何はともあれ野球推しです。
先日行われたドラフト会議後に各球団の簡単な総評を書いた記事が凄まじい閲覧数となっていてかなりビビッています(笑)。
私もドラフト会議を楽しみにしていましたし、皆さんも楽しみにしていた人が多かったのだと思います。
今回は1球団ごとにドラフトで指名された選手の詳細と指名の意図、指名全体の感想、今後の補強についてをまとめてみました。
今回は即戦力ドラフトで来季リーグ優勝を目指す!!
目次
- ドラフト指名一覧
- 各選手詳細と指名の意図
- 全体の感想
- 今後の補強について
ドラフト指名一覧
1位:金丸 夢斗(関大)投
竹田 祐(三菱重工West)
2位:篠木健太郎(法大)投
3位:加藤 響(四国IL・徳島)内
4位:若松 尚輝(四国IL・高知)投
5位:田内 真翔(おかやま山陽)投
6位:坂口 翔颯(国学院大)投
指名終了
育成指名
1位:小針 大輝(日大鶴ケ丘)外
2位:吉岡 暖(阿南光)投
3位:金渕 光希(八戸工大一)投
指名終了
1位:竹田 祐(三菱重工West)
184㎝、95㎏、右投、25歳、社会人トップクラスの即戦力右腕
1位は金丸選手を外したものの社会人トップクラスの右腕である竹田選手を指名しました。学生時代からアマチュアの第一線を走り続けている選手ですね。元々総合力の高い投手でしたが、今季はフォームを見直したことで出力が向上し最速153㎞を計測しました。正直、1位だとは思いませんでしたが、プロでも先発として勝負できる選手ですし、即戦力が欲しいチームとしては評価が高いのも納得です。
2位:篠木健太郎(法大)投
177㎝、80㎏、右投、22歳、ノビのあるストレートが持ち味の即戦力右腕
2位で法政大の篠木選手を指名しました。高校時代から評判の選手で大学進学後も下級生の頃から大学日本代表にも選出されていた実績のある選手です。4年まで順調に成長し1位候補と言われるまでになりました。一番の武器は最速157㎞のストレートでノビのある快速球を投げます。野球センスも抜群でフィールディングに関してはプロでもトップクラスだと思います。1年目から先発ローテに割って入れる実力を持っています。
3位:加藤 響(四国IL・徳島)内
180㎝、85㎏、右投右打、22歳、内野複数ポジションを守る強打のショート
3位は独立リーグから強打のショートである加藤選手を指名しました。高校時代から評判の選手で高校通算32本塁打の実績がありますね。走攻守で高いポテンシャルを発揮していて将来性を見込んでの指名となりました。チーム編成的にも右打ちの内野手は不足していたのでいい選手を指名出来たと思います。少年時代にはベイスターズジュニアも所属していたということで地元のチームで開花して欲しいです。
4位:若松 尚輝(四国IL・高知)投
184㎝、88㎏、右投、24歳、プロ予備軍から送り込まれた本格派右腕
4位は毎年複数人のプロ野球を排出する四国ILからリーグ屈指の好投手である若松選手を指名しました。回転数の高いストレートが武器で狙って空振りを取れる球質があります。先発、中継ぎ両方適正があり早い段階で一軍で戦力となってくれる選手です。投手を始めたのが大学3年生からなので歴が浅くまだ成長の余地もありそうです。
5位:田内 真翔(おかやま山陽)内
177㎝、79㎏、右投右打、17歳、高い身体能力を持つ強打のサード
5位はおかやま山陽高校から田中選手を指名しました。スカウト評を見るとチームとしては高校生内野手としてはNo1の評価をしていたようですね。特に打撃の評価が高いようで宮崎選手の後釜候補として期待したいですね。野球にひたむきに向き合う姿勢にも定評があるようです。
6位:坂口 翔颯(国学院大)投
180㎝、80㎏、右投、22歳、総合力の高い勝てる投手
6位は国学院大学から坂口選手を指名しました。下級生の頃からチームの主戦を担ってきた選手でストレートの威力、変化球のキレともに申し分ない実力者です。4年時にケガがありアピールすることが出来ませんでしたが、ケガさえなければ上位候補と言われていた選手です。ケガの影響で時間はかかるかもしれませんが、体を万全にして活躍を期待したいです。
育成
育成ではポテンシャルの高い高卒選手を3人指名しました。
1位の小針選手は191㎝と恵まれた体格を持つ大型外野手、2位、3位では吉岡選手、金渕選手と左右の好投手を指名しています。将来に向けて期待の膨らむ3人です。
指名全体の感想
竹田選手、篠木選手、若松選手、坂口選手と弱点である投手陣を手厚く補強する指名となりましたね。今季は3位からの下剋上で日本一となりましたが、来季リーグ優勝するに向けて必要な戦力になるはずです。
内野手も強打の右打ち2人と支配下の足りないところをしっかりと埋めました。
指名後のドラフト採点では厳しい意見が出たりもしていますが、個人的にはいい指名だったと思います。
今後の補強
さてドラフトが終わったので今後の補強はFA、外国人、トレード、元NPB選手の引き抜き、育成からの昇格、現役ドラフトの6つの手段に絞られると思います。まだ、退団となる選手が出そろってないですし、トレードは他球団との兼合い、現役ドラフトは市場に出る選手がわからないということもあるので中々考察するのは難しいですが、現在わかっている範囲で補強を考えたいと思います。ちなみに現役ドラフトはプラスアルファだと思うので、ここでは考察はしません。
主な退団選手
投手:石川、高田、三浦
野手:大和、大田、楠本、西浦(引退)、フォード
入る選手がいるということは出る選手もいるのでここをまとめないわけにはいきませんね。
既存の支配下選手を見ると現在、オリックスの支配下から外れる選手は育成再契約も含め7人が発表されています。ドラフトの支配下選手は6人なので枠はそこまであいていませんね。ただ、外国人選手を多く保有しているのでこの選手の動向次第で枠が空いてくると思います。
ドラフト前に挙げた補強ポイント
※()内優先度
即戦力投手(高)→竹田、篠木、若松、坂口?
