遂にプレミア12開幕!!~日本と戦うグループBのチームと注目選手まとめ~

 

何はともあれ野球推しです。

 

 

 今回はいよいよ13日に初戦が行われるプレミア12について、日本と同じグループBに所属するチームと注目選手を簡単にまとめてみました。それでは見てみましょう!!

 

 

 

 

韓国(世界ランキング:4位)

NPB経験者(なし)

 プレミア12の第1回優勝国である韓国は過去に日本と何度も激闘を繰り広げ因縁のライバルと言われていますが、近年はWBCで3大会連続1R敗退など日本とは差を付けられています。グランド内外での行動から日本の野球ファンはいいイメージを持っていない人も多いですね。ただ、代名詞の強打は未だ健在で若手有望株の投手も複数出てきており未来に向けては明るい材料も多いですね。この大会を糧に韓国野球が飛躍できるか注目です。

 

瑞鉉(キム・ソヒョン)投手

188㎝、86㎏、右投、20歳、未完成で粗削りながらMAX163㎞を投げ込む怪物

 まずは20歳にしてMAX163㎞を投げ込む怪物右腕のキムソヒョン選手です。一昨年のU18世界大会で日本の前に立ちはだかり注目された選手ですね。プロでの実績はまだ少ないですがポテンシャルはメジャー級の選手ですし、今大会で覚醒を迎えれば手の付けられない投球を見せるかもしれません。

 

金兌勁(キム・テギョン)投手

188㎝、86㎏、右投、19歳、卒ながら韓国の守護神を任される神童

 キムテギュン選手は高卒ルーキーながら60試合に登板し投低打高の韓国リーグにおいて防御率2.35の成績を残した神童です。怪物ルーキーと鳴り物入りで入団しながら早速1年目から結果を残しているところを見ると松坂選手を彷彿とさせる選手ですね。メジャーからも注目されており、今大会では守護神を務めることが濃厚です。

 

郭彬(グァク・ピン)投手

187㎝、95㎏、右投、25歳、代表常連の中心投手

 グァクピン選手は近年の韓国代表には必ず選出されている中心選手です。前回のWBC、アジアチャンピオンシップにも出場しておりアジアチャンピオンシップでは日本打線を5回1失点に抑えています。威力のあるストレートとスライダー、カーブなど正統派の好投手で、日本戦での先発も予想される投手です。

 

金倒永(キム・ドヨン)三塁手

183㎝、85㎏、右投右打、21歳、メジャーも注目する韓国の山田哲人

 キムドヨン選手は今大会の韓国代表で最も注目されている選手です。高卒3年目の今季大ブレイクを果たし打率347、38本塁打、109打点、40盗塁、OPS1.067とトリプルスリーを超える凄まじい成績を残しています。さらに143得点はリーグ新記録と記録に残るシーズンとなりました。MLB.comでも「今大会注目の8選手」の内の1人に選ばれており、海外の選手相手にどこまでやれるか注目です。

 

 

 

台湾(世界ランキング:5位)

NPB経験者:チェン(ロッテ、横浜)、張(オリックス、西武)

 近年、世代別の大会でも結果を残し着々と力をつけている台湾は今年のU18アジア大会でも決勝で日本をやぶり優勝を果たしている要注意チームです。今回は代表に選ばれていませんが、楽天の宋選手など日本の球団にも台湾の選手が増えてきています。今回もロッテ、ベイスターズでプレーしたチェン・グアンユウ選手やオリックスでプレーした張奕選手など日本でプレーした経験のある選手も複数選出されています。 

 

林昱珉(リン・ユーミン)投手

180㎝、73㎏、左投、21歳、3Aでプレーする若手有望株

 林選手は大学進学後に直接メジャー球団ダイヤモンドバックスと契約し今季3Aに昇格した将来性抜群の左腕です。今年の開幕前のメジャー公式有望株ランキングでは全体74位にランクインしていた選手で、150㎞前後のストレートとカーブ、チェンジアップを投げ分ける先発タイプの投手です。日本戦で登板するようなら要注意人物です。

 

吉力吉撈鞏冠(ギリギラオ・ゴングァン)捕手

180㎝、104㎏、右投右打、30歳、過去に3Aまで登り詰めた実力者

 ギリギラオ選手は大学在学中からアメリカでプレーしていた選手で、2018年には3Aまで登り詰めた実力者です。2020年まで3Aでプレーしていましたが、コロナの影響でアメリカで野球が出来なくなり出場機会を求め台湾に帰ってきました。台湾では2022~23年に2年連続で本塁打王を獲得し、今年もリーグ2位の23本塁打を放っている強打が特徴です。打線の核として要注意です。

 

林立(リン・リー)二塁手

182㎝、86㎏、右投右打、28歳、台湾リーグで三冠王を達成したスター選手

 林選手は台湾リーグでトップを走り続けるスター選手です。2022年は三冠王を達成し名実ともにトップ選手となりました。今年も打率353で首位打者を獲得しており、打棒は衰えてないですね。台湾の打線の核として期待されている選手です。

 

 

 

キューバ(世界ランキング:8位)

NPB経験者:モイネロ(SB)、Rマルティネス(中日)、ロペス(巨人)
      アルバレス(中日)、サルディ(SB育成)、Aマルティネス(日本ハム
      デスパイネ(SB)、サントス(ロッテ)、ドレイク(日本ハム

 「赤い稲妻」の異名を持つ強豪国。ソフトバンクのモイネロ選手 、中日のマルティネス選手など日本でプレーしている選手が多く馴染みの選手が多いのが特徴です。ここ数年は国際大会で苦しんでいましたが、前回のWBCでベスト4となり不振を脱しています。今回選ばれた選手も粒ぞろいで要注意チームの1つです。

