128、S127、振471
2023年一軍：試6、回29.1、防4.60、勝2、振23
2023年二軍：試12、回64.1、防1.54、勝5、振57
森選手は長年ソフトバンクの中継ぎ陣を支えてきた鉄腕です。大きなケガ無く470試合に登板しており通算128ホールド、127セーブと輝かしい実績を誇ります。ただ、2年前に左肘の手術を受けてから武器であるストレートの球威が完全には戻らず、守護神の座を降りてから先発転向など出場機会を模索しましたが中々一軍での登板数を増やせませんでした。二軍では防御率1点台と好成績を残しているだけに長いイニングも一定の目途は立つと思います。先発、中継ぎ両方で戦力になれる選手です。
堀岡 隼人（25歳）183cm、87㎏、右投、投手、プロ7年目
2023年一軍：試3、回3.1、防13.50、勝0、振4
2023年二軍：試43、回53、防1.87、勝5、S8、振57
堀岡選手はストレートの球威が魅力のパワーピッチャーです。育成出身の選手ですが恵まれた体格を持ちポテンシャルの高さを期待されていました。近年では二軍で好成績を残せるようになり今季の二軍防御率は1点台と無双級の投球を見せていました。ただ、一軍ではメンタルの問題なのか中々思い通りの投球ができない期間が続いていました。今オフに巨人を退団となりましたが、心機一転して新天地で覚醒する可能性を秘めています。ちなみに堀岡選手は育成契約との報道です。
中川 颯（25歳）184cm、80㎏、右投、投手、プロ3年目
2023年一軍：なし
2023年二軍：試21、回32.2、防1.38、勝0、振34
中川選手はアンダースローが特徴的な元オリックスの右腕です。タイプ的にはアンダースローながらストレートの球速が140を超えてくるパワーピッチャーです。元ソフトバンクの高橋礼選手のようなイメージに近いです。二軍では好成績を残していましたがオリックス内で色々あったようで一軍での登板は1試合のみで今オフに退団となりました。ただ、やはり二軍では結果が出ている選手なので一軍でも見てみたいですよね。地元のチームに戻ってきてもしかしたら大化けする可能性も0ではないと思います。
補強の意図
今回獲得した3選手はいずれも二軍で防御率1点台と好成績を残している3人で環境が変われば一軍でも通用する可能性のある選手たちです。森選手はこれまでの経験、堀岡選手はパワー、中川選手はアンダースローと3者3様の長所があるのもいいですね。
DeNAは今季先発の柱として活躍した今永選手がメジャー挑戦、石田選手がFA権行使することを発表しており来季チームにいない可能性が高いですね。バウアー選手の去就も不透明ですし、先発陣はかなりの不安を抱えることになると思います。
また、中継ぎも守護神の山崎選手が不安定で長年チームを支えたエスコバー選手の退団も発表されました。今季は中継ぎ陣の層が薄くウェンデルケン選手、伊勢選手、森原選手など特定の選手に多く負担がかかっていました。
森選手、中川選手は先発、中継ぎ両にらみで堀岡選手は中継ぎでの活躍が期待されますね。少しでも投手陣を補強したかったチームの思惑に合致しました。
今後の補強
今回の補強と育成選手で強打の外野手として二軍で好成績を残していた勝又選手の支配下昇格、小深田選手、粟飯原選手の支配下から育成への移行も併せて支配下枠は現在65人となりました。残り5枠ですがエスコバー選手、アンバギー選手が退団となっているので外国人選手の補強は必須ですね。外国人選手を後2人獲ってくるとそれで後3枠になりそこまでの余裕はなくなると思います。バウアー選手、ソト選手の去就次第で外国人補強はかなり様相が変わってくると思います。
また、石田選手の残留交渉ももちろんですが、FA行使を発表しているオリックスの山崎福選手の獲得交渉にも力を入れているようですね。今永選手が抜けることは確定的なので新たな先発の柱としてオリックスの3連覇に貢献し、今季11勝を挙げている山崎福選手が加入するとなればチームとしては大きいですね。
さらに、ソフトバンクを退団となった捕手の九鬼選手を育成契約で打診しているとの報道も出ています。
今オフに退団した選手を見ると投手が多いので投手の補強は可能性は0ではない思いますが、育成選手が多いのでシーズン前には最低でも2枠は空けておきたいです。
まとめ
各球団補強が活発になってきてストーブリーグが盛り上がりを見せています。DeNAの他にも中日やヤクルトなど各球団の補強の報道も出ています。後ほどまとめていきたいと思いますので、ぜひご覧になってください。