左投手(高)→なし
若手一三塁手(高)→加藤、田中
二遊間(中)→加藤
外野手(中)→小針(育成)
即戦力投手を中心に補強ポイントを埋めてきました。出来れば中継ぎ左腕も欲しかったですが、市場的にしょうがなかったかなと思います。
年齢分布的に外野手も欲しかったですが、現在外野の3ポジションは激戦区となっていて急を要する必要はないので、高卒の外野手を育成で追加したのは良かったと思います。
外国人
在籍中の外国人選手
赤字:残留濃厚
投手:ウェンデルケン、ジャクソン、ケイ、ウィック、ディアス
野手:オースティン、フォード
外国人選手は一軍に登録できるのが5人、ベンチ入りは4人というルールがあるのでそのことを頭に入れながら補強を考えていきたいです。
投手のジャクソン選手、ケイ選手、ウィック選手、ディアス選手、野手のオースティン選手は残留が決まっていますね。いずれも今季活躍していて欠かせない選手たちですし、残留が決まっているのは朗報です。オースティン選手とポジションが被っているフォード選手は退団が濃厚ですが、日本シリーズの打撃を見る限り他球団から声がかかりそうな選手ですね。ウェンデルケン選手は未定ですが、今季ケガで登板数が増えなかったものの接戦時でも登板できる貴重な選手です。年俸面で折り合いがつけば残留してほしいです。
報道では中日のマルティネス選手やバウアー選手の獲得調査を行っているようですが、外国人投手が飽和状態なので獲得しても運用が難しくなりますし、今回は見送ってもいいのかなと思います。
野手はオースティン選手1人なので追加は欲しいですが、ファースト専の選手だとオースティン選手が健在であればフォード選手のように出場機会を失ってしまうので、外野手や二遊間を守れる選手が理想です。
FA
今季国内FA権を取得する佐野選手の引き留めに注力したいです。ここ2年成績が下降しているとはいえ打線の核となる選手ですし、チームの看板選手なので流出は避けたいです。
また、FA権を行使することを表明したソフトバンクの石川選手も狙いたいですね。来季リーグ優勝に向けては先発の頭数が足りていないですし、加入してくれれば心強いです。
獲得調査との報道があった楽天の酒居選手、中日の高橋周平選手はいずれもFA権を行使せず自チームへ残留となりました。
トレード
トレードは他球団との兼合いもありますが、選手同士のトレードであれば支配下枠の増減がないのが利点ですね。トレードが積極的なチームではないですが、近年では森原選手など戦力となる選手が出てきているのでここも検討したいです。
先発の頭数が足りていないので他球団で実績のある選手を狙いたいですね。楽天の辛島選手あたりが獲得出来れば大きいです。
元NPB選手の引き抜き
現在、阪神を退団となった岩田選手の獲得調査報道が出ていますね。DeNAは今季中継ぎ左腕は坂本選手に頼りきりの状態だったので、薄い中継ぎ左腕の補強に乗り出したのだと思います。岩田選手はサイドスローで対左の成績は毎年いいのでワンポイント的な出番がもらえると思います。
他にもソフトバンクを退団となる三浦選手は二軍で好成績を残している先発左腕なので、獲得を検討してもいいと思います。
育成からの支配下昇格
DeNAは今季堀岡選手、ディアス選手と2人の支配下昇格がありましたね。例年2人前後の昇格があるので来季もそのくらいになると思います。
最有力候補は先発左腕の庄司選手です。今季は大卒ルーキーながら二軍で19試合に先発し防御率2.35、8勝と好成績を残しています。先発の頭数は足りないですし、来季も同じような内容であれば昇格候補に挙がってきそうです。
中継ぎの渡辺選手も昇格候補の1人です。今季二軍で48試合に登板し防御率2.25と好成績を残しています。フォークが武器で奪三振率が高いのも特徴です。
野手では捕手の九鬼選手が打率264、OPS753と好成績を残しています。DeNAの捕手は激戦区ですが、打撃でアピール出来ればチャンスはあると思います。
他にも蓮選手や高見澤選手など二軍で積極的に起用されている選手が候補になります。
まとめ
DeNAは即戦力投手中心に指名し来季リーグ優勝を狙う体制を整えましたね。ドラフト採点の記事を見ると低い点数の記事が多いですが、個人的にはいいドラフトだったと思います。
今オフの動きも活発に行っていますし、本格的に勝負をかけるシーズンとなりそうです。
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