 

リバン・モイネロ投手

178㎝、69㎏、左投、28歳、ソフトバンクで活躍する最強左腕

 ソフトバンクでプレーするモイネロ選手は言わずもがな要注意人物ですね。今季は先発転向にも対応し最優秀防御率のタイトルも獲得しているNPBでトップクラスの選手です。「モイネロの攻撃」とも言われる凶悪な投球が持ち味で調子の良い時は手を付けられません。日本戦で登板となれば何とか打ち崩したいです。

 

ライデル・マルティネス投手

193㎝、93㎏、右投、28歳、NPB史上最強格のリリーバー

 こちらも言わずもがな中日の守護神を務めるマルティネス選手です。今季は3年連続の防御率0点台こそ逃すもそれでも防御率1.09と圧倒的な投球を見せました。キューバ代表でも中心選手として大事な場面で起用されそうですね。今年で中日との契約が切れるため今オフの去就も注目されています。

 

レオダン・レイエス投手

181㎝、75㎏、右投、24歳、右のモイネロとも言われる剛腕

 レイエス選手は「右のモイネロ」の異名を持つ若手有望株の投手です。日米のスカウトから高い評価を受けており、2022年オフには亡命しメジャー球団のナショナルズと仮契約まで済ませていましたが、メディカルチェックで右ひじの異常が発覚したことで契約が白紙となりキューバに戻って来ていました。今大会での活躍しだいでは来季契約するNPB球団も現れるかもしれません。

 

アリエル・マルティネス一塁手

190㎝、95㎏、右投右打、28歳、日本ハムでプレーする右の強打者

 日本ハムでプレーするアリエル選手も注目ですね。中日時代から日本野球に対応していた右の強打者で、今季も13本塁打、57打点とチームの打線の核として機能していました。捕手もできますが今回のキューバ代表ではファーストやDHがメインとなりそうです。

 

ヨアン・モンカダ二塁手

188㎝、93㎏、右投両打、29歳、野球センス抜群の現役メジャーリーガー

 モンカダ選手はメジャーで通算747試合出場、97本塁打を放っている現役のメジャーリーガーです。レッドソックス時代の2016年にメジャーデビューを飾り、翌年からホワイトソックスで9年間プレーしています。2019年には1シーズンで25本塁打を放ったシーズンもありました。今季はケガの影響もあり12試合の出場に留まりましたが、実力は十分ですね。メジャーリーガーは今大会に出場出来ませんが、今年で契約が切れるため出場が認められたのだと思います。

 

 

 

ドミニカ共和国(世界ランキング:9位)

NPB経験者:コルニエル(広島)、アルカンタラ(日本ハム)、ハンソン(日本ハム

 古くから多数のメジャーリーガーを排出している強豪国です。第3回のWBCでは日本の三連覇を阻み優勝国となっていますが、今大会はメジャーリーガーは召集できないためそこまで名前が挙がっていません。ただ、広島のコルニエル選手や昨年日本ハムに在籍していたハンソン選手などNPB経験者も複数いるので油断は出来ない相手です。

 

コルニエル投手

194㎝、104㎏、右投、29歳、最速165㎞のパワーピッチャー

 5年間広島でプレーするコルニエル選手は通算86試合に登板する実力者です。最速165㎞を計測するストレートが武器のパワーピッチャーで常時150㎞を超えてきます。先発、中継ぎ両方に対応できますが、今季は中継ぎ起用がメインだったので今大会も中継ぎでの起用が予想されます。

 

 

 

オーストラリア(世界ランキング:11位)

NPB経験者:なし

 グループBの中で最も世界ランキングの低いチームですが、前回のWBCでは韓国を敗り初の第1Rを突破するなど近年躍進が見られる要注意チームです。ほとんどが地元の豪州リーグかアメリカのマイナーでプレーしており、今大会では元メジャーリーガーも複数人選出されるなど粒ぞろいです。

 

ワーウィック・サーポルド投手

185㎝、89㎏、右投、34歳、MLBで3年間プレーした軟投派投手

 サーポルド選手はメジャー球団のタイガースで3年間プレーした実力者です。2016~18年まで82試合に登板しており、その後は韓国リーグで先発投手として好成績を残していました。今年は地元のオーストラリアでプレーしており、どの程度の実力が保てているか注目です。

 

アーロン・ホワイトフィールド外野手

193㎝、95㎏、右投右打、28歳、大谷と共にプレーした経験を持つ元メジャーリーガー

 ホワイトフィールド選手はエンゼルス時代に大谷選手ともプレーした経験を持つ俊足巧打の外野手です。現在は2Aでプレーしていますが、持ち前の俊足を活かした広い守備範囲に定評があり、1番センターを定位置としています。今大会でアピールを重ねメジャー再昇格、もしくはNPB移籍を狙います。

 

トラビス・バザーナ二塁手

183㎝、90㎏、右投左打、22歳、今年MLBドラフトの全体1位で指名された未来のメジャーリーガー

 バザーナ選手はオーストラリアだけでなく今大会で最も注目されている選手の1人です。今年のMLBドラフトで全体1位指名を受けた超有望株で広角に長打を放つ打撃技術と平均以上のスピードを併せ持つ強打のセカンドです。アメリカの大学で実績を積み4年時に打率4割越えと圧倒的な成績を残し今回の高い評価を受けました。今年はマイナーリーグでのプレーに留まりましたが、MLBのプロスペクトランキングでは12位にランクインしており、将来メジャーでプレーすることが期待されています。

 

 

 

まとめ

 いかがでしょうか。日本と戦うライバルチームの簡単な総評がわかればプレミア12をもっと楽しめると思います。